JP3400596B2 - 熱定着装置 - Google Patents

熱定着装置

Info

Publication number
JP3400596B2
JP3400596B2 JP06566595A JP6566595A JP3400596B2 JP 3400596 B2 JP3400596 B2 JP 3400596B2 JP 06566595 A JP06566595 A JP 06566595A JP 6566595 A JP6566595 A JP 6566595A JP 3400596 B2 JP3400596 B2 JP 3400596B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
heat
fixing device
detectors
temperature detectors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06566595A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08262920A (ja
Inventor
浩司 白杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP06566595A priority Critical patent/JP3400596B2/ja
Publication of JPH08262920A publication Critical patent/JPH08262920A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3400596B2 publication Critical patent/JP3400596B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、プリンタ、ファ
クシミリなどに用いられる熱定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱定着装置は、複写機、プリンタ、ファ
クシミリなどに用いられており、定着ローラと加圧ロー
ラにより用紙上のトナーを定着させる熱ローラ定着装置
や雰囲気定着装置などがある。熱ローラ定着装置は、そ
の利用可能な用紙のサイズに合わせて2本に分割して構
成された発熱器と、この2本の発熱器により加熱される
定着ローラと、この定着ローラに圧接される加圧ローラ
と、2本の発熱器に対応して設けられた2つの温度検出
器と、この2つの温度検出器からの温度検出信号により
2本の発熱器の独立した点灯制御を行って定着ローラの
表面温度を適正な温度に制御する制御手段とを有し、定
着ローラと加圧ローラとの間を通過する用紙に対して定
着ローラと加圧ローラにより加熱及び加圧を行って用紙
上のトナーを定着させるものがある。
【0003】また、特開平3ー185482号公報に
は、内部に加熱用のヒータを配設した加熱ローラと、該
加熱ローラに所定の圧力で接している加圧ローラと、上
記ヒータの駆動制御手段とを有し、未定着画像を有する
転写材が上記加熱ローラと加圧ローラとの間に通紙され
て挟圧搬送されながら定着される定着装置において、上
記加熱ローラ内に該加熱ローラの両端部での発熱量が中
央部よりも大である第1のヒータと、上記中央部での発
熱量が上記両端部よりも大きい第2のヒータを設け、上
記ヒータの駆動手段は、上記第1のヒータへの通電を通
紙時及び非通紙時において行い、上記第2のヒータへの
通電を通紙時にのみ行うように設定されていることを特
徴とする定着装置が記載されている。
【0004】特開平4ー240683号公報には、内部
に熱源を有して回転する定着ローラと、該定着ローラに
圧接して回転する加圧ローラと、定着ローラの表面温度
を検知する検知手段と、該検知手段からの信号により前
記熱源をコントロールし、定着ローラの表面温度を所定
の温度に制御する制御手段とを有する定着装置におい
て、前記熱源を定着ローラの軸方向に沿って発生熱量分
布が異なり、選択的にいずれか1つが使用される複数の
棒状発熱体から構成し、且つ検知手段を定着ローラの通
常の通紙領域に配される第1の検知手段と、転写紙が最
も通紙されにくい領域に配設される第2検知手段とから
構成し、第1の検知手段からの温度信号に基づき発熱体
のコントロールを行うと共に、第2の検知手段からの温
度信号の上限値、下限値に基づき発熱体を切り替え使用
する機能を前記制御手段に付与したことを特徴とする定
着装置が記載されている。
【0005】特開昭57ー63570号公報には、少な
くとも一方が加熱されたローラ対でトナー像担持材を挟
持搬送することによりトナー像をその担持材に定着する
