JP3399578B2 - エアゾール組成物 - Google Patents

エアゾール組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアゾール組成物に関
する。より詳細には、化粧品・医薬部外品などに使用す
るエアゾール組成物に関し、特定のポリオキシエチレン
系の非イオン界面活性剤と、低級アルコール20重量%
以上と水とを含有し、さらには、両性界面活性剤及び/
又は半極性界面活性剤と、高級脂肪酸とを含有するエア
ゾール組成物に関する。また、低級アルコール高濃度の
系において、乳化組成物からなる原液中及び/又は原液
と噴射剤との乳化安定性に優れ、泡状タイプのエアゾー
ル組成物にする場合には泡質・泡の持続性に優れ、化粧
品・医薬部外品などに用いる場合には使用性(べたつき
感がない)が良好なエアゾール組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、簡便性などの点で化粧品を含
めて多くの分野においてエアゾール組成物が用いられて
いる。最近、エアゾールの形態はスプレータイプをはじ
めとして、泡状タイプ、霧状タイプなど多様になり、使
用目的に応じて、使い分けられている。また、エアゾー
ル組成物の原液パーツに関しても、最近、様々な形態が
とられており、アルコール等の溶剤をベースにしたも
の、水+アルコールをベースにしたもの、水と油を乳化
させたもの、水+アルコールと油を乳化させたもの等、
使用形態、目的有効成分の違いにより使い分けられてい
る。これらの中でも最近は、乳化を利用して、水溶性・
油溶性の様々な有効成分や薬効成分を含有させる方法が
注目されている。
【0003】しかし、乳化を安定に保つことは難しく、
乳化組成物の中においてアルコールの濃度が高い場合に
は、特に、難しい。この点を改善する方法として各種界
面活性剤、ポリオキシアルキルエーテル系あるいは多価
アルコール脂肪族エステル系界面活性剤等を使用した
り、ヒマシ油又は水素添加ヒマシ油の酸化エチレン付加
物を乳化剤として用いる方法 (特開昭51-116185)等が開
示されている。
【0004】しかし、従来の技術においては、経時によ
る高温安定性が良くないこともあり、また、化粧品・医
薬部外品など人体に使用する場合、べたつきを感じた
り、泡状タイプにする場合、低温時・高温時の泡質・泡
の持続性が良くないこと等の欠点があった。
【0005】
【課題が解決しようとする課題】本発明は、上記の欠
点、すなわち、エアゾール組成物において、高濃度の低
級アルコールを有していても、乳化組成物からなる原液
中及び/又は原液と噴射剤における乳化安定性に優れた
エアゾール組成物、また、泡状化粧料とした場合に泡質
・泡の持続性に優れたエアゾール組成物、化粧品・医薬
部外品等に使用する場合にべたつきのないエアゾール組
成物を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記技術
的課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特定のポリ
オキシエチレン系の非イオン性界面活性剤の一種もしく
は二種以上と炭素数1から3の低級アルコールの一種も
しくは二種以上を20重量%以上と水とを、原液と噴射
剤からなるエアゾール組成物の原液中に含有すると、乳
化組成物からなる原液中の水相と油相及び/又は原液と
噴射剤との乳化安定性に優れるエアゾール組成物が得ら
れ、泡状化粧料に使用する場合には泡質・泡の持続性に
優れ、化粧品・医薬部外品等に使用する場合には使用性
に優れることを見いだし、さらには、この原液中に両性
界面活性剤及び/又は半極性界面活性剤と高級脂肪酸と
を含有させると、これら上記の効果がさらに優れたエア
ゾール組成物が得られることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
【0007】すなわち、本発明は、 一般式(1) R−(OCH2 CH2 n −OH (1) (但し、式中、Rは、炭素原子数が12〜30の直鎖も
しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、n
は、10〜30の整数を示す)で表される非イオン性界
面活性剤の一種もしくは二種以上、炭素原子数が1〜3
の低級アルコールの一種もしくは二種以上を20重量%
以上、水及び油成分を含有する乳化組成物である原液、
並びに、噴射剤からなるエアゾール組成物において、下
記一般式(A)〜(F)で表される、両性界面活性剤及
び/又は半極性界面活性剤、並びに、下記一般式(G)
で表される高級脂肪酸を、原液に含有することを特徴と
する、エアゾール組成物を提供する発明である。
【化7】 で表されるアミドベタイン型両性界面活性剤、
【化8】 で表されるアミドスルフォベタイン型両性界面活性剤、
【化9】 で表されるベタイン型両性界面活性剤、
【化10】 で表されるスルフォベタイン型両性界面活性剤、
【化11】 で表されるイミダゾリニウム型両性界面活性剤、
【化12】 で表される第三級アミンオキサイド型半極性界面活性
剤、〔一般式(A)〜(F)中、R1 は、平均炭素原子
数9〜17のアルキル基又はアルケニル基、R2 は、平
均炭素原子数10〜18のアルキル基又はアルケニル基
を表し、Xは、2〜4の整数であり、Yは、0〜3の整
数であり、Zは、1又は2である〕 R3 COOH (G) で表される高級脂肪酸、〔式中、R3 は、平均炭素原子
数7〜25の、水酸基を有することがある、直鎖又は分
岐鎖の、飽和又は不飽和炭化水素基である〕
【0008】以下、本発明の構成について詳述する。本
発明で用いられる非イオン性界面活性剤は、 一般式(1) R−(OCH2 CH2 n −OH (1) (但し、式中、Rは、炭素原子数が12〜30の直鎖も
しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、n
は、10〜30の整数を示す)であり、例えば、ポリオ
キシエチレンラウリルエーテル(POE付加モル数10〜30)
、ポリオキシエチレンセチルエーテル(POE付加モル数1
0〜30) 、ポリオキシエチレンステアリルエーテル(POE
付加モル数10〜30) 、ポリオキシエチレンオレイルエー
テル(POE付加モル数10〜30) 、ポリオキシエチレンヘキ
シルデシルエーテル(POE付加モル数10〜30) 、ポリオキ
シエチレンイソステアリルエーテル(POE付加モル数10〜
30)、ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル(PO
E付加モル数10〜30) 、ポリオキシエチレンデシルペン
タデシルエーテル(POE付加モル数10〜30) 、ポリオキシ
エチレンデシルテトラデシルエーテル(POE付加モル数10
〜30) 等が挙げられる。本発明においては、これらの中
から任意の一種もしくは二種以上を選んで用いることが
できる。これらの中でも、一般式(1)のRが分岐鎖ア
ルキル基であるものが特に好ましい。配合量は、原液中
において0.01〜5.0重量%であり、好ましくは、
0.05〜3.0重量%である。配合量が0.01重量
%以下では、乳化安定性が良くないこともあり、5.0
重量%では使用感が良くないこともある。
【0009】本発明で用いられる炭素原子数が1〜3の
低級アルコールの配合量は、原液中20重量%以上であ
れば良いが、好ましくは20〜80重量%である。
【0010】本発明で用いられる両性界面活性剤は、下
記一般式(A)〜(E)で表されるものである。
【化13】 で表されるアミドベタイン型両性界面活性剤〔市販品と
してレボン2000(三洋化成製)、アノンBDF(日
本油脂製)等が該当〕、
【化14】 で表されるアミドスルフォベタイン型両性界面活性剤
〔市販品としてロンザイン−CS(ロンザ製)、ミラタ
インCBS(ミラノール製)等が該当〕、
【化15】 で表されるベタイン型両性界面活性剤〔市販品としてア
ノンBL(日本油脂製)、デハイントインAB−30
