JP3390025B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3390025B2
JP3390025B2 JP27119691A JP27119691A JP3390025B2 JP 3390025 B2 JP3390025 B2 JP 3390025B2 JP 27119691 A JP27119691 A JP 27119691A JP 27119691 A JP27119691 A JP 27119691A JP 3390025 B2 JP3390025 B2 JP 3390025B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理装置に関し、
特に、ラスター走査型の画像信号の特定領域に、他の領
域とは異なる処理を施す画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ラスター走査型の画像信号の特定領域
に、他の領域とは異なる処理を施す画像処理装置とし
て、ビットマップメモリにあらかじめ処理のオン/オフ
に対応する切換情報を記憶しておき、画像処理中にあっ
てはラスター走査の進行にしたがってビットマップメモ
リ内のデータを順に読み出して処理のオン/オフ制御に
供する構成とした画像処理装置が知られている(特開昭
59−45765号公報)。
【0003】これによれば、メモリ容量が削減され、そ
れぞれの領域において画像処理を容易にすることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭59−
45765号公報はオン/オフ制御データをビットマ
ップメモリのページ領域の全域に記憶る。
【0005】すなわち、ビットマップメモリへのデータ
書き込みは、マイクロコンピュータ等で行われるが、そ
の大きさは例えばA3用紙・200dpi時でおおよそ
1Mbiteにもなるため、領域の形状よらずその書
き込みに時間を要して画像処理の開始が遅くなるという
問題がある。
【0006】そこで本発明は、マイクロコンピュータ等
によるビットマップメモリへの処理モード情報の書き込
みを短時間で行うことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)2値以上の記憶を
行う、画像情報の画素単位に対応するメモリ単位、の集
合でなビットマップ状のメモリ(405);該メモリ
(405)格納情報をクリアする情報消去手段(10
0,409)前記メモリの 画像情報の処理モードの
切換りの境界に対応するアドレスに 切換った処理モー
ドを指定する メモリ情報クリアレベル(「0」)
異なるレベル(「1」)の1ビット以上を先頭ビットと
する処理モード情報(図9)を格納する手段(10
0);画像情報のラスター走査の進行に同期して前記メ
モリ(405)り情報を読み出す読出手段(100,
402〜407);読み出された情報の前記先頭ビット
を検知する検知手段(702);該検知手段の先頭ビッ
ト検知に応答して処理モード情報を抽出する処理モード
情報抽出手段(703〜706)抽出された処理モー
ド情報を保持し 前記処理モード情報抽出手段(703
〜706)が次の処理モード情報を抽出するとそれを切
換え保持する手段(707);および、該保持する手段
(707)が保持する処理モード情報が指定する画像処
理を前記画像情報に施こす処理手段(103〜10
8);を備える画像処理装置。
【0008】(2)更に 前記保持する手段(707)
が切換え保持の前に保持した処理モード情報を保持する
前情報保持手段(708)を備え; 処理モード情報は
前の処理モード情報の選択を指定するスタック参照コー
ド(「10」)を含み; 前記処理モード情報抽出手段
(703〜706)は、前記スタック参照コードを抽出
すると 前記前情報保持手段(708)が保持する処理
モード情報を 前記保持する手段(707)に切換え保
持させる;上記(1)の画像処理装置。
【0009】(3)処理モード情報は、桁数が異なり該
桁数に対応する数の先頭ビットがある複数種である(図
9);上記(2)の画像処理装置。
【0010】(4)前記スタック参照コードが、前記複
