JPH0343612A - エンジンの可変動弁装置 - Google Patents
エンジンの可変動弁装置Info
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- JPH0343612A JPH0343612A JP17421689A JP17421689A JPH0343612A JP H0343612 A JPH0343612 A JP H0343612A JP 17421689 A JP17421689 A JP 17421689A JP 17421689 A JP17421689 A JP 17421689A JP H0343612 A JPH0343612 A JP H0343612A
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- speed
- low
- speed rocker
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- 230000001419 dependent effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 abstract 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 230000001934 delay Effects 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000003292 glue Substances 0.000 description 1
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- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、低速運転時と高速運転時とで吸気弁や排気弁
の開度及びタイミングを切替えるためのエンジンの可変
動弁装置に関する。
の開度及びタイミングを切替えるためのエンジンの可変
動弁装置に関する。
[従来技術の説明]
従来から、低速運転時と高速運転時において吸気弁や排
気弁の開き具合を変更させるようにしたエンジンの可変
動弁装置が、特開昭61−19911号等に示されてい
る。
気弁の開き具合を変更させるようにしたエンジンの可変
動弁装置が、特開昭61−19911号等に示されてい
る。
この従来既知の可変動弁装置を第11図、第12図及び
第13図に示す。ロッカーアームシャフト70には3種
類のロッカーアーム、即ち、第一低連用ロツカ−アーム
71と高速用ロッカーアーム72と第二低連用ロッカー
アーム73とをそれぞれ順に隣接して回動自在に取り付
ける。これら第一低連用ロッカーアーム71の自由端と
第二低速用ロッカーアーム73の自由端とに、戻しばね
74の働きによって吸気弁(または排気弁)75aと吸
気弁(または排気弁)75bが常に接触するようにされ
ている。これら第一低連用ロツカ−アーム71と高速用
ロッカーアーム72と第二低連用ロッカーアーム73に
は、それぞれ空間部76a、76b、76cを形成し、
それら空間部76 a、 76 b、 76 cは順に
一連に連絡されている。その一連の空間部内に3種類の
第一ピストン77と第二ピストン78と第三ピストン7
9とを備え、第一ピストン77側に第一ばね8oを備え
、第三ピストン79測に第二ばね81を備え、それら2
個のばね80,81によって3個のピストン77.78
.79を接合するように押す。これら第一ピストン77
と第二ピストン78と第三ピストン79とは、所定の位
置(第11図)になった時、第一ピストン77は第一低
連用ロッカーアーム71の空間部76a内に位置し、第
二ピストン78は高速用ロッカーアーム72の空間部7
6b内に位置し、第三ピストン79は第二低速用ロッカ
ーアーム73の空間部76c内に位置するように設定さ
れる。また、第一低連用ロッカーアーム71の空間部7
6aは、前記ロッカーアームシャフト70と通路82に
よって連絡しており、この空間部76aへは通路82を
介して油圧が出入りする。
第13図に示す。ロッカーアームシャフト70には3種
類のロッカーアーム、即ち、第一低連用ロツカ−アーム
71と高速用ロッカーアーム72と第二低連用ロッカー
アーム73とをそれぞれ順に隣接して回動自在に取り付
ける。これら第一低連用ロッカーアーム71の自由端と
第二低速用ロッカーアーム73の自由端とに、戻しばね
74の働きによって吸気弁(または排気弁)75aと吸
気弁(または排気弁)75bが常に接触するようにされ
ている。これら第一低連用ロツカ−アーム71と高速用
ロッカーアーム72と第二低連用ロッカーアーム73に
は、それぞれ空間部76a、76b、76cを形成し、
それら空間部76 a、 76 b、 76 cは順に
一連に連絡されている。その一連の空間部内に3種類の
第一ピストン77と第二ピストン78と第三ピストン7
9とを備え、第一ピストン77側に第一ばね8oを備え
、第三ピストン79測に第二ばね81を備え、それら2
個のばね80,81によって3個のピストン77.78
.79を接合するように押す。これら第一ピストン77
と第二ピストン78と第三ピストン79とは、所定の位
置(第11図)になった時、第一ピストン77は第一低
連用ロッカーアーム71の空間部76a内に位置し、第
二ピストン78は高速用ロッカーアーム72の空間部7
6b内に位置し、第三ピストン79は第二低速用ロッカ
ーアーム73の空間部76c内に位置するように設定さ
れる。また、第一低連用ロッカーアーム71の空間部7
6aは、前記ロッカーアームシャフト70と通路82に
よって連絡しており、この空間部76aへは通路82を
介して油圧が出入りする。
また、第13図に示すように、第一低連用ロツカ−アー
ム71と第二低連用ロッカーアーム73の上位には、第
一低速カム83と第二低速カム84がカムシャフト85
に固定され、また高速用ロッカーアーム72の上位には
高速カム86がカムシャフト85に固定される。低速カ
ム83゜84による低速用ロッカーアーム71.73の
揺動幅は、高速カム86による高速用ロッカーアーム7
2の揺動幅より小さいものとされている。更に、高速用
ロッカーアーム72の下側とシリンダヘッド87との間
には支持ばね88が備えられ、この支持ばね88によっ
て高速用ロッカーアーム72は常に高速カム86に接触
させられる。
ム71と第二低連用ロッカーアーム73の上位には、第
一低速カム83と第二低速カム84がカムシャフト85
に固定され、また高速用ロッカーアーム72の上位には
高速カム86がカムシャフト85に固定される。低速カ
ム83゜84による低速用ロッカーアーム71.73の
揺動幅は、高速カム86による高速用ロッカーアーム7
2の揺動幅より小さいものとされている。更に、高速用
ロッカーアーム72の下側とシリンダヘッド87との間
には支持ばね88が備えられ、この支持ばね88によっ
て高速用ロッカーアーム72は常に高速カム86に接触
させられる。
以上の構成による可変動弁装置において、低速運転時で
は、第一低連用ロツカ−アーム71の空間部76aに及
ぶ油圧が低く、その油圧と第一ばね80と第二ばね81
とによって、第11図に示すように、第一ピストン77
、第二ピストン78、第三ピストン79は、それぞれ空
間部76a、空間部76b、空間部76c内に位置する
。即ち、第一低連用ロツカ−アーム71と高速用ロッカ
ーアーム72と第二低連用ロッカーアーム73は、それ
ぞれ独自に揺動する。従って、第一低連用ロツカ−アー
ム71や第二低連用ロッカーアーム73は第一低速カム
83や第二低速カム84によって揺動させられ、これら
低速用ロッカーアーム71.73の先端の揺動ストロー
クで吸気弁(排気弁)75a、75bを開閉駆動させる
。この際、高速用ロッカーアーム72は高速カム86に
よって揺動させられるが、低速用ロッカーアーム71.
