JP3394462B2 - 自動変速機の制御装置及び制御方法 - Google Patents

自動変速機の制御装置及び制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のエンジン
の駆動力を自動変速機で変換し、車軸に伝達する動力伝
達機構に用いる自動変速機の制御装置及び制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動変速機の制御装置としては、
例えば、特開平6−147304号公報に記載されてい
るように、トルク推定をベースにした走行負荷推定,勾
配推定を行い、自動変速機を最適に制御することが知ら
れている。この方法では、トルクコンバータの速度比
(すなわちスリップ比)が所定値以下ではトルクコンバ
ータの特性を利用してトルクコンバータの入力トルクを
求め、それ以上の領域ではエンジンのトルク特性を用い
てエンジントルクを求め、両者の切り換え時(すなわ
ち、トルクコンバータ特性方式からエンジントルク特性
方式への切り換え時)は両者の計算値,即ち、、トルク
コンバータの入力トルクとエンジントルクをほぼ同時に
算出し、両者の差分を補機トルク分(エアコン,ヘッド
ライト,パワーステアリング等の負荷からなる)として
算出し、以降の算出したエンジントルクからこの補機ト
ルク分を引いてトルクコンバータ入力軸トルクを求める
ようにしている。そして、このトルクコンバータ入力軸
トルクにもう一つのトルクコンバータ特性(トルク比特
性)から得られるトルク比を掛けて、トルクコンバータ
出力軸トルクを算出している。
【0003】しかしながら、トルクコンバータ特性(ポ
ンプ容量係数特性、トルク比特性)はエンジン、および
自動変速機が一般的に使用される油温(80℃)の特性
を使用しているため、エンジン始動前の油温が低い状態
や、逆に過負荷運転をして油温が非常に高くなった状態
ではトルクコンバータの特性が変化し、トルクコンバー
タ出力軸トルクの計算誤差が大きくなる。
【0004】そこで、例えば、特開平8−121581
号公報に記載されているように、自動変速機の油温によ
って、トルクコンバータ出力軸トルクの補正することも
知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者らの研究によると、自動変速機の油温によるトルクコ
ンバータ出力軸トルクの補正だけでは必ずしも十分でな
く、算出されたトルクコンバータ出力軸トルクの誤差が
まだ大きいという問題があることが判明した。
【0006】本発明の目的は、トルクコンバータ出力軸
トルクの誤差がさらに小さく、トルクコンバータ出力軸
トルクを精度良く推定することができる自動変速機の制
御装置及び制御方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、トルクコンバータの特性を用いて
トルクコンバータ出力軸トルクを推定するトルク推定手
段を有し、このトルク推定手段によって推定されたトル
クコンバータ出力軸トルクを用いて自動変速機を制御す
る自動変速機の制御装置において、上記トルク推定手段
は、トルクコンバータのポンプ容量特性若しくはトルク
比特性の少なくとも一方を、自動変速機油温及び、トル
クコンバータの入力軸トルクと、トルクコンバータの入
力軸回転数と、トルクコンバータの入力軸と出力軸の相
対速度差と、トルクコンバータの入力軸の速度変化分
と、トルクコンバータの出力軸の速度変化分と、トルク
コンバータの入力軸と出力軸の相対速度変化分と、トル
クコンバータの入力軸の駆動力と、トルクコンバータの
出力軸の駆動力と、トルクコンバータの入力軸と出力軸
の駆動力比との運転状態を示すパラメータの内の少なく
とも1つの運転状態を示すパラメータとを用いて補正し
た上で、トルクコンバータ出力軸トルクを推定するよう
にしたものである。かかる構成により、自動変速機油温
以外の運転状態を示すパラメータをも用いて、トルクコ
ンバータ出力軸トルクを算出するため、トルクコンバー
タ出力軸トルクの誤差がさらに小さく、トルクコンバー
タ出力軸トルクを精度良く推定し得るものとなる。
【0008】(2)上記(1)において、好ましくは、
上記トルク推定手段は、エンジン回転数Neとスロット
ル開度TVOから上記エンジントルクTeを算出するよ
うにしたものである。
【0009】(3)上記(1)において、好ましくは、
上記トルク推定手段は、エンジン回転数Neと、タービ
ン回転数Ntとの差からトルクコンバータ相対速度差Δ
Nを算出するようにしたものである。
【0010】(4)上記(1)において、好ましくは、
上記トルク推定手段は、エンジン回転数Neを角速度に
変換し、さらに時間微分をとってエンジン回転数Neの
速度変化分ΔVeを算出し、また、タービン回転数Nt
の速度変化分ΔVtを算出し、さらに、エンジン回転数
Neの速度変化分ΔVとタービン回転数Ntの速度変化
分ΔVtの差分からトルクコンバータ相対速度比ΔVを
算出するようにしたものである。