数種の処理モード情報の中で、最も少ない桁数である、上
記(3)の画像処理装置。
【0011】(5)更に 前記ビットマップ状のメモリ
からの情報読み出しのライン先頭を検出する手段(40
4);および ライン先頭の検出に応答してライン先頭
の参照オフセットアドレスを取り込む参照オフセット手
段(406);を備え 前記格納する手段(100)は
ライン上の処理モード情報の分布が先行ラインのものと
同一となるラインの先頭に相当する前記メモリ上記憶領
域に 該先行ラインとのアドレスの差を表す参照オフセ
ットアドレスを書込み; 前記読出手段は 参照オフセッ
ト手段が取り込んだ参照オフセットアドレスが表す差の
分前のライン上の 前記メモリの格納情報を読出す;上
記(1)の画像処理装置。
【0012】(6)前記情報消去手段(100,40
9)は、前記メモリ(405)格納情報を、頁単位,
ライン単位および前記画素単位に対応するメモリ単位で
クリアする;上記(1),(2),(3),(4)又は
(5)の画像処理装置。
【0013】なお、カッコ内の記号は、図面に示し後
述する実施例の対応要素又は対応事項を示す。
【0014】
【作用】本願の上記(1)の発明によれば、情報消去手
段(100,409)は、2値以上の記憶を行う、画像
情報の画素単位に対応するメモリ単位、の集合でなり、
情報クリアレベルと異なるレベルの1ビット以上を先頭
ビットとする処理モード情報を格納する、ビットマップ
状のメモリ(405)の情報を、クリアする。そして
処理モード情報(図9)は メモリ情報のクリアレベル
(「0」)と異なるレベル(「1」)の1ビット以上を
先頭ビットとするものである。
【0015】よって、処理の切換わりの境界の所のみ
に、切換った処理モードを指定する処理モード情報を書
込むことにより ラスター走査の進行に同期してメモリ
(405)から情報を読み出すとき 読み出し情報がク
リアレベル(「0」)から先頭ビットレベル(「1」)
に切換るとき そこに処理モード情報があるので 処理モ
ード情報抽出手段(703〜706)による先頭ビット
検知が容易であり 処理モード情報抽出手段(703〜
706)による処理モード情報の抽出を容易に行うこと
ができる。
【0016】ラスター走査の進行に同期してメモリ(4
05)から情報を読み出すとき 保持する手段(70
7)によって 処理モード情報抽出手段(703〜70
6)が抽出した処理モード情報を保持し 処理モード情
報抽出手段(703〜706)が次の処理モード情報を
抽出するとそれを切換え保持するので 例えば図12に
示すように エリア番号7の処理モード情報が現れると
保持する手段がこれを保持し エリア番号3の処理モー
ド情報が現れるとそれを切換え保持し エリア番号6の
処理モード情報が現れるとそれを切換え保持する。従っ
メモリ(405)には処理の切換わりの境界の所の
みに処理モード情報を書込んでいても 保持する手段
(707)は、境界間領域(同一処理モードの領域)で
は継続して同一の処理モード情報を 処理手段(103
〜108)に出力する。従ってメモリ(405)に処理
モード情報を書込むときは 上述のように 処理の切換わ
りの境界の所のみに 切換った処理モードを指定する処
理モード情報を書込めばよい。
【0017】即ち 処理の切換わりの境界の所のみに
モード情報を書けばよく、その他の所は情報クリア
よい。従って、ビットマップ状のメモリ(405)全体
を書き換える必要はない。メモリ(405)に書き込む
データ量は削減され、メモリ(405)への処理モード
情報の設定は短時間で終了する。
【0018】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0019】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を使用するデジタ
ル複写における画像処理ユニットの概略構成を示す。
【0020】図1を参照すると、符号101は原稿を読
み取ってラスタースキャン型の画像信号を出力するスキ
ャナユニットである。スキャナユニット101より出力
された画像信号は画像処理ユニット102に入力され、
画像処理が施された後、プリンタユニット113に出力