73に対して独立して揺動するので、吸気弁(排気弁)
75a、75bの開閉動作とは関係がない。
は、第一低連用ロツカ−アーム71の空間部76aに及
ぶ油圧が低く、その油圧と第一ばね80と第二ばね81
とによって、第11図に示すように、第一ピストン77
、第二ピストン78、第三ピストン79は、それぞれ空
間部76a、空間部76b、空間部76c内に位置する
。即ち、第一低連用ロツカ−アーム71と高速用ロッカ
ーアーム72と第二低連用ロッカーアーム73は、それ
ぞれ独自に揺動する。従って、第一低連用ロツカ−アー
ム71や第二低連用ロッカーアーム73は第一低速カム
83や第二低速カム84によって揺動させられ、これら
低速用ロッカーアーム71.73の先端の揺動ストロー
クで吸気弁(排気弁)75a、75bを開閉駆動させる
。この際、高速用ロッカーアーム72は高速カム86に
よって揺動させられるが、低速用ロッカーアーム71.
73に対して独立して揺動するので、吸気弁(排気弁)
75a、75bの開閉動作とは関係がない。
次に、高速運転時になると、第一低連用ロツカ−アーム
71の空間部76a内の油圧が高くなり、その油圧によ
って第一ピストン77、第二ピストン78.第三ピスト
ン79が第二ばね81に抗して押され、第12図の位置
に移動させられる。この状態では、第一ピストン77は
空間部76aと空間部76bとの両方に位置し、これに
よって第一低連用ロツカ−アーム71と高速用ロッカー
アーム72とが連結させられる。また、第二ピストン7
8は空間部76bと空間部76cとの両方に位置し、こ
れによって高速用ロッカーアーム72と第二低連用ロッ
カーアーム73とが連結させられる。即ち、3種類のロ
ッカーアーム71.72.73が連結させられる。ここ
で、高速カム86による高速用ロッカーアーム72の揺
動幅は、低速カム83.84による低速用ロッカーアー
ム71.73の揺動幅より大きいので、高速カム86の
働きによって第一低連用ロッカーアーム71及び第二低
連用ロッカーアーム73が揺動させられ、吸気弁(排気
弁)75a、75bが開閉させられる。即ち、高速運転
時では吸気弁や排気弁の開きが大きくなり、低速運転時
に比べて大量の空気を吸気並びに排気を行なって、エン
ジンの出力の向上等が可能となる。
71の空間部76a内の油圧が高くなり、その油圧によ
って第一ピストン77、第二ピストン78.第三ピスト
ン79が第二ばね81に抗して押され、第12図の位置
に移動させられる。この状態では、第一ピストン77は
空間部76aと空間部76bとの両方に位置し、これに
よって第一低連用ロツカ−アーム71と高速用ロッカー
アーム72とが連結させられる。また、第二ピストン7
8は空間部76bと空間部76cとの両方に位置し、こ
れによって高速用ロッカーアーム72と第二低連用ロッ
カーアーム73とが連結させられる。即ち、3種類のロ
ッカーアーム71.72.73が連結させられる。ここ
で、高速カム86による高速用ロッカーアーム72の揺
動幅は、低速カム83.84による低速用ロッカーアー
ム71.73の揺動幅より大きいので、高速カム86の
働きによって第一低連用ロッカーアーム71及び第二低
連用ロッカーアーム73が揺動させられ、吸気弁(排気
弁)75a、75bが開閉させられる。即ち、高速運転
時では吸気弁や排気弁の開きが大きくなり、低速運転時
に比べて大量の空気を吸気並びに排気を行なって、エン
ジンの出力の向上等が可能となる。
[発明が解決しようとする問題点]
この従来の構成においては、3種類のロッカーアームが
それぞれ揺動自在になっている時から3種類のロッカー
アームを連結させる時にかけては、第一ピストン77が
第一低速用ロツカ−アーム71の空間部76a内からそ
の一部を高速用ロッカーアーム72の空間部76b内に
移動し、第二ピストン78が高速用ロッカーアーム72
の空間部76b内から第二低連用ロッカーアーム73の
空間部76c内に移動する。この際、第一ピストン77
の移動先端の周縁部が高速用ロッカーアーム72に衝突
したり、第二ピストン78の移動先端の周縁部が第二低
速用ロッカーアーム73に衝突したりして、その切替え
がスムースに行なえないだけでなく、各ピストンの移動
先端の周縁部が各ロッカーアームに衝突することによる
ロッカーアームや各ピストンが摩耗するおそれがあり、
その上、構造が複雑である。
それぞれ揺動自在になっている時から3種類のロッカー
アームを連結させる時にかけては、第一ピストン77が
第一低速用ロツカ−アーム71の空間部76a内からそ
の一部を高速用ロッカーアーム72の空間部76b内に
移動し、第二ピストン78が高速用ロッカーアーム72
の空間部76b内から第二低連用ロッカーアーム73の
空間部76c内に移動する。この際、第一ピストン77
の移動先端の周縁部が高速用ロッカーアーム72に衝突
したり、第二ピストン78の移動先端の周縁部が第二低
速用ロッカーアーム73に衝突したりして、その切替え
がスムースに行なえないだけでなく、各ピストンの移動
先端の周縁部が各ロッカーアームに衝突することによる
ロッカーアームや各ピストンが摩耗するおそれがあり、
その上、構造が複雑である。
また、シリンダヘッドと高速用ロッカーアームの揺動先
端との間に支持ばねが備えられているが、この揺動幅の
大きい高速用ロッカーアームにガタがないようにしなけ
ればならないので、支持ばねのストロークを大きくしな
ければならず、このため装置全体がやや大きくせざるを
えなかった。
端との間に支持ばねが備えられているが、この揺動幅の
大きい高速用ロッカーアームにガタがないようにしなけ
ればならないので、支持ばねのストロークを大きくしな
ければならず、このため装置全体がやや大きくせざるを
えなかった。
[発明の目的]
本発明は上記の点に鑑みてなさ°れたもので、構造を簡
単なものにし、しかも低速運転と高速運転との切替え時
での衝撃等の発生のおそれを無くすようにしたエンジン
の可変動弁装置を提供するものである。
単なものにし、しかも低速運転と高速運転との切替え時
での衝撃等の発生のおそれを無くすようにしたエンジン
