JP4104296B2 - 液状油性化粧料 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、優れた肌荒れ防止効果、角質改善効果を発現し得る主に皮膚や爪部に使用する液状油性化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、肌荒れ防止や角質改善効果を発現し得る化粧料として、モイスチャークリームやモイスチャーローション、エモリエントクリーム、エモリエントローションと呼ばれるものが使用されている。これらは、表面の水分が失われたために荒れた肌や角質の表面を覆うことで水分の揮散を防ぎ(一般に閉塞作用と呼ばれる)、肌や角質の保水、柔軟化、平滑化を図るものである。これらの成分として、主に動植物油が使用されている。また、パンテノールは毛髪と皮膚両方を処置するために低濃度で配合されてきた物質であり、例えば特表平11−502872号にはパンテノールを望ましくは1wt%以下の範囲でnが3以上のポリアルキレングリコールと共に局所ビヒクルに配合して毛髪または皮膚を処置する組成物とすることが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、パンテノールは水溶性のため、前記した肌や角質の表面を覆うことで水分の揮散を防ぐ閉塞作用を有する動植物油には不溶であり、特に上記した特表平11−502872号のポリアルキレングリコールと共に配合しても安定した分散状態を保持することが困難で、パンテノール自体に不快なべとつき感があり、使用感が優れないという欠点があった。
【0004】
本発明は上記課題を解消するものであり、特に肌や角質への栄養補給などの特性を持ったパンテノールを、閉塞作用を有する動植物油に安定した分散状態で配合させると共に、優れた肌荒れ防止効果や角質改善効果を発現し得る主に皮膚や爪部に使用する液状油性化粧料を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題等について鋭意検討した結果、パンテノールを特定分子量のグリコール及び高分子量の一価アルコールと共に動植物油に配合することで、安定した分散状態でパンテノールを存在させることが可能であり、優れた肌荒れ防止効果や角質改善効果を発現し得ることを見出して本発明を完成した。
【0006】
すなわち本発明は、次のとおりである。
(1)肌や角質の表面を覆うことで水分の揮散を防ぐ閉塞作用を有する少なくとも1種若しくは2種以上の動植物油を主成分とする油性化粧料において、パンテノールを0.01〜6.0wt%(質量百分率:以下同じ)、平均分子量が90〜400の範囲にあるグリコールを0.4〜10wt%、および分子量が110〜250の範囲にある一価アルコールを5.0〜40wt%含有することを特徴とする液状油性化粧料。
【0007】
(2)パンテノールと平均分子量が90〜400の範囲にあるグリコールとの配合質量比が1:1〜1:10である(1)に記載の液状油性化粧料。
【0008】
(3)パンテノールと平均分子量が90〜400の範囲にあるグリコールとの混合物と、分子量が110〜250の範囲にある一価アルコールの配合質量比が1:1〜1:40である(1)または(2)に記載の液状油性化粧料である。
【0009】
【作用】
上記の本発明における液状油性化粧料が、優れた肌荒れ防止効果、角質改善効果を発現し得る原因は定かではないが、特に肌や角質への栄養補給などの特性を持ったパンテノールがグリコールと一価アルコールとの併用溶解作用で、閉塞作用を有する動植物油に安定した分散状態で含有されている結果と考えられる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明の液状油性化粧料は、肌や角質の表面を覆うことで水分の揮散を防ぐ閉塞作用を有する動植物油に、パンテノールと平均分子量が90〜400の範囲にあるグリコール、および分子量が110〜250の範囲にある一価アルコールを必須の配合成分として特定量含有させることで優れた肌荒れ防止効果や角質改善効果を発現させるものである。
【0011】
ここで本発明に使用する肌や角質の表面を覆うことで水分の揮散を防ぐ閉塞作用を有する動植物油としては、牛脂、ラノリン、スクアラン、ミンク油(以上動物油)、アボガドロ油、アーモンド油、オリーブ油、オレンジ油、ゴマ油、トウモロコシ油、ナタネ油、ヒマシ油、ブドウ種子油、ホホバ油、綿実油、ヤシ油、ユーカリ油、ラッカセイ油、ローズマリー油、ローマカミツレ油(以上植物油)等が挙げられる。本発明ではこれらの群から選ばれる1種若しくは2種以上の動植物油が使用される。
【0012】
本発明に使用するパンテノールは、パントテン酸に対応するアルコールで、化学構造式としては、2,4−ジヒドロキシ−N−(3−ヒドロキシプロピル)−3,3−ジメチルブタンアミドとして示される。このものは粘稠な吸湿性の液体で水に易溶で、生体内では容易にパントテン酸に変わり、パントテン酸に関係する生理作用にあずかる。このパンテノールには、立体異性体として例えばD(+)体(通称:D−パントテニールアルコール)、L(−)体が存在しており、特にD(+)体は皮膚や毛髪を処置するのに役立つ物質であると考えられている。
【0013】
本発明の油性化粧料中でのパンテノールの配合率wt%(質量百分率、以下同じ)としては0.01〜6.0wt%、好ましくは0.05〜5.0wt%、更に好ましくは1〜4wt%である。ここで0.01wt%未満では、パンテノール添加により期待される効果が得られ難く、また6.0wt%を超えると使用時に違和感を感じるため適当でない。
【0014】
