JP3390288B2 - フレーム同期確立装置および確立方法 - Google Patents

フレーム同期確立装置および確立方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレーム同期確立装置
および確立方法に関し、特に、複数ビットから成る同期
ワードが周期的に挿入されたディジタル送信信号を受信
してフレーム同期を確立する受信側のフレーム同期確立
装置およびその装置におけるフレーム同期確立方法に関
する。
【0002】近年、移動通信システムの発達がめざまし
いが、そうしたシステムにおいては、移動局の電池の消
耗を出来るだけ防ぐために、不要な回路の電源のオン/
オフが頻繁に行われ、それに伴って、基地局と移動局と
の間の通信開始時の時間タイミングを決定するフレーム
同期確立が頻繁に必要となる。本発明は、主に、そうし
たシステムにおけるフレーム同期確立装置およびフレー
ム同期確立方法を提供するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、同期ワードが例えば20ビットで
構成され、こうした同期ワードが、送信側の基地局から
送出されるフレーム構成のディジタル送信信号に周期的
に挿入される。受信側の移動局では、この送信信号を受
信して、受信信号の各ビットを、自局に保持している同
期ワードとパラレルに比較する。この比較は、受信信号
の全ビットに対して行うので、この比較方式をオープン
アパーチャ(open aperture)方式という。
【0004】その結果、20ビット全部が互いに一致し
た場合、その一致が本当の同期ワードに対する検出であ
ることを確認(後方保護)するために、その次に受信さ
れるフレームの所定位置に同期ワードが挿入されている
どうかを調べる。この場合には、同期ワードが挿入され
ているはずの位置が推定できるので、その推定された位
置と前後数ビットとをあわせて22〜24ビット分を、
自局に保持している同期ワードとパラレルに比較する。
この比較方式をナロウアパーチャ(narrow aperture)方
式という。
【0005】そして、その確認ができた時点をもってフ
レーム同期の確立とする。もし、この確認ができないと
きには、オープンアパーチャ方式に戻る。この例では、
同期ワードの再確認は1回(=後方保護2段)だけであ
るが、もっと増やしてもよい。
【0006】ところで、受信信号の各ビットを、自局に
保持している同期ワードとパラレルに比較した結果、2
0ビット全部が一致するのを待つと、時間がかかる。こ
れは、受信信号にビットデータ誤り(例えばBER=1
×10-2)が含まれ、受信された同期ワードの20ビッ
ト全部が必ずしも正確でないことに起因する。このた
め、20ビット全部が一致しなくとも、すなわち、所定
数のビットに不一致があったとしても、同期ワードの一
致と見做すようにして、同期確立に要する時間を短くす
ることが行われている。この不一致のビット数である所
定数をトレランスと呼ぶ。
【0007】例えば、トレランスが0ビットの場合の同
期確立の確率は図6に示す曲線101のようになる。た
だし、同期ワードを20ビットで構成し、伝送路の誤り
率BERを1×10-2、後方保護を2段とした場合であ
る。図6の横軸は、フレーム同期を開始した時点以降に
入力したフレーム数を表している。
【0008】これに対し、トレランスを1ビットに設定
すると、同期確立の確率は図6に示す曲線102のよう
になる。この図6から分かるように、トレランスを1ビ
ットに設定すると、トレランス0ビットに比べ、確率的
に同期確立に要する時間が短くなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通信開始時点
から同期確立までの間は未だ通話信号は無く、そうした
通話信号が無い状態の信号(全部0の信号)に対してス
クランブルをかけて送信信号を作成すると、同一のパタ
ーンが、同期ワード以外に送信信号内に周期的に発生す
る可能性がある。このパターンが同期ワードと似ていた
場合、受信側ではそのパターンを同期ワードと誤認して
フレーム同期を確立してしまう恐れがある。
【0010】すなわち、図7(A)に示すように、受信
信号のフレームの所定位置に例えば20ビットからなる
同期ワード(SW)が挿入されている以外に、擬似同期
ワード(擬似SW)が、同期ワードよりも少し前の所定
