JP3396412B2 - 可変動弁機構 - Google Patents

可変動弁機構

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JP3396412B2
JP3396412B2 JP32690897A JP32690897A JP3396412B2 JP 3396412 B2 JP3396412 B2 JP 3396412B2 JP 32690897 A JP32690897 A JP 32690897A JP 32690897 A JP32690897 A JP 32690897A JP 3396412 B2 JP3396412 B2 JP 3396412B2
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富保 平野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸気バ
ルブ又は排気バルブの開閉タイミング、リフト量、休止
等を切り替える可変動弁機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の可変動弁機構として、図22に示
す技術が知られている。201はロッカシャフト、20
2は低速用カム203で揺動されて一方のバルブ204
を開閉する第一ロッカアーム、208は休止用カム21
0で揺動される第二ロッカアーム、209は高速用カム
211で揺動される第三ロッカアームである。これらの
アームを利用して、他方のバルブ205の休止・作動を
低速・中速で切り替える低速・中速切替装置207a
と、両バルブ204,205の開閉タイミング又はリフ
ト量を中速・高速で切り替える中速・高速切替装置20
7bとが設けられている。
【0003】低速・中速切替装置207aでは、第三ロ
ッカアーム209に低中切替ピン212が挿入され、第
一ロッカアーム202の油圧シリンダ室213に油圧ピ
ストン214が挿入され、第二ロッカアーム208のス
プリング室215にコイルスプリング216及びプッシ
ャ217が収容されている。また、中速・高速切替装置
207bでは、第三ロッカアーム209に中高切替ピン
220が挿入され、第一ロッカアーム202の油圧シリ
ンダ室221に油圧ピストン222が挿入され、第二ロ
ッカアーム208のスプリング室223にコイルスプリ
ング224及びプッシャ225が収容されている。
【0004】そして、内燃機関の低速時には、低中切替
ピン212も中高切替ピン220も切離位置に配置さ
れ、各ロッカアーム202,208,209が切り離さ
れる。従って、第一ロッカアーム202は低速用カム2
03により揺動され、一方のバルブ204を開閉する。
第二ロッカアーム208は休止用カム210により微揺
動され、第三ロッカアーム209は高速用カム211に
より空揺動される。
【0005】また、内燃機関の中速時には、油圧ピスト
ン214が付勢され、低中切替ピン212が第一ロッカ
アーム202と第二ロッカアーム208とに跨る連結位
置に配置され、第一及び第二ロッカアーム202,20
8が連結される。従って、第一及び第二ロッカアーム2
02,208は、低速用カム203により一体に揺動さ
れ、両バルブ204,205を開閉する。
【0006】また、内燃機関の高速時には、油圧ピスト
ン222が付勢されて第一ロッカアーム202と第三ロ
ッカアーム209とに跨る連結位置に配置されるととも
に、中高切替ピン220が第三ロッカアーム209と第
二ロッカアーム208とに跨る連結位置に配置され、全
ロッカアーム202,208,209が連結される。従
って、全ロッカアーム202,208,209は、高速
用カム211により一体に揺動され、両バルブ204,
205を開閉する。
【0007】前記低速・中速の切替において、第二ロッ
カアーム208がリフトし始めるときに、丁度、低中切
替ピン212が第二ロッカアーム208のスプリング室
215に入り込むようなタイミングになると、低中切替
ピン212の先端縁とスプリング室215の開口縁とが
当たって、低中切替ピン212が後方へはじかれること
があった。このはじかれは、低中切替ピン212や第二
ロッカアーム208の寿命を低下させるとともに、異音
を発生させて運転者に不快感を与える。
【0008】そこで、図23に示すように、低速・中速
切替装置207aに前記切替ピンのはじかれを防止する
タイミング機構を設けたものも知られている。同機構で
は、油圧ピストン214に二つの係合溝227,228
