JP3391070B2 - 高反発材料 - Google Patents

高反発材料

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はポリウレタン、ポリ塩化
ビニル系樹脂及び可塑剤を含む複合樹脂組成物からなる
高反発性シートに関するものであり、本材料はゴム的な
性質を損なうことなく反発特性の要求される靴底、パッ
キン、各種グリップ、自動車内装材、スポーツ用品等に
利用され得るシート材料である 【0002】 【従来の技術】従来、ポリ塩化ビニル系樹脂の反発特性
を向上するためには可塑剤を添加することでこれを改良
してきた。しかしながら可塑剤を多量に添加すると反発
弾性率は大きくなるものの、あまり多量に添加すると可
塑剤のブリードが生じ問題があった。また、圧縮永久歪
に代表される耐荷重変形性は余り好ましいものでなく改
良が望まれていた。圧縮永久歪の改良には部分架橋NB
R(アクリロニトリル−ブタジエンゴム)のブレンドが
古くから知られている方法であるが、この方法により得
られる材料は室温付近にガラス転移温度を有するため反
発弾性率が小さく高反発を要求される用途への使用は限
定されたものになっている。 【0003】さらに架橋PVCの使用も圧縮永久歪の向
上には若干ながら効果があるものの高反発を要求される
部材へ使用するには可塑剤を多量に添加する必要があ
り、そのため可塑剤のブリードの点から改良が望まれて
いた。 【0004】一方で靴底、パッキン、各種グリップ、自
動車内装材、スポーツ用品などに対する低圧縮永久歪か
つ高反発な材料への要求は近年増すばかりである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は圧縮永久歪に
優れた高反発性シートを提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明者らは上述のよう
な現状に鏡み鋭意検討した結果、本発明を完成するに至
った。即ち本発明は、ポリ塩化ビニル系樹脂(1)、ポ
リウレタン(2)及び可塑剤(3)からなる樹脂組成物
よりなるシートであって、透過型電子顕微鏡観察で海−
島型の相分離構造が観察され、且つ該分離構造の島の部
分であるポリウレタン分散相のサイズが0.01ミクロ
ン以上100ミクロン以下であり、ポリウレタン(2)
がポリマーポリオールと3つ以上イソシアネート基を有
する化合物をウレタン反応せしめて得られるものであ
り、このウレタンのイソシアネートインデックスが0.
8以上1.2以下であり、かつ線形粘弾性測定における
引張弾性率が20℃から70℃の範囲において7×10
6dyne/cm2以上8×107dyne/cm2以下で
ある樹脂組成物からなる高反発性シートである。以下に
本発明の詳細を記述する。 【0007】本発明で用いるポリ塩化ビニル系樹脂
(1)とは、塩化ビニル単独重合樹脂、塩素化塩化ビニ
ル樹脂、塩化ビニル単量体と共重合し得るすべての単量
体のうち1つ以上の単量体とランダム共重合あるいはブ
ロック共重合して得られる塩化ビニル共重合樹脂(例え
ば酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、エチレン−塩化ビ
ニル共重合体等)、また上記の樹脂に水酸基などの官能
基をグラフトさせて得られる樹脂やこれら官能基と反応
性化合物を反応せしめグラフト結合させた樹脂等であ
り、上記樹脂の単品あるいは2種類以上の混合物であ
る。 【0008】ポリ塩化ビニル系樹脂(1)の重合度は特
に限定はないが、成形加工性の点から400以上800
0以下、より好ましくは500以上5000以下、さら
に好ましくは800以上4000以下である。また、上
記の範囲の重合度を有するポリ塩化ビニル系樹脂に任意
の分子量を有すポリ塩化ビニル系樹脂をブレンドしても
よい。 【0009】本発明で用いるポリウレタン(2)として
網目構造を有したポリウレタンを用いることが圧縮永久
歪を改良する点から有効である。即ち、ポリウレタン
(2)のテトラヒドロフラン(THF)のような良溶媒
中でのTHF溶解分が10%以下のものを用いることが
望ましい。このようなポリウレタンはポリマーポリオー
ルと3つ以上のイソシアネート基を有する化合物との反
応によって得ることができる。 【0010】また、本発明の材料の引張強度を向上させ
るためには用いるポリ塩化ビニル系樹脂(1)との相溶
性に優れているポリウレタン(2)を用いることが好ま
しい。この様なポリウレタンはポリ塩化ビニル系樹脂と
の相溶性に優れているポリマーポリオールを用いること
