JP2001283160A - Icカードおよびicカードの更新装置とその方法 - Google Patents
Icカードおよびicカードの更新装置とその方法Info
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Abstract
の処理モジュールであっても書き換えることができ、機
能を更新できるICカードを提供する。 【解決手段】プログラムローダ143をインタプリタ1
42やライブラリ145-iなどのOSレベルのソフトウ
エアも書き換えができるようにしておく。また、書き換
えるライブラリは、符号化した状態で読み込むように
し、これを復号化する復号プログラム144を設ける。
その結果、符号化されたライブラリ145-iがプログラ
ムローダ143に読み込まれ、復号プログラム144で
復号化されて、メモリに記憶される。
Description
び記憶回路を、集積回路(IC)に収容した、たとえば
カード形状の携帯型情報処理装置(単に、これをICカ
ードと言う。)、そのICカードの機能を更新するIC
カードの更新装置およびICカードの更新方法に関す
る。
るICカードの高機能化が目覚ましい。近年では、暗号
化処理や認証処理などの複雑な信号処理も、ICカード
内で高速に行なえるようになっている。また、これまで
は、特定の機能を実現する専用の機械語プログラムをR
OMに記憶してICカードに収容する場合がほとんどで
あったが、最近では、マルチアプリケーション型カード
OSと言われるインタプリタを常駐させた構成のICカ
ードOSが出現している。このような、インタプリタを
搭載したICカードにおいては、プログラム言語で記述
されたアプリケーションプログラムを書き換え可能な不
揮発性メモリに記録することにより、カード発行後でも
所望の機能の追加を実現する。
ドのソフトウェア構成について、図5を参照して説明す
る。図5に示すように、このような形態のICカードに
おいては、ハードウェア91を直接動作させるのはOS
カーネル部92となり、レイヤとしてはこの上位にイン
タプリタ93、プログラムローダ94およびライブラリ
95-1,95-2が配置される。さらに、インタプリタ9
3の上位に、アプリケーション96-1,96-2が配置さ
れる。
ン96-1,96-2を実行する時に、ソースコードを、逐
次、実行形式のコードに変換する処理モジュールであ
る。また、プログラムローダ94は、新たなアプリケー
ション96-1,96-2をICカード内に読み込み、不揮
発性メモリに記憶するモジュールである。また、ライブ
ラリ95-1,95-2は、処理速度や容量の関係で機械語
で記述することが望まれるモジュール、アプリケーショ
ンなどで頻繁に使用する機能のモジュール、および、セ
キュリティ上ソースコードを容易に見れたり外部から読
み出したり更新したりさせたくない処理モジュールなど
が、ライブラリとして記憶される。
Cカードにおいては、新たな機能を実現するアプリケー
ションプログラムをプログラムローダ94によりICカ
ードの書き換え可能な不揮発性メモリにローディングす
ることにより、カード発行後であっても、適宜新たな機
能を追加することができる。
カードOSとしては、MULTOS、Java(登録商
標)Card、Windows(登録商標) for
Smart Cards などが知られている。また、
アプリケーションをセキュリティを保った状態で書き込
むことのできるICカードとしては、特開平10−79
000号公報に開示されているICカードがある。
うなこれまでのカードOSを搭載した形式のICカード
においては、プログラムローダ94によりカード発行後
にも再ローディングできるのはアプリケーションのみで
あり、ライブラリとして記憶されている処理モジュール
は書き換えることができなかった。そのため、たとえば
ライブラリの機能として具えている暗号化アルゴリズム
に脆弱性が発見された場合でも、その暗号化アルゴリズ
ムを新たなアルゴリズムに入れ換えることができず、問
題の生じた機能を放置して使用を続けるか、あるいは、
ICカード自体を改修して新たなICカードを再発行す
るしか手段がなかった。もちろん、そのような書き換え
対象となる機能をアプリケーションとして記憶させてお
けば、カード発行後でも書き換えが可能となるが、その
場合には処理速度の低下やプログラムのサイズの増加、
あるいはセキュリティ性の低下などの問題が生じ適切で
はない。
行後であっても、ライブラリの機能を安全に更新するこ
とのできるICカードを提供することにある。また本発
明の他の目的は、ICカード発行後であっても、ICカ
