JP3396594B2 - 熱交換装置の冷媒再利用方法および熱交換装置の冷媒回収方法 - Google Patents

熱交換装置の冷媒再利用方法および熱交換装置の冷媒回収方法

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JP3396594B2
JP3396594B2 JP04941097A JP4941097A JP3396594B2 JP 3396594 B2 JP3396594 B2 JP 3396594B2 JP 04941097 A JP04941097 A JP 04941097A JP 4941097 A JP4941097 A JP 4941097A JP 3396594 B2 JP3396594 B2 JP 3396594B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2345/00Details for charging or discharging refrigerants; Service stations therefor
    • F25B2345/006Details for charging or discharging refrigerants; Service stations therefor characterised by charging or discharging valves

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内機と室外機か
らなる熱交換装置の冷媒を再利用する方法および熱交換
装置の冷媒を回収する方法に係り、ビルや住宅等の建物
用、列車用、自動車用、船舶用等の各種空気調和機や、
魚介類、野菜、肉等の食品用冷凍装置、冷蔵装置(船舶
等の乗り物用のものを含む)等の熱交換装置に利用でき
るものである。
【0002】
【背景技術】室内機と室外機からなるセパレート型空気
調和機では、室内熱交換器が設けられた室内機側の冷媒
配管と室外熱交換器が設けられた室外機側の冷媒配管と
が2本の接続用冷媒管で接続されることにより、冷媒を
循環させるための冷媒循環路が形成され、接続用冷媒管
と接続される室外機側の冷媒配管の両端部には2個の開
閉弁が設けられている。リース契約やレンタル契約され
た空気調和機を移転元から移転先に移すとき、あるいは
老朽化等した空気調和機を廃棄するとき、冷媒を大気に
放出せずにこれらの作業を行うために、2個の開閉弁の
うちの一方(高圧側開閉弁)を閉じて他方(低圧側開閉
弁)を開けた後、室外機側の冷媒配管に設けられている
圧縮機のモータを駆動させることにより室内機側の冷媒
配管内および接続用冷媒管内の冷媒を室外機側冷媒配管
内に吸引収容し、次いで開けられていた開閉弁を閉じる
ことにより、この室外機側の冷媒配管内に全部の冷媒を
封じ込めることが行われている(これをポンプダウンと
いう)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このポンプダ
ウンは冷房と暖房に切り換え可能な空気調和機を冷媒モ
ードにして行うため、環境温度が一定温度以下のときに
は行えず、また、ポンプダウンは圧縮機のモータを駆動
させて行うため、通電が停止されているときには行えな
い。このため、環境温度が一定温度以下の場合や通電が
停止されている場合には、従来、室外機側の冷媒配管に
設けられた2個の開閉弁を閉じ、室内機側の冷媒配管お
よび接続用冷媒管の冷媒を真空引き装置により真空引き
して大気に放出していた。
【0004】これによると、リース契約、レンタル契約
された空気調和機が移転先に移転されたとき、大気に放
出した分の多量の冷媒を空気調和機に供給し直さなけれ
ばならず、冷媒が大気に悪影響がある場合には環境問題
も生じ、また、空気調和機を冷媒回収場所に運んで冷媒
を回収する場合には、回収できる冷媒の量は室外機側の
冷媒配管に入っている量だけであるため、回収量は少な
いという問題があった。
【0005】これと同様な問題は、接続用冷媒管の長さ
が長大なものになっている例えばビル用の空気調和機の
場合にも生じ、この空気調和機を寿命のため交換すると
き、空気調和機内に封じ込めることができる冷媒の量は
少なかった。
【0006】本発明の目的は、できるだけ多くの冷媒を
封じ込めて移転元から移転先に移転される熱交換装置
の多くの量の冷媒を再利用できる方法と、冷媒回収場所
に運ばれる熱交換装置から冷媒回収場所で多くの量の冷
媒を回収できる方法とを提供するところにある。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】 本発明の第1番目に係る
熱交換装置の冷媒再利用方法は、室内熱交換器が設けら
れた室内機側の冷媒配管と室外熱交換器が設けられた室
外機側の冷媒配管との間に、これらの冷媒配管を接続し
て冷媒を循環させる冷媒循環路を形成する接続用冷媒管
が介設され、この接続用冷媒管と接続される前記室外機
側の冷媒配管の端部に開閉弁が設けられ、前記接続用冷
媒管に少なくとも1個の開閉弁が設けられている熱交換
装置の冷媒を再利用する熱交換装置の冷媒再利用方法で
あって、移転元から移転先に移転される前記熱交換装置
の移転前に前記室外機側の冷媒配管に設けられた前記開
