JP3390144B2 - ロック機構付き流体圧シリンダ - Google Patents

ロック機構付き流体圧シリンダ

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JP3390144B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体圧シリンダに
対してピストンロッドをこじる状態でロックし、該ロッ
ドを任意位置に保持するロック機構付きの流体圧シリン
ダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】流体圧シリンダに内蔵してピストンロッ
ドを任意の位置で停止させるロック機構を備えた流体圧
シリンダとして、図5に示すように、ピストンロッド5
1に外嵌したロック板52を、スプリング58の付勢力
によって支点59を中心に傾斜させることにより該ロッ
ド51をこじる状態でロックし、逆に、ロック機構の圧
力室53に圧縮流体を供給することにより、該ロック板
52を非傾斜状態に復帰させてそのロックを解除するも
のは公知である。このようなロック機構付き流体圧シリ
ンダーは、ロックの解除の際に圧力室53に供給した圧
縮空気の流体圧をロック板52に作用させるため、該ロ
ック板52にピストン54を並設し、このピストン54
と圧力室53の内周壁を形成するスリーブ55の外周面
との間及び圧力室53の外周壁との間にそれぞれシール
部材56,57を取付けるのが一般的である。
【0003】しかしながら、この種のものは、ロック板
52に上記ピストン54を並設するため構成全体が複雑
になり、しかも、該ピストン54には2つのシール部材
56,57を取付ける必要があり、部品数が多くなりが
ちであるため、ロック機構自体の組立てに手間がかかる
場合があった。消耗品であるシール部材56,57の交
換は、いちいちピストン54を取外して行う必要があ
り、メンテナンス等が面倒な場合が多かった。また、ロ
ック機構を流体圧シリンダのボディ50へ組付ける際に
は、圧力室53に圧縮空気が供給されないため、ロック
板52及びピストン54が傾斜した状態となり易く、こ
れにより、ロッド51はロック板52によってロックさ
れた状態となるため、ロッド51をロック板52に嵌挿
するのが難しく、取付作業は容易ではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の技術的課題
は、全体の構成が簡単で、組立てやメンテナンス等が容
易なロック機構を備えた、ロック機構付き流体圧シリン
ダを提供することにある。本発明の他の技術的課題は、
ロック機構の流体圧シリンダへの組付けが容易なロック
機構付き流体圧シリンダを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のロック機構付き流体圧シリンダは、シリンダ
ポートを通してピストンの圧力室に圧縮流体を給排する
ことにより駆動される流体圧シリンダのボディに、ピス
トンロッドに外嵌したロック板を回動傾斜させることに
より該ロッドをこじる状態でロックし、流体圧を作用さ
せて該ロック板の傾斜を復帰させることによりロックを
解除するロック機構を備えた流体圧シリンダにおいて、
上記ロック機構が、上記ロック板の外周部において該ロ
ック板の一部を軸方向に不動に支持する支点ピンと、ロ
ック板の一端面側に設けられ、上記支点ピンを中心に該
ロック板を傾斜させる方向に付勢する弾性部材と、上記
弾性部材によってロック板が傾倒する側に設けられ、圧
縮流体が供給されることによりロック板に弾性部材の付
勢力に抗した流体圧を作用させる圧力室と、上記ピスト
ンロッドに外嵌して、圧力室の内周壁を形成するスリー
ブとを有していて、上記ロック板における圧力室側に、
ロック板とスリーブ外周面及び圧力室の内周面との間を
気密にシールする、単一部材からなるシール部材を取付
けたことを特徴とする。
【0006】上記構成を有するロック機構付き流体圧シ
リンダは、ロック機構の圧力室に圧縮流体を給排するこ
とによりピストンロッドのロック及びその解除を行うも
ので、圧力室から圧縮流体を排気した状態においては、
ロック板が、弾性部材の付勢力によって支点ピンを中心
