JP3398183B2 - 水溶性フィルムを用いた分包包装洗剤 - Google Patents

水溶性フィルムを用いた分包包装洗剤

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JP3398183B2 JP17871093A JP17871093A JP3398183B2 JP 3398183 B2 JP3398183 B2 JP 3398183B2 JP 17871093 A JP17871093 A JP 17871093A JP 17871093 A JP17871093 A JP 17871093A JP 3398183 B2 JP3398183 B2 JP 3398183B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水溶性分包包装材料で
あるフィルム自体に強度があり、且つ、分包包装洗剤と
したときに、フィルムに腰があり、フィルムの硬質化が
なく、分包包装洗剤使用時に使用者に良好な手触り感を
与えることができ、しかも、分包包装洗剤の保存により
フィルムの破断強度の低下が少ない分包包装洗剤製品に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り市販されている衣料用粉末洗剤製品は、噴霧乾燥法で
得られる、嵩密度が0.2〜0.4g/cm3 、洗濯一
回当たりの標準使用量が水30リットルに対して40g
前後の洗剤を、容量にして100〜200cm3(洗濯6
0〜100回分) 紙箱に分包したものが主流であり、そ
の使用にあたっては、洗濯時に箱ごと持ち上げ、直接洗
濯槽に洗剤を振り出したり、カップなどを用いておおよ
その量を計量してから、洗剤を洗濯槽に投入するのが一
般的であった。しかし、最近になり、嵩密度が0.7g
/cm3 以上の粉末洗剤が開発され、洗剤の持ち運び等
の問題点に関しては改良された。ところが、この嵩密度
が0.7g/cm3以上の粉末洗剤も、計量時あるいは
洗剤投入時に生じる洗剤粉末の飛散等に関しては、相変
わらず問題がある。
【0003】計量時あるいは洗剤投入時に生じる洗剤粉
末の飛散等の問題の解決のために、洗濯1回当たりの量
の洗剤を、予め、水不溶性又は水透過性あるいは水溶解
性材料で包装してなるワンパック洗剤が提案されてい
る。例えば、特開昭63−8496号公報、特開昭63
−8497号公報、特開昭63−12466号公報、特
開昭63−12487号公報及び特開平2−15599
9号公報等には、嵩密度0.5〜1.2g/cm3 の洗
剤を水溶性フィルムで分包包装してなるワンパック洗剤
や、ペースト洗剤を水溶性フィルムで分包包装してなる
ワンパック洗剤のような、洗剤を水溶解性材料、水溶性
フィルムで包装してなるいくつかのワンパック洗剤が提
案されている。
【0004】上記包装材料にも、各種の問題があり、本
発明者らも、水溶性材料に関しては、先に、特開昭61
−204254号公報、特開昭62−156112号公
報、特開昭64−294082号公報等で、各種の問題
解決のための提案を行っている。即ち、本発明者らは、
ケン化度98モル%以上のポリビニルアルコールに分子
量2800以下のポリアクリル酸を添加してなる組成物
を用いてフィルムを作製することにより、水溶性の改善
されたフィルムが得られること、および、ポリビニルア
ルコールをイタコン酸変性することにより、包装材料の
水溶性を向上させることができることを見いだした。
【0005】一方、特開昭57−125240号公報に
は、未変性のポリビニルアルコールに特定のポリアクリ
ル酸を添加してなる組成物を用いてフィルムを作製する
と、フィルム強度が向上することが示されている。ポリ
ビニルアルコールにポリアクリル酸のようなカルボキシ
ル基を持つポリマーを配合してなる組成物を用いてフィ
ルムを作製した場合、確かに、フィルムの溶解性および
強度は改善される。しかし、そのようなフィルムを用い
て分包包装洗剤を製造すると、内包された洗剤により、
フィルムが硬質化しやすい。そのために、このような分
包包装洗剤は、手触り感に関してコシのある柔軟性やし
っとり感を求めている消費者に、好ましい印象を与えな
い。また、そのような分包包装洗剤を長期にわたって保
存すると、フィルムの強度が低下しやすい。そして、こ
れらの傾向は、未変性のポリビニルアルコールの代わり
に、イタコン酸などのカルボキシル基を持つモノマーに
よって変性されたポリビニルアルコールを用いた場合