閉弁および前記接続用冷媒管に設けられた前記開閉弁を
閉じるとともに、この接続用冷媒管を接続用冷媒管に設
けられた前記開閉弁から前記室外機に寄った位置で切断
し、前記熱交換装置の移転後、前記接続用冷媒管を連結
し直して前記室外機側の冷媒配管に設けられた前記開閉
弁および前記接続用冷媒管に設けられた前記開閉弁を開
き、前記冷媒循環路に不足の冷媒を供給することを特徴
とするものである。
【0012】この冷媒再利用方法によると、冷媒循環路
に供給する冷媒の量は、接続用冷媒管を切断したときに
逃げた量と同じだけの少ない量でよくなり、それだけ多
くの冷媒を再利用できることになる。
【0013】この冷媒再利用方法において、リース契約
やレンタル契約された熱交換装置を移転元から移転先に
直接移転してもよく、また、移転元からリース会社やレ
ンタル会社の倉庫等に一旦運んで保管し、この後、移転
先に運んでもよい。
【0014】本発明の第1番目に係る熱交換装置の冷媒
回収方法は、室内熱交換器が設けられた室内機側の冷媒
配管と室外熱交換器が設けられた室外機側の冷媒配管と
の間に、これらの冷媒配管を接続して冷媒を循環させる
冷媒循環路を形成する接続用冷媒管が介設され、この接
続用冷媒管と接続される前記室外機側の冷媒配管の端部
に開閉弁が設けられ、前記接続用冷媒管に少なくとも1
個の開閉弁が設けられている熱交換装置の冷媒を回収す
る熱交換装置の冷媒回収方法であって、冷媒回収場所で
冷媒が回収される前記熱交換装置がこの冷媒回収場所に
運ばれる前に前記室外機側の冷媒配管に設けられた前記
開閉弁および前記接続用冷媒管に設けられた前記開閉弁
を閉じるとともに、この接続用冷媒管を接続用冷媒管に
設けられた前記開閉弁から前記室外機に寄った位置で切
断し、前記熱交換装置を前記冷媒回収場所に運んだ後、
前記室内機側の冷媒配管と、前記室外機側の冷媒配管
と、前記接続用冷媒管とのうち、少なくとも前記室内機
側の冷媒配管と、前記室外機側の冷媒配管とから冷媒を
回収することを特徴とするものである。
【0015】この冷媒回収方法によると、接続用冷媒管
を切断したときに逃げた冷媒以外は回収できることにな
り、冷媒回収率を高めることができる。
【0016】ここで、接続用冷媒管にこの接続用冷媒管
の長手方向に離れて複数個の開閉弁が設けられ、接続用
冷媒管の切断を、室内機から少なくとも2番目の開閉弁
より室外機に寄った位置で行うと、接続用冷媒配管の内
部の少なくとも一部の冷媒をも回収することが可能にな
る。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】本発明の第2番目に係る熱交換装置の冷媒
再利用方法は、室内熱交換器が設けられた室内機側の冷
媒配管と室外熱交換器が設けられた室外機側の冷媒配管
との間に、これらの冷媒配管を接続して冷媒を循環させ
る冷媒循環路を形成する接続用冷媒管が介設され、この
接続用冷媒管と接続される前記室外機側の冷媒配管の端
部に開閉弁が設けられ、この開閉弁は第1開閉弁であ
り、この第1開閉弁と接続される第2開閉弁が前記接続
用冷媒管の室外機側端部に設けられているとともに、前
記室内機側の冷媒配管の端部に第3開閉弁が設けられ、
この第3開閉弁と接続される第4開閉弁が前記接続用冷
媒管の室内機側端部に設けられている熱交換装置の冷媒
を再利用する熱交換装置の冷媒再利用方法であって、移
転元から移転先に移転される前記熱交換装置の移転前に
第1〜第4開閉弁の全部を閉じるとともに、第1開閉弁
と第2開閉弁および第3開閉弁と第4開閉弁を分離させ
ることにより前記接続用冷媒管を前記室内機と前記室外
機から取り外し、前記熱交換装置の移転後、第1開閉弁
と第2開閉弁および第3開閉弁と第4開閉弁を接続する
ことにより前記接続用冷媒管を前記室内機と前記室外機
に取り付けて第1〜第4開閉弁の全部を開くことを特徴
とするものである。
【0024】これによって移転前の冷媒はそのまま移転
後も空気調和機の前記冷媒循環路を循環し、再利用され
る。
【0025】この冷媒再利用方法においても、リース契
約やレンタル契約された熱交換装置を移転元から移転先
に直接移転してもよく、また、移転元からリース会社や
レンタル会社の倉庫等に一旦運んで保管し、この後、移
転先に運んでもよい。
【0026】本発明の第2番目に係る熱交換装置の冷媒
回収方法は、室内熱交換器が設けられた室内機側の冷媒
配管と室外熱交換器が設けられた室外機側の冷媒配管と
の間に、これらの冷媒配管を接続して冷媒を循環させる
冷媒循環路を形成する接続用冷媒管が介設され、この接
続用冷媒管と接続される前記室外機側の冷媒配管の端部
に開閉弁が設けられ、この開閉弁は第1開閉弁であり、
この第1開閉弁と接続される第2開閉弁が前記接続用冷
媒管の室外機側端部に設けられているとともに、前記室
内機側の冷媒配管の端部に第3開閉弁が設けられ、この
第3開閉弁と接続される第4開閉弁が前記接続用冷媒管
の室内機側端部に設けられている熱交換装置の冷媒を回
収する熱交換装置の冷媒回収方法であって、冷媒回収場
所で冷媒が回収される前記熱交換装置がこの冷媒回収場
所に運ばれる前に第1〜第4開閉弁の全部を閉じるとと
もに、第1開閉弁と第2開閉弁および第3開閉弁と第4
開閉弁を分離させることにより前記接続用冷媒管を前記
室内機と前記室外機から取り外し、前記熱交換装置を前