を設け、第一ロッカアーム202にスリット229を設
け、タイミングピン230の先端をスリット229を挿
通させて係合溝227,228に係合させる。また、低
中切替ピンを212aと212bとに分割する。231
はタイミングピン230を付勢するバネであり、232
は油圧ピストン214を付勢するコイルスプリングであ
る。
【0009】第二ロッカアーム208がリフトしていな
いときは、図23(a)に示すようにタイミングピン2
30の先端が係合溝227に係入しているため、油圧シ
リンダ室213に油圧がかかっても、油圧ピストン21
4は移動しない。そして、リフト中になると、同図
(b)に示すようにタイミングピン230の先端が係合
溝227から外れるため、前記油圧により油圧ピストン
214のみがわずかに移動するが、低中切替ピン212
a及び低中切替ピン212bはリフトに伴うずれのため
に移動しない。さらに、同図(c)に示すようにリフト
量が0になり、前記ずれが無くなった瞬間に、同図
(d)に示すように低中切替ピン212a及び低中切替
ピン212bが移動し、タイミングピン230の先端が
係合溝228に係入して、低速・中速の切替が完了す
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図22及び
図23の切替装置207a,207bには、次のような
問題があった。 低速・中速切替装置207aと中速・高速切替装置
207bとによる二軸配列構造になっているため、スペ
ース上不利である。 コイルスプリング216,224が2本必要で、部
品点数が多い。 低速・中速切替装置207aにタイミング機構を設
ける場合に、油圧ピストン214が第一ロッカアーム2
02に内蔵されているため、タイミングピン230を第
一ロッカアーム202内へ導かなければならず、構造が
複雑になる。 低速・中速切替装置207aにタイミング機構を設
けるためには、低中切替ピンの分割が必要となり、コイ
ルスプリング232も新たに必要となるため、さらに部
品点数が多くなる。 中速・高速切替装置207bにはタイミング機構が
無い。
【0011】そこで、本発明の課題は、油圧により切替
ピンを駆動してバルブの作動を切り替える可変動弁機構
において、運動部分であるロッカアームの慣性重量を軽
減し、切替ピンの摺動のタイミングを取って切替ピンの
はじかれを防止し、さらにそのタイミング機構の構造を
簡単にすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の可変動弁機構は、サポートにロッカシャフ
トを挿通して支持し、バルブを押圧する第一ロッカアー
ムとバルブを直接には押圧しない第二ロッカアームとを
並べて前記ロッカシャフトに揺動可能に挿着し、前記第
一ロッカアーム及び第二ロッカアームに設けたピン孔に
両ロッカアームを相互に連結し又は切り離す切替ピンを
摺動可能に挿入し、該切替ピンを駆動する油圧ピストン
を前記サポートに形成した油圧シリンダ室に摺動可能に
収容し、前記第二ロッカアームと前記サポートとの間に
前記油圧ピストンの一部が露出する空間を設け、該空間
に露出した油圧ピストンに係合及び離脱して前記切替ピ
ンの摺動のタイミングを取るタイミングピンを設けたこ
とを特徴とする。
【0013】前記切替ピンを、筒状の外ピンと該外ピン
に挿入された内ピンとからなる同心二重構造とし、該内
ピンを外ピンより長く設けることにより該外ピンと前記
油圧ピストンとの間に隙間が生じるようにし、前記タイ
ミングピンが該隙間に入り込んで前記油圧ピストンに係
合することが好ましい。
【0014】第一ロッカアームとしては、次の(1)
(2)を例示できる。
【0015】(1)一端部がロッカシャフトに揺動可能
に挿着され、他端部にバルブ押圧部を備え、中央部にカ
ムが当接する硬質チップ又はローラを備えたロッカアー
ム(スイングアーム)。
【0016】(2)一端部にカムが当接する硬質チップ
又はローラを備え、他端部にバルブ押圧部を備え、中間
部がロッカシャフトに揺動可能に挿着されたロッカアー
ム。
【0017】また、第一ロッカアーム及び第二ロッカア
ームの態様としては、次の(a)〜(e)を例示でき
る。
【0018】(a)低速・高速の2段階切替を行なう場
合には、第一ロッカアームを低速用ロッカアームとし、
第二ロッカアームを高速用ロッカアームとし、低速用ロ
ッカアームを揺動させる低速用カムと、高速用ロッカア
ームを揺動させる高速用カムとを設ける。
【0019】(b)低速・中速・高速の3段階切替を行
