JP3391213B2 - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JP3391213B2
JP3391213B2 JP07242297A JP7242297A JP3391213B2 JP 3391213 B2 JP3391213 B2 JP 3391213B2 JP 07242297 A JP07242297 A JP 07242297A JP 7242297 A JP7242297 A JP 7242297A JP 3391213 B2 JP3391213 B2 JP 3391213B2
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浩亮 榊
昌宏 望月
佳博 前井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ITU−T勧告
T.30 ANNEXFに準拠した通信端末装置に係り、より
詳しくは、V.34モードでの動作時にCTC信号を受
信した場合の対応処置を定めた通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、G3ファクシミリでは、半二
重の再送ARQ手法に基づいて、転送データのエラーを
訂正するエラー訂正方式(ECM)を規定している。こ
こで、ECMにおけるエラー訂正の概略過程を以下の
〜に沿って順を追って説明する。
【0003】 送信側が、画情報データ(ファクシミ
リ符号化情報或いはバイナリファイル等)を256のフ
レームに分割して部分ページを送信する。
【0004】 部分ページの送信を終了すると、送信
側が、当該部分ページの最後を示すためのPPS−EO
P(Partial Page Signal - End of procedure) 信号を
送出する。
【0005】 受信側は、受信した部分ページのフレ
ームのうち正しく受信できなかったフレームが有る場
合、当該フレームの再送を要求するためのPPR(Part
ial Page Request) 信号を送信側に送出する。なお、P
PR信号では、再送すべきフレームを当該信号内に設け
られたFIF(ファクシミリ情報)内の256ビットの
対応するビットを1とすることによって示す。
【0006】 PPR信号を受信した送信側は、要求
されたフレームのみを再送する。 再送を終了すると、送信側はPPS−EOP信号を
送出する。
【0007】 すべてのフレームが正しく受信できた
場合、受信側はメッセージが完全に受信されたことを示
すMCF(Message Confirmation) 信号を送信側に送
る。一方、正しく受信されなかったフレームがまだ残っ
ている場合には、そのフレームについて再送手順〜
を繰り返し実行する。
【0008】従来のG3ファクシミリでは、3回再送し
てもすべてのフレームを正しく転送できなかった場合に
は、再送を中断するか或いは続行するかのいずれかを選
択しており、再送を続行する場合には、以下のような処
理を実行している。
【0009】即ち、送信側は、4回目のPPR信号に対
する応答で、送信側はメッセージの訂正を続行すること
を示すCTC(Continue To Correct)信号を送出する。
このCTC信号では、モデムの通信速度をフォールバッ
クする指令を示すこともできる。
【0010】CTC信号を受信した受信側は、CTC信
号の内容を受容できると判断した場合には、訂正続行指
令に対する応答として、CTR(Response To Continue
ToCorrect )信号を送出する。これにより、4回以上
のフレーム再送が実行される。
【0011】ところで、ITU−Tにおいて、V.32
(9600bps(bit par second) までの2線式全2
重モデムの規格)の機能拡張として、14400bps
を越える28800bpsまでの2線式全2重モデムの
規格がV.34として勧告され、その後、上記V.34
をファクシミリ装置の通信手順に応用する規格として、
ITU−T勧告T.30 ANNEXFが定められた。なお、
ITU−Tとは、International Telecommunications U
nion−Telecommunications Standardization Sector 、
即ち国際電気通信連合の電気通信標準化部門を意味す
る。
【0012】しかし、このITU−T勧告T.30 ANN
EXFに準拠したファクシミリ装置では、V.34モード
での高速動作時において、通信速度のフォールバックを
指定する場合があるCTC信号及びその応答であるCT
R信号の使用を禁止することとした。従って、ITU−
T勧告T.30 ANNEXFに準拠したファクシミリ装置に
おいて、V.34モードで動作中に、禁止コマンドであ
るCTC信号を受信した場合の制御方法は規定されてい
ない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のITU−T勧告T.30 ANNEXFに準拠したファク
