JPH0991236A - Icカード処理装置 - Google Patents

Icカード処理装置

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Publication number
JPH0991236A
JPH0991236A JP7247820A JP24782095A JPH0991236A JP H0991236 A JPH0991236 A JP H0991236A JP 7247820 A JP7247820 A JP 7247820A JP 24782095 A JP24782095 A JP 24782095A JP H0991236 A JPH0991236 A JP H0991236A
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JP
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card
program
interface
terminal
programs
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Application number
JP7247820A
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English (en)
Inventor
Seiji Hirano
誠治 平野
Shuichi Matsumura
秀一 松村
Akiyuki Yura
彰之 由良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種類のICカードに対応するICカード
処理装置を提供する。 【解決手段】 まず、CPU200の動作が初期化され
ると(ステップS10)、通常モードに遷移する(ステ
ップS11)。次に、リセット端子RESをハイレベルに
すると(ステップS12)、メインプログラムMPをR
AMに転送し、これを実行する。ここで、端子Vppの電
圧が12Vであるか否かが判定され(ステップS1
3)、端子Vppの電圧が5Vであるならば、ステップS
14に進み、ユーザプログラムモードに遷移する。一
方、12Vの場合には、端子P90〜P94がハイレベルか否
かをそれぞれ検出し、その検出結果に応じたプログラム
IP1〜IP5を選択し、これを実行する。この後、転
送したプグラムIP1〜IP5を実行する(ステップS
16)。こうして、デイップスイッチDSWの設定によ
って、ICカード4の種類に対応したプログラムを実行
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ICカード処理
装置に関するものであり、特に、複数種類のICカード
に所定のデータを書き込みまたは読み出すのに好適であ
る。
【0002】
【従来の技術】ICカードは、内部に半導体メモリを有
し、そこに大量の情報を記憶できるため、用途に応じた
カードが各種開発されている。このICカードに用いる
クロック信号は、そこに用いられる半導体メモリによっ
て異なるため、ICカードの種類に依存する。また、リ
セット信号、通信プロトコル(同期式、非同期式等)や
コマンド(クラス、コード、パラメータ等)は、ICカ
ードの種類毎に相違するのが通常である。
【0003】このため、ICカードリーダライタは、I
Cカードの種類に対応して専用のもがそれぞれ開発され
ている。一般に、ICカードリーダライタは、全体動作
を制御するCPUを備えており、その制御プログラム
は、PROM等のメモリに格納されているか、マスクR
OMとしてCPUの内部に格納されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ICカード
の利用分野は急速に拡大されつつある。これに伴い、特
殊な用途のみならず、オープンシステムの中でICカー
ドを利用したいという要求が高まっている。しかし、従
来のICカードリーダライタは、一種類のICカードに
のみ対応していたので、他の種類のICカードには対応
できなかった。
【0005】また、従来のICカードリーダライタにあ
っては、制御プログラムを変更するには、PROM等の
メモリを差し替えるか、マスクROMを交換するのにC
PUを交換しなければならなかった。このため、ICカ
ードにバージョンアップが生じたり、また、ICカード
システムに変更が生ずると、ICカードリーダライタを