なう場合には第二ロッカアームを二つ設け、第一ロッカ
アームを低速用ロッカアームとし、一方の第二ロッカア
ームを中速用ロッカアームとし、他方の第二ロッカアー
ムを高速用ロッカアームとし、低速用ロッカアームを揺
動させる低速用カムと、中速用ロッカアームを揺動させ
る中速用カムと、高速用ロッカアームを揺動させる高速
用カムとを設ける。
【0020】(c)作動・休止の2段階切替を行なう場
合には、第一ロッカアームを出力側ロッカアームとし、
第二ロッカアームを入力側ロッカアームとし、入力側ロ
ッカアームを揺動させるカムを設ける。
【0021】(d)休止・低速・高速の3段階切替を行
なう場合には第二ロッカアームを二つ設け、上記(a)
(c)を組み合わせる。すなわち、第一ロッカアームを
出力側ロッカアームとし、一方の第二ロッカアームを入
力側兼低速用ロッカアームとし、他方の第二ロッカアー
ムを入力側兼高速用ロッカアームとし、入力側兼低速用
ロッカアームを揺動させる低速用カムと、入力側兼高速
用ロッカアームを揺動させる高速用カムとを設ける。
【0022】(e)休止・低速・中速・高速の4段階切
替を行なう場合には第二ロッカアームを三つ設け、上記
(b)(c)を組み合わせる。すなわち、第一ロッカア
ームを出力側ロッカアームとし、一つ目の第二ロッカア
ームを入力側兼低速用ロッカアームとし、二つ目の第二
ロッカアームを入力側兼中速用ロッカアームとし、三つ
目の第二ロッカアームを入力側兼高速用ロッカアームと
し、入力側兼低速用ロッカアームを揺動させる低速用カ
ムと、入力側兼中速用ロッカアームを揺動させる中速用
カムと、入力側兼高速用ロッカアームを揺動させる高速
用カムとを設ける。
【0023】前記第二ロッカアームが二つ以上ある場
合、該二つ以上の第二ロッカアーム及び前記第一ロッカ
アームに前記ピン孔を一軸配列するように設けることが
好ましい。
【0024】本発明の可変動弁機構は、吸気バルブ又は
排気バルブの何れか一方に適用することもできるが、両
方に適用することが好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を1気筒当り吸気バ
ルブ2本、排気バルブ2本のいわゆる4バルブ式の4気
筒内燃機関における可変動弁機構に具体化した幾つかの
実施形態を図面に基づいて説明する。なお、吸気バルブ
でも排気バルブでも、切替装置の基本的な構成は同じな
ので、便宜上、一方のバルブ側の切替装置のみを図示し
て説明する。
【0026】まず、図1〜図19はバルブ7の開閉タイ
ミング及びリフト量を低速・中速・高速の3段階に切り
替える第一実施形態の可変動弁機構1を示している。図
1〜図3に示すように、この可変動弁機構1において
は、シリンダヘッド2の4つの各気筒を挟む位置に5つ
のサポート3がボルト4により取り付けられている。こ
れらのサポート3には、ロッカシャフト5が挿通・支持
されているとともに、カムシャフト8がキャップ9によ
り回転可能に支持されている。
【0027】各サポート3間のロッカシャフト5には、
バルブ7を押圧するT字形の低速用ロッカアーム36が
揺動可能に挿着されるとともに、バルブ7を直接には押
圧しない中速用ロッカアーム32と高速用ロッカアーム
33とが低速用ロッカアーム36の左右に並べて揺動可
能に挿着されている。低速用ロッカアーム36の中央部
にはローラ59が回動可能に取り付けられ、先端部には
2本のバルブ7の上端を押圧する二つの調整ネジ11が
設けられている。中速用ロッカアーム32及び高速用ロ
ッカアーム33の先端部には硬質チップ32a,33a
が設けられている。各ロッカアーム32,33,36の
中央下部には連結用突部32b,33b,36bが突設
されている。
【0028】カムシャフト8には硬質チップ32aに当
接して中速用ロッカアーム32を揺動させる中速用カム
34と、硬質チップ33aに当接して高速用ロッカアー
ム33を揺動させる高速用カム35と、ローラ59に当
接して低速用ロッカアーム36を揺動させる低速用カム
37とが設けられている。各カム34,35,37には
それぞれ異なる作用角及びリフト量のノーズ部34a,
35a,37aが形成されている。低速用カム37には
作用角及びリフト量の小さいノーズ部37aが形成さ
れ、中速用カム34には作用角及びリフト量の中位のノ
ーズ部34aが形成され、高速用カム35には作用角及
びリフト量の大きいノーズ部35aが形成されている。
中速用ロッカアーム32及び高速用ロッカアーム33
は、それぞれロストモーションスプリング17によりカ