シミリ装置では、V.34モードで動作中にCTC信号
を受信した場合、該信号の受信時の制御方法が規定され
ていないため、予期しない誤動作を招くおそれがある。
【0014】本発明は、上記事実に鑑みてなされたもの
で、ITU−T勧告T.30 ANNEXFに準拠した通信端
末装置がV.34モードで動作している時にCTC信号
を受信した場合でも、誤動作を確実に防止できる通信端
末装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、請求項1の発明は、ITU−T勧告T.30 ANNEX
Fに準拠した通信端末装置において、画情報の訂正を続
行することを示すCTC信号の受信を検知する検知手段
と、V.34モードで動作中に前記検知手段によりCT
C信号の受信が検知された場合、受信したCTC信号に
よって指示された内容を実行せず、CTC信号に対する
応答を示すCTR信号を相手機へ送信する制御手段と、
を有することを特徴とする。
【0016】請求項1の発明では、V.34モードで動
作中に前記検知手段によりCTC信号の受信が検知され
た場合、制御手段は、受信したCTC信号によって指示
された内容を実行せず、CTC信号に対する応答を示す
CTR信号を相手機へ送信する。これにより、通信を継
続することができると共に、無効なCTC信号のパラメ
ータによる誤動作を確実に防止することができる。
【0017】ここで、制御手段は、受信したCTC信号
を解析した後、その内容を実行しないでCTR信号を送
出するようにしても良いし、或いは、請求項2の発明の
ように、請求項1の前記制御手段が、V.34モードで
動作中に前記検知手段によりCTC信号の受信が検知さ
れた場合、受信したCTC信号を解析せず、CTR信号
を相手機へ送信するようにしても良い。請求項2の発明
では、CTC信号の解析を行わないため、直ちにCTR
信号を送信できるという利点がある。
【0018】また、請求項3の発明は、請求項1の前記
制御手段が、V.34モードで動作中に前記検知手段に
よりCTC信号の受信が検知された場合、受信したCT
C信号によって指示された内容のうち少なくとも通信速
度パラメータの指定を実行せず、CTR信号を相手機へ
送信することを特徴とする。
【0019】請求項3の発明では、受信したCTC信号
によって指示された内容のうち少なくとも通信速度パラ
メータの指定を実行しないため、通信を継続しかつ無効
な通信速度のパラメータによる誤動作を確実に防止する
ことができると共に、通信速度以外の有効パラメータの
再設定が可能となる。
【0020】さらに、請求項4の発明は、ITU−T勧
告T.30 ANNEXFに準拠した通信端末装置において、
画情報の訂正を続行することを示すCTC信号の受信を
検知する検知手段と、V.34モードで動作中に前記検
知手段によりCTC信号の受信が検知された場合、相手
機との通信を中断する中断手段と、を有することを特徴
とする。
【0021】請求項4の発明では、V.34モードで動
作中にCTC信号の受信が検知された場合、相手機との
通信を中断するため、無効なCTC信号の受信により発
生する誤動作をより確実に防止することができる。
【0022】なお、この中断手段として、例えばDCN
信号を送信することにより回線を切断する手段がある。
勿論、DCN信号を用いずに通信を中断しても良い。
【0023】また、請求項5の発明は、請求項4の前記
中断手段により相手機との通信が中断された場合、無効
コマンドを受信した旨のエラーメッセージを出力する出
力手段と、をさらに有することを特徴とする。
【0024】請求項5の発明では、無効コマンドを受信
した旨を示すエラーメッセージを出力することにより、
使用を許されていないコマンドを受信したことを明確に
することができる。
【0025】さらに、請求項6の発明は、ITU−T勧
告T.30 ANNEXFに準拠した通信端末装置において、
画情報の訂正を続行することを示すCTC信号の受信を
検知する検知手段と、V.34モードで動作中に前記検
知手段によりCTC信号の受信が検知された場合、受信
したCTC信号の解析及び該信号に関連した処理を実行
せず、直ちに次の動作処理を実行する制御手段と、を有
することを特徴とする。
【0026】請求項6の発明では、V.34モードで動
作中にCTC信号の受信が検知された場合、受信したC
TC信号の解析及び該信号に関連した処理を実行せず、
直ちに次の動作処理を実行するため、最も簡単な構成に
より、CTC信号による誤動作を防止することができ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。 (第1の実施形態)図1には、本発明の第1の実施形態
に係る通信端末装置の一例として、ファクシミリ装置1
0の全体構成図を示す。このファクシミリ装置10は、
