JP3393849B2 - 機密廃棄物の処理方法及び処理システム - Google Patents

機密廃棄物の処理方法及び処理システム

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JP3393849B2
JP3393849B2 JP2000215838A JP2000215838A JP3393849B2 JP 3393849 B2 JP3393849 B2 JP 3393849B2 JP 2000215838 A JP2000215838 A JP 2000215838A JP 2000215838 A JP2000215838 A JP 2000215838A JP 3393849 B2 JP3393849 B2 JP 3393849B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機密廃棄物の処理
方法及び処理システムに係り、特に、機密廃棄物等の排
出から運搬そして処理装置への投入に至る処理状況を正
確に確認可能な機密廃棄物の処理方法及び処理システム
に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来の特別管理廃棄物の収集廃棄処理方
法として、特開平4−327402号公報に示されてい
るように、予め収集場所に関するデータを表示したバー
コードラベルを特別管理廃棄物を収容した容器に個別に
付し、この容器を収集場所から回収、搬出する前に容器
に付したバーコードラベルのデータを読取ってこれを外
部の中央処理装置に記憶させ、容器を廃棄処理場所へ運
搬した後に、そこで、搬入時と廃棄処理直前に2度、容
器に付したバーコードラベルのデータを再び読取り、そ
の読取りデータを搬出前に記憶したデータと比較して同
一であるか否かを判定し、それぞれが同一と判定した場
合にのみ、特別管理廃棄物を容器に封入したまま廃棄処
理するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
特別管理廃棄物の収集廃棄処理方法は、運搬以降の処理
を運搬者及び処理者に委託した場合に、運搬後のバーコ
ードラベルの読取りデータ及び判定結果を排出者に通知
する方法、あるいは排出者が所有する端末機から直接確
認することができる方法にはなっていないと共に、運搬
以降の処理状況を処理終了後に確認できるのはバーコー
ドラベルの読取りデータ及びそのデータを比較した判定
結果データのみであるため、排出者が正確な処理状況を
確認することが難しいという課題がある。
【0004】本発明の目的は、排出者が運搬者または処
理者の処理状況を正確にかつ迅速に確認することができ
る機密廃棄物の処理方法及び処理システムを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の特徴は、機密廃棄物の識別データを入
力する端末から通信回線を介して送信される機密廃棄物
の識別データを管理センタサーバで受信する工程と、機
密廃棄物を撮影する端末から通信回線を介して送信され
る機密廃棄物の処理状況の映像データを管理センタサー
バで受信する工程と、受信した機密廃棄物の識別データ
と処理状況の映像データとを関連付けて排出者端末に通
信回線を介して送信する工程とを有する機密廃棄物の処
理方法としたことにある。
【0006】本発明の第2の特徴は、さらに、封印具デ
ータを入力する端末から通信回線を介して送信される運
搬車両の封印具の識別データを管理センタサーバで受信
する工程を有し、受信した機密廃棄物の識別データと封
印具の識別データと処理状況の映像データとを関連付け
て排出者端末に通信回線を介して送信する工程としたこ
とにある。
【0007】本発明の第3の特徴は、さらには、機密廃
棄物を撮影する端末から封印具データを入力する端末か
ら通信回線を介して送信される運搬車両の封印具の開封
から機密廃棄物の処理装置への投入までの全処理状況の
映像データを管理センタサーバで受信する工程としたこ
とにある。
【0008】本発明の第4の特徴は、さらに、運搬者端
末で機密廃棄物の識別ラベルを読取ってその識別データ
を判定し、その判定結果を運搬者端末に出力する工程を
有し、受信した機密廃棄物の識別データとその判定結果
データと処理状況の映像データとを関連付けて排出者端
末に通信回線を介して送信する工程としたことにある。
【0009】本発明の第5の特徴は、運搬者端末で機密
廃棄物の識別ラベルを読取ってその識別データを一次判
定し、その一次判定結果を運搬者端末に出力する工程
と、運搬者端末から通信回線を介して送信される機密廃
棄物の識別データ及びその一次判定結果データを管理セ
ンタサーバで受信する工程と、通信回線を介して送信さ
れる運搬車両の封印具の識別データを管理センタサーバ
で受信する工程と、処理場端末から通信回線を介して送
信される運搬車両の封印具の開封から機密廃棄物の処理
装置への投入までの全処理状況が連続性を有するように
重合する複数の処理状況の映像データを管理センタサー
バで受信する工程と、管理センタ端末で機密廃棄物の識
別データを二次判定し、その二次判定結果を管理センタ
サーバに出力する工程と、受信した機密廃棄物の識別デ
ータとその一次判定結果データと二次判定結果と複数の
処理状況の映像データとを関連付けて排出者端末に通信
回線を介して送信する工程とを有する構成にしたことに
ある。
【0010】本発明の第6の特徴は、機密廃棄物を排出
する排出者が所有する排出者端末と、機密廃棄物を排出
場所から処理場まで運搬する運搬者が所有する運搬者端
末と、機密書類を処理装置で処理する処理場における処
理場端末と、排出者端末、運搬者端末及び処理場端末を
通信回線を介して接続する管理センタが所有する管理セ
ンタサーバとを備え、運搬者端末は機密廃棄物に貼着さ
れた識別ラベルを読取る識別ラベル読取り手段を備え、
処理場端末は機密廃棄物の処理状況を撮影する監視カメ
ラを備え、管理センタサーバは運搬者端末から送信され
る機密廃棄物の識別データと処理場端末から送信される
処理状況の映像データとを受信してこの受信した機密廃