の可変動弁装置を提供するものである。
本発明の他の目的は、高速用ロッカーアームを支持する
ばねを短くして全体を小型化するようにしたものである
。
ばねを短くして全体を小型化するようにしたものである
。
本発明のその他の目的は、エンジンの高速回転時での吸
気弁の戻しばねにかかる負荷を低減するものである。
気弁の戻しばねにかかる負荷を低減するものである。
[問題点を解決するための手段]
本発明は上記目的を達成するために、エンジンの回転じ
応じて回転するカムシャフトと、そのカムシャフトに固
定される低速カム並びに高速カムと、ロッカーアームシ
ャフトに揺動自在に取り付けられ前記低速カムに応じて
揺動して吸気弁や排気弁を開閉する低速用ロッカーアー
ムと、ロッカーアームシャフトに取り付けられ前記高速
カムに応じて揺動する高速用ロッカーアームと、前記低
速用ロッカーアームを高速用ロッカーアームの動きに従
属させる連結手段とを有し、エンジンの低速運転時に低
速用ロッカーアームが高速用ロッカーアームに従属され
ずに揺動して低速カムに従って吸気弁や排気弁を開閉し
、エンジンの高速運転時に低速用ロッカーアームが高速
用ロッカーアームに従属移動して前記高速カムに従って
吸気弁や排気弁を開閉するようにしたエンジンの可変動
弁装置において、前記連結手段が、1個の低速用ロッカ
ーアーム内に設けた空間部と、その空間部内に摺動自在
に備えられ大断面部と小断面部とを有する1個のプラン
ジャと、そのプランジャを常に一方向へ付勢する付勢手
段と、エンジンの運転状況に応じてプランジャを前記付
勢手段に抗して移動させる加圧手段と、前記空間部内と
外部とを連絡するために低速用ロッカーアームに設けら
れた穴と、高速用ロッカーアームの揺動時に前記空間部
内へ侵入するためにその高速用ロッカーアームに一体に
形成された突起とから成り、エンジンの低速運転時にお
いては前記穴に対応する位置にプランジャの小断面部が
位置し、空間部内へ入った高速用ロッカーアームの突起
がプランジャに接触しないようにし、エンジンの高速運
転時においては前記穴に対応する位置にプランジャの大
断面部が位置し、空間部内へ入る高速用ロッカーアーム
の突起がプランジャの大断面部に接触して高速用ロッカ
ーアームの揺動に応じて低速用ロッカーアームを従属移
動させるようにしたものである。
応じて回転するカムシャフトと、そのカムシャフトに固
定される低速カム並びに高速カムと、ロッカーアームシ
ャフトに揺動自在に取り付けられ前記低速カムに応じて
揺動して吸気弁や排気弁を開閉する低速用ロッカーアー
ムと、ロッカーアームシャフトに取り付けられ前記高速
カムに応じて揺動する高速用ロッカーアームと、前記低
速用ロッカーアームを高速用ロッカーアームの動きに従
属させる連結手段とを有し、エンジンの低速運転時に低
速用ロッカーアームが高速用ロッカーアームに従属され
ずに揺動して低速カムに従って吸気弁や排気弁を開閉し
、エンジンの高速運転時に低速用ロッカーアームが高速
用ロッカーアームに従属移動して前記高速カムに従って
吸気弁や排気弁を開閉するようにしたエンジンの可変動
弁装置において、前記連結手段が、1個の低速用ロッカ
ーアーム内に設けた空間部と、その空間部内に摺動自在
に備えられ大断面部と小断面部とを有する1個のプラン
ジャと、そのプランジャを常に一方向へ付勢する付勢手
段と、エンジンの運転状況に応じてプランジャを前記付
勢手段に抗して移動させる加圧手段と、前記空間部内と
外部とを連絡するために低速用ロッカーアームに設けら
れた穴と、高速用ロッカーアームの揺動時に前記空間部
内へ侵入するためにその高速用ロッカーアームに一体に
形成された突起とから成り、エンジンの低速運転時にお
いては前記穴に対応する位置にプランジャの小断面部が
位置し、空間部内へ入った高速用ロッカーアームの突起
がプランジャに接触しないようにし、エンジンの高速運
転時においては前記穴に対応する位置にプランジャの大
断面部が位置し、空間部内へ入る高速用ロッカーアーム
の突起がプランジャの大断面部に接触して高速用ロッカ
ーアームの揺動に応じて低速用ロッカーアームを従属移
動させるようにしたものである。
また、低速運転時に前記低速用ロッカーアームを前記低
速カムに常に接触させるための付勢手段を設け、その低
速用ロッカーアームと前記高速用ロッカーアームとの間
にばねを設け、そのばねによって高速用ロッカーアーム
を常に前記高速カムに接触させるようにしたものである
。
速カムに常に接触させるための付勢手段を設け、その低
速用ロッカーアームと前記高速用ロッカーアームとの間
にばねを設け、そのばねによって高速用ロッカーアーム
を常に前記高速カムに接触させるようにしたものである
。
[作 用]
低速用ロッカーアーム内に大断面部と小断面部とを形成
したプランジャを摺動自在に収納し、揺動する高速用ロ
ッカーアームの一部がプランジャの摺動位置に揺動侵入
するようにする。そして、高速用ロッカーアームの侵入
位置に小断面部が位置する時高速用ロッカーアームはプ
ランジャとは接触せず、大断面部が位置する時に高速用
ロッカーアームはプランジャと接触するようにする。
したプランジャを摺動自在に収納し、揺動する高速用ロ
ッカーアームの一部がプランジャの摺動位置に揺動侵入
するようにする。そして、高速用ロッカーアームの侵入
位置に小断面部が位置する時高速用ロッカーアームはプ
ランジャとは接触せず、大断面部が位置する時に高速用
ロッカーアームはプランジャと接触するようにする。
これによって、プランジャも低速用ロッカーアームも1
個のものに構成することができる。
個のものに構成することができる。
また、低速用ロッカーアームの自由端と高速用ロッカー
アームの自由端との間に備えたばねで高速用ロッカーア
ームを高速カムに接触させる。これら三者のロッカーア
ームは近接しているので、ばねは短いもので済む。
アームの自由端との間に備えたばねで高速用ロッカーア
ームを高速カムに接触させる。これら三者のロッカーア
ームは近接しているので、ばねは短いもので済む。
[第1実施例]
