JPH092106A - パワ−トレイン制御装置およびそのシステム - Google Patents

パワ−トレイン制御装置およびそのシステム

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JPH092106A
JPH092106A JP7154790A JP15479095A JPH092106A JP H092106 A JPH092106 A JP H092106A JP 7154790 A JP7154790 A JP 7154790A JP 15479095 A JP15479095 A JP 15479095A JP H092106 A JPH092106 A JP H092106A
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engine
input
automatic transmission
torque
speed
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JP7154790A
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Masahiko Ibamoto
正彦 射場本
Hiroshi Kuroiwa
弘 黒岩
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Hitachi Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】自動変速機のタービンセンサが故障した場合で
も、入力回転数を推定計算して制御を続けられる、高信
頼性変速制御装置を提供すること。 【構成】通常時はタービンセンサを用いて高精度の変速
制御やライン圧制御を行い、タービンセンサの故障時に
はタービンセンサ以外の入力情報を用いてタービン回転
数を推定計算する。変速中でない場合には車速信号とギ
ア比から自動変速機の入力回転数を計算して求める。変
速中の場合にはエンジントルクマップ特性を利用して、
トルクコンバータの入力トルク(ポンプトルク)を求
め、さらに、自動変速機の入力トルク、自動変速機の入
力回転数を推定して求める。ここで変速開始時に補機ト
ルク値を学習して補機トルク分を修正するとともに、エ
ンジンの慣性モーメントによるトルクを補正して、自動
変速機の入力回転数、自動変速機の入力トルクの高精度
推定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンの駆動力を自動
変速機で変速し車輪に伝達する動力伝達機構を備える自
動車のパワ−トレイン制御装置に係わり、特に自動変速
機、エンジンを制御するときにトルクセンサ、入力軸回
転数(タ−ビン)センサなしで、高精度に駆動力制御を
実現できる制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンの駆動力を自動変速機で
変速し車輪に伝達する機構を備える自動車で、自動変速
機の入力回転数(以下タービン回転数と呼ぶ)を用いて
制御を行いたい場合は、「Holdモード付き電子制御
自動変速機」(自動車技術,Vol42,No.8,1988,p1017)
の図のように外側に溝を彫った円盤(ロータ)を自動変
速機の入力軸に設置しその溝を電磁ピックアップ(以下
タービンセンサと呼ぶ)によって検出して入力回転数の
回転周期や回転周波数を計測していた。自動変速機の入
力回転数を用いてエンジン、自動変速機の制御を行うも
のとしては特願平4-63414号公報がある。
【0003】上記従来技術ではタービン回転数の検出に
溝を彫った円盤とタービンセンサを必要としていたた
め、コストがかかり、重量が増加してしまうという第1
の欠点があった。
【0004】またタービンセンサの断線やその入力回路
の故障が生じると、入力回転数を用いた制御が正常にで
きなくなり、変速ショックが生じたりロックアップクラ
ッチが焼損したりする第2の欠点があった。
【0005】上記第1の欠点を解決するため、特願平5
−13246号公報では、スロットル開度とエンジン吸
入空気量と燃料噴射量の少なくとも一つの情報とエンジ
ン回転数からマップを用いてエンジントルクを推定し、
さらに推定したエンジントルクをエンジン回転数の2乗
で除したものからマップを用いてエンジン回転数と自動
変速機の入力回転数の比である速度比を推定し、推定し
た速度比をエンジン回転数で除して自動変速機の入力回
転数を推定する、という方法を提案している。
【0006】また、特願平5−68846号公報には、
エンジン補機、例えばエアコンのコンプレッサ、オルタ
ネ−タ、パワ−ステアリング用油圧ポンプ等の負荷変化