に回動傾斜してピストンロッドをこじる状態でロック
し、逆に、圧力室に圧縮流体を供給した状態において
は、ロック板のシール部材側に流体圧が作用して、弾性
部材による付勢力に抗して該ロック板の傾斜を復帰させ
ることによりピストンロッドのロックが解除される。
【0007】この場合、上記ロック機構は、ロック板に
おける圧力室側に、ロック板とスリーブ外周面及び圧力
室の内周面との間をシールする単一部材からなるシール
部材を取付けて、圧力室に供給された流体圧をロック板
に直接作用させるため、従来のものようにピストンを並
設する必要がなく、また、そのピストンに取付ける複数
のシール部材も不要であり、これにより、ロック機構全
体が、部品数が少ない、きわめて簡単な構成となり、組
み立てが非常に容易である。また、消耗品である上記シ
ール部材を単一部材としたことにより、従来のものに比
べてその交換作業やメンテナンスが容易である。
【0008】本発明においては、ロック板における圧力
室側とシール部材との間に相互に嵌合係止する凹凸部を
設け、これらの嵌合によりシール部材をロック板に取付
けたものとすることができ、これにより、シール部材の
取付けや交換を非常に簡単に行うことができる。また、
本発明においては、ロック機構のボディに、ロック板を
ロック解除位置に一時的に保持するピンを挿入するため
のピン孔を開設することができる。この場合、ロック機
構を流体圧シリンダのボディに取付ける際に、上記ピン
をピン孔に挿入すれば、ロック板を傾斜しない状態に一
時的に保持することができるため、ピストンロッドがロ
ック板によってロックされることなく、簡単にそのロッ
ク板に嵌挿することができ、取付作業が容易である。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明のロック機構付き流
体圧シリンダの一実施例を示すもので、この実施例のロ
ック機構付き流体圧シリンダにおいて、シリンダ1は、
内部にシリンダ孔2aが形成され、一端側にヘッドカバ
ー2bが一体に形成されたシリンダ用ボディ2と、該シ
リンダ用ボディ2の他端側に付けられたロッドカバー3
と、上記ボディ2のシリンダ孔2a内に摺動自在に嵌入
されたピストン5と、該ピストン5に一体に設けられ、
上記ロッドカバー3を通して外部に導出したピストンロ
ッド6とを備えていて、ボディ2上のロッドカバー3側
及びヘッドカバー2b側のシリンダポート7,8を通し
てピストン5の両側の圧力室に対する圧縮流体の給排を
行うことにより、ピストン5及びピストンロッド6が駆
動されるものである。
【0010】上記シリンダ1のロッドカバー3側には、
該ロッドカバー3から導出しているピストンロッド6の
摺動をロックするロック機構10が付設されている。こ
のロック機構10は、円筒状のロック機構用ボディ11
と、その一端側に取付けられたエンドカバー12とを備
えていて、ロック機構用ボディ11の他端側を上記ロッ
ドカバー3に接して取付けると共に、エンドカバー12
の中心において上記シリンダ1のピストンロッド6を貫
通させて外部に導出することにより、上記シリンダ1と
一体化されているものである。なお、図1におけるエン
ドカバー12、ロック板13等は、後述する図2のA−
A線の位置での断面を示している。
【0011】上記ロック機構10は、ロック機構用ボデ
ィ11の内部に、上記ピストンロッド6に外嵌した円環
形状のロック板13と、該ロック板13の外周部におい
てこのロック板13の一部を軸方向に不動に支持する支
点ピン14と、該支点ピン14を中心にロック板13を
傾斜させる方向に付勢するロック動作用の2つの弾性部
材15,15と、上記ロック板13のロッドカバー3側
に設けられた復帰圧力室16と、上記ロック機構用ボデ
ィ11に設けられた、該復帰圧力室16に対して圧縮流
体の給排を行うためのポート17と、上記ロック板13
の内外部をシールし、復帰圧力室16に圧縮流体が供給
されることにより上記ロック板13に弾性部材15,1
5の付勢力に抗した流体圧を作用させるシール部材18
とを有している。
【0012】このロック機構10は、ロック板13を弾
性部材15,15によって支点ピン14を中心に回動傾
斜させることにより上記シリンダロッド6をこじる状態
でロックし、ポート17から圧力流体を供給して圧力室