次に、本発明を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明に係わるエンジンの可変動弁装置の一実
施例平面図でカムシャフトやカムを除いた状態のもの、
第2図は第1図のA −A il!断面図であってカム
シャフトを加えたもの、第3図は本発明に使用する低速
用ロッカーアームの斜視図、第4図は本発明に使用する
低速用ロッカーアームの斜視図、第5図は低速運転時に
おける第3図のB−B線断面図、第6図は高速運転時に
おける第3図のB −B ll断面図である。
施例平面図でカムシャフトやカムを除いた状態のもの、
第2図は第1図のA −A il!断面図であってカム
シャフトを加えたもの、第3図は本発明に使用する低速
用ロッカーアームの斜視図、第4図は本発明に使用する
低速用ロッカーアームの斜視図、第5図は低速運転時に
おける第3図のB−B線断面図、第6図は高速運転時に
おける第3図のB −B ll断面図である。
低速用ロッカーアーム10においては、その本体11の
内部に筒状の空間部12が形成されている(第5,6図
)。その空間部12内には、大断面部13aと小断面部
13bとばね受は部13cとを順に一体に形成したプラ
ンジャ13と、そのばね受は部13cに一端を接するば
ね14が収納されて、そのばね14の他端に接するよう
にして蓋15で空間部12が閉じられる。この空間部1
2は、本体11の外部とは穴16によって連絡している
。また、第3図に示すように、本体t1の穴16の近く
の外面には浅い筒状のばね受は溝17が形成されている
0本体11の長手方向の両端には一対の盛り上がり部1
8が一体に形成され、各盛り上がり部18の上面の形状
が低速カムフォロアー19とされている。各盛り上がり
部18の隣にはそれぞれアーム部20が一体に形成され
、そのアーム部20の先端にはタペットねじ21が進退
可能に取り付けられている。シリンダヘッド22に取り
付けられている吸気弁23は戻しばね24によって第2
図で上方に常に付勢され、その吸気弁23の弁軸25の
先端が常に前記タペットねじ21に当接するように設定
されている。前記一対の盛り上がり部18のアーム部2
0と反対側にはそれぞれ、内部にロッカーアームシャフ
ト26を挿通させるためのリング部27が一体に形成さ
れている。
内部に筒状の空間部12が形成されている(第5,6図
)。その空間部12内には、大断面部13aと小断面部
13bとばね受は部13cとを順に一体に形成したプラ
ンジャ13と、そのばね受は部13cに一端を接するば
ね14が収納されて、そのばね14の他端に接するよう
にして蓋15で空間部12が閉じられる。この空間部1
2は、本体11の外部とは穴16によって連絡している
。また、第3図に示すように、本体t1の穴16の近く
の外面には浅い筒状のばね受は溝17が形成されている
0本体11の長手方向の両端には一対の盛り上がり部1
8が一体に形成され、各盛り上がり部18の上面の形状
が低速カムフォロアー19とされている。各盛り上がり
部18の隣にはそれぞれアーム部20が一体に形成され
、そのアーム部20の先端にはタペットねじ21が進退
可能に取り付けられている。シリンダヘッド22に取り
付けられている吸気弁23は戻しばね24によって第2
図で上方に常に付勢され、その吸気弁23の弁軸25の
先端が常に前記タペットねじ21に当接するように設定
されている。前記一対の盛り上がり部18のアーム部2
0と反対側にはそれぞれ、内部にロッカーアームシャフ
ト26を挿通させるためのリング部27が一体に形成さ
れている。
一方、高速用ロッカーアーム30は、その本体31の上
面形状が高速用カムフォロアー32とされている。この
本体31の高速カムフォロアー32側と反対側の面には
、前記低速用ロッカーアームIOの本体11に形成され
た穴16がら空間部12内に侵入可能な突起33が一体
に形成されている。この突起33が形成されている面と
同じ側には、前記低速用ロッカーアーム10の本体11
のばね受は溝17に対応する筒状のばね受は溝34が形
成されている。また、この高速用ロッカーアーム30の
本体31には、前記ロッカーアームシャフト26を挿通
させるためのリング部35が一体に形成されている。こ
のリング部35の横幅は、前記低速用ロッカーアーム1
0の一対のリング部27の間に丁度挟持される幅に設定
されている。このロッカーアームシャフト26は管状の
ものであり、この管の中に運転状態に応じて油圧が出入
りする。
面形状が高速用カムフォロアー32とされている。この
本体31の高速カムフォロアー32側と反対側の面には
、前記低速用ロッカーアームIOの本体11に形成され
た穴16がら空間部12内に侵入可能な突起33が一体
に形成されている。この突起33が形成されている面と
同じ側には、前記低速用ロッカーアーム10の本体11
のばね受は溝17に対応する筒状のばね受は溝34が形
成されている。また、この高速用ロッカーアーム30の
本体31には、前記ロッカーアームシャフト26を挿通
させるためのリング部35が一体に形成されている。こ
のリング部35の横幅は、前記低速用ロッカーアーム1
0の一対のリング部27の間に丁度挟持される幅に設定
されている。このロッカーアームシャフト26は管状の
ものであり、この管の中に運転状態に応じて油圧が出入
りする。
第1図及び第2図に示すように、低速用ロッカーアーム
10の一対のリング部27と高速用ロッカーアーム30
のリング部35とに前記ロッカーアームシャフト26を
挿通させると、低速用ロッカーアーム10と高速用ロッ
カーアーム30とはロッカーアームシャフト26を中心
として揺動自在となる。この状態においては、低速用ロ
ッカーアーム10の空間部12とロッカーアームシャフ
ト26の管の内部とは通路36によって連絡され、この
通路36から運転状況に応じて油圧の変化が空間部12
内に及ぶ、空間部12内における前記通路36との連絡
位置は、前記蓋15と反対側の位置に設けられる。即ち
、ロッカーアームシャフト26内の油圧が小さい時は、
ばね14のばね力が油圧に勝りプランジャ13を蓋15
の反対側に移動させ(第5図)、油圧が大きくなるとそ