に応じて、エンジン補機を駆動するに要するトルク、す
なわち、補機トルクが変化し、エンジントルクがトルク
コンバータの入力トルク(ポンプトルク)と等しくなら
ない点を改良したものが記載されている。
【0007】さらに特願平6−172312号公報に
は、変速中のエンジン回転数の変化を考慮し、エンジン
およびトルクコンバータのポンプ側部分の有する慣性モ
ーメントによる過渡的トルク変化分を補正して、より正
確な計算を行う方式が記載せれている。
【0008】しかしこれらの方法はあくまでタービン回
転数を推定するものであるので、多少の計算誤差や計算
遅れ時間を含んでおり、タービンセンサを用いるより制
御精度が劣るという第3の欠点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的とすると
ころは、上記第2,第3の欠点を解決することにある。
すなわち自動変速機にタービンセンサを設けて高精度の
変速制御を行うとともに、タービンセンサが使えないよ
うな故障が生じても、障害が発生しないような信頼性の
高い変速機制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、トルクコン
バータを備えた自動変速機を制御する制御装置と、前記
自動変速機の入力回転数を検出する入力回転数センサ
と、前記自動変速機の出力軸回転数と前記自動変速機の
ギア比の情報より、入力回転数を演算する演算手段と、
自動変速機につながれたエンジンのスロットル開度と前
記エンジンの回転数の情報より入力回転数を推定する推
定手段とを備えた自動車のパワートレイン制御装置にお
いて、前記入力回転数センサからの信号と前記演算手段
からの信号と前記推定手段からの信号とを切り替えて出
力する切り替え手段を備え、前記切り替え手段からの出
力信号を前記自動変速機及び前記エンジンの制御に利用
することによって達成される。
【0011】
【作用】上記手段を備えることにより、通常はタービン
センサにより高精度にタービン回転数を検出して精密な
制御を行うとともに、タービンセンサまたはその入力回
路の故障時には、自動変速機が変速中か否か判別し、変
速中でない場合には変速機出力軸に設けた車速センサ出
力にギア比を掛けてタービン回転数を計算する。また、
変速中の場合にはエンジントルクマップ特性を利用し
て、トルクコンバータの入力トルク(ポンプトルク)を
求め、さらに、自動変速機の入力トルク、タービン回転
数を推定して求める。
【0012】この時、補機トルク分の修正および慣性モ
ーメント分の修正を行うために、前記特願平5−688
46および特願平6−172312の方法を適用する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明のシステム構成図である。1は
エンジン、2は自動変速機(以下ATと略す)、3はプ
ロペラシャフト、4は終減速機を兼ねる差動装置、5は
駆動輪、6はATの油圧回路、7はマイクロコンピュ−
タ内蔵のATのコントロ−ルユニット(電子制御装
置)、ここではATCUと称す。8はマイクロコンピュ
−タ内蔵のエンジンのコントロ−ルユニット(電子制御
装置)、ここではECUと称す。9はエア−クリ−ナ、
10はエア−フロ−センサ、11はスロットル制御器、
12は吸入マニホ−ルド、13は燃料を噴射するインジ
ェクタである。ATの内部はさらにトルクコンバ−タ1
4とギアトレイン15に分かれており、タービン回転数
を検出するタービンセンサ16およびAT出力軸回転数
を検出するAT出力軸回転センサ17が付設されてい
る。ECU8にはクランク角センサ、エア−フロ−セン
サ10、スロットルセンサ18等の情報が入力され、エ
ンジン回転数信号他の諸演算を実行して、インジェクタ
13に開弁駆動信号を出力し燃料量を制御、また、アイ
ドルスピ−ドコントロ−ルバルブISC19に開弁駆動
信号を出力し補正空気量を制御、また、図示していない
が、点火プラグに点火信号を出力し点火時期を制御等、
種々の制御を実行する。一方、ATCU7にはタービン
センサ16、AT出力軸回転センサ17、AT油温セン
サ等からの信号、および、ECU8からのエンジン回転
数、スロットル開度信号等が入力され諸演算を実行し
て、油圧回路6に装着された油圧制御、切り換え電磁弁
20開弁駆動信号、ISC19駆動信号、点火時期修正
信号等を出力するようになっている。
【0014】上記したATCU,ECUのごとき制御装
置の構成例を図2に示す。制御装置は少なくともCPU
33とROM35とRAM36と入出力インタフェース
回路38から成り、図1に示したようにATCU7とE
CU8をLANで結ぶ場合はLAN制御回路37が必要
である。
【0015】図3はタービンセンサを用いずに自動変速