回収して差替・交換作業を行うか、ICカードリーダラ
イタの設置場所に作業者が出向いて差替・交換作業を行
う必要があり、不便であった。
【0006】本発明は上述した事情に鑑がみてなされた
ものであり、各種のICカードに対応してデータの書込
読出を行うことができ、また、制御プログラムの書換可
能なICカード処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1に記載のこの発明にあっては、各ICカードに
対して複数のインターフェースプログラムで動作するI
Cカード処理装置において、前記各ICカードに接続さ
れ、データの読み出しまたは書き込みを行うインターフ
ェース手段と、前記インターフェース手段を動作させる
複数のインタフェースプログラムをそれぞれ格納する記
憶領域に分割された記憶手段と、前記各ICカードの種
類に応じて、前記記憶手段に記憶された前記インタフェ
ースプログラムを選択する選択手段と、選択されたイン
タフェースプログラムに基づいて、前記インターフェー
ス手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とす
る。
【0008】また、請求項2に記載のこの発明にあって
は、前記記憶手段から選択すべき前記インタフェースプ
ログラムを特定するスイッチ回路を備え、前記選択手段
は、前記スイッチ回路の設定に応じて所定のインタフェ
ースプログラムを選択することを特徴とする。
【0009】また、請求項3に記載のこの発明にあって
は、前記ICカードから読み出される識別情報を検出す
る検出手段を備え、前記選択手段は、前記検出手段の検
出結果に応じて所定のインタフェースプログラムを読み
出すことを特徴とする。
【0010】また、請求項4に記載のこの発明にあって
は、前記記憶手段の分割された記憶領域毎に前記インタ
フェースプログラムを書き換える書換手段を備え、前記
インタフェースプログラムの一部または全部を書き換え
ることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】A.第1実施形態 1.実施形態の構成 以下、図面を参照してこの発明の実施形態の構成につい
て説明する。図1はこの発明に係るICカードリーダラ
イタが適用されるICカードシステムの一実施形態のブ
ロック図である。図1において、1はパーソナルコンピ
ュータであり、通信回線を介して図示せぬホストコンピ
ュータと接続されている。2はIFD回路であり、パー
ソナルコンピュータ1と接続され、パーソナルコンピュ
ータ1から送信される制御プログラムSPを受信し、こ
の制御プログラムSPに基づいて、データの書込読出を
行う。3はR/Wユニットであり、ICカード4からデ
ータを読み出し、また、データの書き込む。AはICカ
ードリーダライタであり、上記したパーソナルコンピュ
ータ1、IFD回路2およびR/Wユニット3から構成
される。
【0012】次に、パーソナルコンピュータ1は、以下
の部分により構成される。10は上位装置通信手段であ
り、ホストコンピュータとのインタフェースであり、制
御プログラムSPの受信や各種のデータ通信を行う。ま
た、11はプログラム送信手段であり、IFD回路2に
対して、制御プログラムSPをRS232Cの形式で送
信する。また、12はキーボードで構成されるキーデー
タ入力手段であり、これにより、操作指示が入力され
る。また、13はICカードデータ処理手段であり、I
Cカード4に格納すべきデータを暗号化し、またICカ
ード4から読み出したデータを復号化する。
【0013】また、IFD回路2は以下の部分により構
成される。20は制御手段であり、IFD回路2の動作
全体を制御する。21はプログラム受信手段であり、パ
ーソナルコンピュータ1から送信される制御プログラム
SPを受信する。22はプログラム書換手段であり、制
御プログラムSPの一部または全部の書換を行う。23
はフラッシュメモリであり、ここに制御プログラムSP
が格納される。24はプログラム切替手段であり、IC
カード4の種類に応じて制御プログラムSPを切り替え
る。25はRAMであり、制御プログラムSPの一部を
格納する。
【0014】ここで、フラッシュメモリ23に格納され
る制御プログラムSPについて、図2を用いて説明す
る。図2はフラッシュメモリ23のメモリマップであ
る。同図示すように制御プログラムSPは、メインプロ
グラムMP、RAM転送プログラムRP、書換プログラ