の油圧がばね14のばね力に抗してプランジャ13を蓋
15側に移動させる(第6図)。
10の一対のリング部27と高速用ロッカーアーム30
のリング部35とに前記ロッカーアームシャフト26を
挿通させると、低速用ロッカーアーム10と高速用ロッ
カーアーム30とはロッカーアームシャフト26を中心
として揺動自在となる。この状態においては、低速用ロ
ッカーアーム10の空間部12とロッカーアームシャフ
ト26の管の内部とは通路36によって連絡され、この
通路36から運転状況に応じて油圧の変化が空間部12
内に及ぶ、空間部12内における前記通路36との連絡
位置は、前記蓋15と反対側の位置に設けられる。即ち
、ロッカーアームシャフト26内の油圧が小さい時は、
ばね14のばね力が油圧に勝りプランジャ13を蓋15
の反対側に移動させ(第5図)、油圧が大きくなるとそ
の油圧がばね14のばね力に抗してプランジャ13を蓋
15側に移動させる(第6図)。
低速用ロッカーアーム10や高速用ロッカーアーム30
の上位にカムシャフト40が備えられ、このカムシャフ
ト40に、所定の間隔を開けた一対の低速カム41とそ
れら一対の低速カム41の間に高速カム42が固定され
ている(第2図)。前記吸気弁の弁軸25の先端が戻し
ばね24によって常に低速用ロッカーアーム10のりペ
ットねじ21に接触するように設定されているので、低
速用ロッカーアーム10の低速カムフォロアー19は低
速カム41と常に接触する。前記低速用ロッカーアーム
10のばね受は溝17と前記高速用ロッカーアーム高速
用ロッカーアーム30のばね受は溝34との間には、そ
れら低速用ロッカーアーム低速用ロッカーアーム10の
自由端と高速用ロッカーアーム30の自由端とを互いに
離す方向に付勢するばね37が備えられる。このばね3
7によって、高速用ロッカーアーム30の高速カムフォ
ロアー32は高速カム42と常に接触する。
の上位にカムシャフト40が備えられ、このカムシャフ
ト40に、所定の間隔を開けた一対の低速カム41とそ
れら一対の低速カム41の間に高速カム42が固定され
ている(第2図)。前記吸気弁の弁軸25の先端が戻し
ばね24によって常に低速用ロッカーアーム10のりペ
ットねじ21に接触するように設定されているので、低
速用ロッカーアーム10の低速カムフォロアー19は低
速カム41と常に接触する。前記低速用ロッカーアーム
10のばね受は溝17と前記高速用ロッカーアーム高速
用ロッカーアーム30のばね受は溝34との間には、そ
れら低速用ロッカーアーム低速用ロッカーアーム10の
自由端と高速用ロッカーアーム30の自由端とを互いに
離す方向に付勢するばね37が備えられる。このばね3
7によって、高速用ロッカーアーム30の高速カムフォ
ロアー32は高速カム42と常に接触する。
高速カム42による高速用ロッカーアーム30の揺動幅
は、低速カム41による低速用ロッカーアーム10の揺
動幅より大きくなるように設定されている。また、高速
カム42によって高速用ロッカーアーム30が最大に揺
動させられた場合には、高速用ロッカーアーム30の突
起33は低速用ロッカーアーム10の穴16がら空間部
12の内部に入るように設定されている。この際、プラ
ンジャ13が第5図の位置にある時、突起33の先端は
プランジャ13の大断面部13aに当接して空間部12
の内部に入り込まずに、低速用ロッカーアーム10を下
方に押すことになる。
は、低速カム41による低速用ロッカーアーム10の揺
動幅より大きくなるように設定されている。また、高速
カム42によって高速用ロッカーアーム30が最大に揺
動させられた場合には、高速用ロッカーアーム30の突
起33は低速用ロッカーアーム10の穴16がら空間部
12の内部に入るように設定されている。この際、プラ
ンジャ13が第5図の位置にある時、突起33の先端は
プランジャ13の大断面部13aに当接して空間部12
の内部に入り込まずに、低速用ロッカーアーム10を下
方に押すことになる。
方、プランジャ13が第6図の位置にある時、突起33
の先端はプランジャ13の大断面部13aに当接するこ
とはなく、空間部12の内部に入り込む、この突起33
の先端は空間部12内に入り込むが、プランジャ13の
小断面部13bには当接しないように設定されている。
の先端はプランジャ13の大断面部13aに当接するこ
とはなく、空間部12の内部に入り込む、この突起33
の先端は空間部12内に入り込むが、プランジャ13の
小断面部13bには当接しないように設定されている。
次に、動作について説明する。
低速運転時には、空間部12に及ぶ油圧が低いので、ば
ね14によってプランジャ13は第5図の位置に保持さ
れる。即ち、穴16に対応する空間部12の位置にはプ
ランジャ13の小断面部13bが位置する。この状態に
おいて高速カム42によって高速用ロッカーアーム30
が揺動させられると、突起33が空間部12内に入り込
む。しかし、この突起33はプランジャ13の小断面部
13bに接触しないので、高速用ロッカーアーム30は
低速用ロッカーアーム10に何ら影響を与えることがな
い。この結果、低速用ロッカーアーム10は低速カム4
1のカム形状に応じて揺動させられる。
ね14によってプランジャ13は第5図の位置に保持さ
れる。即ち、穴16に対応する空間部12の位置にはプ
ランジャ13の小断面部13bが位置する。この状態に
おいて高速カム42によって高速用ロッカーアーム30
が揺動させられると、突起33が空間部12内に入り込
む。しかし、この突起33はプランジャ13の小断面部
13bに接触しないので、高速用ロッカーアーム30は
低速用ロッカーアーム10に何ら影響を与えることがな
い。この結果、低速用ロッカーアーム10は低速カム4
1のカム形状に応じて揺動させられる。
次に、高速運転時になると、空間部12内の油圧が高く
なってプランジャ13が第6図の位置に移動させられ、
穴16に対応する空間部12にはプランジャ13の大断
面部13aが位置する。この結果、高速用ロッカーアー
ム30の突起33は穴16から空間部12内に入り込も
うとしても。