位置に存在したとする。この擬似同期ワードは、同期ワ
ードから符号間距離が例えば1ビット離れているパター
ンであるとする。つまり、擬似同期ワードの19ビット
分が、同期ワードと一致しているとする。
【0011】こうした受信信号を受けてフレーム同期を
行う受信側の同期確立部に対して、電源投入を図7
(B)のように、擬似同期ワードの入力前のタイミング
t1に行なったとする。もし、トレランスを1ビットに
設定してあり、ビットデータ誤りがなかったとすると、
同期確立部は、タイミングt2においてこの擬似同期ワ
ードを同期ワードと見做してしまう。そして、同期確立
部は、次回のフレームの所定位置(t3)まで、同期ワ
ードの検出を停止し、タイミングt3において同期ワー
ドの検出を開始したときに、再び擬似同期ワードを同期
ワードと見做してフレーム同期が確立したと判定してし
まう。
【0012】一方、同じ条件でも、電源投入を図7
(C)のように、擬似同期ワードの入力後、同期ワード
の入力前のタイミングt4に行なうと、正しい同期ワー
ドに対してフレーム同期を確立する。
【0013】図7(A)に示すように、同期ワードの他
に擬似同期ワードがあり、トレランスが1ビットに設定
されていた場合の同期確立の確率を図8に示す。曲線1
03が擬似同期ワードに対して誤同期を行ってしまう確
率であり、曲線104が正しい同期ワードに対して同期
を確立する確率である。但し、この図は、同期ワードを
20ビットで構成し、伝送路の誤り率BERを1×10
-2、後方保護を2段とし、電源投入を図7(B)のよう
にした場合である。
【0014】このように、トレランスを1ビットに設定
した場合には、擬似同期ワードに対して誤同期をしてし
まう確率が高過ぎるという問題があった。なおここで、
同じ条件においてトレランスを0ビットに設定した場合
を、図9に示す。これで分かるように、擬似同期ワード
に対して誤同期してしまう確率は、曲線105のように
減少し、正しい同期ワードに対して同期を確立する確率
が、曲線106のように増加する。しかしその代わり、
前述したように、同期確立に要する時間が長すぎるとい
う問題が再燃する。
【0015】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、同期確立に要する時間を短くしたまま、誤同
期してしまう確率を減少させるようにしたフレーム同期
確立装置および同期確立方法を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明では上記目的を達
成するために、図1に示すように、受信信号1の各ビッ
トを、自己に保持している複数ビットの同期ワード2と
並列的に比較する比較手段3と、比較手段3による比較
の結果、第1の所定数以下のビット不一致を検出したと
きに、予備判定信号を出力する予備判定手段4と、予備
判定信号の入力に基づき、受信信号1の次回フレームに
おいて同期ワードが挿入されているはずの信号位置を推
定する推定手段5と、推定手段5によって推定された受
信信号1の信号位置が入力したときに比較手段3による
比較結果を得、当該比較結果から第1の所定数とは異な
る第2の所定数以下のビット不一致を検出したときに、
フレーム同期が確立したと判定する判定手段6とを有す
ることを特徴とするフレーム同期確立装置が提供され
る。
【0017】また、受信側のフレーム同期確立装置にお
いて、受信信号1の各ビットを、同期ワード2と並列的
に比較し、この比較の結果、第1の所定数以下のビット
不一致を検出したときに、予備判定信号を発生し、予備
判定信号の発生に基づき、受信信号1の次回フレームに
おいて同期ワードが挿入されているはずの信号位置を推
定し、この推定された受信信号1の信号位置が入力した
ときに、受信信号1の各ビットを、同期ワード2と並列
的に比較し、この比較の結果、第1の所定数とは異なる
第2の所定数以下のビット不一致を検出したときに、フ
レーム同期が確立したと判定することを特徴とするフレ
ーム同期確立方法が提供される。
【0018】なお、上記において好ましくは、第1の所
定数は0、第2の所定数は1である。
【0019】
【作用】まず、受信側では、複数ビットから成る同期ワ
ードが周期的に挿入されたフレーム構成のディジタル送
信信号を受信する。
【0020】比較手段3は、受信信号1の各ビットを、