定着装置において、ローラ加熱手段であって、ローラの
長手方向に関する発熱分布が夫々異なった複数の熱源を
有する加熱手段と、ローラ対の少なくとも一方の温度を
ローラ長手方向に関して異なった複数の位置で検出する
温度検出手段と、この温度検出手段からの信号により上
記複数の熱源を選択的に動作させる制御手段とを備えた
ことを特徴とする定着装置が記載されている。
【0006】特開平2ー21665号公報には、トナー
像を担持させた像記録体に接触して回転し、像記録体に
トナー像を定着させるローラと、上記ローラの軸方向の
全長より短い第1の領域を加熱する第1ヒータと、上記
ローラの軸方向の上記第1の領域以外の第2の領域を加
熱する第2ヒータと、上記ローラの第1の領域に備えら
れ、この領域の表面温度を検知する温度検知手段と、上
記温度検知手段の検知温度に基づいて上記第1ヒータと
第2ヒータとをオン・オフ制御する制御回路と、上記ロ
ーラの第2の領域に備えられ、この領域の温度が所定の
温度以上になった時に上記第2ヒータをオフにする温度
スイッチとを有することを特徴とするトナー像定着装置
が記載されている。
【0007】特開昭57ー53773号公報には、加熱
ローラとこれに圧接する圧接ローラとにより記録紙上の
トナー像を定着させる熱ローラ定着装置において、熱伝
導率が100Kcal/m・h・deg以下の材質によ
り加熱ローラの芯金を形成し、この芯金内に最大通紙サ
イズに必要なヒータ発光長を適当な長さに2分割して2
本のヒータに分けてその発光部を重複しないようにずら
して配置し、加熱ローラの芯金上に2本のヒータに対応
して2つの温度検知素子を設けるようにしたものが記載
されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記熱定着装置におい
て、2本の発熱器と、この2本の発熱器により加熱され
る定着ローラと、2本の発熱器に対応して設けられた2
つの温度検出器と、この2つの温度検出器からの温度検
出信号により2本の発熱器の独立した点灯制御を行って
定着ローラの表面温度を適正な温度に制御する制御手段
とを有ものでは、2つの発熱器に対応した2つの温度検
出器が誤配線により互いに反対に設置されると、2つの
発熱器の各々の独立した点灯制御が異常になり、適正な
温度制御が行えなくなる。また、他の定着装置でも、誤
配線により温度検出器が適正でない位置に設置される
と、適正な温度制御が行えなくなる。本発明は、上記問
題を改善し、誤配線による温度制御の異常を防止するこ
とができる熱定着装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、第1及び第2の発熱器と、
この第1及び第2の発熱器による温度上昇を検出する
つの温度検出器とを有する熱定着装置において、前記2
つの温度検出器の各々は、前記第1及び第2の発熱器に
よる温度上昇をともに検出可能な位置に設けられ、前記
第1及び第2の発熱器と前記2つの温度検出器との対応
関係を判別する判別手段と、前記2つの温度検出器のう
ち、前記第1の発熱器に対応すると判別された温度検出
器からの検出信号に基づいて、前記第1の発熱器を制御
するとともに、前記2つの温度検出器のうち、前記第2
の発熱器に対応すると判別された温度検出器からの検出
信号に基づいて、前記第2の発熱器を制御する制御部
備えたものである。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の熱
定着装置において、前記判別手段による前記第1及び第
の発熱器と前記2つの温度検出器との対応関係の判別
が完了するまでは前記第1及び第2の発熱器のうちの片
方の発熱器のみ点灯させるものである。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の熱定着装置において、前記判別手段は、前記第1
及び第2の発熱器と前記2つの温度検出器との対応関係
の判別を前記第1及び第2の発熱器のうちの片方の発熱
器が点灯してから所定時間後の前記2つの温度検出器か
らの温度検出値に基づいて行うものである。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載の熱定着装置において、前記判別手段は、前記第1
及び第2の発熱器と前記2つの温度検出器との対応関係
の判別を前記第1及び第2の発熱器のうちの片方の発熱
器が点灯してから第1の所定時間後の前記2つの温度検
出器からの温度検出値と第2の所定時間後の前記2つの
温度検出器からの温度検出値に基づいて行うものであ
る。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明では、第1及び第2の発熱