記冷媒回収場所に運んだ後、前記接続用冷媒管と前記室
内機側の冷媒配管と前記室外機側の冷媒配管とから冷媒
を回収することを特徴とするものである。
【0027】
【0028】
【0029】以上において、本発明は、室内機と室外機
に分離したセパレート型であれば、空気調和機(マルチ
タイプを含み、ビルや住宅等の建物用、自動車用、列車
用、船舶用等のもの)や、魚介類、野菜、肉等の食品用
冷凍装置、冷蔵装置(船舶等の乗り物用のものを含む)
等の熱交換装置に適用可能であり、空気調和機の場合に
は、その室内機は床置き、天井吊り、壁掛けのいずれの
ものであってもよい。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を説明す
る。図1には空気調和機1の概略図が示され、この空気
調和機1は室内機2と室外機3とからなる。室内機2側
の冷媒配管4にはキャピラリチューブ等の膨脹器5と室
内熱交換器6が設けられ、室外機3側の冷媒配管7には
圧縮機8と室外熱交換器9が設けられている。そして、
室内熱交換器6、室外熱交換器9に近接してファン1
0,11が配置されている。室内機2側の冷媒配管4と
室外機3側の冷媒配管7は2本の接続用冷媒管12,1
3を介して接続され、これにより、空気調和機1全体を
冷媒が循環する冷媒循環路が形成されている。
【0031】室外機3側の冷媒配管7には四方切換弁8
Aが設けられ、この四方切換弁8Aにより空気調和機1
は冷房モードと暖房モードに切り換えられ、冷房時には
室外熱交換器9は凝縮器、室内熱交換器6は蒸発器にな
り、暖房時には室外熱交換器9は蒸発器、室内熱交換器
6は凝縮器になる。
【0032】接続用冷媒管12,13と接続される室外
機3側の冷媒配管7の両端部には開閉弁14,15が設
けられ、室内機2側の冷媒配管4と接続される接続用冷
媒管12,13の端部には開閉弁16,17が設けられ
ている。また、この実施形態の空気調和機1はビル用の
ものであるため、図5にも示されている通り、長大な長
さになっている接続用冷媒管12,13には、開閉弁1
6,17から間隔を開けて各複数の開閉弁18,19が
設けられている。
【0033】図2には、開閉弁14,15の内部構造が
示されている。開閉弁14,15は、室外機3側の冷媒
配管7の端部が接続された接続口14A,15Aと、接
続用冷媒管12,13の端部が接続される接続口14
B,15Bと、冷媒供給装置や冷媒回収装置が接続され
る接続口14C,15Cとを有する3ポート弁である。
開閉弁14,15は、キャップ20を取り外すとレンチ
等の工具21で回転操作されて進退する弁体22を有
し、この弁体22を前進させて大径の頭部22Aを前方
の弁座23に当接させたときには、接続口14A,15
Aと14B,15B間が遮断されて開閉弁14,15は
閉じられ、弁体22を後退させて頭部22Aを後方の弁
座24に当接させたときには、接続口14A,15Aと
14B,15B間が連通して開閉弁14,15は開く。
また、弁体22を前進限と後退限の中間位置とした場合
には、3個の接続口14A,15Aと14B,15B
間、14B,15Bと14C,15C間、14A,15
Aと14C,15C間が連通するようになっている。
【0034】接続用冷媒管12,13が接続されていな
いときの接続口14B,15Bは、ナット25で固定さ
れるシール部材26で冷媒の漏れを防止しながら塞ぐこ
とができるようになっており、冷媒供給装置や冷媒回収
装置が接続されていないときの接続口14C,15C
は、ナット27で固定されるシール部材28で冷媒の漏
れを防止しながら塞ぐことができるようになっている。
接続口14B,15Bに接続用冷媒管12,13を接続
するときは、シール部材26とナット25を取り外し、
そして接続用冷媒管12,13のフレア端部をナット2
5で接続口14B,15Bに結合する。工具21で弁体
22を回転操作しないときには、弁体22の後端部が突
出する開閉弁14,15のねじ筒部14D,15Dにパ
ッキン29を介在させてキャップ20をねじ込み固定し
ておき、パッキン29で冷媒の漏れを防止する。
【0035】図3には、開閉弁16,17の内部構造が
示されている。開閉弁16,17は第1半部材31と第
2半部材32の接続で構成され、第1半部材31の端部
31Aは、室内機2側の冷媒配管4のフレア端部がフレ
アナット34で結合される雄ねじ部になっており、第2
半部材32の端部32Aは、接続用冷媒管12,13の
室内機2側端部の雄ねじ部30が結合される雌ねじ部で
ある。内部に連通路35,36が形成された第1半材3
1と第2半部材32の間には、連通路35,36の長手
方向と直角の方向を回転の半径方向とする回転型の弁体
37が介入され、弁体37の両端部の環状突部37A,
37Bが第1半部材31、第2半部材32の環状溝31
B,32Bに回転自在に嵌合されることにより、これら
の半部材31、32は弁体37を介して接続されてい
る。
【0036】図4にも示されている通り、弁体37には
ほぼ半円形の開口部38が形成され、第2半部材32に
は連通路36内に半円状に突出する突部39が設けられ
ている。弁体37を回転させて開口部38と突部39を
一致させると、連通路35と36間が遮断されて開閉弁
16,17は閉じられ、これからさらに弁体37を回転
