JP3396915B2 - 内燃機関の再循環排気ガス冷却装置 - Google Patents

内燃機関の再循環排気ガス冷却装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の再循環排気
ガス冷却装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、内燃機関の窒素酸化物の生成、排
出を抑えるために、排気ガスの一部を吸気系に再循環さ
せて、燃焼を緩慢にさせる排気ガス再循環(EGR)シ
ステムは知られている。また、吸気効率の低下を抑える
ために、再循環排気ガス(EGRガス)を、再循環排気
ガス通路(EGR通路)の途中に設けた冷却装置(EG
Rクーラ)により冷却することも知られている。実開平
3−54271号公報は、EGRクーラを内燃機関のシ
リンダヘッドにビルトインし、シリンダヘッドを流れる
エンジン冷却水によってEGRガスを冷却したEGR装
置を示している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来装置で
は、EGR配管を、エキゾーストマニホルドと振動の大
きいシリンダヘッドとの間にとりまわしているため、E
GR配管の振動が大きくなり、これがエキゾーストマニ
ホルド、それに続くエキゾーストパイプを加振してフロ
ントパイプつり金具から車室内へと伝わる振動が大きく
なり、車室内こもり音を悪化させている。また、EGR
クーラ自体は非常に剛性の大きい部品であるにかかわら
ず、エンジン騒音の低減に積極的に利用されていない。
本発明の目的は、EGR配管の加振によるエキゾースト
パイプの振動による車室内こもり音を低減するととも
に、EGRの冷却装置を利用してエンジンの振動を抑え
ることのできる内燃機関の再循環排気ガス冷却装置を提
供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、本発明に係る内燃機関の再循環排気ガス冷却装置
は、次の装置から成る。すなわち、内燃機関の排気通路
と吸気通路を連通するように再循環排気ガス通路を設
け、該再循環排気ガス通路に冷却装置を設けた内燃機関
の再循環排気ガス冷却装置において、前記冷却装置はシ
リンダブロック側壁よりも剛性の大きい部材であり、該
冷却装置を、内燃機関のシリンダブロックに、シリンダ
ブロック側壁を一部切り欠いてそこに前記冷却装置が
ォータジャケット側壁をなすように取付けたことを特
徴とする内燃機関の再循環排気ガス冷却装置。 【0005】 【作用】上記本発明装置では、冷却装置(EGRクー
ラ)をシリンダブロックにビルトインすることにより、
EGRクーラがシリンダブロックの補強部材となり、シ
リンダブロック側壁の振動が低下され、シリンダブロッ
クにとりつけたエンジンマウントへの振動入力が低減さ
れ、エンジン騒音が低減される。また、再循環排気ガス
通路を構成するEGRパイプが、エキゾーストマニホル
ドと、シリンダヘッドより振動の小さいシリンダブロッ
クとの間にとりまわされることになり、EGRパイプの
振動が小となって、エキゾーストマニホルドとエキゾー
ストパイプの加振も小となり、つり金具を通してエキゾ
ーストパイプから車室内に伝わる振動も小となって、車
室内こもり音も低減される。このようにして、EGR装
置を利用して、騒音低減がはかられる。 【0006】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1〜図3に、本発明実施例におけるEGR部品
のとりまわしを示す。内燃機関の排気通路11と吸気通
路12を連通するように再循環排気ガス通路(EGR通
路)13が設けられている。そして、EGR通路13の
途中にはEGRガスの冷却装置(EGRクーラ)6が設
けられている。EGR通路13は、排気通路11からE
GRクーラ6までの第1EGRパイプ3と、EGRクー
ラ6からの吸気通路12までの第2EGRパイプ4とか
ら成る。第1EGRパイプ3排気通路11へのとり付
け部は、シリンダヘッド16から延びてくるエキゾース
トマニホルド2の合流部のすぐ下流である。第2EGR
パイプ4の吸気通路12へのとり付け部はサージタンク
8である。第2EGRパイプ4のサージタンク8側の端
部にはEGRバルブ5が設けられている。 【0007】内燃機関シリンダブロック1には、EG
Rクーラ6が、ウォータジャケットの側壁をなすよう
に、とり付けられ固定される。EGRクーラ6をシリン
ダブロック1にビルトインするために、シリンダブロッ
ク1のEGRクーラ取付部は、側壁が一部切欠かれ、
そこにEGRクーラ6がボルトでとり付けられる。図1
の例では、EGRクーラ6は、シリンダブロック1の、
エンジンマウント取付面14とミッション取付面15と
の間にとり付けられる。また、図1では、内燃機関がV
型6気筒エンジンの場合の、EGRクーラとり付け側の
バンクが示されている。 【0008】EGRクーラ6は、図4、図5に示すよう
に、EGR通路が蛇行しており、またウォータドレイン
7なども設置してあり、非常に剛性の高い部品となって
いる。EGRクーラ6の壁板17は、シリンダブロック
1の側壁にボルト締めされ、シリンダブロック内ウォー