ムKPおよびICカードインターフェースプログラムI
P1〜IP5から構成される。第1ブロックB1にはメ
インプログラムMPが格納される。このメインプログラ
ムMPは、ICカード4の種類に対応して、IFD回路
2をデータ読出・書込可能な状態にすると共に、所定の
場合に書換プログラムKPを実行する。第2ブロックB
2にはRAM転送プログラムRPと書換プログラムKP
が格納される。RAM転送プログラムRPは、書換プロ
グラムKPをRAM25に転送するためのプログラムで
ある。一方、書換プログラムKPは、第3〜第7ブロッ
クB3〜B7に格納されているプログラムを書き換える
ためのプログラムである。
【0015】また、第3〜第7ブロックB3〜B7に
は、ICカード4の種類に対応したICカードインター
フェースプログラムIP1〜IP5がそれぞれ格納され
る。この例にあっては、ICカードインターフェースプ
ログラムIP1,IP2は、ISOに準拠したT=1タ
イプ,T=0タイプのICカードにそれぞれ対応し、ま
た、ICカードインターフェースプログラムIP3は海
外で使用されているT=14タイプのICカードに対応
する。また、ICカードインターフェースプログラムI
P4は特別仕様のシステムに用いられるICカードに対
応し、ICカードインターフェースプログラムIP5は
シリアルメモリタイプのICカードに対応する(タイプ
0)。T=1タイプ,T=0タイプ,T=14タイプお
よびタイプ0の通信フォーマットは、図3(A)〜
(D)に示すようにクロック周波数、コマンド、レスポ
ンスが相違するが、上記したICカードインターフェー
スプログラムIP1〜IP3を適宜切り替えて使用すれ
ば、所定のICカードに対応することができる。なお、
第1,第2ブロックB1,B2に格納されたプログラム
は、動作処理の基本プログラムであるため、固定である
が、第3〜第7ブロックB3〜B7に格納されたプログ
ラムは、対象とするICカードを変更できるように、書
換可能である。
【0016】次に、IFD回路2の具体的な構成を図4
を参照して説明する。図4はIFD回路の回路図であ
る。同図において、200はCPUであり、上記した制
御手段20、プログラム書換手段22、フラッシュメモ
リ23、プログラム切替手段24およびRAM25とし
て機能する。この例では、CPU200にH8/538
F(日立製作所)を用いている。
【0017】CPU200において、XTAL,EXTALはクロ
ック入力端子であり、そこには9.8304MHzで発振する
水晶振動子201が接続される。また、MD0,MD1,MD2
は、動作モード端子であり、これらの接続状態によっ
て、CPU200の動作モードが設定される。例えば、
動作モード端子MD0,MD1,MD2に5Vが供給される場合に
は、通常モードとして動作する。通常モードにあって
は、RAM25に格納されているプログラムを実行した
り、フラッシュメモリ23に格納されているプログラム
の一部を書き換える。一方、動作モード端子MD0,MD1に
5Vが供給されると共に動作モード端子MD2に12Vが
供給される場合には、ブートモードとして動作する。ブ
ートモードでは、CPU200の内部にあるフラッシュ
メモリ23に格納されているプログラムが全て消去さ
れ、プログラムの書込が再度行われる。
【0018】また、Vppは、フラッシュメモリ23の消
去用電源供給端子であり、リセット出力端子を兼ねる。
RESは、リセット端子であり、そこにローレベルが供給
されるとCPU200の動作は初期化される。なお、端
子Vppに12Vが供給されると、フラッシュメモリコン
トロールレジスタの第7ビットにフラッグが発生するよ
う構成されている。
【0019】また、P61〜P64は第6ポートの入出力端
子、P71〜P77は第7ポートの入出力端子、P90〜P97は第
9ポートの入出力端子であり、PA0は第Aポートの入出
力端子である。このうち、端子P72,P73,P76,P77は、イ
ンターフェス手段210(MAX232)に接続されており、
コネクタ211を介してパーソナルコンピュータ1とデ
ータの交換を行う。具体的には、端子P72はシリアルデ
ータを送信し、端子P73はシリアルデータを受信し、端
子P76,P77はクロック信号を入出力する。なお、インタ
ーフェス手段210はシリアルデータとRS232C形
式データとを相互に変換するものであり、上記したプロ
グラム受信手段21として機能する。
【0020】また、端子P61〜P64,P74,P75,PA0は、R/
