JP3396286B2 - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JP3396286B2 JP03016094A JP3016094A JP3396286B2 JP 3396286 B2 JP3396286 B2 JP 3396286B2 JP 03016094 A JP03016094 A JP 03016094A JP 3016094 A JP3016094 A JP 3016094A JP 3396286 B2 JP3396286 B2 JP 3396286B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体集積回路装置
の構造およびその製造方法に関し、特に、SRAM(S
tatic Random Access Memor
y)を含む半導体集積回路装置の構造および製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】スタティック型半導体記憶装置として、
いわゆるSRAMは既によく知られている。この発明は
SRAMに適用されたときに、最も好ましい効果が得ら
れるので、以下、従来のSRAMについて、図面を参照
しながら説明する。
【0003】図25(a)は、従来のCMOS型のSR
AMの1つのメモリセルの等価回路を示している。図2
5(b)は、図25(a)に示されたSRAMのメモリ
セルの平面的配置を模式的に示し、図25(c)は、図
25(a)に示されたSRAMのメモリセルの断面構造
を模式的に示している。
【0004】図25(a)ないし(c)を参照して、1
つのメモリセル内においては、そのゲート電極とドレイ
ン電極がクロスカップルされた2つのドライバトランジ
スタ(nチャネルMOSトランジスタ)Q3,Q4、ド
ライバトランジスタの各ドレイン電極に接続された2つ
のロードトランジスタ(pチャネルMOSトランジス
タ)Q5,Q6とにより、フリップフロップ型のメモリ
セルが構成されている。この2つのドライバトランジス
タQ3,Q4の各ドレイン電極には、それぞれ、2つの
アクセストランジスタ(nチャネルMOSトランジス
タ)Q1,Q2が接続されている。このアクセストラン
ジスタQ1,Q2のゲート電極はワード線WLに接続さ
れている。このワード線WLが選択されたとき、ドライ
バトランジスタQ3,Q4に保持された情報がアクセス
トランジスタQ1,Q2を介してビット線BLa,BL
bに転送される。一方のメモリセルノードN1は、ドラ
イバトランジスタQ3のドレイン電極と、ドライバトラ
ンジスタQ4のゲート電極と、ロードトランジスタQ5
のドレイン電極と、ロードトランジスタQ6のゲート電
極とに接続されている。他方のメモリセルノードN2
は、ドライバトランジスタQ3のゲート電極と、ドライ
バトランジスタQ4のドレイン電極と、ロードトランジ
スタQ5のゲート電極と、ロードトランジスタQ6のド
レイン電極とに接続されている。ドライバトランジスタ
Q3,Q4のソース電極は、接地電位GNDに接続され
ている。また、ロードトランジスタQ5,Q6のソース
電極は、電源電位Vccに接続されている。
【0005】ドライバトランジスタQ3,Q4は、その
ドレイン電極とゲート電極が相互に交差接続されること
により、2つの安定な状態を有するフリップフロップ回
路が形成されている。これにより、ビット情報(デー
タ)の記録が可能になる。具体的には、一方のメモリセ
ルノードN1が“High”レベルの電位、他方のメモ
リセルノードN2が“Low”レベルの電位にされた状
態、または、これらとの逆の状態が保持されることによ
り、1ビットの情報が記憶され得る。所望のメモリセル
が選択されたとき、すなわち、ワード線WLが“Hig
h”レベルのとき、アクセストランジスタQ1,Q2が
オン状態にされる。これにより、メモリセルノードN
1,N2がビット線BLa,bと導通状態にされる。こ
のとき、ビット線BLa,BLbに、それぞれのドライ
バトランジスタQ3,Q4の状態に対応した電圧がアク
セストランジスタQ1,Q2を介して現れる。このよう
にして、メモリセルに保持された情報が読出される。メ
モリセルにデータの書込みを行なうときは、アクセスト
ランジスタQ1,Q2がオン状態において、ビット線B
La,BLbの各々に所望の書込まれるべき状態に対応
した電圧が印加される。なお、ドライバトランジスタQ
3,Q4によって構成されるフリップフロップ回路によ
りラッチされたデータの記憶状態を維持するために、ロ
ードトランジスタQ5,Q6を介して電源電位Vccか
ら電流が供給される。
【0006】上述したように、CMOS型のSRAMの
メモリセルは、6個のトランジスタQ1〜Q6から構成
される。このため、図25(b)に示されるように、1
つのメモリセルを構成するためには4個のnチャネルM
OSトランジスタが形成される領域と、2個のpチャネ
ルMOSトランジスタが形成される領域とが必要とされ
る。また、図25(c)に示されるように、半導体基板
内にnチャネルMOSトランジスタとpチャネルMOS
トランジスタとを形成するために、p型ウェル領域とn
型ウェル領域が必要とされる。そのため、CMOS型S
RAMのメモリセルを構成するためには、バルク型のM
OSトランジスタ(半導体基板の表面に形成されたMO
Sトランジスタ)を用いる限りにおいては、大きな占有
平面積が必要とされる。したがって、バルクMOSトラ
ンジスタから構成されるCMOS型SRAMのメモリセ
ルは、高密度化を図る上では不利である。
【0007】上記問題点を解消し、高密度化が可能なS
RAMのメモリセルの構造として、高抵抗負荷型メモリ
セルがある。図26(a)は高抵抗負荷型のSRAMの
メモリセルの構成を示す等価回路図である。図26
(b)は、図26(d)に示されたメモリセルの平面的
配置を模式的に示す平面図である。図26(c)は図2
6(d)に示されたメモリセルの断面構造を模式的に示
す断面図である。
【0008】図26(a)を参照して、1つのメモリセ
ル内においては、そのゲート電極とドレイン電極とがク
ロスカップルされた2つのドライバトランジスタ(nチ
ャネルMOSトランジスタ)Q3,Q4と、ドライバト
ランジスタの各ドレイン電極に接続された2つの高抵抗
負荷体HR1,HR2とにより、フリップフロップ型の
メモリセルが構成されている。この2つのドライバトラ
ンジスタQ3,Q4の各ドレイン電極には、それぞれ2
つのアクセストランジスタ(nチャネルMOSトランジ
スタ)Q1,Q2が接続されている。このアクセストラ
ンジスタQ1,Q2のゲート電極は、ワード線WLに接
続されている。このワード線線WLが選択されたとき、
ドライバトランジスタQ3,Q4に保持された情報が、
アクセストランジスタQ1,Q2を介してビット線BL
a,BLbに転送される。一方のメモリセルノードN1
は、ドライバトランジスタQ3のドレイン電極とドライ
バトランジスタQ4のゲート電極に接続されている。他
方のメモリセルノードN2は、ドライバトランジスタQ
3のゲート電極とドライバトランジスタQ4のドレイン
電極とに接続されている。ドライバトランジスタQ3,
Q4のソース電極は接地電位GNDに接続されている。