自己に保持している複数ビットの同期ワード2とオープ
ンアパーチャ方式により並列的に比較する。そして、ビ
ット毎の不一致数を予備判定手段4および判定手段6へ
出力する。
【0021】予備判定手段4は、その出力を監視し、不
一致のビット数が第1の所定数(トレランス)以下にな
ったときに、予備判定信号を推定手段5へ出力する。推
定手段5は、予備判定信号の入力に呼応して、受信信号
1の次回フレームにおいて同期ワードが挿入されている
はずの信号位置を推定する。判定手段6は、推定手段5
によって推定された受信信号1の信号位置が入力したと
きに比較手段3から出力される不一致のビット数を見
て、この不一致のビット数が第2の所定数(トレラン
ス)以下であれば、フレーム同期が確立したと判定す
る。
【0022】すなわち、予備判定手段4による後方保護
1段目で誤同期を排除し、判定手段6による後方保護2
段目で早期の同期確立を図るようにしている。ここで、
図7(A)に示すように、受信信号に同期ワードの他に
擬似同期ワードが含まれ、かつ、第1の所定数(トレラ
ンス)を0に設定し、第2の所定数(トレランス)を1
に設定した場合の同期確立の確率は、図2に示すように
なる。図2において曲線7が、正しい同期ワードに対し
て同期を確立する確率であり、曲線8が擬似同期ワード
に対して誤同期をしてしまう確率である。なお、この図
2は、同期ワードを20ビットで構成し、伝送路の誤り
率BERを1×10-2、後方保護を2段とし、電源投入
を図7(B)のようにした場合の数値を示している。
【0023】この図2を、従来のトレランス1ビットの
同期確立の確率を示す図8と比較すれば分かるように、
正しい同期確立の確率は上昇し、誤同期の確率は減少
し、大幅な改善となっている。
【0024】なお、擬似同期ワードが存在しない場合の
従来の同期確立の確率を示す図6において、本発明の場
合の同期確立の確率がどうなるかを曲線9で示す。すな
わち、本発明の場合の同期確立に要する時間は、トレラ
ンスを1ビットに固定したままの曲線102に比較する
と少し長くはなるが、それでも、トレランスを0ビット
に固定したままの曲線101に比較すると、かなり短い
ことが分かる。
【0025】かくして、同期ワードに近い擬似パターン
が受信信号中に周期的に存在しても、誤同期確立を行う
ことなく、迅速に同期確立を行うことが可能となる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。まず、本発明の実施例の原理構成を図1を参照し
て説明する。本発明の実施例は、主として、受信信号1
の各ビットを、自己に保持している複数ビットの同期ワ
ード2と並列的に比較する比較手段3と、比較手段3に
よる比較の結果、第1の所定数以下のビット不一致を検
出したときに、予備判定信号を出力する予備判定手段4
と、予備判定信号の入力に基づき、受信信号1の次回フ
レームにおいて同期ワードが挿入されているはずの信号
位置を推定する推定手段5と、推定手段5によって推定
された受信信号1の信号位置が入力したときに比較手段
3による比較結果を得、当該比較結果から第1の所定数
とは異なる第2の所定数以下のビット不一致を検出した
ときに、フレーム同期が確立したと判定する判定手段6
とから構成される。
【0027】図3は、上記実施例の詳細な構成を示すブ
ロック図である。図1に示す比較手段3が、図3におけ
る同期ワード検出部12および誤り数カウンタ14に相
当し、同様に、予備判定手段4が第1判定部16に、推
定手段5が確立判定部19、20msタイマ18、およ
び切替スイッチ15に、判定手段6が第2判定部17お
よび確立判定部19に相当する。
【0028】図中、受信機11で受信された信号は、同
期ワード検出部12を経由して信号処理部13へ送られ
る。信号処理部13では、同期が確立されたことを知ら
せる同期確立信号が確立判定部19から入力されるまで
は信号処理動作を開始しないようにする。図3では、フ
レーム周期を20msとし、20ビットで構成される同
期ワードを使用し、受信側の後方保護を2段とした場合
を示す。
【0029】同期ワード検出部12の詳細な構成を図4
に示す。同期ワード検出部12は、19個のフリップフ
ロップ(FF)12a〜12dと、20個の排他的論理
和回路(EX−OR)12e〜12hと、同期ワードパ
ターン発生部12iとから構成される。フリップフロッ