で得られる。例えばポリマーポリオールとしてポリエス
テル系ポリオール、ポリカプロラクトン系ポリオール、
ポリカーボネート系ポリオール及びジエチレングリコー
ルに代表されるエーテル系ジオールとジカルボン酸をエ
ステル結合して得られるエーテルエステル系ポリオール
などが挙げられ、これらの1種もしくは2種以上が用い
られる。 【0011】また、本発明で用いるポリウレタン(2)
のイソシアネートインデックス(イソシアネート基の数
/水酸基の数)は0.8以上1.2以下でなければなら
ない。0.85未満では反発弾性率が低下し、1.2を
越えると得られた材料が黄色くなる。 【0012】また、用いるポリマーポリオールの分子量
は特に限定を受けないが、平均分子量500以上500
0以下のポリマーポリオールを用いることにより得られ
た材料は成形加工性、反発弾性率に優れたものとなり好
ましい。 【0013】本発明で用いるポリウレタン(2)として
は線形粘弾性測定における引張弾性率が20℃から70
℃の範囲において7×106dyne/cm2以上8×1
7dyne/cm2以下、より好ましくは1×107
yne/cm2以上7×107dyne/cm2以下のも
のが用いられ、このようなポリウレタンを用いることに
より本発明の材料の圧縮永久歪が向上する。 【0014】また、本発明の材料の圧縮永久歪特性をさ
らに向上させるためには用いるポリウレタン(2)単独
での圧縮永久歪が40以下、より好ましくは35以下で
あることが好ましい。なおここでいう圧縮永久歪とは、
JISK6301圧縮永久歪の方法に従い測定した値で
あり、測定温度は70℃、歪を与える時間は22時間と
する。さらに圧縮永久歪を向上させるためには70℃に
おける分散相の圧縮弾性率に対するマトリクス相の圧縮
弾性率の比が0.4以上1.8以下であることが望まし
い。 【0015】本発明において用いるポリ塩化ビニル系樹
脂(1)とポリウレタン(2)の比率は特に限定はない
が、得られる材料の圧縮永久歪特性を向上させるために
はポリ塩化ビニル系樹脂(1)100重量部に対してポ
リウレタン(2)を20重量部以上、好ましくは30重
量部以上、さらには45重量部以上とすることが望まし
い。またコストパフォーマンスの点からポリウレタン
(2)の添加量はポリ塩化ビニル系樹脂(1)100重
量部に対して好ましくは900重量部以下、より好まし
くは300重量部以下、さらには150重量部以下とす
ることが望ましい。 【0016】また、本発明の材料に用いることのできる
可塑剤(3)は通常ポリ塩化ビニル樹脂に用いられる可
塑剤であれば特に限定を受けない。しかしながら反発弾
性率の向上のためにはフタル酸ジブチル、フタル酸ジヘ
プチル、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル(DOP)、
フタル酸ジブチルベンジル、フタル酸ジイソノニル、フ
タル酸ジイソデシルなどのフタル酸系可塑剤、アジピン
酸ジ−2−エチルヘキシル(DOA)、アジピン酸ジブ
チルジグリコールなどのアジピン酸系可塑剤、燐酸トリ
フェニル、燐酸トリクレジル、燐酸トリキシレニル、燐
酸トリクレジルジフェニルなどの燐酸系可塑剤、セバシ
ン酸ジ−2−エチルヘキシル、アゼライン酸ジ−2−エ
チルヘキシル、トリメリット酸トリ−2−エチルヘキシ
ル、及びポリエステル系可塑剤、エポキシ化大豆油、塩
素化パラフィンなどの高分子量可塑剤等の1種もしくは
2種以上の可塑剤が好ましく用いられる。 【0017】可塑剤(3)の添加量はポリ塩化ビニル系
樹脂(1)100重量部に対して50重量部以上150
重量部以下が望ましい。50重量部未満では反発弾性が
劣ることがあり150重量部を越えると可塑剤がブリー
ドすることがある。 【0018】本発明の材料には、その性能を極端に低下
させない程度にポリ塩化ビニル樹脂に通常添加される炭
酸カルシウム、タルク等に代表される無機充填材、三酸
化アンチモンやホウ酸亜鉛に代表される難燃剤、部分架
橋ポリ塩化ビニル、部分架橋アクリロニトリル−ブタジ
エンゴム(NBR)などの改質剤、アクリル系樹脂に代
表される加工助剤を必要に応じて添加することができ
る。また、ポリウレタンに通常添加されるカルボジイミ
ドに代表される耐加水分解抑制剤、塩素系、窒素系、銀
−ゼオライト系に代表される防黴剤、UV安定剤などを
必要に応じて添加することも可能である。さらに本材料
を他の樹脂へブレンドして他の樹脂の反発特性を向上せ
しめることも可能である。この場合、第3成分として本
発明材料と他の樹脂との相溶化剤を併用することも可能