(ヘンケル製)等が該当〕、
【化16】 で表されるスルホベタイン型両性界面活性剤〔市販品と
してロンザイン12CS(ロンザ製)等が該当〕、
【化17】 で表されるイミダゾリニウム型両性界面活性剤〔市販品
としてオバゾリン662−N(東邦化学製)、アノンG
LM(日本油脂製)等が該当〕
【0011】一般式(A):
【化18】 で表されるアミドベタイン型両性界面活性剤〔市販品と
してレボン2000(三洋化成製)、アノンBDF(日
本油脂製)等が該当〕、 一般式(B):
【化19】 で表されるアミドスルフォベタイン型両性界面活性剤
〔市販品としてロンザイン−CS(ロンザ製)、ミラタ
インCBS(ミラノール製)等が該当〕、 一般式(C):
【化20】 で表されるベタイン型両性界面活性剤〔市販品としてア
ノンBL(日本油脂製)、デハイントインAB−30
(ヘンケル製)等が該当〕、 一般式(D):
【化21】 で表されるスルホベタイン型両性界面活性剤〔市販品と
してロンザイン12CS(ロンザ製)等が該当〕 一般式(E):
【化22】 で表されるイミダゾリニウム型両性界面活性剤〔市販品
としてオバゾリン662−N(東邦化学製)、アノンG
LM(日本油脂製)等が該当〕
【0012】また、半極性界面活性剤は、下記一般式
(F)で表されるものである。
【化18】 で表される第三級アミンオキサイド型半極性界面活性剤
〔市販品としてユニセーフA−LM(日本油脂製)、ワ
ンダミンOX−100(新日本理化製)等が該当〕
【0013】ただし、上記一般式(A)〜(F)中、R
1 は、平均炭素原子数が9〜21のアルキル基又はアル
ケニル基が好ましく、平均炭素原子数が11〜17のア
ルキル基又はアルケニル基がより好ましく、平均炭素原
子数が11〜13のアルキル基又はアルケニル基が最も
好ましい。平均炭素原子数が9未満では、親水性が強す
ぎ、一方21を超えると水への溶解性が悪くなり乳化安
定性があまり良くない。R2 は、平均炭素原子数が10
〜18のアルキル基又はアルケニル基を表す。Xは、2
〜4の整数であり、Yは、0〜3の整数であり、Zは、
1又は2である。
【0014】本発明においては、これらの両性界面活性
剤及び/又は半極性界面活性剤の中から一種もしくは二
種以上が選ばれて用いることができる。
【0015】本発明で用いられる高級脂肪酸は、下記の
一般式(G)で表される高級脂肪酸である。 R3 COOH (G) で表される高級脂肪酸、式中、R3 は、平均炭素原子数
が7〜25の、水酸基を有することがある、直鎖又は分
岐鎖の、飽和又は不飽和炭化水素基であることが好まし
く、平均炭素原子数が9〜23の、水酸基を有すること
がある、直鎖又は分岐鎖の、飽和又は不飽和炭化水素基
がより好ましく、平均炭素原子数が11〜21の、水酸
基を有することがある、直鎖又は分岐鎖の、飽和又は不
飽和炭化水素基が最も好ましい。平均炭素原子数が7未
満では、親水性が強すぎ、一方、25を超えると融点が
高くなり乳化安定性があまり良くない。具体例を挙げる
と、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、アラキン酸、ベヘン酸等の飽和脂肪酸、2−パ
ルミトレイン酸、ペトロセリン酸、オレイン酸、エライ
ジン酸、リシノール酸、リノール酸、リノエライジン
酸、リノレン酸、アラキドン酸等の不飽和脂肪酸、イソ
ステアリン酸等の分岐脂肪酸、12−ヒドロキシステア
リン酸等のヒドロキシカルボン酸等が挙げられる。これ
らの内、炭素原子数が18の飽和脂肪酸が好ましく、中
でも分岐を有するものが好ましく、さらに好ましくはメ
チル分岐を有する炭素原子数18の飽和脂肪酸が良い。
市販品としては、例えばイソステアリン酸〔エメリー♯
871、♯875(エメリー社製)〕等が挙げられる。
本発明においては、これらの高級脂肪酸の中から任意の
一種もしくは二種以上が選ばれて用いることができる。
【0016】本発明に用いられる油分としては、極性油
から非極性油と幅広く、例えば、流動パラフィン、分岐