【0011】(5)上記(1)において、好ましくは、
上記トルク推定手段は、エンジン回転数Neとスロット
ル開度TVOからエンジントルクTeを算出し、算出さ
れたエンジントルクTeとトルクコンバータ入力軸の角
速度ωeを掛け合わせてトルクコンバータ入力軸の駆動
力Leを算出し、また、エンジン回転数とトルクコンバ
ータの回転数の速度比eから算出されたポンプ容量係数
Cp0とトルク比t0に、エンジン回転数Neの自乗値
Ne2と、トルクコンバータ出力軸の角速度ωtを掛け
て、トルクコンバータ出力軸の駆動力Ltを算出し、ト
ルクコンバータ入力軸の駆動力Leとトルクコンバータ
出力軸の駆動力Ltとの比からトルクコンバータ駆動力
比Rを算出するようにしたものである。
【0012】(6)上記目的を達成するために、本発明
は、トルクコンバータの特性を用いてトルクコンバータ
出力軸トルクを推定し、この推定されたトルクコンバー
タ出力軸トルクを用いて自動変速機を制御する自動変速
機の制御方法において、トルクコンバータのポンプ容量
特性若しくはトルク比特性の少なくとも一方を、自動変
速機油温及び、トルクコンバータの入力軸トルクと、ト
ルクコンバータの入力軸回転数と、トルクコンバータの
入力軸と出力軸の相対速度差と、トルクコンバータの入
力軸と出力軸の相対速度変化と、トルクコンバータの入
力軸と出力軸の駆動力比の5個の運転状態を示すパラメ
ータの内の少なくとも1つの運転状態を示すパラメータ
とを用いて補正した上で、トルクコンバータ出力軸トル
クを推定するようにしたものである。かかる方法によ
り、自動変速機油温以外の運転状態を示すパラメータを
も用いて、トルクコンバータ出力軸トルクを算出するた
め、トルクコンバータ出力軸トルクの誤差がさらに小さ
く、トルクコンバータ出力軸トルクを精度良く推定し得
るものとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図14を用いて、本
発明の一実施形態による自動変速機の制御装置の構成に
ついて説明する。最初に、図1を用いて、本実施形態に
よる自動変速機の制御装置の全体構成について説明す
る。図1は、本発明の一実施形態による自動変速機の制
御装置の全体構成を示すシステム構成図である。
【0014】エンジン10の駆動力は、自動変速機(A
T)20によって変速され、プロペラシャフト30及び
終減速機を兼ねる差動装置32を介して、駆動輪34に
伝達される。AT20の内部は、さらに、トルクコンバ
ータ22とギアトレイン24とに分かれている。AT2
0は、マイクロコンピュータ内蔵のAT電子制御装置
(ATCU)100によって制御される。ATCU10
0は、油圧回路26の油圧制御ソレノイドバルブ28を
介して、AT20を制御する。エアークリーナ40から
吸入された空気の吸入量は、スロットル制御器42によ
って制御される。吸気マニホールド44には、インジェ
クタ46が取り付けられており、吸入された空気に燃料
を噴射する。
【0015】マイクロコンピュータ内蔵のエンジン電子
制御装置(ECU)50には、クランク角センサ60,
吸入空気量を検出するエアーフローセンサ62,スロッ
トル制御器42に取り付けられたスロットルセンサ6
4,図示しないエンジン冷却水温センサ,エンジン排気
管中の排気ガスの酸素濃度を検出する酸素濃度センサ,
排気温度センサ等のセンサ情報が入力され、エンジン回
転数他の諸演算を実行して、インジェクタ46に開弁駆
動信号を出力し燃料量を制御し、また、アイドルスピー
ドコントロールバルブ(ISC)48に開弁駆動信号を
出力し、補助空気量を制御し、また、図示しない点火プ
ラグに点火信号を出力して点火時期を制御する等、種々
の制御を実行する。
【0016】ATCU100は、タービン回転数を検出
するタービンセンサ66,AT出力軸回転数を検出する
車速センサ68,ATF(AT油)温度センサ70等の
センサ情報、およびECU50からのエンジン回転数や
スロットル開度等の信号等が入力され、演算を実行し
て、油圧回路26に装着された油圧制御用ソレノイドバ
ルブ28に開弁駆動信号を出力する。
【0017】なお、以上の例では、エンジン吸入空気量
の検出をエアーフローセンサ62により直接行う方式に
ついて示しているが、本発明はこれに限定されることな
く、例えば、吸入マニホールド44内の圧力と吸入空気
温度より計算により空気量を算出する方式、スロットル
開度とエンジン回転数より計算により空気量を算出する
方式等いずれでも良いものである。また、本例では、A
TCUとECUを各々別個に設けたものを示している
が、本発明はこれに限定されることはなく、ATCUと
ECUを一体にしたものでもよいものである。さらに、
本例では、フロントエンジン,リアドライブ方式の構成
例を示したが、本発明はこれに限定されることなく、フ
ロントエンジン,フロントドライブ方式、リアエンジ
ン,リアドライブ方式、4輪駆動方式等いずれの方式で
もよいものである。
【0018】次に、図2を用いて、本実施形態による自
動変速機の制御装置に用いるトルク推定手段の構成につ
