JP3391126B2 - 車両用経路誘導装置 - Google Patents

車両用経路誘導装置

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JP3391126B2 JP31478594A JP31478594A JP3391126B2 JP 3391126 B2 JP3391126 B2 JP 3391126B2 JP 31478594 A JP31478594 A JP 31478594A JP 31478594 A JP31478594 A JP 31478594A JP 3391126 B2 JP3391126 B2 JP 3391126B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鳥瞰図方式の道路地図
上に目的地までの経路を表示して乗員を誘導する車両用
経路誘導装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】車両の後方上空から進行方
向の道路を見下ろすように表示する、いわゆる鳥瞰図方
式の道路地図をディスプレイに表示するようにした車両
用経路誘導装置が知られている(例えば、特開平3−2
25391号公報参照)。この種の車両用経路誘導装置
では、車両の現在位置、進行方向、視点の高さ、見下ろ
し角などに基づいて、通常の二次元平面の道路地図デー
タ(以下、平面道路地図データと呼ぶ)を車両の進行方
向を中心とした鳥瞰図方式の道路地図データに変換して
いる。
【0003】また、従来の車両用経路誘導装置では、高
速道路、国道、一般道などの道路種別を表わすために、
道路種別に応じて異なった色で道路を表示している。と
ころが、表示中の道路に目的地までの最適経路や渋滞区
間などを重畳して表示すると、元の道路の道路種別を表
わす表示色が隠れてしまう。このような問題を解決する
ために、道路上に重畳して表示する最適経路や渋滞区間
などを道路種別色と異なる色を用いて破線で表示するよ
うにした車両用経路誘導装置が知られている(例えば、
特開平3−71015号公報参照)。
【0004】しかしながら、上述した後者の車両用経路
誘導装置では、最適経路や渋滞区間などを一定の間隔と
線幅で破線表示するので、前者の鳥瞰図表示された道路
上にこれらの最適経路や渋滞区間を重畳して表示すると
遠近感を損い、乗員に違和感を与えるという問題があ
る。
【0005】本発明の目的は、鳥瞰図表示された道路上
に遠近感を損わないように最適経路や交通情報経路を重
畳して表示する車両用経路誘導装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、鳥瞰図方式の道路地図を表示す
る表示手段を備えた車両用経路誘導装置に適用され、表
示手段に表示される道路に重畳して表示する経路を破線
表示する描画手段であって、破線の幅と間隔を鳥瞰図方
式の道路地図における視点からの距離に反比例して設定
する描画手段を備える。請求項2の発明は、鳥瞰図方式
の道路地図を表示する表示手段を備えた車両用経路誘導
装置に適用され、表示手段に表示される道路に重畳して
表示する経路を破線表示する描画手段であって、破線の
幅と間隔を表示手段の上方になるにしたがって狭くする
描画手段を備える。請求項3の車両用経路誘導装置は、
表示手段に表示される道路に重畳して表示する経路に
は、目的地までの最適経路、交通渋滞区間、交通規制区
間、工事区間が含まれる。請求項4の車両用経路誘導装
置は、同一の道路に複数の経路を重畳して表示する場合
は、異なる色でその経路に沿って並行して破線表示する
ようにしたものである。
【0007】
【作用】請求項1の車両用経路誘導装置では、表示手段
に表示される道路に重畳して表示する経路を破線表示す
るとともに、破線の幅と間隔を鳥瞰図方式の道路地図に
おける視点からの距離に反比例して設定する。請求項2
の車両用経路誘導装置では、表示手段に表示される道路
に重畳して表示する経路を破線表示するとともに、破線
の幅と間隔を前記表示手段の上方になるにしたがって狭
くする。請求項4の車両用経路誘導装置では、同一の道
路に複数の経路を重畳して表示する場合は、異なる色で
その経路に沿って並行して破線表示する。
【0008】
【実施例】図1は一実施例の構成を示す機能ブロック図