鎖状軽パラフィン、パラフィンワックス、セレシン、ス
クワラン等の炭化水素、蜜ロウ、鯨ロウ、カルバナロウ
等のワックス類、オリーブ油、椿油、ホホバ油、ラノリ
ン等の天然動植物油脂、イソプロピルミリステート、セ
チルイソオクタノエート、グリセリルトリオクタノエー
ト等のエステル油、デカメチルペンタシロキサン、ジメ
チルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等
のシリコーン油、セチルアルコール、ステアリルアルコ
ール、オレイルアルコール等の高級アルコール、等が挙
げられ、これらの中から一種もしくは二種以上を任意に
選びだして用いることが出来る。
【0017】本発明のエアゾール組成物には、上記必須
成分の他に、必要により、一般にエアゾール組成物に用
いられている成分(例えば、他の界面活性剤、高分子化
合物、粘度調整剤、薬効剤、湿潤剤、防腐剤、pH調整
剤、紫外線吸収剤等)を、または用途に応じた有効成分
・薬効成分を、本発明の効果を損なわない範囲内で、添
加・併用することができる。
【0018】本発明のエアゾール組成物の用途として
は、例えば、皮膚化粧料、毛髪化粧料等の化粧品、消臭
剤、制汗剤、エアーフレッシュナー等の医薬部外品等が
挙げられる。
【0019】
【実施例】次に、本発明を代表的な実施例により更に詳
細に説明するが、本発明はこれにより限定されるもので
はない。配合量は重量%である。
【0020】表1に示す各種非イオン性界面活性剤を用
いて、下記処方よりなるエアゾール組成物を製造し、安
定性試験を行い、結果を表1に示した。 エアゾール組成物 (原液) 非イオン性界面活性剤 1 エタノール 40 精製水 59 (噴射剤) LPG (原液)/(噴射剤)=90/10
【0021】(1)安定性試験 各試料10個を透明の容器にて製造し、50℃の温度で
一ヵ月間保存し、分離、クリーミング、凝集等がないか
を専門研究員が目視により観察することで安定性試験を
実施した。また、評価基準は以下の基準に従った。 安定性試験の評価 ○:分離、クリーミング、凝集等が見られる試料が、0
個である。 △:分離、クリーミング、凝集等が見られる試料が、1
から5個である。 ×:分離、クリーミング、凝集等が見られる試料が、6
個以上である。
【0022】
【表1】
【0023】下記に示す各種(A)非イオン性界面活性
剤(B)両性/半極性界面活性剤(C)高級脂肪酸を用
いて、下記処方の泡状化粧料を製造し、安定性試験、官
能試験、泡質・泡の持続性試験を行い、結果を表2に示
した。
【0024】 泡状化粧料 (原液) (1) (A) (2) (B) (3) (C) (4) ジメチルポリシロキサン(油分) 10.0 (5) プロピレングリコール 5.0 (6) エタノール 30.0 (7) 香料 適量 (8) 精製水 残量 (噴射剤) LPG (原液)/(噴射剤)=80/20
【0025】実施例1 (A)成分としてポリオキシエチレンオクチルドデシル
エーテルを1重量%(POE付加モル数10、Rは炭素
数20,分岐鎖) (B)成分としてラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン
を2重量%(C)成分としてオレイン酸を2重量%
【0026】実施例2 (A)成分としてポリオキシエチレンデシルペンタデシ
ルエーテルを0.5重量%(POE付加モル数30、R
は炭素数25,分岐鎖) (B)成分としてラウリルジメチルアミンオキサイドを
3重量%(C)成分としてイソステアリン酸を1重量%
【0027】比較例1 (A)成分としてポリオキシエチレンオクチルドデシル
エーテルを2重量%(POE付加モル数20、Rは炭素
数20,分岐鎖) (B),(C)成分はなし。
【0028】比較例2 (A)成分としてポリオキシエチレンデシルテトラエー
テルを2重量%(POE付加モル数25、Rは炭素数2
4,分岐鎖) (B),(C)成分はなし。
【0029】比較例3 (A)成分としてポリオキシエチレンオレイルエーテル