本発明に使用するグリコールは、平均分子量が90〜400の範囲にあるものが使用される。例えばポリエチレングリコール(平均分子量が200〜400)、ジエチレングリコール(分子量106)、ジプロピレングリコール(分子量134)、1,3−ブチレングリコール(分子量90)等が挙げられる。かかる平均分子量が90〜400の範囲である場合は、下記に説明する一価アルコールとの併用によって、パンテノールの動植物油への溶解性が良好であり、かつかかる動植物油に配合した時、良好な分散安定性を得ることができる。なお、使用するグリコールの平均分子量が90未満の場合、パンテノールの溶解性は良好であるが動植物油に配合した時の分散安定性が損なわれてしまう。また、使用するグリコールの平均分子量が400を超えると、グリコールに対するパンテノールの溶解性が低下してしまうため好ましくない。
【0015】
本発明におけるパンテノールと平均分子量が90〜400の範囲にあるグリコールとの好ましい質量比として1:1〜1:10、より好ましくは1:2〜1:8である。この質量比を超えてパンテノールを添加した場合、動植物油に配合した時の分散安定性が損なわれてしまう。また上述の質量比を超えてグリコールを添加した場合は、パンテノールの特性と動植物油の有する閉塞作用が低下してしまうため、好ましくない。
【0016】
本発明でグリコールと併用する一価のアルコールは、分子量が110〜250の範囲にあるものが使用され、例としてはラウリルアルコール(分子量186)、2−エチルヘキシルアルコール(分子量130)、ヘキシルデカノール(分子量234)等が挙げられる。これらの一価アルコールを添加することによって、上述のパンテノール/グリコール溶液を動植物油に長期間安定した分散状態で存在させることが可能となる。本発明における一価アルコールの配合量は5〜40wt%、好ましくは8〜15wt%である。配合量が5wt%未満の場合、パンテノール/グリコール溶液を動植物油に配合した時の長期間の安定した分散状態が損なわれてしまう。また、配合量が40wt%以上の場合は、動植物油の有する閉塞作用が低下してしまうため好ましくない。
【0017】
本発明では、特に上述のパンテノール/グリコール溶液と分子量が110〜250の範囲にある一価アルコールの配合質量比は、限定するものではないが、1:1〜1:40、より好ましくは1:2〜1:10である。この配合比を超えてパンテノール/グリコール溶液を添加した場合、動植物油に配合した時の安定性が損なわれ易い。また、この配合比を超えて一価アルコールを添加した場合は、パンテノール及び動植物油の配合量が減量し、化粧料としての機能が低下し易いため好ましくない。
【0018】
本発明の液状油性化粧料には、その他に保湿成分として周知のポリオール、天然保湿成分、ビタミン、各種アミノ酸や防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤等を任意で配合してもなんら問題はない。なお、本発明の液状油性化粧料を得るには、例えば、上記のパンテノールとグリコール及び一価アルコールを予め所定量づつ計量して配合し、100℃以下、好ましくは60℃前後にて約1時間加温して溶解し均一になるまでデイスパー等の撹拌機により混合撹拌した後に冷却する。その後で、動植物油の主成分とその他の任意成分を加えデイスパーにて撹拌し、均一分散させることで本発明の液状油性化粧料を製造することができる。
【0019】
本発明の液状油性化粧料の具体的な用途としては、主に皮膚の肌荒れ防止や爪部の角質改善効果を発現し得ることが期待されるモイスチャークリームやモイスチャーローション、エモリエントクリーム、エモリエントローション等が挙げられる。
【0020】
【実施例】
以下に本発明の実施例、比較例により更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例によって何ら限定されるものではない。
また下記の実施例、比較例における安定性試験と実使用官能試験の判定は以下のようにして行った。
【0021】
(1)安定性試験
調整した各試料をサンプル瓶にて1週間及び一ヶ月間放置した後、目視にてパンテノールの溶解状態を確認した。
○:試料が透明である。
△:試料に若干の濁り、若しくは若干の相分離傾向が認められる。
×:完全な相分離傾向が認められる。
【0022】
(2)実使用官能試験
調整した各試料を、マニキュアを常時使用しているモニターが、毎日1回、マニキュアを落とした後の爪およびその周辺部へ塗布し、一定時間使用した後の爪およびその周辺部の状態について下記の基準で官能評価を行なった。
◎:使用後2週間程度で爪表面のかさつき、ささくれが大幅に改善された。
○:一ヶ月程度の使用で爪表面のかさつき、ささくれの良化傾向が見られた。
△:一ヶ月以上の使用で爪表面のかさつき、ささくれの良化傾向が見られた。
×:爪表面のかさつき、ささくれの改善が見られない。
【0023】
実施例1
下記配合率wt%(質量%:以下同じ)からなる成分の内、(1)〜(3)を60℃にて1時間加温後、均一になるまでデイスパーにて撹拌した。冷却後に残りの(4)〜(8)を加え、均一になるまでデイスパーにて撹拌し、本発明の化粧品試料を得た。
(1)パンテノール(D−パントテニールアルコール) 2.0wt%
(2)ポリエチレングリコール(平均分子量200) 8.0wt%
(3)1−ドデカノール(分子量186) 30.0wt%
(4)パルミチン酸イソプロピル(保湿剤) 10.0wt%
(5)N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・2−オクチルドデシル)(保湿剤) 8.0wt%
(6)パラベン(パラオキシ安息香酸エステル:防腐剤) 0.2wt%
(7)ジブチルヒドロキシトルエン(酸化防止剤) 0.1wt%
(8)サフラワー油(閉塞作用) 41.7wt%
【0024】