プ(FF)12a〜12dは、縦列に並んで、受信機1
1からシリアルに送られる受信信号をビット毎に順次後
段へ送り、最後に信号処理部13へ出力する。排他的論
理和回路(EX−OR)12e〜12hは、各フリップ
フロップの前後からの信号を各一方の入力端に入力さ
せ、また、同期ワードパターン発生部12iからの出力
信号を各他方の入力端に入力させる。同期ワードパター
ン発生部12iは、20ビットからなる所定の同期ワー
ド「101・・1」を保持し、各ビット信号を排他的論
理和回路(EX−OR)12e〜12hへそれぞれ出力
する。排他的論理和回路(EX−OR)12e〜12h
では、2つの入力が互いに異なる場合のみ信号「1」を
誤り数カウンタ14へそれぞれ出力する。
【0030】かくして、同期ワード検出部12は、受信
信号の各ビットを、同期ワードパターン発生部12iに
保持している同期ワードと並列的に比較し、ビット毎に
不一致を検出したときに、不一致信号「1」を誤り数カ
ウンタ14へそれぞれ出力する。
【0031】図3へ戻って、誤り数カウンタ14は、同
期ワード検出部12からパラレルに送られる不一致信号
「1」の数をカウントする。すなわち、受信信号の20
ビット分が同期ワードと全て一致すれば、誤り数カウン
タ14は「0」を切替スイッチ15へ出力し、1つだけ
異なっていれば「1」を出力し、2つ異なっていれば
「2」を出力する。切替スイッチ15は、確立判定部1
9からの制御によって作動し、最初は図3に示すように
第1判定部16側に位置して、誤り数カウンタ14の出
力値を第1判定部16へ送っている。第1判定部16
は、トレランス0を設定する部分であり、誤り数カウン
タ14からの出力値が0である場合にだけ予備検出信号
を確立判定部19へ送る。
【0032】確立判定部19は、第1判定部16から予
備検出信号を受けると、20msタイマ18を作動させ
るとともに、切替スイッチ15を第2判定部17側に切
り替える。この切替えにより、誤り数カウンタ14から
の出力値は第2判定部17へ送られる。第2判定部17
は、トレランス1を設定する部分であり、誤り数カウン
タ14からの出力値が1または0である場合に検出信号
を確立判定部19へ送る。確立判定部19は、20ms
タイマ18から20msの経過を知らせる満了信号が届
くまでは第2判定部17からの信号に反応しない。すな
わち、第1判定部16から予備検出信号を受けた時点か
ら、同期ワードが挿入されているはずの次回フレームの
所定位置が入力するまで、つまり1フレーム分に相当す
る20msが経過するまでは同期検出動作を停止する。
【0033】確立判定部19は、20msタイマ18か
ら満了信号が届くと同時に、第2判定部17から検出信
号が届けば、同期確立したと判定して同期確立信号を信
号処理部13へ送る。一方、検出信号が届かない場合
は、確立判定部19は第1判定部16の同期検出は正し
い同期ワードを検出したものではなかったと判定して、
切替スイッチ15を第1判定部16側に切り替え、所謂
オープンアパーチャ方式の同期検出に戻る。
【0034】図5は、以上のような同期検出から同期確
立までの状態遷移を示す図である。まず、状態(a)に
おいては、トレランスを0ビットに設定し、電源投入
後、オープンアパーチャ方式によって同期検出を行う。
そして、受信信号の20ビット分全部が同期ワードと一
致したときに状態(b)へ移る。状態(b)ではトレラ
ンスを1ビットに設定してナロウアパーチャ方式によっ
て同期検出を行う。状態(b)も状態(a)と同様に未
だ非同期状態である。
【0035】このナロウアパーチャ方式による同期検出
の結果、受信信号の少なくとも19ビット分が同期ワー
ドと一致したときに状態(c)へ移る。もし、この一致
が無ければ、状態(a)へ戻り、電源投入後と同じよう
に、オープンアパーチャ方式によって同期検出が行われ
る。
【0036】以上のように、少なくとも後方保護2段を
行い、1段目においてトレランスを0に設定して誤同期
を排除し、2段目においてトレランスを1に設定して早
期の同期確立を図るようにした。この結果、図7(A)
に示すように、受信信号に同期ワード(SW)の他に擬
似同期ワード(擬似SW)が含まれていても、図2に示
す曲線7のように、正しい同期ワードに対して同期を確
立する確率を十分高くでき、また、曲線8に示すよう
に、擬似同期ワードに対して誤同期を行ってしまう確率
を殆ど0にすることができる。