また、ドライバトランジスタQ3,Q4のドレイン電極
は、高抵抗負荷体HR1,HR2のそれぞれを介して電
源電位Vccに接続されている。
【0009】上記のように構成される高抵抗負荷型のメ
モリセルにおいても、CMOS型のメモリセルと同様
に、ドライバトランジスタQ3,Q4は、そのドレイン
電極とゲート電極が相互に交差接続されることにより、
2つの安定な状態を有するフリップフロップ回路が形成
されている。これにより、ビット情報(データ)の記憶
が可能となる。データの読出と書込動作は、上述のCM
OS型のメモリセルと同様である。CMOS型のメモリ
セルと異なる点は、ドライバトランジスタQ3,Q4に
よって構成されるフリップフロップ回路によりラッチさ
れたデータの記憶状態を維持するために、高抵抗負荷体
HR1,HR2を介して電源電位Vccから電流が供給
される点である。
【0010】上記のように、高抵抗負荷型のメモリセル
は4個のトランジスタQ1〜Q4および2個の高抵抗負
荷体HR1,HR2から構成される。図26(b)に示
されるように、1つの高抵抗負荷型のメモリセルを構成
するためには、まず4個のnチャネルMOSトランジス
タが形成される領域が確保される。高抵抗負荷体HR
は、ドライバトランジスタQ3,Q4を構成する2個の
nチャネルMOSトランジスタの上に形成される。ま
た、図26(c)に示されるように、高抵抗負荷型のメ
モリセルを構成するにはp型ウェル領域のみが必要とさ
れる。そのため、メモリセル内にp型ウェルとn型ウェ
ルとを必要とするCMOS型のメモリセルに比べてメモ
リセルに必要な平面積が小さくてすむ。したがって、高
抵抗負荷型のメモリセルはSRAMの高密度化の点で有
利である。
【0011】一方、高抵抗負荷型のメモリセルにおいて
は、ドライバトランジスタQ3,Q4によって構成され
るフリップフロップ回路によりラッチされたデータの記
憶状態を維持するために、高抵抗負荷体HR1,HR2
を介して電源電位Vccから電流が供給される。この電
流は待機時における消費電力を抑えるために微少である
ことが望まれる。そのため、高抵抗負荷体の電気抵抗値
を可能な限り高くする必要がある。しかしながら、抵抗
負荷体の高抵抗化には限度があり、また、データを維持
するためには高抵抗負荷体を流れる電流はトランジスタ
のオフ時のリーク電流よりも大きいことが必要である。
一方、CMOS型のメモリセルにおいては、フリップフ
ロップ回路によりラッチされたデータの記憶状態を維持
するためにロードトランジスタ(pチャネルMOSトラ
ンジスタ)Q5,Q6を介して電源電位Vccから電流
が供給される。そのため、待機時の消費電流を接合リー
ク電流のレベルまで低減させることができる。以上のよ
うに、SRAMの高密度化の点では高抵抗負荷型のメモ
リセルは有利であるが、データの記憶状態を保持するた
めの消費電流を小さくするためには、すなわち待機時に
おける消費電力を抑えるためには、CMOS型のメモリ
セルが有利である。
【0012】以上の点を考慮して、SRAMの高密度化
を図ることが可能なCMOS型メモリセルの構造が提案
されている。図27(a)は、図25(a)に示された
CMOS型のメモリセルにおいて占有平面積の縮小を図
ったメモリセルの平面的配置を模式的に示す平面図であ
る。図27(b)は図27(a)に対応して示す断面図
である。
【0013】図25(a)と図27(a)(b)を参照
して、ロードトランジスタQ5,Q6として、バルク型
のpチャネルMOSトランジスタの代わりにpチャネル
薄膜トランジスタ(TFT)が採用されている。そのた
め、図27(a)に示されるように、1つのメモリセル
を構成するためには4個のnチャネルMOSトランジス
タの形成領域が必要とされる。ロードトランジスタQ
5,Q6を構成するpチャネルTFTは、ドライバトラ
ンジスタQ3,Q4を構成するnチャネルMOSトラン
ジスタの上に形成される。また、図27(b)に示され
るように4個のバルク型のnチャネルMOSトランジス
タがp型ウェル領域に形成される。このようにロードト
ランジスタpチャネルTFTを採用すると、1つのメモ
リセルを形成するためにp型ウェル領域のみが必要とさ
れる。そのため、pチャネルTFTを採用することによ
り、CMOS型のメモリセルが占める平面積を縮小する
ことができ、高密度化に不利なCMOS型のメモリセル
の構造が提供される。
【0014】CMOS型のSRAMのメモリセルにおい
て、ロードトランジスタとしてポリシリコン層からなる
pチャネルTFTを採用したものは、たとえば「IED
M,1988,pp.48〜51」に開示されている。
図28は、そのようなSRAMのメモリセルにおける上
層部分のみの平面的配置を示す部分平面図である。図2
9は、図28のXX−XX線における断面構造を示す部
分断面図である。
【0015】図28および図29を参照して、p型シリ
コン基板501の上に順にn型ウェル領域502とp型
ウェル領域503とが形成されている。p型ウェル領域
503には、ドライバトランジスタやアクセストランジ
スタを構成するnチャネルMOSトランジスタのn+
純物領域209が形成されている。また、各nチャネル
MOSトランジスタを分離するために、分離酸化膜20
0が形成されている。p型ウェル領域503の上には、
ゲート絶縁膜210を介在して第1のポリシリコン層か
らなるゲート電極201,202が形成されている。こ
れらのゲート電極201,202は、アクセストランジ
スタやドライバトランジスタのゲートを構成する。ゲー
ト電極201,202の上方には、絶縁膜を介在して、
第2のポリシリコン層からなるゲート電極204が形成
されている。ゲート電極204は、ロードトランジスタ
Q5,Q6としてのpチャネルTFTがゲートを構成す
る。ゲート電極204の上にゲート絶縁膜212を介在
して、第3のポリシリコン層からなるTFTのソース領
域206a、チャネル領域206、ドレイン領域206
bが形成されている。TFTのソース領域206aは、
電源配線Vccを構成する。各TFTのドレイン領域2
06bは、コンタクトホール205を通じて他方のTF
Tのゲート電極204に接続されている。各トランジス
タを被覆するように層間絶縁膜214が形成されてい
る。n+ 不純物領域209にコンタクトホール208を
通じて接触するように、高融点金属層207aが形成さ
れている。高融点金属層207aの上には、層間絶縁膜
216が形成されている。アルミニウム金属層207b
は、高融点金属層207aに接続されている。ビット線
はアルミニウム金属層207bから構成される。
【0016】本発明は、上述したいずれの型のSRAM
の製造にも適用可能であるが、その中でも特に高抵抗負
荷型のSRAMに有効に適用される。そのため、後述す
る実施例においては、高抵抗負荷型への適用例を中心に
述べる。したがって、次に、上述した従来の高抵抗負荷
型のSRAMの具体的構造について、図30ないし図3
2に基づいてやや詳細に説明する。図26(a)に等価
回路を示した従来の高抵抗負荷型SRAMは、図30に
示す平面レイアウト構造を有する。図30におけるX−
X線断面およびY−Y線断面は、それぞれ図31および
図32に示すようになっている。