Wユニット3の各端子と接続される。すなわち、端子P6
1はリセット端子RESETと、端子P74,P75はデータの入出
力を行うデータ入出力端子I/Oと、端子P62は電源端子Vc
cと、端子P63はカード入力信号を出力する端子CIと、端
子P64はカード出力信号を入力する端子COと、端子PA0は
クロック信号を入力する端子CLKと接続される。
【0021】また、端子P90〜P94は、デイップスイッチ
DSWと接続され、このデイップスイッチDSWの設定によっ
て、ICカード4の種類がCPU200に入力される。
【0022】2.実施形態の動作 以下、図面を参照してこの発明の実施形態の動作につい
て説明する。この実施形態の動作は、ホストコンピュー
タからの制御プログラム配信動作、ブートモード動作、
実行動作、書換動作に大別される。以下、場合を分かち
説明する。
【0023】2−1 ホストコンピュータからの制御プ
ログラム配信動作 図1において、ホストコンピュータから、制御プログラ
ムSPが通信回線を介してパーソナルコンピュータ1中
の上位装置通信手段10に供給されると、上位装置通信
手段10は制御プログラムSPをメモリ14に一旦格納
する。
【0024】2−2ブートモード動作 ブートモードでは、CPU200を制御する制御プログ
ラムSPを初期書込する。以下、図5を参照してブート
モード動作を説明する。
【0025】まず、スイッチSW3をON状態にしてリ
セット端子RESをローレベルにすると(ステップS
1)、CPU200の動作が初期化される。そして、ス
イッチSW1,SW2をON状態にすると(ステップS
2)、動作モード端子MD2と端子Vppには12Vが供給さ
れる。この後、スイッチSW3をOFF状態にしてリセ
ット端子RESをハイレベルにすると(ステップS3)、
CPU200は、ブートモドに遷移し、フラッシュメモ
リ23への書込データを受け付ける状態となる。
【0026】次に、ステップS4に進み、パーソナルコ
ンピュータ1から制御プログラムSPがプログラム送信
手段11(図1参照)を用いて送信されると、これがコ
ネクタ211とインターフェス手段210とを介してC
PU200に供給され、その内部にあるフラッシュメモ
リ23の各ブロックB1〜B7に制御プログラムSPが
書き込まれる。
【0027】こうして、フラッシュメモリ23には、第
1ブロックB1にメインプログラムMPが、第2ブロッ
クB2にRAM転送プログラムRPおよび書換プログラ
ムKPが、第3〜第7ブロックB3〜B7にICカード
インターフェースプログラムIP1〜IP5がそれぞれ
書き込まれる。
【0028】2−3 実行動作 実行動作とは、ICカード4の種類に対応して、ICカ
ードリーダライタAをデータ読出・書込可能な状態にす
ることをいう。以下、図6を参照しつつ、実行動作を説
明する。
【0029】まず、スイッチSW3をON状態にする
と、リセット端子RESがローレベルとなり(ステップS
10)、CPU200の動作が初期化される。そして、
スイッチSW1をOFF状態にすると(ステップS1
1)、動作モード端子MD2の電圧は5Vとなり、CPU
200は通常モードに遷移する。この後、リセット端子
RESをハイレベルにすると(ステップS12)、CPU
200は、フラッシュメモリ23に格納されているメイ
ンプログラムMPをRAM25に転送し、これを実行す
る。
【0030】メインプログラムMPの実行が開始する
と、まず、端子Vppの電圧が12Vであるか否かが判定
される(ステップS13)。具体的には、フラッシュメ
モリコントロールレジスタの第7ビットにフラッグが存
在するか否かによって、端子Vppに12Vが供給されて
いるか否かが判定される。ここで、スイッチSW2がO
FF状態であるならば、端子Vppの電圧は5Vとなり、
ステップS13で「NO」と判定され、ステップS14
に進む。
【0031】ステップS14では、端子P90〜P94がハイ
レベルか否かをそれぞれ検出し、その検出結果に応じ
て、フラッシュメモリ23に格納されているICカード
インターフェースプログラムIP1〜IP5を選択す
る。具体的には、端子P90がハイレベルであれば、IC
カードインターフェースプログラムIP1を、端子P91
がハイレベルであれば、ICカードインターフェースプ
ログラムIP2を、端子P92がハイレベルであれば、I
CカードインターフェースプログラムIP3を、端子P9
3がハイレベルであれば、ICカードインターフェース