に、特に顕著である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、強度およ
び水溶解性に優れたフィルムを用いてなる分包包装洗剤
であって、洗剤包装後に、フィルム表面の硬質化が生じ
にくく、フィルムの破断強度の低下の少ないもの得るた
めに鋭意検討を行った。その結果、驚くべきことに、特
定の水溶性フィルムを用い、包装される洗剤組成物の絶
対水分量と、洗剤組成物中に含有される非イオン界面活
性剤の量とを、包装に使用する水溶性フィルムの重量に
対して特定の範囲内とすることにより、コシがあり、か
つ柔軟性としっとり感に富んだ分包包装洗剤であって、
保存によってフィルムの破断強度が低下しない分包包装
洗剤が得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0007】すなわち本発明は、イタコン酸変性ポリビ
ニルアルコール100重量部と、カルボキシル基含有モ
ノマーをその構成モノマーとする重合体、共重合体およ
びそれらの中和物から選ばれる1種以上の化合物0.1
〜20重量部からなるポリビニルアルコール系フィルム
で洗剤組成物を分包包装してなる分包包装洗剤であっ
て、前記洗剤組成物の絶対水分量が、前記ポリビニルア
ルコール系フィルム100重量部に対して90〜3,0
00重量部であり、且つ、前記洗剤組成物中に含まれる
非イオン界面活性剤の量が、前記ポリビニルアルコール
系フィルム100重量部に対して30〜5,000重量
部であることを特徴とする分包包装洗剤を提供するもの
である。
【0008】換言すれば、本発明は、イタコン酸変性ポ
リビニルアルコール100重量部に、カルボキシル基含
有モノマーの重合体もしくは共重合体またはそれらの中
和物0.1〜20重量部を配合した組成物からなるポリ
ビニルアルコール系フィルムで洗剤組成物を分包包装し
てなる分包包装洗剤において、前記ポリビニルアルコー
ル系フィルム100重量部に対する前記洗剤組成物中の
絶対水分量の比率が90〜3,000重量部で、且つ前
記ポリビニルアルコール系フィルム100重量部に対す
る前記洗剤組成物中の非イオン界面活性剤の比率が30
〜5,000重量部であることを特徴とする分包包装洗
剤を提供するものである。
【0009】以下に、本発明を詳細に説明する。
【0010】本発明に用いられるイタコン酸変性ポリビ
ニルアルコール(以下、ポリビニルアルコールをPVA
と略す)は、その必須構成モノマー単位として、イタコ
ン酸単位とビニルアルコール単位とを有するビニルアル
コール系共重合体である。ここで、イタコン酸単位と
は、
【0011】
【化1】
【0012】で示される単位であり、ビニルアルコール
単位とは、
【0013】
【化2】
【0014】で示される単位である。
【0015】本発明では、イタコン酸変性PVAとし
て、酢酸ビニルとイタコン酸とを必須モノマーとして用
いて共重合を行い、次いで、その共重合体を鹸化して得
られるビニルアルコール系共重合体であって、イタコン
酸単位の含有量が2〜8モル%、ビニルアルコール単位
の含有量が88〜98モル%、酢酸ビニル単位の含有量
が0〜4モル%であるものを用いるのが好ましく、フィ
ルム強度、水溶解性、アルカリ剤と接した時の長期安定
性等のバランスの観点からは、イタコン酸単位の含有量
が3〜6モル%、ビニルアルコール単位の含有量が92
〜97モル%、酢酸ビニル単位の含有量が0〜2モル%
であるものを用いるのが特に好ましい。ここで、酢酸ビ
ニル単位とは、
【0016】
【化3】
【0017】で示される単位であり、未鹸化部分であ
る。
【0018】上記の如く、イタコン酸変性PVAのイタ
コン酸単位の含有量は、2〜8モル%が好適である。こ
の範囲内であると、フィルムの水溶性に優れるのみなら
ず、フィルムをロール状とした場合のフィルム間の癒着
が生じにくい。また、酢酸ビニル単位の含有量は、フィ
ルムの溶解性の観点から、0〜4モル%が好適である。
【0019】また、イタコン酸単位は、酸の、すなわち
カルボキシル基の一部又は全部が、アルカリ金属やアン
モニウム等の1価カチオンの塩になっていても良い。
【0020】本発明に用いるイタコン酸変性PVAの重
合度は特に限定されないが、フィルム物性、特に強度、
水溶性の点で、500〜2,000のものが好適であ
る。
【0021】本発明では、イタコン酸変性PVAとし
て、一種のみを用いてもよいが、構成モノマー単位組成
や分子量等が異なる二種以上の混合物を用いてもよい。