である。この実施例の車両用経路誘導装置はマイクロコ
ンピューターを中心に構成される。方位センサー1は車
両の進行方位を検出し、検出した進行方位情報をA/D
変換器2およびインタフェース回路3を介してCPU4
へ送る。車速センサー5は車両の所定の走行距離ごとに
パルス信号を発生し、インタフェース回路3を介してC
PU4へ出力する。CPU4は、このパルス信号のパル
ス数をカウントして車両の走行距離を検出する。GPS
受信機6は衛星を利用した位置検出システムの受信機で
あり、車両の現在位置および進行方位などの情報をイン
タフェース回路3を介してCPU4へ送る。キー7は車
両の目的地などを設定するための操作部材であり、イン
タフェース回路3を介してCPU4へ接続される。
【0009】CD−ROM8は道路地図データを格納す
る記憶装置であり、インタフェース用SCSIコントロ
ーラー9を介してCPU4に接続され、CPU4からの
道路地図読み出し指令に応答して指定範囲の道路地図デ
ータをCPU4へ送る。道路地図を表示するディスプレ
イ10はグラフィックコントローラー11を介してCP
U4へ接続され、鳥瞰図方式の道路地図上に目的地まで
の最適経路と車両の現在地マークを重畳して表示する。
V−RAM12は鳥瞰図方式の道路地図データを記憶
し、CPU4からの表示指令にしたがってグラフィック
コントローラー11を介してディスプレイ10へ出力す
る。さらにCPU4には、各種データの一時格納用RA
M13や後述する制御プログラムを格納するROM14
などが接続される。受信機15は拡張I/O16を介し
てCPU4に接続され、交差点や道路沿いに設置される
路上ビーコンから送信される交通渋滞、道路工事、交通
規制などの道路交通情報や位置情報を受信する。CPU
4は、後述する処理プログラムを実行して現在地から目
的地までの最適経路を計算し、二次元平面の道路地図デ
ータを鳥瞰図方式の道路地図データに変換し、鳥瞰図方
式の道路地図に最適経路と交通情報経路を重畳して表示
する。
【0010】図2は、二次元平面の道路地図と鳥瞰図方
式の道路地図との関係を示す。二次元平面の道路地図
を、東を+X軸方向にとり北を+Y軸方向にとってXY
平面上に表わし、このXY平面上の道路の上空をXY平
面と直交するZ軸の正の方向にとったXYZの三次元座
標系を考える。車両の現在地から目的地と反対方向へ所
定距離隔てた地点の上空に視点E(VX,VY,VZ)を
設定し、この視点Eから視線EFに沿ってXY平面上の
道路地図を見下ろすものとする。視線EFとXY平面と
のなす角度を見下ろし角θと呼び、視線EFをXY平面
上に投影した直線E’Fと、+X軸とのなす角度を視線
方向φと呼ぶ。視線EFと垂直な面上にディスプレイ1
0の表示枠abcdを設定し、視点E(VX,VY,V
Z)から表示枠abcdを通してXY平面上の道路地図
を見下ろした時、台形状のABCDの範囲の道路地図を
見ることができる。この範囲ABCDが道路地図の表示
領域である。視線EFがディスプレイ10の表示枠ab
cdの中心を通り、且つ車両を見下ろすように設定する
と、表示枠abcdの中心に車両の現在地が表示され
る。このようにした場合、ディスプレイ10の下部表示
枠abghは表示領域ABGHに対応し、この下部表示
枠abghに狭い領域ABGHの道路地図が表示され
る。また、上部表示枠ghdcは表示領域GHDCに対
応し、この上部表示枠ghdcに広い領域GHDCの道
路地図が表示される。すなわち、視点Eに近い範囲の道
路地図が拡大されて表示され、視点Eから遠ざかるにし
たがって道路地図が縮小されて表示される。なお、車両
の現在地をF(CX,CY)とする。この車両の現在地F
(CX,CY)は辺GHの中央に位置する。
【0011】図3は、一実施例の道路地図表示プログラ
ムを示すフローチャートである。このフローチャートに
より、一実施例の動作を説明する。キー7のメインスイ
ッチが投入されると、CPU4はこの制御プログラムの
実行を開始する。ステップ100において、キー7によ
り設定された目的地情報を読み込み、続くステップ10
2で車両の現在地と進行方位を検出する。車両の現在地
は自立航法により計算してもよいし、GPS航法により
検出してもよい。また、両者を併用してもよい。前者
は、方位センサー1により検出された進行方位と、車速