いて説明する。図2は、本発明の一実施形態による自動
変速機の制御装置に用いるトルク推定手段の構成を示す
ブロック図である。
【0019】本実施形態によるトルク推定手段100A
は、図1において説明したATCU100の中に備えら
れており、トルクコンバータ特性(ポンプ容量係数や、
トルク比特性)を用いて、トルクコンバータの出力軸ト
ルクを推定するものである。ATCU100は、トルク
推定手段100Aによって推定された出力軸トルク(駆
動トルク)に基づいて、走行負荷推定,勾配推定を行
い、自動変速機(AT)20を制御する。
【0020】トルク推定手段100Aは、速度比(e)
算出手段105と、ポンプ容量(Cp)算出手段110
と、運転状態パラメータ算出手段115と、ポンプ容量
補正手段120と、ポンプ容量補正係数算出手段125
と、エンジン回転数自乗算出手段130と、ポンプトル
ク(Tp)算出手段135と、トルク比(t)算出手段
140と、トルク比補正手段145と、トルク比補正係
数算出手段150と、タービントルク(Tt)算出手段
155と、ギア比(r)算出手段160と、出力軸トル
ク(To)算出手段165と、終減速比記憶手段170
と、駆動輪トルク(TD)算出手段175とを備えてい
る。
【0021】速度比(e)算出手段105は、エンジン
回転数Ne(トルクコンバータの入力軸回転数)とター
ビン回転数Nt(トルクコンバータの出力軸回転数)の
比を式(1)に基づいて求めて、 e=Nt/Ne …(1) より、トルクコンバータの速度比eを算出する。
【0022】ポンプ容量(Cp)算出手段110は、予
め記憶しておいたトルクコンバータのポンプ容量係数特
性(e−Cp特性)を用いて、速度比(e)算出手段1
05によって算出されたトルクコンバータの速度比eか
らポンプ容量係数Cpを算出する。
【0023】運転状態パラメータ算出手段115は、以
下に説明するように、エンジン回転数Ne(トルクコン
バータの入力軸回転数)と、タービン回転数Nt(トル
クコンバータの出力軸回転数)と、スロットル開度Tv
oと、AT20の油温TATFとに基づいて、運転状態を
示すパラメータであるAT20の油温TATFと、エンジ
ントルクTeと、エンジン回転数Neと、トルクコンバ
ータ相対速度差ΔNと、トルクコンバータ相対速度比Δ
Vと、トルクコンバータ駆動力比Rを算出する。
【0024】第1に、運転状態パラメータ算出手段11
5は、入力したエンジン回転数Neとスロットル開度T
VOからエンジントルクTeを算出する。ここで、エン
ジントルクTeは、トルクコンバータ入力軸トルクにな
る。
【0025】第2に、運転状態パラメータ算出手段11
5は、入力したエンジン回転数(トルクコンバータ入力
軸回転数)Neと、タービン回転数(トルクコンバータ
出力軸回転数)Ntとの差分を算出し、トルクコンバー
タ相対速度差ΔNとして出力する。
【0026】第3に、運転状態パラメータ算出手段11
5は、入力したエンジン回転数Neを角速度に直すため
に2π/60を掛け、さらに時間微分をとってエンジン
回転数Neの速度変化分ΔVeを算出する。同様にし
て、入力したタービン回転数Ntの速度変化分ΔVtを
算出する。さらに、エンジン回転数Neの速度変化分Δ
Vとタービン回転数Ntの速度変化分ΔVtの差分を算
出して、トルクコンバータ相対速度比ΔVとして出力す
る。なお、トルクコンバータ相対速度比ΔVに代わり
に、エンジン回転数Neの速度変化分ΔVe若しくはタ
ービン回転数Ntの速度変化分ΔVtを出力して、運転
状態のパラメータとすることもできる。
【0027】第4に、運転状態パラメータ算出手段11
5は、入力したエンジン回転数Neとスロットル開度T
VOからエンジントルクTeを算出する。一方、エンジ
ン回転数Neに2π/60を掛けてトルクコンバータ入
力軸の角速度ωeを算出する。そして、算出されたエン
ジントルクTeと角速度ωeを掛け合わせることで、ト
ルクコンバータ入力軸の駆動力Leを得る。また、予め
記憶しておいた基準となるポンプ容量係数,トルク比特
性より、速度比(e)算出手段105によって求められ
た速度比eからトルクコンバータ出力軸の駆動力計算用
のポンプ容量係数Cp0,トルク比t0を算出する。次
に、算出されたポンプ容量係数Cp0及びトルク比t0
の値に、後述するエンジン回転数自乗算出手段130に
よって算出されたエンジン回転数Neの自乗値Ne2
次掛け合わせることにより、トルクコンバータ出力軸の
駆動力計算用のタービントルクTt0を算出する。さら
に、算出されたタービン回転数Ntに2π/60を掛け
てトルクコンバータ出力軸の角速度ωtを算出し、この
角速度ωtに前で求めたタービントルクTt0をさらに
掛けてトルクコンバータ出力軸の駆動力Ltを求める。
そして、最後に、上述の方法で算出されたトルクコンバ
ータ入力軸の駆動力Leとトルクコンバータ出力軸の駆
動力Ltとの比を計算し、トルクコンバータ駆動力比R
を出力する。なお、トルクコンバータ駆動力比Rの代わ
りに、トルクコンバータ入力軸の駆動力Le若しくはト