される。また、システムユニット100は、スキャナユ
ニット101,画像処理ユニット102およびプリンタ
ユニット113全体の制御を行う。
【0021】画像処理ユニット102は、入力された画
像信号に処理を施すフィルタ処理回路103,加工処理
回路104,および中間調処理回路105等から構成さ
れている。
【0022】ここで、フィルタ回路103は、異なる係
数による空間フィルタ処理を画像信号に施す回路で、そ
のフィルタ係数は、フィルタ制御回路106から出力さ
れる信号によりリアルタイムに切り換え制御されてい
る。
【0023】加工処理回路104は、フィルタ回路10
3が出力する画像信号に、影付け,中抜き(輪郭抽
出),ネガポジ反転の順で処理を施す回路で、影付け処
理および中抜き処理のオン/オフとオン時の動作モー
ド,ネガポジ反転処理のオン/オフは、加工制御回路1
07から出力される信号によりリアルタイムに切り換え
制御されている。
【0024】中間調処理回路105は、加工処理回路1
04が出力する画像信号に、濃度調整,ディザ,イレー
スの順で処理を施す回路で、濃度調整処理の濃度レベ
ル,ディザ処理のディザパターンの選択,イレース処理
のオン/オフは、中間調制御回路108から出力される
信号によりリアルタイムに切り換え制御されている。
【0025】また、領域制御回路109は、各処理回路
103〜105における処理の組合せに対応したエリア
番号信号を、スキャナユニット101におけるラスター
スキャン動作の進行に応じて発生する回路である。
【0026】図2に、エリア番号信号と処理の組合せの
対応例を示す。図2は、フィルタ処理8種,影付け処理
8種,中抜き処理4種,濃度調整処理16種,ディザ処
理4種の切り換えが可能な場合を示しており、この場合
の各処理の制御信号はそれぞれ3,3,2,4,2ビッ
トの幅をもつ。また、エリア番号信号は16種でその信
号幅は4ビットになっている。図2に示すエリア番号0
〜15は それぞれ その番号の行に記述した処理の組み
合わせを指定するもの 即ち処理モードを指定するもの
(処理モード指定情報)である。
【0027】図1において、各制御回路106〜108
は、対応する処理回路103〜105とその内部処理ブ
ロックで生じる画像信号の遅れに応じて、エリア番号信
号を遅らせるディレイ補正回路110,111,112
をそれぞれ有しており、これによって処理の組合せがズ
レないようにしている。このように、画像信号の遅れに
応じてエリア番号信号を遅らせる場合は、組合せを行う
画像処理の種類を増しても、エリア番号信号の本数が増
えないので、多機能な画像処理装置を容易に実現でき
る。
【0028】次に、本発明に係わる領域制御回路109
の説明を行う。
【0029】図3は、領域制御データを記憶するメモリ
のアドレスマッピングの例である。
【0030】図3(a)を参照すると、メモリ405
512kワード(1ワード=16ビット)の容量を有し
ており、1ライン分のデータは151ワードを占める。
従って、メモリ405には3472ライン分のデータが
記憶可能である。
【0031】1ライン分のデータの構造は、図3(b)
に示すようになっている。すなわち、各ラインの先頭ア
ドレスは後述する参照オフセットアドレスの領域で、こ
れに続く第1〜第150ワードはビットマップデータの
領域になっている。
【0032】図3(c)は、第1〜第150ワードのデ
ータとビットマップとの関係を示すものであり、各ワー
ドはMSBが先頭になっている。また、図3(c)に示
すようにビットマップの大きさは3472ライン×24
00ドットであり、解像度を主副とも8ドット/mmと
すると、A3およびDLT用紙よりも大きなサイズを有
している。
【0033】図1に示す領域制御回路109は 図4に
示すメモリアクセス回路1091と 図10に示すエリ
アコード抽出回路1092で構成されており メモリア
クセス回路1091がメモリ405からの読み出しデー
タをP(パラレル)/S(シリアル)変換したシリアル
データSERDを エリアコード抽出回路1092に与
エリアコード抽出回路1092がシリアルデータS
ERDから処理モード情報のデータを抽出しその中の