【0022】本発明において、フィルム原料として用い
られるイタコン酸変性PVAの製法は、特に制限されな
い。例えば、特開昭53−91995号公報に開示され
ている方法等を用いることができる。
【0023】本発明において用いられるカルボキシル基
含有モノマーの重合体又は共重合体としては、アクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、アリル酢酸等の不飽和カルボン酸の重合体、および
これらモノマー2種以上の共重合体が挙げられ、特に、
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸またはフマル酸
の重合体又は共重合体が好ましい。
【0024】また、上記カルボキシル基含有モノマー
と、当該カルボキシル基含有モノマーと共重合可能なモ
ノマーとの共重合体も、カルボキシル基含有モノマーの
共重合体として用いることができる。上記カルボキシル
基含有モノマーと共重合可能なモノマーとして好適なも
のは、アクリロニトリル、アクリル酸エチル、メタクリ
ル酸メチル、スチレン、ビニルメチルエーテル、ビニル
プロピルエーテル、アクリルアミド、エチレン、プロピ
レンである。カルボキシル基含有モノマーと、当該カル
ボキシル基含有モノマーと共重合可能なモノマーとの比
率は特に限定されない。しかしながら、水溶性共重合体
が得られる比率でこれらモノマーを使用する。
【0025】上記重合体又は共重合体の中和物を得るた
めの中和剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム等のアルカリ金属の水酸化物、アンモニア、またはト
リエタノールアミン等のモノアミン類が用いられる。中
和度は特に限定はないが、0〜90モル%程度である。
【0026】また、カルボキシル基含有モノマーの重合
体もしくは共重合体またはそれらの中和物は、溶解性の
観点から、また、本発明に係る効果を最大限に引き出す
ためには、その重量平均分子量が3,000〜100,
000であることが好ましく、5,000〜50,00
0が特に好ましい。
【0027】カルボキシル基含有モノマーの重合体もし
くは共重合体又はそれらの中和物の配合量は、イタコン
酸変性PVA100重量部に対して0.1〜20重量
部、好ましくは0.5〜10重量部、より好ましくは2
〜10重量部である。配合量が0.1重量部未満である
と、フィルム強度の向上効果がなく、一方、配合量が2
0重量部を越えると、フィルム自体のフィルム強度がか
えって低下し、洗剤組成物を分包した時のフィルムの腰
が極端に低下し、好ましくない。
【0028】本発明のフィルムを作製するために用いら
れる組成物には、可塑剤を配合しても良い。使用される
可塑剤は、特に制限されず、種々の公知のものを用いる
ことができるが、特に多価アルコール系可塑剤が好まし
い。多価アルコール系可塑剤としては、例えばエチレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、テトラエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコ
ール、グリセリン、トリメチロールプロパン、3−メチ
ルペンタン−1,3,5−トリオール、ジグリセリン等
が挙げられる。これらの可塑剤は、1種用いてもよく、
2種以上を併用してもよい。これらの可塑剤は、通常、
イタコン酸変性PVA100重量部に対して1〜20重
量部配合される。
【0029】また、フィルム製造時のフィルムの剥離
性、フィルム保存時の耐ブロッキング性、水溶解時の親
水性向上のために、フィルムを作製するために用いられ
る組成物に、界面活性剤を配合してもよい。用いられる
界面活性剤の種類は特に限定されず、アニオン系、ノニ
オン系、カチオン系等の一般の界面活性剤が配合され得
る。
【0030】本発明において、フィルムの製法は特に制
限はされず、従来よりPVA系フィルムの製法として用
いられている方法が好適に用いられる。例えば、水を溶
剤として用い、ドラム又はベルト上にフィルム用組成物
の水溶液をキャスティングした後乾燥するキャスティン
グ方式が好適である。フィルムの厚さは、通常10〜1
50μmであり、好ましくは15〜50μmである。
【0031】また、フィルムの形状は、平滑でもよい
が、フィルムに凹凸をつけることは、水溶解性と耐ブロ
ッキング性を向上させるという観点から、特に有効であ
る。凹凸によるフィルム表面積の増加は、水とフィルム