【0017】この従来の高抵抗負荷型SRAMは、図3
1を参照して、ドライバトランジスタQ3のドレイン領
域とソース領域とを構成する、半導体基板1表面に形成
されたn型不純物拡散層6,7によって挟まれたチャネ
ル領域上に、ゲート絶縁膜2を介在させて、第1の多結
晶シリコン層からなるゲート電極3が設けられている。
同様にドライバトランジスタQ4においても、n型不純
物拡散層6,7に挟まれたチャネル領域上にゲート絶縁
膜2を介在させて、やはり第1の多結晶シリコン層から
なるゲート電極5が設けられている。ゲート電極3,5
のそれぞれの上方には、高抵抗負荷HR1,HR2を構
成する、いずれも第2の多結晶シリコン層からなる高抵
抗負荷9,9が設けられている。また高抵抗負荷9,9
のそれぞれの上方には、層間絶縁膜8を介在させて、一
対のビット線10,10が形成されている。
【0018】アクセストランジスタQ1は、図32を参
照して、そのソースおよびドレイン領域を構成するn型
不純物拡散層7,7の間のチャネル領域の上方にゲート
絶縁膜を介して形成された、第1の多結晶シリコン層か
らなるゲート電極11を備える。ビット線10は、層間
絶縁膜8に形成されたコンタクトホール14aを通じ
て、コンタクト14においてn型不純物拡散層7と電気
的に接続されている。第1のゲート電極3と一方の高抵
抗負荷9とは、アクセストランジスタQ1の他方のn型
不純物拡散層7の領域上において互いに接合し、高抵抗
負荷9は、コンタクト13においてn型不純物拡散層7
と電気的に接続されている。
【0019】なお、一対の高抵抗負荷9,9は、その全
長において高抵抗を有するわけではなく、その一部の所
定領域において高抵抗を有するように形成されている。
【0020】ドライバトランジスタQ3のドレイン領域
となる不純物拡散層7とドライバトランジスタQ4のゲ
ート電極5とは、コンタクトホール17において電気的
に接続されている。一対のビット線10,10は、第1
のアルミ配線層のパターニングにより形成されている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の高抵抗負荷
型SRAMのメモリセルにおいては、4つのMOS型ト
ランジスタと2つの高抵抗負荷とを併せた6つの素子
で、1つのメモリを構成している。また高抵抗負荷は、
ドライバトランジスタの上方に配置されることにより、
占有する平面積の縮小が図れているが、各トランジスタ
のソースおよびドレイン領域を構成するn型不純物拡散
層の分離や、第1のポリシリコン層のパターニングによ
って形成された3つのゲート電極を分離するために所定
の間隔を空ける必要があり、そのためメモリセルの占め
る平面積の縮小を図ることが極めて困難になっていた。
したがって、そのような困難に対処して所望の集積度を
有する高抵抗負荷型SRAMを実現するためには、製造
工程が複雑になって、製造コストの上昇につながってい
た。
【0022】そのようなSRAMの従来の問題点は、高
抵抗負荷型のみに限られたものではなく、高抵抗負荷の
代わりに薄膜トランジスタ(TFT)を負荷素子として
用いたTFT型SRAMの場合にも、その基本的な構成
は変わることなく、同様の問題があった。
【0023】さらに、上記従来例では2層の多結晶シリ
コン層および1層のアルミ配線層を適用した構造につい
て説明したが、近年既に発表されている3層または4層
の多結晶シリコン層および2層のアルミニウム配線層を
有する場合においても、基本的な構成は変わることな
く、やはり同様の問題点があった。
【0024】本発明は上記従来の問題点に鑑み、メモリ
セルの集積度の向上を、比較的簡単な製造工程で容易に
実現することが可能な半導体集積回路装置の構造および
製造方法を提供することを目的とする。
【0025】
【0026】
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項に記載
の半導体集積回路装置は、一対の負荷素子に接続され、
該一対の負荷素子とともにフリップフロップ回路を構成
する第1および第2のMOS型電界効果トランジスタ
と、それらのMOS型電界効果トランジスタに接続され
た、一対のアクセストランジスタとを備えた、スタティ
ック型半導体記憶装置を含む半導体集積回路装置に関し
ている。その第1のMOS型電界効果トランジスタは、
半導体基板の主表面上にゲート絶縁膜を介在させて形成
された所定の幅および厚さを有する第1のゲート電極
と、第1のゲート電極の下方のチャネル領域を両側から
挟む位置の半導体基板表面に形成された第1のソース領
域および第1のドレイン領域とを含む。また第2のMO
S型電界効果トランジスタは、第1のゲート電極のソー
ス領域側に、絶縁膜を介在させて前記第1のゲート電極
と隣接して形成された、所定の幅および厚さを有する第
2のゲート電極と、第2のゲート電極の下方のチャネル
領域を両側から挟む位置の半導体基板の主表面に形成さ
れた第2のソース領域および第2のドレイン領域とを含
む。さらに第2のゲート電極は、その第2のソース領域
側の端部が前記第1のゲート電極のソース領域側の端部
近傍上に絶縁膜を介在させて乗り上げることにより、そ
の一部が第1のゲート電極と平面的に重なる構造を有し
ている。また、第1のソース領域と第2のソース領域と
は、第1のゲート電極と第2のゲート電極とが近接する
領域の直下の半導体基板の主表面に形成された共通の不
純物拡散層からなっている。
【0028】請求項に記載の本発明の半導体集積回路
装置は、上記請求項に記載の構成に加えて共通の不純
物拡散層、第1のドレイン領域、第2のドレイン領域、
第1のゲート電極、および第2のゲート電極の少なくと
もいずれかの上表面のうちの所定の領域に、導電性金属
薄膜を貼り付けた構造を有する。
【0029】請求項に記載の本発明の半導体集積回路
装置は、上記請求項に記載の構成に加えて、一対のア
クセストランジスタの各々には一対のワード線と一対の
ビット線が接続され、上記第1および第2のMOS型電
界効果トランジスタがそれぞれ第1および第2のドライ
バトランジスタを構成し、一対のワード線は、第1のド
ライトランジスタのチャネル長方向に平行な方向に、
互いに平行に配列され、一対のビット線は、前記第1の
ドライトランジスタのチャネル長方向に直交する方向
に、互いに平行に配列されている。
【0030】請求項に記載の本発明の半導体集積回路
装置の製造方法は、次の工程を備える。
【0031】まず、第1導電型の半導体基板の主表面上
の所定の領域に、第2導電型不純物を注入して第2導電
型の不純物拡散層を形成する。その後、半導体基板の主
表面上に第1の絶縁膜を介在させて、所定厚さの第1の
導電層を形成し、この第1の導電層をパターニングし
て、所定幅の第1の導電体を形成する。次に、この第1
の導電体の上面および側面を第2の絶縁膜で覆った後、
第1および第2の絶縁膜上に、所定厚さの第2の導電体
層を形成する。次に、この第2の導電体層をパターニン
グして、第1の導電体の上面上に一方の側面を有し、第
1の導電体が形成されていない領域の第1の絶縁膜上に
他方の側面を有する第2の導電体を形成する。
【0032】さらに、上記不純物拡散層を形成する工程
の後、当該不純物拡散層の形成と同じマスクを用いて、