棄物の識別データ及び処理状況の映像データを関連付け
て排出者端末に送信する手段を備えた機密廃棄物の処理
システム構成にしたことにある。
【0011】本発明の第7の特徴は、機密廃棄物を排出
する排出者が所有する排出者端末と、機密廃棄物を排出
場所から処理場まで運搬する運搬者が所有する運搬者端
末と、排出者端末及び運搬者端末を通信回線を介して接
続する管理センタが所有する管理センタサーバとを備
え、運搬者端末は、機密廃棄物に貼着された識別ラベル
を読取る識別ラベル読取り手段と機密廃棄物の処理状況
を撮影する監視カメラとを備え、管理センタサーバは運
搬者端末から送信される機密廃棄物の識別データと監視
カメラで撮影する機密廃棄物の処理状況を撮影して送信
される処理状況の映像データとを関連付けて排出者端末
に送信する手段を備えた構成にしたことにある。
【0012】本発明の第8の特徴は、さらに、運搬者端
末が、機密廃棄物に貼着された識別ラベルを読取る識別
ラベル読取り手段と、読取り手段で読取った機密廃棄物
の識別データの判定を行なう手段とを備えた構成にした
ことにある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る廃棄物の処理
システム及び処理方法を図1から図5を用いて説明す
る。
【0014】まず、本発明の一実施例の機密廃棄物の処
理システム及び処理方法を図1から図3を用いて説明す
る。図1は本発明の一実施例の機密廃棄物の処理システ
ムの構成図、図2は図1の機密廃棄物の処理システムの
排出場所に係る具体的構成及び処理方法の説明図、図3
は図1の機密廃棄物の処理システムの処理場に係る具体
的構成及び処理方法の説明図である。
【0015】図1に示すように、機密廃棄物の処理シス
テムは、機密廃棄物の処理サービス会社が経営する管理
センタの管理センタサーバ3に、携帯電話回線、電話回
線、インターネット網及び通信衛星回線等の通信回線1
を介して、機密廃棄物を排出する排出者が所有する排出
者端末4と、機密廃棄物を排出場所から処理場に運搬す
る運搬者が所有する運搬者端末2と、処理場が所有する
処理場端末(この実施例では処理場第1端末61及び処
理場第2端末64)とが接続されて構成される。この接
続は、排出者端末4、運搬者端末2、処理場第1端末6
1及び処理場第2端末64が管理センタサーバ3に登録
申請して承認が得られた場合に、接続可能となるように
設定されている。従って、排出者、運搬者及び処理者
は、通信回線1を介してパソコン等の端末を運搬者端末
2に接続することで、簡単にこの機密廃棄物の処理シス
テムに参加することができる。なお、図1において、排
出者、運搬者及び処理者を一人で代表させて表示してあ
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら
がそれぞれ複数であっても良い。
【0016】ここで、機密廃棄物の処理システムにおけ
る機密廃棄物11が処理される概要を説明すると、機密
廃棄物11は、図2に示すように排出時に識別ラベルの
一例であるバーコードラベル12が張付・封印された後
に(予めバーコードラベル12が張付、封印されている
場合には、排出場所で運搬者端末2のバーコード読取装
置26により個別にバーコード読取りが行われた後
に)、運搬車両5に積み込まれて封印具52で運搬車両
5の荷物収納室51が封印され、この状態で処理場に運
搬され、処理場で図3に示すように運搬車両5の封印具
52を開封し、扉等を開けて取出された時にその積み降
し場所で運搬者端末2のバーコード読取装置26により
個別にバーコード読取りが行われた後に、それから投入
作業場所まで運ばれ、ここでも運搬者端末2のバーコー
ド読取装置26によりバーコード読取りが行われてか
ら、処理装置8に投入される。
【0017】また、運搬者端末2の監視カメラ29は、
排出場における全処理状況を連続して撮影するために用
いられる。処理場第1端末61の第1監視カメラ63
は、運搬車両5が処理場に到着し、運搬車両5の封印具
52が開封される状態から、機密廃棄物11が運搬車両
5から積み降し場所へ取出され、それから投入作業場所
へ運ばれる状態までを撮影するように配置される。ま
た、処理場第2端末64の第2監視カメラ66は、機密
廃棄物11が投入作業場所へ運ばれる状態から、バーコ
ードラベル12が投入作業場所で開封されて機密書類が
取出され、それから処理装置8に投入される状態までを
撮影するように配置される。この第1監視カメラ63及
び第2監視カメラ66の撮影は、第1監視カメラ63の
撮影の後半と第2監視カメラ66の撮影の前半とを重複
するようにして処理状況が連続性を有するように行われ
る。
【0018】このように、監視カメラを複数に分割して
処理状況の撮影のつなぎ部分を一部重複させて映像に連
続性を持たせることにより、処理場における機密廃棄物
11の積み降し場所と投入作業場所とが離れていてもそ
れぞれの場所における処理状況を明確に撮影することが
できると共に、撮影した映像の連続性を持たせることが
できる。
【0019】上述したように、機密廃棄物の処理システ
ムを構成する排出者端末4、運搬者端末2、処理場第1
端末61及び処理場第2端末64は、通信回線1を介し
て管理センタサーバ3と送受信できるようになってい
る。そして、運搬者端末2は、監視カメラ29により撮
影された映像データSと、バーコードラベラー28によ
り出力した識別データAと、バーコード読取装置26に
より読み取って入力した識別データB、C、Dとを管理
センタサーバ3に提供すると共に、入力装置21より入
力した封印具データG、Hを管理センタサーバ3に提供
する。また、処理場第1端末61及び処理場第2端末6
4は、第1監視カメラ63及び第2監視カメラ66によ
り撮影した映像データE、Fを管理センタサーバ3に提
供する。これらの提供されたデータA〜Hは、管理セン
タサーバ3から排出者端末4にそのデータA〜Hを送信
するようになっている。また、識別データA〜C、Dと
映像データS、E、Fとを関連付けて送信することによ
り、使い勝手がよいものとなっている。なお、識別デー
