JP3388977B2 - 通信制御システムおよび通信制御方法 - Google Patents

通信制御システムおよび通信制御方法

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JP3388977B2
JP3388977B2 JP35214795A JP35214795A JP3388977B2 JP 3388977 B2 JP3388977 B2 JP 3388977B2 JP 35214795 A JP35214795 A JP 35214795A JP 35214795 A JP35214795 A JP 35214795A JP 3388977 B2 JP3388977 B2 JP 3388977B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なるメディア情
報を送信あるいは受信する複数の通信端末を収容するネ
ットワーク上に、複数のユーザからなるユーザグループ
を指定した通信要求に応じて相互に通信路を提供するグ
ループ通信制御システムおよびグループ通信制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】電話網における従来のグループ通信制御
を図19を参照して説明する。
【0003】図19において、電話機、ファクシミリ、
データ端末等の複数の端末10(10a〜10z)のう
ち、端末10a、10b、10cは電話機であり、端末
10dはFAXである。端末10b〜10dは、ダイヤ
ル「AA」で識別されるグループに属するとする。
【0004】ネットワーク200は、複数の端末10を
収容して、これら端末10間を発呼要求、終話要求に従
い適宜接続する既存の複数の電話交換機を網状に接続し
て構成されるものである。これら複数の電話交換機から
構成されるネットワーク200において、グループ通信
制御を行うための機能は、通話路設定手段210、着信
端末選択手段220、グループ識別子変換手段230、
回線状態参照手段240から構成される。
【0005】通話路設定手段210はネットワーク20
0に収容される端末10相互間の交換処理を行い、着信
端末選択手段220は、前記通話路設定手段210がグ
ループへの着信を検出した場合に、前記通話路設定手段
210からグループ識別子を通知され、そのグループ内
のどの端末に着信させるかを決定し、発呼要求した端末
と着信に選択された端末との間を接続し、接続が終了す
ると通話路設定手段210に結果を報告する。
【0006】グループ識別子変換手段230は、グルー
プを識別するダイヤル情報を受けて、そのグループに属
する端末のリストを与える。すなわち、グループ識別子
変換手段230は、図20に示すようなグループ端末リ
ストをあらかじめ記憶しておき、例えば、ダイヤル情報
「AA」を受けると、端末10b、10c、10dを返
すようになっている。
【0007】回線状態参照手段240は、与えられた端
末の回線の空き/使用中状態を返す。
【0008】今、ユーザ30aがある部所の人に問い合
わせを行いたいと思い、端末10aから「AA」とダイ
ヤルして発信要求をしたとする。また、端末10b〜1
0dの近辺には誰もいないので、ベルが鳴動しても応答
する人間はいなく、端末10dであるFAXは自動受信
が設定されているとする。
【0009】前記発信要求は、ネットワーク200の通
話路設定手段210により受信され、通話路設定手段2
10は前記ダイヤル情報「AA」がグループ識別子であ
ることを知ると、着信端末選択手段220にグループ識
別子を通知する。
【0010】通知を受けた着信端末選択手段220は、
グループ識別子変換手段230にグループ識別子を通知
し、着信先端末の候補として端末10b〜10dを得
る。
【0011】次に着信端末選択手段220は、回線状態
参照手段240により、先に得た各端末10b〜10d
の各々の回線の空き/使用中状態を調べる。ここではど
の端末も空き状態であるとする。
【0012】そこで、着端末選択手段220は端末10
b〜10dに同時に着信ベル鳴動を行う。端末10b〜
10d近傍に着信ベルに応答する人が居ないので、端末
10dのFAXが自動応答を行う。これにより、着端末
選択手段220は、着端末が端末10dであることを検
出し、端末10aと端末10dとの間に通信路を設定
し、端末10aと端末10dが通話状態になったことを
報告する。
【0013】しかし、この場合、ユーザ30aが行った
発信要求は端末10dが応答することで物理的な通信と
しては成立したが、ユーザ30aは電話機である端末1
0aを使用しているにも関わらず応答した端末10dは
FAXであるために、ユーザ30aは所望した会話が行
えないため、この通信を終了せざるを得ない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、下記
の2点の問題がある。
【0015】まず、第1の問題点は、発信者はグループ
に属している人に本来発信したいにも関わらず、偶々端
末の側にいた人や自動受信に設定されていた端末が応答
してしまう場合があり、発信者の期待していない人(端
末)との間に通信が成立してしまう場合があることであ
る。
【0016】第2の問題点は、発着間で例えば電話機と
FAXのように端末種別が異なっていても、ネットワー
クが呼として成立を認め通信状態として接続してしまう
ため、通話状態になって初めて発信者が情報の送受が行
えないとわかる場合があることである。
【0017】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されなされたものであり、発信者が期待するユーザに着
信することができ、ネットワークが通話状態を設定する
のに先立ち、発信者が要求する種別の情報を扱えるユー
ザに対して着信させることが可能な通信制御システムお
よび通信制御方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の通信制御システ
ムは、異なるメディア情報を送信或いは受信する複数の
通信端末を収容するネットワーク上に必要に応じ相互に
通信路を提供する通信制御システムにおいて、前記通信
端末からの1又は複数のユーザからなるユーザグループ
と少なくとも1つの所望のメディアとを指定した通信要
求を、ユーザからの入力データとして受け付ける通信要
求受付手段と、この通信要求受付手段で受け付けられた
通信要求にて指定されたユーザグループに属するユーザ
の使用可能な通信端末が少なくとも前記通信要求にて指
定されたメディアを取り扱うか否かに基づき着信先ユー
ザを選択する着信ユーザ選択手段と、この着信ユーザ選