接触面積の増加となり、それにより、フィルムの水溶解
性が増す。また、凹凸によるフィルム同士の接触面積の
低下は、ブロッキング防止方法として有効である。好ま
しい凹凸の大きさ、形状は、10〜60メッシュの格子
状または亀甲状等である。また、フィルム部が凹凸化
し、見かけのフィルム厚さが真のフィルム厚さの1.5
倍以上、特に2倍以上あるフィルムは好適である。フィ
ルムの凹凸化の方法は、特に限定されず、例えば、凹凸
面を有する支持体上にフィルム用組成物の水溶液をキャ
スティングしてもよく、あるいは、フラットフィルムを
エンボッシングカレンダーを用いて後加工(エンボス加
工)し、凹凸をつけてもよい。
【0032】本発明では、洗剤組成物に由来する絶対水
分の量が、水溶性フィルム100重量部に対して90〜
1,200重量部となり、かつ、その洗剤組成物に含ま
れる非イオン界面活性剤の量が、水溶性フィルム100
重量部に対して30〜1,050重量部となるように、
上記水溶性フィルムを用いて洗剤組成物を分包包装す
る。これにより、上記のフィルム自体は、その表面が硬
質化しており、その手触り感は必ずしもよいとはいえな
いものであったにもかかわらず、包装後約1時間で、フ
ィルムのパリパリ感がなくなり、コシ及び柔軟性があ
り、しっとりした手触り感の分包包装洗剤となる。ま
た、この分包包装洗剤では、洗剤組成物包装前に比べ、
フィルムの破断強度が低下していない。
【0033】ここで述べる絶対水分の量とは、分包包装
される洗剤組成物中に含まれる自由な水と、結晶性アル
ミノケイ酸塩、無形定水和アルミノケイ酸塩および珪酸
ナトリウム等の補助ビルダー塩等に含まれる結晶水、付
着水等の全水分の和であり、その測定は、NMRによ
る。具体的には、洗剤組成物を重水(D2O)に溶解し、
下式のように生成するHDOの量を、DMSOを内部標
準として用いたNMRを行って求め、その値から、洗剤
組成物に由来する絶対水分の量を算出する。 (反応式) H2O+D2O → 2HDO 分包包装洗剤のフィルム100重量部に対して、洗剤組
成物の絶対水分の量が90重量部より低いと、洗剤組成
物を包装しても、フィルムの性質(硬いこと)は全く改
善されず、一方、絶対水分量が1,200重量部を越え
ると、フィルム強度が低下する。また、内包される洗剤
組成物としては、絶対水分を、洗剤組成物全量中3〜1
5重量%含有するものが好ましく、5〜14重量%含有
するものがさらに好ましい。絶対水分を15重量%を越
えて含有する洗剤組成物を用いると、その洗剤組成物を
包装後に、フィルムが硬質化する傾向を示すだけでな
く、分包包装洗剤の保存中に、フィルムの破断強度が低
下しやすく、フィルムが内包される洗剤組成物と融着す
ることがある上、洗剤組成物が固化するおそれがある。
【0034】本発明に係る洗剤組成物は、非イオン界面
活性剤を含有し、洗剤組成物が前記水溶性フィルムで包
装されたときに、絶対水分の量と非イオン界面活性剤の
量が、それぞれ本発明で規定する条件を満足するもので
あればよい。しかし、洗剤組成物は、非イオン界面活性
剤のほかに、通常は、陰イオン界面活性剤、陽イオン界
面活性剤及び両性界面活性剤からなる群から選択される
1種以上の界面活性剤、式(1)で示される結晶性アル
ミノケイ酸塩及び式(2)で示される非晶質アルミノケ
イ酸塩からなる群から選択される1種以上のアルミノケ
イ酸塩、炭酸塩、硫酸塩、ケイ酸塩から選ばれる1種以
上の無機塩、および、ピロリン酸ナトリウム、トリポリ
リン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム及びニトリロト
リ酢酸ナトリウムから選ばれる1種以上の補助洗剤ビル
ダー塩などを含有する。 x(M2O)・Al2O3・y(SiO2)・w(H2O) …(1) 〔式中、M はアルカリ金属原子、x,y,wは各成分の
モル数を表し、0.7 ≦x≦1.5 、0.8 ≦y≦6、wは任
意の正数である。〕 a(M2O)・Al2O3・b(SiO2)・c(H2O) …(2) 〔式中、M はアルカリ金属原子、a,b,cは各成分の
モル数を表し、0.7 ≦a≦2.0 、0.8 ≦b≦6、cは任
意の正数である。〕。
【0035】本発明に係る洗剤組成物に含有される非イ
オン界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステルなど
が挙げられる。本発明では、特に、炭素数が平均で12
〜18、好ましくは12〜16の、直鎖又は分岐鎖の、