ムに当接する方向へ付勢されている。
【0029】なお、中速用ロッカアーム32と高速用ロ
ッカアーム33、また、中速用カム34と高速用カム3
5は、左右位置関係が隣り合う気筒において互い違いと
なるように配設されている。
【0030】中速用ロッカアーム32において、連結用
突部32bのピン孔38には、中速用ロッカアーム32
と低速用ロッカアーム36とを相互に連結し又は切り離
す第1切替ピン39が摺動可能に挿入されている。第1
切替ピン39は、筒状の第1外ピン39aとその内部に
挿入された棒状の第1内ピン39bとからなる同心二重
構造となっている。両ピン39a,39bともピン孔3
8より長く形成されているが、さらに第1内ピン39b
は第1外ピン39aより若干長く形成されている。
【0031】高速用ロッカアーム33において、連結用
突部33bのピン孔40には、高速用ロッカアーム33
と低速用ロッカアーム36とを相互に連結し又は切り離
す第2切替ピン41が摺動可能に挿入されている。第2
切替ピン41はピン孔40より長く形成されている。
【0032】低速用ロッカアーム36において、連結用
突部36bのピン孔42(スプリング室を兼ねる)に
は、切替ピン39,41を切離位置(切替ピン39,4
1がそれぞれピン孔38,40の端面までに収まって、
低速用ロッカアーム36のピン孔42には進入しない位
置)に向けて付勢するコイルスプリング43と左右のプ
ッシャ44が収容されている。
【0033】各サポート3には切替ピン39,41の揺
動を許容できる大きさ(径)の油圧シリンダ室45が仕
切46により左右に分割された状態で形成され、中速用
ロッカアーム32側の油圧シリンダ室45には第1切替
ピン39を連結位置(中速用ロッカアーム32のピン孔
38と低速用ロッカアーム36のピン孔42との両方に
跨がる位置)に駆動する左右の第1油圧ピストン47が
収容され、高速用ロッカアーム33側の油圧シリンダ室
45には第2切替ピン41を連結位置(高速用ロッカア
ーム33のピン孔40と低速用ロッカアーム36のピン
孔42との両方に跨がる位置)に駆動する左右の第2油
圧ピストン48が収容されている。
【0034】各サポート3には左右の油圧シリンダ室4
5に作動油を供給する油孔49が形成されている。中速
用ロッカアーム32側の油孔49と高速用ロッカアーム
33側の油孔49は、それぞれ独立した油圧配管27を
介して切替バルブ18及び油圧ポンプ29に接続され、
切替バルブ18により第1油圧ピストン47の付勢と第
2油圧ピストン48の付勢とが切替可能となっている。
【0035】前記切替ピン39,41のはじかれを防止
するために、次のようなタイミング機構が設けられてい
る。中速用ロッカアーム32のサポート向き側面と、高
速用ロッカアーム33のサポート向き側面には、それぞ
れロッカシャフト5の約半周を囲むスペーサー部32
c,33cが突設されており、該スペーサー部32c,
33cがサポート3に当接することで、中速用ロッカア
ーム32の一般部とサポート3との間、及び、高速用ロ
ッカアーム33の一般部とサポート3との間に、それぞ
れ空間52,53が形成されている。これにより、第1
外ピン39a及び第1内ピン39bの一部はピン孔38
から空間52に突出して露出し、第2切替ピン41の一
部はピン孔40から空間53に突出して露出している。
空間52に突出した第1外ピン39aの外周端部には、
環状突部54が設けられている。また、第1油圧ピスト
ン47の外周途中部には、係合部としての環状溝55が
設けられている。
【0036】空間52近傍のシリンダヘッド2にはガイ
ド孔57を備えたガイド部材56が設けられ、該ガイド
孔57にはタイミングスプリング58が装入されるとと
もに、タイミングピン60の基端部が摺動可能に挿入さ
れている。タイミングピン60は第1外ピン39aの摺
動のタイミングを取るためのもので、空間52に向けて
延びているタイミングピン60の先端部には、サポート
3寄りの第1突部61と中速用ロッカアーム32寄りの
第2突部62とが二叉状に、係合部として設けられてい
る。タイミングピン60はタイミングスプリング58に
より押出方向に付勢されて第1外ピン39aに押し当て
られ、第1突部61は第1油圧ピストン47の係合部と
しての端面又は環状溝55に係合及び離脱し、第2突部
62は所定時に環状突部54の周面に当接するようにな
っている。
【0037】上記のように構成された可変動弁機構1
は、次のように作用する。内燃機関の低速時には、図3
及び図4に示すように、第1及び第2油圧ピストン4