リア番号データを抽出してフィルタ制御回路106に出
力する。
【0034】図4は、図3に示した構造のメモリを
スター走査に同期してアクセスするメモリアクセス回路
1091の回路ブロック例を示し、図5,図6,図7お
よび図8にその動作を説明するタイムチャートを示す。
【0035】図4および図5を参照すると、副走査カウ
ンタ回路401は有効画像領域を表すFGATE信号に
より動作を開始し、ライン同期信号LSYNCが入力さ
れる度に151進み、各ラインデータの先頭アドレス信
号SADRSを出力する。なお、FGATE信号の長さ
は3472ラインを超えないように制御されている。
【0036】図4および図6を参照すると、分周回路4
02は画素同期信号CLOCKを16分周してメモリ同
期信号MCLKを出力する。この分周動作はライン同期
信号LSYNCに同期して行われる。また、上述した副
走査カウンタ回路401が出力する先頭アドレス信号S
ADRSは、ライン同期信号LSYNCの立ち上がりに
同期して変化する。
【0037】図4および図7を参照すると、主走査カウ
ンタ回路403はライン同期信号LSYNCでクリアさ
れメモリ同期信号MCLKを計数するカウンタ等で構成
され、各ラインにおけるアドレス位置信号MADRS
と、P−S(パラレル−シリアル)変換回路408で使
用されるクリア信号CLEARを出力する。また、ライ
ン先頭検出回路404は図3に示した構造のメモリ40
5から出力された、参照オフセットアドレスデータを取
り込むタイミングを検出して、その検出信号LHDに応
じて参照オフセット回路406が 参照オフセットアド
レスデータを保持して、オフセットアドレス信号OAD
RSとして出力する。ここでメモリ405に入力される
アドレスADRSは、加算器407の動作により先頭ア
ドレス信号SADRS,アドレス位置信号MADRSお
よび参照オフセットアドレス信号OADRSの総和にな
っている。そして、各ラインに対応した参照オフセット
アドレスデータが入力されるように動作する。
【0038】図4および図8を参照すると、P−S変換
回路408はメモリ405が出力する16ビットパラレ
ルデータPARDをメモリ同期信号MCLKに同期して
取り込み、画素同期信号CLOCKに同期してシリアル
データSERDとして出力する回路である。また、P−
S変換回路408は主走査カウンタ回路403が出力す
るCLEAR信号に応じて保持しているデータをクリア
するので、メモリ405に記憶された各ラインの第1〜
150ワード以外のデータを出力しない。
【0039】図4に示したメモリクリア回路409は、
上述したFGATE,LSYNC,CLOCKの各信号
に同期して、メモリ405にクリアデータを能動的に書
き込む回路で、マイクロコンピュータ等で構成されたシ
ステム制御ユニット100からの指令によって動作が制
御されている。
【0040】また、メモリ405への必要データの書き
込みもシステム制御ユニット100により行われる。
【0041】次に図9を参照して、ビットマップ部分に
書き込まれる処理モード情報のデータ構成について説明
する。ビットマップ部分に書き込まれる処理モード情報
データはその長さによって3種類に分類できる。2
ビット長コードはスタック参照コード1種類であり、こ
のコードはエリア番号の属性を持たないという特殊なコ
ードである。すなわち、このスタック参照コードは1つ
前のエリア番号を選択する場合に用いられ、その長さが
極めて短いという特徴を持つ。4ビット長コードはエリ
ア番号0および1の2種類であり、その長さが短いとい
う特徴を持つ。また、7ビット長コードは全てのエリア
番号(0〜15)を表すために16種類あり、その長さ
は標準的である。
【0042】各ビット長コードの構造は、ビット番号1
がスタートビットになっており、このスタートビットを
検出することで後述するエリアコード抽出回路1092
が動作を開始する。また、ビット番号2は2ビット長コ
ードとその他の識別に、ビット番号3は4ビット長コー
ドと7ビット長コードとの識別に使用される。
【0043】図10に、図4に示したメモリアクセス回
路1091が出力するシリアルデータSERDからエリ
ア番号信号を生成するエリアコード検出回路1092の