タA〜C、D、封印具データG、H、これらの判定結果
I〜R(図4及び図5参照)、及び映像データS、E、
Fを記録媒体に出力して、開封された封印具52と一緒
に排出者に持参または送付することも考えられる。
【0020】この実施の形態の大きな特徴は、張付・封
印されたバーコードラベル12による機密廃棄物11の
個別管理と、廃棄物処理場における機密廃棄物11の開
封から処理装置8への投入までに至る機密廃棄物11の
全体における処理状況の連続した映像の撮影による映像
管理とを組み合せることにより、運搬者または処理者が
行なう廃棄物処理場での機密廃棄物11の取出し、開
封、搬送及び投入処理の状況を排出者に対して正確に伝
えられることにある。さらには、排出場所での連続した
処理状況の撮影による映像管理とを組み合せることによ
り、排出場所における処理状況から排出者に対して正確
に伝えられることにある。
【0021】また、張付・封印されたバーコードラベル
12による機密廃棄物11の個別管理と、機密廃棄物1
1を積み込む運搬車両5に封印具52を封印する封印具
固有管理と、廃棄物処理場における運搬車両5の封印具
52の開封から機密廃棄物11の取出しまで処理状況の
連続した撮影による映像管理とを組み合せることによ
り、運搬者が行なう運搬車両5による運搬から、廃棄物
処理場での封印具52の開封、機密廃棄物11の取出し
までの処理の状況を排出者に対して正確に伝えられるこ
とにある。
【0022】次に、機密廃棄物の処理システムの機密書
類排出場所に係る具体的構成を図2を用いて説明する。
【0023】図2において、運搬者端末2は、ハンディ
タイプのパソコンなどで構成され、入力装置21、制御
装置22、表示装置23、記憶装置24、携帯電話2
5、バーコード読取装置26、プリンタ27、バーコー
ドラベラー28、及び監視カメラ29を有する。入力装
置21は、キーボード等よりなる文字入力部を有し、こ
の入力結果を制御装置22に入力するように接続され
る。制御装置22は、マイコン等より構成され、所定の
制御を行う。表示装置23は、液晶表示装置等により構
成され、制御装置22に接続されて入力内容や受信内容
や制御結果等を表示する。記憶装置24は、制御装置2
2に接続され、入力装置21及びバーコード読取装置2
6より入力されたデータを一時的に記憶する。携帯電話
25は、位置及び時間情報機能付のものであり、制御装
置22に接続され、管理センタサーバ3との送受信可能
にする機能を有する。運搬者端末2を運搬車両5と共に
移動して排出場所及び処理場で兼用するためには、携帯
電話25を用いることが便利である。識別ラベル読取装
置の一例であるバーコード読取装置26は、バーコード
ラベル12の識別データを読取り、その読取り結果を制
御装置22に入力するように接続される。プリンタ27
は、制御装置22に接続され、文字データ等を出力して
紙に印刷する。バーコードラベラー28は、制御装置2
2に接続され、バーコードラベル12を出力し、機密廃
棄物11に貼着するものである。
【0024】管理センタサーバ3は、入力装置31、制
御装置32、表示装置33、記憶装置34、及びプリン
タ36を有する。入力装置31は、キーボード等の入力
部を有し、制御装置32に接続される。制御装置32
は、運搬者端末2、排出者端末4、処理場第1端末6
1、及び処理場第2端末64のそれぞれの制御装置に接
続され、これらとの送受信を行なう。表示装置33は、
CRTディスプレイ、液晶表示装置等により構成され、
制御装置32に接続され、管理センタに必要な送受信内
容、入力内容及び制御結果等を表示する。記憶装置34
は、運搬者端末2及び排出者端末4から送信される識別
データA、B、Cと処理場第1端末61及び処理場第2
端末64から送信される映像データE、Fと運搬者端末
2及び管理者センタサーバ3の判定結果データI〜R
(図4、5参照)とを記憶できる大容量のハードディス
ク等で構成され、制御装置32に接続される。また、こ
の記憶装置34には、これらのデータを記憶する他、本
システムに参加する排出者、運搬者及び処理者の各種の
情報を備えた図示しない登録データベースを備え、これ
に基づいて各参加者にデータを提供することにより各参
加者に対応したサービスを提供することができる。プリ
ンタ36は、制御装置32に接続され、文字データ、及
び映像データ等を出力して紙に文字、画像を印刷する。
【0025】排出者端末4は、パソコンなどで構成さ
れ、通信回線1を介して管理センタサーバ3に接続さ
れ、入力装置、制御装置、表示装置、記憶装置、及びプ
リンタ等を備えるが、図2では省略してある。
【0026】機密廃棄物11は、ダンボール箱等の中に
機密書類等が収納され、上面のみに開閉部分を有し、こ
の開閉部分にまたがってバーコードラベル12が貼着さ
れて封印されることにより構成される。
【0027】バーコードラベル12は、排出者、排出場
所、ラベル出力日、運搬者、及び識別番号を表面に表示
したバーコードを有し、裏面に接着材が塗布されて機密
廃棄物11に貼付けることによりバーコードラベル12
自身を破断しない限り機密廃棄物11を開封できないよ
うになっており、機密廃棄物11に対する封印機能を有
する。このバーコードは識別データAとなるものであ
る。
【0028】運搬者が所有するトラック等の運搬車両5
は、機密廃棄物11を収納する荷物収納室51と、この
荷物収納室51の扉を封印する封印具52とを有してい
る。荷物収納室51は、背面部、側面部等に扉等を備
え、その扉等の開閉部にハンドル部、レバー部等を備え
ている。
【0029】封印具52は、運搬者及び識別番号等の識
別データを刻印した金属製バンド部と、この金属製バン
ド部の先端部を一旦挿入すると外せなくなる金属製係着
部とを一体に備えており、荷物収納室51の扉等のハン
ドル部、レバー部等に装着され、荷物収納室51を封印
する機能を有している。封印具52を荷物収納室51に
装着した後の開封は、特殊工具で破断して行なうもので
ある。なお、金属製バンド部の裏面に封印具用バーコー
ドラベルを貼着するようにすれば、さらに効果的な封印
具52の管理を行なうことができる。