択手段により選択された着信先ユーザの通信端末と前記
通信要求ユーザの通信端末との間に通信路を設定する通
信路設定手段とを具備することにより、発信者が期待す
るユーザに着信することができ、ネットワークが通話状
態を設定するのに先立ち、発信者が要求する種別の情報
を扱えるユーザに対して着信させることが可能となる。
【0019】また、本発明の通信制御システムは、異な
るメディア情報を送信或いは受信する複数の通信端末を
収容するネットワーク上に必要に応じ相互に通信路を提
供する通信制御システムにおいて、前記通信端末からの
1又は複数のユーザからなるユーザグループに対して付
与されたグループ識別子と少なくとも1つの所望のメデ
ィアとを指定した通信要求を、ユーザからの入力データ
として受け付ける通信要求受付手段と、この通信要求受
付手段で受け付けられた通信要求にて指定されたグルー
プ識別子に基づき、そのユーザグループに属するユーザ
を認識する手段と、前記認識されたユーザの使用可能な
通信端末が取り扱うメディアを認識する手段と、前記通
信要求にて指定されたユーザグループに属するユーザの
中から前記通信要求にて指定されたメディアと前記認識
されたメディアに基づいた所定の規則に従い最適な着信
ユーザを選択する着信ユーザ選択手段と、この着信ユー
ザ選択手段により選択された着信ユーザの通信端末と前
記通信要求ユーザの通信端末との間に通信路を設定する
通信路設定手段とを具備することにより、発信者が期待
するユーザに着信することができ、ネットワークが通話
状態を設定するのに先立ち、発信者が要求する種別の情
報を扱えるユーザに対して着信させることが可能とな
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)まず、第1の実施形態について説明
する。
【0021】図1は、第1の実施形態に係る通信制御シ
ステムの構成を示したものである。
【0022】図1において、端末1a〜1zは、電話機
のような音声専用のものや、FAXのような画像情報を
扱うもの、または、マイク、スピーカ、ディスプレイ、
音声・動画を扱えるマルチメディア端末等でる。
【0023】ユーザ3a〜3dは端末1a〜1zを用い
て通話を行う。ユーザが通信制御システムに対し発信要
求を行う場合は、端末1a〜1zのうち、自分が使用す
る端末から相手ユーザのユーザ識別子或いは複数ユーザ
を含むユーザグループのグループ識別子と、通信に使用
する情報種別であるメディアを指定して発信要求をネッ
トワーク2に対して発行する。
【0024】ネットワーク2はマルチメディア通信ネッ
トワークであり、例えばATM−LANとする。ユーザ
からの発信要求に対し、適当な相手ユーザを選択し、発
信要求したユーザと着信先のユーザとの間に通信路を設
定する制御を行うものである。
【0025】通信要求入力手段20a〜20zは、それ
ぞれ各端末1a〜1zに具備され、その端末を利用して
いるユーザからのグループ識別子とメディアの種別を含
んだ発信要求を受け付ける。受け付けた発信要求は、通
話路設定手段21に通知される。
【0026】なお、第1の実施形態において、通信要求
入力手段20は各端末1a〜1zに具備されているとし
たが、通信要求入力手段20を個々の端末とは無関係に
ネットワーク2に存在し、任意の端末からの要求を受け
付けるようにすることもできる。どちらの構成でも本実
施形態の本質的な部分は変らない。
【0027】通話路設定手段21は、ネットワーク2に
おいて端末からの通信要求を受けてその接続・切断処理
を行う。
【0028】着信ユーザ選択手段22は、前記通話路設
定手段21がユーザグループへの発信を検出した場合
に、前記通話路設定手段21からグループ識別子を通知
され、そのグループ識別子に対応するユーザグループの
内のどのユーザに着信させるかを選択し、選択した着信
先ユーザを前記通話路設定手段21に通知する。該通知
を受けた前記通話路設定手段21は、発信要求したユー
ザの使用可能な端末と着信先に選択されたユーザの使用
可能な端末との間を接続する。
【0029】識別子変換手段23は、着信ユーザ選択手
段22からグループ識別子を通知されると、そのユーザ
グループに属するユーザ識別子のリストを着信ユーザ選
択手段22に通知するようになっている。そのために識
別変換手段23は、図2に示すようなテーブルを記憶し
ている。なお、ここでは、ユーザ名とはユーザを一意に
特定するためのユーザ識別子として使用される。
【0030】図2に示すように、このテーブルには、グ
ループ識別子に対応させてそのグループに属するユーザ
名(ユーザ識別子)が記憶されていて、例えば、ユーザ
グループ識別子「AA」で指定されたユーザグループに
はユーザ3b、3c、3dの3ユーザが属していること
を示す。
【0031】メディア取得手段24は、着信ユーザ選択
手段22からユーザ名を通知されると、そのユーザが使
用できるメディア種別を着信ユーザ選択手段22に通知
する。
【0032】そのためにメディア取得手段24は、図
3、図4に示すような2種類の参照テーブルを記憶して
いる。
【0033】図3は、指定されたユーザが現在どの端末
を使用しているかを調べるためのもで、各ユーザ名に対
応させて、そのユーザが使用する端末識別子が記憶され
ている。なお、図3に示すテーブルの更新は、例えば、
ユーザがある端末にログインすると該当するユーザ名の
端末欄にその端末名が追加され、ログアウトするとその
欄から削除されることで実現する。図3では、ユーザ3
aは端末1aを、ユーザ3bは端末1bを、ユーザ3c
は端末3cを、ユーザ3dは端末1dと1eを各々使用
していることを示している。
【0034】図4は、指定された端末で、どのメディア
を使用できるかを調べるために参照されるもので、各端
末識別子に対応させて、その端末が使用できるメディ
ア、および、そのメディアの現在の使用状況が記憶され
ている。
【0035】図4に示すテーブルのメディアに関する項
目の更新は、例えば、端末に新たなメディアを処理する
ために必要なハードウェア及びソフトウェアがインスト
ールされた場合にそのメディアを該当する端末の欄に追
加することで実現する。
【0036】図4に示すテーブルのメディア使用状況に
関する項目の更新は、ある端末のメディアが通信で使用
されるとその結果を通話路設定手段21がメディア取得
手段24に通知することにより実現される。すなわち、
通知を受けたメディア取得手段24は、該メディアに関
して上記項目を「空」から「使用中」に変更する。その
メディアの使用が終った場合は、通話路設定手段21か
ら該メディアの使用終了の通知を受けて、それに従い上
記項目を「使用中」から「空」に変更する。