機入力トルクTt(以後、タ−ビントルクと称す)とタ
ービン回転数Ntを推定するブロック図である。非変速
中には計算結果選択部58は非変速側を選択している。
図では判り易くスイッチとして描いているが、実際はコ
ンピュータプログラムによる選択ロジックである。
【0016】ギア位置信号GPを入力してブロック40
ではギア比r(GP)を求める。一方、AT出力軸回転セン
サ17からの自動変速機出力軸回転数VSP(以後、車
速信号と称す)を入力する。非変速中の自動変速機は所
定のギアに完全に締結している。したがって、ブロック
44において自動変速機出力軸回転数VSPにギア比r
(GP)を掛けると、自動変速機入力回転数Ntが正確に求
まる。
【0017】ブロック41でこのNtとエンジン回転数
Neの比をとり、トルクコンバ−タ14のスリップ比e
を求める。ブロック42では、予め記憶しておいたトル
クコンバ−タ14のポンプ容量係数特性(e−Cp特
性)よりポンプ容量係数Cpを求める。トルクコンバ−
タの入力トルク、すなわち、ポンプトルクTpは(1)
式で表せる。
【0018】 Tp=Cp・Ne^2……………………………(1) ブロック45でエンジン回転数の自乗Ne^2を求め、ブ
ロック46で(1)式よりポンプトルクTpを求める。
ブロック47では、予め記憶しておいたトルクコンバ−
タ14のトルク比特性(e−t特性)よりトルク比tを
求め、、ブロック48で(2)式によって自動変速機入
力トルク、すなわち、タ−ビントルクTtを求める。
【0019】 Tt=t・Tp…………………………………(2) 以上により、非変速中の自動変速機内のタ−ビントルク
Ttとタ−ビン回転数Ntを高精度に算出することがで
きる。
【0020】変速中は、いままで締結していたギアから
つぎのギアに締結を移行する過渡状態におけるタービン
トルクTt1,タービン回転数Nt1を推定するため、
計算結果選択部58は変速側を選択する。なお各変数に
は変速中の値であることを判り易くするために、添字1
を付けて区別して表示するが、これらの結果を利用する
ときは特に区別する必要は無い。
【0021】ブロック50は予め記憶しておいたエンジ
ントルク特性マップであり、これにエンジン回転Neと
スロットル開度TVOを与えてエンジントルクTeを検
索する。図3ではスロットル開度TVOとエンジン回転
数Neを入力情報とし、Teを求める例を示したが、こ
れに限定されることなく、エンジン吸入空気量Qaとエ
ンジン回転数Neを入力情報に、あるいは、インジェク
タパルス幅Tiとエンジン回転数Neを入力情報にして
もほぼ同様にエンジントルクTeを求めることができる
が、ここでは省略する。
【0022】このエンジントルクTeは燃焼によって発
生する源トルクであるので、実際は補機負荷や摩擦によ
る抵抗分と慣性モーメントによるイナーシャ分を除かな
ければならない。このうちイナーシャ分の補正計算を行
うのがブロック60〜63であり、結果をTe1と表
す。 ブロック51は一時記憶装置であり、計算結果選
択部58が切り替わるのに連動して記憶動作を行う。変
速直前の非変速中の最新のポンプトルクTpとブロック
63で求めた変速開始直後のエンジントルクTe1の差
分をブロック52で計算し、(3)式のようにエンジン
の補機トルクTaccとしてラッチする。
【0023】 Tacc=Te1−Tp………………………………(3) このTacc値はつぎに変速開始指令がくるまで保持し、
変速中は以後の演算に利用する。 ブロック53ではブ
ロック63で求めたTe1と前記Taccの差をとり、
(4)式により現在のポンプトルク値Tp1を計算す
る。
【0024】 Tp1=Te1−Tacc……………………………(4) つぎに、ブロック45で計算したNe^2と、ブロック5
3で求めたTp1の比をブロック54で計算し、トルク
コンバ−タのポンプ容量係数Cp1を求める。そしてブ
ロック55において、予め記憶しておいた逆ポンプ容量
係数特性(e−Cp特性)を用いてトルクコンバ−タの
スリップ比e1を求める。ブロック56では、このe1
とNeの積をとってタ−ビン回転数Nt1を求め、ブロ
ック59でNt/VSPの計算を行ってギア比r1(GP)
を求める。一方、ブロック47のトルク比特性(e−t
特性)より、トルクコンバ−タのトルク比t1を求め、
ブロック53で求めておいたTp1との積をブロック5
7で求め,トルクコンバ−タのタ−ビントルクTt1を
求める。
【0025】以上のフロ−により、変速中のタ−ビン回
転数Nt1、タ−ビントルクTt1、およびギア比r1
(GP)を求めることができる。
【0026】図4は変速過渡時におけるタイムチャ−ト
の一例であり、アップシフトの場合を示している。車速
VSPとスロットル開度TVO、あるいは、車速VSP