7,48が共に消勢され、第1外ピン39a及び第1内
ピン39bと第2切替ピン41とがそれぞれコイルスプ
リング43により切離位置に配置され、中速用ロッカア
ーム32と高速用ロッカアーム33とがそれぞれ低速用
ロッカアーム36から切り離される。従って、低速用ロ
ッカアーム36が低速用カム37により単独で揺動さ
れ、バルブ7が低速用カム37のカム形状に従って低速
用のタイミング及びリフト量で開閉される。このとき、
中速用ロッカアーム32は中速用カム34により空揺動
され、高速用ロッカアーム33は高速用カム35により
空揺動される。
【0038】内燃機関の低速→中速の切替時には、次の
(1)〜(4)の順で切り替わる。 (1) 図4に矢印で示す方向に切替バルブ18を切り替
え、油圧により第1油圧ピストン47を付勢する。しか
し、図3及び図4に示すように、中速用ロッカアーム3
2がリフトしていないときは、タイミングピン60の第
1突部61が第1油圧ピストン47の端面に係合してい
るため、第1油圧ピストン47は移動しない。
【0039】(2) この状態から、図5及び図6に示すよ
うに、中速用ロッカアーム32がリフト中になると、第
1外ピン39aがタイミングピン60を反付勢方向に押
し込み、第1突部61が第1油圧ピストン47の端面か
ら外れるため、第1油圧ピストン47は若干移動して第
1内ピン39bを若干移動させ、第1内ピン39bは一
方のプッシャ44を若干押し込む。しかし、中速用ロッ
カアーム32と低速用ロッカアーム36との間にはリフ
ト差に伴うずれがあるため、第1外ピン39aは移動せ
ず、各ロッカアーム32,33,36は切り離されたま
まである。
【0040】(3) この状態から、図7及び図8に示すよ
うに、中速用ロッカアーム32のリフト量が0になり、
前記ずれが無くなった瞬間に、第1外ピン39aは移動
可能となる。また、第1突部61は第1油圧ピストン4
7の端面から外れたままである。
【0041】(4) この瞬間より、図9及び図10に示す
ように、第1油圧ピストン47は大きく移動して、第1
外ピン39aを前記連結位置に配置するため、中速用ロ
ッカアーム32が低速用ロッカアーム36に連結され、
低速→中速の切替が完了する。従って、中速用ロッカア
ーム32と一体に低速用ロッカアーム36が中速用カム
34により揺動され、バルブ7が中速用カム34のカム
形状に従って中速用のタイミング及びリフト量で開閉さ
れる。このとき、高速用ロッカアーム33は高速用カム
35により単独で空揺動される。また、第1突部61が
第1油圧ピストン47の端面に係合しており、環状突部
54は第1突部61と第2突部62との間に位置してい
る。
【0042】内燃機関の中速→高速の切替時には、次の
(5)〜(8)の順で切り替わる。 (5) 図10に矢印で示す方向に切替バルブ18を切り替
え、油圧により第2油圧ピストン48を付勢する。しか
し、図9及び図10に示すように、中速用ロッカアーム
32がリフトしていないときは、第1突部61が第1油
圧ピストン47の環状溝55に係合しているため、第2
油圧ピストン48は移動しない。
【0043】(6) この状態から、図11及び図12に示
すように、中速用ロッカアーム32がリフト中になる
と、環状突部54が第2突部62に当接していて、第1
外ピン39aがタイミングピン60を反付勢方向に押し
込み、第1突部61が環状溝55から外れるため、第1
油圧ピストン47や第1外ピン39a及び第1内ピン3
9bは移動可能となる。しかし、高速用ロッカアーム3
3と低速用ロッカアーム36との間にはリフト差に伴う
ずれがあるため、第2外ピン39aは、プッシャ44の
端面中央に突設した小突部63の高さ分だけ微動するだ
けで、実質的には移動せず、高速用ロッカアーム33と
低速用ロッカアーム36とは切り離されたままである。
【0044】(7) この状態から、図13に示すように、
高速用ロッカアーム33のリフト量が0になり、前記ず
れが無くなった瞬間に、第2切替ピン41は移動可能と
なる。また、第1突部61は環状溝55から外れたまま
である。
【0045】(8) この瞬間より、図14に示すように、
第2油圧ピストン48は大きく移動して、第2切替ピン
41を前記連結位置に配置するため、高速用ロッカアー
ム33が低速用ロッカアーム36に連結される。また、
第1外ピン39aは前記切離位置に配置され、中速用ロ
ッカアーム32と低速用ロッカアーム36とは切り離さ
れる。これで中速→高速の切替が完了する。従って、高
速用ロッカアーム33と一体に低速用ロッカアーム36