【0037】以上からメディア取得手段24は、着信ユ
ーザ選択手段22から、例えば、ユーザ名3bを通知さ
れると、図3からユーザ3bは端末1bが使用可能であ
ることが判断でき、続いて、図4から前記端末1bは音
声のみを扱え、その音声メディアの状態が「空」である
ことが判断でき、最終的に着信ユーザ選択手段22に対
してユーザ3bは、音声を扱うことが可能で、かつ、そ
の音声メディアの状態が「空」である端末1bが使用可
能であると通知する。
【0038】同様な手順で、メディア取得手段24は、
ユーザ3cについては音声と動画を扱うことが可能で、
どちらのメディアの状態も「空」である端末1cが使用
可能であると着信ユーザ選択手段22に通知する。
【0039】ユーザ3dについては、音声を扱うことが
可能で、メディアの状態が「空」である端末1d1と、
動画が扱うことが可能でメディアの状態が「空」である
端末1d2の2台の端末が使用可能であることを着信ユ
ーザ選択手段22に通知する。
【0040】以上の結果と着信ユーザ選択手段22にあ
らかじめ与えられている特定の規則に従って、着信ユー
ザ選択手段22は、着信先ユーザの決定を行い、決定し
た着信先ユーザを通話路設定手段21に通知する。この
通知を受けた前記通話路設定手段21は、着信先ユーザ
と発信要求ユーザとの間に通信路を設定し、通信状態に
する。
【0041】次に、着信ユーザ選択手段22にあらかじ
め与えられる特定の規則の具体例に基づき本実施形態の
通信制御システムにおけるグループ通信制御処理を図5
に示すフローチャートを参照して説明する。
【0042】(1)第1の具体例 まず、ユーザ3aがユーザグループ「AA」に音声と動
画による通信を要求し、ユーザグループ「AA」内で特
定の規則に従って該ユーザグループ内から着信可能なユ
ーザを選択する場合のグループ通信制御処理について説
明する。
【0043】この場合、着信ユーザ選択手段22に与え
られる特定の規則が「指定されたグループ識別子に対応
するユーザグループに属するユーザの中で、発信者の要
求するメディアに対応する全てのメディアを有するもの
を着信先ユーザの候補にする。次にこの候補全員に対し
て着信要求を出し、着信応答が最も早いユーザを着信先
ユーザとして決定する。」とする。
【0044】ユーザ3aは、グループ識別子「AA」と
の音声と動画を利用した通信の発信要求を出す。すると
端末1aに存在する通信要求入力手段20aがその発信
要求を受け付け、通話路設定手段21に通知する(ステ
ップS1)。
【0045】次に、ステップS2に進む。通知を受けた
通話路設定手段21は、通信が特定の個人ユーザ宛でな
いことを認識し、着信ユーザ選択手段22にグループ識
別子「AA」と発信者に要求されているメディア( この
場合、音声と動画) とを通知する。通知を受けた着信ユ
ーザ選択手段22は識別子変換手段23にグループ識別
子「AA」を与える。すると識別子変換手段23は、図
2の示したようなテーブルを参照してグループ「AA」
に属するユーザが3b、3c、3dであると着信ユーザ
選択手段22に応答する。
【0046】続いて着信ユーザ選択手段22は、ユーザ
名3bをメディア取得手段24に通知する。通知を受け
たメディア取得手段24は、図3と図4に示したような
テーブルを参照して、ユーザ3bは音声のみを扱うこと
が可能な端末1bを使用可能であり、その音声メディア
の使用状況は「空」であると認識し、その結果を着信ユ
ーザ選択手段22に返答する。着信ユーザ選択手段22
はその結果より、ユーザ3bが利用できるメディアとユ
ーザ3aからの前記通信要求の中で指定されたメディア
の種別が一致しないことが分かる。この場合、上記規則
を適応するとユーザ3bは着信不可と判断され、着信ユ
ーザの候補から除外される。
【0047】次に着信ユーザ選択手段22は、ユーザ名
3cをメディア取得手段24に通知する。通知を受けた
メディア取得手段24は、図3と図4を参照してユーザ
3cは音声と動画を扱うことが可能である端末1cを使
用中であり、メディアの状態はどちらも「空」であると
認識し、その結果を着信ユーザ選択手段22に返す。通
知を受けた着ユーザ選択手段22は、ユーザ3aとユー
ザ3cのメディアのタイプが一致していて、音声と動画
の両方のメディアを利用できると判断し、ユーザ3cを
着信ユーザの候補に入れる。
【0048】着信ユーザ選択手段22は、同様の手順に
よりユーザ3dについても問い合わせをする。すると、
着信ユーザ選択手段22は、ユーザ3dが音声と動画の
取扱いが可能であり、どちらのメディアの状態も「空」
であることが分かり、ユーザ3dを着信ユーザの候補に
入れる。
【0049】この結果、グループ識別子「AA」に対す
る着信ユーザの候補はユーザ3cと3dになり、着信ユ
ーザ選択手段22は、ユーザ3cとユーザ3dに着信要
求を発行する。
【0050】次に、ステップS3に進む。ユーザ3cの
ほうが、ユーザ3dよりも着信応答が早かったとする
と、着信ユーザ選択手段22は、ユーザ3cをユーザ3
aの通信相手と決定し、ユーザ3cが着信先ユーザとし
て選択されたことを通話路設定手段21に通知する。通
知を受けた通話路設定手段21は、端末1aと端末1c
との間に音声と動画の通信路を設定し、通信状態にす
る。
【0051】(2)第2の具体例 次に、ユーザ3aがユーザグループ「AA」に音声か動
画による通信要求をし、ユーザグループ「AA」内で着
信可能なユーザの内、最初に着信応答したユーザを着信
先に選択する場合を示す。
【0052】この場合、着信ユーザ選択手段に与えられ
るの特定の規則が「指定されたグループ識別子に対応す
るユーザグループに属するユーザの中で、要求されたメ
ディアの少なくとも1つ以上が利用可能であるユーザを
着信先ユーザの候補にし、その候補に対して着信要求を
出す。着信要求に対して最も早く応答したユーザを着信
先ユーザとして選択する。メディアとしては、選択され
た着信先ユーザが利用可能なメディアを利用する。」と
する。
【0053】ユーザ3aは、グループ識別子「AA」と
の音声か動画を利用した通信の発信要求を出す。すると
端末1aに存在する通信要求入力手段20aがその発信
要求を受け付け、通話路設定手段21に通知する(ステ
ップS1)。
【0054】次に、ステップS2に進む。通知を受けた
通話路設定手段21は、通信が特定のユーザ宛でないこ
とを認識し、着信ユーザ選択手段22にグループ識別子
「AA」と発信者に要求されているメディア( この場
合、音声か動画) とを通知する。
【0055】通知を受けた着信ユーザ選択手段21は、
識別子変換手段23にユーザグループ識別子「AA」を
与え、ユーザグループ「AA」に属するユーザがユーザ