器と2つの温度検出器との対応関係が判別手段により判
別される。制御部は、2つの温度検出器のうち、第1の
発熱器に対応すると判別された温度検出器からの検出信
号に基づいて、第1の発熱器を制御するとともに、2つ
の温度検出器のうち、第2の発熱器に対応すると判別さ
れた温度検出器からの検出信号に基づいて、第2の発熱
器を制御する。請求項2記載の発明では、請求項1記載
の熱定着装置において、判別手段による第1及び第2
発熱器と2つの温度検出器との対応関係の判別が完了す
るまでは第1及び第2の発熱器のうちの片方の発熱器の
みが点灯される。
【0014】請求項3記載の発明では、判別手段は、
1及び第2の発熱器と2つの温度検出器との対応関係の
判別を第1及び第2の発熱器のうちの片方の発熱器が点
灯してから所定時間後の2つの温度検出器からの温度検
出値に基づいて行う。請求項4記載の発明では、請求項
1または2記載の熱定着装置において、判別手段は、
1及び第2の発熱器と2つの温度検出器との対応関係の
判別を第1及び第2の発熱器のうちの片方の発熱器が点
灯してから第1の所定時間後の2つの温度検出器からの
温度検出値と第2の所定時間後の2つの温度検出器から
の温度検出値に基づいて行う。
【0015】
【実施例】図1は本発明の一実施例の概略を示す。この
実施例は、請求項1〜4記載の発明の実施例であり、複
写機、プリンタ、ファクシミリなどに用いられる熱ロー
ラ定着装置の一例である。この熱ローラ定着装置は、定
着ローラ11と、この定着ローラ11に圧接される図示
しない加圧ローラとを有し、定着ローラ11と加圧ロー
ラとの間を通過する用紙に対して定着ローラ11と加圧
ローラにより加熱及び加圧を行って用紙上のトナーを定
着させる。
【0016】定着ローラ11内には当該装置で利用可能
な用紙のサイズに合わせて構成された2つの発熱器とし
てのヒータ12,13が設けられる。ヒータ12は定着
ローラ11の中央部を加熱し、ヒータ13は定着ローラ
11の両端部を加熱する。定着ローラ11の表面には2
つのヒータ12,13の独立した点灯制御に用いられる
2つの温度検出器としてのサーミスタ14,15がヒー
タ12,13に対応して設けられ、サーミスタ14が定
着ローラ11の中央部の温度を検出してサーミスタ15
が定着ローラ11の両端部の温度を検出する。
【0017】ヒータ14,15は、一端がAC系遮断用
リレーRA1の常開接点RA1aを介してAC100V
の交流電源に接続され、他端がそれぞれトライアックか
らなるスイッチ素子16,17を介してアースに接続さ
れる。トライアック16,17はドライバ18,19に
よりそれぞれ駆動され、ドライバ18,19はCPU
(マイクロコンピュータ)からなる制御手段20により
制御される。AC系遮断用リレーRA1のコイルはトラ
ンジスタ21を介してDC24Vの電源に接続され、ト
ランジスタ21はドライバ22により駆動される。
【0018】CPU20は、後述するように誤配線がな
ければ、サーミスタ14からの温度検出信号によりドラ
イバ18を制御してトライアック16をオン/オフさせ
ることによりヒータ12の点灯/消灯の制御を行い、サ
ーミスタ15からの温度検出信号によりドライバ19を
制御してトライアック17をオン/オフさせることによ
りヒータ13の点灯/消灯の制御を行う。この場合、C
PU20は、サーミスタ14,15からの温度検出信号
を内部でA/D変換し、プログラムに基づいて定着ロー
ラ11の温度データに変換する。
【0019】本実施例は複写機等に用いられるが、その
複写機等のカバースイッチからの入力信号がCPU20
に入力される。カバースイッチは複写機等のカバーの開
閉によりオン/オフして複写機等のカバーの開閉状態を
検出する。CPU20は、カバースイッチからの入力信
号によりカバー開時にはドライバ22を制御してトラン
ジスタ21をオフさせることによりAC系遮断用リレー
RA1のコイルへの通電を遮断して常開接点RA1aを
開かせ、これにより電源からヒータ12,13へ電力が
供給されなくなる。また、CPU20は、カバースイッ
チからの入力信号によりカバー閉時にはドライバ22を
制御してトランジスタ21をオンさせることによりAC
系遮断用リレーRA1のコイルへの通電を行わせて常開
接点RA1aを閉じさせ、これにより電源からヒータ1
2,13への電力供給がそれぞれトライアック16,1
7のオン時に行われる。
【0020】図2〜図5は本実施例におけるCPU20
の制御内容を示すフローチャートである。図2はCPU
20の電源投入時の処理フローを示す。CPU20は、
電源投入時には各種のイニシャライズ処理を行い、電源
投入時であることを示す“電源ONフラグ”をオンさせ
る。なお、CPU20はこの電源投入時の処理フローを
電源投入時に1回だけ行う。