させると、連通路35と36間が開通して開閉弁16,
17は開く。
【0037】図3に示されているように、第2半部材3
2には連通路36と連通しているポート部90が設けら
れ、このポート部90は、通常時はナット91の螺合で
固定されるシール部材92で塞がれている。ナット91
とシール部材92が取り外されたポート部90には吸気
装置93の接続端部94が接続可能であり、ポート部9
0の内部には、ばねの作用で通常時はポート部90の通
路を塞いでいるバルブコア95が組み込まれており、吸
気装置93の接続端部94がポート部90に接続される
と、この接続端部94に設けられている突起がバルブコ
ア95に押圧作用し、これによりポート部90の通路を
開いて連通路36が吸気装置93と接続されるようにな
っている。
【0038】これらの開閉弁16,17から接続用冷媒
管12,13の長手方向に離れて配置されている図1、
図5で示された各複数個の開閉弁18,19は、開閉弁
16,17と同様な内部構造、作用になっており、吸気
装置93の接続端部94が接続可能なポート部90を有
する。
【0039】空気調和機1をビルに設置する場合には、
室内機2と室外機3を所定位置に取り付けた後、接続用
冷媒管12,13の室内機2側端部に取り付けられた開
閉弁16,17における第1半部材31の端部31Aに
室内機2側の冷媒配管4のフレア端部をフレアナット3
4で結合するとともに、開閉弁14、15のシール部材
26が取り外された接続口14B,15Bに接続用冷媒
管12,13の室外機3側端部をナット25で結合す
る。これにより、空気調和機1の冷媒循環路が形成さ
れ、空気調和機1を運転できる。
【0040】空気調和機1が寿命により新しい空気調和
機と交換されることになったときには、全部の開閉弁1
4〜19を閉じた後、接続用冷媒管12,13を、図1
のAで示すように、開閉弁18,19から室外機3に寄
った位置で切断する。この切断位置は、その空気調和機
1が設置されている状況等に応じて決められ、接続用冷
媒管12,13の長手方向に複数個配置されている開閉
弁18,19のうち、切断の適正位置にある開閉弁1
8,19から室外機3に寄った位置で切断する。
【0041】接続用冷媒管12,13の切断により室内
機2と室外機3が分離され、これらの室内機2と室外機
3とを切断された接続用冷媒管12,13が連結された
まま単独で搬出できるようになるとともに、室内機2側
の冷媒配管4内の冷媒は開閉弁16,17で封じ込めら
れ、室外機3側の冷媒配管7内の冷媒は開閉弁14,1
5で封じ込められる。また、接続用冷媒管12,13内
の冷媒のうち、開閉弁16,17と、切断箇所から室内
機2側に最も近い位置にある開閉弁18,19との間の
冷媒も封じ込められる。なお、この接続用冷媒管12,
13の冷媒の封じ込めを行うためには、接続用冷媒管1
2,13に複数個ある開閉弁18,19のうち、前記切
断の適正位置にある開閉弁18,19のみを閉じてもよ
い。
【0042】以上により、新しい空気調和機に交換され
る古い空気調和機1の撤去作業を、前記ポンプダウンを
行えないときでも、また行えるときでも、大部分の冷媒
を封じ込めたまま行えることになる。
【0043】空気調和機1がリース契約、レンタル契約
されたものであって移転元から移転先に移転される場合
には、全部の開閉弁14〜19を閉じて前述のように接
続用冷媒管12,13を切断した後、空気調和機1を移
転先に運び、室内機2と室外機3を所定位置に取り付け
た後、切断された接続用冷媒管12,13の各々の切断
端部をフレア加工等し、これらをフレアナット、ボルト
等の連結部材を介して連結し直す。そして切断箇所の近
くにある開閉弁18,19の前記ポート部90に吸気装
置93の接続端部94を接続し、これより、切断箇所の
両側の開閉弁の間の連結され直された接続用冷媒管の内
部に入っていた空気を排出する。次いで、閉じられてい
た開閉弁14〜19を開くとともに、開閉弁14,15
の接続口14C,15Cに冷媒供給装置を接続し、この
装置から接続用冷媒管12,13の切断によって大気に
逃げた分の不足の冷媒を供給する。開閉弁18,19の
ポート部90に冷媒供給装置の接続端部を接続できれ
ば、開閉弁14〜19を開く前または後にこのポート部
90から不足の冷媒を供給してもよい。
【0044】また切断された接続用冷媒管12,13を
連結し直すとき、必要に応じて延長管を介入してもよ
く、また、接続用冷媒管12,13の長さを短くしても
よい。
【0045】以上の本実施形態によると、移転先で補給
する冷媒の量はわずかでよく、移転前における冷媒の大
部分を移転先でも使用して空気調和機1を運転できる。
【0046】なお、室外機3側の冷媒配管7の途中に冷
媒供給口が設けられている場合には、ここに冷媒供給装
置を接続して冷媒供給作業を行ってもよい。このため、
この場合には、開閉弁14,15は3ポート弁ではな
く、2ポート弁でもよい。
【0047】空気調和機1が老朽化しており、廃棄され
る前に冷媒回収場所に運ばれて冷媒が回収される場合に
は、前述の通り開閉弁14〜19を閉じて接続用冷媒管
12,13を切断した後、空気調和機1を冷媒回収場所
に運び、図6で示されている冷媒回収装置40による冷
媒回収作業を行う。この装置40は、ボンベ等の回収容
器41と、回収容器41から延びる回収管42と、回収