センサー5からのパルス信号をカウントして測定された
走行距離とに基づいて走行軌跡を計算し、マップマッチ
ングにより現在地を特定する。後者は、GPS受信機6
により算出された現在地と進行方位を用いる。ステップ
104で、公知の経路探索方法により現在地から目的地
までの最適経路を計算する。
【0012】ステップ106において、視線EFの方向
φを計算する。この視線方向φには、例えばディスプレ
イ10に表示される最適経路の距離が最大となる方向を
設定してもよいし、単に車両の進行方向を設定してもよ
い。あるいはまた、単に目的地の方向を設定してもよ
い。続くステップ108で、車両の現在地F(CX,C
Y)がディスプレイ10の表示枠abcdの中央に表示
されるように、視点Eの位置と視線EFを決定する。な
お、この実施例では視点EのZ座標VZ(以下、視点高
さと呼ぶ)と見下ろし角θは予め設定した所定値とす
る。
【0013】ステップ110において、表示領域ABC
Dの各頂点を計算する。図4は、図2に示す三次元座標
系のZ=0におけるXY平面を示す。視点E(VX,V
Y,VZ)のXY平面への投影点E’(VX,VY)を次式
により算出する。
【数1】 なお、車両の現在位置を表示枠abcdの中央以外の位
置に表示する場合にも、視点高さVZと視線方向φが一
定であるから視点Eと表示領域ABCDの相対関係も一
義的に定まり、数式1にわずかな修正を加えるだけで投
影点E’を計算できる。
【0014】ここで、図4に示すXY座標系を点E’
(VX,VY)が原点になるように平行移動して、図5に
示すようにX’Y’座標系を設定する。さらに、この
X’Y’座標系を視線方向がY軸上に来るように回転し
て、X”Y”座標系を設定する。なお、図6に示すよう
に、ディスプレイ10の表示枠abcdの横幅を1とし
た時の縦幅をSとし、視点E(VX,VY,VZ)から表
示枠abcdまでの距離をDSとし、視線EFと直線E
gとのなす角を半見開き角αとする。図4に示すXY座
標系の表示領域ABCDは、図5に示すX”Y”座標系
の表示領域A”B”C”D”に対応する。この新しい
X”Y”座標系における表示領域A”B”C”D”の各
頂点の座標は次式により与えられる。
【数2】
【0015】次に、視線方向φを考慮したX’Y’座標
系における表示領域A’B’C’D’の各頂点の座標を
求める。X’Y’座標系はX”Y”座標系を回転したも
のであるから、数式2により算出された表示領域A”
B”C”D”の各頂点座標を座標軸の回転により変換す
る。
【数3】 さらに、算出されたX’Y’座標系における表示領域
A’B’C’D’の各頂点座標に基づいて、XY座標系
における表示領域の各頂点を計算する。XY座標系は
X’Y’座標系を平行移動したものであるから、数式3
により算出された表示領域A’B’C’D’の各頂点座
標をX軸方向にVX、Y軸方向にVYだけ平行移動して座
標変換する。
【数4】
【0016】二次元平面XY上の道路地図における表示
領域ABCDを求めることができたので、ステップ11
2で、CD−ROM8に記憶されている道路地図データ
の中から表示領域ABCDを含む範囲の道路地図データ
を読み込む。道路地図データは、全国をJIS−X04
10に規定される小区画(以下、地域メッシュと呼ぶ)
に区分して管理されており、CD−ROM8からの道路
地図データの読み込みは地域メッシュ単位で行なわれ
る。また、道路地図は、道路を交差点や屈極点などを示
すノードと、ノードとノードとを結ぶリンクによりデー
タ化されており、各ノードおよび各リンクの位置座標や
道路種別に基づく階層化レベル情報とともに記憶されて
いる。また、道路地図データには上述した道路情報の他
に、行政界とその地名、鉄道と駅名、主要施設、湖沼、
名所旧跡などの情報が、それらの位置座標と重要度や表
示優先度などによる階層化レベル情報とともに記憶され
ている。
【0017】次に、ステップ114において、CD−R
OM8から読み込んだXY平面の道路地図データを、デ
ィスプレイ10に表示する鳥瞰図方式の道路地図データ
に座標変換する。この二次元平面の道路地図から鳥瞰図
方式の道路地図への座標変換については、後で詳しく説
明する。ステップ116で、鳥瞰図方式の道路地図デー
タをV−RAM12へ転送し、グラフィックコントロー
ラー11を介してディスプレイ10に表示する。ステッ