16に流体圧を作用させて、ロック板13の傾斜をシリ
ンダロッド6の軸線に対してほぼ直角になるまで復帰さ
せることにより、ロックを解除する構成となっている。
但し、このロック機構10では、シリンダロッド6をロ
ックした際、該ロッド6をシリンダ1内に没入させる方
向へは強い制動力を作用させて動かないようにするが、
逆に、ロッド6がシリンダ1から突出する方向へは、該
ロッド6とロック板13との間に生じる摩擦力が該ロッ
ク板13を非傾斜状態とする方向へ働くので、大きな制
動力は作用せず、弾性部材15,15の付勢力に抗して
ロック板13を押し戻す程度の力により、シリンダロッ
ド6を動かすことができる。そのため、例えば、緊急時
等において、シリンダ1の圧力室の圧縮空気さえ排出さ
れている状態にすれば、シリンダロッド6をシリンダ1
から突出する方向へは動かすことができ、それによって
安全が確保できるように、このロック機構付き流体圧シ
リンダを利用するのが適切である。
【0013】上記ロック板13は、図2に示すように、
その中央に、ピストンロッド6を挿入するための挿通穴
13aを備えていて、この挿通穴13aの内周縁部分が
ピストンロッド6と接触、圧接することによりピストン
ロッド6の摺動を停止させるものである。上記挿通穴1
3aは、ロック板13の非傾斜状態においてピストンロ
ッド6に接触しない程度の、該ロッド6の径より若干大
きい直径に設定されている。
【0014】上記支点ピン14は、上記ロック機構用ボ
ディ11の外側から挿入して、先端側のねじ部分を上記
ロック板13の外周部の一部に螺挿したもので、該ロッ
ク板13をピストンロッド6の軸方向に傾斜可能なよう
にロック機構用ボディ11に取付けている。この場合、
支点ピン14のロック機構用ボディ11への取付位置
は、ロック板13がエンドカバー12に接触したときに
非傾斜状態となる位置とすることが望ましい。
【0015】また、上記弾性部材15は、ピストンロッ
ド6を挟んで支点ピン14側と反対側の付近における、
エンドカバー12とロック板13と間の2カ所にそれぞ
れ配設されている。この実施例では、全体が伸縮自在の
スプリングを用い、該スプリングを、エンドカバー12
とロック板13との相対する部分の2カ所にそれぞれ配
設された固定孔27,28によって位置固定し、ロック
板13を非傾斜状態とする場合にスプリングが復帰動作
のじゃまにならないようにしている。
【0016】上記復帰圧力室16は、ロック機構用ボデ
ィ11の内周壁、ロッドカバー3、上記ピストンロッド
6に外嵌するように該ロッドカバー3から延設されたス
リーブ9の外周面、及びロック板13に取付けたシール
部材18によって囲まれる空間によって形成されるもの
である。この復帰圧力室16内におけるロック板13の
受圧面側に取付けたシール部材18は、該ロック板13
とスリーブ9の外周面及びロック板13と復帰圧力室1
6の内周面、即ちロック機構用ボディ11の内周壁との
間を気密にシールする単一部材からなるもので、図3に
示すように、全体として円環状に形成され、ロック板1
3の受圧面に取付ける基部19と、外周縁と中央の穴の
内周縁とのそれぞれに立壁状に形成されたシール部2
0,21とを一体に備えたものである。上記シール部2
0,21は、ロック板13の受圧面に対して反対の方向
に突設されていて、外周縁のシール20は上記ロック機
構用ボディ11の内周壁と接触し、一方、穴の内周縁の
シール21は上記スリーブ9の外周面に接触するように
なっている。
【0017】上記シール部材18のロック板13への取
付けは、シール部材18の基部19の取付面側と、ロッ
ク板13の受圧面側との間に相互に嵌合する凹凸部を設
けて、これらを嵌合することにより行われている。この
実施例では、シール部材18側に略円形状に形成された
凹部22、ロック板13側に凹部22に対応する形状の
凸部23を設けている。なお、上記凹凸部は、凹部をロ
ック板13側に、凸部をシール部材18側にそれぞれ設
けたものとしても良い。
【0018】上記ロック機構用ボディ11には、ロック
板13をロック解除位置に一時的に保持するピン24を
挿入するためのピン孔25が開設されている。これらの
ピン24及びピン孔25は、図4に示すように、ロック