不純物拡散層の表面を露出させた上で、露出された当該
不純物拡散層表面上に導電性金属薄膜を形成する工程
む。
【0033】
【0034】請求項に記載の本発明の半導体集積回路
装置の製造方法においては、上記第2の導電体を形成す
る工程の後、第1および第2の導電体の表面上の所定の
領域に、導電性金属薄膜を形成する工程をさらに備え
る。 また、上記第1および第2の導電体が不純物をドー
プした多結晶シリコンからなり、上記導電性金属薄膜を
形成する工程は、半導体基板表面全面に金属薄膜を形成
した後に加熱して、該金属薄膜と第1および第2の導電
体との間でサリサイド反応を生じさせ、未反応の金属薄
膜を除去して、第1および第2の導電体層表面に金属サ
リサイド膜を形成する工程を含む。
【0035】
【0036】
【0037】
【作用】請求項に記載の半導体集積回路装置によれ
ば、第2のゲート電極が、その第2のソース領域側の端
部が前記第1のゲート電極のソース領域側の端部近傍上
に絶縁膜を介在させて乗り上げて、その一部が第1のゲ
ート電極と平面的に重なる構造を有していることによ
、一対のドライバトランジスタが占有する平面積を小
さくすることが可能となる。
【0038】請求項に記載の半導体集積回路装置によ
れば、たとえば一対のドライバトランジスタの共通ソー
ス領域を構成する不純物拡散層表面に導電体金属薄膜を
貼り付けた構造とすることにより、当該不純物拡散層の
導電配線としての低抵抗化が図られる。
【0039】また、たとえば一対のドライバトランジス
タのドレイン領域となる不純物拡散層表面に導電性金属
薄膜を貼り付けた構造とすることにより、この領域でビ
ット線との接続を行なわせることにより、ビット線とド
レイン領域とのコンタクト抵抗を低く抑えることができ
る。
【0040】請求項に記載の本発明の半導体集積回路
装置によれば、上記請求項に記載の装置において、一
対のワード線を第1のドライバトランジスタのチャネル
長方向に平行な方向に、互いに平行に配列し、一対のビ
ット線を第1のドライバトランジスタのチャネル長方向
直交する方向に、互いに平行に配列することにより、
通常ドライバトランジスタのチャネル長方向に直交する
方向に形成されるVccを供給する導電配線を、一対の
ビット線と平行に形成することが可能となる。したがっ
て、Vccを供給する導電配線を、一対のビット線と同
一のアルミニウム層のパターニングによって形成するこ
とが可能となる。
【0041】
【0042】請求項に記載の本発明の半導体集積回路
装置の製造方法によれば、不純物拡散層表面への導電性
金属薄膜の形成を、当該不純物拡散層の形成に用いたマ
スクをそのまま用いて形成される。従って、導電性金属
薄膜を形成するためのマスクを新たに形成する必要がな
い。
【0043】
【0044】請求項に記載の本発明の半導体集積回路
装置の製造方法によれば、金属薄膜のサリサイド化反応
を利用し、未反応の金属薄膜を除去することによって
自己整合的に導電性金属薄膜が形成される。
【0045】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例の高抵抗負荷型
SRAMの構造について、図1〜図4に基づいて説明す
る。
【0046】本実施例のSRAMの平面レイアウトは図
1に示すようになっており、そのII−II線断面およ
びIII−III線断面の構造は、それぞれ図2および
図3に示すようになっている。またその等価回路は、図
4に示すとおりである。
【0047】本実施例においては、半導体基板1の主表
面上に、ゲート絶縁膜2を介在させて、ドライバトラン
ジスタQ3のゲート電極3が形成され、そのゲート電極
3の直下のチャネル領域を挟む位置に、ドライバトラン
ジスタQ3のソースおよびドレイン領域を構成するn型
不純物拡散層6,7が形成されている。ゲート電極3
は、本発明の第1の導電体を構成する。
【0048】ゲート電極3の不純物拡散層6側の側面に
近接して、絶縁膜4を介在させて、ドライバトランジス
タQ4のゲート電極5が、その不純物拡散層6側の端部
がゲート電極5の端面近傍上に乗り上げるように形成さ
れている。このゲート電極5は、本発明の第2の導電体
を構成する。ゲート電極3は、不純物をドープした第1
の多結晶シリコン層のパターニングによって形成され、
ゲート電極5は、第1の多結晶シリコン層とは別に形成
された、やはり不純物をドープした第2の多結晶シリコ
ン層のパターニングによって形成されている。n型不純
物拡散層6は、ゲート電極5にも共通のソース領域とな
っており、ゲート電極3の右端の直下近傍の不純物拡散
層7およびゲート電極5の左端の直下近傍の不純物拡散
層7は、それぞれドライバトランジスタQ3のドレイン
領域とドライバトランジスタQ4のドレイン領域とを構
成している。
【0049】ゲート電極3は、不純物をドープした第1
の多結晶シリコン層のパターニングによって形成され、
ゲート電極5は、第1の多結晶シリコン層とは別に形成
された、不純物をドープした第2の多結晶シリコン層を
パターニングすることによって形成されている。
【0050】ゲート電極3,5の上方には、層間絶縁膜
8を介在させて、一対の高抵抗負荷9,9が形成されて
いる。この高抵抗負荷9,9は、上記第1および第2の
多結晶シリコン層とは別に形成された、不純物をドープ
した第3の多結晶シリコン層をパターニングすることに
よって形成されており、その高抵抗部分は、不純物をド
ープするときにマスクにより遮蔽して、不純物の導入量
を少なくすることによって形成される。
【0051】高抵抗負荷9,9の上方には、たとえばア
ルミニウム配線等によって形成された一対のビット線1
0,10が形成されている。このビット線10は、コン
タクトホール14aを介して、コンタクト14におい
て、アクセストランジスタQ1のソースまたはドレイン
領域を構成する不純物拡散層7と電気的に接続されてい
る。また高抵抗負荷9は、コンタクト13において、ア
クセストランジスタQ1のソースまたはドレイン領域を
構成する不純物拡散層7と電気的に接続されている。ま
たコンタクト13のすぐ上方において、高抵抗負荷9は
ゲート電極5に接続されている。また高抵抗負荷9,9
は、コンタクト13とは反対側の端部において、電源電
位Vccを印加されている。
【0052】アクセストランジスタQ1,Q2のそれぞ
れのゲート電極3,5には、ワード線11,12が接続
されている。そのうちワード線11は、ドライバトラン
ジスタQ3のゲート電極3を形成すると同時に、第1の
多結晶シリコン層のパターニングによって形成されてお
り、ワード線12は、ドライバトランジスタQ4のゲー
ト電極5の形成と同時に、第2の多結晶シリコン層のパ
ターニングによって形成されている。
【0053】図1に示した第1の実施例のSRAMの単
位メモリセル当りの平面積は、図1において二点鎖線で
囲んだ長方形の領域sの面積、すなわち実寸法において
横6μm×縦17μm=102μm2 となる。図30に
示した上記従来の高抵抗負荷型SRAMの単位メモリセ
ル当りの面積は、図30において二点鎖線で包囲した領
域Sの面積、すなわち実寸法において横9μm×縦13
μm=117μm2 となる。したがって、第1の実施例
