JP3392925B2 - フロアパネルのシール構造 - Google Patents

フロアパネルのシール構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床下空間を有する二重
床において、床下と床上との空気の流通を遮断するフロ
アパネルのシール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の二重床に用いられるフロアパネル
(以下、パネルという)には、床下と床上との空気の流
通を遮断する有効な手段が施されていない。このため、
部屋の換気を行うと、床下の空気がパネルの間を通って
床上に上がり、このとき、パネルの表面に貼着されたカ
ーペットを通過して通過部分を汚す。又、空調の場合も
同様で、この場合はカーペットを汚す上に、更に空調の
効率を低下させる。これを防ぐには、パネルにシール構
造を施す必要があるが、前記したように、従来のパネル
にシール構造を積極的に施したものはあまり見当たらな
い。只、僅かに以下のようなものが見受けられる。
【0003】例えば、実開平3−008247号公報に
は、パネルの側面に、側面から突出する弾性材からなる
帯状のバッキン材を埋め込み、このパッキン材同士を接
触させてシール効果を図ったものが提案されている。
又、実開平5−032566号公報には、パネルの側面
に、内方に空間を有して外方へわん曲して突出するゴム
や樹脂等からなる弾性材のシール材をビス等で取り付
け、シール材同士を接触させてシール効果を図ったもの
が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者のもの
は、パッキン材の厚みは薄く、変形可能な部分の長さも
充分ではないため、接触させたときにシール効果を果た
すだけの充分なつぶし代が取れないととともに、変形率
が大きくなって弾力性を長期間保持できず、充分なシー
ルが図れないといった欠点がある。一方、後者のもの
は、接触部分のシール材の厚みが薄いことから、シール
効果を完全にする密着性という点で気掛かりである。
又、いずれのものも、取付けが面倒、後付けができない
といった問題を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、二重
床における床下と床上との空気の流通を遮断するフロア
パネルのシール構造において、フロアパネルの側縁に下
方に空間を確保してフランジを形成するとともに、フラ
ンジの下方空間に、充分な厚みと幅を有し、且つ、隣接
のものと充分なつぶし代をもって圧接するシール材を後
付け可能に嵌合構造で着脱可能に装着したことを特徴と
するフロアパネルのシール構造を提供することで、前記
した課題を解決したものである。
【0006】
【作用】ここで用いられるシール材は、充分なスペース
を確保して形成されたフランジの下方空間に装着される
ものであるから、シール材の厚みや幅を充分にとること
ができる。従って、シール材の厚みを充分とることで、
シール材同士を圧接させたときに互いに充分な接触面積
を確保でき、このとき、充分なつぶし代で圧接させるこ
とでシール効果はより完全になる。
【0007】又、シール材の幅を充分にとることで、シ
ール材の変形率を小さくでき、シール材が永久変形を来
さず、歪みも残し難い。更に、このシール材は、パネル
を敷設するときになって現場で装着できる、所謂、後付
け可能であるから、破損やメクレ等が生じ易い梱包や輸
送時には装着しないでおける。勿論、このシール材を装
着しないでも、パネルの機能は阻害されない。
【0008】
【実施例】〔第1実施例〕 以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。図1は
本発明の第1実施例を示すパネルの一部斜視図、図2は
要部断面図である。ここでのパネル10は、断面逆ハッ
ト形をした金属製のボトム板12の上に同じく金属製の
平板状のトップ板14を被せ、トップ板14でボトム板
12の端を覆うよう下方に折り曲げたものである。そし
て、ボトム板12とトップ板14とが重なっている周縁
部をプレスによって圧締結したり、適宜スポット溶接し
たりして一体化したものである。このような一体化構造
をとると、プレスの箇所には窪み16が形成される。
【0009】パネル10の側縁には、下方に充分な空間
を確保するようフランジ18が設けられている。このフ
ランジ18の長さは、ボトム板12の上端の水平部の長
さで決ままるから、これに充分な長さを持たせている。
トップ板14の端部は下方に直角に曲げられて垂下部2
0を形成しているが、この垂下部20で外縁を囲包され
たフランジ18の下方空間にシール材22が後付け可能