ルクコンバータ出力軸の駆動力Ltを出力して、運転状
態のパラメータとすることもできる。
【0028】なお、第5,第6として、運転状態パラメ
ータ算出手段115は、エンジン回転数Ne(トルクコ
ンバータの入力軸回転数)と、AT20の油温TATFと
は、入力した信号が、そのまま、エンジン回転数Ne及
びAT20の油温TATFとして出力する。
【0029】ポンプ容量補正手段120は、ポンプ補正
係数算出手段125によって算出されたポンプ補正係数
に基づいて、ポンプ容量(Cp)算出手段110によっ
て算出されたポンプ容量係数Cpを補正して、補正され
たポンプ容量係数Cp’を出力する。
【0030】ここで、図3〜図8を用いて、ポンプ補正
係数算出手段125によって算出されるポンプ補正係数
について説明する。最初に、図3を用いて、自動変速機
油温TATFによるポンプ容量係数の補正係数について説
明する。
【0031】自動変速機の油温TATFによるポンプ容量
係数Cpの補正係数Kcp1は、図3に示すようなものと
なる。そこで、ポンプ補正係数算出手段125の中に、
図3に示すような各TATF毎の補正係数を、テーブルデ
ータとして予め記憶しておくか、関数式として記憶して
おき、TATFから計算により求める。補正後のポンプ容
量係数をCp´とすると、ポンプ容量補正手段120
は、ポンプ容量(Cp)算出手段110によって算出さ
れたポンプ容量係数Cpと、補正係数Kcp1に基づい
て、以下の式(2)により、 Cp´=Kcp1・Cp …(2) として算出することができる。
【0032】次に、図4を用いて、エンジントルクTe
によるポンプ容量係数の補正係数について説明する。エ
ンジントルクTeによるポンプ容量係数Cpの補正係数
Kcp2は、図4に示すようなものとなる。そこで、ポン
プ補正係数算出手段125の中に、図4に示すような各
Te毎の補正係数を、テーブルデータとして予め記憶し
ておくか、関数式として記憶しておき、Teから計算に
より求める。補正後のポンプ容量係数をCp´とする
と、ポンプ容量補正手段120は、ポンプ容量(Cp)
算出手段110によって算出されたポンプ容量係数Cp
と、補正係数Kcp2に基づいて、以下の式(3)によ
り、 Cp´=Kcp2・Cp …(3) として算出することができる。
【0033】次に、図5を用いて、エンジン回転数Ne
によるポンプ容量係数の補正係数について説明する。エ
ンジン回転数Neによるポンプ容量係数Cpの補正係数
Kcp3は、図5に示すようなものとなる。そこで、ポン
プ補正係数算出手段125の中に、図5に示すような各
Ne毎の補正係数を、テーブルデータとして予め記憶し
ておくか、関数式として記憶しておき、Neから計算に
より求める。補正後のポンプ容量係数をCp´とする
と、ポンプ容量補正手段120は、ポンプ容量(Cp)
算出手段110によって算出されたポンプ容量係数Cp
と、補正係数Kcp3に基づいて、以下の式(4)によ
り、 Cp´=Kcp3・Cp …(4) として算出することができる。
【0034】次に、図6を用いて、トルクコンバータ相
対速度差ΔNによるポンプ容量係数の補正係数について
説明する。トルクコンバータ相対速度差ΔNによるポン
プ容量係数Cpの補正係数Kcp4は、図6に示すような
ものとなる。そこで、ポンプ補正係数算出手段125の
中に、図6に示すような各ΔN毎の補正係数を、テーブ
ルデータとして予め記憶しておくか、関数式として記憶
しておき、ΔNから計算により求める。補正後のポンプ
容量係数をCp´とすると、ポンプ容量補正手段120
は、ポンプ容量(Cp)算出手段110によって算出さ
れたポンプ容量係数Cpと、補正係数Kcp4に基づい
て、以下の式(5)により、 Cp´=Kcp4・Cp …(5) として算出することができる。なお、運転状態パラメー
タ算出手段115が、トルクコンバータ相対速度比ΔV
に代わりに、エンジン回転数Neの速度変化分ΔVe若
しくはタービン回転数Ntの速度変化分ΔVtを出力す
る場合には、これらの速度変化分ΔVe,ΔVtによ
り、補正係数を求め、この補正係数により、補正後のポ
ンプ容量係数をCp´を算出してもよいものである。
【0035】次に、図7を用いて、トルクコンバータ相
対速度比ΔVによるポンプ容量係数の補正係数について
説明する。トルクコンバータ相対速度比ΔVによるポン
プ容量係数Cpの補正係数Kcp5は、図7に示すような
ものとなる。そこで、ポンプ補正係数算出手段125の
中に、図7に示すような各ΔV毎の補正係数を、テーブ
ルデータとして予め記憶しておくか、関数式として記憶
しておき、ΔVから計算により求める。補正後のポンプ
容量係数をCp´とすると、ポンプ容量補正手段120
は、ポンプ容量(Cp)算出手段110によって算出さ
れたポンプ容量係数Cpと、補正係数Kcp5に基づい
て、以下の式(6)により、 Cp´=Kcp5・Cp …(6) として算出することができる。
【0036】なお、運転状態パラメータ算出手段115
が、トルクコンバータ駆動力比Rの代わりに、トルクコ