のSRAMの構造を採用することにより、その単位メモ
リセル当りの面積を、従来のメモリセルの87%程度に
縮小することができることになる。
【0054】次に、上記のように構成された第1の実施
例のSRAMの製造方法について、図5ないし図8に基
づいて説明する。
【0055】本実施例のSARMの製造工程において
は、まず、図5(a)を参照して、LOCOS(LOC
al Oxidation of Silicon)法
によって、たとえば単結晶シリコンからなる半導体基板
1の主表面に素子分離領域21を形成した後、その素子
分離領域21で包囲される活性領域の半導体基板1表面
に、熱酸化によってゲート絶縁膜2を形成する。
【0056】その後、図5(b)を参照して、活性領域
の一部を開口したレジストマスク22をパターニング形
成し、このレジストマスク22をマスクとして、たとえ
ばリンや砒素などのn型不純物を半導体基板1表面に注
入することにより、n型不純物拡散層6を形成する。次
に、図5(c)を参照して、レジストマスク22を除去
した後、半導体基板1の主表面上前面に第1の多結晶シ
リコン層を形成し、これをパターニングして、n型不純
物拡散層6がMOS型電界効果トランジスタのソース領
域となる位置に、ドライバトランジスタQ3のゲート電
極3を形成する。その後、図5(d)を参照して、ゲー
ト電極3の側面および上面を包囲するように、絶縁膜2
3を形成する。
【0057】次に、図6(a)を参照して、半導体基板
1主表面上全面に第2の多結晶シリコン層25をたとえ
ばCVD法などによって形成し、その第2の多結晶シリ
コン層25を、図6(b)に示すようにパターニングす
る。その後、ゲート電極3,5および素子分離領域21
をマスクとして、たとえばリンや砒素などのn型不純物
を注入して、ドライバトランジスタQ3,Q4のドレイ
ン領域となるn型不純物層7,7を形成する(図6
(c))。その後、半導体基板1主表面上全面に、たと
えばCVD法などによって所定厚さのシリコン酸化膜な
どの絶縁膜を形成し、これに異方性エッチングを施し
て、ゲート電極3,5のそれぞれの側面に側壁絶縁膜2
6を形成する。
【0058】その後、図7(a)を参照して、半導体基
板1主表面上全面にシリコン酸化膜7の絶縁膜をたとえ
ばCVD法によって形成し、これを平坦化する。その
後、絶縁膜8aを、コンタクト13を形成する領域上
に、異方性エッチングによってコンタクトホール13a
を開口する(図7(b))。その後、コンタクトホール
13aの内面を含む半導体基板1上全面に所定厚さの第
3の多結晶シリコン層を形成し、これをパターニングし
て、図7(c)に示すように、コンタクト13において
不純物拡散層7と接続される高抵抗負荷9を形成する。
なお、高抵抗負荷9の抵抗値の設定は、第3の多結晶シ
リコン層をパターニングした後に、導電性を付与するた
めの不純物の注入に際して、高抵抗にすべき部分をマス
クするなどして、その部分の不純物注入量を適宜設定す
ることによって行なわれる。
【0059】次に、図8(a)を参照して、半導体基板
1上全面に、たとえばCVD法などによって絶縁膜8b
を堆積させて、平坦化する。その後、図8(b)を参照
して、絶縁膜8bの、コンタクト14を形成する領域
に、コンタクトホール14aを開口し、その後、たとえ
ばスパッタリングなどにより、コンタクトホール14a
を介してコンタクト14において不純物拡散層7と電気
的に接続されるビット線10を形成する(図8
(c))。
【0060】本実施例のSRAMは、以上のような製造
工程を経て形成されるため、互いに近接して配置される
ゲート電極3,5のそれぞれを、別々の多結晶シリコン
層のパターニングによって形成される。したがって、ゲ
ート電極3,5が近接する部分の間隔は、絶縁膜4の厚
さによって設定可能であり、しかも互いに確実に絶縁さ
れる。このように互いに近接するゲート電極の形成を、
たとえば上述した従来の製造工程にように、同一の多結
晶シリコン層のパターニングによって形成しようとする
と、両者の近接部における間隔は、パターニングにおい
て実現可能な最小加工寸法よりも大きくなる。また、パ
ターニングにおけるエッチング残渣などにより、隣合う
ゲート電極間が短絡してしまうというような問題点が生
じる。しかしながら、上記本実施例のような製造工程を
適用することにより、そのような問題点が解消し、たと
えば本実施例のSRAMのようにソース領域を共有する
2つのゲート電極を近接して形成することができるた
め、SRAMのメモリセルの高密度化を図ることが可能
となる。
【0061】次に、本発明の第2の実施例について、図
9ないし図12に基づいて説明する。
【0062】本実施例のSRAMは、上記第1の実施例
とほぼ同様の構造を有する高抵抗負荷型のSRAMであ
る。本実施例のSRAMが上記第1の実施例と異なるの
は、ドライバトランジスタQ3,Q5のソース領域を構
成する不純物拡散層6の上表面に、導電性薄膜6aが形
成されている点である。この導電性薄膜は、たとえばコ
バルトサリサイド(CoSi2 )膜からなり、その厚さ
は、500〜1000Å程度が好ましい。このようなコ
バルトサリサイド膜を形成することにより、通常90Ω
/μm2 のシート抵抗を有するn型不純物拡散層が、
3.5Ω/μm2程度にまで低抵抗化が図られる。
【0063】このような導電性金属薄膜は、図10に示
すように、n型不純物拡散層6上表面のみでなく、n型
不純物拡散層7,7およびゲート電極3,5の上表面に
それぞれ導電性金属薄膜3a,5a,7aを形成するこ
とによっても、これらの部分の低抵抗化が図られる。ゲ
ート電極3,5を構成する多結晶シリコン層の上表面に
上述したコバルトサリサイド膜を形成した場合には、多
結晶シリコン層単体で280Ω/μm2 程度のシート抵
抗を有したものが、やはり3.5Ω/μm2 程度にまで
低抵抗化が図られる。このような導電性金属薄膜は、コ
バルトサリサイド以外にも、白金やチタンなどを用いる
ことも可能であるが、コバルトに比べてその材料コスト
がより高くなるという問題がある。
【0064】図9に示した導電性薄膜は、図11を参照
して、n型不純物拡散層6を形成したレジストマスク2
2をそのまま用いて、まずn型不純物拡散層の上表面の
絶縁膜2をエッチング除去して露出させた後、スパッタ
リングなどによって、露出したn型不純物拡散層表面に
500〜1000Å程度の厚さのコバルト膜を形成す
る。その後これを加熱して、コバルト膜と半導体基板1
のシリコンとを反応させて、コバルトサリサイド膜から
なる導電性金属薄膜6aを形成する。
【0065】また、図10に示した構造は、図12を参
照して、次のように形成される。まず半導体基板1の表
面上全面に酸化膜等の絶縁膜をCVD法などによって形
成した後、これに異方性エッチングを施して、ゲート電
極3,5の側壁に側壁絶縁膜26を形成する。このと
き、ゲート電極3,5の上表面および不純物拡散層7が
形成される領域の半導体基板1表面を露出させる。この
状態でn型不純物を注入して、n型不純物拡散層7,7
を形成した後、半導体基板1の上表面全面に、図12
(b)に示すように、コバルトの薄膜31を形成する。
その後加熱を施して、ゲート電極3,4の多結晶シリコ
ンおよび半導体基板1のシリコンとコバルト膜31とを