に装着される。本例におけるシール材22は、この空間
に保持される硬質樹脂等のホルダー24と、このホルダ
ー24に取り付けられる充分な厚みと幅とを有する軟質
樹脂等のシール体26とから構成される。
【0010】又、本例におけるホルダー24は、フラン
ジ18の下側に下方から挿入されて嵌合される着脱可能
な構造をしている。このため、このホルダー24は、水
平部28の外端から上部起立部30が起立し、内端から
下部垂下部32が垂下し、水平部28から上方にT形突
起34が起立している形状をしている。そして、ボトム
板12の側面とトップ板14の垂下部20とにそれぞれ
対向側に向かって突起する凸部36、38を形成し、T
形突起34の両端部をこの凸部36、38に係合させる
構造をしている。
【0011】又、上部起立部30とT形突起34とでト
ップ板14の垂下部20を挟むようにしている。更に、
T形突起34の上面には凹み40が形成され、この凹み
40でフランジ18に形成された窪み16を逃がすよう
にしている。この他、下部垂下部32はボトム板12の
側面に密接する構造にしてある。以上の構造によってホ
ルダー24はフランジ18の下方空間に少々の衝撃では
外れない程度の強度で保持される。
【0012】本例におけるシール体26の取付けは、ホ
ルダー24の下部垂下部32の側面にシール体26を貼
着する構造を示している。しかし、これに限らず、ホル
ダー24とシール体26とを一体成形したものであって
もよい。このシール体26は充分な厚みを有している一
方、ホルダー24の端面から充分に突出している。以上
により、パネル10にこのようなシール材22を装着し
てパネル10を敷き詰めると、充分な厚みと幅を有する
シール体26同士が圧接して高いシール性を発揮し、更
に、突出しているつぶし代はシール体26に充分な幅を
持ったつぶし代により分割され、永久変形、歪みの心配
が少ない。この他、上部起立部30同士も接触し、接触
音等が発生するのも防止される。
【0013】図3は第1実施例の要部断面図であるが、
本例のパネル10のコーナー付近には、通常、トップ板
14の側面に外方に突き出た突出部42を設け、この突
出部42同士を突き当てて位置決めを図るようにしてい
る。従って、これが存在する箇所では前記した上部起立
部30を低いものにしておく必要があろう。
【0014】〔第2実施例〕 図4は第2実施例を示すパネルの要部断面図であるが、
本例のホルダー24は、T形突起の代わりに水平部28
の内端に別の上部起立部44を設けるとともに、ボトム
板12の側面に凸部が形成されないものである。これに
より、ホルダー24は、上部起立部44と下部垂下部3
2とがボトム板12の側面に密接してぐらつきを防止し
ている。又、上部起立部44は、フランジ18の下面に
当たって位置決めし、外側の上部起立部30がトップ板
14の垂下部20に形成された凸部38に係合して保持
される。尚、シール体26の構造及びその取付けは第1
実施例の場合と同じである。
【0015】〔第3実施例〕 図5は第3実施例を示すパネルの要部断面図であるが、
本例のボトム板12は、第2実施例と同様に側面に凸部
が形成されないものであり、トップ板14の垂下部20
を内側にやや曲げ、途中に外方に突出する突起部46を
形成したものである。そして、ホルダー24は、この突
起部46に下から嵌め込まれて係合するU字溝48を有
する断面コ字状をした直方体形状をしているものであ
る。又、シール体26はこのホルダー24の外面に貼着
されるものであるが、第1実施例の場合と同様、ホルダ
ー24と一体成形されるものでもよい。
【0016】図6は第1〜第3実施例に共通するパネル
10の構造を示す断面図であるが、第1及び第2実施例
のプレスによる圧締結に加えてボトム板12の端面の一
部をトップ板14で巻き込んで一体化し、シール材22
との嵌合部となる部分を切り起こして垂下部20とした
ものである。これにより、ボトム板12とトップ板14
との一体化が一層強固になる長所を有するものである。
又、ボトム板12の側面に形成される凸部36もボトム
板12の一部を切り起こして形成したものである。逆
に、トップ板14の垂下部20は切り起こさずに凸部3
8を設けたものである。
【0017】〔第4実施例〕 図7は第4実施例を示すパネルの要部断面図であるが、
本例のパネル10は、前記の巻込み構造をとり、ホルダ
ー24は、ステンレス等の薄板によってパネル10のフ
ランジ18に外方から挿入されて上下から挟み着ける二
枚の水平部50、52が形成され、又、下方の水平部5
2の内端から垂下してボトム板12の側面に密接する下
方垂下部54が形成されたものである。そして、上方の
水平部50に下方に凹陥部56を形成し、フランジ18
