JP3397176B2 - 液状エポキシ樹脂組成物及び半導体装置 - Google Patents
液状エポキシ樹脂組成物及び半導体装置Info
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Description
組成物及びこの液状エポキシ樹脂組成物にて封止されて
なる半導体装置に関するものである。
分野において、小型薄型化が進む中、リード端子数の増
加に対応するために、SOP(small outli
nepackage)やQFP(quad flat
package)に代表される周辺実装パッケージ(周
辺端子型パッケージ)から、BGA(ball gri
d array)を代表とするエリア実装パッケージ
(格子端子型パッケージ)に主流が移り変わりつつあ
る。このエリア実装パッケージを製造するにあたって
は、回路形成がなされた基板の片面における所定の箇所
に多数個取りで半導体チップを実装し、この半導体チッ
プを樹脂封止した後、基板を個片に切断する方法が採用
されてきている。このような小型薄型の半導体装置は、
例えばICカード等の実装部品として利用されている。
な半導体装置の製造方法においては、封止樹脂の封止面
積が大幅に拡大されると共に基板の薄型化が進んでお
り、そのため半導体チップを樹脂封止するにあたり、リ
ードフレームの両面において封止樹脂を成形する周辺実
装パッケージの場合とは異なり、封止後の基板に反りが
発生しやすくなるものであった。この基板の反りは、基
板を個片に切断するにあたって正確な寸法に切断するこ
とが困難となったり、半導体装置をマザーボードに実装
するにあたって半導体装置とマザーボードとの接続信頼
性を確保することが困難になる等といった、後工程にお
ける作業性への悪影響の原因となるものであった。
あり、硬化成形後の成形体に発生する内部応力が低く、
基板に実装された半導体チップを封止してもこの基板に
反りが発生することを抑制することができる液状エポキ
シ樹脂組成物及びこの液状エポキシ樹脂組成物にて封止
されてなる半導体装置を提供することを目的とするもの
である。
液状エポキシ樹脂組成物は、ナフタレン骨格型エポキシ
樹脂又はビフェニル骨格型エポキシ樹脂をエポキシ樹脂
成分全量に対して5〜80重量%含有すると共に変性シ
リコーンオイル及びシリコーンパウダーからなるシリコ
ーン成分を含有して成ることを特徴とするものである。
量に対して15〜60重量%として成ることを特徴とす
るものである。
樹脂組成物は、請求項1の構成に加えて、硬化助剤とし
てイミダゾールを樹脂成分全量に対して8〜15重量%
含有すると共に、無機充填材の粒径を0.1〜20μm
として成ることを特徴とするものである。
は、請求項1又は2に記載の液状エポキシ樹脂組成物に
て半導体を封止して成ることを特徴とするものである。
する。尚、本明細書中で液状エポキシ樹脂組成物の加熱
硬化成形物のことを硬化成形体ということがある。
シリコーンオイル及びシリコーンパウダーからなるシリ
コーン成分を含有するものであり、そのため液状エポキ
シ樹脂組成物の加熱硬化時及び硬化成形体の冷却時に発
生する内部応力を低減することができる。そのため硬化
成形体を封止樹脂として成形して基板に搭載された半導
体チップを封止することにより半導体装置を作製する場
合、液状エポキシ樹脂組成物の加熱硬化時及び硬化成形
体の冷却時における基板の反りの発生を低減することが
できる。しかもこの液状エポキシ樹脂組成物は低粘度で
硬化成形時の作業性が良好であり、かつ硬化成形体の基
板との接着性が良好なものとなる。
「信越シリコーンX22−2000」を用いることがで
きる。またシリコーンパウダーとはシリコーンゴム又は
シリコーン樹脂の粉体であり、例えば東レ・ダウコーニ
ング・シリコーン株式会社製の商品名「トレフィスE−
500」を用いることができる。このシリコーン成分の