回路ブロック例を、図11にその動作を説明するタイム
チャートを示す。
【0044】図10および図11を参照すると、S−P
(シリアル−パラレル)変換回路701は、シリアルデ
ータSERDを、図示しない画素同期信号に同期して6
ビットのパラレルデータPD1〜6に変換する回路であ
る。
【0045】スタートビット検出回路702は、パラレ
ルデータPD1に基づいて上述した各ビット長コードの
スタートビットを検出する回路である。スタートビット
検出回路702はスタートビットを検出すると、回路内
部の検出フラグをセットし、これによってスタートビッ
トの検出動作は休止する。また、スタートビット検出回
路702は、2ビット長コード検出回路703,4ビッ
ト長コード検出回路704,および7ビット長コード検
出回路705に対し、それぞれコード長に応じたタイミ
ングで検出イネーブル信号EN2,EN4およびEN7
を出力する。
【0046】7ビット長コード検出回路705は、検出
イネーブル信号EN7を受け取ると、パラレルデータP
D1〜6に基づいてエリア番号を生成しデータバスAR
EA上にエリア番号を出力すると共に、アクノリッジ信
号ACK7を出力する。
【0047】アクノリッジ信号ACK7は、ORゲート
706を介して、F/F707,708およびスタート
ビット検出回路702に入力されている。これにより、
データを保持する手段であるF/F707には、7ビッ
ト長コード検出回路705が出力したエリア番号が保持
されると共に、前情報保持手段であるF/F708には
それまでのF/F707が出力していたエリア番号が保
持される。また、スタートビット検出回路702は上述
した検出フラグをリセットして、これによってスタート
ビットの検出動作を再開する。
【0048】4ビット長コード検出回路704は、検出
イネーブル信号EN4を受け取ると、パラレルデータP
D1〜3に基づいて4ビット長コードの検出を行う。こ
の時、4ビット長コードが検出されると、検出したエリ
ア番号をデータバスAREA上に出力すると共に、アク
ノリッジ信号ACK4を出力する。これによって、7ビ
ット長コード検出回路705の場合と同様に、F/F7
07および708の保持データの変更と、スタートビッ
ト検出回路702における検出フラグのリセットが行わ
れる。また、この検出フラグのリセットによりスタート
ビット検出回路705は、次の検出イネーブル信号EN
7の出力タイミングにおいて、検出イネーブル信号EN
7を出力しなくなる。
【0049】2ビット長コード検出回路703は、検出
イネーブル信号EN2を受け取ると、パラレルデータP
D1に基づいて2ビット長コードの検出を行う。この
時、2ビット長コード(スタック参照コード)が検出さ
れると、アクノリッジ信号ACK2を出力する。アクノ
リッジ信号ACK2は、F/F708の出力イネーブル
端子に入力されており、これによってF/F708に保
持されているエリア番号がデータバスAREA上に出力
される。また、アクノリッジ信号ACK2の出力によっ
て、F/F707および708の保持データの変更と、
スタートビット検出回路702における検出フラグのリ
セットも行われる。この検出フラグのリセットによりス
タートビット検出回路705は、次の検出イネーブル信
号EN,7の出力タイミングにおいて、それぞれイネ
ーブル信号EN,7を出力しなくなる。
【0050】なお、以上で説明したスタートビット検出
回路702,2ビット長コード検出回路703,4ビッ
ト長コード検出回路704および7ビット長コード検出
回路705は、図示しない画素同期信号に同期して動作
している。
【0051】次に、図12を用いて、参照オフセットア
ドレスの効果について説明する。領域とそれに属する画
像処理の組合せを設定可能なデジタル複写機は公知であ
り(例えばARTAGE8000)、図12は設定され
た領域と、画像処理の組合せに応じて付加されたエリア
番号の関係例を示している。図は、設定された領域が長
方形の場合を示しており、通常はこのような長方形の領
域が設定されることが多い。
【0052】このような形状の領域が設定されている場
合、領域制御回路109が出力する1ライン中のエリア