ンバータ入力軸の駆動力Le若しくはトルクコンバータ
出力軸の駆動力Ltを出力する場合には、これらの駆動
力Le,Ltにより、補正係数を求め、この補正係数に
より、補正後のポンプ容量係数をCp´を算出してもよ
いものである。
【0037】次に、図8を用いて、トルクコンバータ駆
動力比Rによるポンプ容量係数の補正係数について説明
する。トルクコンバータ駆動力比Rによるポンプ容量係
数Cpの補正係数Kcp6は、図8に示すようなものとな
る。そこで、ポンプ補正係数算出手段125の中に、図
8に示すような各R毎の補正係数を、テーブルデータと
して予め記憶しておくか、関数式として記憶しておき、
Rから計算により求める。補正後のポンプ容量係数をC
p´とすると、ポンプ容量補正手段120は、ポンプ容
量(Cp)算出手段110によって算出されたポンプ容
量係数Cpと、補正係数Kcp6に基づいて、以下の式
(7)により、 Cp´=Kcp6・Cp …(7) として算出することができる。
【0038】なお、ポンプ容量補正手段120は、ポン
プ容量補正係数算出手段125が出力するそれぞれの補
正係数Kcp1,Kcp2,Kcp3,Kcp4,Kcp5,Kcp6に基
づいて補正するものであるため、以下の式(8)によ
り、 Cp´=(Kcp1・ Kcp2・ Kcp3・ Kcp4・ Kcp5・ Kcp6)・Cp…(8 ) として算出する。
【0039】一方、エンジン回転数自乗算出手段130
は、エンジン回転数Neの自乗値Ne2を算出する。
【0040】トルクコンバータの入力トルク,即ち、ポ
ンプトルクTpは、式(9)で表せる。 Tp=Cp’・Ne2 …(9) そこで、ポンプトルク(Tp)算出手段135は、ポン
プ容量補正手段120によって補正されたポンプ容量C
p’と、エンジン回転数自乗算出手段130によって算
出されたエンジン回転数Neの自乗値Ne2に基づい
て、式(9)に従って、ポンプトルクTpを算出する。
【0041】一方、トルク比(t)算出手段140は、
予め記憶しておいたトルクコンバータのトルク比特性
(e−t特性)を用いて、速度比(e)算出手段105
によって算出されたトルクコンバータの速度比eから、
トルク比tを算出する。
【0042】トルク比補正手段145は、トルク比補正
係数算出手段150によって算出されたポンプ補正係数
に基づいて、ポンプトルク(Tp)算出手段135によ
って算出されたポンプトルクTpを補正して、補正され
たポンプトルクTp’を出力する。
【0043】ここで、図9〜図14を用いて、トルク比
補正係数算出手段150によって算出されるポンプ補正
係数について説明する。最初に、図9を用いて、自動変
速機油温TATFによるトルク比係数の補正係数について
説明する。自動変速機の油温TATFによるトルク比係数
Tpの補正係数Ktp1は、図9に示すようなものとな
る。そこで、トルク比補正係数算出手段150の中に、
図9に示すような各TATF毎の補正係数を、テーブルデ
ータとして予め記憶しておくか、関数式として記憶して
おき、TATFから計算により求める。補正後のトルク比
係数をTp´とすると、トルク比補正手段145は、ポ
ンプトルク(Tp)算出手段135によって算出された
トルク比係数Tpと、補正係数Ktp1に基づいて、以下
の式(10)により、 Tp´=Ktp1・Tp …(10) として算出することができる。
【0044】次に、図10を用いて、エンジントルクT
eによるトルク比係数の補正係数について説明する。エ
ンジントルクTeによるトルク比係数Tpの補正係数K
tp2は、図10に示すようなものとなる。そこで、トル
ク比補正係数算出手段150の中に、図10に示すよう
な各Te毎の補正係数を、テーブルデータとして予め記
憶しておくか、関数式として記憶しておき、Teから計
算により求める。補正後のトルク比係数をTp´とする
と、トルク比補正手段145は、ポンプトルク(Tp)
算出手段135によって算出されたトルク比係数Tp
と、補正係数Ktp2に基づいて、以下の式(11)によ
り、 Tp´=Ktp2・Tp …(11) として算出することができる。
【0045】次に、図11を用いて、エンジン回転数N
eによるトルク比係数の補正係数について説明する。エ
ンジン回転数Neによるトルク比係数Tpの補正係数K
tp3は、図11に示すようなものとなる。そこで、トル
ク比補正係数算出手段150の中に、図11に示すよう
な各Ne毎の補正係数を、テーブルデータとして予め記
憶しておくか、関数式として記憶しておき、Neから計
算により求める。補正後のトルク比係数をTp´とする
と、トルク比補正手段145は、ポンプトルク(Tp)
算出手段135によって算出されたトルク比係数Tp
と、補正係数Ktp3に基づいて、以下の式(12)によ
り、 Tp´=Ktp3・Tp …(12) として算出することができる。
【0046】次に、図12を用いて、トルクコンバータ
相対速度差ΔNによるトルク比係数の補正係数について
説明する。トルクコンバータ相対速度差ΔNによるトル