とエンジン回転数Neなどによって構成、記憶された変
速線図(シフトスケジュ−ル)上のいずれかの変速線を
実運転点が横切ると変速指令信号が出る(図4のa
点)。a点以前は計算結果選択部58が非変速側を選択
しており、前述のごとくしてギア比r(GP)、スリップ比
e、ポンプトルクTp、タ−ビントルクTt、タ−ビン
回転数Ntを演算して求める。a点以降は計算結果選択
部58が変速側を選択しており、a点で求めたTeと、
a点の直前に求めておいたTpより、(3)式により補
機トルクTaccを求め、この値をa−c期間、すなわ
ち、変速中の期間保持する。このTacc値を用いて
(4)式によりTp1を所定の演算周期ごとに求める。
同様にしてギア比r1(GP)、スリップ比e1、ポンプト
ルクTp1、タ−ビントルクTt1、タ−ビン回転数N
t1も求める。b点に達すると、ギアの締結が開始さ
れ、エンジン回転数Neがそれまでの上昇特性から、下
降特性に転移する。このNeの変化により、r1(GP)、
e1、Tp1、Tt1、Nt1は図示のごとくb−c間
で大きく変化する。c点に達するとギアの締結が終了
し、エンジン回転数Neは再び上昇特性に転ずる。c点
に達すると再び計算結果選択部58が非変速側を選択
し,各々の制御パラメ−タギア比r(GP)、スリップ比
e、ポンプトルクTp、タ−ビントルクTt、タ−ビン
回転数Ntを演算して求めることになる。
【0027】図5は本発明の実施例の制御系を総合的に
示したブロック図である。ATCU7の入力信号処理部
65はタ−ビンセンサ16からのパルスをカウントして
デジタル変数Ntを出力する。これは変速機の入力回転
を直接測定したものであるので精度が高く、通常はこれ
を用いて変速制御部66における変速時のクラッチ結合
制御や、ロックアップ制御部67におけるロックアップ
時のトルクコンバータ滑り率制御を行う。またこのNt
と車速信号VSPからブロック68においてギア比r(G
P)を計算して制御に用いるとともに、ライン圧制御部6
9に送っている。
【0028】ブロック70は図3に前記したタービン回
転およびタービントルク算出のブロックである。前記し
たようにVSP,Ne,TVO,Gp等の入力信号か
ら、タービン回転Nt,タービントルクTt,ギア比r
(GP)を計算して常時出力している。
【0029】切り替え部71はタービンセンサ信号の異
常時に制御信号経路を切り替えるもので、判り易くスイ
ッチとして描いているが、実際はコンピュータプログラ
ムによる選択ロジックである。通常は図の上側の『通常
時』側に接続されていてブロック65およびブロック6
8から出されるNtおよびr(GP)を、各制御部に送って
いる。
【0030】故障診断部72がタービンセンサ,入力回
路および入力処理部の異常を検出したとき、例えば通常
の使用範囲を逸脱するような回転数を示すとか、トルク
コンバータの滑り率がスロットル開度TVOとエンジン
回転数からみて有り得ないような値になった場合には、
切り替え部71を『故障時』側に切り替える。そうする
と図3,図4で説明したごとくタービンセンサを使わず
に算出したタービン回転Ntおよびギア比r(GP)が各制
御部に送られる。なお本実施例ではタービントルクTt
は常時ブロック70で計算するようになっているが、ブ
ロック65で検出したタービン回転数Ntを用いて、タ
ービントルクTtをより高精度に推定するブロックを別
に設けて通常使用し、タービンセンサ信号の異常時にの
みブロック70で推定した値に切り替えるようにしても
よいことは言うまでもない。
【0031】これらの信号は前記したようにタービンセ
ンサ16で直接検出した値よりは精度が劣るものの、タ
ービン回転の変化傾向を十分表わしており、全く信号が
得られない場合よりはるかに通常制御に近い制御を続け
ることが出来る。特に変速制御部とライン圧制御部にお
いては変速中の制御にこれらの情報を使うので、タービ
ンセンサが使えないときは図3の方法で推定計算するし
か無く、図5の構成によるフェイルセーフ方式が有効で
ある。
【0032】
【発明の効果】本発明の方式によればタービンセンサが
故障した場合でも、通常の制御に近い制御ができるの
で、不快な変速ショックの発生やロックアップクラッチ
の焼き付きを防止でき、安全に自動車の運転を続けるこ
とができる。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図。
【図2】本発明の制御装置の構成例。
【図3】タービンセンサを用いずにタービントルクT
t,タービン回転数Ntを推定するブロック図。
【図4】図3の動作波形を説明する説明図。
【図5】本発明の制御システム構成図。
【符号の説明】
1…エンジン,2…自動変速機(AT),7…AT制御
