JPH09164327A - 乳化組成物 - Google Patents

乳化組成物

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JPH09164327A
JPH09164327A JP7327374A JP32737495A JPH09164327A JP H09164327 A JPH09164327 A JP H09164327A JP 7327374 A JP7327374 A JP 7327374A JP 32737495 A JP32737495 A JP 32737495A JP H09164327 A JPH09164327 A JP H09164327A
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JP
Japan
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lecithin
parts
emulsion
titanium oxide
oil
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JP7327374A
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English (en)
Inventor
Osamu Yamatani
修 山谷
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KIRAN KESHOHIN KK
Original Assignee
KIRAN KESHOHIN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生体への安全性及び経時的乳化安定性の両方に
優れ、使用感が良好であって、特にクリーム状の化粧類
等に有用な乳化組成物を提供すること。 【解決手段】O/W型乳化組成物において、レシチン及
び/又はレシチン誘導体2〜20重量%と、平均粒径5
0nm以下の超微粒子酸化チタン0.6〜10重量%と
を乳化安定剤として含有させた乳化組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体への安全性及
び乳化安定性に優れ、クリーム状等の化粧料や医薬外用
基剤等に利用できるO/W型の乳化組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】乳化組成物は、化粧料、医薬、食品等に
広く使用されており、生体への安全性及び経時的乳化安
定性等を確保するために乳化安定剤の検討が種々なされ
ている。乳化安定剤としては、非イオン界面活性剤、ア
ニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性
剤の使用が一般的であるが、最近生体への安全面からレ
シチン又はその水素添加物等の天然由来の乳化安定剤の
使用が多くなっている。しかしながら、これらは単独の
使用では乳化能が低く経時的に優れた乳化安定性が得ら
れ難いという問題がある。
【0003】そこで、生体への安全性及び経時的乳化安
定性の両方を確保するために、レシチン又はその水素添
加物に他の乳化成分を複合した複合型の乳化安定剤の開
発が提案されている。例えばレシチン又は水素添加レシ
チンに、多価アルコールの脂肪酸エステル、蛋白質、サ
ポニン、N−長鎖アシルアミノ酸石鹸、高級アルコール
又はポリグリセリン脂肪酸エステル等を組合わせて乳化
安定剤に使用することが提案されている。このような複
合型乳化安定剤の場合、通常組合わせる成分が重要とな
る。
【0004】一方、従来化粧類に紫外線吸収や光散乱を
目的として、更には顔料として超微粒子酸化チタンを配
合することが知られている。このような目的に使用され
る超微粒子酸化チタンは、通常60〜100nm程度の
粒径のものが使用されている。また、これらの粒径より
小さい粒径の超微粒子酸化チタンが使用される場合もあ
るが、上記目的のためには、粒径の大きいものに比して
配合量を多くするのが通常である。このような超微粒子
酸化チタンを、レシチン等と組合わせて乳化安定剤とし
て配合することについては従来知られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、生体