が高速用カム35により揺動され、バルブ7が高速用カ
ム35のカム形状に従って高速用のタイミング及びリフ
ト量で開閉される。このとき、中速用ロッカアーム32
は中速用カム34により単独で空揺動される。
【0046】内燃機関の高速→中速の切替時には、次の
(9)〜(12)の順で切り替わる。 (9) 図14に矢印で示す方向に切替バルブ18を切り替
え、油圧により第1油圧ピストン47を付勢する。しか
し、図14に示すように、中速用ロッカアーム32がリ
フトしていないときは、第1突部61が第1油圧ピスト
ン47の端面に係合しているため、第1油圧ピストン4
7は移動しない。
【0047】(10) この状態から、図15に示すよう
に、中速用ロッカアーム32がリフト中になると、第1
外ピン39aがタイミングピン60を反付勢方向に押し
込み、第1突部61が第1油圧ピストン47の端面から
外れるため、第1油圧ピストン47は若干移動して第1
内ピン39bを若干移動させ、第1内ピン39bは一方
のプッシャ44を若干押し込む。しかし、中速用ロッカ
アーム32と低速用ロッカアーム36との間にはリフト
差に伴うずれがあるため、第1外ピン39aは移動せ
ず、中速用ロッカアーム32と低速用ロッカアーム36
とは切り離されたままである。
【0048】(11) この状態から、図16に示すよう
に、中速用ロッカアーム32のリフト量が0になり、前
記ずれが無くなった瞬間に、第1外ピン39aは移動可
能となる。また、第1突部61は第1油圧ピストン47
の端面から外れたままである。
【0049】(12) この瞬間より、図17に示すよう
に、第1油圧ピストン47は大きく移動して、第1外ピ
ン39aを前記連結位置に配置するため、中速用ロッカ
アーム32が低速用ロッカアーム36に連結される。ま
た、第2切替ピン41は前記切離位置に配置され、高速
用ロッカアーム33と低速用ロッカアーム36とは切り
離される。これで、高速→中速の切替が完了する。
【0050】内燃機関の中速→低速の切替時には、次の
(13)〜(16)の順で切り替わる。 (13) 図17に矢印で示す方向に切替バルブ18を切り
替え、第1及び第2油圧ピストン47,48を共に消勢
する。しかし、図17に示すように、中速用ロッカアー
ム32がリフトしていないときは、第1突部61が環状
溝55に係合しているため、第1油圧ピストン47は移
動しない。
【0051】(14) この状態から、図18に示すよう
に、中速用ロッカアーム32がリフト中になると、第2
突部62が環状突部54に当接していて、第1外ピン3
9aがタイミングピン60を反付勢方向に押し込み、第
1突部61が環状溝55から外れるため、第1油圧ピス
トン47や第1外ピン39a及び第1内ピン39bは移
動可能となる。そして、第1内ピン39bはコイルスプ
リング43により若干移動するが、第1外ピン39aは
荷重がかかっているため移動しない。
【0052】(15) この状態から、図19に示すよう
に、高速用ロッカアーム33のリフト量が0になり、前
記荷重が無くなった瞬間に、第1外ピン39aは移動可
能となる。また、第1突部61は環状溝55から外れた
ままである。
【0053】(16) この瞬間より、前出の図4に示すよ
うに、第1外ピン39aは大きく移動して前記切離位置
に配置され、各ロッカアーム32,33,36は切り離
され、中速→低速の切替が完了する。
【0054】この可変動弁機構1によれば、次のような
効果が得られる。 サポート3に油圧シリンダ室45が形成されて油圧
ピストン47,48が収容されているため、これらを運
動部分であるロッカアーム32,33,36に収容する
必要が無く、ロッカアーム32,33,36の慣性重量
を軽減して、バルブ7の応答性を向上させることができ
る。
【0055】 油圧ピストン47,48を従来と比較
し大径に設計でき、低油圧時の駆動力を増強して、バル
ブ7を確実に切り替えることができる。
【0056】 作動油の通路を運動部分であるロッカ
シャフト5や低速用ロッカアーム36に設ける必要がな
く、固定部であるサポート3に油孔49を設けて、油圧
回路を簡単に構成できる利点もある。
【0057】 中速用ロッカアーム32と高速用ロッ
カアーム33とを、左右位置関係が隣り合う気筒におい
て互い違いとなるように配設することで、油圧配管27
の本数に減らすことができ、コストを低減することがで
きる。
【0058】 ロッカアーム32,33,36が3本
あって、低速・中速切替と中速・高速切替とを行える構