3b、3c、3dであるとの応答を識別子変換手段23
より取得する。
【0056】続いて着信ユーザ選択手段22は、ユーザ
名3b、3c、3dを各々メディア取得手段24に通知
する。メディア取得手段24は、図3と図4に示したテ
ーブルからユーザ3bは音声を扱うこと可能であり音声
メディアの状態が「空」である端末1bが使用可能であ
ると認識し、また、ユーザ3cは音声と動画を扱うこと
が可能であり双方のメディアの状態が「空」である端末
1cが使用可能である認識し、また、ユーザ3dは音声
の取扱が可能でありメディアの状態が「空」である端末
1d1と動画の取扱が可能であり、メディアの状態が
「空」である端末1d2の2台がそれぞれ使用可能であ
ると認識し、その結果を着信ユーザ選択手段22に通知
する。通知を受けた着信ユーザ選択手段22は、前述の
規則からユーザ3b、3c、3dが少なくとも音声か動
画のどちらか一方のメディアを利用可能であると判断
し、この3人のユーザを着信先ユーザの候補にし、着信
要求を3人に発行する。
【0057】次に、ステップS3に進み、この3人のな
かで例えばユーザ3bが最も早く着信応答を返したとす
ると、着信応答を受けた着信ユーザ選択手段22は、着
信先ユーザとしてユーザ3bを決定し、その結果を通話
路設定手段21に通知する。通知を受けた通話路設定手
段21は、ユーザ3aの使用している端末1aとユーザ
3bの使用している端末1bとの間で音声メディアの通
信路を設定し、通信状態にする。
【0058】(3)第3の具体例 次に、着信ユーザ選択手段22にあらかじめ与えられた
規則を「指定されたグループ識別子に対応するユーザグ
ループに所属するユーザに関して、その中にユーザ3b
が含まれている場合、ユーザ3bに関しては、発信要求
で要求されたメディアの一部がユーザ3bに利用可能で
あればユーザ3bは着信先ユーザの候補とし、他のユー
ザに関しては要求されたメディアが全て利用可能である
時のみ着信先ユーザの候補とする。このようにして得ら
れた着信先ユーザ候補に対して着信要求を出し、最初に
着信応答を出したユーザを着信ユーザとして決定す
る。」とする。
【0059】ユーザ3aは、グループ識別子「AA」と
の音声と動画を利用した通信の発信要求を出す。する
と、端末1aに存在する通信要求入力手段20aがその
発信要求を受け付け、通話路設定手段21に通知する
(ステップS1)。
【0060】次に、ステップS2に進む。通知を受けた
通話路設定手段21は、通信が特定のユーザ宛でないこ
とを認識し、着信ユーザ選択手段22にグループ識別子
「AA」と発信者に要求さているメディア( この場合、
音声と動画) を通知する。
【0061】通知を受けた着信ユーザ選択手段は、識別
子変換手段23にユーザグループ識別子「AA」を与
え、ユーザグループ「AA」に属するユーザがユーザ3
b、3c、3dであるとの応答を識別子変換手段23よ
り取得する。続いて、着信ユーザ選択手段22は、ユー
ザ名3b、3c、3dを各々メディア取得手段24に通
知する。
【0062】メディア取得手段24は、図3、図4を参
照して、ユーザ3bは音声の取扱が可能であり音声メデ
ィアの状態が「空」である端末1bが使用可能であると
認識し、また、ユーザ3cは音声と動画の取扱が可能で
あり、双方のメディアの状態が「空」である端末1cが
使用可能であると認識し、また、ユーザ3dは音声の取
扱が可能でありメディアの状態が「空」である端末1d
1と動画の取扱が可能でありメディアの状態が「空」で
ある端末1d2の2台がそれぞれ使用可能であると認識
し、その結果を着信ユーザ選択手段22に通知する。
【0063】通知を受けた着信ユーザ選択手段22は、
ユーザ3bは音声のみが利用可能であり、ユーザ3aの
要求したメディアの一部が利用可能なので着信先ユーザ
の候補とする。また、ユーザ3c、3dはともに音声と
動画が利用可能なのでユーザ3bと同様に着信先ユーザ
候補とする。ここで着信先ユーザに対して着信要求を発
行する。
【0064】次に、ステップS3に進み、着信応答が最
も早いユーザと通信をすることになる。例えばユーザ3
bが一番早く着信応答を返したとすると、着信応答を受
けた着信ユーザ選択手段22は、ユーザ3bを着信先ユ
ーザとして選択し、その結果を通話路設定手段21に通
知する。通知を受けた通話路設定手段21は、ユーザ3
aの使用可能な端末1aとユーザ3bの使用可能な1b
の間で音声メディアの通信路を設定し、通信状態にす
る。
【0065】(4)第4の具体例 まず、ユーザ3aがユーザグループ「AA」に音声と動
画による通信を要求し、ユーザグループ「AA」内で特
定の規則に従って該ユーザグループ内から着信可能なユ
ーザを選択する場合のグループ通信制御処理について説
明する。
【0066】この場合、着信ユーザ選択手段22に与え
られる特定の規則が「指定されたグループ識別子に対応
するユーザグループに属するユーザの中で、発信者の要
求するメディアに対応する全てのメディアを有するもの
を着信先ユーザの候補にする。もし、全てのメディアを
同時に有するユーザがいなければ、第1に指定されたメ
ディアを有するユーザを候補とする。
【0067】次にこの候補全員に対して着信要求を出
し、着信応答が最も早いユーザを着信先ユーザとして決
定する。」とする。
【0068】ユーザ3aは、グループ識別子「AA」と
の音声と動画を利用した通信の発信要求を出す。但し、
音声を第1候補のメディアとする。すると端末1aに存
在する通信要求入力手段20aがその発信要求を受け付
け、通話路設定手段21に通知する(ステップS1)。
【0069】次に、ステップS2に進む。通知を受けた
通話路設定手段21は、通信が特定の個人ユーザ宛でな
いことを認識し、着信ユーザ選択手段22にグループ識
別子「AA」と発信者に要求されているメディア( この
場合、音声と動画) とを通知する。通知を受けた着信ユ
ーザ選択手段22は識別子変換手段23にグループ識別
子「AA」を与える。すると識別子変換手段23は、図
2の示したようなテーブルを参照してグループ「AA」
に属するユーザが3b、3c、3dであると着信ユーザ
選択手段22に応答する。
【0070】続いて着信ユーザ選択手段22は、ユーザ
名3bをメディア取得手段24に通知する。通知を受け
たメディア取得手段24は、図3と図21に示したよう
なテーブルを参照して、ユーザ3bは音声のみを扱うこ
とが可能な端末1bを使用可能であり、その音声メディ
アの使用状況は「使用中」であると認識し、その結果を
着信ユーザ選択手段22に返答する。
【0071】次に着信ユーザ選択手段22は、ユーザ名
3cをメディア取得手段24に通知する。通知を受けた
メディア取得手段24は、図3と図21を参照してユー