【0021】図3はCPU20が温度検出器の判別処理
(温度検出器14,15のヒータ12,13に対する対
応関係の判別)を開始するための処理フローを示す。C
PU20は、まず、電源投入時であるか否かを判断する
ために“電源ONフラグ”がオンしているか否かをチェ
ックし、“電源ONフラグ”がオンしていなければリタ
ーンする。また、CPU20は、“電源ONフラグ”が
オンしていれば“電源ONフラグ”をオフさせ、ドライ
バ18を制御して2本のヒータ12,13のうちの一方
のヒータ12を点灯させる。
【0022】次に、CPU20は、温度検出器14,1
5のヒータ12,13に対する対応関係の判別中である
ことを示す“温度検出器判別中フラグ”をオンした後
に、この時点で、つまり、ヒータ12が点灯してから任
意時間後の時点で、サーミスタ14からの温度検出信号
を読み取って“第1温度(1)”のバッファへ格納し、
サーミスタ15からの温度検出信号を読み取って“第1
温度(2)”のバッファへ格納する。
【0023】最後に、CPU20は、任意時間経過後に
各々の温度検出器の温度検出信号を読み取って温度検出
器14,15のヒータ12,13に対する対応関係を判
別するために“第2温度読み取り用タイマ”をスタート
させる。CPU20は、この処理フローを“電源ONフ
ラグ”がオンしている時のみ実行する。従って、図2の
処理フローと同様に図3の処理フローも電源投入後に1
回だけ実行される。
【0024】図4はCPU20が図3の処理フローを受
けて温度検出器14,15のヒータ12,13に対する
対応関係を判別するための処理フローである。CPU2
0は、まず、図3の処理フローが実行されたか否かを判
定するために“温度検出器判別中フラグ”がオンしてい
るか否かをチェツクし、“温度検出器判別中フラグ”が
オンしていなければリターンする。
【0025】CPU20は、“温度検出器判別中フラ
グ”がオンしていれば“第2温度読み取り用タイマ”が
タイムアップしたか否かをチェツクし、“第2温度読み
取り用タイマ”がタイムアップしていなければリターン
する。CPU20は、図3の処理フローによる“第2温
度読み取り用タイマ”のスタート処理を受けて図示しな
いタイマカウントアップ処理により“第2温度読み取り
用タイマ”を時間の進行に伴って加算していく。CPU
20は、“温度検出器判別中フラグ”がオンして“第2
温度読み取り用タイマ”がタイムアップすれば温度検出
器14,15のヒータ12,13に対する対応関係の判
別の終了を示すために“温度検出器判別中フラグ”をオ
フし、図4の処理フローに示すような以下の処理を行
う。
【0026】CPU20は、最初にサーミスタ14から
の温度検出信号を読み取って“第2温度(1)”のバッ
ファへ格納し、サーミスタ15からの温度検出信号を読
み取って“第2温度(2)”のバッファへ格納する。次
に、CPU20は、“第2温度(1)”のバッファ内の
温度データと“第1温度(1)”のバッファ内の温度デ
ータとの差を演算することによりサーミスタ14の検出
温度変化を求め、その差を“温度差1”のバッファに格
納する。また、CPU20は、“第2温度(2)”のバ
ッファ内の温度データと“第1温度(2)”のバッファ
内の温度データとの差を演算することによりサーミスタ
15の検出温度変化を求め、その差を“温度差2”のバ
ッファに格納する。
【0027】次に、CPU20は、“温度差1”のバッ
ファ内のデータと“温度差2”のバッファ内のデータと
を比較することによってサーミスタ14の検出温度変化
とサーミスタ15の検出温度変化とを比較して温度検出
器14,15のヒータ12,13に対する対応関係を判
別する。ここで、ヒータ12が点灯してヒータ13が消
灯していることから、CPU20は、“温度差1”のバ
ッファ内のデータが“温度差2”のバッファ内のデータ
より大きければサーミスタ14をヒータ12に対応して
いるものと判別してサーミスタ15をヒータ13に対応
しているものと判別し、“温度差1”のバッファ内のデ
ータが“温度差2”のバッファ内のデータより大きくな
ければサーミスタ15をヒータ12に対応しているもの
と判別してサーミスタ14をヒータ13に対応している
ものと判別する。
【0028】図5はCPU20が通常の温度制御を行う
処理フローである。CPU20は、“電源ONフラグ”
と“温度検出器判別中フラグ”をチェックしてこれらの
いずれか一方又は両方がオフしていれば、つまり、温度
検出器14,15のヒータ12,13に対する対応関係
の判別がつかないうちは温度制御を行わずにリターン
し、“電源ONフラグ”と“温度検出器判別中フラグ”
が両方ともオンしていれば通常の温度制御を行う。
【0029】CPU20は、通常の温度制御では、サー