成にも拘らず、ピン孔38,40,42は一軸配列とな
っているので、図22の従来例と比べて、スペース上有
利であり、コンパクトかつ軽量に構成することができ
る。また、コイルスプリング43が1本必要で済むの
で、図22の従来例と比べて、部品点数が少ない。
【0059】 中速用ロッカアーム32とサポート3
との間に空間52を形成し、第1外ピン39aの一部を
ピン孔38から空間52に突出させたので、タイミング
ピン60を、空間52から第1外ピン39aの一部に当
接させたり油圧ピストン47に係合させたりでき、タイ
ミングピン60を中速用ロッカアーム32内へ導く必要
が無いので、タイミング機構の構造が簡単になる。
【0060】 上記タイミング機構は、図23の従来
例と異なり、低速←→中速切替時のみならず中速←→高
速切替時にもタイミング作用を発揮する。そして、切替
ミスによる不快な音の発生は無くなり、部品の寿命も向
上する。
【0061】 第1切替ピン39を、筒状の第1外ピ
ン39aと第1内ピン39bとからなる同心二重構造と
し、第1内ピン39bを第1外ピン39aより長くした
ので、図23の従来例では必要だった油圧ピストン21
4を付勢するコイルスプリング232が不要になる。つ
まり、一つのコイルスプリング43だけで上記の全作用
に対応できる。
【0062】次に、図20及び図21はバルブ7の開閉
タイミング及びリフト量を低速・高速の2段階に切り替
える第二実施形態の可変動弁機構70を示している。こ
の可変動弁機構70は、第一実施形態における中速用ロ
ッカアーム32及び中速用カム34を高速用ロッカアー
ム72及び高速用カム(図示略)に置き換え、第一実施
形態における高速用ロッカアーム33及び高速用カム3
5を除いた点において、第一実施形態と相違している。
従って、第一実施形態と共通する部分については、図2
0及び図21に第一実施形態と共通の符号を付して説明
の繰り返しを避ける。
【0063】高速用ロッカアーム72において、72a
は硬質チップ、72bは連結用突部、72cはスペーサ
ー部である。低速用ロッカアーム36及び高速用ロッカ
アーム72は、両者の左右位置関係が隣り合う気筒にお
いて互い違いとなるように配設されているが、この配設
によって相違するはずの気筒間でのバルブ7の相互間隔
を等しくするために、低速用ロッカアーム36には張出
部36cが設けられている。
【0064】本実施形態の可変動弁機構70によれば、
内燃機関の低速→中速の切替時には、第一実施形態にお
ける(1)〜(4)(図3〜図10)と同様の過程で、バルブ
7の開閉タイミング及びリフト量が切り替わる。また、
内燃機関の中速→低速の切替時には、第一実施形態にお
ける(13)〜(16)(図17〜図19)と同様の過程で、バ
ルブ7の開閉タイミング及びリフト量が切り替わる。
【0065】なお、本発明は前記実施形態の構成に限定
されるものではなく、例えば次のように、発明の趣旨を
逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもでき
る。
【0066】(1)気筒数が4以外の内燃機関用の可変
動弁機構に具体化すること。
【0067】(2)前記実施形態以外の2段切替(例え
ばバルブ7を作動・休止の2段階に切り替えるもの)や
3段切替を行う可変動弁機構に具体化すること。
【0068】(3)タイミングピン60は、ロッカアー
ムの揺動方向に限られず、どの位置に設けてもよい。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、油圧により切替ピンを駆動してバルブの作動を
切り替える可変動弁機構において、運動部分であるロッ
カアームの慣性重量を軽減でき、切替ピンの摺動のタイ
ミングを取って切替ピンのはじかれを防止でき、そのタ
イミング機構の構造を簡単にすることもできるという優
れた効果を奏する。
【0070】上記効果に加え、請求項2の発明によれ
ば、油圧ピストンを付勢するスプリングが不要になる。
【0071】また、請求項3の発明によれば、第二ロッ
カアームが二つ以上あり、バルブの作動を3段以上に切
り替える可変動弁機構であっても、コンパクトかつ軽量
に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る可変動弁機構の全
体を示す平面図である。
【図2】同可変動弁機構の斜視図である。
【図3】内燃機関の低速時における同可変動弁機構のI
II−III線(図1)断面図である。
【図4】図3と同一時における同可変動弁機構の長手方