なってプランジャ13が第6図の位置に移動させられ、
穴16に対応する空間部12にはプランジャ13の大断
面部13aが位置する。この結果、高速用ロッカーアー
ム30の突起33は穴16から空間部12内に入り込も
うとしても。
大断面部13aが存在するので空間部12内に入り込め
ず、この高速用ロッカーアーム30の突起33が大断面
部13aを押し、結果的に低速用ロッカーアーム10の
自由端を第2図で下側に押すことになる。即ち、低速用
ロッカーアーム10は、低速カムより揺動幅の大きい高
速カム42のカム形状に応じて揺動させられる。これに
よって、吸気弁23の移動ストロークが大きくなって吸
入空気量や排気空気量が増加する。
ず、この高速用ロッカーアーム30の突起33が大断面
部13aを押し、結果的に低速用ロッカーアーム10の
自由端を第2図で下側に押すことになる。即ち、低速用
ロッカーアーム10は、低速カムより揺動幅の大きい高
速カム42のカム形状に応じて揺動させられる。これに
よって、吸気弁23の移動ストロークが大きくなって吸
入空気量や排気空気量が増加する。
以上のように本発明によれば、1個のプランジャ13の
みを使用し、そのプランジャ13を1個の低速用ロッカ
ーアーム10内に収容させるようにしたので、従来のも
のと比べて構造を簡単なものにすることができる。しか
も低速運転時と高速運転時との切替えもスムースに行な
うことができ、その際の低速用ロッカーアーム10とプ
ランジャ13とに衝突や摩耗が生じることはない。
みを使用し、そのプランジャ13を1個の低速用ロッカ
ーアーム10内に収容させるようにしたので、従来のも
のと比べて構造を簡単なものにすることができる。しか
も低速運転時と高速運転時との切替えもスムースに行な
うことができ、その際の低速用ロッカーアーム10とプ
ランジャ13とに衝突や摩耗が生じることはない。
また、従来のような高速用ロッカーアームとシリンダヘ
ッドとの間にばねを介在させるものでは、支持ばねのス
トロークを太き(しなければならなかったが、本発明の
ように高速用ロッカーアーム30と低速用ロッカーアー
ム10との間にばね37を備えて、このばね37によっ
て高速用ロッカーアーム30を高速カム42に接触させ
るようにすれば、ばね37は短いもので済み、装置全体
を小さくすることができる。
ッドとの間にばねを介在させるものでは、支持ばねのス
トロークを太き(しなければならなかったが、本発明の
ように高速用ロッカーアーム30と低速用ロッカーアー
ム10との間にばね37を備えて、このばね37によっ
て高速用ロッカーアーム30を高速カム42に接触させ
るようにすれば、ばね37は短いもので済み、装置全体
を小さくすることができる。
更に、従来のような複数個の低速用ロッカーアームを設
けるものと比べて、低速用ロッカーアーム10を一体に
まとめたので、例えば1シリンダ4バルブ式のものにつ
いては、ロッカーアームは2個で済ますことができコス
トダウンになる。
けるものと比べて、低速用ロッカーアーム10を一体に
まとめたので、例えば1シリンダ4バルブ式のものにつ
いては、ロッカーアームは2個で済ますことができコス
トダウンになる。
なお、第7図や第8図に示すように、プランジャ50の
断面形状を、円形ではなく矩形(あるいは六角形)とし
、その小断面部50bは大断面部50aのうち突起51
に対向する側に所定の深さの溝を形成したものとしても
よい。
断面形状を、円形ではなく矩形(あるいは六角形)とし
、その小断面部50bは大断面部50aのうち突起51
に対向する側に所定の深さの溝を形成したものとしても
よい。
[第2実施例]
エンジンの回転数が高い場合には、低速用ロッカーアー
ムや高速用ロッカーアームの揺動率が増加し、それらロ
ッカーアームの重量が戻しばね24による吸気弁や排気
弁の戻しタイミングを遅らせるという不具合が生じてい
た。このため、第9図に示すように、シリンダヘッド2
2と低速用ロッカーアーム10との間に、この低速用ロ
ッカーアーム10を上昇させるためのばね等の弾性手段
60を設ける。
ムや高速用ロッカーアームの揺動率が増加し、それらロ
ッカーアームの重量が戻しばね24による吸気弁や排気
弁の戻しタイミングを遅らせるという不具合が生じてい
た。このため、第9図に示すように、シリンダヘッド2
2と低速用ロッカーアーム10との間に、この低速用ロ
ッカーアーム10を上昇させるためのばね等の弾性手段
60を設ける。
また、第10図に示すように、シリンダヘッド22と高
速用ロッカーアーム30との間に、この高速用ロッカー
アーム30を上昇させるためのばね等の弾性手段61を
、第9図に示したものに代えであるいはそれと共に設け
るようにしてもよい、この弾性手段61は、低速用ロッ
カーアームlOと高速用ロッカーアーム30との間に介
在させたばね37(第9図)と共に、あるいはそのばね
37に代えて設けるようにしてもよい。
速用ロッカーアーム30との間に、この高速用ロッカー
アーム30を上昇させるためのばね等の弾性手段61を
、第9図に示したものに代えであるいはそれと共に設け
るようにしてもよい、この弾性手段61は、低速用ロッ
カーアームlOと高速用ロッカーアーム30との間に介
在させたばね37(第9図)と共に、あるいはそのばね
37に代えて設けるようにしてもよい。
このように、低速用ロッカーアーム10あるいは高速用
ロッカーアーム30を支持する弾性手段をシリンダヘッ
ド22と各ロッカーアームとの間に設けることによって
、エンジンの高速回転時に戻しばね24による吸気弁や
排気弁の戻りタイミングの遅れを防止することができる
。
ロッカーアーム30を支持する弾性手段をシリンダヘッ
ド22と各ロッカーアームとの間に設けることによって
、エンジンの高速回転時に戻しばね24による吸気弁や
排気弁の戻りタイミングの遅れを防止することができる
。
[発明の効果]
以上のように、本発明に係わるエンジンの可変動弁装置
によれば、低速運転と高速運転との切替え手段としての
プランジャを1個とし、その1個のプランジャを1個の
低速用ロッカーアーム内に収容させるようにしたので、