配合量は、樹脂成分全量に対して15〜60重量%とす
ることが、硬化成形体の成形時において発生する内部応
力を効果的に低減することができる点で好ましく、15
重量%に満たないと硬化成形体の弾性率が高くなって内
部応力を効果的に低減することが困難となり、また60
重量%を超えると硬化成形体の強度が低下するおそれが
ある。ここで樹脂成分全量とは、液状エポキシ樹脂組成
物中のエポキシ樹脂、硬化剤及び硬化助剤の総量とす
る。またシリコーン成分中における変性シリコーンオイ
ルの割合は、65〜85重量%とすることが好ましく、
65重量%に満たないと液状エポキシ樹脂組成物の粘度
を低減することが困難となる場合があり、また85重量
%を超えると液状エポキシ樹脂組成物の粘度が低くなり
過ぎて実用上好ましくない場合がある。
格型エポキシ樹脂又はビフェニル骨格型エポキシ樹脂
を、エポキシ樹脂成分全量に対して5〜80重量%含有
するものである。そのため上記のシリコーン成分を含有
させても、液状エポキシ樹脂組成物の硬化成形体が良好
な耐温度サイクル性や耐吸湿半田性等の耐熱性を有する
ものとなり、更に、基板上に硬化成形体を半導体チップ
の封止樹脂として形成した場合の基板の反りを低減する
ことができる。ここでナフタレン骨格型エポキシ樹脂と
しては、例えば大日本インキ化学工業株式会社製の品番
「HP4032D」を用いることができる。またビフェ
ニル骨格型エポキシ樹脂としては例えば油化シェルエポ
キシ株式会社製の品番「YX4000H」を用いること
ができる。
フェノールA型、F型、S型等のビスフェノール型エポ
キシ樹脂を配合することが好ましい。
ては、例えばフェノールノボラック樹脂及びその誘導
体、クレゾールノボラック樹脂及びその誘導体、モノま
たはジヒドロキシナフタレンノボラック樹脂及びその誘
導体、フェノール類やナフトール類とp−キシレンの縮
合体、ジシクロペンタジエンとフェノールの共重合体等
のフェノール系硬化剤や、アミン系硬化剤や、酸無水物
等が挙げられる。これらの硬化剤は、単独で用いても、
2種類以上を併用してもよい。尚、フェノールノボラッ
ク樹脂を用いた場合、樹脂硬化物の吸湿率を低下するこ
とができて好ましい。その配合量としては、通常、エポ
キシ樹脂成分に対する当量比で0.1〜10の範囲で配
合される。
しては、例えば、1,8−ジアザ−ビシクロ(5,4,
0)ウンデセン−7、トリエチレンジアミン、ベンジル
ジメチルアミン等の三級アミン化合物、2−メチルイミ
ダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−
フェニルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミ
ダゾール等のイミダゾール、トリフェニルホスフィン、
トリブチルホスフィン等の有機ホスフィン化合物等が挙
げられる。
ランカップリング剤としては、γ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン等のエポキシシランや、N−フェ
ニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等のアミ
ノシラン等が挙げられる。
型剤としては、ステアリン酸、モンタン酸、パルミチン
酸、オレイン酸、リノール酸等の脂肪酸、その脂肪酸の
カルシウム塩、マグネシウム塩、アルミニウム塩、亜鉛
塩等の塩、その脂肪酸のアミド、リン酸エステル、ポリ
エチレン、ビスアマイド、カルボキシル基含有ポリオレ
フィン及び天然カルナバ等が挙げられる。
色剤としては、例えば、カーボンブラック、酸化チタン
等が挙げられる。また、樹脂成分に含有することができ
る界面活性剤としては例えば、ポリエチレングリコール
脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モ