反応させて、未反応のコバルト膜を除去すると、図12
(c)に示すように、ゲート電極3,5の露出した上表
面および不純物拡散層7,7の露出した上表面に、50
0〜1000Å程度の厚さのコバルトサリサイド膜から
なる導電性金属薄膜3a,5a,7aが形成される。
【0066】このような方法により、比較的簡単な工程
で、所望の領域に導電性金属薄膜が自己整合的に形成さ
れる。
【0067】次に、本発明の第3の実施例のSRAMの
構造について、図13に基づいて説明する。本実施例の
SRAMの構造が、上記第1の実施例と異なるのは、ド
ライバトランジスタQ4のゲート電極5とワード線11
との間隔δを広げて、ワード線11をゲート電極5およ
びワード線12と同じ第2の多結晶シリコン層のパター
ニングによって形成した点である。この場合、間隔δを
大きくした分だけ単位メモリセル当りの面積は大きくな
るが、アクセストランジスタQ1,Q2のそれぞれがゲ
ート電極となるワード線11,12を同一の多結晶シリ
コン層のパターニングによって形成することができると
いう利点がある。
【0068】なお、ゲート電極5とワード線11との間
隔を広げる代わりに、ゲート電極3とワード線12との
間隔を広げて、ワード線12をゲート電極3と同じ第1
の多結晶シリコン層のパターニングによって形成するこ
とによっても、ワード線11,12を同一の多結晶シリ
コン層のパターニングによって形成することが可能であ
る。
【0069】次に、本発明の第4の実施例について、図
14に基づいて説明する。本実施例が上記第1の実施例
と異なるのは、一対の高抵抗負荷9,9がVcc印加用
の導電配線9aによって接続され、これらの高抵抗負荷
9,9およびVcc印加用の導電配線9aが、第3の多
結晶シリコン層のパターニングによって一体的に形成さ
れている点である。
【0070】このような構造を有することにより、高抵
抗負荷とVcc印加用の配線とが同一の層のパターニン
グによって形成されることが可能となり、Vcc印加用
の導電配線を、アルミニウム配線層などによって別途形
成する必要がない。このような構造は、たとえば第3の
多結晶シリコン層を半導体基板1上全面に所定厚さで形
成した後、これをパターニングして、高抵抗負荷9,9
およびVcc印加用の導電配線9aの形状を形成する。
その後、高抵抗負荷9,9となる部分をマスクによって
遮蔽した上で、リンや砒素などの不純物をドープして、
高抵抗負荷9,9に所望の高抵抗を与え、かつVcc印
加用の導電配線層9aに所望の導電性を付与する。
【0071】次に、本発明の第5の実施例について、図
15に基づいて説明する。本実施例が上記第1の実施例
および第4の実施例と異なるのは、Vcc印加用の導電
配線41,41を、第1のアルミニウム配線層のパター
ニングによって形成し、コンタクト15,15において
高抵抗負荷9,9と電気的に接続されている点である。
本実施例においては、ビット線10,10は、導電配線
41よりも上方に形成される第2のアルミニウム配線層
のパターニングによって形成されている。
【0072】次に、本発明の第6の実施例について図1
6に基づいて説明する。本実施例の高抵抗負荷型SRA
Mにおいては、ワード線11,12が、一対のドライバ
トランジスタQ3,Q4のチャネル長方向、すなわち紙
面における縦方向に形成され、一対のビット線10,1
0がそれに垂直の方向、すなわち、紙面における横方向
に延びるように形成されている。また高抵抗負荷9,9
にVccを印加するための導電配線41も、ビット線1
0,10に平行な方向に配されている。この構成によれ
ば、ビット線10,10とVcc印加用の導電配線4
1,41とが、同一のアルミニウム配線層のパターニン
グによって形成することが可能である。また、ワード線
11,12が縦方向に延びているため、ドライバトラン
ジスタQ3,Q4のドレイン領域を構成する不純物拡散
領域7の外側の側面に、一対のアクセストランジスタQ
1,Q2を配置させることが可能となる。その結果、二
点鎖線で囲んだ長方形sの面積、すなわち単位メモリセ
ル当りの占める平面積は、横913μm×縦10.5μ
m=97.65μm2 となり、上記第1の実施例の場合
よりもさらに縮小される。
【0073】次に、本発明の第7の実施例について、図
17に基づいて説明する。本実施例の高抵抗負荷型SR
AMにおいては、図16に示した第6の実施例の構造に
加えて、縦方向にアルミニウムからなる導電配線層42
が形成され、コンタクト16において、一対のドライバ
トランジスタQ3,Q4の共通のソース領域となる不純
物拡散層6と電気的に接続されている。この導電配線層
42にはGNDレベルの電位が印加され、不純物拡散層
6の電位をGNDレベルに安定して保つことが可能とな
る。この導電配線42は、ビット線10,10および導
電配線41,41をパターニングする際に形成するアル
ミニウム配線層とは別のアルミニウム配線層をパターニ
ングすることによって形成される。
【0074】次に、本発明の第8の実施例について、図
18に基づいて説明する。本実施例の高抵抗負荷型SR
AMにおいては、図17に示した第7の実施例の構造に
おいて、ゲート電極3および5の角の一部を45°の辺
で切り落としたものである。このような平面構造にする
ことにより、導電配線41,41,42と不純物拡散層
6,7とのコンタクト15,16形成のためのマージン
を十分に確保することが可能となり、コンタクトホール
開口におけるパターニングがより容易になるという利点
がある。
【0075】次に、本発明の第9の実施例について、図
19および図20に基づいて説明する。図19は、本発
明をシングルビット線型の高抵抗負荷型SRAMの等価
回路の一例を示している。シングルビット線型において
は、単位メモリセル当り1本のビット線がアクセストラ
ンジスタQ1,Q2のソースまたはドレイン領域に接続
されている。
【0076】図22は、シングルビット線型のSRAM
の平面配置構造の一例を示している。本実施例は、1つ
のメモリセル当り、ビット線10が1本となり、ドライ
バトランジスタQ3,Q4の共通ソース領域を構成する
不純物拡散層6は、GND電位を印加する導電配線42
を、コンタクト16を介して接続することが可能とな
る。
【0077】本実施例のようなシングルビット線型のS
RAMの動作は、次の通りである。たとえばビット線1
0への入力がLow電位で、ワード線11への入力がH
igh電位であるとき、メモリノードとなるコンタクト
13にLowがラッチされる。このときワード線12は
Lowとする。またワード線11をLowとしてワード
線12をHighとすると、メモリノードとなるワード
線12側のコンタクト13にLowがラッチされる。ビ
ット線10の入力がHighの場合でも同様である。し
たがって、シングルビット線の場合には、ワード線1
1,12には、異なる信号が入力される。
【0078】次に、本発明の第10の実施例について、
図21に基づいて説明する。本実施例は、シングルビッ
ト線型のSRAMの他の例を示している。本実施例にお
いては、1本のビット線10が紙面における横方向に配
置されており、また図18に示した第8の実施例と比べ
ると、ビット線が1本減少しているため、ビット線を形