実施例2
実施例1の(2)ポリエチレングリコールをジエチレングリコール(分子量108)に変更した以外は、実施例1と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、本発明の化粧品試料を得た。
【0025】
実施例3
実施例1の(2)ポリエチレングリコールをジプロピレングリコール(分子量134)に変更した以外は、実施例1と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、本発明の化粧品試料を得た。
【0026】
実施例4
実施例1の(2)ポリエチレングリコールを1,3−ブチレングリコール(分子量90)に変更した以外は、実施例1と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、本発明の化粧品試料を得た。
【0027】
実施例5
実施例1の(3)1−ドデカノールを2−エチルヘキシルアルコール(分子量130)に変更した以外は、実施例1と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、本発明の化粧品試料を得た。
【0028】
実施例6
実施例2の(3)1−ドデカノールを2−エチルヘキシルアルコール(分子量130)に変更した以外は、実施例2と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、本発明の化粧品試料を得た。
【0029】
実施例7
実施例4の(3)1−ドデカノールを2−エチルヘキシルアルコール(分子量130)に変更した以外は、実施例4と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、本発明の化粧品試料を得た。
【0030】
実施例8
実施例5の(3)1−ドデカノールを2−エチルヘキシルアルコール(分子量130)に変更した以外は、実施例5と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、本発明の化粧品試料を得た。
【0031】
実施例9
実施例1の(3)1−ドデカノールの配合率30.0wt%を20.0wt%に、(8)サフラワー油(閉塞作用)41.7wt%を51.7wt%に変更した以外は、実施例1と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、本発明の化粧品試料を得た。
【0032】
実施例10
実施例1の(3)1−ドデカノールの配合率30.0wt%を10.0wt%に、(8)サフラワー油(閉塞作用)41.7wt%を61.7wt%に変更した以外は、実施例1と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、本発明の化粧品試料を得た。
【0033】
実施例11
実施例1の(1)パンテノール2wt%を1wt%に、(2)ポリエチレングリコール8.0wt%を10.0wt%に、(8)サフラワー油41.7wt%を40.7wt%に変更した以外は、実施例1と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、本発明の化粧品試料を得た。
【0034】
実施例12
実施例1の(1)パンテノール2wt%を5wt%に、(2)ポリエチレングリコール8.0wt%を10.0wt%に、(8)サフラワー油41.7wt%を36.7wt%に変更した以外は、実施例1と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、本発明の化粧品試料を得た。
【0035】
実施例13
実施例4の(8)サフラワー油(閉塞作用)をスクアランに変更した以外は、実施例4と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、本発明の化粧品試料を得た。
【0036】
実施例14
実施例5の(8)サフラワー油(閉塞作用)をスクアランに変更した以外は、実施例5と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、本発明の化粧品試料を得た。
【0037】
実施例15
実施例13の(3)1−ドデカノールだけを2−エチルヘキシルアルコール(分子量130)に変更した以外は、実施例15と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、本発明の化粧品試料を得た。
【0038】
実施例16
実施例14の(3)1−ドデカノールを2−エチルヘキシルアルコール(分子量130)に変更した以外は、実施例16と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、本発明の化粧品試料を得た。
【0039】
比較例1
実施例1の(2)ポリエチレングリコール(平均分子量200)をポリエチレングリコール(平均分子量600)に変更した以外は、実施例1と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、比較試料を得た。
【0040】
比較例2
実施例1の(2)ポリエチレングリコール(平均分子量200)をポリエチレングリコール(平均分子量600)に変更し、(3)1−ドデカノールを2−エチルヘキシルアルコール(分子量130)に変更した以外は、実施例1と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、比較試料を得た。
【0041】
比較例3
実施例1の(3)1−ドデカノールをジエチレングリコールモノメチルエーテル(分子量120)に変更した以外は、実施例1と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、比較試料を得た。