【0030】次に、機密廃棄物の処理システムの廃棄物
処理場に係る具体的構成を図3を用いて説明する。
【0031】処理場第1端末61は、制御装置62と第
1監視カメラ63を備えている。この処理場第1端末6
1は、制御装置62に接続される入力装置、表示装置、
記憶装置及びプリンタを備えているが、図3では省略し
てある。また、第1監視カメラ63は、処理場の積み降
ろし場所の近くの所定位置に固定的に配置されている。
【0032】処理場第2端末64は、制御装置65と第
2監視カメラ66を備えている。この処理場第2端末6
4は、制御装置65に接続される入力装置、表示装置、
記憶装置及びプリンタを備えているが、図3では省略し
てある。また、第2監視カメラ66は、処理場の投入作
業場所の近くの所定位置に固定的に配置されている。
【0033】処理装置8は、溶解槽等より構成され、機
密廃棄物11をリサイクルできるように溶解するもので
ある。
【0034】次に、機密廃棄物の処理システムの排出場
所に係る具体的処理動作を図2及び図4を用いて説明す
る。図4は図1の機密廃棄物の処理システムの排出場所
に係る処理動作フロー図である。
【0035】運搬者は、運搬者端末2のバーコードラベ
ラー28より識別データAを表示したバーコードラベル
12を出力して機密廃棄物11に貼着すると共に、記憶
装置24に識別データAを記憶する(ステップ71)。
また、バーコードラベル12を別途出力して、排出者に
配布しておいて、排出者がバーコードラベル12を機密
廃棄物11に貼着することも考えられる。記憶装置24
に識別データAを記憶した後、この識別データAを携帯
電話25で位置時間情報を付けて管理センタサーバ3に
送信する(ステップ72)。なお、この位置時間情報
は、携帯電話25に標準装備されている位置時間情報シ
ステムによる位置時間情報をそのまま利用し、具体的に
はバーコードラベル12を出力して送信する際の位置及
び年月日時刻である。この位置時間情報の付け方は後述
する場合においても同様である。管理センタは、この識
別データAを受信して記憶装置34に記憶した後(ステ
ップ73)、その識別データAを排出者端末4に送信す
る(ステップ74)。排出者は、識別データAを排出者
端末4に受信してその記憶装置に記憶すると共に(ステ
ップ75)、その識別データAをその表示装置に表示す
る(ステップ76)。
【0036】このように、バーコードラベル12が出力
されると、その識別データAは自動的に記憶装置24に
記憶されると共に、管理センタサーバ3に送信され、さ
らには排出者端末4に送信されて管理センタサーバ3及
び排出者端末4にも記憶されるので、識別データAの入
力漏れまたは入力誤りを容易に防ぐことができると共
に、入力者である運搬者が有している運搬者端末2以外
の管理センタサーバ3及び排出者端末4にも識別データ
Aが共有されていることにより、客観的な信頼性の高い
データとして取り扱うことができる。
【0037】次いで、運搬者は、排出者の立ち会いのも
とに、それぞれの機密廃棄物11に貼着されたバーコー
ドラベル12を排出場所で個別に運搬者端末2のバーコ
ード読取装置26により読取り、その読取った識別デー
タBを記憶装置24に記憶する(ステップ81)。識別
データBが読取られると、記憶装置24に記憶されてい
る識別データAと比較する一次判定を行ない、この一次
判定結果データIを記憶装置24に記憶する(ステップ
82)。この一次判定は、識別データBが識別データA
に一致するか否かで行なわれる。この一次判定が行なわ
れると、その判定結果データIを表示装置23に表示す
ると共に、プリンタ27より紙にプリント出力して排出
者に渡す(ステップ83)。この判定結果データIは、
識別データBが識別データAに一致したか否か、不一致
の対象物、一致の対象物等である。そして、機密廃棄物
11は、この判定結果が確認された後に、運搬車両5の
荷物収納室51内に順次積み込まれる。なお、バーコー
ドラベラー28によるバーコードラベル12に貼着が排
出者の立ち会いのもとに行われた場合には、排出場所に
おけるバーコードラベル12の読取りを省略することが
できる。
【0038】このように、バーコードラベル12が読取
られると、識別データBの一次判定が運搬者端末2で自
動的に行なわれるので、運搬者は廃棄すべき機密廃棄物
11の漏れチェックをバーコード読取り時に容易に行な
うことができる。また、排出者は、この判定結果をプリ
ント出力した紙で確認して保管することができ、処理状
況の正確な確認のために利用することができる。
【0039】運搬者は、排出者の立ち会いのもとに、運
搬車両5に機密廃棄物11を積み込み、荷物収納室51
の扉等に封印具52を封印した後に、封印具データGの
入力を行ない、記憶装置24に記憶する(ステップ8
7)。なお、封印具52の裏面に封印具用バーコードラ
ベルを貼着した場合には、封印する前にバーコード読取
装置26でそれを読取り、記憶装置24に記憶してお
く。封印具データGの入力が行なわれると、予め運搬者
端末2の記憶装置24に登録した封印具データと比較す
る一次判定を行ない、この一次判定結果データJを記憶
装置24に記憶する(ステップ88)。この一次判定
は、予め登録されている封印具データと封印具データG
とが一致するか否かで行なわれる。なお、記憶装置24
に予め登録されている封印具データは、管理センタサー
バ3の記憶装置34にも登録されているものとする。ま
た、封印具用バーコードラベルを読取ってある場合に
は、このデータの一次判定も同時に行なう。封印具デー
タGの一次判定が行なわれると、その判定結果データJ
を表示装置23に表示し(ステップ89)、データB、
I、G、Jを携帯電話25により位置時間情報を付けて
管理センタサーバ3に送信する(ステップ90)。
【0040】このように、封印具データGの入力が行な
われると、封印具データGの一次判定が運搬者端末2で
自動的に行なわれるので、運搬者は、封印すべき封印具
52が正しく使用されているかを封印具データGの入力
時に容易に確認することができる。しかも、運搬者は、
運搬者端末2だけで一次判定することができ、その結果