ザ3cは音声と動画を扱うことが可能である端末1cを
使用中であり、メディアの状態は音声が「空」で、動画
が「使用中」であると認識し、その結果を着信ユーザ選
択手段22に返す。
【0072】着信ユーザ選択手段22は、同様の手順に
よりユーザ3dについても問い合わせをする。すると、
着信ユーザ選択手段22は、ユーザ3dが音声と動画の
取扱いが可能であり、音声が「使用中」、動画が「空」
であることが分かり、その結果を着信ユーザ選択手段2
2に返す。
【0073】この結果、着信ユーザ選択手段22では、
前記規則に従うと、ユーザ3cと3dのうち音声と動画
が両方利用できるユーザがいないので、第1に指定され
た音声が利用できるユーザ3cを着信ユーザ候補として
着信要求を発行する。
【0074】次に、ステップS3に進む。ユーザ3c
が、着信応答すると、着信ユーザ選択手段22は、ユー
ザ3cをユーザ3aの通信相手と決定し、ユーザ3cが
着信先ユーザとして選択されたことを通話路設定手段2
1に通知する。通知を受けた通話路設定手段21は、端
末1aと端末1cとの間に音声と動画の通信路を設定
し、通信状態にする。
【0075】(5)第5の具体例 次にユーザ3aがユーザグループ「AA」にメディアと
メディアの符号化方式を指定して通信要求を発行する場
合を示す。仮定として音声メディアには符号化方式A、
Bがあり、符号化方式Aと符号化方式Bとでは直接の通
信はできないとする。もし双方の間で通信をしたい場合
は、ネットワークの中に存在する符号化方式A−B変換
手段を両者間に接続して通信を行う。
【0076】この場合のメディア取得手段24が参照す
る端末・メディア間関係テーブルを図6に示す。図6に
おいて、各端末識別子に対応させて、その端末が取扱可
能なメディアの種類とそのメディアの符号化方式と使用
状況が記憶されている。
【0077】着信ユーザ選択手段22に与えられる特定
の規則は「指定されたグループ識別子に対応するユーザ
グループに属するユーザの中で、指定されたメディアを
利用できるユーザを着信ユーザの候補にし、その候補の
中で指定されたメディアの符号化方式が一致するユーザ
を着信ユーザに決定する。」とする。
【0078】ユーザ3aはユーザグループ「AA」に符
号化方式Aによる音声メディアの通信要求を発行する。
すると端末1aに存在する通信要求入力手段20aがそ
の発信要求を受け付け、通話路設定手段21に通知する
(ステップS1)。
【0079】次に、ステップS2に進む。通知を受けた
通話路設定手段21は、通信が特定のユーザ宛でないこ
とを認識し、着信ユーザ選択手段22にグループ識別子
「AA」と発信者に要求されているメディア( この場合
符号化方式Aによる音声) とを通知する。
【0080】通知を受けた着信ユーザ選択手段22は、
識別子変換手段23にユーザグループ識別子「AA」を
与え、ユーザグループ「AA」に属するユーザがユーザ
3b、3c、3dであるとの応答を識別子変換手段23
から取得する。続いて、着信ユーザ選択手段22は、ユ
ーザ名3b、3c、3dを各々メディア取得手段24に
通知する。
【0081】メディア取得手段24は、図3と図6を参
照してユーザ3bは符号化方式Bの音声の取扱が可能で
あり、音声メディアの状態は「空」である端末1bが使
用可能あると認識し、またユーザ3cは符号化方式Aの
音声と動画の取扱が可能であり、両メディアの状態が
「空」である端末1cが使用可能であると認識し、ま
た、ユーザ3dは符号化方式Bの音声と動画の取扱が可
能であり、メディアの状態が「空」の端末1d1と、動
画の取扱が可能であるがメディアの状態が「空」である
端末1d2の2台がそれぞれ使用可能であると認識し、
これらの結果を着信ユーザ選択手段22に通知する。
【0082】その結果着信ユーザ選択手段22は、ユー
ザ3b、3c、3dのそれぞれが音声利用可能であるが
規則に従い符号化方式の一致の点でユーザ3cのみを着
信先ユーザの候補とし、ユーザ3cに着信要求を出す。
【0083】次に、ステップS3に進む。このときユー
ザ3cが応答したとすると、ユーザ3cの通信応答が着
信ユーザ選択手段22に通知される。通知を受けた着信
ユーザ選択手段22は、着信先ユーザがユーザ3cで、
ユーザ3cの利用できる符号化方式がAであることを通
話路設定手段21に通知する。通知を受けた通話路設定
手段21はユーザ3aとユーザ3cの間に通信路を設定
し、通信状態にする。
【0084】以上、説明したように、上記第1の実施形
態によれば、ユーザから、ユーザグループと所望のメデ
ィアを指定した着信要求を着信要求入力手段20が受付
け、それを通話路設定手段21に通知して、個人ユーザ
あてでないことが認識されると、着信ユーザ選択手段2
2が、識別子変換手段23にグループ識別子を変換して
もらい、また、該ユーザグループに所属するユーザの使
用可能なメディアに関する情報をメディア取得手段24
から取得し、特定の規則にしたがって最終的に着信先ユ
ーザの候補を選び、それらの候補に着信要求を通知し、
通話路設定手段21が、その間に通信路を設定すること
により、発信者が期待するユーザに着信することがで
き、ネットワークが通話状態を設定するのに先立ち、発
信者が要求する種別の情報を扱えるユーザに対して着信
させることが可能となる。 (第2の実施形態)次に、第2の実施形態について説明
する。
【0085】図7は第2の実施形態に係る通信制御シス
テムの構成を示すものである。
【0086】図7において、端末1a〜1zは、電話機
のような音声専用のものや、FAXのような画像情報を
扱うもの、マイク、スピーカ、ディスプレイ、音声・動
画を扱えるマルチメディア端末等である。
【0087】ユーザ3a〜3dは端末1a〜1zを用い
て、通信制御システムに対し発信要求を行う。すなわ
ち、端末1a〜1zのうち、自分が使用する端末から相
手ユーザのユーザ識別子或いは複数ユーザを含むユーザ
グループのグループ識別子と、通信に使用する情報種別
であるメディアを指定して発信要求をネットワーク2に
対して発行する。
【0088】ネットワーク2はマルチメディア通信ネッ
トワークであり、例えばATM−LANとする。ユーザ
からの発信要求に対し、適当な相手ユーザを選択し、発
信要求したユーザと着信先のユーザとの間に通信路を設
定する制御を行うものである。
【0089】通話路設定手段120は、呼の接続要求に
応じて通話路設定などの処理を行う手段である。
【0090】グループ制御手段121A、121B(こ
れらをまとめてグループ制御手段121と呼ぶことがあ
る)は、グループ識別子(例えば、「AA」、「B
B」)のそれぞれに対応して設けられ、グループ識別子