向断面図である。
【図5】内燃機関の低速→中速切替時における同可変動
弁機構の断面図である。
【図6】図5と同一時における同可変動弁機構の長手方
向断面図である。
【図7】図5の切替の途中時における同可変動弁機構の
断面図である。
【図8】図7と同一時における同可変動弁機構の長手方
向断面図である。
【図9】図5の切替の完了時における同可変動弁機構の
断面図である。
【図10】図9と同一時における同可変動弁機構の長手
方向断面図である。
【図11】内燃機関の中速→高速切替時における同可変
動弁機構の断面図である。
【図12】図11と同一時における同可変動弁機構の長
手方向断面図である。
【図13】図11の切替の途中時における同可変動弁機
構の長手方向断面図である。
【図14】図11の切替の完了時における同可変動弁機
構の長手方向断面図である。
【図15】内燃機関の高速→中速切替時における同可変
動弁機構の長手方向断面図である。
【図16】図15の切替の途中時における同可変動弁機
構の長手方向断面図である。
【図17】図15の切替の完了時における同可変動弁機
構の長手方向断面図である。
【図18】内燃機関の中速→低速切替時における同可変
動弁機構の長手方向断面図である。
【図19】図18の切替の途中時における同可変動弁機
構の長手方向断面図である。
【図20】本発明の第二実施形態に係る可変動弁機構の
斜視図である。
【図21】内燃機関の低速時における同可変動弁機構の
長手方向断面図である。
【図22】従来の別の可変動弁機構を示す斜視図であ
る。
【図23】同可変動弁機構に付加したタイミング機構の
作用を示す断面図である。
【符号の説明】
1 可変動弁機構 2 シリンダヘッド 3 サポート 5 ロッカシャフト 7 バルブ 8 カムシャフト 32 中速用ロッカアーム 33 高速用ロッカアーム 34 中速用カム 35 高速用カム 36 低速用ロッカアーム 37 低速用カム 38 ピン孔 39 第1切替ピン 39a 第1外ピン 39b 第1内ピン 40 ピン孔 41 第2切替ピン 42 ピン孔 43 コイルスプリング 44 プッシャ 45 油圧シリンダ室 47 油圧ピストン 48 油圧ピストン 49 油孔 52 空間 54 環状突部 55 環状溝 60 タイミングピン 61 第1突部 62 第2突部 70 可変動弁機構 72 高速用ロッカアーム
フロントページの続き (72)発明者 藤井 浩樹 愛知県西尾市中畑町浜田下10番地 株式 会社オティックス内 (56)参考文献 特開 平8−284630(JP,A) 特開 平7−180519(JP,A) 特開 平4−134112(JP,A) 特開 平4−134111(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01L 13/00 301

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サポートにロッカシャフトを挿通して支
    持し、バルブを押圧する第一ロッカアームとバルブを直
    接には押圧しない第二ロッカアームとを並べて前記ロッ
    カシャフトに揺動可能に挿着し、前記第一ロッカアーム
    及び第二ロッカアームに設けたピン孔に両ロッカアーム
    を相互に連結し又は切り離す切替ピンを摺動可能に挿入
    し、該切替ピンを駆動する油圧ピストンを前記サポート
    に形成した油圧シリンダ室に摺動可能に収容し、前記第
    ロッカアームと前記サポートとの間に前記油圧ピスト
    ンの一部が露出する空間を設け、該空間に露出した油圧
    ピストンに係合及び離脱して前記切替ピンの摺動のタイ
    ミングを取るタイミングピンを設けたことを特徴とする
    可変動弁機構。
  2. 【請求項2】 前記切替ピンを、筒状の外ピンと該外ピ
    ンに挿入された内ピンとからなる同心二重構造とし、該
    内ピンを外ピンより長く設けることにより該外ピンと前
    記油圧ピストンとの間に隙間が生じるようにし、前記タ
    イミングピンが該隙間に入り込んで前記油圧ピストンに
    係合するようにした請求項1記載の可変動弁機構。
  3. 【請求項3】 前記第二ロッカアームが二つ以上ある場
    合、該二つ以上の第二ロッカアーム及び前記第一ロッカ
    アームに前記ピン孔を一軸配列するように設けた請求項
    1又は2記載の可変動弁機構。
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