である。 【0019】本発明の材料の製造方法は特に限定され
ず、任意の方法を採用することができる。具体的には以
下の方法が例示される。(A)ポリウレタン(2)を冷
凍粉砕などによって細かく砕いた後、ポリ塩化ビニル系
樹脂(1)とブレンドする方法。この場合、ブレンドせ
しめる為に使用する装置は任意でありロール、バンバリ
ーミキサー、押出し機などが挙げられる。(B)テトラ
ヒドロフラン(THF)などの溶媒中にポリ塩化ビニル
系樹脂(1)とポリオール、イソシアネート化合物を添
加し溶媒中でウレタン反応を生じせしめた後、溶媒を蒸
発させる方法。(C)ポリ塩化ビニル系樹脂(1)、可
塑剤(3)、ポリマーポリオール、イソシアネート化合
物を剪断力下、加熱溶融して複合材料を得る方法。特に
上記(C)の方法を用いることにより本発明の材料は引
張り強さに代表される強度特性が向上するので好まし
い。 【0020】さらに本発明の材料は、OsO4のような
染色剤にて染色後、透過型電子顕微鏡(TEM)にて観
察した際、海−島型の相分離構造を有しており、且つ島
の部分であるポリウレタン分散相の大きさが0.01ミ
クロン以上100ミクロン以下でなくてはならない。分
散相の大きさがこの範囲をこえると本発明の材料の成形
加工性は著しく低下する。 【0021】なお、成形加工性を向上させる場合には分
散相の大きさについては、好ましくは0.03ミクロン
以上80ミクロン以下、さらには0.05ミクロン以上
60ミクロン以下とすることが望ましい。 【0022】本発明の高反発性シートの成形方法として
は押出し成形、射出成形、カレンダー成形、ブロー成
形、プレス成形など通常の熱可塑性樹脂に用いることの
できる成形法によって成形できる。そしてこのようにし
て得られたシートは圧縮永久涼性に優れ、且つ高反発な
材料となる。 【0023】 【実施例】以下に本発明を実施例を用いて説明するが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。 【0024】実施例1 3−メチル−1,5−ペンタンジオールとアジピン酸を
縮合重合して得られるポリエステルポリオール((株)
クラレ製、商品名クラポ−ルP2010、数平均分子量
2000)80重量部とヘキサメチレンジイシシアネー
トのイソシアヌレート変性体(3官能型イソシアネート
化合物)(日本ポリウレタン(株)製、商品名コロネー
トHX)13.4重量部(NCO/OH比=0.8
5)、さらには触媒としてDBTDL(ジブチル錫ジラ
ウレート)26.7PPMを混ぜ合わせ120℃のオー
ブン中、2時間放置してポリウレタンを作製した。この
サンプルから厚さ0.5mm、幅5mm、長さ25mm
の短冊型の試験片を切り抜き動的粘弾性測定用のサンプ
ルとした。またこれとは別に得られたポリウレタンを冷
凍粉砕にて細かく砕き複合体の材料とした。 【0025】こうして得られたポリウレタン微粉末9
3.4重量部、さらには懸濁重合法により得られたエチ
レン−塩化ビニル共重合体(リューロンE−2800,
平均重合度:2750、東ソー(株)製)100重量
部、安定剤としてステアリン酸バリウム2部、ステアリ
ン酸亜鉛1部、アミン補足剤(日産フェロ有機化学
(株)製商品名BP−331)1.5部、ジ−2エチル
ヘキシルフタレート(DOP)50重量部、アジピン酸
ジ−2−エチルヘキシル(DOA)50重量部を室温下
で十分に混合した。これを表面温度が150℃に設定さ
れたロール成形機にて15分間混練して組成物を得た。 【0026】混練終了後、得られたロールシートをシー
トペレタイズ機にて粉砕した後、厚さ2mmのシートに
押し出し成形し、目的の材料を得た。尚、押し出し温度
は180℃とした。 【0027】実施例2 1,4−ブタンジオールとアジピン酸を重縮合して得ら
れるポリエステルポリオール(日本ポリウレタン(株)
製、商品名ニッポラン4010、数平均分子量200)
80重量部、イソシアネート化合物を16.1重量部
(NCO/OH比=1.02)用いた以外は実施例4と
同様の操作によって目的の組成物を得、これを成形し
た。 【0028】実施例3 β−メチル−δ−バレロラクトンを開環重合して得られ
るポリカプロラクトンポリオール((株)クラレ製、商
品名クラポールL2010、数平均分子量2000)を
用いた以外は実施例2と同様の操作によって目的の組成
物を得、これを成形した。 【0029】実施例4 ポリ塩化ビニル樹脂としてエチレン−塩化ビニル共重合
体(リューロンE−2200,平均重合度:2200、
東ソー(株)製)を用いた以外は実施例2と同様の操作