ミスタ14,15のうちヒータ12に対応するものと判
別した方のサーミスタからの温度検出信号に基づいてド
ライバ18を制御してトライアック16をオン/オフさ
せることによりヒータ12の点灯/消灯の制御を行って
定着ローラ11の中央部の表面温度を一定に制御し、サ
ーミスタ14,15のうちヒータ13に対応するものと
判別した方のサーミスタからの温度検出信号に基づいて
ドライバ19を制御してトライアック17をオン/オフ
させることによりヒータ13の点灯/消灯の制御を行っ
て定着ローラ11の両端部の表面温度を一定に制御す
る。
【0030】このように、本実施例は、請求項1記載の
発明の実施例であって、当該装置で利用可能な用紙のサ
イズに合わせて構成された2つの発熱器12,13と、
この2つの発熱器12,13の独立した点灯制御に用い
られる2つの温度検出器としてのサーミスタ14,15
とを有する熱定着装置において、2つの発熱器12,1
3と2つの温度検出器14,15との対応関係を判別す
る判別手段を兼ねたCPU20を備えたので、温度検出
器14,15の誤配線による発熱器12,13の異常な
点灯制御を防止することができる。
【0031】また、本実施例は、請求項2記載の発明の
実施例であって、請求項1記載の熱定着装置において、
判別手段による2つの発熱器12,13と2つの温度検
出器14,15との対応関係の判別が完了するまでは2
つの発熱器12,13のうちの片方の発熱器12のみ点
灯させるので、判別手段による2つの発熱器12,13
と2つの温度検出器14,15との対応関係の判別が完
了するまでに2つの発熱器12,13を同時に点灯させ
てその近傍の温度上昇をほぼ同じようにした場合に比べ
て、発熱器12の近傍の温度上昇と発熱器13の近傍の
温度上昇との差が大きくなって判別手段により容易に上
記判別を行うことができる。
【0032】また、本実施例は、請求項3記載の発明の
実施例であって、請求項1または2記載の熱定着装置に
おいて、判別手段は、2つの発熱器12,13と2つの
温度検出器14,15との対応関係の判別を2つの発熱
器12,13のうちの片方の発熱器12が点灯してから
任意時間後の2つの温度検出器14,15からの温度検
出値に基づいて行うので、片方の発熱器12が点灯して
から任意時間放置することにより発熱器12の近傍は温
度が著しく上昇して他方の点灯していない発熱器13の
近傍は温度がそれほど上昇していないことから、発熱器
12の近傍の温度と発熱器13の近傍の温度との差が大
きく開いた状態で判別を行うことができ、確実な判別を
行うことができる。
【0033】また、本実施例は、請求項4記載の発明の
実施例であって、請求項1または2記載の熱定着装置に
おいて、判別手段は、2つの発熱器12,13と2つの
温度検出器14,15との対応関係の判別を2つの発熱
器12,13のうちの片方の発熱器12が点灯してから
第1の任意時間後の2つの温度検出器14,15からの
温度検出値と第2の任意時間後の2つの温度検出器1
4,15からの温度検出値に基づいて行うので、判別前
に2つの発熱器12,13がどのような温度になってい
ようと発熱器12が点灯してから第1の所定時間後と第
2の所定時間後における各々の温度検出器14,15の
温度差により容易且つ確実に判別を行うことができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、当該装置で利用可能な用紙のサイズに合わせて構成
された2つの発熱器と、この2つの発熱器の独立した点
灯制御に用いられる2つの温度検出器とを有する熱定着
装置において、前記2つの発熱器と前記2つの温度検出
器との対応関係を判別する判別手段を備えたので、温度
検出器の誤配線による発熱器の異常な点灯制御を防止す
ることができる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の熱定着装置において、前記判別手段による前記2つ
の発熱器と前記2つの温度検出器との対応関係の判別が
完了するまでは前記2つの発熱器のうちの片方の発熱器
のみ点灯させるので、判別手段による2つの発熱器と2
つの温度検出器との対応関係の判別が完了するまでに2
つの発熱器を同時に点灯させてその近傍の温度上昇をほ
ぼ同じようにした場合に比べて、2つの発熱器の近傍の
温度上昇の差が大きくなって判別手段により容易に上記
判別を行うことができる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の熱定着装置において、前記判別手段は、前
記2つの発熱器と前記2つの温度検出器との対応関係の
判別を前記2つの発熱器のうちの片方の発熱器が点灯し
てから所定時間後の前記2つの温度検出器からの温度検