プログラムIP4を、端子P94がハイレベルであれば、
ICカードインターフェースプログラムIP5をそれぞ
れ選択する。この後、選択されたICカードインターフ
ェースプログラムIP1〜IP5が実行される(ステッ
プS15)。端子P90〜P94は、デイップスイッチDSW
に接続されているため、デイップスイッチDSWを適宜
選択することにより、ICカード4の種類に対応したプ
ログラムを実行することができる。なお、ICカードイ
ンターフェースプログラムIP1〜IP5はRAM25
に読み出されることはないから、たとえ、ICリーダラ
イタAが盗難されたとしても、CPU200の端子から
ICカードインターフェースプログラムIP1〜IP5
を読み出すことはできず、高いセキュリテイを実現でき
る。
【0032】一方、スイッチSW2がON状態であるな
らば、端子Vppの電圧が12Vとなり、ステップS13
で「YES」と判定され、ステップS16に進んで、ユ
ーザープログラムモードに遷移する。ユーザープログラ
ムモードとは、フラッシュメモリ23に格納されている
ICカードインターフェースプログラムIP1〜IP5
の一部または全部を書き換えるモードである。なお、ユ
ーザープログラムモードの動作の詳細については、書換
動作の項目で説明する。
【0033】このユーザープログラムモードを実行し
(ステップS16)、その後、上記したステップS14
に進むと、デイップスイッチDSWの選択に応じて、変
更されたプログラムを実行することができる。
【0034】2−4書換動作 書換動作は、ユーザープログラムモードで行われる。図
7はユーザープログラムモードのフローチャートであ
る。同図において、まず、フラッシュメモリ23に格納
されているRAM転送プログラムRPを用いて、第2ブ
ロックB2に格納されている書換プログラムKPをRA
M25に転送する(ステップS20)。この転送が終了
すると、CPU200は書換プログラムKPを実行する
(S21)。
【0035】まず、パーソナルコンピュータ1が、新た
なICカードインターフェースプログラムIPQを送信
すると、これを受信してRAM25に一旦格納する(ス
テップS22)。この例にあっては、通信フォーマット
にモトローラSフォーマットを用いる。このモトローラ
Sフォーマットでは、送信の際に付加したアドレスよっ
て、通信データがフラッシュメモリ23上のいずれのブ
ロックに格納されるかが決定される。
【0036】このため、ステップS23では前記アドレ
スを参照して、消去すべきブロックを決定し、当該ブロ
ックを消去する。この後、RAM25から当該ブロック
にICカードインターフェースプログラムIPQを転送
し、その書込を行う(ステップS24)。書込終了後、
ICカードインターフェースプログラムIPQのベリフ
ァイを行う(ステップS25)。ただし、RAM25の
容量には制限があるので、上記ステップS22〜S25
の処理は、所定バイト単位で行われる。このため、ステ
ップS26では、ICカードインターフェースプログラ
ムIPQについて全処理が終了したか否かを判定する。
未処理である場合には、「NO」と判定され、ステップ
S22からステップS25までの処理を繰り返す。そし
て、全処理が終了すると、「YES」と判定され、ステ
ップS27に進んで、スイッチSW2をOFF状態にす
る。これにより、端子Vppが5Vとなり、書換動作が終
了する。この後、上述したステップS14に進み、所定
の処理が行われる。
【0037】B.第2実施形態 第2実施形態の構成は、端子P90〜P94に接続されるデイ
ップスイッチDSWが省略される点を除けば第1実施形
態と同様である。この第2実施形態においては、デイッ
プスイッチDSWによるICカードインターフェースプ
ログラムIP1〜IP5の切替を、パーソナルコンピュ
ータ1からの制御コマンドによって行う。以下、この実
施形態の動作を図8を参照して説明する。
【0038】まず、IFD回路2が、パーソナルコンピ
ュータ1からコマンドを受信すると(ステップS3
0)、このコマンドがR/Wコマンドであるか否かを判
定する(ステップS31)。R/Wコマンドは、ICカ
ード4に対する書込読出動作を制御するためのコマンド
である。受信したコマンドがR/Wコマンドであるなら
ば、「YES」と判定され、ステップS32に進み、そ
のコマンドが「.R*」であるか否かを判定する(ステ
ップS32)。ここで、「.R*」は、フラッシュメモ
リ23の第3〜第7ブロックB3〜B7に格納されてい