への安全性及び経時的乳化安定性の両方に優れ、使用感
が良好であって、特にクリーム状の化粧類等に有用な乳
化組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、O/W
型乳化組成物において、レシチン及び/又はレシチン誘
導体2〜20重量%と、平均粒径50nm以下の超微粒
子酸化チタン0.6〜10重量%とを乳化安定剤として
含有することを特徴とする乳化組成物が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の乳化組成物では、乳化安
定剤としてレシチン及び/又はレシチン誘導体と、超微
粒子酸化チタンとを組合わせて含有する。これらの組合
わせにより、特にクリーム状物とした際に優れた乳化安
定性を示すのは、水に分散した特定粒径の超微粒子酸化
チタンがレシチンの親水性部のラメラ相間にとり込ま
れ、ゲルネットワーク構造を形成するためと考えられ
る。
【0008】レシチンとしては、大豆、菜種、ヒマワ
リ、サフラワー、綿実、トウモロコシ、アマニ、ゴマ、
オリーブ、米、ヤシ、パーム等から得られる植物性レシ
チン;卵黄等から得られる動物性レシチン等を挙げるこ
とができる。レシチン誘導体としては、前記レシチンを
公知の方法等により水素添加した水素添加レシチン;レ
シチンを酵素処理して得られる、例えばレシチンから選
択的に脂肪酸一分子を失ったリゾレシチン等の酵素処理
されたレシチン;レシチンの2本のアシル基の不飽和部
を水酸基化することによって極性を高めた水酸化レシチ
ン等を挙げることができる。レシチン及び/又はレシチ
ン誘導体の乳化組成物中への配合割合は、2〜20重量
%、好ましくは5〜15重量%の範囲である。
【0009】超微粒子酸化チタンは、平均粒径が50n
m以下、好ましくは10〜40nm、特に好ましくは1
0〜20nmのものを使用する。平均粒径が50nmを
超える場合には、所望の乳化安定性が得られない。この
超微粒子酸化チタンの乳化組成物中への配合割合は、
0.6〜10重量%、好ましくは1〜5重量%の範囲で
ある。超微粒子酸化チタンの乳化組成物中への配合は、
通常予め分散液として配合するのが好ましい。
【0010】本発明の乳化組成物において、前記乳化安
定剤の必須成分としてのレシチン及び/又はレシチン誘
導体と、超微粒子酸化チタンとの配合割合は、基本的に
は各成分を前述の配合割合で含有させれば良いが、好ま
しくは前述の配合割合の範囲内で、レシチン及び/又は
レシチン誘導体:超微粒子酸化チタンが重量比で、1:
0.03〜5、特に1:0.1〜1.0となるように配
合するのが望ましい。
【0011】本発明の乳化組成物においては、乳化安定
剤の必須成分としてのレシチン及び/又はレシチン誘導
体や、超微粒子酸化チタンの他に、本発明の所望の効果
に影響を及ぼさない範囲において各種界面活性剤等を配
合することも可能である。
【0012】本発明の乳化組成物は、O/W型の乳化組
成物であって、その形態は通常クリーム状である。この
ようなO/W型の乳化物として知られる化粧類、医薬外
用基剤等に適用することができ、目的物に応じて前記乳
化安定剤、O/W型のクリーム状物等とするための油や
水以外の材料については適宜選択して配合することがで
きる。
【0013】本発明に用いる油としては、植物油、動物
油、合成油のいずれもその目的に応じて使用することが
できる。具体的には例えば牛脂、豚油、ミンク油、ホホ
バ油、アボガド油、オリーブ油、月見草油、グレープシ
ード油、サザンカ油、サフラワー油、アーモンド油、ト
ウモロコシ胚芽油、ヒマワリ油、マカデミアナッツ油、
メドウホーム油、パーム油、ヤシ油、スクワレン、スク
ワラン、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、流
動パラフィン、セチルイソオクタノエート、セチルアル
コール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコー
ル、イソプロピルミリステート、イソセチルミリステー
ト、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキ
サン、環状ジメチルポリシロキサン、ステアリン酸、パ