を2重量%(POE付加モル数15、Rは炭素数18,
直鎖) (B),(C)成分はなし。
【0030】比較例4 (A)成分としてポリオキシエチレンオレイルエーテル
を5重量%(POE付加モル数30、Rは炭素数18,
直鎖) (B)成分としてラウリン酸ナトリウムを2重量%
(C)成分としてオレイン酸を2重量%
【0031】比較例5 (A)成分としてポリオキシエチレンオクチルドデシル
エーテルを8重量%(POE付加モル数20) (B),(C)成分はなし。
【0032】比較例6 (A)成分としてポリオキシエチレンデシルテトラエー
テルを0.001重量%(POE付加モル数25) (B),(C)成分はなし。
【0033】比較例7 (A)成分としてポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を2
重量%(POE付加モル数60) (B),(C)成分はなし。
【0034】比較例8 (A)成分としてポリオキシエチレンオクチルフェニル
エーテルを2重量%(POE付加モル数30) (B),(C)成分はなし。
【0035】(1)安定性試験 各試料30個を透明の容器にて製造し、サイクル温度試
験(50〜−10℃、2サイクル/日、一ヵ月間)を行
い、分離、クリーミング、凝集等がないかを専門研究員
が目視により観察することで安定性試験を実施した。ま
た、評価基準は以下の基準に従った。 安定性試験の評価 ◎:分離、クリーミング、凝集等が見られる試料が、0
個である。 ○:分離、クリーミング、凝集等が見られる試料が、1
個である。 △:分離、クリーミング、凝集等が見られる試料が、2
個である。 ×:分離、クリーミング、凝集等が見られる試料が、3
個以上である。
【0036】(2)官能試験(べたつき感の使用性) 専門パネラー20名に各試料を実際に使用してもらい、
官能により、べたつきの度合いを評価した。尚、評価基
準は以下の基準に従った。 官能試験の評価 ◎:専門パネラー20名中、べたつきを感じた人が0人
であった。 ○:専門パネラー20名中、べたつきを感じた人が1〜
5人であった。 △:専門パネラー20名中、べたつきを感じた人が6〜
10人であった。 ×:専門パネラー20名中、べたつきを感じた人が10
人以上であった。
【0037】(3)泡質・泡の持続性の観察 専門研究員が50℃、24時間保存した各試料を実際に
缶から噴出させ、目視及び手触りにより、泡質・泡の持
続性の観察を行った。尚、評価基準は以下の基準に従っ
た。 泡質・泡の持続性の評価 ◎:泡質・泡の持続性が良いもの。 ○:泡質・泡の持続性があまり良くはないが許容範囲の
もの。 △:泡質・泡の持続性が良くなく許容範囲から逸脱する
もの。 ×:泡質・泡の持続性がともに極端に悪いもの。
【0038】
【表2】
【0039】 実施例3 泡状化粧料 (原液) POEセチルエーテル 1 (E.O.付加モル数=12、Rは炭素数16) POEデシルペンタデシルエーテル 4 (E.O.付加モル数=30、Rは炭素数25) ラウリルジメチルアミンオキサイド 2 オレイン酸 2 エタノール 30 メチルフェニルポリシロキサン 5 プロピレングリコール 3 精製水 残量 (噴射剤) LPG(原液)/(噴射剤)=80/20
【0040】 実施例4 泡状化粧料 (原液) POEヘキシルデシルエーテル 2 (E.O.付加モル数=10、Rは炭素数16) 2−ウンデシル−N−カルボキシメチル−N −ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン 2 イソステアリン酸(エメリー#871(エメリー 社製) の脱臭品) 2 エタノール 20 環状ポリシロキサン 1 ジメチルポリシロキサン 3 1,3−ブチレングリコール 5 精製水 残量 (噴射剤) LPG(原液)/(噴射剤)=90/10
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエアゾー
ル組成物は、特定の非イオン性界面活性剤と低級アルコ
ールを、原液と噴射剤からなるエアゾール組成物におい