【0042】
比較例4
実施例2の(3)1−ドデカノールをジエチレングリコールモノメチルエーテル(分子量120)に変更した以外は、実施例2と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、比較試料を得た。
【0043】
比較例5
実施例1の(2)ポリエチレングリコールをプロピレングリコール(分子量75)に、(3)1−ドデカノールをジエチレングリコールモノメチルエーテル(分子量120)に変更した以外は、実施例1と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、比較試料を得た。
【0044】
比較例6
実施例3の(3)1−ドデカノールをジエチレングリコールモノメチルエーテル(分子量120)に変更した以外は、実施例4と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、比較試料を得た。
【0045】
比較例7
実施例4の(3)1−ドデカノールをジエチレングリコールモノメチルエーテル(分子量120)に変更した以外は、実施例5と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、比較試料を得た。
【0046】
比較例8
実施例1の(3)1−ドデカノールをオレイルアルコール(分子量268)に変更した以外は、実施例1と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、比較試料を得た。
【0047】
比較例9
実施例2の(3)1−ドデカノールをオレイルアルコール(分子量268)に変更した以外は、実施例2と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、比較試料を得た。
【0048】
比較例10
実施例1の(2)ポリエチレングリコールをプロピレングリコール(分子量75)に、(3)1−ドデカノールをオレイルアルコール(分子量268)に変更した以外は、実施例1と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、比較試料を得た。
【0049】
比較例11
実施例3の(3)1−ドデカノールをオレイルアルコール(分子量268)に変更した以外は、実施例4と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、比較試料を得た。
【0050】
比較例12
実施例4の(3)1−ドデカノールをオレイルアルコール(分子量268)に変更した以外は、実施例5と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、比較試料を得た。
【0051】
比較例13
実施例13の(3)1−ドデカノールをジエチレングリコールモノメチルエーテル(分子量120)に変更した以外は、実施例13と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、比較試料を得た。
【0052】
比較例14
実施例14の(3)1−ドデカノールをジエチレングリコールモノメチルエーテル(分子量120)に変更した以外は、実施例14と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、比較試料を得た。
【0053】
比較例15
実施例15の2−エチルヘキシルアルコールをオレイルアルコール(分子量268)に変更した以外は、実施例15と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、比較試料を得た。
【0054】
比較例16
実施例16の2−エチルヘキシルアルコールをオレイルアルコール(分子量268)に変更した以外は、実施例16と同じ配合率で、同一条件にて均一になるまでデイスパーにて撹拌し、比較試料を得た。
以上の実施例1〜16と比較例1〜16における主要成分と配合率及び得られた本発明の化粧品試料と比較試料の各試験結果を表1と2にまとめて示す。
【0055】
【表1】
【0056】
【表2】
【0057】
【発明の効果】
表1と2の結果から明らかなように、本発明によれば、平均分子量が90〜400の範囲にあるグリコール、及び分子量が110〜250の範囲にある一価アルコールを配合することで、肌や角質への栄養補給などの特性を持ったパンテノールを、閉塞作用を有するスクアランや動植物油中に安定した状態で配合させることが可能となり、優れた肌荒れ防止効果、角質改善効果を発現し得る主に皮膚や爪部に使用する液状油性化粧料を提供することが可能となる。
Claims (3)
- 肌や角質の表面を覆うことで水分の揮散を防ぐ閉塞作用を有する少なくとも1種若しくは2種以上の動植物油を主成分とする油性化粧料において、パンテノールを0.01〜6.0wt%(質量百分率:以下同じ)、平均分子量が90〜400の範囲にあるグリコールを0.4〜10wt%、および分子量が110〜250の範囲にある一価アルコールを5.0〜40wt%含有することを特徴とする液状油性化粧料。
- パンテノールと平均分子量が90〜400の範囲にあるグリコールとの配合質量比が1:1〜1:10である請求項1に記載の液状油性化粧料。
- パンテノールと平均分子量が90〜400の範囲にあるグリコールとの混合物と、分子量が110〜250の範囲にある一価アルコールの配合質量比が1:1〜1:40である請求項1または2に記載の液状油性化粧料。
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