機構10をシリンダ1に組付け、あるいは取外しをする
際に、流体圧の作用していないロック板13を非傾斜状
態に保持して、ピストンロッド6を、ロックされること
なく、挿通穴13aに挿脱可能にするためのものであ
る。上記ピン孔25は、ロック機構用ボディ11におけ
る上記支点ピン14の取付位置とちょうど反対側の位置
に設けられている。また、上記ピン24は、全体として
平頭ねじ状に形成され、そのねじ杆部分を、ロック板1
3の外周部における上記ピン孔25と対応した位置に穿
設した係合穴26に螺挿可能としていて、ピン孔25に
挿入した際にはねじ頭が該ピン孔25内に位置不動に保
持される。このピン24は、必ずしもねじ状に形成する
必要はない。なお、ロック板13における上記係合孔2
6と弾性部材15,15の固定孔28,28との位置関
係は、互いに干渉し合わないように、図2に示すよう
に、固定孔28,28の位置を周方向に若干ずらしたも
のとしている。
【0019】上記構成を有するロック機構付き流体圧シ
リンダは、ロック機構10の復帰圧力室16に圧縮流体
を給排することによりピストンロッド6のロック及びそ
の解除を行うもので、上記復帰圧力室16から圧縮流体
を排気すると、ロック板13が、弾性部材15の付勢力
によって支点ピンを中心に回動傾斜してピストンロッド
6をこじる状態でロックし、逆に、復帰圧力室16に圧
縮流体を供給すると、ロック板13の受圧面側に流体圧
が作用して、弾性部材15による付勢力に抗して該ロッ
ク板13の傾斜を復帰させ、ピストンロッド6のロック
を解除する。この場合、上記ロック機構10は、ロック
板13における復帰圧力室16側に、ロック板13とス
リーブ9の外周面及び復帰圧力室16の内周面との間を
シールする単一部材からなるシール部材18を取付け
て、復帰圧力室に供給された流体圧をロック板13に直
接作用させるため、従来のものように受圧用のピストン
を並設する必要がなく、また、そのピストンに取付ける
複数のシール部材も不要であり、これにより、ロック機
構10全体が、部品数が少ない、きわめて簡単な構成と
なり、組み立てが非常に容易である。
【0020】また、上記シール部材18を単一部材とし
たことにより、従来のものに比べてその交換作業やメン
テナンスが容易である。しかも、シール部材18とロッ
ク板13との間に互いに嵌合する凹凸部22,23を設
けたことにより、このシール部材18のロック板13へ
の取付けはきわめて簡単に且つ確実に行うことができる
ため、メンテナンスをより一層容易に行うことができ
る。
【0021】組み立てやメンテナンスに際し、シリンダ
1に対してロック機構10を組付けたり、取外したりす
る場合には、ピン24をピン孔25にロック機構用ボデ
ィの外側から挿入し、ロック板13の係合孔26に螺挿
して、ロック板13を傾斜しない状態に一時的に保持す
る。この場合、ピストンロッド6はロック板13によっ
てロックされることがないため、ピストンロッド6をロ
ック機構10を貫通させて外部に導出する場合や、、ピ
ストンロッド6をロック機構から抜き取る場合であって
も、それらの作業を容易に行うことができ、ロック機構
10の取付け、取外しはきわめてスムーズである。
【0022】上記実施例では、シール部材18のロック
板13への取付けは、シール部材18とロック板13と
の間に設けた凹凸部22,23によって行っているが、
必ずしもこのような構成にする必要はなく、任意の構成
によって取付けを行うことができる。
【0023】また、上記実施例におけるロック機構10
は、シリンダロッド6をロックした際、該ロッド6をシ
リンダ1内に没入させる方向へは強い制動力を作用させ
て動かないようにし、逆に、ロッド6がシリンダ1から
突出する方向へは、大きな制動力が作用しない構成とし
ているが、この構成に限らず、スリーブ9をエンドカバ
ー12側から延設すると共に、シール部材18をロック
板13のエンドカバー12側に取付けるなどして、ロッ
ク板13に対する復帰圧力室16や弾性部材15の位置
関係を反転させることにより、ロッド6をロックした
際、該ロッド6をシリンダ1内に没入させる方向へは制
動力が作用せず、逆に、ロッド6がシリンダ1から突出
する方向へは、強い制動力が作用する構成とすることが
できる。