装置,8…エンジン制御装置,16…タービンセンサ,
17…AT出力軸回転数センサ,Nt…入力回転数(タ
ービン回転数),TVO…スロットル開度,Ne…エン
ジン回転数,Te…エンジントルク,Tp…ポンプトル
ク,Cp…ポンプ容量係数,e…トルクコンバータ滑り
率,t…トルクコンバータトルク比,Tt…タービント
ルク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 59:24 59:40 59:42

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トルクコンバータを備えた自動変速機を制
    御する制御装置と、前記自動変速機の入力回転数を検出
    する入力回転数センサと、前記自動変速機の出力軸回転
    数と前記自動変速機のギア比の情報より、入力回転数を
    演算する演算手段と、自動変速機につながれたエンジン
    のスロットル開度と前記エンジンの回転数の情報より入
    力回転数を推定する推定手段とを備えた自動車のパワー
    トレイン制御装置において、 前記入力回転数センサからの信号と前記演算手段からの
    信号と前記推定手段からの信号とを切り替えて出力する
    切り替え手段を備え、前記切り替え手段からの出力信号
    を前記自動変速機及び前記エンジンの制御に利用するこ
    とを特徴とする自動車のパワ−トレイン制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記入力回転数センサ
    の異常を感知した場合には、前記切り替え手段は、前記
    演算手段からの信号または前記推定手段からの信号を出
    力することを特徴とする自動車のパワ−トレイン制御装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記自動変速機が任意
    のギアに締結を完了している非変速中状態においては、
    前記切り替え手段は、前記演算手段からの信号を出力す
    ることを特徴とする自動車のパワ−トレイン制御装置。
  4. 【請求項4】請求項2において、前記自動変速機が任意
    のギアに締結を完了していない変速中状態においては、
    前記切り替え手段は、前記推定手段からの信号を出力す
    ることを特徴とする自動車のパワ−トレイン制御装置。
  5. 【請求項5】請求項2において、前記自動変速機が任意
    のギアに締結を完了している非変速中状態においては、
    前記切り替え手段は、前記演算手段からの信号を出力す
    るし、前記自動変速機が任意のギアに締結を完了してい
    ない変速中状態においては、前記切り替え手段は、前記
    推定手段からの信号を出力することを特徴とする自動車
    のパワ−トレイン制御装置。
  6. 【請求項6】請求項2において、前記エンジンが発する
    エンジントルクを演算するエンジントルク演算手段と、
    前記自動変速機に入力される入力トルクを演算する入力
    トルク演算手段とを備え、 前記自動変速機が任意のギアに締結を完了している非変
    速中状態においては、前記切り替え手段は、前記演算手
    段からの信号を出力するし、前記入力トルク演算手段は
    前記演算手段のからの入力回転数とエンジン回転数とに
    基づいて入力トルクを演算し、これを前記自動変速機及
    び前記エンジンの制御に利用し、 前記自動変速機が任意のギアに締結を完了していない変
    速中状態においては、前記切り替え手段は、前記推定手
    段からの信号を出力し、前記入力トルク演算手段は前記
    推定手段のからの入力回転数とエンジン回転数と前記エ
    ンジントルク演算手段からのエンジントルクとに基づい
    て入力トルクを演算し、これを前記自動変速機及び前記
    エンジンの制御に利用することを特徴とする自動車のパ
    ワ−トレイン制御装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、前記エンジントルク演
    算手段は前記エンジンのエンジン回転数とスロットル開
    度とに基づいて、エンジントルクを求めることを特徴と
    する自動車のパワ−トレイン制御装置。
  8. 【請求項8】エンジンと、前記エンジンに燃料を供給す
    る燃料噴射弁と、前記エンジンに吸入される空気量を制
    御するスロットル弁と、請求項1から7記載のいずれか
    のパワートレイン制御装置とを備えたパワートレイン制
    御装置システム。
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