に基づいて次の処理に移ることができるので、迅速な処
理を行なうことができる。
【0041】なお、図4には図示していないが、排出場
における全処理状況を連続して撮影し、その映像データ
Sを管理センタサーバ3に送信し、排出場所における他
のデータと関連付けて排出者端末4に送信するものであ
る。
【0042】管理センタは、データB、I、G、Jを受
信して記憶装置34に記憶した後(ステップ95)、受
信データB、Gの二次判定を行ない、この二次判定結果
データK、Lを記憶装置34に記憶する(ステップ9
6)。この識別データBに関する二次判定は、識別デー
タBが記憶装置34に記憶されている識別データAに一
致するか否かで行われる。また、封印具データGに関す
る二次判定は、封印具データGが記憶装置34に予め登
録されている封印具データに一致するか否かで行なわれ
る。この二次判定が行なわれると、その判定結果データ
K、Lを表示装置33に表示し(ステップ97)、デー
タB、I、K、G、J、 Lを管理センタサーバ3から
排出者端末4に送信する(ステップ98)。この送信す
るデータは、識別データB、一次判定結果データI及び
二次判定結果データKを識別データBに関連するデータ
としてこの順番に関連付けると共に、封印具データG、
一次判定結果データJ及び二次判定結果データLを封印
具データGに関連するデータとしてこの順番に関連付け
て送信される。排出者は、関連付けられたデータB、
I、K、G、J、 Lを、排出者端末4で受信してその
記憶装置に記憶すると共に(ステップ99)、表示装置
に表示する(ステップ100)。
【0043】このように、データB、Gを受信すると、
データB、Gの二次判定が管理センタサーバ3で自動的
に行なわれるので、管理センタはデータB、Gの受信時
に容易に行なうことができる。また、データB、Gの判
定は、異なる判定者(この実施例では運搬者及び管理セ
ンタ)で複数回行われることとなり、処理状況の客観的
で正確なチェックを行なうことができる。また、管理者
センタサーバ3から排出者端末4に送信されるデータ
は、識別データと判定データが関連付けられているの
で、排出者端末4で使い勝手よく利用することができる
と共に、識別データBに関連するデータ及び封印具デー
タGに関連するデータが纏めて関連付けられているの
で、この点からも排出者端末4で使い勝手よく利用する
ことができる。そして、排出者は、運搬者の各種データ
を位置時間情報付で受信することができるので、処理状
況の正確な確認を行なうことができる。
【0044】次に、機密廃棄物の処理システムの処理場
に係る具体的処理動作を図3及び図5を用いて説明す
る。図5は図1の機密廃棄物の処理システムの処理場に
係る処理動作フロー図である。
【0045】処理者は、運搬車両5が処理場の積み降し
場所に到着し、封印具52を開封する時から、第1監視
カメラ63の撮影を開始し(ステップ110)、この撮
影した映像データEを連続的に処理場第1端末61から
管理センタサーバ3に送信開始する(ステップ11
1)。管理センタは、この映像データEを管理センタサ
ーバ3に受信してその記憶装置34に記憶して行くと共
に(ステップ112)、この映像データEを管理センタ
サーバ3から排出者端末4に送信開始する(ステップ1
13)。排出者は、この映像データEを排出者端末4に
受信してその記憶装置に記憶して行く(ステップ11
4)。この第1監視カメラ63の撮影は、封印具52の
開封状況及び機密廃棄物11の移動状況を全て連続的に
行なうものである。また、この第1監視カメラ63の撮
影は、搬出される全ての機密廃棄物11の処理状況が常
に撮影されるように行なわれるものである。
【0046】運搬者は、第1監視カメラ63の撮影のも
とに、荷物収納室51の扉等に封印されている封印具5
2を開封した後に、封印具データHの入力を行ない、記
憶装置24に記憶する(ステップ117)。この場合に
おいて、開封した封印具52を第1監視カメラ63に近
づけて封印具52に刻印された運搬者及び識別番号をは
っきりと撮影することにより、封印具52の効果的な確
認を映像データで行なうことができる。なお、封印具5
2の裏面に封印具用バーコードラベルを貼着したものに
おいては、開封した後にバーコード読取装置26でそれ
を読取り、記憶装置24に記憶し、以後に封印具データ
Hと共にそれに準じた処理動作が行われる。封印具デー
タHの入力が行なわれると、記憶装置24に記憶された
封印具データGと比較する一次判定を行ない、この一次
判定結果データMを記憶装置24に記憶する(ステップ
118)。この一次判定は、封印具データHが封印具デ
ータGに一致するか否かで行なわれる。また、封印具用
バーコードラベルを読取ってある場合には、このデータ
の一次判定も同時に行なう。封印具データHの一次判定
が行なわれると、その判定結果データMを表示装置23
に表示する(ステップ119)。
【0047】このように、封印具データHの一次判定を
運搬者端末2で自動的に行なうことにより、運搬者は、
封印されていた封印具52が正しく使用されていたかを
封印具データHの入力時に容易に行なうことができる。
【0048】次いで、運搬者は、第1監視カメラ63の
撮影のもとに、機密廃棄物11を運搬車両5から積み降
し場所に降し、それぞれの機密廃棄物11のバーコード
ラベル12をバーコード読取装置26で読取り、その読
取った識別データCを記憶装置24に記憶する(ステッ
プ124)。識別データCが読取られると、記憶装置2
4に記憶されている識別データA、Bと比較する一次判
定を行ない、この一次判定結果データNを記憶装置24
に記憶する(ステップ125)。この一次判定は、識別
データCが識別データA、Bに一致するか否かで行なわ
れる。この判定結果データNは、識別データCが識別デ
ータA、Bに一致したか否か、不一致の対象物、一致の
対象物等である。この一次判定が行なわれると、その判
定結果データNを表示装置23に表示し(ステップ12
6)、データH、M、C、Nを携帯電話25で位置時間
情報を付けて管理センタサーバ3に送信する(ステップ
127)。
【0049】このように、識別データCが読取られる