プ118で、車両の現在位置を示すカーマークを表示中
の鳥瞰図方式の道路地図上に重畳して表示し、続くステ
ップ120で、後述する破線経路描画ルーチンを実行し
て、上記ステップで算出した目的地までの最適経路を表
示中の鳥瞰図方式の道路地図上に重畳して表示する。ス
テップ122で、車両が所定距離移動したか、あるいは
車両が所定角度回転したか否かを判別し、車両の移動ま
たは回転があればステップ104へ戻って上記処理を繰
り返し、鳥瞰図方式の道路地図を更新する。
【0018】次に、XY座標系における平面道路地図デ
ータからディスプレイ10に表示する鳥瞰図方式の道路
地図データへの座標変換について説明する。図7は、視
点E(VX,VY,VZ)を原点とし視線EFを−Z軸に
とするEXEYEZ座標系と、ディスプレイ10の表示枠
abcdの中心を原点とするSXSY表示座標系と、表示
領域ABCDとの関係を示す。ここで、XY座標系にお
ける任意の道路地図データPの座標を(MX,MY)とす
ると、図5に示すように、点E’(VX,VY)が原点と
なるように平行移動し(X’Y’座標系)、さらに視線
(E’F)がY軸と重なるように回転させたX”Y”座
標系における上記任意のデータPの座標(MX”,M
Y”)は、
【数5】 で求められる。次に、このX”Y”座標系におけるデー
タPの座標(MX”,MY”)を、次式によりEXEYEZ
座標系の座標(EX1,EY1,EZ1)に変換する。
【数6】 なお、上記数式6に数式5を代入して変形すると次のよ
うに表わされる。
【数7】 さらに、EXEYEZ座標系におけるデータPの座標(EX
1,EY1,EZ1)を、次式によりSXSY座標系の座標
(SX1,SY1)に変換する。
【数8】SX1=−DS・EX1/EZ1, SY1=−DS・EY1/EZ1
【0019】図8は、道路交通情報の入力割り込みルー
チンを示すフローチャートである。受信機15により道
路交通情報が入力されるとCPU4に割り込みがかか
り、CPU4は図8に示す割り込みルーチンを実行す
る。ステップ202で、入力した交通情報がディスプレ
イ10の表示領域内の道路に関する情報か否かを判別
し、表示領域内であればステップ204へ進み、表示領
域外であれば割り込み発生前に実行していたプログラム
へリターンする。交通情報がディスプレイ10の表示領
域内の道路に関する渋滞情報、工事情報、交通規制など
の情報の時は、ステップ204で表示中の古い交通情報
を消去し、続くステップ206で後述する破線経路描画
ルーチンを実行し、新しく入手した渋滞区間、工事区
間、交通規制区間などを表示中の鳥瞰図方式の道路地図
上に重畳して描画する。
【0020】図9は破線経路描画ルーチンを示すフロー
チャートである。CPU4はこのサブルーチンを実行し
て、目的地までの最適経路と、渋滞区間、工事区間、交
通規制区間などの交通情報経路を表示中の鳥瞰図方式の
道路地図上に重畳して描画する。なお、目的地までの最
適経路と、渋滞区間、工事区間、交通規制区間などの交
通情報経路とは異なる色で表示するが、両者が重なる場
合は両者の合成色で表示するか、あるいは図10に示す
ように経路に沿って並行して表示すればよい。ステップ
300において、最適経路または交通情報経路上の1つ
のリンクデータを読み込む。上述したように道路は、交
差点や屈極点などを示すノードと、ノードとノードとを
結ぶリンクによりデータ化されており、各ノードおよび
各リンクのXY座標や道路種別に基づく階層化レベル情
報とともに記憶されている。ステップ302で、読み込
んだリンクの中点を算出する。ここで、読み込んだ1リ
ンクの始点側と終点側のノードのXY平面道路地図上の
座標をそれぞれ(MX1,MY1),(MX2,MY
2)とすると、中点の座標(MX,MY)は、
【数9】(MX,MY)={(MX1+MX2)/2,
(MY1+MY2)/2} で表わされる。
【0021】次にステップ304で、リンクの中点と視
点Eとの距離Lを次式により算出する。
【数10】L=√{(MX−VX)2+(MY−VY)2
(−VZ)2} ステップ306で、視点Eからリンク中点までの距離L
に応じて、次式により破線の幅と間隔を求める。
【数11】(破線の幅)=INT(K1/L), (破線間隔)=INT(K2/L) ここで、K1、K2は定数であり、INTは整数を表わ