ファクシミリ装置10全体の制御処理を行うCPU1
2、制御プログラム実行時に使用するワークエリアとし
てのRAM14、ファクシミリ装置10を操作するため
の表示及び操作スイッチが設けられた操作表示装置1
6、送信原稿を読取る読取装置18、受信画情報等を印
刷して出力する印字装置20、符号化・復号化・拡大・
縮小等の画像処理を行う画像処理装置22、送信する画
情報または受信した画情報を格納する画像蓄積装置2
4、ファクシミリ装置10全体を制御するプログラムを
記憶したROMで構成されたシステム制御プログラム記
憶部28、デジタル網(例えば、ISDN網)に適した
通信(例えば、G4)を制御するためのプログラムを記
憶したROMから構成されたデジタル通信制御プログラ
ム記憶部30、アナログ網(例えば、G3)に適した通
信を制御するためのプログラムを記憶したROMから構
成されたアナログ通信制御プログラム記憶部32、ファ
クシミリ装置10をデジタル網へ接続するためのデジタ
ル網制御装置38、ファクシミリ装置10をアナログ網
へ接続するためのアナログ網制御装置40、及び切換え
によって複数の外部回線インターフェースと複数の内部
通信回路とを接続するための回線切換え制御装置36を
備えており、これらはシステムバス26により相互に接
続されている。
【0028】また、デジタル通信制御プログラム記憶部
30は直接回線切換え制御装置36と相互に接続されて
おり、アナログ通信制御プログラム記憶部32は、低速
モードと高速モードとを備えたモデム(変復調装置)3
4を介して回線切換え制御装置36と相互に接続されて
いる。また、回線切換え制御装置36は、デジタル網制
御装置38及びアナログ網制御装置40の各々とも相互
に接続されている。
【0029】第1の実施形態のファクシミリ装置10
は、デジタル網にもアナログ網にも接続可能であるが、
このファクシミリ装置10をアナログ網にのみ接続する
場合にはデジタル通信制御プログラム記憶部30及びデ
ジタル網制御装置38を省略することができ、デジタル
網にのみ接続する場合にはアナログ通信制御プログラム
記憶部32、モデム34及びアナログ網制御装置40を
省略することができる。
【0030】また、第1の実施形態のファクシミリ装置
は、ITU−T勧告T.30 ANNEXFに準拠したプロト
コル手順に基づいた通信が可能とされている。そこで、
ITU−T勧告T.30 ANNEXFの基本的な通信手順の
概要を図2を用いて以下に説明する。
【0031】図2に示すように、中心線の左側には発呼
局から応答局へ送出される信号が、中心線の右側には応
答局から発呼局へ送出される信号が、それぞれ時系列に
沿って上から順に示されている。
【0032】この図2には、通信開始時の手順、画情報
の伝送時の手順、及び通信終了時の手順が網羅されてい
る。このうち通信開始時の手順は、相手側端末の機能等
を認識するためのネットワークインタラクション(フェ
ーズ1)、発呼局と応答局との間に設定された通信回線
の状態を把握するためのラインプロービング(フェーズ
2)、モデムに内蔵された等化器のトレーニングを行う
プライマリーチャネル等化器トレーニング(フェーズ
3)、モデムの性能情報等を交換しデータ信号速度の設
定等を行うモデムパラメータ交換(フェーズ4)、画情
報の伝送に先立ち制御チャネルデータの交換等を行う
T.30ファクシミリハンドシェーク(フェーズ5)、
画情報の伝送に先立ちプライマリーチャネルを再度同期
させるプライマリーチャネルの再同期(フェーズ6)の
各フェーズにより構成される。
【0033】なお、このうちネットワークインタラクシ
ョンでは、V.8に準じた動作が行われ、次のラインプ
ロービング以降ではV.34の半2重動作モードに基づ
く動作が行われる。
【0034】ところで、既に述べたように、ITU−T
勧告T.30 ANNEXFに準拠したファクシミリ装置で
は、V.34モードでの動作時においてCTC信号(以
下、「CTCコマンド」という)及びCTR信号(以
下、「CTRレスポンス」という)の使用が禁止されて
いる。そこで、本実施形態のファクシミリ装置では、後
述するように、CTCコマンドを受信した場合に発生す
る予期しない誤動作を確実に防止するための防止処理を
定めている。ここでは、まず、CTCコマンド及びCT
Rレスポンスのデータ構造を図8を用いて説明する。
【0035】図8に示すように、CTCコマンドは、コ
マンドの始端を示すフラグF、受信側のアドレスを示す
アドレスフィールドA、データリンクを制御するための
命令や応答に用いられるコントロールフィールドC、コ
マンドの識別コードを示すファクシミリ制御フィールド
FCF、付加情報が収められるファクシミリ情報フィー
ルドFIF、受信側で伝送誤りをチェックするためのフ
レームチェッキングシーケンスFCS、及びコマンドの
終端を示すフラグFから構成される。
【0036】このうちのファクシミリ制御フィールドF
CFの値は、”X1001000”と定められており、