管42に設けられた吸引装置43とを有し、回収管42
は途中から分岐管42A,42Bになっている。分岐管
42A,42Bの先端には、室内機2側の冷媒配管4に
アタッチメント式に取り付けられ、冷媒配管4への針部
材に刺し込みでこの冷媒配管4内の冷媒を取り出す接続
端部42C,42Dが設けられ、冷媒配管4内の冷媒は
回収管42を経て吸引装置43で吸引されながら容器4
1に回収される。この回収作業後、接続端部42C,4
2Dを接続用冷媒管12,13の開閉弁16,17と開
閉弁18,19との間や開閉弁18,19同士の間に移
し替え、この接続用冷媒管12,13の部分に入ってい
る冷媒を回収する。
【0048】次いで、図2で示された開閉弁14,15
の接続口14B,15Bから接続用冷媒管12,13を
取り外してこれらの接続口14B,15Bをナット25
で固定されるシール部材26でシールし、接続端部42
C,42Dに代えて接続口14C,15Cに接続可能な
接続端部42E,42Fを分岐管42A,42Bを取り
付けるとともに、これらの接続端部42E,42Fを接
続口14,15Cに接続した後、弁体22を前進限と後
退限の中間位置とし、これにより室外機3側の冷媒配管
7内の冷媒を回収する。
【0049】これにより、空気調和機1内の冷媒の大部
分を冷媒回収場所で回収できることになる。
【0050】なお、冷媒配管7からの冷媒回収作業は、
接続端部42C,42Dを接続端部42E,42Fに交
換せず、これらの接続端部42C,42Dを室外機3側
の冷媒配管7に取り付けて行ってもよい。
【0051】図7には別実施形態に係る空気調和機1’
が示されている。この空気調和機1’は前記実施形態の
空気調和機1と基本構造が同じであるため、図面では同
一部材には同じ符号を付してある。
【0052】室内機2側の冷媒配管4と室外機3側の冷
媒配管7との間には接続用冷媒管44,45が介設さ
れ、これらの接続用冷媒管44,45と接続される室外
機3側の冷媒配管7の両端部に設けられている開閉弁1
4,15は第1開閉弁であり、これらの第1開閉弁1
4,15と接続される第2開閉弁46,47が接続用冷
媒管44,45の室外機3側端部に設けられている。ま
た、室内機2側の冷媒配管4の両端部には第3開閉弁4
8,49が設けられ、第3開閉弁48,49と接続され
る第4開閉弁50,51が接続用冷媒管44,45の室
内機2側端部に設けられている。
【0053】図8には、第2開閉弁46,47の内部構
造が第1開閉弁14,15と共に示されている。これら
の第2開閉弁46,47は前記実施形態における図3で
示されたポート部90を除く開閉弁16,17と同じ構
造のものが使用され、第2開閉弁46,47における第
1半部材52の雄ねじ端部52Aには、接続用冷媒管4
4,45のフレア端部がフレアナット54で結合され、
第2半部材53の雌ねじ端部53Aには、第1開閉弁1
4,15のナット25とシール部材26が取り外された
接続口14B,15Bが結合される。
【0054】図9〜図11は、第3開閉弁48,49と
第4開閉弁50,51を示す。これらの第3開閉弁4
8,49と第4開閉弁50,51はカプラ55の構成部
材であり、第3開閉弁48,49はカプラ55の第1接
続部材56であり、第4開閉弁50,51はカプラ55
の第2接続部材57である。第1接続部材56の端部5
6Aは、室内機2側の冷媒配管4の端部に設けられてい
る雄ねじ部材58と結合される雌ねじ部となっており、
第2接続部材57の端部57Aは、接続用冷媒管44,
45の室内機2側のフレア端部がフレアナット59で結
合される雄ねじ部となっている。第1および第2接続部
材56,57の内部には連通路60,61が形成され、
これらの連通路60,61には弁体62,63が配置さ
れ、ばね受け部材64,65で受けられている弾性付勢
部材であるばね66,67で弁体62,63は互いに近
づく方向に常時付勢され、第1接続部材56と第2接続
部材57が分離しているときは、連通路60,61の長
手方向に往復動自在な往復動型の弁体62,63は弁座
68,69に当接しているため、連通路60、61は弁
体62,63で遮断され、したがって第3開閉弁48,
49と第4開閉弁50,51は閉じている。
【0055】第1接続部材56の外周には操作される筒
部材70が摺動自在に配置され、この筒部材70はばね
71でストッパ72に当接するまで第2接続部材57側
に常時付勢されている。筒部材70の内周部には第2接
続部材57側の面が傾斜した突部70Aが形成され、筒
部材70がストッパ72に当接しているときにおけるこ
の突部70Aの位置と一致する第1接続部材56の箇所
には、内側に先細り状となった孔73が形成され、この
孔73にボール74が挿入されている。また、第2接続
部材57の外周面にはボール74が嵌合可能な溝75が
形成されている。
【0056】筒部材70をばね71に抗して後退摺動さ
せた後、第2接続部材57を第1接続部材56の連通路
60の先部の大径部60Aに図11の通り挿入し、筒部
材70をばね71でストッパ72に当接するまで前進摺
動させると、突部70Aで押圧されたボール74が溝7
5に嵌合するため、第1接続部材56と第2接続部材5
7は結合される。このとき、第1接続部材56の弁体6
2から第2接続部57側に延設されている突延部62A