ノグリセリド等が挙げられる。また、樹脂成分に含有す
ることができる難燃剤としては、例えば、三酸化アンチ
モン、ハロゲン化合物、リン化合物等が挙げられる。
剤、離型剤、着色剤、界面活性剤及び難燃剤等は2種類
以上を併用することもできる。
は特に限定するものではなく、例えば結晶シリカ、溶融
シリカ、アルミナ、マグネシア、酸化チタン、炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウム、窒化ケイ素、タルク、ケイ
酸カルシウム等が挙げられる。上記無機充填材は、単独
で用いても、2種類以上を併用してもよい。尚、無機充
填材として結晶シリカ又は溶融シリカ等のシリカを用い
た場合、樹脂硬化物の線膨張係数が小さくなり、半導体
素子の線膨張係数に近づくため好ましい。尚、無機充填
材を、樹脂成分と無機充填材の合計100重量部中に、
60〜95重量部含有する場合、樹脂硬化物の吸湿量が
低下し、吸湿ハンダ耐熱性が優れ好ましい。
剤としてイミダゾールを樹脂成分全量に対して8〜15
重量%の配合量で含有させると共に、無機充填材の粒径
を0.1〜20μmとなるようにすることが好ましい。
この場合、半導体素子上に液状エポキシ樹脂組成物の薄
膜を容易に形成することができ、この液状エポキシ樹脂
組成物を100℃以下の温度にて加熱硬化することによ
り薄型の硬化成形体を容易に形成することができるもの
である。例えば100℃、1時間の加熱条件において充
分な硬化物特性を有する薄型の硬化成形体を得ることが
可能なものであり、この点においても硬化成形体をIC
カードに搭載される半導体装置の封止樹脂として好適に
用いることができる。すなわちICカードに搭載される
半導体装置を製造する場合、ICカードの厚みは一般的
には0.7mm程度であり、このICカードに搭載され
る半導体装置には、一般的には厚み0.15mm以下の
ポリエチレンテレフタレート樹脂やポリイミド樹脂等を
樹脂成分として含む基板が用いられることとなる。その
ため封止樹脂を成形するにあたって高温で長時間加熱す
ると基板に反りやうねりが発生する場合があるが、本発
明においてはこの基板に半導体チップを搭載し樹脂封止
にて封止するにあたって、上記のような液状エポキシ樹
脂組成物にて封止樹脂の厚みを50μm以下に成形する
ことが可能となるものであり、100℃、1時間程度の
加熱条件で封止樹脂を成形することにより、このような
反りやうねりの発生を抑制することができるものであ
る。
成形体が、曲げ弾性率が0.5〜5GPaであり、単位
断面積あたりの限界曲げ応力で示される曲げ強度が20
〜40MPaであるものとして調製することが好まし
い。このように調製された液状エポキシ樹脂組成物で
は、硬化成形体に応力がかかって膨張されたり収縮され
たりしても、硬化成形体内の内部応力が緩和され、特に
線膨脹係数の小さいセラミック等からなる基板を用いて
半導体装置を作製する場合、その基板の厚みが0.3m
m以下の薄物であっても、封止樹脂の成形にあたっての
加熱・冷却過程において、基板の反りを低減することが
できる。またこのように作製される半導体装置のリフロ
ー工程等の半田付け工程において、封止樹脂にかかる熱
応力によるクラックの発生や封止樹脂と基板との剥離等
が抑制されるものであり、また耐温度サイクル性や耐吸
湿半田性に優れ、耐熱信頼性の高い半導体装置を得るこ
とができる。
成形体が、ガラス転移温度が120〜200℃であり、
線膨張係数が1.3×10-5〜1.8×10-5/℃であ
るものとして調製することも好ましい。このように調製
された液状エポキシ樹脂組成物では、特にガラス基材エ
ポキシ樹脂含浸基材(プリプレグ)からなる基板を用い
て半導体装置を作製する場合、硬化成形体からなる封止
樹脂と基板との間の熱的挙動、すなわちガラス転移温度
及び線膨脹係数の差異が小さくなり、基板の厚みが0.