ク比係数Tpの補正係数Ktp4は、図12に示すような
ものとなる。そこで、トルク比補正係数算出手段150
の中に、図12に示すような各ΔN毎の補正係数を、テ
ーブルデータとして予め記憶しておくか、関数式として
記憶しておき、ΔNから計算により求める。補正後のト
ルク比係数をTp´とすると、トルク比補正手段145
は、ポンプトルク(Tp)算出手段135によって算出
されたトルク比係数Tpと、補正係数Ktp4に基づい
て、以下の式(13)により、 Tp´=Ktp4・Tp …(13) として算出することができる。
【0047】次に、図13を用いて、トルクコンバータ
相対速度比ΔVによるトルク比係数の補正係数について
説明する。トルクコンバータ相対速度比ΔVによるトル
ク比係数Tpの補正係数Ktp5は、図13に示すような
ものとなる。そこで、トルク比補正係数算出手段150
の中に、図13に示すような各ΔV毎の補正係数を、テ
ーブルデータとして予め記憶しておくか、関数式として
記憶しておき、ΔVから計算により求める。補正後のト
ルク比係数をTp´とすると、トルク比補正手段145
は、ポンプトルク(Tp)算出手段135によって算出
されたトルク比係数Tpと、補正係数Ktp5に基づい
て、以下の式(14)により、 Tp´=Ktp5・Tp …(14) として算出することができる。
【0048】次に、図14を用いて、トルクコンバータ
駆動力比Rによるトルク比係数の補正係数について説明
する。トルクコンバータ駆動力比Rによるトルク比係数
Tpの補正係数Ktp6は、図14に示すようなものとな
る。そこで、トルク比補正係数算出手段150の中に、
図14に示すような各R毎の補正係数を、テーブルデー
タとして予め記憶しておくか、関数式として記憶してお
き、Rから計算により求める。補正後のトルク比係数を
Tp´とすると、トルク比補正手段145は、ポンプト
ルク(Tp)算出手段135によって算出されたトルク
比係数Tpと、補正係数Ktp6に基づいて、以下の式
(15)により、 Tp´=Ktp6・Tp …(15) として算出することができる。
【0049】なお、トルク比補正手段145は、トルク
比補正係数算出手段150が出力するそれぞれの補正係
数Ktp1,Ktp2,Ktp3,Ktp4,Ktp5,Ktp6に基づい
て補正するものであるため、以下の式(16)により、 Tp´=(Ktp1・ Ktp2・ Ktp3・ Ktp4・ Ktp5・ Ktp6)・Tp…(1 6) として算出する。
【0050】タービントルク(Tt)算出手段155
は、ポンプトルク(Tp)算出手段135によって算出
されたポンプトルクTp’と、トルク比補正手段145
によって補正されたタービントルクt’に基づいて、式
(17)により、トルクコンバータ出力軸トルク(ギア
トレインへの入力トルク),即ち、タービントルクTt
を、 Tt=t’・Tp’ …(17) として算出する。
【0051】一方、ギア比(r)算出手段160は、ギ
ア位置信号Gpを入力してギア比rを算出する。出力軸
トルク(To)算出手段165は、タービントルク(T
t)算出手段155によって算出されたタービントルク
Ttと、ギア比(r)算出手段160によって算出され
たギア比r(Gp)から、式(18)により、自動変速
機出力軸トルクToを、 To=Tt・r(Gp) …(18) として算出する。
【0052】駆動輪トルク(TD)算出手段175は、
ギア比(r)算出手段160によって算出されたギア比
rと、終減速比記憶手段170に予め記憶されているお
いた終減速比rfを用いて、式(19)式により、駆動
輪トルクTDを、 TD=To・rf …(19) として算出する。
【0053】以上により、エンジン回転数Neとタービ
ン回転数Ntを所定時間(例えば10m秒)毎に取り込
み、トルクコンバータ特性を利用して 、ポンプトルク
Tp,補正されたポンプトルクTp’,タービントルク
Tt,補正されたタービントルクTt’,自動変速機出
力軸トルクTo,駆動輪トルクTDを算出でき、ほぼ実
時間でトルクを推定できる。
【0054】以上のように、本実施形態においては、ト
ルクコンバータ出力軸トルクを求める際に、自動変速機
油温のみならず、トルクコンバータの入力軸トルクや,
トルクコンバータの入力軸回転数や,トルクコンバータ
の入力軸と出力軸の相対速度差や,トルクコンバータの
入力軸と出力軸の相対速度変化や,トルクコンバータの
入力軸と出力軸の駆動力比等の運転状態を示すパラメー
タを用いて補正するようにしているため、さらに、精度
良くトルクコンバータ出力軸トルクを推定することが可
能となる。
【0055】なお、以上の説明では、自動変速機油温
と、トルクコンバータの入力軸トルクと、トルクコンバ
ータの入力軸回転数と、トルクコンバータの入力軸と出
力軸の相対速度差と、トルクコンバータの入力軸と出力
軸の相対速度変化と、トルクコンバータの入力軸と出力
軸の駆動力比の6個の運転状態を示すパラメータを用い
て、トルクコンバータ出力軸トルクを求めるようにして
いるが、本実施形態はこれに限定されるものでなく、自