は、第2接続部材57の弁体63を押圧するため、弁体
62と63は互いの押圧作用で後退し、このため弁体6
2,63は連通路60,61を開通させることになる。
前記ばね受け部材64,65は、図10に示す通り、複
数の開口部76が形成されたものとなっているため、弁
体62,63が連通路60,61を開通させると、第3
開閉弁49,49と第4開閉弁50,51は開くことに
なり、室内機2側の冷媒配管4と接続用冷媒管45,4
6との間で冷媒の流通が可能となる。
【0057】第1接続部材56と第2接続部材57を分
離させるときは、筒部材70を後退摺動させてから第2
接続部材57を第1接続部材56から離れる方向に引っ
張ると、ボール74は溝75から脱出して接続部材56
と57は分離する。
【0058】以上のように、本実施形態に係る第3開閉
弁48,49と第4開閉弁50,51はカプラ55の第
1接続部材56と第2接続部材57であり、これらの接
続部材56,57が分離しているときは、連通路60,
61は弁体62,63で自ずと閉じられ、接続部材5
6,57が結合されると、連通路60,61は自ずと開
かれる。
【0059】以上説明した空気調和機1’が寿命のため
交換されることになったときには、第1開閉弁14,1
5と第2開閉弁46,47を閉じるとともに、第3開閉
弁148,49と第4開閉弁50,51を分離させる。
第3開閉弁48,49と第4開閉弁50,51を分離さ
せると、上述の通りこれらの開閉弁48〜51は自ずと
閉じられる。次いで、第1開閉弁14,15と第2開閉
弁46,47の分離を行い、これにより、接続用冷媒管
44,45を室内機2と室外機3から取り外し、接続用
冷媒管44,45と室内機2と室外機3の三者を分離独
立の状態とする。
【0060】このときには室内機2側の冷媒配管4、室
外機3側の冷媒配管7、接続用冷媒管44,45の各内
部の冷媒は封じ込められており、新しい空気調和機と交
換される空気調和機1’を建物等から撤去する作業を、
全部の冷媒をこの空気調和機1’に封じ込めて行える。
【0061】空気調和機1’がリース契約やレンタル契
約されたものであって、移転元から移転先に移転される
とき、あるいは移転元からリース会社、レンタル会社の
倉庫に一旦保管されてから移転先に運ばれることになっ
たときは、前述と同じく、接続用冷媒管44,45と室
内機2と室外機3の三者を分離独立の状態とした後、空
気調和機1’を移転先やリース会社、レンタル会社等に
運ぶ作業を行う。この作業は,接続用冷媒管44,45
が長大なものであっても室内機2と室外機3から取り外
して行えるため、作業を簡単化できる。また、このと
き、第1〜第4開閉弁の全部が閉じられているため、室
内機2側の冷媒配管4、室外機3側の冷媒配管7、接続
用冷媒管44,45の各内部の冷媒は封じ込められてお
り、大気に逃げることはない。
【0062】空気調和機1’が移転先に運ばれた後は、
第1開閉弁14,15と第2開閉弁46,47を結合す
るとともに、第3開閉弁48,49と第4開閉弁50,
51を結合し、第1開閉弁14,15と第2開閉弁4
6,47を開ける。第3開閉弁48,49と第4開閉弁
50,51を結合すると、これらの開閉弁48〜51は
上述の通り自ずと開く。
【0063】これにより、空気調和機1’全体を冷媒が
循環する冷媒循環路が再び形成され、移転元で使用して
いた全部の冷媒を再利用して空気調和機1’を運転でき
る。なお、移転元から移転先に空気調和機1’が移転さ
れる間に、冷媒漏れが生じて冷媒が不足していたときに
は、3ポート弁である第1開閉弁14,15の弁体22
を前進限と後退限の中間位置とし、接続口14C,15
Cに冷媒供給装置を接続することによって冷媒循環路に
不足分の冷媒を補給する。
【0064】空気調和機1’が老朽化したために冷媒回
収場所に運んで冷媒を回収する場合には、上述の通り、
接続用冷媒管44,45と室内機2と室外機3の三者を
分離独立の状態とした後、空気調和機1’を冷媒回収場
所に運ぶ。
【0065】図12は、この冷媒回収場所での冷媒回収
装置による作業を示している。この装置は前記実施形態
で説明した冷媒回収装置40である。分岐管42A,4
2Bの先端の接続端部42C,42Dにより室内機2側
の冷媒配管4内の冷媒を容器41に回収し、さらに、接
続端部42C,42Dを接続用冷媒管44,45に移し
替えてこの接続用冷媒管12,13内の冷媒を回収す
る。次いで、第1開閉弁14,15の接続口14B,1
5Bに前記シール部材26とナット25が装着されてい
なかったら装着した後、第1開閉弁14,15の弁体2
2を前進限と後退限の中間位置にし、接続端部42C,
42Dに代えて接続口14C,15Cに接続可能な接続
端部42E,42Fを分岐管42A,42Bを取り付け
るとともに、これらの接続端部42E,42Fを接続口
14,15Cに接続して室外機3側の冷媒配管7内の冷
媒を回収する。
【0066】なお、この冷媒配管7からの冷媒回収作業
は、接続端部42C,42Dを接続端部42E,42F
に交換せず、これらの接続端部42C,42Dを室外機
3側の冷媒配管7に取り付けて行ってもよい。
【0067】以上説明した本実施形態によると、空気調
和機1’を構成している室内機2と室外機3と接続用冷
媒配管44,45とを、これらの各内部に冷媒を封じ込