ファクシミリ装置10のCPU12は、受信したコマン
ドのファクシミリ制御フィールドの値が上記値であるこ
とによって、受信コマンドがCTCコマンドであること
を検知する。即ち、本実施形態のファクシミリ装置10
は、CTCコマンドを検知する機能を有している。
【0037】また、ファクシミリ情報フィールドFIF
には、受信側のモデムの通信速度等を指定するための1
6ビットの情報を収めることができ、ファクシミリ装置
10のCPU12は、通常のT.30手順で通信を行っ
ている場合には、モデムの通信速度がファクシミリ情報
フィールドFIFにより指定された通信速度となるよう
に制御する。即ち、本実施形態のファクシミリ装置10
は、CTCコマンドの内容を解析する機能を有してい
る。
【0038】また、図8に示すように、CTRレスポン
スは、レスポンスの始端を示すフラグF、レスポンス受
信側のアドレスを示すアドレスフィールドA、データリ
ンクを制御するための命令や応答に用いられるコントロ
ールフィールドC、レスポンスの識別コードを示すファ
クシミリ制御フィールドFCF、受信側で伝送誤りをチ
ェックするためのフレームチェッキングシーケンスFC
S、及びコマンドの終端を示すフラグFから構成され
る。なお、本実施形態のファクシミリ装置10では、図
8のデータ構造を有するCTRレスポンスを作成、送信
する機能を有している。
【0039】このうちのファクシミリ制御フィールドF
CFの値は、”X0100011”と定められており、
レスポンスを受信したファクシミリ装置は、ファクシミ
リ制御フィールドの値が上記値であることによって、受
信レスポンスがCTRレスポンスであることを検知す
る。
【0040】次に、図3のフローチャートを用いて第1
の実施形態に係る通信端末装置の作用を説明する。な
お、図3のフローチャートは、本実施形態の通信端末装
置が応答局(受信側端末)となった場合の処理の流れを
示すものである。
【0041】図3のフローチャートに示すように、ま
ず、発呼局(送信側端末)からの発呼の着信を待機し、
着信があると(ステップ300肯定判定)、V.34ネ
ゴシエーションをV.8手順で実行する(ステップ30
2)。このV.8手順では、既に述べたように、相手側
端末の機能等を認識するためのネットワークインタラク
ション(図2のフェーズ1)を実行する。
【0042】次に、ステップ302のネットワークイン
タラクションの結果により、V.34ネゴシエーション
が成立したか否かを判定する(ステップ304)。V.
34ネゴシエーションが成立しなかった場合(ステップ
304否定判定)、通常のT.30の手順を実行する
(ステップ324)。
【0043】V.34ネゴシエーションが成立した場合
(ステップ304肯定判定)、T.30 ANNEXFの動作
を開始する(ステップ306)。即ち、これ以降は、
T.30 ANNEXFに準拠したV.34モードでのプロト
コル手順が実行される。
【0044】このプロトコル手順では、図2に示すよう
に、ラインプロービング、プライマリチェネルイコライ
ザートレーニング、モデムパラメータ交換処理が順次実
行された後、T.30ハンドシェーキングがファクシミ
リネゴシエーションとして実行される(ステップ30
8)。なお、このファクシミリネゴシエーションが終了
すると、応答局は、受信準備が完了したことを示すCF
R信号を送信し、発呼局はプライマリチャネルの再同期
(図2)を実行する。
【0045】そして、画情報受信フェーズ(図2)に移
行する(ステップ310)。この画情報受信フェーズで
は、発呼局が画情報を所定数のフレームに分割し、部分
ページ毎に順次送信する。
【0046】次に、画情報受信フェーズが終了したか否
かを判定する(ステップ312)。画情報受信フェーズ
が終了していない場合(ステップ312否定判定)、即
ち、画情報の受信が継続している場合には、何らかのコ
マンドを受信したか否かを判定する(ステップ31
4)。コマンドを受信していない場合(ステップ314
否定判定)、ステップ312に戻り、画情報受信フェー
ズが終了するまで同様の処理を繰り返す。
【0047】一方、コマンドを受信した場合(ステップ
312肯定判定)、受信したコマンドがCTCコマンド
であるか否かを判定する(ステップ316)。受信した
コマンドがCTCコマンドであると判定された場合(ス
テップ316肯定判定)、CTRレスポンスを送信し
(ステップ318)、ステップ312に戻り同様の処理
を繰り返す。
【0048】受信したコマンドがCTCコマンドでなか
った場合(ステップ316否定判定)、受信したコマン
ドに対応した動作処理を実行し(ステップ320)、ス
テップ312に戻って同様の処理を繰り返す。
【0049】画情報受信フェーズが終了した場合(ステ
ップ312肯定判定)、T.30 ANNEXFの終了動作を
実行し、本通信手順を完了する。
【0050】以上のようにT.30 ANNEXFに準拠した