と、識別データCの一次判定が運搬者端末2で自動的に
行なわれるので、運搬者は運搬した機密廃棄物11の確
認をバーコード読取り時に容易に行なうことができる。
【0050】管理センタは、データH、M、C、Nを受
信して記憶装置34に記憶した後(ステップ135)、
受信データH、Cの二次判定を行ない、この二次判定結
果データO、Pを記憶装置34に記憶する(ステップ1
36)。この受信した封印具データHに関する二次判定
は、封印具データHが記憶装置34に記憶されている封
印具データGに一致するか否かで行われる。また、受信
した識別データCに関する二次判定は、識別データCが
記憶装置34に予め登録されている識別データA、Bに
一致するか否かで行なわれる。この二次判定が行なわれ
ると、その判定結果データO、Pを表示装置33に表示
し(ステップ137)、管理センタサーバ3から排出者
端末4にデータH、M、O、C、N、Pを映像データE
に関連付けて送信する(ステップ138)。排出者は、
このデータH、M、O、C、N、Pを排出者端末4に受
信してその記憶装置に記憶して行くと共に(ステップ1
39)、映像データEと封印具に関するデータH、M、
Oとバーコードラベルに関するデータC、N、Pと排出
場所に関するデータA、B、G〜Lとを関連付けて排出
者端末4の表示装置に表示する。この表示は映像データ
Eの受信終了まで行なわれる。
【0051】このように、データH、Cが受信される
と、データH、Cの二次判定が管理センタサーバ3で自
動的に行なわれるので、管理センタはデータH、Cの受
信時に容易に判定結果の確認を行なうことができる。ま
た、データH、Cの判定は、異なる判定者(この実施例
では運搬者と管理センタ)で複数回行われることとな
り、客観的で正確な処理状況の確認を行なうことができ
る。
【0052】さらに、運搬者は、第1監視カメラ63の
撮影のもとに、機密廃棄物11を積み降し場所から投入
作業場所まで移動し、第1監視カメラ63の撮影と重複
して第2監視カメラ66の撮影を開始し(ステップ14
2)、この撮影した映像データFを連続的に処理場第2
端末64から管理センタサーバ3に送信開始する(ステ
ップ143)。この第2監視カメラ66の撮影は、投入
作業場所に運ばれるところから投入処理されるところま
での全ての機密廃棄物11の処理状況が常に撮影される
ように行なわれるものである。
【0053】管理センタは、この映像データFを受信し
て記憶装置34に記憶して行くと共に(ステップ14
4)、この映像データFを管理センタサーバ3から排出
者端末4に送信開始する(ステップ145)。排出者
は、この映像データFを排出者端末4に受信してその記
憶装置に記憶して行く(ステップ146)。この第2監
視カメラ66の撮影は、機密廃棄物11の移動状況、機
密廃棄物11の開封状況、機密廃棄物11から機密文書
を取出して処理装置8に投入する状況を全て連続的に行
なうものである。第2監視カメラ66の撮影が開始され
て重複撮影時間が経過した後に、第1監視カメラ63の
撮影を終了し(ステップ147)、映像データEの管理
センタサーバ3への送信を終了する(ステップ14
8)。これにより、管理センタは、映像データEの受信
を終了し、排出者端末4への送信を終了し(ステップ1
49)し、さらに、排出者は、映像データEの受信を終
了する(ステップ150)。
【0054】次いで、運搬者は、第2監視カメラ66の
撮影のもとに、投入作業場所で、それぞれの機密廃棄物
11に貼着されたバーコードラベル12を個別にバーコ
ード読取装置26で読取り、その読取った識別データD
を記憶装置24に記憶する(ステップ152)。識別デ
ータDが読取られると、記憶装置24に記憶されている
識別データA、B、Cと比較する一次判定を行ない、こ
の一次判定結果データQを記憶装置24に記憶する(ス
テップ153)。この一次判定は、識別データDが識別
データA、B、Cに一致するか否かで行なわれる。この
一次判定が行なわれると、その判定結果データQを表示
装置23に表示し(ステップ154)、データD、Qを
携帯電話25で位置時間情報を付けて管理センタサーバ
3に送信する(ステップ155)。この判定結果データ
Qは、識別データDが識別データA、B、Cに一致した
か否か、不一致の対象物、一致の対象物等である。そし
て、処理者は、この判定結果を確認した後に、第2監視
カメラ66の撮影のもとに、機密廃棄物11のバーコー
ドラベル12を開封し、機密廃棄物11から機密文書を
取出して処理装置8に投入するものである。
【0055】このように、識別データDの読取りが行わ
れると、識別データDの一次判定が運搬者端末2で自動
的に行なわれるので、運搬者及び処理者は廃棄すべき機
密廃棄物11の確認をバーコード読取り時に容易に行な
うことができる。しかも、運搬者は、運搬者端末2だけ
で一次判定することができ、その結果に基づいて次の処
理に移ることができるので、迅速な処理を行なうことが
できる。
【0056】管理センタは、データD、Qを受信して記
憶装置34に記憶した後(ステップ161)、受信デー
タDの二次判定を行ない、この二次判定結果データRを
記憶装置34に記憶する(ステップ162)。この識別
データDに関する二次判定は、識別データDが記憶装置
34に記憶されている識別データA、B、Cに一致する
か否かで行われる。この二次判定が行なわれると、その
判定結果データRを表示装置33に表示し(ステップ1
63)、管理センタサーバ3から排出者端末4にデータ
D、Q、Rを映像データFに関連付けて送信する(ステ
ップ164)。排出者は、このデータD、Q、Rを排出
者端末4に受信してその記憶装置に記憶して行くと共に
(ステップ165)、映像データFと封印具に関するデ
ータH、MOとバーコードラベルに関するデータD、
Q、Rと排出場所に関するデータA、B、G〜Lとを関
連付けて排出者端末4の表示装置に表示する(ステップ
166)。なお、映像データEとFが重複する部分は、
表示装置の画面を分割して同時に表示する。
【0057】このように、データDが受信されると、デ
ータDの二次判定が管理センタサーバ3で自動的に行な