従来のものと比べて構造が簡単となり、しかも切替えを
スムースに行なえるものである。
によれば、低速運転と高速運転との切替え手段としての
プランジャを1個とし、その1個のプランジャを1個の
低速用ロッカーアーム内に収容させるようにしたので、
従来のものと比べて構造が簡単となり、しかも切替えを
スムースに行なえるものである。
また、高速用ロッカーアームの自由端と低速用ロッカー
アームの自由端との間に備えたばねによって高速用ロッ
カーアームを高速カムに接触させているので、そのばね
は短いもので済み、装置全体を小さくすることができる
。
アームの自由端との間に備えたばねによって高速用ロッ
カーアームを高速カムに接触させているので、そのばね
は短いもので済み、装置全体を小さくすることができる
。
更に、低速用ロッカーアームを一体にまとめたことによ
り、その低速用ロッカーアームに複数個の吸気弁(また
は排気弁)との接触作動手段を取り付けることができる
のでコストダウンになる。
り、その低速用ロッカーアームに複数個の吸気弁(また
は排気弁)との接触作動手段を取り付けることができる
のでコストダウンになる。
その上、シリンダヘッドと低速用ロッカーアームや高速
用ロッカーアームとの間に弾性手段を設けることで、高
速運転時における吸気弁等の戻しばねにかかる負荷を軽
減することができる。
用ロッカーアームとの間に弾性手段を設けることで、高
速運転時における吸気弁等の戻しばねにかかる負荷を軽
減することができる。
第1図は本発明に係わるエンジンの可変動弁装置の一実
施例平面図でカムシャフトやカムを除いた状態のもの、
第2図は第1図のA−A線断面図であってカムシャフト
を加えたもの、第3図は本発明に使用する低速用ロッカ
ーアームの斜視図、第4図は本発明に使用する低速用ロ
ッカーアームの斜視図、第5図は低速運転時における第
3図のB −B II断面図、第6図は高速運転時にお
ける第3図のB−B線断面図、第7図はプランジャの他
の実施例を示す第5図相当図、第8図は第7図のC−C
線断面図、第9図及び第10図は本発明の他の実施例を
示す断面図、第11図及び第12図は従来の可変動弁装
置のプランジャ付近の要部断面図、第13図は従来の可
変動弁装置の縦断面図である。 10・・・・・・低速用ロッカーアーム、12・・・・
・・空間部、 13・・・・・・プランジャ、13
a・・・・・・大断面部、13b・・・・・・小断面部
、14・・・・・・ばね、 16・・・・・・穴
、22・・・・・・シリンダヘッド、 23・・・・・・吸気弁(排気弁)、 26・・・・・・ロッカーアームシャフト、30・・・
・・・高速用ロッカーアーム、33・・・・・・突起、
37・・・・・・ばね、40・・・・・・カム
シャフト、41・・・・・・低速カム、42・・・・・
・高速カム、 50・・・・・・プランジャ、50a
・・・・・・大断面部、 50b・・・・・・不断□面部、 1・・・・・・突起、 60・・・・・・弾性手段、 1・・・・・・弾性手段。 特 許 出 願 人 三菱自動車工業株式会社 第5図 1ご 第6図 第 図 第2図 第3図 第4図 第 図 第8図 つりQ 第13図 6 ) 75a(75b) 第9図 第10図 第11 図 6C81 第12図
施例平面図でカムシャフトやカムを除いた状態のもの、
第2図は第1図のA−A線断面図であってカムシャフト
を加えたもの、第3図は本発明に使用する低速用ロッカ
ーアームの斜視図、第4図は本発明に使用する低速用ロ
ッカーアームの斜視図、第5図は低速運転時における第
3図のB −B II断面図、第6図は高速運転時にお
ける第3図のB−B線断面図、第7図はプランジャの他
の実施例を示す第5図相当図、第8図は第7図のC−C
線断面図、第9図及び第10図は本発明の他の実施例を
示す断面図、第11図及び第12図は従来の可変動弁装
置のプランジャ付近の要部断面図、第13図は従来の可
変動弁装置の縦断面図である。 10・・・・・・低速用ロッカーアーム、12・・・・
・・空間部、 13・・・・・・プランジャ、13
a・・・・・・大断面部、13b・・・・・・小断面部
、14・・・・・・ばね、 16・・・・・・穴
、22・・・・・・シリンダヘッド、 23・・・・・・吸気弁(排気弁)、 26・・・・・・ロッカーアームシャフト、30・・・
・・・高速用ロッカーアーム、33・・・・・・突起、
37・・・・・・ばね、40・・・・・・カム
シャフト、41・・・・・・低速カム、42・・・・・
・高速カム、 50・・・・・・プランジャ、50a
・・・・・・大断面部、 50b・・・・・・不断□面部、 1・・・・・・突起、 60・・・・・・弾性手段、 1・・・・・・弾性手段。 特 許 出 願 人 三菱自動車工業株式会社 第5図 1ご 第6図 第 図 第2図 第3図 第4図 第 図 第8図 つりQ 第13図 6 ) 75a(75b) 第9図 第10図 第11 図 6C81 第12図
Claims (7)
- (1)エンジンの回転じ応じて回転するカムシャフトと
、そのカムシャフトに固定される低速カム並びに高速カ
ムと、ロッカーアームシャフトに揺動自在に取り付けら
れ前記低速カムに応じて揺動して吸気弁や排気弁を開閉
する低速用ロッカーアームと、ロッカーアームシャフト
に取り付けられ前記高速カムに応じて揺動する高速用ロ
ッカーアームと、前記低速用ロッカーアームを高速用ロ
ッカーアームの動きに従属させる連結手段とを有し、エ
ンジンの低速運転時に低速用ロッカーアームが高速用ロ
ッカーアームに従属されずに揺動して低速カムに従って
吸気弁や排気弁を開閉し、エンジンの高速運転時に低速
用ロッカーアームが高速用ロッカーアームに従属移動し
て前記高速カムに従って吸気弁や排気弁を開閉するよう
にしたエンジンの可変動弁装置において、 前記連結手段が、1個の低速用ロッカーアーム内に設け
た空間部と、その空間部内に摺動自在に備えられ大断面
部と小断面部とを有する1個のプランジャと、そのプラ
ンジャを常に一方向へ付勢する付勢手段と、エンジンの
運転状況に応じてプランジャを前記付勢手段に抗して移
動させる加圧手段と、前記空間部内と外部とを連絡する