通信手順の実行中において、本来禁止されているはずの
CTCコマンドを受信した場合でも、本実施形態では、
受信したCTCコマンドの内容を解析することなく直ち
にCTRレスポンスを送信し、画情報受信フェーズを続
行するようにしている。これにより、通信を継続するこ
とが可能となると共に、無効なCTCコマンドのパラメ
ータによる誤動作を確実に防止することができる。
【0051】なお、図3のステップ316でCTCコマ
ンドを受信した場合の手順として、受信コマンドの解析
は行っても、解析結果に基づくパラメータの再設定を行
わずにCTRレスポンスを送信するようにしても同様の
効果を奏することができる。
【0052】比較のため、図5のステップ324の通常
のT.30手順における画情報受信フェーズの流れを図
4のフローチャートにより説明する。
【0053】図4のフローチャートに示すように、画情
報受信フェーズが終了していない場合に(ステップ40
0否定判定)、CTCコマンドを受信した場合(ステッ
プ402肯定判定)、受信したCTCコマンドの内容を
解析する(ステップ404)。この解析によって、受信
したCTCコマンドのファクシミリ情報フィールドFI
Fにより指定されたパラメータ、例えばモデムの通信速
度等を検知する。
【0054】次に、解析されたパラメータの再設定を行
う(ステップ406)。例えば、モデムの通信速度等を
CTCコマンドにより指定された値に再設定する。そし
て、CTRレスポンスを送信し(ステップ408)、ス
テップ400に戻り同様の処理を繰り返す。
【0055】画情報受信フェーズが終了した場合(ステ
ップ400肯定判定)、通常のT.30の終了動作を行
い(ステップ410)、T.30の通信手順を完了す
る。
【0056】このように通常のT.30の手順では、
T.30 ANNEXFでは禁止されているCTCコマンドで
指定された通信速度等のパラメータの再設定及びこの再
設定指令の応答を示すCTRレスポンスを送出し、画情
報受信フェーズを続行するようにしている。 (第2の実施形態)次に、第2の実施形態に係る通信端
末装置をファクシミリ装置を1例として説明する。な
お、第2の実施形態の構成及び基本的な通信手順は、第
1の実施形態の構成(図1、図2)と同様であるので、
同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0057】第2の実施形態の作用を図5のフローチャ
ートを用いて説明する。なお、図3、図4のフローチャ
ートと同様の作用部分については,同一のステップ番号
を付して説明を省略し、異なる作用部分についてのみ説
明する。
【0058】図5のフローチャートに示すように、受信
したコマンドがCTCコマンドであると判定された場合
(ステップ316肯定判定)、CTCコマンドの解析を
行う(ステップ330)。この解析によって、CTCコ
マンドのファクシミリ情報フィールドFIFにより指定
されたパラメータを検知する。
【0059】次に、ステップ330の解析により検知さ
れたパラメータのうち、通信速度以外のパラメータの再
設定を行う(ステップ332)。そして、CTRレスポ
ンスを送信し(ステップ334)、ステップ312に戻
り、画情報受信フェーズが終了するまで同様の処理を繰
り返す。
【0060】このように第2の実施形態では、T.30
ANNEXFに準拠した通信手順の実行中において、本来禁
止されているはずのCTCコマンドを受信した場合で
も、受信したCTCコマンドにより指定された通信速度
以外のパラメータのみを再設定し、CTRレスポンスを
送信して画情報受信フェーズを続行するようにしてい
る。これにより、通信を継続しかつ無効な通信速度のパ
ラメータによる誤動作を確実に防止することができると
共に、通信速度以外の有効パラメータの再設定が可能と
なる。 (第3の実施形態)次に、第3の実施形態に係る通信端
末装置をファクシミリ装置を1例として説明する。な
お、第3の実施形態の構成及び基本的な通信手順は、第
1の実施形態の構成(図1、図2)と同様であるので、
同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0061】第3の実施形態の作用を図6のフローチャ
ートを用いて説明する。なお、図3、図4のフローチャ
ートと同様の作用部分については,同一のステップ番号
を付して説明を省略し、異なる作用部分についてのみ説
明する。
【0062】図6のフローチャートに示すように、受信
したコマンドがCTCコマンドであると判定された場合
(ステップ316肯定判定)、回線の切断命令信号であ
るDCN(Disconnect)コマンドを送信する(ステップ
336)。これにより回線が切断されて通信が終了す
る。そして、応答局側(CTCコマンドの受信側)のフ
ァクシミリ装置10が、無効コマンドを受信した旨を示
すエラーメッセージを出力する(ステップ338)。な
お、このステップ338では、無効コマンド受信エラー