の示すユーザの中から適切な着信先ユーザを選択し、そ
の結果をユーザ制御手段122に通知するものである。
【0091】各ユーザ制御手段122a〜122e(こ
れらをまとめてユーザ制御手段122と呼ぶことがあ
る)は、各ユーザ毎に設けられ、そのユーザからの発信
要求の受付及びそのユーザへの着信を処理するものであ
る。
【0092】各ユーザ管理手段123a〜123e(こ
れらをまとめてユーザ管理手段123と呼ぶことがあ
る)は、各ユーザ毎に設けられ、各ユーザ毎に該ユーザ
の使用可能な端末を管理するものである。
【0093】各端末管理手段124a〜124z(これ
らをまとめて端末管理手段124と呼ぶことがある)
は、各端末1a〜1z毎に設けられ、それぞれの端末で
取扱可能なメディアとそのメディアの使用状況を管理す
るものである。 ユーザ管理手段123a〜123eで
保持されるユーザ管理テーブルを図8〜図11に示し、
また、端末管理手段124a〜124zで保持される端
末管理テーブルを図12〜図16に示す。
【0094】図8〜図11を参照することにより、ユー
ザ管理手段123a〜123eは、ユーザ3aは端末1
aを、ユーザ3bは端末3bを、ユーザ3cは端末3c
を、ユーザ3dは端末1d1と端末1d2の2台をそれ
ぞれ使用可能であることが認識できる。
【0095】また、図12〜図16を参照することによ
り、端末管理手段124a〜124zは以下のことが認
識できる。
【0096】・ 端末1aは音声と動画の取扱が可能
で、両方のメディアの状態が「空」である。
【0097】・ 端末1bは音声の取扱が可能で、メデ
ィアの状態が「空」である。
【0098】・ 端末1cは音声と動画の取扱が可能で
あ、音声メディアの状態は「使用中」で動画メディアの
状態は「空」でる。
【0099】・ 端末1d1は音声の取扱が可能で、メ
ディアの状態が「空」である。
【0100】・ 端末1d2は動画の取扱が可能で、メ
ディアの状態が「空」である。
【0101】ユーザがある端末にログインすると、その
ユーザが端末を使用開始したことを該端末が前記ユーザ
に対応するユーザ制御手段122に通知する。通知を受
けたユーザ制御手段122は、その通知をユーザ管理手
段123に渡す。通知を受けたユーザ管理手段123
は、その通知の結果をユーザ管理テーブルに反映し、図
8〜図11に示したようなユーザ管理テーブルを更新す
る。さらにこのユーザがその端末上であるメディアの使
用を開始すると、該端末管理手段に前記メディアが使用
状態になったことが通知され、図12〜図16に示した
よううな端末管理テーブルのメディアの使用状態欄が
「空」から「使用中」に更新される。
【0102】また、端末に各種のメディアを取り扱える
ソフトおよびハードをインストールすると、各端末は、
その結果を各端末に対応する端末制御手段124に通知
する。通知を受けた端末制御手段は、その結果を図12
〜図16に示したような端末管理テーブルのメディア欄
に追加することにより、端末管理テーブルを更新する。
【0103】以上のようにして、ユーザ管理テーブル、
端末管理テーブルは最新の状況を反映するように随時更
新される。
【0104】一方、管理テーブルの別構成として、各端
末管理手段をなくし、端末、メディアおよびその使用状
況をユーザ管理テーブルに統合し、端末管理手段の機能
をユーザ管理手段に組み込んでしまうことも可能であ
る。この場合のユーザ管理テーブルの例を図17に示
す。例えば、ある端末で音声の使用を開始すると、該端
末を利用している全てのユーザに対応するユーザ制御手
段122に、該端末の音声メディアが使用中である旨の
通知が送られる。通知を受けたユーザ制御手段122
は、この通知をユーザ管理手段123に渡し、ユーザ管
理手段123は、自分が保持するユーザ管理テーブルの
該端末の音声メディア「使用状態」欄が「空」から「使
用中」に変る。このようにしてユーザ管理テーブルは更
新される。
【0105】なお、以下の説明においては、ユーザ管理
テーブルと端末管理テーブルにわかれている場合につい
て述べているが、後者の方法でも同様のことを実現でき
る。
【0106】(6)第6の具体例 まず、グループ制御手段121A、121Bが、特定の
規則に従いグループ識別子に該当するユーザの中から適
切なユーザを選び、発信ユーザとの間に通信を開始する
過程を説明する。
【0107】この場合の特定の規則とは、「指定された
グループ識別子に対応するユーザグループに属するユー
ザの中で、発信者のメディアと同等のメディアを有する
ものを着信先ユーザ候補にする。次に着信先ユーザ候補
に着信要求を出し、そのなかで着信応答が最も早いユー
ザを着信ユーザとして決定する。」とする。
【0108】いまユーザ3aが端末1aでグループ識別
子「AA」に音声を用いた通信要求を行う。するとユー
ザ3a制御手段122aが、その発信要求を受付け、そ
の発信が特定のユーザではなくグループ識別子によるも
のであると判断する。
【0109】次にユーザ3a制御手段122aは、その
グループ識別子「AA」と要求しているメディアの種別
( この場合、音声) をグループAA制御手段121Aに
通知する。
【0110】通知を受けたグループAA制御手段121
Aは、図18に示すようなグループ識別子・ユーザ間関
係テーブルを参照し、グループ識別子「AA」に対応す
るユーザは、3b、3c、3dの3人であることを認識
する。
【0111】次に、グループAA制御手段121Aは、
ユーザ3b、3c、3dの各ユーザ制御手段122に各
ユーザの状態を問い合わせる。例えば、グループAA制
御手段121Aがユーザ3b制御手段122bにユーザ
3bの状態を問い合わすとする。問い合わせを受けたユ
ーザ3b制御手段122bは、その問い合わせをユーザ
3b管理手段123bに渡す。問い合わせを受けたユー
ザ3b管理手段123bは、自分の保持する図9に示し
たようなユーザ3b管理テーブルを参照し、ユーザ3b
は現在、端末1bの使用が可能であると認識し、ユーザ
3bが端末1bを使用可能であることをユーザ3b制御
手段122bに返す。その結果を受けて、ユーザ3b制
御手段122bは、端末1bの状態を端末1b管理手段
124bに問い合わせる。
【0112】その問い合わせを受けて、端末1b管理手
段124bは、図13に示したような端末1b管理テー
ブルを参照し、端末1bは音声の取扱いが可能であり、
その音声メディアの状態が「空」であることを認識し、
その結果をユーザ3b制御手段122bに返す。
【0113】以上から、ユーザ3b制御手段122b
は、ユーザ3bが音声メディアの取扱いが可能で、メデ
ィアの状態が「空」である端末1bが使用可能であるこ
とがわかり、その結果をグループAA制御手段121A