ために低速用ロッカーアームに設けら れた穴と、高速
用ロッカーアームの揺動時に前記空間部内へ侵入するた
めにその高速用ロッカーアームに一体に形成された突起
とから成り、エンジンの低速運転時においては前記穴に
対応する位置にプランジャの小断面部が位置し、空間部
内へ入った高速用ロッカーアームの突起がプランジャに
接触しないようにし、エンジンの高速運転時においては
前記穴に対応する位置にプランジャの大断面部が位置し
、空間部内へ入る高速用ロッカーアームの突起がプラン
ジャの大断面部に接触して高速用ロッカーアームの揺動
に応じて低速用ロッカーアームを従属移動させるように
したことを特徴とするエンジンの可変動弁装置。 - (2)前記1個の低速用ロッカーアームに吸気弁または
排気弁の弁軸との接触部を複数個設けることを特徴とす
る請求項1記載のエンジンの可変動弁装置。 - (3)前記低速用ロッカーアームとシリンダヘッドとの
間に付勢手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
エンジンの可変動弁装置。 - (4)前記高速用ロッカーアームとシリンダヘッドとの
間に付勢手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
エンジンの可変動弁装置。 - (5)エンジンの回転に応じて回転するカムシャフトと
、そのカムシャフトに固定される低速カム並びに高速カ
ムと、ロッカーアームシャフトに揺動自在に取り付けら
れ前記低速カムに応じて揺動して吸気弁や排気弁を開閉
する低速用ロッカーアームと、ロッカーアームシャフト
に取り付けられ前記高速カムに応じて揺動する高速用ロ
ッカーアームと、前記低速用ロッカーアームを高速用ロ
ッカーアームの動きに従属させる連結手段とを有し、エ
ンジンの低速運転時に低速用ロッカーアームが高速用ロ
ッカーアームに従属されずに揺動して低速カムに従って
吸気弁や排気弁を開閉し、エンジンの高速運転時に低速
用ロッカーアームが高速用ロッカーアームに従属移動し
て前記高速カムに従って吸気弁や排気弁を開閉するよう
にしたエンジンの可変動弁装置において、低速運転時に
前記低速用ロッカーアームを前記低速カムに常に接触さ
せるための付勢手段を設け、その低速用ロッカーアーム
と前記高速用ロッカーアームとの間にばねを設け、その
ばねによって高速用ロッカーアームを常に前記高速カム
に接触させることを特徴とするエンジンの可変動弁装置
。 - (6)前記1個の低速用ロッカーアームに吸気弁または
排気弁の弁軸との接触部を2箇所設けたことを特徴とす
る請求項5記載のエンジンの可変動弁装置。 - (7)前記低速用ロッカーアームとシリンダヘッドとの
間に付勢手段を備えたことを特徴とする請求項5記載の
エンジンの可変動弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17421689A JPH0343612A (ja) | 1989-07-07 | 1989-07-07 | エンジンの可変動弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17421689A JPH0343612A (ja) | 1989-07-07 | 1989-07-07 | エンジンの可変動弁装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0343612A true JPH0343612A (ja) | 1991-02-25 |
Family
ID=15974758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17421689A Pending JPH0343612A (ja) | 1989-07-07 | 1989-07-07 | エンジンの可変動弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0343612A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2731043A1 (fr) * | 1995-02-24 | 1996-08-30 | Renault | Dispositif de distribution variable pour moteur a combustion interne |
US6032624A (en) * | 1997-05-19 | 2000-03-07 | Unisia Jecs Corporation | Engine valve actuating devices |
JP2013234638A (ja) * | 2012-05-11 | 2013-11-21 | Otics Corp | 可変動弁機構 |
-
1989
- 1989-07-07 JP JP17421689A patent/JPH0343612A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2731043A1 (fr) * | 1995-02-24 | 1996-08-30 | Renault | Dispositif de distribution variable pour moteur a combustion interne |
US6032624A (en) * | 1997-05-19 | 2000-03-07 | Unisia Jecs Corporation | Engine valve actuating devices |
WO2004074647A1 (ja) * | 1997-05-19 | 2004-09-02 | Seiji Tsuruta | エンジンの弁作動装置 |
JP2013234638A (ja) * | 2012-05-11 | 2013-11-21 | Otics Corp | 可変動弁機構 |
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