ードのライブラリの機能を安全に更新することのできる
ような、ICカードの更新装置およびその方法を提供す
ることにある。
に、本発明のICカードは、外部装置とのインターフェ
イス手段と、メモリと、演算処理手段を有するICカー
ドであって、前記メモリには、少なくとも、所望の処理
を実行する手続きを記述したプログラムと、前記プログ
ラムにより参照されて実行される処理モジュールと、前
記プログラムおよび前記処理モジュールに基づく所望の
動作をICハードウエアを制御して実際に行なうオペレ
ーティング・システムとが記憶され、要求に応じて、前
記インターフェイス手段を介して外部装置より新たな前
記処理モジュールを読み込み、メモリの所定の位置に記
憶する処理モジュール読み込み手段をさらに有する。
新たな前記処理モジュールは、符号化されたデータであ
り、前記処理モジュールにより読み込まれた前記新たな
処理モジュールを復号化する復号化モジュールをさらに
有し、前記処理モジュール読み込み手段は、前記復号化
された前記新たな処理モジュールを前記メモリに記憶す
る。また好適には、前記処理モジュール読み込み手段お
よび前記復号化モジュールは、各々前記処理モジュール
の1つである。
装着されたICカードのソフトウエア構成を検出するソ
フトウエア構成検出手段と、前記検出されたソフトウエ
ア構成に基づいて、新たに記憶すべきソフトウエアを検
出する記憶ソフトウエア検出手段と、前記検出された新
たに記憶すべきソフトウエアを符号化する手段と、前記
符号化した新たに記憶すべきソフトウエアを前記装着さ
れたICカードに送信する送信手段とを有する。
外部装置とのインターフェイス手段とメモリと演算処理
手段を有し、前記メモリに、少なくとも、所望の処理を
実行する手続きを記述したプログラムと、前記プログラ
ムにより参照されて実行される処理モジュールと、前記
プログラムおよび前記処理モジュールに基づく所望の動
作をICハードウエアを制御して実際に行なうオペレー
ティング・システムとを記憶し、該記憶されているプロ
グラムに従って所望の動作を行なうICカードの更新方
法であって、前記メモリに、要求に応じて、前記インタ
ーフェイス手段を介して外部装置より新たな前記処理モ
ジュールを読み込み、前記メモリの所定の位置に記憶す
る第1の処理モジュールと、符号化された処理モジュー
ルを復号化する第2の処理モジュールとをさらに記憶し
ておき、当該ICカードの機能を更新する時には、IC
カードの前記処理モジュールの構成を検出し、前記検出
された処理モジュールの構成に基づいて、新たに記憶す
べき処理モジュールを検出し、前記検出された新たに記
憶すべき処理モジュールを符号化し、前記符号化した新
たに記憶すべき処理モジュールを第1の処理モジュール
を用いてICカード内に読み込ませ、前記読み込ませた
前記符号化した新たに記憶すべき処理モジュールを前記
第2の処理モジュールを用いて復号化し、前記復号化し
た処理モジュールを前記メモリの所望の位置に記憶す
る。
ドシステムについて、図1〜図4を参照して説明する。
図1は、本実施の形態のICカードシステム1の構成を
示すブロック図である。ICカードシステム1は、IC
カード10、ICカードヴァージョンアップ端末装置2
0(以後、単に端末装置20と言う。)およびホストコ
ンピュータ30を有する。
行および管理されて個人が携帯する特定の機能を有する
接触型のICカードであり、本実施の携帯においてはク
レジット会社あるいは銀行などにより発行および管理が
され、たとえばクレジットカード機能や電子マネーの機
能を有する個人カードとする。このICカード10は、
ハードウエア的には、図1に示すように、I/F11、
メモリ12およびCPU13を有する。
従って設けられた電極を有し、ICカード10が端末装
置20に装着された場合に、その電極を介して電力の供
給を受けるとともに、端末装置20と信号の送受を行な
う。すなわち、I/F11は、端末装置20から受信し
た信号をCPU13に出力し、また、CPU13から入
力された信号を端末装置20に対して送信する。
グラムローダ、ライブラリおよびアプリケーションなど
の各処理モジュール、それら各処理モジュールで処理を
実行するために参照されるパラメータやテーブル、IC
カード10が運用される上で記憶される種々のデータ、
および、CPU13において処理を行なう際に一時的に
発生するデータなどを記憶するメモリである。メモリ1
2は、図示のごとく、ROM121および書き換え可能
な不揮発性メモリ122(以後、単に不揮発性メモリ1
22と言う。)から構成されており、OSのみがROM