によって目的の組成物を得、これを成形した。 【0030】比較例1 ポリウレタンを用いなかった以外は実施例1と同様の操
作により組成物を得、これを成形した。 【0031】比較例2 バンバリーミキサーに実施例1で用いたポリ塩化ビニル
系樹脂を438g、安定剤としてステアリン酸バリウム
12g、及びステアリン酸亜鉛5.4g、アミン補足剤
(日産フェロ有機化学(株)製商品名BP−331)
7.5gを仕込み一定回転速度で撹拌した。又これとは
別に、予め70℃に保温しておいたポリマーポリオール
(日本ポリウレタン(株)製、商品名ニッポラン406
7、数平均分子量2000)350gとDOP438g
を混合し、これにヘキサメチレンジイソシアネートの3
量体58.6g(NCO/OH比=0.85)、触媒と
してジブチル錫ジラウレート0.03gを仕込み、1分
間混合した後バンバリーミキサー投入口より流し入れ
た。反応及び混合時間はこれより15分間行い、組成物
を得た。 【0032】得られた組成物を、実施例1と同様の操作
で成形した。 【0033】比較例3 機械粉砕して2mmのメッシュをパスしなかったポリウ
レタンの粉砕物をブレンドした以外は実施例1と同様の
操作によって組成物を得、これを成形した。 【0034】比較例4 冷凍粉砕されたポリウレタンを1000重量部ブレンド
した以外は実施例1と同様の操作によって組成物を得、
これを成形した。 【0035】比較例5 ポリウレタンとしてポリエーテル系熱可塑性ポリウレタ
ン(日本ミラクトラン(株)製、ミラクトランP−39
0RSOP)を用いた以外は実施例1と同様の操作によ
って組成物を得、これを成形した。 【0036】比較例6 ポリエステルポリオールを64.9重量部、イソシアネ
ート化合物を28.5重量部(NCO/OH比:0.5
8)用いた以外は実施例1と同様の操作によって組成物
を得、これを成形した。 【0037】比較例7 イソシアネート化合物を23.6重量部(NCO/OH
比=1.5)にする以外は実施例1と同様の操作によっ
て組成物を得、これを成形した。 【0038】以上得られた組成物を以下の方法により評
価した。その結果を表1に示す。 【0039】(圧縮永久歪の評価)押し出し成形によっ
て得られたシートを6枚重ね合わせ、圧縮永久歪測定用
の試験片とした。 【0040】試験はJISK6301に従い測定した。
初期歪は25%、温度は70℃、22時間経過後、歪を
開放し、残留歪を測定した。 【0041】(反発弾性率の評価)圧縮永久歪測定用の
試験片を用いJISK6301に従って測定した。測定
温度は23℃で行った。 【0042】(相構造の確認)試料をOsO4の蒸気に
暴露し、染色し、これをウルトラミクロトームで−10
0℃の雰囲気下0.1ミクロンの超薄切片に仕上げる。 【0043】これを電子顕微鏡 JEOL JEM−2
000FX を用いて加速電圧200kVにて観察し
た。この観察に際してOsO4に染色されるポリウレタ
ンの成分が0.1ミクロンから100ミクロンの大きさ
を有す分散相となっていることを確認した。 【0044】(動的粘弾性の測定)粘弾性測定装置DV
E−V4((株)レオロジー社製)を用いて測定周波数
10Hz、測定モード:引っ張り、歪:1%以下の線形
領域、により23℃における引っ張り貯蔵弾性率
(E’)を測定した。 【0045】 【表1】【0046】 【発明の効果】以上述べた通り、本発明の材料は圧縮永
久歪、加工性に優れ、且つ高反発なシートとなる。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】ポリ塩化ビニル系樹脂(1)、ポリウレタ
    ン(2)及び可塑剤(3)からなる樹脂組成物よりなる
    シートであって、透過型電子顕微鏡観察で海−島型の相
    分離構造が観察され、且つ該分離構造の島の部分である
    ポリウレタン分散相のサイズが0.01ミクロン以上1
    00ミクロン以下であり、ポリウレタン(2)がポリマ
    ーポリオールと3つ以上イソシアネート基を有する化合
    物をウレタン反応せしめて得られるものであり、このウ
    レタンのイソシアネートインデックスが0.8以上1.
    2以下であり、かつ線形粘弾性測定における引張弾性率
    が20℃から70℃の範囲において7×106dyne
    /cm2以上8×107dyne/cm2以下である樹脂
    組成物からなる高反発性シート
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