ルミチン酸、ベヘニン酸等を挙げることができる。油の
配合割合は、乳化組成物がO/W型として安定しうる範
囲であれば目的物に応じて適宜選択することができる。
例えば化粧類のクリームに用いる場合には、乳化組成物
中に5〜30重量%の範囲で配合するのが好ましい。
【0014】本発明に用いる水としては、通常精製水を
使用することができる。水の配合割合は乳化組成物がO
/W型として安定しうる範囲であれば目的物に応じて適
宜選択することができる。例えば化粧類のクリームに用
いる場合には、乳化組成物中に50〜75重量%の範囲
で配合するのが好ましい。
【0015】本発明の乳化組成物を化粧類や医薬外用剤
の基剤として用いる場合には、通常多価アルコール等を
配合するのが好ましい。多価アルコールとしては、3−
メチル−1,3−ブタンジオール、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、水溶性ポリエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、水溶性ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレ
ングリコール、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセ
リン、水溶性ポリグリセリン、マンニトール、ソルビト
ール、ペンタエリスリトール、グルコース、トレハロー
ス、マルチトール等を挙げることができる。多価アルコ
ールを配合する場合の配合割合は、乳化組成物中に25
重量%以下、特に5〜25重量%の範囲で配合させるの
が好ましい。
【0016】本発明の乳化組成物には、目的に応じて更
に抗炎症作用、美白作用、抗しわ作用等を有する各種薬
剤、紫外線吸収剤、防腐剤、酸化防止剤、着色剤、香料
等を配合することもできる。
【0017】本発明の乳化組成物を調製するには、乳化
安定剤の融点以上に調整した油成分に、該油成分を撹拌
しながら水成分を徐々に添加し乳化させる方法等により
得ることができる。この際、レシチン及び/又はレシチ
ン誘導体は、通常油成分中に配合し、超微粒子酸化チタ
ンは水成分に配合して混合するのが好ましい。
【0018】
【発明の効果】本発明の乳化組成物は、レシチン及び/
又はレシチン誘導体と、超微粒子酸化チタンとを特定の
配合割合で乳化安定剤として含有するので、生体への安
全性及び経時的乳化安定性の両方に優れ、特にクリーム
状の化粧料や医薬外用基剤等に有用である。
【0019】
【実施例】以下、実施例及び比較例により更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
尚、例中「部」は「重量部」を示す。
【0020】
【実施例1】水素添加レシチン6部、スクワラン15
部、パラオキシ安息香酸エステル0.2部及び3−メチ
ル−1,3−ブタンジオール10部を混合して油成分を
調製した。一方、平均粒径10nmの超微粒子酸化チタ
ン10重量%を含む分散溶液10部と、精製水58.8
部を混合して水成分を調製した。油成分及び水成分を8
0℃に加熱し、油成分を撹拌しながら水成分を徐々に添
加した後、撹拌冷却してクリームを得た。
【0021】得られたクリームについて以下の各評価を
行なった。ヒト皮膚一次刺激性評価 男女性計20人のパネルを対象として、得られたクリー
ム0.2mlをパッチテスト用絆創膏(リバテープ
(株)製)布地部に塗布しパネルの腕皮膚に接着した。
また対照としてクリームを塗布しないパッチテスト用絆
創膏を、前記クリームを塗布したパッチテスト用絆創膏
に並列して接着した。24時間後にそれぞれのパッチテ
スト用絆創膏を剥がし、皮膚症状を肉眼で観察した。そ
の結果20人のパネル全員に刺激性反応は全く認められ
なかった。アレルギー性評価 成人女性43人のパネルを対象として、得られたクリー
ムの適量を4×4cmの塗布部位に、朝夕2回丁寧に塗
布させた。この操作を14日間連続して行ない、皮膚反
応発生の有無を評価した。評価は14日間の連続塗布中
並びに、終了後更に14日間無塗布の状態で放置した
後、塗布部位にパッチテスト用絆創膏(鳥居(株)製)
を用いてクリームを24時間閉塞貼布した。パッチテス
ト用絆創膏を剥がした後、30分後及び24時間後に肉