成するためのアルミニウム配線層のパターンに余裕がで
きる。
【0079】本実施例においてはGNDを印加するため
のアルミニウム配線である導電配線42を縦方向に配置
しているが、ビット線が1本減少して余裕ができた領域
に、導電配線42を横方向に形成することにより、ビッ
ト線10と導電配線42とを同一のアルミニウム配線層
のパターニングによって形成することが可能である。
【0080】次に、本発明をTFT型SRAMに適用し
た場合の、本発明の第11実施例の構造およびその製造
方法について、図22ないし図24に基づいて説明す
る。図22は、負荷素子として、上記第1ないし第10
の実施例における高抵抗負荷の代わりにTFTトランジ
スタQ5,Q6を用いた、TFT型SRAMの等価回路
を示している。このような等価回路を有するSRAMに
おいては、図1に示したII−II断面の構造は、図2
3を参照して、上記第1の実施例における高抵抗負荷
9,9とほぼ同じ位置に、TFTのゲート電極32,3
2と、チャネル領域33,33が形成される。その他の
構造については、上記第1の実施例の場合とほぼ同様で
ある。
【0081】本実施例のSRAMの、図1におけるII
I−III断面に対応する断面の構造は、図24に示す
ようになっている。このように、本発明の考え方はTF
Tを負荷素子として用いたTFT型SRAMにも適用さ
れ、上記第1〜第10の実施例の場合と同様に、単位メ
モリセル当りの占める平面積を縮小することが可能とな
り、SRAMの集積化の向上を図ることができる。
【0082】
【0083】
【0084】
【発明の効果】請求項に記載の本発明の半導体集積回
路装置によれば、不純物拡散層を一対のドライバトラン
ジスタの共通ソース領域として適用することにより、一
対のドライバトランジスタを近接させて形成することが
可能となり、単位メモリセル当たりの占める平面積が縮
小し、メモリセルの高密度化が図られる。その結果、S
RAMを含む半導体集積回路装置の高集積化を図ること
が可能となる。
【0085】請求項に記載の本発明の半導体集積回路
装置によれば、一対のドライバトランジスタの共通ソー
ス領域あるいはゲート電極の導電配線としての低抵抗化
が図られるとともに、他の導電配線との接続おけるコン
タクト抵抗を低く抑えることができる。その結果、たと
えば共通ソース領域に接地電位を印加した場合の当該共
通ソース領域における電位をほぼ正確に接地電位に保つ
ことが可能となり、またたとえばビット線とドレイン領
域とのコンタクト抵抗などを低く抑えることが可能とな
り、SRAMとしての種々のデバイス特性の向上を図る
ことがきでる。
【0086】請求項に記載の本発明の半導体集積回路
装置によれば、Vccを供給する導電配線を、一対のビ
ット線と同一のアルミニウム層の同一工程でのパターニ
ングによって形成することが可能となるため、より少な
いアルミニウム層の形成回数で、所望の導電配線をパタ
ーニングすることができ、製造工程の効率化を絶縁した
構造を適用することができる。
【0087】
【0088】請求項に記載の本発明の半導体集積回路
装置の製造方法によれば、不純物拡散層表面への導電性
金属薄膜の形成は、不純物拡散層の形成に用いたマスク
をそのまま用いて行なうため、導電性金属薄膜形成のた
めに特別にマスクを形成する必要がない。その結果、大
幅な工程の増加をきたすことなく、不純物拡散層表面へ
の導電性金属薄膜の形成を行なうことが可能な製造方法
を提供することができる。
【0089】
【0090】請求項に記載の本発明の半導体集積回路
装置の製造方法によれば、導電性金属薄膜が金属薄膜の
サリサイド化反応を利用して自己整合的に形成されるた
め、比較的容易かつ確実に所望の導電性金属薄膜を形成
することができる。また、このようなサリサイド化反応
を生じさせる金属薄膜の材料として、たとえば、比較的
入手しやすいコバルトを用いて、極めて優れた導電性を
有するコバルトササイド膜からなる導電性金属薄膜を
形成することが可能となり、さらに優れた特性を有する
半導体集積回路装置の製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における高抵抗負荷型S
RAMの平面配置構造を示す図である。
【図2】図1におけるII−II断面を示す図である。
【図3】図1におけるIII−III断面を示す図であ
る。
【図4】図1ないし図3に示した第1の実施例の高抵抗
負荷型SRAMの等価回路を示す図である。
【図5】(a)ないし(d)は、図1ないし図3に示し
た第1の実施例の高抵抗負荷型SRAMの製造方法の第
1ないし第4工程を順次示す、図1のII−II断面に
対応する断面の断面図である。
【図6】(a)ないし(d)は、同第5ないし第8工程
を示す、図1のII−II断面に対応する断面の断面図
である。
【図7】(a)ないし(c)は、同第9ないし第11工
程を示す、図1のIII−III断面に対応する断面の
断面図である。
【図8】同12ないし14工程を順次示す、図1におけ
るIII−III断面に対応する断面の断面図である。
【図9】本発明の第2の実施例における高抵抗負荷型S
RAMの、図1におけるII−II断面に対応する断面
を示す断面図である。
【図10】本発明の第2の実施例における高抵抗負荷型
SRAMの変形例を示す、図9と同様の断面における断
面図である。
【図11】図9に示した導電性金属薄膜6aを形成する
方法を説明するための断面図である。
【図12】(a)ないし(c)は、図10に示した導電
性金属薄膜3a,5a,7aの形成方法を順次示す断面
図である。
【図13】本発明の第3の実施例における高抵抗負荷型
SRAMの平面配置構造を示す図である。
【図14】本発明の第4の実施例における高抵抗負荷型
SRAMの平面配置構造を示す図である。
【図15】本発明の第5の実施例における高抵抗負荷型
SRAMの平面配置構造を示す図である。
【図16】本発明の第6の実施例における高抵抗負荷型
SRAMの平面配置構造を示す図である。
【図17】本発明の第7の実施例における高抵抗負荷型
SRAMの平面配置構造を示す図である。
【図18】本発明の第8の実施例における高抵抗負荷型
SRAMの平面配置構造を示す図である。
【図19】本発明の第9の実施例における高抵抗負荷型
SRAMの等価回路を示す図である。
【図20】図19に等価回路を示した本発明の第9の実
施例における高抵抗負荷型SRAMの平面配置構造を示
す図である。
【図21】本発明の第10の実施例における高抵抗負荷
型SRAMの平面配置構造を示す図である。
【図22】本発明の第11の実施例におけるTFT型S
RAMの等価回路を示す図である。
【図23】図22に等価回路を示した本発明の第11の
実施例におけるTFT型SRAMの、図1におけるII
−II断面に対応する断面の構造を示す断面図である。
【図24】図22に等価回路を示した本発明の第11の
実施例におけるTFT型SRAMの、図1におけるII
I−III断面に対応する断面の構造を示す断面図であ
る。
【図25】(a)は、従来のCMOS型のSRAMの1
つのメモリセルを示す等価回路図、(b)は(a)に示
されたSRAMのメモリセルの平面配置を模式的に示す