るICカードインタフェースプログラムIP1〜IP5
のいずれを適用するかを指示するコマンドである。ま
た、「*」は、適用すべきプログラムが格納されている
ブロックを指示しており、具体的には、「*=1」であ
る場合には第3ブロックB3に、「*=2」である場合
には第4ブロックB4に、「*=3」である場合には第
5ブロックB5に、「*=4」である場合には第6ブロ
ックB6に、「*=5」である場合には第7ブロックB
7に、格納されているプログラムを適用することを指示
している。上記したコマンドの処理は、ソフトリセット
処理と呼ばれる。
【0039】ステップS32において、「YES」と判
定されると、ステップS33に進んでソフトリセット処
理が行われる。この処理にあっては、コマンド「.R
*」で特定されるブロックに格納されているICカード
インタフェースプログラムIP1〜IP5を選択し、こ
れを実行する。これにより、ICカード4の種類に対応
して、データ書込・読出が準備される。
【0040】一方、ステップS32において、「NO」
と判定されると、ステップS34に進んで、ICカード
4に対してデータ読出・書込を行う。この場合は、既に
ステップS33において、適用すべきICカードインタ
フェースプログラムIP1〜IP5が特定されている場
合である。また、ステップS31において、パーソナル
コンピュータ1から受信したコマンドがR/Wコマンド
でない場合には、「NO」と判定され、ステップS35
に進んで、ICカードコマンドに基づく制御が行われ
る。このICカードコマンドは、ICカード4から読み
出したコマンドである。
【0041】こうして、ステップS33〜ステップS3
5の処理が終了すると、その処理結果をパーソナルコン
ピュータ1に対して出力する(ステップS36)。これ
を受けてパーソナルコンピュータ1は、新たな指示をI
FD回路2に対して出力するか、処理を終了するかを判
断する。新たな指示を出す場合にはステップS30に戻
り、ステップS30〜ステップS36の処理を繰り返
す。
【0042】例えば、T=0タイプのICカード4が、
R/Wユニット3に挿入され、これに対してデータ書込
を行う場合にあっては、「.R2」なるコマンドをパー
ソナルコンピュータ1から受信すると(ステップS3
0)、第3ブロックB3に格納されているICカードイ
ンターフェースプログラムIP2を選択し、これを実行
する(ステップS33)。これにより、ICカード4に
対するデータ書込・読出動作の準備が整う。この後、パ
ーソナルコンピュータ1から所定のデータを受信する
と、R/Wコマンドがあると判定し(ステップS3
2)、ICカードインターフェースプログラムIP2を
用いてデータの書き込みを行う。このように、第2実施
形態にあっては、ソフト処理によって、ICカード4の
種類に応じたデータ書込・読出を行うことができる。
【0043】3.変形例 本発明は上述した実施形態に限定されるものでなく、例
えば以下のように種々の変形が可能である。
【0044】上記第1実施形態において、ブートモー
ド時の書き込みは、パーソナルコンピュータ1から制御
プログラムSPを受信して書き込んでいたが、ROMラ
イタを用いて書き込んでも良い。
【0045】上記第2実施形態において、ICカード
4の種類の判別は、ICカード4から出力されるATR
情報をパーソナルコンピュータ1に送信し、パーソナル
コンピュータ1でATR情報を解析し、ICカード4の
種類を判別しても良い。また、IFD回路2中のCPU
200において、ATR情報からICカード4の種類を
判別しても良い。このATR情報は、ICカード4の種
別を指示しており、また、ATR情報が得られるタイミ
ングは、その種類に応じて相違する。例えば、一のIC
カードにあっては、図8に示すようにリセット信号RS
Tの立ち下がり直後から32ワードがATR情報であ
る。一方、他のICカードにあっては、図9に示すよう
に電源電圧Vccが供給され、所定期間経過後、ATR
情報が得られる。したがって、ATR情報の解析にあっ
ては、ATR情報自体およびATR情報が得られるタイ
ミングに基づいてICカード4の種別を特定すれば良
い。
【0046】上記第1,第2実施形態において、第7
ブロックB7を小ブロックに分割して、そこに複数のI
Cカードインターフェースプログラムを格納しても良
い。
【0047】上記第1,第2実施形態において、IC
カードインターフェースプログラムの書換を行う際に
は、書換の認証を条件としても良い。認証の方法として