121に記憶され、残りのデータは不揮発性メモリ12
2に記憶される。
ド、あるいは、予め設定された手順に基づいて、メモリ
12に記憶されているアプリケーションに従って、I/
F11を介して端末装置20と適宜通信を行いながら、
所望の処理を行なう。具体的には、ICカードの認証処
理や、クレジット処理、電子マネーによる支払い処理あ
るいは各個人の買い物の管理などの種々の処理を行な
う。
カード10においては、図2に示すような構成でソフト
ウエア14が搭載されている。すなわち、ハードウェア
を直接動作させるのは、ROM121に記憶されている
OSカーネル部141となり、これはカード発行後、書
き換えることはできない。
142、プログラムローダ143、復号プログラム14
4、第1のライブラリ145-1、第2のライブラリ14
5-2が配置される。なお、以後このレイヤのソフトウエ
アを、OSレベルのソフトウエアと言う場合がある。ま
た、さらにインタプリタ142の上位に第1のアプリケ
ーション146-1および第2のアプリケーション146
-2が配置される。これらの各処理モジュールは、メモリ
12の書き換え可能な不揮発性メモリ122に記憶され
る。
ション146-1および第2のアプリケーション146-2
を実行する時に、ソースコードを、逐次、実行形式のコ
ードに変換する処理モジュールである。
ラリとしての処理モジュール145-iおよび新たなアプ
リケーション146-jをICカード10にダウンロード
し、書き換え可能な不揮発性メモリ122に記憶するモ
ジュールである。この時、既にプログラムあるいはライ
ブラリが記憶されている領域に上書きすることにより、
プログラムあるいはライブラリの書き換え、更新が行な
われることになる。
マンドに応じて権限の異なる2つのモードにて動作す
る。第1のモードは、従来と同じく新たなアプリケーシ
ョン146-jを読み込む場合であり、外部より転送され
るプログラム言語で記述されたアプリケーション146
-jを、書き換え可能な不揮発性メモリ122の所定のア
プリケーション記憶領域に記憶する。なお、この第1の
モードとしての権限では、プログラムローダ143は、
アプリケーション146-jより下のレイヤ、すなわち、
インタプリタ142〜ライブラリ145-iのレイヤの書
き換えはできない。
2、プログラムローダ143、復号プログラム144お
よびライブラリ145-iなどの、インタプリタ142〜
ライブラリ145-iのレイヤの処理モジュールをローデ
ィングするモードであり、第1のモードよりも権限が強
いモードである。したがって、プログラムローダ143
はこの第2のモードとして機能するコマンドを受け付け
た場合には、認証処理を行なって、そのコマンドの発信
元の端末装置20、ホストコンピュータ30あるいは操
作者が適正か否かを検証する処理をまず行ない、適正で
あった場合のみ、そのコマンドに従った処理を行なう。
その場合、プログラムローダ143は、外部より転送さ
れる符号化された機械語の処理モジュールを、復号プロ
グラム144に出力して復号化して機械語の処理モジュ
ールを復元し、書き換え可能な不揮発性メモリ122の
所定の記憶領域に記憶する。
らローディングした処理モジュールの書き換え可能な不
揮発性メモリ122への記憶は、図示せぬメモリマップ
に基づいて行なう。また、プログラムローダ143は、
新たにアプリケーション146-jあるいはライブラリ1
45-iなどをローディングした場合には、そのメモリマ
ップの更新も同時に行なう。なお、プログラムローダ1
43は、第2のモードとして動作する場合であっても、
OSカーネル部141の書き換えはできない。
ダ143より入力される、符号化された機械語処理モジ
ュールを復号化する処理モジュールであり、書き換え可
能な不揮発性メモリ122に記憶される。
イブラリ145-2は、処理速度や容量の関係で機械語で
記述することが望まれる処理モジュール、アプリケーシ
ョン146-jで頻繁に使用する機能の処理モジュール、
および、セキュリティ上ソースコードを容易に見れたり
外部から読み出したり更新したりさせたくない処理モジ
ュールなどを、アプリケーション146-jから参照でき
る形式で記憶した処理モジュールであり、不揮発性メモ
リ122に記憶される。
2のアプリケーション146-2は、ICカード10のI
Cカードシステム1における機能を実現するための処理
モジュールである。具体的には、ICカード10を端末
装置20に装着された後に行なう認証や、端末装置20
との通信、実際にクレジットカードを使用した場合の処
理や、電子マネーによる決裁などの種々の処理を実現す