【0037】上記実施例では、後方保護を2段とした
が、もっと増やしてもよく、その場合の3段目以降のト
レランスの値は、同期ワードのビット数、伝送路のビッ
トデータ誤り率等に応じて任意に設定し得る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、第1の
所定数以下のビット不一致を検出して同期位置を推定
し、推定された同期位置で第1の所定数より大きな第2
の所定数以下のビット不一致を検出した時に、フレーム
同期を検出するようにしたので、同期確立に要する時間
を短くしたまま、誤同期してしまう確率を減少させるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本実施例における同期確立の確率を示す図であ
る。
【図3】実施例の構成図である。
【図4】同期ワード検出部の内部構成図である。
【図5】状態遷移を示す図である。
【図6】同期確立の確率を示す図である。
【図7】誤同期を説明する図である。
【図8】擬似同期ワードがあるときのトレランス1ビッ
トにおける同期確立の確率を示す図である。
【図9】擬似同期ワードがあるときのトレランス0ビッ
トにおける同期確立の確率を示す図である。
【符号の説明】
1 受信信号 2 同期ワード 3 比較手段 4 予備判定手段 5 推定手段 6 判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−91739(JP,A) 実開 昭64−44734(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 7/08 H04J 3/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数ビットから成る同期ワードが周期的
    に挿入されたディジタル送信信号を受信してフレーム同
    期を確立する受信側のフレーム同期確立装置において、 受信信号の各ビットを、自己に保持している複数ビット
    の同期ワードと並列的に比較する比較手段と、 前記比較手段による比較の結果、第1の所定数以下のビ
    ット不一致を検出したときに、予備判定信号を出力する
    予備判定手段と、 前記予備判定信号の入力に基づき、受信信号の次回フレ
    ームにおいて同期ワードが挿入されているはずの信号位
    置を推定する推定手段と、 前記推定手段によって推定された受信信号の信号位置が
    入力したときに前記比較手段による比較結果を得、当該
    比較結果から前記第1の所定数より大きな第2の所定数
    以下のビット不一致を検出したときに、フレーム同期が
    確立したと判定する判定手段と、 を有することを特徴とするフレーム同期確立装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の所定数は0、前記第2の所定
    数は1であることを特徴とする請求項1記載のフレーム
    同期確立装置。
  3. 【請求項3】 複数ビットから成る同期ワードを保持
    し、当該同期ワードが周期的に挿入されたディジタル送
    信信号を受信してフレーム同期を確立する受信側のフレ
    ーム同期確立装置におけるフレーム同期確立方法におい
    て、 受信信号の各ビットを、前記同期ワードと並列的に比較
    し、 前記比較の結果、第1の所定数以下のビット不一致を検
    出したときに、予備判定信号を発生し、 前記予備判定信号の発生に基づき、受信信号の次回フレ
    ームにおいて同期ワードが挿入されているはずの信号位
    置を推定し、 前記推定された受信信号の信号位置が入力したときに、
    受信信号の各ビットを、前記同期ワードと並列的に比較
    し、 前記比較の結果、前記第1の所定数より大きな第2の所
    定数以下のビット不一致を検出したときに、フレーム同
    期が確立したと判定する、 ことを特徴とするフレーム同期確立方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の所定数は0、前記第2の所定
    数は1であることを特徴とする請求項3記載のフレーム
    同期確立方法。
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