メッセージを、例えば図1の操作表示装置16に表示し
たり、或いは印字装置20により印字したりする。
【0063】このように第3の実施形態では、T.30
ANNEXFに準拠した通信手順の実行中において、本来禁
止されているはずのCTCコマンドを受信した場合、D
CNコマンドの送信により回線を切断して通信を終了さ
せる。これにより、無効なCTCコマンドの受信により
発生する誤動作をより確実に防止することができる。
【0064】さらに、無効コマンドを受信した旨を示す
エラーメッセージを出力することにより、使用を許され
ていないコマンドを受信したことを明確にすることがで
きる。 (第4の実施形態)次に、第4の実施形態に係る通信端
末装置をファクシミリ装置を1例として説明する。な
お、第4の実施形態の構成及び基本的な通信手順は、第
1の実施形態の構成(図1、図2)と同様であるので、
同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0065】第4の実施形態の作用を図7のフローチャ
ートを用いて説明する。なお、図3、図4のフローチャ
ートと同様の作用部分については,同一のステップ番号
を付して説明を省略し、異なる作用部分についてのみ説
明する。
【0066】図7のフローチャートに示すように、受信
したコマンドがCTCコマンドであると判定された場合
(ステップ316肯定判定)、直ちにステップ312に
戻り画情報受信フェーズが終了するまで同様の処理を繰
り返す。
【0067】このように第4の実施形態では、T.30
ANNEXFに準拠した通信手順の実行中において本来禁止
されているはずのCTCコマンドを受信した場合、上記
各実施の形態のようにCTRレスポンスを送信したり、
CTCコマンドを解析したり、或いは通信を中断させる
ことなく、通常の動作を実行する。即ち、CTCコマン
ドを読み捨てて引き続きステップ314においてコマン
ド受信を待機する。これにより、最も簡単な構成によ
り、CTCコマンドによる誤動作を防止することができ
る。
【0068】以上が本発明の各実施の形態であるが、本
発明は上記例にのみ限定されるものではない。例えば、
上記各フローチャートでは、発呼局側端末が応答局側端
末にCTCコマンドを送信する例を示したが、応答局側
がデータ送信側となってCTCコマンドを発呼局側に送
信する場合にも、本発明を適用できる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、V.34モードで動作中にCTC信号の受信が
検知された場合、受信したCTC信号によって指示され
た内容を実行せず、CTC信号に対する応答を示すCT
R信号を相手機へ送信するようにしたため、通信を継続
することができると共に、無効なCTC信号による誤動
作を確実に防止することができる、という効果が得られ
る。
【0070】また、請求項2の発明によれば、V.34
モードで動作中にCTC信号の受信が検知された場合、
受信したCTC信号を解析せず、CTR信号を相手機へ
送信するようにしたので、通信を継続することができる
と共に、無効なCTC信号による誤動作を確実に防止す
ることができる、という効果が得られる。
【0071】また、請求項3の発明によれば、受信した
CTC信号によって指示された内容のうち少なくとも通
信速度パラメータの指定を実行しないようにしたので、
通信を継続しかつ無効な通信速度のパラメータによる誤
動作を確実に防止することができると共に、通信速度以
外の有効パラメータの再設定が可能となる、という効果
が得られる。
【0072】さらに、請求項4の発明によれば、V.3
4モードで動作中にCTC信号の受信が検知された場
合、相手機との通信を中断するようにしたので、無効な
CTC信号の受信により発生する誤動作をより確実に防
止することができる、という効果が得られる。
【0073】また、請求項5の発明によれば、請求項4
の発明において、無効コマンドを受信した旨を示すエラ
ーメッセージを出力するようにしたので、使用を許され
ていないコマンドを受信したことによって通信が中断さ
れたことを明確にすることができる、というさらなる効
果が得られる。
【0074】さらに、請求項6の発明によれば、V.3
4モードで動作中にCTC信号の受信が検知された場
合、受信したCTC信号の解析及び該信号に関連した処
理を実行せず、直ちに次の動作処理を実行するため、最
も簡単な構成により、CTCコマンドによる誤動作を確
実に防止することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信端末装置をファクシミリ装置とし
て構成した場合の構成ブロック図である。
【図2】ITU−T勧告T.30 ANNEXFの基本的な通
信手順の概要を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るファクシミリ装