眼で観察した。その結果、連続塗布中並びにパッチテス
ト用絆創膏を用いた閉塞貼布試験後のいずれにおいても
43人のパネル全員にアレルギー性反応は全く認められ
なかった。安定性評価 得られたクリームを、40℃で3月間放置後の分離状態
を肉眼で観察した。その結果、クリームは分離せずに良
好な乳化状態を維持していた。官能評価 20人のパネルに得られたクリームを使用してもらい表
1に示す各項目の評価を行なった。結果を該当する人数
のパーセント表示で表1に示す。
【0022】
【実施例2】水素添加レシチン4部、スクワラン15
部、1,3−ブチレングリコール15部及びフェノキシ
エタノール0.5部を混合して油成分を調製した。一
方、平均粒径10nmの超微粒子酸化チタンを10重量
%含有する分散液20部及び精製水45.5部を混合し
て水成分を調製した。油成分及び水成分を実施例1と同
様に処理してクリームを得た。得られたクリームについ
て実施例1と同様な評価を行なった。ヒト皮膚一次刺激
性評価及びアレルギー性評価ではいずれも反応は認めら
れなかった。また安定性評価は良好な乳化状態が維持さ
れていた。官能評価の結果は表1に示す。
【0023】
【実施例3】水素添加レシチン6部、スクワラン15
部、グリセリン10部及びヒノキチオール0.02部を
混合して油成分を得た。一方、平均粒径10nmの超微
粒子酸化チタンを10重量%含有する分散液30部及び
精製水38.98部を混合して水成分を調製した。油成
分及び水成分を実施例1と同様に処理してクリームを得
た。得られたクリームについて実施例1と同様な評価を
行なった。ヒト皮膚一次刺激性評価及びアレルギー性評
価ではいずれも反応は認められなかった。また安定性評
価は良好な乳化状態が維持されていた。官能評価の結果
は表1に示す。
【0024】
【実施例4】水素添加レシチン5部、リゾレシチン(酵
素処理レシチン)1部、流動パラフィン5部、スクワラ
ン10部、パラオキシ安息香酸エステル0.2部及び3
−メチル−1,3−ブタンジオール10部を混合して油
成分を調製した。一方、平均粒径40nmの超微粒子酸
化チタン10重量%を含有する分散液10部及び精製水
58.8部を混合して水成分を調製した。油成分及び水
成分を実施例1と同様に処理してクリームを得た。得ら
れたクリームについて実施例1と同様な評価を行なっ
た。ヒト皮膚一次刺激性評価及びアレルギー性評価では
いずれも反応は認められなかった。また安定性評価は良
好な乳化状態が維持されていた。官能評価の結果は表1
に示す。
【0025】
【実施例5】水素添加レシチン3部、水酸化レシチン3
部、スクワラン20部、パラオキシ安息香酸エステル
0.2部及び3−メチル−1,3−ブタンジオール10
部を混合して油成分を得た。一方、平均粒径30nmの
超微粒子酸化チタン10重量%を含有する分散液10部
及び精製水53.8部を混合して水成分を調製した。油
成分及び水成分を実施例1と同様に処理してクリームを
得た。得られたクリームについて実施例1と同様な評価
を行なった。ヒト皮膚一次刺激性評価及びアレルギー性
評価ではいずれも反応は認められなかった。また安定性
評価は良好な乳化状態が維持されていた。官能評価の結
果は表1に示す。
【0026】
【実施例6】水素添加レシチン7部、流動パラフィン1
0部、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール5部、紫外
線吸収剤としてジパラメトキシケイ皮酸モノ−2−エチ
ルヘキサン酸グリセリル3部及び1,3−ブタンジオー
ル15部を混合して油成分を得た。一方、平均粒径20
nmの超微粒子酸化チタン20重量%を含有する分散液
10部及び精製水50部を混合して水成分を調製した。
油成分及び水成分を実施例1と同様に処理してクリーム
を得た。得られたクリームについて実施例1と同様な評
価を行なった。ヒト皮膚一次刺激性評価及びアレルギー
性評価ではいずれも反応は認められなかった。また安定
性評価は良好な乳化状態が維持されていた。官能評価の
結果は表1に示す。
【0027】
【実施例7】水素添加レシチン6部、スクワラン15
部、パラオキシ安息香酸エステル0.2部及び3−メチ
ル−1,3−ブタンジオール10部を混合して油成分を
調製した。一方、抗炎症成分としてのグリチルリチン酸
ジカリウム0.1部、アラントイン0.1部及びシソエ