図、(c)は(a)に示されたSRAMのメモリセルの
断面構造を模式的に示す図である。
【図26】(a)は、従来の高抵抗負荷型のSRAMの
メモリセルの構成を示す等価回路図、(b)は(a)に
示されたメモリセルの平面配置を模式的に示す図、
(c)は(a)に示されたメモリセルの断面構造を模式
的に示す図である。
【図27】(a)は、TFT型SRAMのメモリセル平
面配置を模式的に示す図、(b)は(a)に示したメモ
リセルの断面構造を模式的に示す図である。
【図28】従来のTFT型SRAMのメモリセルにおけ
る上層部分のみの平面配置を示す図である。
【図29】図28のXX−XX断面を示す断面図であ
る。
【図30】従来の高抵抗負荷型SRAMの平面配置構造
を示す図である。
【図31】図30におけるX−X断面を示す断面図であ
る。
【図32】図30におけるY−Y断面を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シリコン基板(半導体基板) 2 ゲート絶縁膜 3,5 ゲート電極 4 絶縁膜 6,7 不純物拡散層 8 層間絶縁層 9 高抵抗負荷 10 ビット線 11,12 ワード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8244 H01L 27/11

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の負荷素子と、 前記一対の負荷素子に接続され、該一対の負荷素子とと
    もにフリップフロップ回路を構成する第1および第2の
    MOS型電界効果トランジスタと、 前記第1および第2のMOS型電界効果トランジスタに
    接続された、一対のアクセストランジスタと、 を備えた、スタティック型半導体記憶装置を含む半導体
    集積回路装置であって、前記第1のMOS型電界効果ト
    ランジスタは、 半導体基板の主表面上にゲート絶縁膜を介在させて形成
    された所定の幅および厚さを有する第1のゲート電極
    と、 前記第1のゲート電極の下方のチャネル領域を両側から
    挟む位置の半導体基板表面に形成された第1のソース領
    域および第1のドレイン領域と、を含み、 前記第2のMOS型電界効果トランジスタは、 前記第1のゲート電極のソース領域側に、絶縁膜を介在
    させて前記第1のゲート電極と隣接して形成された、所
    定の幅および厚さを有する第2のゲート電極と、 前記第2のゲート電極の下方のチャネル領域を両側から
    挟む位置の半導体基板の主表面に形成された第2のソー
    ス領域および第2のドレイン領域と、を含み、 前記第2のゲート電極は、その第2のソース領域側の端
    部が、前記第1のゲート電極のソース領域側の端部近傍
    上に、絶縁膜を介在させて乗り上げることにより、その
    一部が前記第1のゲート電極と平面的に重なる構造を有
    し、 前記第1のソース領域と前記第2のソース領域とは、前
    記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極とが近接す
    る領域の直下の半導体基板の主表面に形成された共通の
    不純物拡散層からなる、半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記共通の不純物拡散層、前記第1のド
    レイン領域、前記第2のドレイン領域、前記第1のゲー
    ト電極、および前記第2のゲート電極の少なくともいず
    れかの上表面の所定の領域に、導電性金属薄膜を貼り付
    けた構造を有する、請求項記載の半導体集積回路装
    置。
  3. 【請求項3】 前記一対のアクセストランジスタの各々
    には一対のワード線と一対のビット線が接続され、前記第1および第2のMOS型電界効果トランジスタが
    それぞれ第1および第2のドライバトランジスタを構成
    し、 前記一対のワード線は、前記第1のドライトランジス
    タのチャネル長方向に平行な方向に、互いに平行に配列
    され、 前記一対のビット線は、前記第1のドライトランジス
    タのチャネル長方向に直交する方向に、互いに平行に配
    列された、請求項記載の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 第1導電型の半導体基板の主表面上の所
    定の領域に、第2導電型の不純物を注入して第2導電型
    の不純物拡散層を形成する工程と、 前記半導体基板の主表面上に、第1の絶縁膜を介在させ
    て、所定の厚さの第1の導電体層を形成する工程と、 前記第1の導電体層をパターニングして、所定幅の第1
    の導電体を形成する工程と、 前記第1の導電体の上面および側面を第2の絶縁膜で覆
    う工程と、 前記第1および第2の絶縁膜上に、所定厚さの第2の導
    電体層を形成する工程と、 前記第2の導電体層をパターニングして、前記第の導
    電体の上面上に一方の側面を有し、前記第1の導電体が
    形成されていない領域の前記第1の絶縁膜上に他方の側
    面を有する第2導電体を形成する工程と、前記不純物拡散層を形成する前記工程の後、当該不純物
    拡散層の形成と同じマスクを用いて、前記不純物拡散層
    の表面を露出させた上で、露出された当該不純物拡散層
    表面上に導電性金属薄膜を形成する工程とを 備えた、半
    導体集積回路装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 第1導電型の半導体基板の主表面上の所
    定の領域に、第2導電型の不純物を注入して第2導電型
    の不純物拡散層を形成する工程と、 前記半導体基板の主表面上に、第1の絶縁膜を介在させ
    て、所定の厚さの第1の導電体層を形成する工程と、 前記第1の導電体層をパターニングして、所定幅の第1
    の導電体を形成する工程と、 前記第1の導電体の上面および側面を第2の絶縁膜で覆
    う工程と、 前記第1および第2の絶縁膜上に、所定厚さの第2の導
    電体層を形成する工程と、 前記第2の導電体層をパターニングして、前記第の導
    電体の上面上に一方の側面を有し、前記第1の導電体が
    形成されていない領域の前記第1の絶縁膜上に他方の側
    面を有する第2導電体を形成する工程と、前記第2の導電体を形成する工程の後、前記第1および
    第2の導電体の少なくともいずれかの表面上の所定の領
    域に、導電性金属薄膜を形成する工程と備え、 前記第1および第2の導電体が不純物をドープした多結
    晶シリコンからなり、前記導電性金属薄膜を形成する工
    程を前記半導体基板表面全面に金属薄膜を形成した後に
    加熱し、該金属薄膜と前記第1および第2の導電体との
    間でサリサイド反応を生じさせ、未反応の金属薄膜を除
    去して、第1および第2の導電体の上表面に金属サリサ
    イド膜を形成する工程を含む、 半導体集積回路装置の製
    造方法。
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