飽和又は不飽和のアルコールに、アルコール1モルあた
り、即ち平均で、1〜20モル、好ましくは3〜15モ
ルのエチレンオキサイド(以下、EOとする)を付加さ
せて得られるポリオキシエチレンアルキルエーテル、あ
るいは、EO平均付加モル数が1〜20、好ましくは6
〜12のポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルを
使用するのが望ましい。
【0036】本発明に係る洗剤組成物の非イオン界面活
性剤の配合量は、前記水溶性フィルムの重量に対する洗
剤組成物中の非イオン界面活性剤の重量の比率を前記の
範囲内とすることができる範囲内であればよいが、洗剤
組成物中に1〜25重量%が好ましく、2〜24重量%
がさらに好ましく、15〜24重量%が特に好ましい。
非イオン界面活性剤の配合量が15〜24重量%の洗剤
組成物を用いると、分包包装洗剤保存中に、フィルムの
破断強度が増加する。
【0037】本発明においては、上記の非イオン界面活
性剤の他に、洗剤組成物の製造に一般的に使用される陰
イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤および両性界面
活性剤のうちの1種以上が使用でき、その配合量は、内
包される洗剤組成物中に5〜40重量%程度である。ま
た、前記非イオン界面活性剤とこれらの界面活性剤との
割合は、重量比で、非イオン界面活性剤/その他界面活
性剤=3以上が好ましい。界面活性剤として、非イオン
界面活性剤のみを用いるか、非イオン界面活性剤/陰イ
オン界面活性剤=3以上となる重量比で非イオン界面活
性剤と陰イオン界面活性剤とを併用した洗剤組成物を用
いると、分包包装洗剤保存中にフィルムの破断強度が増
加するので、このような洗剤組成物は特に好ましい。
【0038】更に、内包される洗剤組成物は、硬水軟化
剤あるいは洗浄ビルダーとして、以下の式(1)で示さ
れる結晶性アルミノケイ酸塩、及び、以下の式(2)で
示される非晶質アルミノケイ酸塩からなる群から選択さ
れる1種以上のアルミノケイ酸塩を、洗剤組成物全量中
の10〜60重量%含有することができる。 x(M2O)・Al2O3・y(SiO2)・w(H2O) …(1) 〔式中、M はアルカリ金属原子、x,y,wは各成分の
モル数を表し、0.7 ≦x≦1.5 、0.8 ≦y≦6、wは任
意の正数である。〕 a(M2O)・Al2O3・b(SiO2)・c(H2O) …(2) 〔式中、M はアルカリ金属原子、a,b,cは各成分の
モル数を表し、0.7 ≦a≦2.0 、0.8 ≦b≦6、cは任
意の正数である。〕 もちろん、これらの結晶性アルミノケイ酸塩、非晶質ア
ルミノケイ酸塩は、表面改質剤として、洗剤粒子の被覆
のために使用することも可能である。
【0039】内包される洗剤組成物は、更に、洗浄ビル
ダーとして、炭酸塩、硫酸塩、ケイ酸塩から選ばれる1
種以上の無機塩を、洗剤組成物全量中の5〜60重量
%、また、アルミノケイ酸塩以外の硬水軟化剤(あるい
は洗浄ビルダー)として、燐酸ナトリウム(ピロリン酸
ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム等)、クエン酸
ナトリウムおよびニトリロトリ酢酸ナトリウムから選ば
れる1種以上のナトリウム塩を、洗剤組成物全量中の1
〜20重量%含有することが出来る。
【0040】また、本発明に係る内包される洗剤組成物
には、上記成分以外に、少量のポリアクリル酸やカルボ
キシメチルセルロースなどの再汚染防止剤、セルラー
ゼ、プロテアーゼ、サビナーゼ、リポラーゼ等の酵素、
亜硫酸塩等の還元剤、過炭酸ソーダ、過硼酸ソーダ等の
漂白剤、漂白活性化剤、蛍光染料、香料等の洗剤常用成
分を、必要に応じて配合できる。
【0041】本発明において、内包される洗剤組成物の
製造方法としては、一般に用いられているものが利用で
き、例えば、必須成分および任意成分をニーダー等で緊
密混合し解砕する方法、あるいは、洗剤組成物の構成成
分の一部叉は全部を用いてスラリー状組成物を得、これ
を噴霧乾燥した後、得られた粉末を造粒する方法等が挙
げられる。
【0042】本発明に使用される洗剤組成物の嵩密度
は、通常は0.3〜1g/cm3 であるが、使い勝手を
考えると、0.5g/cm3 以上の高密度の洗剤組成物
が好ましい。
【0043】以上に述べた本発明に係る水溶性フィルム
と内包される洗剤組成物との比率は、一般的には、重量
比で、フィルム/洗剤組成物= 0.5/99.5〜