るためのプログラムである。なお、このアプリケーショ
ン146-jは、カード発行後であっても、プログラムロ
ーダ143により適宜更新可能である。
びソフトウエア構成のICカード10は、ICカード1
0が端末装置20に装着され、I/F11を介して端末
装置20より電源の供給を受けることにより起動され
る。そして、まず最初に端末装置20との間で相互認証
を行なったのち、以後、端末装置20からのコマンドに
基づいて通常のクレジット処理や決裁処理、あるいは買
い物の管理などの処理を行なう。
Cカード10を管理する会社のホストコンピュータ30
の端末装置20であった場合には、たとえば実質的にホ
ストコンピュータ30からの指示に基づいて、ICカー
ド10に対して、アプリケーション146-jの書き換え
あるいはライブラリ145-iの書き換えなどが行なわれ
る。以上が、ICカードシステム1のICカード10の
構成の説明である。
0は、カード管理会社のホストコンピュータ30に通信
回線を介して接続されており、装着されたICカード1
0に対して、アプリケーション146-jやライブラリ1
45-iの更新などを行なう端末装置である。なお、IC
カード10が通常に店舗などで使用される場合も、同様
の端末装置に装着されて使用されるが、端末装置20
は、そのような通常の形態で使用される場合の端末装置
ではなく、ICカード10の機能を更新する場合に用い
られる端末装置とする。もちろん、通常の形態で使用さ
れる場合の端末装置を兼ねた装置であってもよい。
カードI/F21および通信制御部22を有する。IC
カードI/F21は、まず、装着されたICカード10
に電源を供給してアクティブにし、ICカード10がI
Cカードシステム1で処理対象とするカードか否かの簡
単なチェックを行う。このチェックは、そのカードが物
理的に信号の送受ができるカードか否か、カード発行会
社、管理組織がICカードシステム1のものに該当する
か、ICカード10の持ち主が正当な持ち主かなどのチ
ェックである。なお、カードの持ち主のチェックは、I
CカードI/F21の図示せぬテンキーなどからカード
保持者により入力される暗証番号やパスワードをICカ
ード10に送信し、ICカード10内で認証処理を行な
うことによりチェックする。
が処理対象とすべき適正なICカード10であった場合
には、ICカードI/F21は、ICカード10のカー
ドIDを含むそのICカードに関わる情報を通信制御部
22に送信する。そして、通信制御部22よりホストコ
ンピュータ30との通信結果に基づいてICカード10
に対する指示が入力されたら、順次ICカード10と通
信を行いながら、その指示を実行する。
0と通信を行いながら、端末装置20に装着されたIC
カード10に対するソフトウエアの更新処理を行なう。
具体的には、ICカードI/F21より端末装置20に
装着されたICカード10のカードIDを含む情報が入
力されたら、この情報を、通信回線を介してホストコン
ピュータ30に送信し、指示を待つ。そして、通信回線
を介して、ホストコンピュータ30より、符号化された
処理モジュールのデータ転送を含む、新たな機能のアプ
リケーション146-jあるいはライブラリ145-iのロ
ーディングが指示を受信したら、これをICカードI/
F21に対するコマンドに変換して、ICカードI/F
21に出力する。
10をカードIDにより管理している、たとえばICカ
ード10の発行会社、あるいは管理会社のホストコンピ
ュータである。ホストコンピュータ30には、ICカー
ド10が使用されたことによる、たとえば各使用者ごと
の決裁情報などが蓄積されているが、これとは別に、各
ICカード10のソフトウエア構成の情報も管理情報と
して記憶されている。したがって、たとえば暗号化アル
ゴリズムの脆弱性の発見、パスワードの漏洩、プログラ
ムのバグの発見などにより、ICカード10のソフトウ
エアを更新する必要がある場合、あるいは、ICカード
10に新たに機能を追加する場合などに、ホストコンピ
ュータ30は各ICカード10ごとのソフトウエア構成
の情報を参照し、そのICカード10に対して必要な処
理を検出し、これを端末装置20を介して指示する。
は、端末装置20より通信回線を介してICカード10
のカードIDを含む情報が入力されると、カードIDに
基づいてそのICカード10のソフトウエアの構成の情
報を検索し、更新すべきソフトウエアなのに未だ更新さ
れていないソフトウエアの有無を検出する。そのような
ソフトウエアがあった場合には、そのソフトウエアをデ
ータベースより読み出し、そのソフトウエアがアプリケ
ーション146-jであった場合には、そのままソフトウ