す。ステップ308で算出した破線の幅と間隔で経路を
描画する。ステップ310で、経路上のすべてのリンク
に対して上記処理を行ない、経路を破線で描画したか否
かを判別し、描画を終了したら図3または図8のプログ
ラムへリターンし、終了していなければステップ300
へ戻って上記処理を繰り返す。
【0022】図11は最適経路や交通情報経路の描画例
を示す。破線の幅と間隔が視点Eからの距離Lに反比例
するように設定されるので、視点から遠ざかるにしたが
って道路の幅と破線間隔が狭くなり、遠近感のある自然
な経路表示となる。当然ながら経路の下にある道路の色
は破線の間から識別でき、その道路種別を認識できる。
【0023】なお、図9に示す破線経路描画ルーチンで
は、道路リンクの中点と視点Eとの距離Lを求めたが、
リンクの始点または終点と視点Eとの距離L’を求め、
その距離L’に反比例するように破線の幅と間隔を設定
するようにしてもよい。
【0024】−破線経路描画の変形例− 上述した実施例では、道路リンクの中点と視点Eとの距
離Lに反比例するように破線経路の幅と間隔を設定した
が、道路地図のディスプレイ10の表示枠abcd内の
位置に応じて破線経路の幅と間隔を設定する破線経路描
画の変形例を説明する。この変形例では、図13に示す
ように、X”Y”平面地図座標系における表示領域A”
B”C”D”をY”=Y2”,Y3”,Y4"により4つの
領域に分割し、最も視点Eよりの領域1内の破線の幅と
間隔を4ドットとし、視点Eから遠ざかるにしたがっ
て、領域2内の破線の幅と間隔を3ドットとし、領域3
内の破線の幅と間隔を2ドットとし、領域4内の破線の
幅と間隔を1ドットとする。
【0025】図12は破線経路描画の変形例を示すフロ
ーチャートである。ステップ400において、最適経路
または交通情報経路上の1つのリンクデータを読み込
む。読み込んだ1リンクの始点ノードと終点ノードのX
Y平面道路地図上の座標をそれぞれ(MX1,MY
1),(MX2,MY2)とする。ステップ402で、
座標MY1,MY2を数式5によりX”Y”平面地図座
標系の座標MY1”,MY2”に変換する。続くステップ4
04で、座標MY1”,MY2”が図13に示す4つの領域
の内のどの領域に入るか、すなわちリンクがどの領域に
入るかを判定する。なお、始点側の座標MY1”と終点側
の座標MY2”が異なる領域に入る場合は、視点Eに近い
側の座標に基づいて領域を判定する。ステップ406で
リンクが存在する領域に応じて破線の幅と間隔を決定
し、続くステップ408で決定した破線の幅と間隔で経
路を描画する。ステップ410で、経路上のすべてのリ
ンクに対して上記処理を行ない、経路を破線で描画した
か否かを判別し、描画を終了したら図3または図8のプ
ログラムへリターンし、終了していなければステップ4
00へ戻って上記処理を繰り返す。
【0026】なお、上述した実施例の変形例では、X”
Y”平面地図座標系の表示領域A”B”C”D”を4つ
の領域に分割したが、必ずしも4つでなくてもよい。ま
た、X”Y”平面地図座標系の表示領域A”B”C”
D”の領域に応じて破線経路の幅と間隔を決定したが、
SXSY表示座標系の表示枠abcdの領域に応じて破線
経路の幅と間隔を決定するようにしてもよい。ただし、
この場合はXY平面地図座標系からSXSY表示座標系へ
の座標変換処理に時間がかかる。
【0027】以上の実施例の構成において、ディスプレ
イ10が表示手段を、マイクロコンピューター4が描画
手段をそれぞれ構成する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、表示手段に表示される道路に重畳して表示する経
路を破線表示するとともに、破線の幅と間隔を鳥瞰図方
式の道路地図における視点からの距離に反比例して設定
するようにしたので、鳥瞰図方式の道路地図に適した遠
近感のある自然な経路が表示される。請求項2の発明に
よれば、表示手段に表示される道路に重畳して表示する
経路を破線表示するとともに、破線の幅と間隔を表示手
段の上方になるにしたがって狭くするようにしたので、
鳥瞰図方式の道路地図に適した遠近感のある自然な経路
が表示される。請求項3の発明によれば、表示手段に表
示される道路に重畳して表示する経路には、目的地まで
の最適経路、交通渋滞区間、交通規制区間、工事区間が