に返す。
【0114】同様にして、図10と図14より、ユーザ
3c制御手段123cは、音声と動画の取扱いが可能
で、音声メディアは「使用中」であるが、動画メディア
は「空」である端末1cをユーザ3cが使用可能である
ことをグループAA制御手段121Aに通知する。
【0115】また、図11と図15、図16より、ユー
ザ3d制御手段123dは、音声の取扱いが可能でメデ
ィアの状態が「空」である端末1d1と、動画の取扱い
が可能でメディアの状態が「空」である端末1d2の2
台の端末をユーザ3dが使用可能であることをグループ
AA制御手段121Aに通知する。
【0116】グループAA制御手段121Aは、ユーザ
3aに要求されているメディアの種類が音声であること
から、音声のメディアが利用可能なユーザを着信先ユー
ザの候補にする。
【0117】各ユーザ制御手段からの通知を見ると、ユ
ーザ3bとユーザ3dは、音声メディアが利用可能であ
るが、ユーザ3cは音声メディアの状態が「使用中」な
ので音声を利用できない。よって、ユーザ3cは、着信
先ユーザ候補から除外され、着信先ユーザ候補はユーザ
3bとユーザ3dの二人になる。
【0118】次にグループAA制御手段121Aは、着
信先ユーザ候補であるユーザ3bとユーザ3dの二人に
対して着信要求を出し、ユーザからの着信応答を待つ。
【0119】ユーザからの着信応答があった場合、最も
早く着信応答を返したユーザをグループAA制御手段1
21Aは、着信先ユーザとして決定し、ユーザ3aとそ
の着信ユーザの間に通進路を設定するように通話路設定
手段120に通知する。通知を受けた通話路設定手段1
20は、ユーザ3aと着信ユーザとの間に音声メディア
の通信路を設定し、通信状態にする。
【0120】(7)第7の具体例 次に、グループAA制御手段121Aが持つ規則を「指
定されたグループ識別子に対応するユーザグループに所
属するユーザに関して、その中にユーザ3bが含まれて
いる場合、ユーザ3bに関しては、発信要求で要求され
たメディアの一部がユーザ3bに利用可能であれば、ユ
ーザ3bは着信先ユーザの候補とし、他のユーザに関し
ては要求されたメディアが全て利用可能である時のみ着
信先ユーザの候補とする。このようにして得られた着信
先ユーザ候補に対して着信要求を出し、最初に着信応答
を出したユーザを着信ユーザとして決定する。」とす
る。
【0121】まず、ユーザ3aがユーザグループ「A
A」に音声と動画による通信要求を発行する。ユーザ3
a制御手段122aは、ユーザ3aによる端末1aから
の通信要求を受ける。ユーザ3a制御手段122aは、
通信要求から発信相手がグループ「AA」であることを
知り、この通信要求をグループAA制御手段121Aに
通知する。
【0122】通知を受けたグループAA制御手段121
Aは、図18に示したようなグループ識別子・ユーザ間
関係テーブルを参照し、グループ識別子「AA」に対応
するのがユーザ3b、3c、3dであることを認識す
る。
【0123】続いて、グループAA制御手段121A
は、上記の各ユーザに対応するユーザ制御手段122に
各ユーザの状態を問い合わせる。グループAA制御手段
121Aから問い合わせを受けた各ユーザ制御手段12
2は、各ユーザがそれぞれどの端末を使用可能であるか
をユーザ管理手段123に問い合わせる。問い合わせを
受けたユーザ管理手段123は、それぞれのユーザ管理
テーブルを参照し、結果をユーザ制御手段122に返
す。ユーザの使用可能な端末を知ったユーザ制御手段1
22は、該端末を管理する端末管理手段に、該端末の取
扱いが可能なメディアと、そのメディアの状態を問い合
わせる。問い合わせを受けた各端末管理手段は、端末管
理テーブルを参照し、その結果をユーザ制御手段122
に返す。
【0124】例えば、ユーザ3d管理手段123dは、
図11からユーザ3dが端末1d1と端末1d2の2台
を使用可能であることを知り、その結果をユーザ3d制
御手段122dに通知する。
【0125】次に、ユーザの使用可能な端末を知ったユ
ーザ3d制御手段122dは、端末1d1と端末1d2
の端末管理手段に、該端末の取扱いが可能なメディア
と、そのメディアの状態を問い合わせる。
【0126】端末1d1管理手段123d1は、図15
に示したような端末1d1管理テーブルより端末1d1
が音声メディアの取扱いが可能であり、メディアの状態
は「空」であると分かり、その結果をユーザ3d制御手
段122dに返す。
【0127】同様に端末1d2管理手段123d2は、
図16に示したような端末1d2管理テーブルより端末
1d2が動画メディアの取扱いが可能であり、メディア
の状態が「空」であると分かり、その結果をユーザ3d
制御手段122dに返す。ユーザ3d制御手段122d
は、結果を集計してグループAA制御手段121Aに通
知する。
【0128】他のユーザ制御手段122に関しても同様
である。
【0129】最終的にグループAA制御手段121Aに
集まったユーザ、端末、メディアの関係を以下に示す。
【0130】・ 端末1bは音声の取扱が可能で、メデ
ィアの状態が「空」である。
【0131】・ 端末1cは音声と動画の取扱が可能で
あ、音声メディアの状態は「使用中」で動画メディアの
状態は「空」でる。
【0132】・ 端末1d1は音声の取扱が可能で、メ
ディアの状態が「空」である。
【0133】・ 端末1d2は動画の取扱が可能で、メ
ディアの状態が「空」である。
【0134】ここで、前述の規則を適用して着信先ユー
ザの候補を決定する。まず、ユーザ3bは音声メディア
が利用可能なので条件を満たすから着信先ユーザ候補と
する。一方ユーザ3cとユーザ3dは、音声と動画の両
方のメディアを利用可能でないと着信先ユーザの候補か
ら除外する。ユーザ3dは上記の条件を満たすから着信
先ユーザ候補とするが、ユーザ3cは、音声メディアの
状態が「使用中」であり、音声メディアを利用できない
の着信先ユーザ候補から除外する。
【0135】最終的に、ユーザ3bとユーザ3dが着信
先ユーザの候補とする。
【0136】次に、グループAA制御手段121Aは、
ユーザ3bとユーザ3dに着信要求を出す。もし、ユー
ザ3bがユーザ3dよりも早く応答を返した場合は、グ
ループAA制御手段121Aは、ユーザ3bを着信先ユ
ーザとして決定し、通信路設定手段120に着信先ユー
ザがユーザ3bであり、通信メディアが音声であること
を通知する。通知を受けた通信路設定手段20は、ユー
ザ3aとユーザ3bの間に音声の通信路を設定し、通信
状態とする。
【0137】また、ユーザ3dがユーザ3bよりも早く
応答を返した場合は、グループAA制御手段121A
は、ユーザ3dを着信先ユーザとして決定し、通信路設