エアを更新する旨のコマンドとともに端末装置20に送
信する。
42、プログラムローダ143、復号プログラム144
およびライブラリ145-iのようなOSレベルのソフト
ウエアである場合には、再びICカード10のソフトウ
エアの構成の情報を検索し、ICカード10の復号プロ
グラム144のヴァージョンや復号アルゴリズムの情報
を検出し、その復号プログラム144で復号できる符号
化を、更新対象のソフトウエアに対して施す。そして、
その符号化されたソフトウエアを、そのソフトウエアを
更新する旨のコマンド、および、ICカード10におい
てそのソフトウエアを更新する権利を得るための権利処
理に必要なパスワードなどのデータとともに、通信回線
を介して端末装置20に送信する。
動作について、図3に示すフローチャートを参照して説
明する。なおここでは、図2に示したソフトウエア構成
の、第2のライブラリ145-2を書き換える処理を例示
して本発明を説明する。ICカード10の所有者が、端
末装置20にICカード10を装着することにより、I
Cカード10および端末装置20の双方で処理が開始さ
れ(ステップS10,S20)、まず、ICカード10
と端末装置20の間で認証処理が行なわれる(ステップ
S11,S21)。
Cカードシステム1で使用されているICカードである
と判明したら、端末装置20はICカード10のカード
IDを含む情報をホストコンピュータ30に送信する
(ステップS22)。ホストコンピュータ30において
は、この端末装置20からの情報を受信することにより
このICカード10に対する処理を開始し(ステップS
31)、そのICカード10の情報を参照してライブラ
リの構成を検出し、最新のヴァージョンではないライブ
ラリを検出することにより、更新すべきライブラリを検
出する(ステップS32)。
して、復号プログラム144のヴァージョンを検出し、
この復号プログラム144で復号できる符号化方式によ
り、更新すべきライブラリを符号化する(ステップS3
3)。そして、その符号化したライブラリを、更新コマ
ンドおよび更新するためのパスワードなどとともに端末
装置20に送信することにより(ステップS34)、ホ
ストコンピュータ30は処理を終了する(ステップS3
5)。端末装置20においては、通信制御部22がホス
トコンピュータ30からの情報を受信し(ステップS2
3)、ICカードI/F21を介してICカード10に
送信する(ステップS24)。
から送信されるコマンドをプログラムローダ143が受
信し(ステップS12)、復号プログラム144がこれ
を復号化して(ステップS13)、プログラムローダ1
43が第2のライブラリ145-2が記憶してある領域に
上書きする(ステップS14)。その結果、図4に示す
ように、第2のライブラリ145-2が第3のライブラリ
145-3に更新される。そして、ICカード10が端末
装置20より離脱されることにより、ICカード10お
よび端末装置20は処理を終了する(ステップS15,
S25)。
ステム1においては、いわゆるOSレベルのソフトウエ
アである、ライブラリを、カード発行後に更新すること
ができる。したがって、たとえばICカード10の暗号
アルゴリズムに脆弱性が発見された場合においても、そ
の暗号アリゴリズムを新たなアルゴリズムに置き換える
ことができる。また、ICカード10の利用環境、利用
者の状態、要求などの変化に対応して、ICカード10
の機能を変更することも可能となる。また、その更新
は、ソフトウエアを符号化してローディングし、ICカ
ード10の内部で復号化してメモリに配置しているの
で、セキュリティ性を高くして行なうことができる。
のではなく、種々の改変が可能である。たとえば、前述
した実施の形態においては、主にライブラリを更新する
例を示したが、ライブラリに限らず、インタプリタ、プ
ログラムローダおよび復号プログラムの更新も同様に可
能である。また、OSカーネル部の機能の一部を更新す
るようにしてもよい。
に既存のソフトウエアに新たなヴァージョンのソフトウ
エアを上書きし、「更新する」ことを例示したが、新た
なソフトウエアの追加、既存のソフトウエアの消去など
も同様の処理により行なえることは明らかであり、その
ような処理も本発明の範囲内である。
ラムローダ143は、従来通りアプリケーションをロー
ディングする第1の動作モードと、ライブラリなどをロ
ーディングする第2の動作モードとを有するものとし
た。しかし、アプリケーションをローディングするプロ
グラムローダと、ライブラリをローディングするプログ
ラムローダとの、別個のローダを有するような構成にし
てもよい。