番号のパターンは、周辺ラインと同一である確立が高
い。このため図に示すように第kライン目に図9に示し
たようなエリアコードのデータを記憶させておき、周辺
のライン(第k+1,k+2ライン目)は参照オフセッ
トアドレスに所定のアドレスを記憶させるだけで、所望
の領域制御を行うことができる。
【0053】すなわち 図4および図7を参照してライ
ン先頭検出回路404に関して先に説明したように
イン先頭検出回路404がメモリ405から出力された
参照オフセットアドレスデータを取り込むタイミングを
検出してそれを表す検出信号LHDを発生し この検出
信号LHDに応じて参照オフセット回路406が 参照
オフセットアドレスデータを保持して、オフセットアド
レス信号OADRSとして出力し メモリ405に入力
されるアドレスADRSは、先頭アドレス信号SADR
S,アドレス位置信号MADRSおよび参照オフセット
アドレス信号OADRSの総和になっている。
【0054】実効がある参照オフセットアドレスは
12に−151,−302として示すように 負値であ
る。これらの負値が無い箇所では参照オフセット回路4
06が出力するオフセットアドレス信号OADRSはゼ
ロを表すもの(データ無し)であるので メモリアクセ
スアドレスADRSは 副走査カウンタ401のカウン
トデータSADRSと主走査カウンタ403のカウント
データMADRSとの和である。ところが 実効がある
参照オフセットアドレス−151又は−302があるラ
インでは メモリアクセスアドレスADRSは 副走査カ
ウンタ401のカウントデータSADRSと主走査カウ
ンタ403のカウントデータMADRSとの和から
照オフセットアドレスOADRSである−151又は−
302を加算した値となる。すなわちメモリアクセスア
ドレスが 現在のラスター走査のアドレスSADRS+
MADRSから 参照オフセットアドレス−151又は
−302の絶対値を減算したものとなり そこのライン
情報がメモリ405から読み出される。つまり ラスタ
ー走査の現在のラインよりも オフセット値(参照オフ
セットアドレス信号OADRSが表す値の絶対値)分前
のラインの情報が メモリ405から読み出される。−
151又は−302 よって、システム制御ユニット1
00が多くのラインに同じ処理モード情報を繰返し書込
ライン上画素単位のメモリアクセス回数を大幅に
削減できるので、メモリへの処理モード情報の設定時間
も大幅に短縮される。
【0055】次に、図13を用いて、図9に示したよう
な異なる長さを持つエリアコードを使用する効果につい
て説明する。
【0056】図13は、設定された領域と、画像処理の
組合せに応じて付加されたエリアコードの関係例を示し
ている。図に示すように高精細な画像処理の切り換えを
必要とする場合、領域制御回路109ではその領域に、
長さの短いエリアコードを割り当てることが可能にな
る。すなわち、システム制御ユニット100は、4ビッ
ト長コードのエリア番号1を割り当てることで、図に示
すように画像上では4ドット幅で、次のエリア番号を出
力させることができる。これは、他のエリア番号 には7
ビット長を割り当てこれにより画像上では7ドット幅で
エリア番号を出力する場合に比べて 処理モード情報の
切換えが高精細である。つまり高分解能で処理領域の切
換えができる。
【0057】次に、図14を用いて、図9に示したよう
なスタック参照コードを使用する効果について説明す
る。
【0058】図14は、設定された領域と、画像処理の
組合せに応じて付加されたエリア番号の関係例を示して
いる。図に丸で囲って示すよう ラスター走査に同期
した画像処理(領域)の切り換えを高精細に行う必要が
ある場合、領域制御回路109では 例えばエリア0か
らエリア4に切換えそしてその後エリア4からエリア0
に切換えるなど 元のエリア番号(0)に戻す場合に
タック参照コードを使用することができる。すなわち、
システム制御ユニット100は2ビット長コードのス
タック参照コードを、元のエリア番号(0)に戻す場合
該エリア番号(0)を示すコードに変えてスタック
参照コードをメモリ405に書き込む。スタック参照コ
ードは、最小2ビット幅であるので 上述のように