われるので、管理センタはデータDの受信時に容易に行
なうことができる。また、データDの判定は、異なる判
定者(この実施例では運搬者及び管理センタ)で複数回
行われることとなり、処理状況の客観的で正確なチェッ
クを行なうことができる。また、管理者センタサーバ3
から排出者端末4に送信されるデータは、識別データと
判定データと映像データとが関連付けられているので、
排出者端末4で使い勝手よく利用することができると共
に、識別データC、Dに関連するデータと封印具データ
Hに関連するデータと映像データE、Fが纏められて関
連付けられているので、この点からも排出者端末4で使
い勝手よく利用することができる。
【0058】バーコードラベル12を読取った識別デー
タDの判定を確認した後に、第2監視カメラ66の撮影
を終了し(ステップ168)、映像データFの管理セン
タサーバ3への送信を終了する(ステップ169)。こ
れにより、管理センタは、映像データFの受信を終了
し、排出者端末4への送信を終了し(ステップ170)
し、さらに、排出者は、映像データFの受信を終了する
(ステップ171)。
【0059】上述したように、第1監視カメラ63及び
第2監視カメラ66の撮影において、運搬車両5から搬
出されて投入処理されるまでの間は機密廃棄物11が全
て常に撮影されているので、排出者は、機密廃棄物11
全体の処理状況の正確な確認を映像データE、Fで行な
うことができる。
【0060】そして、排出者は、運搬者及び処理者の処
理状況の各種データを排出場所におけるデータと処理場
におけるデータとに分けて位置時間情報付で受信するこ
とができるので、各場所における処理状況の正確な確認
を適時に行なうことができる。
【0061】また、排出者は、排出場所で運搬車両5の
封印に立ち会って確認し、処理場での運搬車両5の封印
具52の開封を第1監視カメラ63で撮影した映像で確
認することができるので、運搬車両5の運搬中の不適正
な運搬車両5の開閉の有無を確認することができる。
【0062】さらに、排出者毎の機密廃棄物を纏めて運
搬車両5で運搬し、処理場で纏めて処理されるので、排
出者は自分が排出した機密廃棄物の処理状況のみを確認
できる。
【0063】以上説明した実施例では運搬者端末2と処
理場第1端末61と処理場第2端末62が物理的に別の
もので構成した例を説明したが、本発明は、運搬者端末
が処理場端末を兼ねることを含むものであり、その場合
には運搬者端末に監視カメラを備えて処理場端末と同じ
機能を有するようにして、同じ処理動作を行なうように
すればよい。
【0064】また、映像データE、Fの送信に関して
は、これらの撮影が全て終了した時点で、データH、
M、O、C、N、P、E、D、Q、R、Fを関連付けて
管理者センタサーバ3から排出者端末4に送信するよう
にしてもよい。なお、管理者センタサーバ3で映像デー
タE、Fを圧縮加工して送信すれば、送信速度を速くす
ることができると共に、通話料の節約を図ることができ
る。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、排出者が運搬者または
処理者の処理状況を正確にかつ迅速に確認することがで
きる機密廃棄物の処理方法及び処理システムを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の機密廃棄物の処理システム
の構成図である。
【図2】図1の機密廃棄物の処理システムの排出場所に
係る具体的構成及び処理方法の説明図である。
【図3】図1の機密廃棄物の処理システムの処理場に係
る具体的構成及び処理方法の説明図である。
【図4A】図1の機密廃棄物の処理システムの排出場所
に係る処理動作フロー図である。
【図4B】図1の機密廃棄物の処理システムの排出場所
に係る処理動作フロー図(続き)である。
【図5A】図1の機密廃棄物の処理システムの処理場に
係る処理動作フロー図である。
【図5B】図1の機密廃棄物の処理システムの処理場に
係る処理動作フロー図(続き)である。
【符号の説明】
1…通信回線、2…運搬者端末、3…管理センタサー
バ、4…排出者端末、5…運搬車両、8…処理装置、1
1…機密廃棄物、12…バーコードラベル(識別ラベ
ル)、21…入力装置、22…制御装置、23…表示装
置、24…記憶装置、25…携帯電話、26…バーコー
ド読取装置(識別ラベル読取り装置)、27…プリン
タ、28…バーコードラベラー、31…入力装置、32
…制御装置、33…表示装置、34…記憶装置、36…
プリンタ、51…荷物収納室、52…封印具、61…処
理場第1端末、62…制御装置、63…第1監視カメラ、
64…処理場第2端末、65…制御装置、66…第2監
視カメラ。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機密廃棄物の識別データを入力する端末か
    ら通信回線を介して送信される機密廃棄物の識別データ
    を管理センタサーバで受信する工程と、前記機密廃棄物
    を撮影する端末から通信回線を介して送信される前記機
    密廃棄物の処理状況の映像データを管理センタサーバで
    受信する工程と、前記受信した機密廃棄物の識別データ
    と処理状況の映像データとを関連付けて排出者端末に通
    信回線を介して送信する工程とを有することを特徴とす
    る機密廃棄物の処理方法。
  2. 【請求項2】機密廃棄物の識別データを入力する端末か
    ら通信回線を介して送信される機密廃棄物の識別データ
    を管理センタサーバで受信する工程と、封印具データを
    入力する端末から通信回線を介して送信される運搬車両
    の封印具の識別データを管理センタサーバで受信する工
    程と、前記機密廃棄物を撮影する端末から通信回線を介
    して送信される前記機密廃棄物の処理状況の映像データ
    を管理センタサーバで受信する工程と、前記受信した機
    密廃棄物の識別データと封印具の識別データと処理状況
    の映像データとを関連付けて排出者端末に通信回線を介
    して送信する工程とを有することを特徴とする機密廃棄