【0024】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明のロック
機構付き流体圧シリンダは、ロック機構のロック板にお
ける圧力室側に、ロック板とスリーブ外周面及び圧力室
の内周面との間をシールする単一部材からなるシール部
材を取付けて、圧力室に供給された流体圧をロック板に
直接作用させるため、従来のものようにピストンを並設
する必要がなく、また、そのピストンに取付ける複数の
シール部材も不要であり、これにより、ロック機構全体
が、部品数が少ない、きわめて簡単な構成となり、組み
立てが非常に容易である。また、上記シール部材を単一
部材としたことにより、従来のものに比べてその交換作
業やメンテナンスが容易である。さらに、ロック機構を
流体圧シリンダのボディに取付ける際に、ピンをピン孔
に挿入すれば、ロック板を傾斜しない状態に一時的に保
持することができるため、ピストンロッドがロック板に
よってロックされることなく、簡単にそのロック板に挿
脱することができ、取付作業を容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図(一部は図2の
A−A線での断面)である。ただし、ロック板が傾斜し
てピストンロッドの移動をロックした状態を示す。
【図2】本発明のロック板を示す拡大正面図である。
【図3】本発明のシール部材をロック板への取付面側か
らみた拡大正面図である。
【図4】ロック板をピンによって非傾斜状態に保持した
状態を示す断面図である。
【図5】従来のロック機構付きシリンダの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 シリンダ用ボディ 5 ピストン 6 ピストンロッド 7,8 シリンダポート 9 スリーブ 10 ロック機構 11 ロック機構用ボディ 13 ロック板 14 支点ピン 15 弾性部材 16 復帰圧力室 18 シール部材 22 凹部 23 凸部 24 ピン 25 ピン孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F15B 15/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダポートを通してピストンの圧力室
    に圧縮流体を給排することにより駆動される流体圧シリ
    ンダのボディに、ピストンロッドに外嵌したロック板を
    回動傾斜させることにより該ロッドをこじる状態でロッ
    クし、流体圧を作用させて該ロック板の傾斜を復帰させ
    ることによりロックを解除するロック機構を備えた流体
    圧シリンダにおいて、 上記ロック機構が、上記ロック板の外周部において該ロ
    ック板の一部を軸方向に不動に支持する支点ピンと、ロ
    ック板の一端面側に設けられ、上記支点ピンを中心に該
    ロック板を傾斜させる方向に付勢する弾性部材と、上記
    弾性部材によってロック板が傾倒する側に設けられ、圧
    縮流体が供給されることによりロック板に弾性部材の付
    勢力に抗した流体圧を作用させる圧力室と、上記ピスト
    ンロッドに外嵌して、圧力室の内周壁を形成するスリー
    ブとを有していて、 上記ロック板における圧力室側に、ロック板とスリーブ
    外周面及び圧力室の内周面との間を気密にシールする、
    単一部材からなるシール部材を取付けた、ことを特徴と
    するロック機構付き流体圧シリンダ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のロック機構付き流体圧シ
    リンダにおいて、ロック板における圧力室側とシール部
    材との間に相互に嵌合係止する凹凸部を設け、これらの
    嵌合によりシール部材をロック板に取付けたもの。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載のロック機構付き流
    体圧シリンダにおいて、ロック機構のボディに、ロック
    板をロック解除位置に一時的に保持するピンを挿入する
    ためのピン孔を開設したもの。
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