に形成された窪み16に係合して固定するものである。
【0018】シール体26は、下方垂下部54の下端を
外方に折り曲げ、これと下方の水平部52との間の空間
を利用して下方垂下部54の側面に貼着して保持するも
のにする。本実施例のものは、シール体26の厚みをフ
ランジ18の下方空間一杯にとれる利点がある。
【0019】〔第5実施例〕 図8は第5実施例を示すパネルの要部断面図であるが、
本例のシール材22は、ホルダーを用いずにパネル10
の側面にシール体26を接着剤等によって直接接着した
ものである。本実施例のものは、床板にフランジ18を
設けているので、シール体26を貼着するとき、このフ
ランジ18の裏面が位置決めとなり、迅速に作業ができ
るものであり、更に、構成部材の数が少なくてコストが
安くでき、シール体26の厚みも厚くできる利点があ
る。
【0020】尚、以上の各実施例における凸部は全周に
連続して形成される必要はなく、適所に数ケ所程度あれ
ば充分である。又、ここでの凸部とは、パネル側面への
シール材の取付けを可能にする構造という意味であり、
この機能を満足するものである限り、凹部でも孔でもよ
い。更に、ボトム板を切り起こして凸部を設けたり、孔
を設けたものではパネル内部の空間を充填できないが、
これ以外の構造によってシール材を取り付けるものにつ
いては、パネル内部に充填材を充填して強度アップと歩
行感の向上及び消音効果を図ることも可能である。
【0021】
【発明の効果】以上、本発明は前記したとおりのもので
あるから、次のような効果が期待できる。先ず、シール
材は充分な下方空間を有して形成されるフランジの下方
に取り付けられるものであるから、その厚みと幅を充分
にとれ、圧接によるシール効果が高い。そして、この効
果を維持するも、圧接による変形率は小さくてすむか
ら、永久変形や歪み等が生じ難く、耐久性の高いものと
なる。
【0022】次に、このシール材は後付け可能タイプに
なっており、このシール材がなくてもパネルの機能は阻
害されないから、シール材は必要になったとき、例え
ば、パネルの敷設後に床下空調を取り入れたような場合
にはその時点で装着すればよいし、必要な箇所のみの部
分的な装着も可能である。更に、シール材を装着したと
きにはパネルと一体化されるから、配線変更等に際して
はパネルを外すのみでよい。これらの点から、このシー
ル構造は非常に便宜性の高いものと言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すパネルの斜視図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例を示すパネルの要部断面図
である。
【図3】本発明の第1実施例を示すパネルの要部断面図
である。
【図4】本発明の第2実施例を示すパネルの要部断面図
である。
【図5】本発明の第3実施例を示すパネルの要部断面図
である。
【図6】本発明の第1〜第3実施例を示すパネルの要部
断面図である。
【図7】本発明の第4実施例を示すパネルの要部断面図
である。
【図8】本発明の第5実施例を示すパネルの要部断面図
である。
【符号の説明】
10 フロアパネル 18 フランジ 22 シール材
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−32566(JP,U) 実開 昭60−26527(JP,U) 実開 昭56−129455(JP,U) 実開 平3−75246(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 15/024

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二重床における床下と床上との空気の流
    通を遮断するフロアパネルのシール構造において、フロ
    アパネルの側縁に下方に空間を確保してフランジを形成
    するとともに、フランジの下方空間に、充分な厚みと幅
    を有し、且つ、隣接のものと充分なつぶし代をもって圧
    接するシール材を後付け可能に嵌合構造で着脱可能に
    着したことを特徴とするフロアパネルのシール構造。
  2. 【請求項2】 シール材が嵌合構造に代えてフロアパネ
    ルに対して接着されるものである請求項1のフロアパネ
    ルのシール構造。
  3. 【請求項3】 シール材が、隣接のものに圧接するシー
    ル体と、シール体を保持してフロアパネルの下方空間に
    嵌合されるホルダーとからなる請求項1又は2のフロア
    パネルのシール構造
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