ビット長コード検出回路703がこのスタック参照コー
ドを検出してアクノリッジ信号ACK2を出力して
れによってF/F708に保持されている前のエリア番
号(0)がF/F707に F/F707が保持してい
たエリア番号(4)はF/F708に それぞれ保持さ
れる。これにより、画像上ではラスター走査の最小2ド
ット幅で、次のエリア番号を出力させることができる。
他のエリア番号情報を含むエリアコード(4ビット長,
7ビット長)を使用する場合は4ドット幅,7ドット幅
となるのに比べて 処理モード情報の切換えが高精細で
ある。つまり高分解能で処理領域の切換えができる。
【0059】また、システム制御ユニット100はメモ
リクリア回路409を動作させることにより、その間、
他の制御が可能となると同時に、古いデータを消去する
ためにメモリ405の全アドレスをアクセスする必要が
なくなる。すなわちメモリ405上の情報すなわち処理
モード情報のデータは 画像上の処理モードの切換り
界のみに書込まれるので 古いデータを消去するときに
該境界だけをアクセスしてクリアすればよいので、
処理モード情報の設定時間を大幅に短縮することができ
る。また、図9に示したように、各エリアコードは2ビ
ット以上の長さを有しているために、ビットマップ状の
メモリに1つのエリアコードを書き込む場合に、2つの
アドレスをアクセスする場合が生じる。しかし、ビット
マップ状のメモリが予めクリアされていると、実際に書
き込みが必要となるのは各コードの「1」部分だけとな
る。従って、スタック参照コードは実質的に1ビットの
長さのコードとみなせるなど、メモリにアクセスする回
数は更に少なくすることが可能になる。
【0060】システム制御ユニット100が、ビットマ
ップ状のメモリ405の処理モード情報を、頁単位,ラ
イン単位およびメモリ単位でクリアする。頁単位でクリ
アするときには境界の切換わりの所のみに処理モード
を書けばよい。
【0061】ページ単位でクリアしないときには ライ
ン単位又はメモリ単位でメモリ上の前の情報をクリア
所要の処理モード情報を境界の切換わりの所のみに
書けばよい。従って、ビットマップ状のメモリ405全
体を書き換える必要はない。実際にビットマップ状のメ
モリ405に書き込むデータ量は削減され、処理モード
情報の設定は短時間で終了する。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば
ットマップ状のメモリには、処理の切換わりの境界の所
のみに処理モード情報を書けばよく、その他の所は情報
クリアよい。従って、ビットマップ状のメモリ全体を
書き換える必要はない。メモリに書き込むデータ量は削
減され、メモリへの処理モード情報の設定は短時間で終
了する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を使用するデジタル複写に
おける画像処理ユニットの概略構成を示すブロック図で
ある。
【図2】 エリア番号信号と処理の組合せの対応例を示
す表である。
【図3】 領域制御データを記憶するメモリ405のア
ドレスマッピングの一例を示すブロック図である。
【図4】 図1に示す領域制御回路109の メモリ4
05をアクセスするメモリアクセス回路1091の構成
概要を示すブロック図である。
【図5】 図4に示したメモリアクセス回路1091の
動作を示すタイムチャートである。
【図6】 図4に示したメモリアクセス回路1091の
動作を示すタイムチャートである。
【図7】 図4に示したメモリアクセス回路1091の
動作を示すタイムチャートである。
【図8】 図4に示したメモリアクセス回路1091の
動作を示すタイムチャートである。
【図9】 図3に示した構造のメモリ405のビットマ
ップ部分に書き込まれるデータの構成を示すブロック図
である。
【図10】 図1に示す領域制御回路109の エリア
コード検出回路1092の構成概要を示すブロック図で
ある。
【図11】 図10に示したエリアコード検出回路10
92の動作を示すタイムチャートである。
【図12】 参照オフセットアドレスを使用する場合
の、設定された領域と、画像処理の組合せに応じて付加