めたまま分離独立の状態にできるため、空気調和機1’
の交換の作業や、リース契約、レンタル契約された空気
調和機1’を移転する作業、老朽化した空気調和機1’
を冷媒回収場所に運ぶ作業を簡単に行えるようになる。
【0068】また、リース契約、レンタル契約された空
気調和機1’が移転先に移転されると、移転元での冷媒
を全部再利用でき、冷媒の利用効率を高めることができ
る。さらに、老朽化した空気調和機1’を冷媒回収場所
に運ぶことにより、全部の冷媒を回収できる。
【0069】なお、図1〜図6で説明した開閉弁16〜
19を、第1接続部材56と第2接続部材57とからな
るカプラ55と同様な構造、作用となっている開閉弁と
することもできる。これによると、接続部材56と57
の結合、分離により各接続部材56,57の連通路6
0,61を弁体62,63で自ずと開閉でき、空気調和
機の交換時や、空気調和機の移転時、あるいは冷媒の回
収時に接続部材56,57を分離すると、接続用冷媒管
を切断したと同じになり、しかも、冷媒を逃がすことな
くこれらの作業を行えることになる。
【0070】図13、図14は、第2開閉弁の別実施形
態を示す。この実施形態に係る第2開閉弁77の内部に
は、連通路78の長手方向と直角の方向に往復動自在と
なった往復動型の弁体79が配置されている。この弁体
79にはねじ軸80が螺入され、押さえ部材81,82
で軸方向の移動が阻止されているねじ軸80の先部80
Aは第2開閉弁77の外部に突出しているため、この先
部80Aを工具等を使用して回転させると、弁体79の
移動により連通路78は開通、遮断され、第2開閉弁7
7は開閉される。
【0071】図15、図16は、第2開閉弁のさらなる
別実施形態を示す。この実施形態に係る第2開閉弁83
の内部には、連通路84の長手方向と直角の方向が回転
の中心軸85の軸方向となったボール状の回転型の弁体
86が配置されている。この弁体86と中心軸85は一
体化されており、中心軸85の先部85Aは第2開閉弁
83の外部に突出している。また、弁体86には貫通孔
87が形成されており、中心軸85の先部85Aを工具
等を使用して回転させて弁体86を回転させると、貫通
孔87の向きに応じて連通路84は開通、遮断され、第
2開閉弁83は開閉される。
【0072】このように第2開閉弁は任意な構造のもの
を採用できる。また、室外機3側の冷媒配管7に冷媒供
給装置や冷媒回収装置を接続するための接続口が設けら
れていれば、第1開閉弁は3ポート弁ではなく任意な構
造の2ポート弁による開閉弁でもよい。また、第1開閉
弁と第2開閉弁を、前記実施形態における第3開閉弁と
第4開閉弁のように、結合、分離自在なカプラの第1接
続部材と第2接続部材とすることもできる。さらに、第
3開閉弁と第4開閉弁を図13〜図16の各実施形態に
おける第2開閉弁と同様な構造の開閉弁とすることもで
きる。
【0073】また、図1における接続用冷媒管12,1
3の開閉弁を図13〜図16の各実施形態における開閉
弁と同様な構造のものにもできる。
【0074】
【発明の効果】本発明によると、空気調和機等の熱交換
装置における冷媒のほとんどまたは全部を封じ込めるこ
とができ、冷媒の再利用効率、回収率の向上を達成でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱交換装置である空気調和機の概略を示す図で
ある。
【図2】図1における室外機側の冷媒配管に設けられた
開閉弁を示す側断面図である。
【図3】図1における接続用冷媒管に設けられた開閉弁
を示す側断面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】図1における接続用冷媒管の全体を示す図であ
る。
【図6】冷媒回収場所での空気調和機からの冷媒回収作
業を示す図である。
【図7】別実施形態に係る空気調和機の概略を示す図で
ある。
【図8】図7における第1開閉弁と第2開閉弁の部分を
示す側断面図である。
【図9】図7で示された第3開閉弁と第4開閉弁の分離
時の状態を示す側断面図である。
【図10】図7で示されたばね受け部材を示す正面図で
ある。
【図11】第3開閉弁と第4開閉弁の結合時を示す側断
面図である。
【図12】冷媒回収場所での空気調和機からの冷媒回収
作業を示す図である。
【図13】別実施形態に係る第2開閉弁を示す側断面図
である。
【図14】図13の正断面図である。
【図15】さらなる別実施形態に係る第2開閉弁を示す
側断面図である。
【図16】図15の正断面図である。
【符号の説明】
1,1’ 熱交換装置である空気調和機 2 室内機 3 室外機 4 室内機側の冷媒配管 6 室内熱交換器 7 室外機側の冷媒配管 9 室外熱交換器 12,13,44,45 接続用冷媒管 14,15 室外機側の冷媒配管の開閉弁(第1開閉
弁) 16〜21 接続用冷媒管の開閉弁 37 弁体 40 冷媒回収装置 46,47,77,83 第2開閉弁 48,49 第3開閉弁 50,51 第4開閉弁 22,37,62,63,79,86 弁体 56 第1接続部材 57 第2接続部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 45/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内熱交換器が設けられた室内機側の冷