3mm以下の薄物であっても、封止樹脂の成形にあたっ
ての加熱・冷却過程において、基板の反りを低減するこ
とができる。また耐温度サイクル性や耐吸湿半田性に優
れ、耐熱信頼性の高い半導体装置を得ることができる。
っては、上記の各成分を所望の割合で配合したものを溶
解混合し、又は溶融混合した後3本ロール等で溶融混練
して液体状のエポキシ樹脂組成物を得ることができる。
止樹脂とする半導体装置の製造方法の例を説明する。
ポキシ樹脂含浸基材(プリプレグ)、ポリエチレンテレ
フタレート製シート等の絶縁層に回路形成がなされた配
線基板が用いられる。このプリント配線基板上にICチ
ップ等の半導体チップをダイボンディングし、ワイヤボ
ンディング法等にて配線基板の回路と導通させる。ここ
で半導体チップは、シリコンウエハー等の基板にアルミ
ニウム等により回路形成し、更に抵抗、トランジスタ等
の回路素子を形成するなどして得られる。次に、配線基
板上の半導体チップ搭載部分に液状エポキシ樹脂組成物
にて封止樹脂を形成し、配線基板上に露出する回路、半
導体チップ、ワイヤ、及びこれらの接合部を電気的、機
械的に外部環境から保護すると共に、ユーザーが使い易
いようにする。封止樹脂の形成にあたっては、液状エポ
キシ樹脂組成物をディスペンサーを用いて塗布し、ある
いはメタルマスク等を用いて印刷したものを、オーブン
にて例えば100℃で1時間加熱することにより、硬化
成形することができる。またアフターキュアーが必要な
場合は、成形硬化後、例えば150℃で3時間加熱する
ものである。また配線基板の外面には半田ボールを形成
し、この半田ボールを、配線基板の回路と導通する外部
接続端子として形成する。
特にICカードの内装部品として好適に用いられる。
は、上記のような半導体装置の封止樹脂の成形だけでな
く、液状エポキシ樹脂組成物を注型して種々の部品を作
製することができるものであり、これらの部品の信頼性
も向上することができる。従来は、金型等の注型容器の
容積が、例えば一辺が20mm以上と比較的大きい場合
や、注型容器が金属製である場合には、通常作業性を向
上するために、無機充填材の配合量を低減して粘度が低
減された樹脂組成物を用いていたが、この場合は硬化成
形体の線膨脹係数が高くなり、熱収縮が大きくなって注
型容器からの剥離やクラックが発生するものであった。
それに対して本発明に係る液状エポキシ樹脂組成物で
は、無機充填材の配合量を低減しなくても加熱硬化時及
び硬化成形体の冷却時に発生する内部応力が低減されて
いるので、注型容器からの剥離やクラックの発生が抑制
されるものであり、種々の成形部品の作製に好適に用い
ることができるものである。
例及び比較例において、表1に示す組成を有する液状エ
ポキシ樹脂組成物を、各成分を混合、撹拌することによ
り調製した。尚、表中の各成分の配合割合は、シリコー
ン成分については樹脂成分全量に対する配合重量割合を
重量%で示し、他の成分に関しては重量部で示した。
樹脂としては油化シェルエポキシ株式会社製の品番「8
40A」を、ナフタレン骨格型エポキシ樹脂としては大
日本化学工業株式会社製の品番「HP4032D」を、
ビフェニル骨格型エポキシ樹脂としては油化シェルエポ
キシ株式会社製の品番「YX4000F」を用いた。
の商品名「リカシッドHH」を、硬化助剤としては四国
化成工業株式会社製のイミダゾールを用いた。
シリコーンX22−2000」を、シリコーンパウダー
としては東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製
の商品名「トレフィルE−500」を用いた。
び比較例1、2では粒径が0.1〜80μmの範囲のシ
リカ粉末を、実施例6においては粒径が0.1〜20μ
mの範囲のシリカ粉末を用いた。
意し、各実施例及び比較例において、表1に示した、5
0×50×0.3mmの寸法の基板を用いた。
厚み0.3mm、線膨脹係数1.3〜1.8×10-5 ・基板b:アルミナ基板、厚み0.4mm、線膨脹係数
0.7〜1.1×10 -5 ・基板c:ポリエチレンテレフタレート(PET)基
板、厚み0.1mm、ガラス転移温度65〜85℃、軟