出値に基づいて行うので、片方の発熱器が点灯してから
所定時間放置することにより発熱器の近傍は温度が著し
く上昇して他方の点灯していない発熱器の近傍は温度が
それほど上昇していないことから、2つの発熱器近傍の
温度の差が大きく開いた状態で判別を行うことができ、
確実な判別を行うことができる。
【0037】請求項4記載の発明によれば、請求項1ま
たは2記載の熱定着装置において、前記判別手段は、前
記2つの発熱器と前記2つの温度検出器との対応関係の
判別を前記2つの発熱器のうちの片方の発熱器が点灯し
てから第1の所定時間後の前記2つの温度検出器からの
温度検出値と第2の所定時間後の前記2つの温度検出器
からの温度検出値に基づいて行うので、判別前に2つの
発熱器がどのような温度になっていようと片方の発熱器
が点灯してから第1の所定時間後と第2の所定時間後に
おける各々の温度検出器の温度差により容易且つ確実に
判別を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略図である。
【図2】同実施例におけるCPUの電源投入時の処理フ
ローを示すフローチャートである。
【図3】同実施例におけるCPUの温度検出器判別処理
を開始するための処理フローを示すフローチャートであ
る。
【図4】同実施例におけるCPUの温度検出器判別のた
めの処理フローを示すフローチャートである。
【図5】同実施例におけるCPUの通常温度制御を行う
処理フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 定着ローラ 12,13 ヒータ 14,15 サーミスタ 16,17 トライアック 18,19 ドライバ 20 CPU

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1及び第2の発熱器と、この第1及び第
    の発熱器による温度上昇を検出する2つの温度検出器
    とを有する熱定着装置において、前記2つの温度検出器の各々は、前記第1及び第2の発
    熱器による温度上昇をともに検出可能な位置に設けら
    れ、 前記第1及び第2の発熱器と前記2つの温度検出器との
    対応関係を判別する判別手段と、 前記2つの温度検出器のうち、前記第1の発熱器に対応
    すると判別された温度検出器からの検出信号に基づい
    て、前記第1の発熱器を制御するとともに、 前記2つの温度検出器のうち、前記第2の発熱器に対応
    すると判別された温度検出器からの検出信号に基づい
    て、前記第2の発熱器を制御する制御部 を備えたことを
    特徴とする熱定着装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の熱定着装置において、前記
    判別手段による前記第1及び第2の発熱器と前記2つの
    温度検出器との対応関係の判別が完了するまでは前記
    1及び第2の発熱器のうちの片方の発熱器のみ点灯させ
    ることを特徴とする熱定着装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の熱定着装置におい
    て、前記判別手段は、前記第1及び第2の発熱器と前記
    2つの温度検出器との対応関係の判別を前記第1及び第
    の発熱器のうちの片方の発熱器が点灯してから所定時
    間後の前記2つの温度検出器からの温度検出値に基づい
    て行うことを特徴とする熱定着装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の熱定着装置におい
    て、前記判別手段は、前記第1及び第2の発熱器と前記
    2つの温度検出器との対応関係の判別を前記第1及び第
    の発熱器のうちの片方の発熱器が点灯してから第1の
    所定時間後の前記2つの温度検出器からの温度検出値と
    第2の所定時間後の前記2つの温度検出器からの温度検
    出値に基づいて行うことを特徴とする熱定着装置。
JP06566595A 1995-03-24 1995-03-24 熱定着装置 Expired - Fee Related JP3400596B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06566595A JP3400596B2 (ja) 1995-03-24 1995-03-24 熱定着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06566595A JP3400596B2 (ja) 1995-03-24 1995-03-24 熱定着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08262920A JPH08262920A (ja) 1996-10-11