動変速機油温の他に、トルクコンバータの入力軸トルク
と、トルクコンバータの入力軸回転数と、トルクコンバ
ータの入力軸と出力軸の相対速度差と、トルクコンバー
タの入力軸と出力軸の相対速度変化と、トルクコンバー
タの入力軸と出力軸の駆動力比の5個の運転状態を示す
パラメータの内の少なくとも1つの運転状態を示すパラ
メータを用いて、トルクコンバータ出力軸トルクを求め
ることにより、自動変速機油温のみを用いてトルクコン
バータ出力軸トルクを求めた場合よりもその算出精度を
向上できるものである。
【0056】また、トルクコンバータ出力軸トルクを求
める際に、ポンプ容量係数Cpとトルク比tの両方の補
正を行うようにしているが、これは、いずれか一方のみ
の補正でも、補正精度を向上できるものである。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
トルクコンバータ出力軸トルクの誤差がさらに小さく、
トルクコンバータ出力軸トルクを精度良く推定すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による自動変速機の制御装
置の全体構成を示すシステム構成図である。
【図2】本発明の一実施形態による自動変速機の制御装
置に用いるトルク推定手段の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態による自動変速機の制御装
置に用いる自動変速機油温によるポンプ容量係数の補正
係数の説明図である。
【図4】本発明の一実施形態による自動変速機の制御装
置に用いるエンジントルクTeによるポンプ容量係数の
補正係数の説明図である。
【図5】本発明の一実施形態による自動変速機の制御装
置に用いるエンジン回転数Neによるポンプ容量係数の
補正係数の説明図である。
【図6】本発明の一実施形態による自動変速機の制御装
置に用いるトルクコンバータ相対速度差ΔNによるポン
プ容量係数の補正係数の説明図である。
【図7】本発明の一実施形態による自動変速機の制御装
置に用いるトルクコンバータ相対速度比ΔVによるポン
プ容量係数の補正係数の説明図である。
【図8】本発明の一実施形態による自動変速機の制御装
置に用いるトルクコンバータ駆動力比Rによるポンプ容
量係数の補正係数の説明図である。
【図9】本発明の一実施形態による自動変速機の制御装
置に用いる自動変速機油温によるトルク比係数の補正係
数の説明図である。
【図10】本発明の一実施形態による自動変速機の制御
装置に用いるエンジントルクTeによるトルク比係数の
補正係数の説明図である。
【図11】本発明の一実施形態による自動変速機の制御
装置に用いるエンジン回転数Neによるトルク比係数の
補正係数の説明図である。
【図12】本発明の一実施形態による自動変速機の制御
装置に用いるトルクコンバータ相対速度差ΔNによるト
ルク比係数の補正係数の説明図である。
【図13】本発明の一実施形態による自動変速機の制御
装置に用いるトルクコンバータ相対速度比ΔVによるト
ルク比係数の補正係数の説明図である。
【図14】本発明の一実施形態による自動変速機の制御
装置に用いるトルクコンバータ駆動力比Rによるトルク
比係数の補正係数の説明図である。
【符号の説明】
10…エンジン 20…AT 22…トルクコンバータ 24…ギアトレイン 26…ATの油圧回路 28…油圧制御用ソレノイドバルブ 30…駆動軸(プロペラシャフト) 32…差動装置 34…駆動輪 40…エアクリーナ 42…スロットル制御器 44…吸入マニホールド 46…インジェクタ 48…アイドルスピードコントロールバルブ(ISC) 50…ECU 60…クラッチ 62…エアフロ−センサ 64…スロットルセンサ 66…タービンセンサ 68…車速センサ 100…ATCU 100A…トルク推定手段 105…速度度比(e)算出手段 110…ポンプ容量(Cp)算出手段 115…運転状態パラメータ算出手段 120…ポンプ容量補正手段 125…ポンプ容量補正係数算出手段 130…エンジン回転数自乗算出手段 135…ポンプトルク(Tp)算出手段 140…トルク比(t)算出手段 145…トルク比補正手段 150…トルク比補正係数算出手段 155…タービントルク(Tt)算出手段 160…ギア比(r)算出手段 165…出力軸トルク(To)算出手段 170…終減速比記憶手段 175…駆動輪トルク(TD)算出手段
フロントページの続き (72)発明者 黒岩 弘 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所 自動車機器事業 部内 (72)発明者 箕輪 利通 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 野田 淳一 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式 会社 日立カーエンジニアリング内 (56)参考文献 特開 平4−29667(JP,A) 特開 平8−121581(JP,A) 特開 平5−44822(JP,A) 特開 平4−8961(JP,A) 特開 平11−94057(JP,A) 特開 平9−100901(JP,A) 特開2000−193079(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 61/12 F16H 61/16 - 61/24 F16H 63/40 - 63/48