3.0/97.0である。
【0044】本発明の分包包装洗剤の製造方法、すなわ
ち洗剤組成物のフィルムによる分包の方法は、特に限定
されるものではない。通常は、三方シール自動包装機な
どを用いてフィルムをヒートシールし、或いは、接着剤
などによりフィルムの周縁部を接着し、得られた袋部の
内部に洗剤組成物を充填し、その後袋の解放部分をヒー
トシール或いは接着することにより製造される。なお、
分包包装体における融着部或いは接着部の面積は、通常
は、1包装体あたり25%以内である。
【0045】
【実施例】以下本発明について、実施例を挙げて説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。なお、「部」及び「%」は、特記しない限り重量基
準である。
【0046】製造例<イタコン酸変性PVA系重合体の
製造> 温度制御設備、攪拌装置、水冷コンデンサー、滴下ロー
ト、温度計、窒素導入管を備えた重合装置に、酢酸ビニ
ルを350部、メタノールを40部、イタコン酸の25
%メタノール溶液を2部仕込み、攪拌下60℃に加熱し
た。系内を窒素置換した後、2,2’−アゾビスイソブ
チルニトリル0.25部をメタノール20部と共に加
え、共重合を開始した。共重合開始時点より、適宜、重
合系の固形分濃度を測定しつつ、イタコン酸の25%メ
タノール溶液24.8部を3.5時間かけて均等に滴下
した。チオ尿素を加えて重合を停止した。得られた共重
合体ペーストにメタノール蒸気を吹き込み、未反応の酢
酸ビニルを可溶化させた後、メタノールを加え、共重合
体のメタノール溶液(最終的な共重合体濃度:30%)
とした。この共重合体のメタノール溶液200部に、4
0℃で攪拌しながら、NaOHのメタノール溶液(Na
OH濃度:10%)33部を加え、共重合体を鹸化し、
ゲル状物を得た。このゲル状物をミキサーで粉砕し、メ
タノールで洗浄した後、100℃で2時間乾燥し、白色
粉末のイタコン酸変性PVA系重合体を得た(以下、P
VA系重合体とする)。 更に、モノマー組成を変え
た以外はPVA系重合体と同様の方法で、PVA系重
合体を得た。PVA系重合体及びの構成モノマー
組成の分析値を表1に示す。
【0047】なお、以下の実施例においては、比較のP
VA系重合体として、 (株) クラレ製”PVA217”
を用いるので、これの構成モノマー組成の分析値も、P
VA系重合体として、併せて表1に示す。
【0048】
【表1】
【0049】実施例1 (1)フィルムの製造及び物性評価 PVA系重合体100部を水570部に溶解し、水溶
液とし、そこに、重量分子量8,000のポリアクリル
酸(以下、PAAと略すことがある)を5部、グリセリ
ンを10部、エマルゲン108(花王 (株) 製;ポリオ
キシエチレン(6モル)ラウリルエーテル)を0.3部
添加した。得られた水溶液を、表面温度75℃の回転ド
ラム上にキャスティングしてフィルム化し、乾燥厚み2
5.5μmのフィルム(フィルムNo.1)を得た。得
られたフィルムの物性を、下記に示す方法により評価し
た。また、PVA系重合体の種類、カルボキシル基含有
モノマーの重合体もしくは共重合体又はそれらの中和物
の種類を変更した以外は、上記と同様の方法でフィルム
を製造し、評価を行った。結果を表2に示す。
【0050】〔フィルム物性の評価方法〕 ・フィルム強度 フィルムから、JIS 2号ダンベル状試験片(全長1
00mm)を打ち抜いた。その試験片を、25℃、65
%RHの条件下に48時間保存した後、オートグラフ
( (株) 島津製作所製)を用い、25℃、65%RHの
条件下、試験片の上端、下端それぞれから25mmの位
置を把持して引っ張り、破断強度、破断伸度を測定し
た。
【0051】・冷水溶解性 フィルムを4cm×4cmにカットし、これを攪拌され
ている10℃の水道水1,000ml中に落下させ、フ
ィルムが完全に溶解するまでの時間を測定した。
【0052】
【表2】
【0053】注) *1 PAA ; ポリアクリル酸、重量平均分子量:8,0
00 PAA /PMAA;アクリル酸(80%)とメタクリル酸(20
%)の共重合体、重量平均分子量:10,000 PAA /マレイン酸;アクリル酸(70%)とマレイン酸
(30%)の共重合体、重量平均分子量:50,000 *2 カルボキシル基含有モノマーの(共)重合体の中
和物を用いた場合の中和剤の種類および中和度 *3 PVA系重合体100重量部に対する重量 (2)分包包装洗剤の製造及びフィルムの物性評価 表3,4に示す洗剤組成物の成分のうち、非イオン界面
活性剤および後添加した方が好ましい成分(酵素、香料
及びゼオライトの一部)を除く他の成分を用いて、噴霧
乾燥粉末を得た。この噴霧乾燥粉末を攪拌式転動式造粒
機(レディゲミキサー)に入れ、そこに、表3,4に示
す配合量の非イオン界面活性剤を徐々に添加し、ついで
酵素、香料及び少量の4A型ゼオライトを加え、表3,
4に示す組成の最終洗剤組成物を得た。この洗剤組成物
を、上記(1)で得られた水溶性フィルムで分包包装
し、分包包装洗剤製品を得た。ここで、分包包装洗剤製
品は(株)トパック製”K−10”(三方シール自動包装
機)に、上記(1)で得られた水溶性フィルムを装填
し、縦10cm、横6cmで周縁部(ヒートシール部)
が0.5cmの袋(袋の重量:0.4g)を作製し、こ
の袋に表3,4に示す洗剤組成物を充填することによっ
て製造した。
【0054】得られた分包包装洗剤製品を、23℃、5
5%RHの条件下に1週間保存した後、シール部以外の
部分のフィルムを切り取った。そのフィルムについて、
オートグラフ((株)島津製作所製)で引っ張り試験を行
い、破断強度を測定した。
【0055】また、洗剤組成物の絶対水分量の測定を、
次の方法で行った。試料1gを遠心管に正確に計り取
り、重水(D2O) 10g(内部標準のジメチルスルホキ
シドを含む)を加え、密栓した状態で約5分間よく攪拌
した。次に、それを遠心分離し、上清をとり、NMRを
測定(60MHz)した。HDO及びDMSOのピーク
高さから、絶対水分量を算出した。各試料について、2
回ずつ測定を行い、その平均値を絶対水分量とした。結
果を表3,4に示す。
【0056】なお、表3,4中の洗剤組成物No.のう
ち、数字を丸で囲んだものは比較品である。
【0057】
【表3】
【0058】
【表4】
【0059】注) *1 平均炭素数12、EO平均付加モル数6、炭素数
が12〜16で且つEO付加モル数が3〜15のものを
80%以上含有 *2 平均炭素数14、EO平均付加モル数12、炭素
数が12〜16で且つEO付加モル数が3〜15のもの
を75%以上含有 *3 細孔容積310cm3/100g、比表面積15
3m2/g、吸油能245ml/100gの多孔性シリ
カ *4 徳山曹達 (株) 製の多孔性シリカ *5 セルラーゼ/プロテアーゼ(1/2、重量比)混
合物 *6 DM型蛍光染料(住友化学工業 (株) 製)を0.
3重量%、チノパールCBS(日本チバガイギー (株)
製)を0.2重量%及び一般的な洗剤用香料を1重量%
配合 *7 ポリビニルアルコール系フィルム100重量部に
対する洗剤組成物の絶対水分量(重量部) *8 ポリビニルアルコール系フィルム100重量部に
対する洗剤組成物中の非イオン界面活性剤の重量(重量
部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−163149(JP,A) 特開 昭61−204254(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 17/04

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イタコン酸変性ポリビニルアルコール1
    00重量部と、カルボキシル基含有モノマーをその構成
    モノマーとする重合体、共重合体およびそれらの中和物
    から選ばれる1種以上の化合物0.1〜20重量部から
    なるポリビニルアルコール系フィルムで洗剤組成物を分
    包包装してなる分包包装洗剤であって、前記洗剤組成物
    の絶対水分量が、前記ポリビニルアルコール系フィルム
    100重量部に対して90〜1,200重量部であり、
    且つ、前記洗剤組成物中に含まれる非イオン界面活性剤
    の量が、前記ポリビニルアルコール系フィルム100重
    量部に対して30〜1,050重量部であることを特徴
    とする分包包装洗剤。
  2. 【請求項2】 カルボキシル基含有モノマーをその構成
    モノマーとする重合体、共重合体およびそれらの中和物
    から選ばれる1種以上の化合物は、その重量平均分子量
    が3,000〜100,000である請求項1記載の分
    包包装洗剤。
  3. 【請求項3】 イタコン酸変性ポリビニルアルコール
    が、酢酸ビニルとイタコン酸とを必須モノマーとして用
    いて共重合し、次いで得られた共重合体を鹸化すること
    によって得られるポリビニルアルコール系共重合体であ
    って、イタコン酸単位の含量が2〜8モル%、ビニルア
    ルコール単位の含量が88〜98モル%、酢酸ビニル単
    位の含量が0〜4モル%である請求項1又は2記載の分
    包包装洗剤。
  4. 【請求項4】 ポリビニルアルコール系フィルムが、フ
    ィルム膜厚10〜150μmのフィルムである請求項1
    〜3の何れか1項記載の分包包装洗剤。
  5. 【請求項5】 カルボキシル基含有モノマーがアクリル
    酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸及びイタコン
    酸の群から選択される1種又は2種以上である請求項1
    〜4の何れか1項記載の分包包装洗剤。
  6. 【請求項6】 洗剤組成物の絶対水分量が3〜15重量
    %である請求項1〜5の何れか1項記載の分包包装洗
    剤。
  7. 【請求項7】 洗剤組成物の非イオン界面活性剤含有量
    が1〜25重量%である請求項1〜6の何れか1項記載
    の分包包装洗剤。
  8. 【請求項8】 洗剤組成物の非イオン界面活性剤含有量
    が15〜24重量%である請求項1〜6の何れか1項記
    載の分包包装洗剤。
  9. 【請求項9】 非イオン界面活性剤が、アルキル基部分
    の平均炭素数が12〜18でエチレンオキサイド平均付
    加モル数が1〜20のポリオキシエチレンアルキルエー
    テル、および/または、エチレンオキサイド平均付加モ
    ル数が1〜20のポリオキシエチレンノニルフェニルエ
    ーテルである請求項7又は8記載の分包包装洗剤。
  10. 【請求項10】 洗剤組成物が、陰イオン界面活性剤、
    陽イオン界面活性剤及び両性界面活性剤からなる群から
    選択された1種以上の界面活性剤を、洗剤組成物中に5
    〜40重量%含有するものである請求項1〜9の何れか
    1項記載の分包包装洗剤。
  11. 【請求項11】 洗剤組成物の陰イオン界面活性剤、陽
    イオン界面活性剤及び両性界面活性剤からなる群から選
    択された1種以上の界面活性剤の含有量に対する非イオ
    ン界面活性剤含有量の割合(重量比)が3以上である請
    求項10記載の分包包装洗剤。
  12. 【請求項12】 洗剤組成物が、式(1)で示される結
    晶性アルミノケイ酸塩及び式(2)で示される非晶質ア
    ルミノケイ酸塩からなる群から選択された1種以上を、
    洗剤組成物中に10〜60重量%含有するものである請
    求項1〜11の何れか1項記載の分包包装洗剤。 x(M2O)・Al2O3・y(SiO2)・w(H2O) …(1) 〔式中、M はアルカリ金属原子、x,y,wは各成分の
    モル数を表し、0.7≦x≦1.5、0.8≦y≦6、wは任意
    の正数である。〕 a(M2O)・Al2O3・b(SiO2)・c(H2O) …(2) 〔式中、M はアルカリ金属原子、a,b,cは各成分の
    モル数を表し、0.7≦a≦2.0、0.8≦b≦6、cは任意
    の正数である。〕
  13. 【請求項13】 洗剤組成物が、炭酸塩、硫酸塩、ケイ
    酸塩から選ばれた1種以上の無機塩を、洗剤組成物中に
    5〜60重量%含有するものである請求項1〜12の何れ
    か1項記載の分包包装洗剤。
  14. 【請求項14】 洗剤組成物が、ピロリン酸ナトリウ
    ム、トリポリリン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム及
    びニトリロトリ酢酸ナトリウムから選ばれた1種以上の
    補助洗剤ビルダー塩を、洗剤組成物中に1〜20重量%
    含有するものである請求項1〜13の何れか1項記載の分
    包包装洗剤。
  15. 【請求項15】 洗剤組成物の絶対水分量が、前記ポリ
    ビニルアルコール系フィルム100重量部に対して90
    〜1,200重量部である請求項1〜14の何れか1項記
    載の分包包装洗剤。
  16. 【請求項16】 洗剤組成物中に含まれる非イオン界面
    活性剤の量が、ポリビニルアルコール系フィルム100
    重量部に対して30〜1,050重量部である請求項1
    〜14の何れか1項記載の分包包装洗剤。
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