    媒配管と室外熱交換器が設けられた室外機側の冷媒配管
    との間に、これらの冷媒配管を接続して冷媒を循環させ
    る冷媒循環路を形成する接続用冷媒管が介設され、この
    接続用冷媒管と接続される前記室外機側の冷媒配管の端
    部に開閉弁が設けられ、前記接続用冷媒管に少なくとも
    1個の開閉弁が設けられている熱交換装置の冷媒を再利
    用する熱交換装置の冷媒再利用方法であって、 移転元から移転先に移転される前記熱交換装置の移転前
    に前記室外機側の冷媒配管に設けられた前記開閉弁およ
    び前記接続用冷媒管に設けられた前記開閉弁を閉じると
    ともに、この接続用冷媒管を接続用冷媒管に設けられた
    前記開閉弁から前記室外機に寄った位置で切断し、前記
    熱交換装置の移転後、前記接続用冷媒管を連結し直して
    前記室外機側の冷媒配管に設けられた前記開閉弁および
    前記接続用冷媒管に設けられた前記開閉弁を開き、前記
    冷媒循環路に不足の冷媒を供給することを特徴とする熱
    交換装置の冷媒再利用方法。
  2. 【請求項2】 室内熱交換器が設けられた室内機側の冷
    媒配管と室外熱交換器が設けられた室外機側の冷媒配管
    との間に、これらの冷媒配管を接続して冷媒を循環させ
    る冷媒循環路を形成する接続用冷媒管が介設され、この
    接続用冷媒管と接続される前記室外機側の冷媒配管の端
    部に開閉弁が設けられ、前記接続用冷媒管に少なくとも
    1個の開閉弁が設けられている熱交換装置の冷媒を回収
    する熱交換装置の冷媒回収方法であって、 冷媒回収場所で冷媒が回収される前記熱交換装置がこの
    冷媒回収場所に運ばれる前に前記室外機側の冷媒配管に
    設けられた前記開閉弁および前記接続用冷媒管に設けら
    れた前記開閉弁を閉じるとともに、この接続用冷媒管を
    接続用冷媒管に設けられた前記開閉弁から前記室外機に
    寄った位置で切断し、前記熱交換装置を前記冷媒回収場
    所に運んだ後、前記室内機側の冷媒配管と、前記室外機
    側の冷媒配管と、前記接続用冷媒管とのうち、少なくと
    も前記室内機側の冷媒配管と、前記室外機側の冷媒配管
    とから冷媒を回収することを特徴とする熱交換装置の冷
    媒回収方法。
  3. 【請求項3】 室内熱交換器が設けられた室内機側の冷
    媒配管と室外熱交換 器が設けられた室外機側の冷媒配管
    との間に、これらの冷媒配管を接続して冷媒を循環させ
    る冷媒循環路を形成する接続用冷媒管が介設され、この
    接続用冷媒管と接続される前記室外機側の冷媒配管の端
    部に開閉弁が設けられ、この開閉弁は第1開閉弁であ
    り、この第1開閉弁と接続される第2開閉弁が前記接続
    用冷媒管の室外機側端部に設けられているとともに、前
    記室内機側の冷媒配管の端部に第3開閉弁が設けられ、
    この第3開閉弁と接続される第4開閉弁が前記接続用冷
    媒管の室内機側端部に設けられている熱交換装置の冷媒
    を再利用する熱交換装置の冷媒再利用方法であって、 移転元から移転先に移転される前記熱交換装置の移転前
    に第1〜第4開閉弁の全部を閉じるとともに、第1開閉
    弁と第2開閉弁および第3開閉弁と第4開閉弁を分離さ
    せることにより前記接続用冷媒管を前記室内機と前記室
    外機から取り外し、前記熱交換装置の移転後、第1開閉
    弁と第2開閉弁および第3開閉弁と第4開閉弁を接続す
    ることにより前記接続用冷媒管を前記室内機と前記室外
    機に取り付けて第1〜第4開閉弁の全部を開くことを特
    徴とする熱交換装置の冷媒再利用方法。
  4. 【請求項4】 室内熱交換器が設けられた室内機側の冷
    媒配管と室外熱交換器が設けられた室外機側の冷媒配管
    との間に、これらの冷媒配管を接続して冷媒を循環させ
    る冷媒循環路を形成する接続用冷媒管が介設され、この
    接続用冷媒管と接続される前記室外機側の冷媒配管の端
    部に開閉弁が設けられ、この開閉弁は第1開閉弁であ
    り、この第1開閉弁と接続される第2開閉弁が前記接続
    用冷媒管の室外機側端部に設けられているとともに、前
    記室内機側の冷媒配管の端部に第3開閉弁が設けられ、
    この第3開閉弁と接続される第4開閉弁が前記接続用冷
    媒管の室内機側端部に設けられている熱交換装置の冷媒
    を回収する熱交換装置の冷媒回収方法であって、 冷媒回収場所で冷媒が回収される前記熱交換装置がこの
    冷媒回収場所に運ばれる前に第1〜第4開閉弁の全部を
    閉じるとともに、第1開閉弁と第2開閉弁および第3開
    閉弁と第4開閉弁を分離させることにより前記接続用冷
    媒管を前記室内機と前記室外機から取り外し、前記熱交
    換装置を前記冷媒回収場所に運んだ後、前記接続用冷媒
    管と前記室内機側の冷媒配管と前記室外機側の冷媒配管
    とから冷 媒を回収することを特徴とする熱交換装置の冷
    媒回収方法。
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