化点150℃ 上記の基板に回路形成を施して配線基板を作製した。
を用い、配線基板上に半導体素子を搭載した後、液状エ
ポキシ樹脂組成物をディスペンサーを用いて塗布したも
のを、オーブンにて100℃で1時間加熱した後、15
0℃で3時間3時間加熱することにより硬化成形し、基
板の寸法50×50mm、封止樹脂の寸法45×45×
0.5mmの半導体装置を作製した。
NO7フローターで25℃、20rpmの条件で測定し
た。
た。
て測定した。
て測定した。
定した。
の平坦度を測定し、その最大高低差を基板反りとして評
価した。
秒間浸漬して基板と樹脂の剥離を観察し、剥離したもの
を不良として評価した。尚、通常半田工程を経ないPE
T基板を用いた実施例6に関しては、この評価を行わな
かった。
30%以下のものを「○」、この条件を満たさないもの
を「×」として評価した。
では、良好な粘度を有し、かつ比較例1、2の場合より
も基板の反りが低減し、また優れた吸湿半田耐熱性を有
するものであった。
状エポキシ樹脂組成物は、ナフタレン骨格型エポキシ樹
脂又はビフェニル骨格型エポキシ樹脂をエポキシ樹脂成
分全量に対して5〜80重量%含有すると共に変性シリ
コーンオイル及びシリコーンパウダーからなるシリコー
ン成分を含有するものであり、液状エポキシ樹脂組成物
の加熱硬化時及び硬化成形体の冷却時に発生する内部応
力を低減することができ、硬化成形体を封止樹脂として
成形して基板に搭載された半導体チップを封止すること
により半導体装置を作製する場合に、液状エポキシ樹脂
組成物の加熱硬化時及び硬化成形体の冷却時における基
板の反りの発生を低減することができるものであり、ま
たこの液状エポキシ樹脂組成物の粘度を低減して硬化成
形時の作業性を良好なもとすることができるものであ
り、また硬化成形体の基板との接着性を良好なものとす
ることができるものである。また良好な耐温度サイクル
性や耐吸湿半田性等の耐熱性を有する硬化成形体を得る
ことができ、半導体装置の耐熱信頼性を向上することが
できるものである。
量に対して15〜60重量%としたものであり、液状エ
ポキシ樹脂組成物を薄膜状に塗布することが容易であ
り、この液状エポキシ樹脂組成物を加熱硬化することに
より封止樹脂を容易に薄型に成形することができるもの
であり、封止樹脂の加熱成形温度を低減して、薄型の基
板上に封止樹脂を成形する場合においての基板の反りの
発生を低減することができるものである。
樹脂組成物は、請求項1又は2の構成に加えて、硬化助
剤としてイミダゾールを樹脂成分全量に対して8〜15
重量%含有すると共に、無機充填材の粒径を0.1〜2
0μmとしたものであり、低反り性を有する硬化成形体
を得ることができ、また硬化成形体を成形するにあたっ
ては、液状エポキシ樹脂組成物を低温加熱にて硬化する
ことにより、短時間で充分な硬化物特性を有する硬化成
形体を得ることができるものである。
は、請求項1又は2に記載の液状エポキシ樹脂組成物に
て半導体を封止したものであり、基板の反りが低減され
ると共に耐熱信頼性の高い半導体装置を得ることができ
るものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 ナフタレン骨格型エポキシ樹脂又はビフ
ェニル骨格型エポキシ樹脂をエポキシ樹脂成分全量に対
して5〜80重量%含有すると共に変性シリコーンオイ
ル及びシリコーンパウダーからなるシリコーン成分を含
有し、シリコーン成分の含有量を樹脂成分全量に対して
15〜60重量%として成ることを特徴とする液状エポ
キシ樹脂組成物。 - 【請求項2】 硬化助剤としてイミダゾールを樹脂成分
全量に対して8〜15重量%含有すると共に、無機充填
材の粒径を0.1〜20μmとして成ることを特徴とす
る請求項1に記載の液状エポキシ樹脂組成物。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の液状エポキシ樹
脂組成物にて半導体を封止して成ることを特徴とする半
導体装置。
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