タジャケットの壁の一部を構成する。EGRクーラ6の
EGR通路のうち、壁板17よりエンジン内側にある部
分18は、ウォータジャケット内を通過し、ウォータジ
ャケットを流れるエンジン冷却水と熱交換する部分とな
る。 【0009】エンジン冷却水の通路構成は図6に示すよ
うになっている。ウォータポンプ19から吐出された冷
却水は、シリンダブロック1内ウォータジャケットを流
れ、EGRクーラ6でEGRガスと熱交換し、EGRガ
ス温度を下げ、自身は昇温する。続いて、シリンダブロ
ック内ウォータジャケットからシリンダヘッド16内ウ
ォータジャケットに流れ、さらにラジエータ20に流れ
てそこで冷却され、再びウォータポンプ19に帰る。 【0010】つぎに、作用を説明する。まず、エンジン
騒音が低減される。EGRクーラ6は、シリンダブロッ
ク側壁よりも剛性の大きい部材であり、これをシリンダ
ブロック側壁に剛にとり付けることにより、EGRクー
ラ6が補強部材となって、シリンダブロック側壁の振動
が低下される。したがって、シリンダブロック側壁にと
り付けられているエンジンマウント(図示せず)への振
動入力を低減できる。とくに、アルミ大型スティフナの
設置などからわかるように、ミッション締結面の剛性増
大が重要であり、EGRクーラ6で補強するのは、エン
ジン後端(ミッションに近い側)が効果的である。 【0011】また、排気こもり音が低減される。第1E
GRパイプ3がエキゾーストマニホルド2と、シリンダ
ヘッドよりも振動の低いシリンダブロック1に接続され
ているため、第1EGRパイプ3の振動が低減される。
また、それによって、エキゾーストマニホルド2が第1
EGRパイプ3の振動によって加振されることが少なく
なり、エキゾーストマニホルド2の振動低減が可能であ
る。また、エキゾーストマニホルド2に接続されるフロ
ントエキゾーストパイプ(図示せず)の振動も小さくな
り、フロントおよびセンタエキゾーストパイプのボデー
へのつり金具からの車室内へのこもり音が低減される。 【0012】さらに、EGRガスのエンジン冷却水によ
る冷却性能が向上される。EGRクーラ6に流れてくる
エンジン冷却水は、ラジエータ20で冷却されままの
低温の冷却水であり、ウォータポンプ吐出直後の冷たい
水と熱交換できる。これに対し、シリンダヘッドに流れ
てくるエンジン冷却水は既にシリンダブロックである程
度昇温された冷却水である。したがって、EGRクーラ
6をシリンダブロック部位の冷却水で冷却する方が効果
的である。 【0013】 【発明の効果】本発明によれば、EGRガスの冷却装置
をシリンダブロックに取付けたので、シリンダブロック
側壁の剛性を向上し、シリンダブロック側壁の振動が小
になり、シリンダブロックにとり付けたエンジンマウン
トへの入力が減少されて、エンジン騒音が低減される。
また、EGRガスの冷却装置をシリンダブロックにビル
トインしたため、第1EGRパイプがエキゾーストマニ
ホルドとシリンダブロック間にとりまわされることにな
り、EGRパイプ自体の振動が従来のシリンダヘッド
に配索される場合に比べて減少し、それによってエキゾ
ーストマニホルド、エキゾーストパイプの振動も減少
し、エキゾーストパイプからつり金具を介して車室へと
伝わる振動が減少して、車室内こもり音が低減される。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例に係る内燃機関の再循環排気
ガス冷却装置のうち、EGRクーラとそれがとりつけら
れるシリンダブロックの斜視図である。 【図2】図1の内燃機関の再循環排気ガス冷却装置の斜
視図である。 【図3】図2の装置の全体正面図である。 【図4】図1のEGRクーラの正面図である。 【図5】図1のEGRクーラの側面図である。 【図6】エンジン冷却水系の系統図である。 【符号の説明】 1 シリンダブロック 2 エキゾーストマニホルド 3 第1EGRパイプ 4 第2EGRパイプ 6 EGRクーラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−54271(JP,U) 特公 昭63−19710(JP,B2) 実公 昭57−24916(JP,Y1) 実公 昭54−31224(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 25/07 580 F01P 3/20 F02F 1/10 F02F 7/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 内燃機関の排気通路と吸気通路を連通す
    るように再循環排気ガス通路を設け、該再循環排気ガス
    通路に冷却装置を設けた内燃機関の再循環排気ガス冷却
    装置において、前記冷却装置はシリンダブロック側壁よ
    りも剛性の大きい部材であり、該冷却装置を、内燃機関
    のシリンダブロックに、シリンダブロック側壁を一部切
    り欠いてそこに前記冷却装置がウォータジャケット側壁
    をなすように取付けたことを特徴とする内燃機関の再
    循環排気ガス冷却装置。
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