置の通信の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るファクシミリ装
置における通常のT.30の画情報受信フェーズの流れ
を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るファクシミリ装
置の通信の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明の第3の実施形態に係るファクシミリ装
置の通信の流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明の第4の実施形態に係るファクシミリ装
置の通信の流れを示すフローチャートである。
【図8】CTCコマンド及びCTRレスポンスのデータ
構造を示す図である。
【符号の説明】
10 ファクシミリ装置 12 CPU 16 操作表示装置 20 印字装置 28 システム制御プログラム記憶部 30 デジタル通信制御プログラム記憶部 32 アナログ通信制御プログラム記憶部 34 モデム 36 回線切替え制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川畑 広隆 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 榊 浩亮 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 望月 昌宏 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 前井 佳博 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社岩槻事業所内 (56)参考文献 特開 平9−65091(JP,A) 特開 昭62−53571(JP,A) 特開 平1−268256(JP,A) 特開 平9−8872(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/32 - 1/36 H04N 1/42 - 1/44

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ITU−T勧告T.30 ANNEXFに準拠
    した通信端末装置であって、 画情報の訂正を続行することを示すCTC信号の受信を
    検知する検知手段と、 V.34モードで動作中に前記検知手段によりCTC信
    号の受信が検知された場合、受信したCTC信号によっ
    て指示された内容を実行せず、CTC信号に対する応答
    を示すCTR信号を相手機へ送信する制御手段と、 を有することを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 V.34モードで動作中に前記検知手段によりCTC信
    号の受信が検知された場合、受信したCTC信号を解析
    せず、CTR信号を相手機へ送信することを特徴とする
    請求項1記載の通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、 V.34モードで動作中に前記検知手段によりCTC信
    号の受信が検知された場合、受信したCTC信号によっ
    て指示された内容のうち少なくとも通信速度パラメータ
    の指定を実行せず、CTR信号を相手機へ送信すること
    を特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  4. 【請求項4】 ITU−T勧告T.30 ANNEXFに準拠
    した通信端末装置であって、 画情報の訂正を続行することを示すCTC信号の受信を
    検知する検知手段と、V.34モードで動作中に前記検
    知手段によりCTC信号の受信が検知された場合、相手
    機との通信を中断する中断手段と、 を有することを特徴とする通信端末装置。
  5. 【請求項5】 前記中断手段により相手機との通信が中
    断された場合、無効コマンドを受信した旨のエラーメッ
    セージを出力する出力手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項4記載の通信端
    末装置。
  6. 【請求項6】 ITU−T勧告T.30 ANNEXFに準拠
    した通信端末装置であって、 画情報の訂正を続行することを示すCTC信号の受信を
    検知する検知手段と、 V.34モードで動作中に前記検知手段によりCTC信
    号の受信が検知された場合、受信したCTC信号の解析
    及び該信号に関連した処理を実行せず、直ちに次の動作
    処理を実行する制御手段と、 を有することを特徴とする通信端末装置。
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