されたエリア番号の関係例を示すブロック図である。
【図13】 図9に示した異なる長さを持つエリアコー
ドを使用する場合の、設定された領域と、画像処理の組
合せに応じて付加されたエリア番号の関係例を示すブロ
ック図である。
【図14】 スタック参照コードを使用する場合の、設
定された領域と、画像処理の組合せに応じて付加された
エリア番号の関係例を示すブロック図である。
【符号の説明】
100:システム制御回路 101:スキャナユニット 102:画像処理ユニット 103:フィルタ処理回路 104:加工処理回路 105:中間調処理回路 106:フィルタ制御回路 107:加工制御回路 108:中間調制御回路 109:領域制御回路 1091:メモリアクセス回路 1092:エリアコード抽出回路 110,111,112:ディレイ補正回路 113:プリンタユニット 405:メモリ 409:メモリクリア回路 702:スタートビット検
出回路

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2値以上の記憶を行う、画像情報の画素単
    位に対応するメモリ単位、の集合でなビットマップ状
    のメモリ; 該メモリの格納情報をクリアする情報消去手段;前記メモリの 画像情報の処理モードの切換りの境界に
    対応するアドレスに 切換った処理モードを指定する
    モリ 情報クリアレベルと異なるレベルの1ビット以上
    を先頭ビットとする処理モード情報を格納する手段; 画像情報のラスター走査の進行に同期して前記メモリよ
    り情報を読み出す読出手段; 読み出された情報の前記先頭ビットを検知する検知手
    段; 該検知手段の先頭ビット検知に応答して処理モード情報
    を抽出する処理モード情報抽出手段;抽出された処理モード情報を保持し 前記 処理モード情
    報抽出手段が次の処理モード情報を抽出するとそれを切
    換え保持する手段;および、該保持する手段が保持する 処理モード情報が指定する画
    像処理を前記画像情報に施こす処理手段; を備える、画像処理装置。
  2. 【請求項2】更に 前記保持する手段が切換え保持の前
    に保持した処理モード情報を保持する前情報保持手段を
    備え; 処理モード情報は 前の処理モード情報の選択を指定す
    るスタック参照コードを含み; 前記処理モード情報抽出手段は、前記スタック参照コー
    ドを抽出すると 前記前情報保持手段が保持する処理モ
    ード情報を 前記保持する手段に切換え保持させる; 請求項1に記載の 画像処理装置。
  3. 【請求項3】処理モード情報は、桁数が異なり該桁数に
    対応する数の先頭ビットがある複数種である;請求項2
    に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記スタック参照コードが、前記複数種の
    処理モード情報の中で、最も少ない桁数である、請求項3
    に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】更に 前記ビットマップ状のメモリからの
    情報読み出しのライン先頭を検出する手段;および
    イン先頭の検出に応答してライン先頭の参照オフセット
    アドレスを取り込む参照オフセット手段;を備え 前記格納する手段は ライン上の処理モード情報の分布
    が先行ラインのものと同一となるラインの先頭に相当す
    る前記メモリ上記憶領域に 該先行ラインとのアドレス
    の差を表す参照オフセットアドレスを書込み; 前記読出手段は 参照オフセット手段が取り込んだ参照
    オフセットアドレスが表す差の分前のライン上の 前記
    メモリの格納情報を読出す;請求項1に記載の 画像処理
    装置。
  6. 【請求項6】前記情報消去手段は、前記メモリの格納
    報を、頁単位,ライン単位および前記画素単位に対応す
    メモリ単位でクリアする;請求項1,請求項2,請求
    項3,請求項4又は請求項5に記載の画像処理装置。
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