キス1部を、平均粒径10nmの超微粒子酸化チタン1
0重量%を含有する分散液10部と、精製水57.6部
との混合物に混合して水成分を調製した。油成分及び水
成分を実施例1と同様に処理してクリームを得た。得ら
れたクリームについて実施例1と同様な評価を行なっ
た。ヒト皮膚一次刺激性評価及びアレルギー性評価では
いずれも反応は認められなかった。また安定性評価は良
好な乳化状態が維持されていた。官能評価の結果は表1
に示す。
【0028】
【実施例8】水素添加レシチン6.5部、流動パラフィ
ン10部、スクワラン5部、パラオキシ安息香酸エステ
ル0.2部及び1,3−ブタンジオール10部を混合し
て油成分を調製した。一方、美白成分としてのリン酸−
L−アスコルビルマグネシウム1部及びエデト酸0.1
部を、平均粒径10nmの超微粒子酸化チタン10重量
%を含有する分散液10部と、精製水57.2部との混
合物に混合して水成分を調製した。油成分及び水成分を
実施例1と同様に処理してクリームを得た。得られたク
リームについて実施例1と同様な評価を行なった。ヒト
皮膚一次刺激性評価及びアレルギー性評価ではいずれも
反応は認められなかった。また安定性評価は良好な乳化
状態が維持されていた。官能評価の結果は表1に示す。
【0029】
【実施例9】水素添加レシチン6部、スクワラン15
部、抗しわ成分としてのビタミンA油0.1部、パラオ
キシ安息香酸エステル0.2部及び1,3−ブタンジオ
ール10部を混合して油成分を調製した。一方、ヒアル
ロン酸ナトリウム液5部を、平均粒径10nmの超微粒
子酸化チタン10重量%を含有する分散液10部と、精
製水53.7部との混合物に混合して水成分を調製し
た。油成分及び水成分を実施例1と同様に処理してクリ
ームを得た。得られたクリームについて実施例1と同様
な評価を行なった。ヒト皮膚一次刺激性評価及びアレル
ギー性評価ではいずれも反応は認められなかった。また
安定性評価は良好な乳化状態が維持されていた。官能評
価の結果は表1に示す。
【0030】
【比較例1】超微粒子酸化チタン分散液を配合せずに、
精製水の配合量を68.8部とした以外は実施例1と同
様にクリームを調製した。得られたクリームについて、
実施例1と同様に安定性評価及び官能評価を行なった。
安定性評価では5日目から分離がはじまり3月間放置後
では完全に分離状態となった。官能評価の結果は表1に
示す。
【0031】
【比較例2】超微粒子酸化チタン分散液の配合量を5部
とし、精製水の配合量を63.8部とした以外は実施例
1と同様にクリームを調製した。得られたクリームにつ
いて、実施例1と同様に安定性評価及び官能評価を行な
った。安定性評価では10日目から分離がはじまり3月
間放置後では完全に分離状態となった。官能評価の結果
は表1に示す。
【0032】
【比較例3】超微粒子酸化チタンとして平均粒径60n
mのものを用いた以外は実施例1と同様の組成によりク
リームを調製した。得られたクリームについて、実施例
1と同様に安定性評価及び官能評価を行なった。安定性
評価では7日目から分離がはじまり3月間放置後では完
全に分離状態となった。官能評価の結果は表1に示す。
【0033】
【比較例4】水素添加レシチンを配合せずに、超微粒子
酸化チタン分散液の配合量を16部とした以外は実施例
1と同様にクリームを調製した。得られたクリームにつ
いて、実施例1と同様に安定性評価及び官能評価を行な
った。安定性評価では2日目から分離がはじまり3月間
放置後では完全に分離状態となった。官能評価の結果は
表1に示す。
【0034】
【表1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 O/W型乳化組成物において、レシチン
    及び/又はレシチン誘導体2〜20重量%と、平均粒径
    50nm以下の超微粒子酸化チタン0.6〜10重量%
    とを乳化安定剤として含有することを特徴とする乳化組
    成物。
JP7327374A 1995-12-15 1995-12-15 乳化組成物 Pending JPH09164327A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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