は、例えば、認証用のICカードを用い、そのICカー
ドとICカードリーダライタとの間で、相互に認証する
方法を適用すれば良い。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜4に記
載した発明によれば、ICカードに対するデータの読み
書きは、ICカードの種類に応じて選択されたインタフ
ェースプログラムが実行されるので、各種のICカード
に対応することができる。また、請求項2に記載した発
明によれば、スイッチ回路によりICカードの種類を選
択できる。一方、請求項3に記載した発明によれば、識
別情報を用いるから、ICカードの種類を自動判別する
こともできる。さらに、請求項4に記載した発明によれ
ば、新たなICカードが開発された場合にも、記憶手段
に記憶されているインタフェースプログラムを書き換え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態のブロック図である。
【図2】 同実施形態におけるフラッシュメモリのメモ
リマップである。
【図3】 同実施形態における各ICカードの通信フォ
ーマットを示す説明図である。
【図4】 同実施形態に用いられるIFD回路の回路図
である。
【図5】 同実施形態におけるブートモード動作を説明
するためのフローチャートである。
【図6】 同実施形態における実行動作を説明するため
のフローチャートである。
【図7】 同実施形態におけるユーザープログラムモー
ドのフローチャートである。
【図8】 この発明の他の実施形態を説明するためのフ
ローチャートである。
【図9】 一のICカードに対応したATR情報のタイ
ミングチャートである。
【図10】 他のICカードに対応したATR情報のタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ(検出手段) 4 ICカード 3 R/Wユニット(インターフェース手段) 22 プログラム書換手段(書換手段) 23 フラッシュメモリ(記憶手段) 200 CPU(選択手段,制御手段,書換手段,検出
手段) DSW デイップスイッチ(スイッチ回路) IP1〜IP5 ICカードインターフェースプログラ
ム(インターフェースプログラム)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ICカードに対して複数のインターフ
    ェースプログラムで動作するICカード処理装置におい
    て、 前記各ICカードに接続され、データの読み出しまたは
    書き込みを行うインターフェース手段と、 前記インターフェース手段を動作させる複数のインタフ
    ェースプログラムをそれぞれ格納する記憶領域に分割さ
    れた記憶手段と、 前記各ICカードの種類に応じて、前記記憶手段に記憶
    された前記インタフェースプログラムを選択する選択手
    段と、 選択されたインタフェースプログラムに基づいて、前記
    インターフェース手段を制御する制御手段とを備えるこ
    とを特徴とするICカード処理装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段から選択すべき前記インタ
    フェースプログラムを特定するスイッチ回路を備え、 前記選択手段は、前記スイッチ回路の設定に応じて所定
    のインタフェースプログラムを選択することを特徴とす
    る請求項1に記載のICカード処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ICカードから読み出される識別情
    報を検出する検出手段を備え、 前記選択手段は、前記検出手段の検出結果に応じて所定
    のインタフェースプログラムを読み出すことを特徴とす
    る請求項1に記載のICカード処理装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段の分割された記憶領域毎に
    前記インタフェースプログラムを書き換える書換手段を
    備え、前記インタフェースプログラムの一部または全部
    を書き換えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    か1項に記載したICカード処理装置。
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