含まれ、鳥瞰図方式の道路地図に適した遠近感のある自
然な経路が表示される。請求項4の発明によれば、同一
の道路に複数の経路を重畳して表示する場合は、異なる
色でその経路に沿って並行して破線表示するようにした
ので、同一道路上に最適経路や交通情報経路などの複数
の経路を表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の構成を示す機能ブロック図。
【図2】二次元平面の道路地図と鳥瞰図方式の道路地図
との関係を示す図。
【図3】道路地図表示プログラムを示すフローチャー
ト。
【図4】XY二次元平面上の道路地図の表示領域を示す
図。
【図5】図4に示すXY二次元平面地図座標系を、視点
が原点となるように平行移動したX’Y’座標系と、さ
らに視線方向がY軸と重なるように回転したX”Y”座
標系を示す図。
【図6】視点Eとディスプレイの表示枠abcdとの関
係を示す図。
【図7】視点Eを原点とし視線EFを−Z軸とするEX
EYEZ座標系と、ディスプレイの表示枠の中心を原点と
するSXSY表示座標系と、表示領域ABCDとの関係を
示す図。
【図8】交通情報入力割り込みルーチンを示すフローチ
ャート。
【図9】破線経路描画ルーチンを示すフローチャート。
【図10】最適経路と交通情報経路とが重なる場合の破
線経路の表示方法を示す図。
【図11】破線経路の表示例を示す図。
【図12】破線経路描画の変形例を示すフローチャー
ト。
【図13】X”Y”平面地図座標系の表示領域A”B”
C”D”の分割例を示す図。
【符号の説明】
1 方位センサー 2 A/D変換器 3 インタフェース回路 4 CPU 5 車速センサー 6 GPS受信機 7 キー 8 CD−ROM 9 SCSIコントローラー 10 ディスプレイ 11 グラフィックコントローラー 12 V−RAM 13 RAM 14 ROM 15 受信機 16 拡張I/O
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−232813(JP,A) 特開 平6−288783(JP,A) 特開 平6−300577(JP,A) 特開 平5−101163(JP,A) 特開 平5−19691(JP,A) 特開 平5−80699(JP,A) 特開 平5−133760(JP,A) 特開 昭62−51000(JP,A) 特開 平8−137389(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09B 29/00 - 29/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鳥瞰図方式の道路地図を表示する表示手
    段を備えた車両用経路誘導装置において、 前記表示手段に表示される道路に重畳して表示する経路
    破線表示する描画手段であって、前記破線の幅と間隔
    を鳥瞰図方式の道路地図における視点からの距離に反比
    例して設定する描画手段を備えることを特徴とする車両
    用経路誘導装置。
  2. 【請求項2】 鳥瞰図方式の道路地図を表示する表示手
    段を備えた車両用経路誘導装置において、 前記表示手段に表示される道路に重畳して表示する経路
    を破線表示する描画手段であって、前記破線の幅と間隔
    を前記表示手段の上方になるにしたがって狭くする描画
    手段を備える ことを特徴とする車両用経路誘導装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の車両用
    経路誘導装置において、 前記表示手段に表示される道路に重畳して表示する経路
    には、目的地までの最適経路、交通渋滞区間、交通規制
    区間、工事区間が含まれる ことを特徴とする車両用経路
    誘導装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの項に記載の車
    両用経路誘導装置において、 前記描画手段は、同一の道路に複数の経路を重畳して表
    示する場合は、異なる色でその経路に沿って並行して破
    線表示することを特徴とする車両用経路誘導装置。
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