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トルクコンバータの特性を用いてトルクコ
    ンバータ出力軸トルクを推定するトルク推定手段を有
    し、このトルク推定手段によって推定されたトルクコン
    バータ出力軸トルクを用いて自動変速機を制御する自動
    変速機の制御装置において、 上記トルク推定手段は、トルクコンバータのポンプ容量
    特性若しくはトルク比特性の少なくとも一方を、自動変
    速機油温及び、トルクコンバータの入力軸トルクと、ト
    ルクコンバータの入力軸回転数と、トルクコンバータの
    入力軸と出力軸の相対速度差と、トルクコンバータの入
    力軸の速度変化分と、トルクコンバータの出力軸の速度
    変化分と、トルクコンバータの入力軸と出力軸の相対速
    度変化分と、トルクコンバータの入力軸の駆動力と、ト
    ルクコンバータの出力軸の駆動力と、トルクコンバータ
    の入力軸と出力軸の駆動力比との運転状態を示すパラメ
    ータの内の少なくとも1つの運転状態を示すパラメータ
    とを用いて補正した上で、トルクコンバータ出力軸トル
    クを推定することを特徴とする自動変速機の制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動変速機の制御装置にお
    いて、 上記トルク推定手段は、エンジン回転数Neとスロット
    ル開度TVOから上記エンジントルクTeを算出するこ
    とを特徴とする自動変速機の制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の自動変速機の制御装置にお
    いて、 上記トルク推定手段は、エンジン回転数Neと、タービ
    ン回転数Ntとの差からトルクコンバータ相対速度差Δ
    Nを算出することを特徴とする自動変速機の制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の自動変速機の制御装置にお
    いて、 上記トルク推定手段は、エンジン回転数Neを角速度に
    変換し、さらに時間微分をとってエンジン回転数Neの
    速度変化分ΔVeを算出し、また、タービン回転数Nt
    の速度変化分ΔVtを算出し、さらに、エンジン回転数
    Neの速度変化分ΔVとタービン回転数Ntの速度変化
    分ΔVtの差分からトルクコンバータ相対速度比ΔVを
    算出することを特徴とする自動変速機の制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の自動変速機の制御装置にお
    いて、 上記トルク推定手段は、エンジン回転数Neとスロット
    ル開度TVOからエンジントルクTeを算出し、算出さ
    れたエンジントルクTeとトルクコンバータ入力軸の角
    速度ωeを掛け合わせてトルクコンバータ入力軸の駆動
    力Leを算出し、 また、エンジン回転数とトルクコンバータの回転数の速
    度比eから算出されたポンプ容量係数Cp0とトルク比
    t0に、エンジン回転数Neの自乗値Ne2と、 トルクコンバータ出力軸の角速度ωtを掛けて、トルク
    コンバータ出力軸の駆動力Ltを算出し、 トルクコンバータ入力軸の駆動力Leとトルクコンバー
    タ出力軸の駆動力Ltとの比からトルクコンバータ駆動
    力比Rを算出することを特徴とする自動変速機の制御装
    置。
  6. 【請求項6】トルクコンバータの特性を用いてトルクコ
    ンバータ出力軸トルクを推定し、この推定されたトルク
    コンバータ出力軸トルクを用いて自動変速機を制御する
    自動変速機の制御方法において、 トルクコンバータのポンプ容量特性若しくはトルク比特
    性の少なくとも一方を、自動変速機油温及び、トルクコ
    ンバータの入力軸トルクと、トルクコンバータの入力軸
    回転数と、トルクコンバータの入力軸と出力軸の相対速
    度差と、トルクコンバータの入力軸と出力軸の相対速度
    変化と、トルクコンバータの入力軸と出力軸の駆動力比
    の5個の運転状態を示すパラメータの内の少なくとも1
    つの運転状態を示すパラメータとを用いて補正した上
    で、トルクコンバータ出力軸トルクを推定することを特
    徴とする自動変速機の制御方法。
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