ログラム144は、符号化された機械語処理モジュール
を復号化するためのみの処理モジュールであるとした
が、通常の運用時に用いる、符号化された受信データを
復号化するために用いるようにしてもよい。換言すれ
ば、ライブラリ145-iとして搭載されている、そのよ
うな受信データを復号化するための処理モジュールを用
いて、符号化された機械語処理モジュールを復号化する
ようにしてもよい。また、本実施の形態においては、I
/F11として電極を有する接触型のICカードを例示
して本発明を説明した。しかし、I/F11としては端
子が設けられておらず電磁的に端末装置と接続されるよ
うな構成であっても何ら差し支えない。すなわち、IC
カードは非接触型のICカードであってもよい。
ド発行後であっても、ライブラリの機能を安全に更新す
ることのできるICカードを提供することができる。ま
た、ICカード発行後であっても、ICカードのライブ
ラリの機能を安全に更新することのできるような、IC
カードの更新装置およびその方法を提供することができ
る。
ステムの構成を示すブロック図である。
Cカードのソフトウエア構成を示す図である。
作を説明するためのフローチャートである。
てライブラリを置換した後の、ICカードのソフトウエ
ア構成を示す図である。
のソフトウエア構成を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】外部装置とのインターフェイス手段と、メ
モリと、演算処理手段を有するICカードであって、 前記メモリには、少なくとも、所望の処理を実行する手
続きを記述したプログラムと、前記プログラムにより参
照されて実行される処理モジュールと、前記プログラム
および前記処理モジュールに基づく所望の動作をICハ
ードウエアを制御して実際に行なうオペレーティング・
システムとが記憶され、 要求に応じて、前記インターフェイス手段を介して外部
装置より新たな前記処理モジュールを読み込み、前記メ
モリの所定の位置に記憶する処理モジュール読み込み手
段をさらに有するICカード。 - 【請求項2】前記外部装置より読み込まれる新たな前記
処理モジュールは、符号化されたデータであり、 前記処理モジュールにより読み込まれた前記新たな処理
モジュールを復号化する復号化モジュールをさらに有
し、 前記処理モジュール読み込み手段は、前記復号化された
前記新たな処理モジュールを前記メモリに記憶する請求
項1に記載のICカード。 - 【請求項3】前記処理モジュール読み込み手段および前
記復号化モジュールは、各々前記処理モジュールの1つ
である請求項2に記載のICカード。 - 【請求項4】装着されたICカードのソフトウエア構成
を検出するソフトウエア構成検出手段と、 前記検出されたソフトウエア構成に基づいて、新たに記
憶すべきソフトウエアを検出する記憶ソフトウエア検出
手段と、 前記検出された新たに記憶すべきソフトウエアを符号化
する手段と、 前記符号化した新たに記憶すべきソフトウエアを前記装
着されたICカードに送信する送信手段とを有するIC
カードの更新装置。 - 【請求項5】外部装置とのインターフェイス手段とメモ
リと演算処理手段を有し、前記メモリに、少なくとも、
所望の処理を実行する手続きを記述したプログラムと、
前記プログラムにより参照されて実行される処理モジュ
ールと、前記プログラムおよび前記処理モジュールに基
づく所望の動作をICハードウエアを制御して実際に行
なうオペレーティング・システムとを記憶し、該記憶さ
れているプログラムに従って所望の動作を行なうICカ
ードの更新方法であって、 前記メモリに、要求に応じて、前記インターフェイス手
段を介して外部装置より新たな前記処理モジュールを読
み込み、前記メモリの所定の位置に記憶する第1の処理
モジュールと、符号化された処理モジュールを復号化す
る第2の処理モジュールとをさらに記憶しておき、 当該ICカードの機能を更新する時には、ICカードの
前記処理モジュールの構成を検出し、 前記検出された処理モジュールの構成に基づいて、新た
に記憶すべき処理モジュールを検出し、 前記検出された新たに記憶すべき処理モジュールを符号
化し、 前記符号化した新たに記憶すべき処理モジュールを第1
の処理モジュールを用いてICカード内に読み込ませ、 前記読み込ませた前記符号化した新たに記憶すべき処理
モジュールを前記第2の処理モジュールを用いて復号化
し、 前記復号化した処理モジュールを前記メモリの所望の位
置に記憶するICカードの更新方法。
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