JPH02199494A - 定着ヒータの異常検知方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産　上の 本発明は、静電記録装置の熱ローラ定着装置のヒータ異
常検知方法に関する。

従」Ｕ支迷− 電子写真複写機、光プリンタ、ファクシミリ等の静電記
録装置では、静電写真プロセスにより感光体上に形成さ
れたトナー像は転写紙に転写され、転写紙は感光体より
分離された後、トナー像を転写紙面に定着して記録が完
了する。

その定着装置としては、第１図に示す如く、ヒータ３を
内蔵する定着ローラーと、これに圧接する加圧ローラ２
とのニップ部に未定着トナー像を担持する転写紙を通紙
し、定着ローラの熱により転写紙及びトナー像を加熱溶
融し加圧力によりトナーを転写紙面に融着させるように
した熱ローラ定着装置が広く採用されている。

上記型式の定着装置では、定着ローラーの周面に接触又
は近接させて、サーミスタ４を設け、これにより検出さ
れた定着ローラーの表面温度の検出値を制御部５で処理
し、ヒータドライバ６によりヒータ３を点滅して定着ロ
ーラーの表面温度を所定の定着温度に保持して定着を行
なう。

複写機等の電源を投入すれば、定着装置のヒータ３に通
電され、常温環境下で、ヒータに異常がない場合は、定
着ローラ１の表面温度は、第２図の曲線■に示す如く、
通電直後から上昇して行きやがて、所定の定着温度範囲
の上限値に達し、ヒータはオフとなり、放熱により温度
が低下し、所定の定着温度の下限値より下ればヒータは
オンになり、所定の定着温度範囲を維持してこの温度範
囲のもとて定着が行なわれる。

冬季等低温環境下では、初期温度が低いことと、外気へ
の放熱が大きいこととが相俟って、ヒータに通電しても
定着ローラの表面温度の立上りが遅く、第２図中に破線
■で示すような曲線で定着ローラの表面温度が上昇する
。電圧が低い場合も同様の曲線になる。

ヒータ３が断線している場合はヒータの温度が上らない
ため、定着ローラの表面温度は第２図中に実線◎で示す
ように最初の温度のまＮで推移する。

さて、定着装置のヒータ断線等の異常を検出する方法と
しては、従来一般に、ヒータに通電後、ある一定時間経
過後（例えば第２図中の時点Ｘ）予め定められた温度ｔ
ｏに達しなかった場合はヒータ異常と判断する方法が採
用されている。しかし、前述の如く、環境温度が低い場
合は、定着ローラの表面温度の立上りが遅くなるため、
環境温度が非常に低い場合は、ヒータが断線していない
場合でも、所定の時間Ｘの時点で定着ローラ表面温度が
所定の温度ｔｏに上昇せず、ヒータ異常と判定されてし
まう欠点があった。

が　゛しようとする 本発明は、従来の定着ヒータの異常検知方法の上述の欠
点にかんがみ、低温環境の下でもヒータの異常の誤検出
がない定着し−タの異常検知方法を提供することを課題
とする。

−゛のための手 本発明は、上記の課題を解決させるため、電源投入後、
サーミスタ等の定着ローラ表面温度検知手段により検出
される温度上昇の有無によりヒータの異常を判断するよ
うにしたことを特徴とする。

制−」 電源投入後の定着ローラ表面温度検出値の、時間に対す
る温度上昇の有無によりヒータの異常を判断するように
したので、低温時の立上りの遅い場合でも、ヒータに異
常がない場合には、常温時よりは小さくても温度上昇は
検出されるから、正常と判断される。

ＫＩ九 以下に、本発明の実施例の定着し−タ異常検知方法を図
面に基づいて詳細に説明する。

第３図は、本発明による定着ヒータ異常検知方法による
ヒータ異常検知のフローを示すフローチャートである。

本発明のヒータ異常検知制御では、ヒータの断線をチエ
ツクするために、ヒータオン後所定の時間経過後ある一
定の時間々隔の時点（第２図中のａ、ｂ、ｃ、・・・ｎ
）でサーミスタ４により定着ローラーの表面をチエツク
し、その検出値を制御部５に入力する。ヒータがオン中
であれば今回検出された温度を前々回及び前回に夫々検
出された温度と比較し、今回の温度が前々回の温度より
上昇しており、さらに前回の温度より上昇している場合
はヒータは正常と判断し検知フローは終了する。今回の
温度が前々回の温度より上昇していなかった場合でも前
回の温度より上昇している場合は、前々回との比較に誤
差があったものと判断し、ヒータは正常と判断する。今
回の温度が前々回と比較して上昇していても、前回と比
較して上昇していない場合は、前々回の計測から今回の
計測の間にヒータが断線し、前回計測後定着ローラ表面
温度が上昇しなくなったが、誤検知の可能性があるので
、「温度上昇せずタイマ」に１を加え、次回の計測を行
なって前々回及び前回の温度との比較を繰返す。

今回の温度が前々回及び前回と比較していずれも上昇し
ていない場合も、同様［温度上昇せずタイマ」に１を加
え、次回の計測を行って、前々回及び前回の温度との比
較を繰返す。

「温度上昇せずタイマ」に加えられるカウント数が連続
２０秒に相当するあらかじめ設定された数を超えた場合
はヒータが断線していると判断し装置の全動作を停止す
る。

２０秒に達する迄に連続的に計測された計測値より前述
の判断基準により異常なしと判断された場合は検知フロ
ーは終了する。

以上の如く、一定時間々隔で定着ローラ表面温度をサー
ミスタにより検知し、その値を前々回及び前回の値と比
較することにより環境温度が非常に低い場合でもヒータ
の断線等の異常を正確に判断することができる。

以上の如く、本発明の定着し−タの異常検知方法によれ
ば、環境温度が低く、定着ローラの表面温度の立上りが
かなり遅い場合にもヒータの正常、異常が正しく判断さ
れ、正常な装置の制御を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の方法が適用される熱ローラ定着装置の
概略構成と温度制御のブロック図を示す説明図、第２図
は熱ローラ定着装置の常温環境時、低温環境時、ヒータ
断線時についてのし−タ通電後の時間に対する定着ロー
ラ表面温度の上昇曲線を示す曲線図、第３図は本発明の
ヒータ異常検知フローの一実施例を示すフローチャート
である。 １・・・定着ローラ、 ２・・・加圧ローラ、 ３・・・定着し−タ、 ４・・・サーミスタ （定着ローラ表面温度検知手段）、 ５・・・制御部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ヒータを内蔵する定着ローラと、その表面の温度を検知
   する手段とを有し、上記定着ローラ表面温度検知手段の
   検出値により上記ヒータを点滅制御して定着ローラの表
   面温度を所定の温度に保持して定着を行なう静電記録装
   置の定着装置の上記ヒータの異常検知方法において、 電源投入後、上記定着ローラ表面温度検知手段により検
   出される温度の上昇の有無によりヒータの異常を判断す
   るようにしたことを特徴とするヒータの異常検知方法。