    物の処理方法。
  3. 【請求項3】機密廃棄物の識別データを入力する端末か
    ら通信回線を介して送信される機密廃棄物の識別データ
    を管理センタサーバで受信する工程と、封印具データを
    入力する端末から通信回線を介して送信される運搬車両
    の封印具の識別データを管理センタサーバで受信する工
    程と、前記機密廃棄物を撮影する端末から通信回線を介
    して送信される前記運搬車両の封印具の開封から前記機
    密廃棄物の処理装置への投入までの全処理状況の映像デ
    ータを管理センタサーバで受信する工程と、前記受信し
    た機密廃棄物の識別データと封印具の識別データと処理
    状況の映像データとを関連付けて排出者端末に通信回線
    を介して送信する工程とを有することを特徴とする機密
    廃棄物の処理方法。
  4. 【請求項4】運搬者端末で機密廃棄物の識別ラベルを読
    取ってその識別データを判定し、その判定結果を前記運
    搬者端末に出力する工程と、前記運搬者端末から通信回
    線を介して送信される前記機密廃棄物の識別データ及び
    その判定結果データを管理センタサーバで受信する工程
    と、前記機密廃棄物を撮影する端末から通信回線を介し
    て送信される前記機密廃棄物の処理状況の映像データを
    管理センタサーバで受信する工程と、前記受信した機密
    廃棄物の識別データとその判定結果データと処理状況の
    映像データとを関連付けて排出者端末に通信回線を介し
    て送信する工程とを有することを特徴とする機密廃棄物
    の処理方法。
  5. 【請求項5】運搬者端末で機密廃棄物の識別ラベルを読
    取ってその識別データを一次判定し、その一次判定結果
    を前記運搬者端末に出力する工程と、前記運搬者端末か
    ら通信回線を介して送信される前記機密廃棄物の識別デ
    ータ及びその一次判定結果データを管理センタサーバで
    受信する工程と、封印具データを入力する端末から通信
    回線を介して送信される運搬車両の封印具の識別データ
    を管理センタサーバで受信する工程と、処理場端末から
    通信回線を介して送信される前記運搬車両の封印具の開
    封から前記機密廃棄物の処理装置への投入までの全処理
    状況が連続性を有するように重合する複数の処理状況の
    映像データを管理センタサーバで受信する工程と、前記
    管理センタ端末で前記機密廃棄物の識別データを二次判
    定し、その二次判定結果を管理センタサーバに出力する
    工程と、前記受信した機密廃棄物の識別データとその一
    次判定結果データと前記二次判定結果と前記複数の処理
    状況の映像データとを関連付けて排出者端末に通信回線
    を介して送信する工程とを有することを特徴とする機密
    廃棄物の処理方法。
  6. 【請求項6】機密廃棄物を排出する排出者が所有する排
    出者端末と、前記機密廃棄物を排出場所から処理場まで
    運搬する運搬者が所有する運搬者端末と、前記機密書類
    を処理装置で処理する処理場における処理場端末と、前
    記排出者端末、前記運搬者端末及び前記処理場端末を通
    信回線を介して接続する管理センタが所有する管理セン
    タサーバとを備え、前記運搬者端末は前記機密廃棄物に
    貼着された識別ラベルを読取る識別ラベル読取り手段を
    備え、前記処理場端末は前記機密廃棄物の処理状況を撮
    影する監視カメラを備え、前記管理センタサーバは前記
    運搬者端末から送信される機密廃棄物の識別データと前
    記処理場端末から送信される処理状況の映像データとを
    受信してこの受信した機密廃棄物の識別データ及び処理
    状況の映像データを関連付けて前記排出者端末に送信す
    る手段を備えたことを特徴とする機密廃棄物の処理シス
    テム。
  7. 【請求項7】機密廃棄物を排出する排出者が所有する排
    出者端末と、前記機密廃棄物を排出場所から処理場まで
    運搬する運搬者が所有する運搬者端末と、前記排出者端
    末及び前記運搬者端末を通信回線を介して接続する管理
    センタが所有する管理センタサーバとを備え、前記運搬
    者端末は、前記機密廃棄物に貼着された識別ラベルを読
    取る識別ラベル読取り手段と前記機密廃棄物の処理状況
    を撮影する監視カメラとを備え、前記管理センタサーバ
    は前記運搬者端末から送信される機密廃棄物の識別デー
    タと前記監視カメラで撮影する前記機密廃棄物の処理状
    況を撮影して送信される処理状況の映像データとを関連
    付けて前記排出者端末に送信する手段を備えたことを特
    徴とする機密廃棄物の処理システム。
  8. 【請求項8】機密廃棄物を排出する排出者が所有する排
    出者端末と、前記機密廃棄物を排出場所から処理場まで
    運搬する運搬者が所有する運搬者端末と、前記機密書類
    を処理装置で処理する処理場における処理場端末と、前
    記排出者端末、前記運搬者端末及び前記処理場端末を通
    信回線を介して接続する管理センタが所有する管理セン
    タサーバとを備え、前記運搬者端末は、前記機密廃棄物
    に貼着された識別ラベルを読取る識別ラベル読取り手段
    と、前記読取り手段で読取った機密廃棄物の識別データ
    の判定を行なう手段とを備え、前記処理場端末は前記機
    密廃棄物の処理状況を撮影する監視カメラを備え、前記
    管理センタサーバは前記運搬者端末から送信される機密
    廃棄物の識別データと前記処理場端末から送信される処
    理状況の映像データとを受信してこの受信した機密廃棄
    物の識別データ及び処理状況の映像データを関連付けて
    前記排出者端末に送信する手段を備えたことを特徴とす
    る機密廃棄物の処理システム。
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