て原液中に含有させると、乳化組成物からなる原液中の
水相と油相及び/又は噴射剤との乳化安定性に優れ、泡
状化粧料とした場合に、泡質・泡の持続性に優れたエア
ゾール組成物を得ることができ、化粧品・医薬部外品に
使用する場合には、べた付きのない良い使用感を得るこ
とができ、また、さらに両性界面活性剤及び/又は半極
性界面活性剤と高級脂肪酸とを含有させると、これらの
効果がさらに優れたエアゾール組成物を得ることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−255019(JP,A) 特開 平3−246215(JP,A) 特開 平2−180808(JP,A) 特開 平2−11506(JP,A) 特開 昭63−165477(JP,A) 特開 昭62−1799(JP,A) 特開 昭58−189106(JP,A) 特開 昭59−163303(JP,A) 特開 昭53−49335(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1) R−(OCH2 CH2 n −OH (1) (但し、式中、Rは、炭素原子数が12〜30の直鎖も
    しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、n
    は、10〜30の整数を示す)で表される非イオン性界
    面活性剤の一種もしくは二種以上、炭素原子数が1〜3
    の低級アルコールの一種もしくは二種以上を20重量%
    以上、水及び油成分を含有する乳化組成物である原液、
    並びに、噴射剤からなるエアゾール組成物において、下
    記一般式(A)〜(F)で表される、両性界面活性剤及
    び/又は半極性界面活性剤、並びに、下記一般式(G)
    で表される高級脂肪酸を、原液に含有することを特徴と
    する、エアゾール組成物。 【化1】 で表されるアミドベタイン型両性界面活性剤、 【化2】 で表されるアミドスルフォベタイン型両性界面活性剤、 【化3】 で表されるベタイン型両性界面活性剤、 【化4】 で表されるスルフォベタイン型両性界面活性剤、 【化5】 で表されるイミダゾリニウム型両性界面活性剤、 【化6】 で表される第三級アミンオキサイド型半極性界面活性
    剤、 〔一般式(A)〜(F)中、R1 は、平均炭素原子数9
    〜17のアルキル基又はアルケニル基、R2 は、平均炭
    素原子数10〜18のアルキル基又はアルケニル基を表
    し、Xは、2〜4の整数であり、Yは、0〜3の整数で
    あり、Zは、1又は2である〕 R3 COOH (G) で表される高級脂肪酸、 〔式中、R3 は、平均炭素原子数7〜25の、水酸基を
    有することがある、直鎖又は分岐鎖の、飽和又は不飽和
    炭化水素基である〕
  2. 【請求項2】非イオン性界面活性剤(1)のRが、分岐
    鎖アルキル基である、請求項1記載のエアゾール組成
    物。
  3. 【請求項3】非イオン性界面活性剤(1)が、原液中に
    0.01〜5.0重量%配合されている、請求項1又は
    2記載のエアゾール組成物。
  4. 【請求項4】非イオン性界面活性剤(1)が、原液中に
    0.05〜3.0重量%配合されている、請求項3記載
    のエアゾール組成物。
  5. 【請求項5】炭素原子数が1〜3の低級アルコールが、
    原液中に20〜80質量%配合されている、請求項1〜
    4のいずれかに記載のエアゾール組成物。
  6. 【請求項6】高級脂肪酸(G)のR3 の平均炭素原子数
    が、9〜23である、請求項1〜5のいずれかに記載の
    エアゾール組成物。
  7. 【請求項7】高級脂肪酸(G)のR3 の炭素原子数が、
    メチル分岐を有し、かつ、炭素原子数が18である、請
    求項6記載のエアゾール組成物。
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