JP3400596B2 true JP3400596B2 (ja) 2003-04-28

Family

ID=13293526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06566595A Expired - Fee Related JP3400596B2 (ja) 1995-03-24 1995-03-24 熱定着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3400596B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4033018B2 (ja) * 2003-03-31 2008-01-16 三菱電機株式会社 温度制御装置
JP2005321511A (ja) * 2004-05-07 2005-11-17 Canon Inc 画像形成装置および定着装置
JP2007047390A (ja) 2005-08-09 2007-02-22 Sharp Corp 定着装置
US7826759B2 (en) * 2006-01-24 2010-11-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Power control method and apparatus to heat a heating roller

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04288464A (ja) * 1991-03-15 1992-10-13 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
JPH05165372A (ja) * 1991-12-12 1993-07-02 Canon Inc 定着装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08262920A (ja) 1996-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0301544B1 (en) An image forming apparatus
JPH0519659A (ja) 画像形成装置
JP3400596B2 (ja) 熱定着装置
CN104678731A (zh) 图像形成装置和定影装置的温度控制方法
JP4311797B2 (ja) 定着装置
JPS603686A (ja) 定着温度制御方法
JPH10326054A (ja) 熱ローラ定着装置及びその熱ローラ定着装置を備えた画像形成装置
JPS61204666A (ja) 熱ロ−ル定着装置
JPH05333740A (ja) 画像定着装置
JP2560338B2 (ja) ヒ−タの異常点灯制御装置
JPH0140349B2 (ja)
JP2001117417A (ja) 加熱定着装置
JP2545390B2 (ja) 定着温度制御装置
JPH07253733A (ja) 画像形成装置
JPH08110732A (ja) 画像形成装置の定着装置
JPH05197310A (ja) 電子複写機の定着装置
JP2004240148A (ja) 画像形成装置の熱定着装置
JPH10143003A (ja) 熱定着装置
JP2545392B2 (ja) 定着温度制御装置
JP2536207Y2 (ja) 定着装置
JPH02199494A (ja) 定着ヒータの異常検知方法
JP2521989B2 (ja) 加熱定着装置のヒ―タ制御装置
JPS6132876A (ja) 複写機のフユ−ザ制御装置
JPH0416888A (ja) 加熱定着器の制御装置
JPS6163860A (ja) 複写機の結露防止装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080221

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090221

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100221

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110221

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120221

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees