JP3397281B2 - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP3397281B2
JP3397281B2 JP06750096A JP6750096A JP3397281B2 JP 3397281 B2 JP3397281 B2 JP 3397281B2 JP 06750096 A JP06750096 A JP 06750096A JP 6750096 A JP6750096 A JP 6750096A JP 3397281 B2 JP3397281 B2 JP 3397281B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラムメモリ
として、一括消去型で電気的に書き換え可能なフラッシ
ュメモリを搭載し、このプログラムメモリに格納するプ
ログラムデータを通信回線を介してダウンロードしてプ
ログラムメモリの内容を更新する機能を備えた、ファク
シミリ装置のような通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電話回線等の通信回線に接続されるファ
クシミリ装置等においては、システム制御用プログラム
を格納するシステムROM(プログラムメモリ)を電気
的に書き換え可能なフラッシュメモリで構成するととも
に、接続回線を利用してシステム制御用プログラムをダ
ウンロードすることにより、システム制御プログラムの
バージョンアップや機能拡張に容易に対応することがで
きるようにしたものが知られている。このように、電話
回線を介してシステム制御用プログラムをダウンロード
する場合、回線から送られてくるプログラムデータを一
旦、機器内部のメモリ(RAM領域)に蓄積して、シス
テム制御用プログラムメモリを構成するフラッシュメモ
リのイレース(消去)処理を行った後に、RAM領域に
蓄積したプログラムデータをシステム制御用プログラム
メモリに転送して書き換えを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来装置においては、以下に示すような問題点があっ
た。
【0004】すなわち、上述したように、フラッシュメ
モリへの書き込みは、その構造上、一旦書き込まれてい
る情報のイレース処理を行った後、書き込み動作を行わ
なければならない。このため、システム制御用プログラ
ムメモリにフラッシュメモリを使用しダウンロードを行
う際は、一時的にシステム制御用プログラムがイレース
された状態となる。従って、この時、停電等で機器の電
源がオフの状態となった場合、再度電源がオンとなって
もシステム制御用プログラムがイレースされた状態であ
るため、正常に動作することができない。
【0005】また、機器内部のメモリを介してダウンロ
ードを行っているため、各種個別機能を盛り込んだ個々
のプログラムをダウンロードする際、毎回電話回線より
ダウンロードを行わなければならない。一方、各種機能
を全て盛り込んだプログラムとした場合、プログラム容
量が増加し、システム制御用プログラムメモリ及び一時
蓄積用メモリの容量が増え、コストアップにつながる。
【0006】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたものであり、ダウンロード中にプロ
グラムメモリがイレースされた状態で電源がオフとなっ
ても、電源再投入時、ダウンロード動作を継続して行う
ことができ、正常に動作を開始することができる通信装
置を提供することを目的とするものである。
【0007】また、各種の個別機能プログラムを毎回ダ
ウンロードすることなく、それぞれ一度のダウンロード
のみで利用することができるようにすることを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願の請求項1に記載の発明は、通信画像データを
一時蓄積する画像蓄積装置を有するとともに、プログラ
ムメモリとしてフラッシュメモリを搭載し、このプログ
ラムメモリに格納するプログラムデータを通信回線を介
してダウンロードしてプログラムメモリの内容を更新す
る機能を備えた通信装置において、前記画像蓄積装置と
して、ダウンロードするプログラムデータ以上の容量を
有し、バッテリバックアップされたメモリを用いるとと
もに、ダウンロード状態信号を保持するバッテリバック
アップされたダウンロード状態信号保持手段と、このダ
ウンロード状態信号保持手段に保持された状態信号がダ
ウンロード中を示すとき、前記プログラムメモリへのチ
ップセレクト信号を前記画像蓄積装置に切り換えるチッ
プセレクト信号切換手段と、通信回線を介して送られて
くるデータがプログラムデータのとき、当該プログラム
データを前記画像蓄積装置に蓄積するとともに、前記ダ
ウンロード状態信号保持手段にダウンロード中を示す状
態信号を設定し、その後、前記プログラムメモリを消去
してから前記画像蓄積装置に蓄積されたプログラムデー
タをプログラムメモリに書き込む制御手段とを備え、こ
の制御手段は、電源投入時、前記ダウンロード状態信号
保持手段に保持された状態信号がダウンロード中を示す
場合、前記プログラムメモリを消去して前記画像蓄積装
置に蓄積されたプログラムデータをプログラムメモリに
書き込むようにしたものである。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、プログラ
ムメモリとしてフラッシュメモリを搭載し、このプログ
ラムメモリに格納するプログラムデータを通信回線を介
してダウンロードしてプログラムメモリの内容を更新す
る機能を備えた通信装置において、電気的に書き込み可
能な不揮発性メモリから成る外部メモリユニットが着脱
自在に接続される外部メモリユニットインタフェース部
と、ダウンロード状態信号を保持するバッテリバックア
ップされたダウンロード状態信号保持手段と、このダウ
ンロード状態信号保持手段に保持された状態信号がダウ
ンロード中を示すとき、前記プログラムメモリへのチッ
プセレクト信号を前記外部メモリユニットに切り換える
チップセレクト信号切換手段と、通信回線を介して送ら
れてくるデータがプログラムデータのとき、当該プログ
ラムデータを前記外部メモリユニットに蓄積するととも
に、前記ダウンロード状態信号保持手段にダウンロード
中を示す状態信号を設定し、その後、前記プログラムメ
モリを消去してから前記外部メモリユニットに蓄積され
たプログラムデータをプログラムメモリに書き込む制御
手段とを備え、この制御手段は、電源投入時、前記ダウ
ンロード状態信号保持手段に保持された状態信号がダウ
ンロード中を示す場合、前記プログラムメモリを消去し
て前記外部メモリユニットに蓄積されたプログラムデー
タをプログラムメモリに書き込むようにしたものであ
る。
【0010】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
2に記載の通信装置において、前記制御手段は、通信回
線からのプログラムデータを外部メモリユニットを介し
てプログラムメモリにダウンロードする際に、外部メモ
リユニットに当該通信装置を特定するパラメータを格納
しておき、パラメータが格納された外部メモリユニット
に蓄積されたプログラムデータのプログラムメモリへの
書き込みは、そのパラメータが当該通信装置のものであ
るときのみ実行するようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本願の各発明の実施形態を
図面を参照して説明する。
【0012】図1は、本願の各発明に係る実施形態とし
てのファクシミリ装置を示すブロック構成図である。本
実施形態におけるファクシミリ装置は、システム制御部
1、システム制御メモリ(プログラムメモリ)2、操作
表示部3、符号化復号化装置4、スキャナ5、プロッタ
6、通信制御装置7、G3FAXモデム8、網制御装置
9、画像蓄積装置10、外部メモリユニットインタフェ
ース(I/F)部12等がシステムバス13に接続され
て構成されている。また、システム制御部1及び画像蓄
積装置10をバッテリバックアップするためのバッテリ
11が設けられるとともに、外部メモリユニットI/F
部12に着脱自在に取り付けられる外部不揮発性メモリ
14が備えられている。
【0013】システム制御部1は、このファクシミリ装
置全体の制御処理を行うものであり、制御に必要な情報
を電源断時にも保持しておくためにバッテリ11により
バックアップされている。システム制御メモリ2は、シ
ステム制御部1が実行する制御処理プログラム及び制御
処理プログラムを実行するときに必要な各種データなど
を記憶するプログラムメモリであり、一括消去型の電気
的書き換え可能な不揮発性半導体メモリであるフラッシ
ュメモリが用いられている。
【0014】操作表示部3は、このファクシミリ装置を
操作するためのもので、各種の操作キー及び各種の表示
器からなる。符号化復号化装置4は、画信号を符号化圧
縮すると共に、符号化圧縮されている画情報を元の画情
報に復号化するためのものである。スキャナ5は、所定
の解像度で原稿画像を読みとるためのものであり、プロ
ッ夕6は、所定の解像度で画像を記録出力するためのも
のである。
【0015】通信制御装置7は、G3FAXモデム8,
網制御装置9を制御して、画情報の伝送制御を行うため
のものである。画像蓄積装置10は、符号化圧縮後の画
情報を一時蓄積するためのものであり、DRAM等の揮
発性メモリで構成されているが、電源断時にも画情報等
を保持しておくためにバッテリ11によりバックアップ
されている。また、この画像蓄積装置9は、電話回線を
介してのプログラムダウンロード時にプログラムデータ
を一時蓄積しておくためにも用いられる。
【0016】外部メモリユニットI/F部12は、外部
メモリユニット(外部不揮発性メモリ14)との接続を
行うためのインタフェース部であり、外部不揮発性メモ
リ14は、フラッシュメモリ等からなるカード状のメモ
リ媒体である。
【0017】上記図1におけるシステム制御部1内の本
発明に係わる部分の構成を図2に示す。図2において、
20はシステム全体を制御するCPUで、このCPU2
0に接続された入力ポート21は各種ステータス情報等
を入力するポートであり、出力ポート22は各ブロック
への制御信号等を出力するポートである。本願の各請求
項に記載の制御手段も上記CPU20により実現され
る。23はCPU20からのペリフェラル(周辺機器)
アクセス時に出力されるアドレスをデコードして各ペリ
フェラルのチップセレクト信号を生成するチップセレク
ト生成回路である。
【0018】24,25はバッテリ11にてバックアッ
プされたダウンロード状態信号を保持するラッチ回路
(ダウンロード状態信号保持手段)であり、CPU20
からデータバスの最下位ビット(bit0)に出力され
るダウンロード状態信号(フラグ)をラッチする。26
は電源投入時のダウンロード状態信号に基づき各チップ
セレクト信号の入れ替えを行うか否かを制御するチップ
セレクトスワップ回路(チップセレクト信号切換手段)
である。27は電源投入時にCPU20及び各ペリフェ
ラルにリセット信号を出力するパワーオンリセット回路
であり、28,29はパワーオンリセット回路27より
出力されたリセット信号RESETのタイミングをずら
すためのフリップフロップ回路(F/F)である。
【0019】次に、このように構成されたファクシミリ
装置の動作について説明する。
【0020】先ず、電話回線からプログラムデータをダ
ウンロードする動作を図3のフローチャートを参照して
説明する。電話回線からの着呼が有ると(判断101の
Y)まず、電話回線より送られてくるデータが画データ
であるかプログラムデータであるかを通信プロトコル上
のNSS(Non−Standard facilit
ies Set−up)にて判断する(判断102)。
送信側では、NSSに画データかプログラムデータかの
情報を盛り込んでくるので、この情報に基づき、ファク
シミリ装置本来の画データであった場合、ダウンロード
中フラグはオフのままとして、この処理フローを終了
し、通常のファクシミリ受信処理に移行する(判断10
2のN→処理103)。
【0021】一方、プログラムデータの転送であった場
合は、さらに、外部不揮発性メモリ14が外部メモリユ
ニットI/F部12に装着されているか否かをチェック
する(判断104)。外部不揮発性メモリ14が装着さ
れていなければ、回線からのプログラムデータをそのま
ま画像蓄積装置10に蓄積する(判断104のN→処理
105)。プログラムデータの受信が終了し、全データ
が画像蓄積装置10に蓄積された後(判断106の
Y)、CPU20にてラッチ回路24にダウンロード中
フラグをONにセットする(処理107)。フラグセッ
ト終了後、画像蓄積装置10に蓄積したプログラム中の
ダウンロードプログラムエリアにジャンプして、プログ
ラムカウンタPCを画像蓄積装置内に移す(処理10
8)。次に、システム制御メモリ2を構成するフラッシ
ュメモリをイレース(消去)し、イレース終了後、画像
蓄積装置10内のプログラムデータをシステム制御メモ
リ2に転送する(処理109→処理110)。転送終了
後、CPU20にてラッチ回路24にセットしたダウン
ロード中フラグをリセットし(処理111)、システム
制御メモリ2内のイニシャルプログラムエリアにジャン
プして、プログラムカウンタPCをシステム制御メモリ
内に戻す(処理112)。これにより、本ファクシミリ
装置は以降、ダウンロードしたシステム制御用プログラ
ムに従って動作する。
【0022】また、外部不揮発性メモリ14が外部メモ
リユニットI/F部12に装着されているときは、前記
判断104から処理113に分岐し、回線より送られて
きたプログラムデータを外部不揮発性メモリ14に蓄積
する。受信が終了し、全データが外部不揮発性メモリ1
4に蓄積された後(判断114のY)、CPU20にて
ラッチ回路24にダウンロード中フラグをセットする
(処理115)。フラグセット終了後、外部不揮発性メ
モリ14に蓄積したプログラム中のダウンロードプログ
ラムエリアにジャンプして、プログラムカウンタPCを
外部不揮発性メモリ内に移す(処理116)。次に、シ
ステム制御メモリ2を構成するフラッシュメモリをイレ
ースし、イレース終了後、外部不揮発性メモリ14内の
プログラムデータをシステム制御メモリ2に転送する
(処理117→処理118)。転送終了後、外部不揮発
性メモリ14の所定のエリアにダウンロードパラメー夕
(回線からのダウンロードプログラムであることを示す
フラグ,受信した機器の機番や電話番号等)を格納する
(処理119)。その後、CPU20にてラッチ回路2
4にセットしたダウンロード中フラグをリセットし(処
理120)、システム制御メモリ2内のイニシャルプロ
グラムエリアにジャンプして、プログラムカウンタPC
をシステム制御メモリ内に戻す(処理121)。これに
より、前記同様、本ファクシミリ装置は、ダウンロード
したシステム制御用プログラムに従って動作する。
【0023】次に、ダウンロード中電源オフ後の復帰動
作について図4のフローチャートを参照して説明する。
【0024】上記一連の動作の中で、システム制御メモ
リ2のイレース中及び画像蓄積装置10又は外部不揮発
性メモリ14からシステム制御メモリ2にプログラムを
転送中(図3の処理109〜110又は処理117〜1
18間)に、電源オフ(パワーダウン)の状態が発生し
た場合、バッテリ11にてバックアップされたラッチ回
路24にダウンロード中フラグがセットされており、電
源再投入の際、パワーオンリセット回路27にてリセッ
ト信号RESETが出力され、このリセット信号RES
ETにてラッチ回路25にダウンロード中フラグをラッ
チする。ラッチ回路25にてラッチされたフラグ信号は
チップセレクトチェンジ信号CSCHGとしてチップセ
レクトスワップ回路26に入力され、画像蓄積装置10
又は外部不揮発性メモリ14へのチップセレクト信号C
HGRAM又はCHGEXMEMとシステム制御メモリ
2へのチップセレクト信号CHGROMが入れ替えられ
る。また、フリップフロップ回路(F/F)28,29
にてシステムクロックCLKの1周期分遅延させたリセ
ット信号RSTがCPU20に供給されるため、チップ
セレクトスワップ回路26にてチップセレクト信号が入
れ替えられた後、CPU20のフェッチ動作が始まる。
従って、リセット解除後、CPU20は画像蓄積装置1
0又は外部不揮発性メモリ14内のプログラムエリアよ
りプログラムフェッチを行うため、正常に立ち上がるこ
とができる。
【0025】また、イニシャル処理が終了後、CPU2
0にてチップセレクトチェンジ信号CSCHGの状態を
入力ポート21を介して認識することにより、チップセ
レクト信号が入れ替わっていた場合,すなわちダウンロ
ード中フラグがセットされていた場合、システム制御メ
モリ2をイレースして画像蓄積装置10又は外部不揮発
性メモリ14よりシステム制御メモリ2にプログラム転
送を行う。その終了後、CPU20より出力ポート22
を介してシステムリセット信号CPURSTをパワーオ
ンリセット回路27に出力する。パワーオンリセット回
路27では、この信号により各ペリフェラルにリセット
信号RESETを出力し、再起動を行う。このリセット
信号RESETにより、ラッチ回路24,25の各状態
はリセットされ、チップセレクトスワップ回路26も初
期化される。従って、リセット解除後は、CPU20は
システム制御メモリ2よりプログラムフェッチを行う。
【0026】すなわち、電源再投入(パワーオン)によ
り図4に示す処理フローが開始すると、まず、ダウンロ
ード中フラグがセット(ON)されているか否かをチェ
ックし、セットされていなければ、そのままイニシャル
動作に移行する(判断201のN→処理202)。一
方、ダウンロードフラグがセットされておれば、さらに
外部不揮発性メモリ14が装着されているか否かをチェ
ックする(判断201のY→判断203)。外部不揮発
性メモリ14が装着されていなければ(判断203の
N)、処理204に進んで、システム制御メモリ2をイ
レースする。次に、画像蓄積装置10内に蓄積されてい
るダウンロードプログラムをシステム制御メモリ2に転
送して書き込む(処理205)。そして、CPU20よ
り上述したシステムリセット処理を実行する(処理20
6)。
【0027】また、外部不揮発性メモリ14が装着され
ておれば(判断203のY)、処理207に分岐して、
上記同様システム制御メモリ2をイレースする。次に、
外部不揮発性メモリ2内に蓄積されているダウンロード
プログラムをシステム制御メモリ2に転送して書き込む
(処理208)。転送終了後、外部不揮発性メモリ14
の所定のエリアに上述したようなダウンロードパラメー
夕を格納する(処理209)。そして、CPU20より
上述したシステムリセット処理を実行する(処理21
0)。
【0028】以上のように、電話回線からのプログラム
データをシステム制御メモリ2へダウンロードする際に
用いる一時蓄積用メモリとして、バッテリバックアップ
された画像蓄積装置10を流用するとともに、ダウンロ
ード状態をバッテリバックアップされたフラグにて管理
し、ダウンロード中の電源断に際して再度電源が投入さ
れた場合に、前記フラグの状態に基づきダウンロードを
継続して行えるようにしたので、システム制御メモリ2
がイレース状態で電源断となっても電源再投入時、ダウ
ンロード動作を継続して行うことができ、正常に動作を
開始することができる(請求項1に対応)。
【0029】また、外部不揮発性メモリ14が装着され
る外部メモリユニットI/F部12を備えて、外部不揮
発性メモリ14が装着されているときは、プログラムの
システム制御メモリ2へのダウンロードを外部不揮発性
メモリ14を介して行うようにしたので、上記と同様な
効果が得られるとともに、外部不揮発性メモリ14の交
換により複数の個別機能プログラムに対応することがで
き、各種の個別機能プログラムを毎回ダウンロードする
ことなく、それぞれ一度のダウンロードのみで利用する
ことができるようになる。すなわち、一つの機能プログ
ラムのダウンロードが完了した後、外部不揮発性メモリ
14を取り外し、別の外部不揮発性メモリを実装するこ
とにより、回線より転送される各種機能プログラムをそ
れぞれ別々の外部不揮発性メモリに保存することができ
る。さらに、ダウンロード中に電源断となり、電源オフ
の時間が画像蓄積装置10のバッテリバックアップ可能
時間より長い場合でも、電源再投入時、正常なダウンロ
ード動作を行うことが可能となる(請求項2に対応)。
【0030】最後に、電話回線からのダウンロードプロ
グラムが格納された外部不揮発性メモリ14を外部メモ
リユニットI/F部12に装着して、システム制御メモ
リ2にダウンロードする処理を図5のフローチャートを
参照して説明する。
【0031】まず、操作表示部3よりダウンロード指示
が入力されるのを待つ(判断301のNループ)。ダウ
ンロード指示が入力されると、外部不揮発性メモリ14
の所定のエリアに格納されたダウンロードパラメータを
読み込んで、当該パラメータが本機器のものか否かをチ
ェックする(判断301のY→判断302)。ダウンロ
ードパラメータが本機器のものでなければ、他の機器で
ダウンロードしたものの流用となるので、操作表示部3
にダウンロード不可を表示して、その旨をオペレータに
通知し、処理を終了する(判断302のN→処理30
3)。
【0032】一方、ダウンロードパラメータが本機器の
ものであれば、さらに、ダウンロード中フラグがセット
(ON)されているか否かをチェックする(判断302
のY→判断304)。ダウンロード中フラグがセットさ
れていなければ、システム制御メモリ2のイレースに備
えてダウンロード中フラグをセットする(判断304の
N→処理305)。フラグセット終了後、外部不揮発性
メモリ14に格納されているプログラム中のダウンロー
ドプログラムエリアにジャンプして、プログラムカウン
タPCを外部不揮発性メモリ内に移す(処理306)。
次に、システム制御メモリ2を構成するフラッシュメモ
リをイレースし、イレース終了後、外部不揮発性メモリ
14内のプログラムデータをシステム制御メモリ2に転
送する(処理307→処理308)。転送終了後、CP
U20にてラッチ回路24にセットしたダウンロード中
フラグをリセットし(処理309)、システム制御メモ
リ2内のイニシャルプログラムエリアにジャンプして、
プログラムカウンタPCをシステム制御メモリ内に戻す
(処理310)。これにより、本ファクシミリ装置は、
ダウンロードしたシステム制御用プログラムに従って動
作する。
【0033】また、前記判断304にて、ダウンロード
中フラグがセットされておれば、処理311に分岐し
て、システム制御メモリ2をイレースする。次に、外部
不揮発性メモリ14内に蓄積されているダウンロードプ
ログラムをシステム制御メモリ2に転送して書き込む
(処理312)。そして、CPU20より前述したシス
テムリセット処理を実行する(処理313)。
【0034】以上のように、外部不揮発性メモリ14に
ダウンロードプログラムとともに、ダウンロードした機
器を特定するようなパラメータを一緒に格納しておき、
このダウンロードパラメータをチェックしてダウンロー
ドするか否かを制御するようにしたので、着脱自在な外
部不揮発性メモリ14にダウンロードプログラムを蓄積
するようにしても、そのプログラムの他機種への流用を
防ぐことができ、ダウンロードプログラムが格納された
外部不揮発性メモリ14にプロテクトを掛けることが可
能となる。
【0035】なお、上記実施形態においては、本願の各
発明をファクシミリ装置に適用した場合について説明し
たが、ファクシミリ等の通信機能を有する各種情報処理
装置に適用しても、上記と同様の作用、効果が得られ
る。すなわち、本願の請求項1に記載の発明は、画像デ
ータの通信機能を有する装置に適用可能であり、請求項
2と請求項3に記載の発明は、画像データ以外の通信機
能を有する装置にも適用可能である。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本願の請求項1記載の発
明によれば、通信画像データを一時蓄積する画像蓄積装
置を有するとともに、プログラムメモリとしてフラッシ
ュメモリを搭載し、このプログラムメモリに格納するプ
ログラムデータを通信回線を介してダウンロードしてプ
ログラムメモリの内容を更新する機能を備えた通信装置
において、画像蓄積装置として、ダウンロードするプロ
グラムデータ以上の容量を有し、バッテリバックアップ
されたメモリを用いるとともに、ダウンロード状態信号
を保持するバッテリバックアップされたダウンロード状
態信号保持手段と、このダウンロード状態信号保持手段
に保持された状態信号がダウンロード中を示すとき、プ
ログラムメモリへのチップセレクト信号を画像蓄積装置
に切り換えるチップセレクト信号切換手段と、通信回線
を介して送られてくるデータがプログラムデータのと
き、当該プログラムデータを画像蓄積装置に蓄積すると
ともに、ダウンロード状態信号保持手段にダウンロード
中を示す状態信号を設定し、その後、プログラムメモリ
を消去してから画像蓄積装置に蓄積されたプログラムデ
ータをプログラムメモリに書き込む制御手段とを備え、
電源投入時、ダウンロード状態信号保持手段に保持され
た状態信号がダウンロード中を示す場合、プログラムメ
モリを消去して画像蓄積装置に蓄積されたプログラムデ
ータをプログラムメモリに書き込むようにしたので、プ
ログラムメモリを構成するフラッシュメモリがイレース
された状態で電源断となっても、電源再投入時、ダウン
ロード動作を継続して行うことができ、正常に動作を開
始することができる効果がある。
【0037】また、請求項2記載の発明によれば、プロ
グラムメモリとしてフラッシュメモリを搭載し、このプ
ログラムメモリに格納するプログラムデータを通信回線
を介してダウンロードしてプログラムメモリの内容を更
新する機能を備えた通信装置において、電気的に書き込
み可能な不揮発性メモリから成る外部メモリユニットが
着脱自在に接続される外部メモリユニットインタフェー
ス部と、ダウンロード状態信号を保持するバッテリバッ
クアップされたダウンロード状態信号保持手段と、この
ダウンロード状態信号保持手段に保持された状態信号が
ダウンロード中を示すとき、プログラムメモリへのチッ
プセレクト信号を外部メモリユニットに切り換えるチッ
プセレクト信号切換手段と、通信回線を介して送られて
くるデータがプログラムデータのとき、当該プログラム
データを外部メモリユニットに蓄積するとともに、ダウ
ンロード状態信号保持手段にダウンロード中を示す状態
信号を設定し、その後、プログラムメモリを消去してか
ら外部メモリユニットに蓄積されたプログラムデータを
プログラムメモリに書き込む制御手段とを備え、電源投
入時、ダウンロード状態信号保持手段に保持された状態
信号がダウンロード中を示す場合、プログラムメモリを
消去して外部メモリユニットに蓄積されたプログラムデ
ータをプログラムメモリに書き込むようにしたので、前
記請求項1と同様な効果が得られるとともに、外部メモ
リユニットを交換することにより複数の個別機能プログ
ラムに対応することができ、各種の個別機能プログラム
を毎回ダウンロードすることなく、それぞれ一度のダウ
ンロードのみで利用することができる効果がある。ま
た、ダウンロード中の電源断後の電源オフ時間が画像蓄
積装置のバッテリバックアップ可能時間より長い場合で
も、電源再投入時、正常なダウンロード動作を行うこと
ができる効果がある。
【0038】さらに、請求項3記載の発明によれば、請
求項2に記載の通信装置において、通信回線からのプロ
グラムデータを外部メモリユニットを介してプログラム
メモリにダウンロードする際に、外部メモリユニットに
当該通信装置を特定するパラメータを格納しておき、パ
ラメータが格納された外部メモリユニットに蓄積された
プログラムデータのプログラムメモリへの書き込みは、
そのパラメータが当該通信装置のものであるときのみ実
行するようにしたので、請求項2と同様な効果が得られ
るとともに、通信回線よりダウンロードした機種にのみ
使用可能なように、外部メモリユニットにプロテクトを
かけることが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の各発明に係る実施形態としてのファクシ
ミリ装置を示すブロック構成図。
【図2】上記図1におけるシステム制御部内の本発明に
係わる部分を示す構成図。
【図3】上記実施形態において、プログラムデータをダ
ウンロードする動作を示すフローチャート。
【図4】同じく、ダウンロード中電源オフ後の復帰動作
を示すフローチャート。
【図5】同じく、ダウンロードプログラムが格納された
外部不揮発性メモリを外部メモリユニットI/F部に装
着して、システム制御メモリにダウンロードする動作を
示すフローチャート。
【符号の説明】
1 システム制御部 2 システム制御メモリ 10 画像蓄積装置 11 バッテリ 12 外部メモリユニットI/F部 14 外部不揮発性メモリ 20 CPU 21 入力ポート 22 出力ポート 23 チップセレクト生成回路 24,25 ラッチ回路 26 チップセレクトスワップ回路 27 パワーオンリセット回路 28,29 フリップフロップ回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信画像データを一時蓄積する画像蓄積
    装置を有するとともに、プログラムメモリとしてフラッ
    シュメモリを搭載し、このプログラムメモリに格納する
    プログラムデータを通信回線を介してダウンロードして
    プログラムメモリの内容を更新する機能を備えた通信装
    置において、 前記画像蓄積装置として、ダウンロードするプログラム
    データ以上の容量を有し、バッテリバックアップされた
    メモリを用いるとともに、 ダウンロード状態信号を保持するバッテリバックアップ
    されたダウンロード状態信号保持手段と、 前記ダウンロード状態信号保持手段に保持された状態信
    号がダウンロード中を示すとき、前記プログラムメモリ
    へのチップセレクト信号を前記画像蓄積装置に切り換え
    るチップセレクト信号切換手段と、 通信回線を介して送られてくるデータがプログラムデー
    タのとき、当該プログラムデータを前記画像蓄積装置に
    蓄積するとともに、前記ダウンロード状態信号保持手段
    にダウンロード中を示す状態信号を設定し、その後、前
    記プログラムメモリを消去してから前記画像蓄積装置に
    蓄積されたプログラムデータをプログラムメモリに書き
    込む制御手段とを備え、 前記制御手段は、電源投入時、前記ダウンロード状態信
    号保持手段に保持された状態信号がダウンロード中を示
    す場合、前記プログラムメモリを消去して前記画像蓄積
    装置に蓄積されたプログラムデータをプログラムメモリ
    に書き込むことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 プログラムメモリとしてフラッシュメモ
    リを搭載し、このプログラムメモリに格納するプログラ
    ムデータを通信回線を介してダウンロードしてプログラ
    ムメモリの内容を更新する機能を備えた通信装置におい
    て、 電気的に書き込み可能な不揮発性メモリから成る外部メ
    モリユニットが着脱自在に接続される外部メモリユニッ
    トインタフェース部と、 ダウンロード状態信号を保持するバッテリバックアップ
    されたダウンロード状態信号保持手段と、 前記ダウンロード状態信号保持手段に保持された状態信
    号がダウンロード中を示すとき、前記プログラムメモリ
    へのチップセレクト信号を前記外部メモリユニットに切
    り換えるチップセレクト信号切換手段と、 通信回線を介して送られてくるデータがプログラムデー
    タのとき、当該プログラムデータを前記外部メモリユニ
    ットに蓄積するとともに、前記ダウンロード状態信号保
    持手段にダウンロード中を示す状態信号を設定し、その
    後、前記プログラムメモリを消去してから前記外部メモ
    リユニットに蓄積されたプログラムデータをプログラム
    メモリに書き込む制御手段とを備え、 前記制御手段は、電源投入時、前記ダウンロード状態信
    号保持手段に保持された状態信号がダウンロード中を示
    す場合、前記プログラムメモリを消去して前記外部メモ
    リユニットに蓄積されたプログラムデータをプログラム
    メモリに書き込むことを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の通信装置において、 前記制御手段は、通信回線からのプログラムデータを外
    部メモリユニットを介してプログラムメモリにダウンロ
    ードする際に、外部メモリユニットに当該通信装置を特
    定するパラメータを格納しておき、パラメータが格納さ
    れた外部メモリユニットに蓄積されたプログラムデータ
    のプログラムメモリへの書き込みは、そのパラメータが
    当該通信装置のものであるときのみ実行することを特徴
    とする通信装置。
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