定手段120に着信先ユーザがユーザ3dであり、通信
メディアが音声と動画であることを通知する。通知を受
けた通信路設定手段120は、ユーザ3aとユーザ3d
の間に音声と動画の通信路を設定し、通信状態とする。
【0138】以上説明したように、上記第2の実施形態
によれば、ユーザから、ユーザグループと所望のメディ
アを指定した着信要求をユーザ制御手段122が受付
け、それが個人ユーザあてでなく、グループ識別子によ
るものであると判断すると、そのグループ識別子と要求
しているメディアの種別を対応のグループ制御手段12
1に通知し、グループ制御手段121では、図18に示
したようなグループ識別子・ユーザ間関係テーブルを参
照して、与えられたグループ識別子に対応するユーザを
認識し、その認識された各ユーザの制御手段122にお
いて、各ユーザ管理手段に記憶されているユーザ管理テ
ーブルを参照して使用可能な端末を認識し、さらに、対
応の端末管理手段124に記憶されている端末管理テー
ブルを参照して、対応の端末の使用状態を認識し、その
結果をもとに、対応のグループ制御手段121におい
て、所定の規則に従い、最適な着信先ユーザを選択し
て、着信要求を発行し、例えば、着信応答が最も早いユ
ーザを通信相手として決定すると、通話路設定手段12
0が、その間に所望のメディアの通信路を設定すること
により、発信者が期待するユーザに着信することがで
き、ネットワークが通話状態を設定するのに先立ち、発
信者が要求する種別の情報を扱えるユーザに対して着信
させることが可能となる。
【0139】また、ユーザは、ユーザ制御手段におい
て、ユーザから受け付けた発信要求をもとに相手が個人
ユーザがユーザグループかということを判断することに
より、グループ識別子を使った発信方法と通常のユーザ
識別子を用いた発信方法との間に差異がないようシステ
ムを構成することができ、従って、ユーザは、相手がユ
ーザか、ユーザグループかということをまったく意識す
る必要がない。
【0140】さらに、このために、システムの構成が簡
略化される。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発信者が期待するユーザに着信することができ、ネット
ワークが通話状態を設定するのに先立ち、発信者が要求
する種別の情報を扱えるユーザに対して着信させること
が可能な通信制御システムおよび通信制御方法を提供す
ることを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る通信制御システ
ムの構成を示した図。
【図2】識別子変換手段に記憶されているグループ識別
子・ユーザ間関係テーブルの記憶例を示した図。
【図3】メディア取得手段に記憶されているユーザと使
用できる端末間の関係テーブルの記憶例を示した図。
【図4】メディア取得手段に記憶されている各端末とそ
の端末の取扱可能なメディアと使用状況を管理するため
のテーブルの記憶例を示した図。
【図5】図1の通信制御システムにおけるグループ通信
制御処理の処理動作を説明するためのフローチャート。
【図6】メディア取得手段に記憶されている各端末とそ
の端末の取扱可能なメディアと符号化方式と使用状況を
管理するためのテーブルの記憶例を示した図。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る通信制御システ
ムの構成を示した図。
【図8】ユーザ管理手段に記憶されているユーザ管理テ
ーブルの記憶例を示した図。
【図9】ユーザ管理手段に記憶されているユーザ管理テ
ーブルの記憶例を示した図。
【図10】ユーザ管理手段に記憶されているユーザ管理
テーブルの記憶例を示した図。
【図11】ユーザ管理手段に記憶されているユーザ管理
テーブルの記憶例を示した図。
【図12】端末管理手段に記憶されている端末管理テー
ブルの記憶例を示した図。
【図13】端末管理手段に記憶されている端末管理テー
ブルの記憶例を示した図。
【図14】端末管理手段に記憶されている端末管理テー
ブルの記憶例を示した図。
【図15】端末管理手段に記憶されている端末管理テー
ブルの記憶例を示した図。
【図16】端末管理手段に記憶されている端末管理テー
ブルの記憶例を示した図。
【図17】ユーザ管理手段に記憶されているその他のユ
ーザ管理テーブルの記憶例を示した図。
【図18】グループ制御手段に記憶されているグループ
識別子・ユーザ間の関係テーブルの記憶例を示した図。
【図19】従来の通信制御システムにおけるグループ通
信制御方法について説明するための図。
【図20】図19のグループ識別子変換手段に記憶され
ているグループ識別子・端末間関係テーブルの記憶例を
示した図。
【図21】メディア取得手段に記憶されている各端末と
その端末の取扱可能なメディアと使用状況を管理するた
めのテーブルのその他の記憶例を示した図。
【符号の説明】
1a〜1z…端末、2…通信ネットワーク、20a〜2
0z…通信要求入力手段、21…通話路設定手段、22
…着信ユーザ選択手段、23…識別子変換手段、24…
メディア取得手段、120…通話路設定手段、121
A、121B…グループ制御手段、122a〜122e
…ユーザ制御手段、123a〜123e…ユーザ管理手
段、124a〜124z…端末管理手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 成人 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (56)参考文献 特開 昭58−138155(JP,A) 特開 平4−114594(JP,A) 特開 平5−344202(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/00 H04M 3/16 - 3/20 H04M 3/38 - 3/58 H04M 7/00 - 7/16 H04M 11/00 - 11/10

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信端末を収容するネットワーク
    上に必要に応じて相互に通信路を提供する通信制御シス
    テムにおいて、 前記複数の通信端末のいずれかを使用する各ユーザは、
    複数のユーザグループのうちのいずれか1つに属し、各
    ユーザとそのユーザの属するユーザグループとの対応関
    係、各ユーザとそのユーザが使用する前記通信端末との
    対応関係、および各通信端末についてその通信端末が取
    り扱うメディア情報の種類と各メディア情報の現在の使
    用状態との対応関係を記憶する記憶手段と、 前記複数のユーザグループに対して付与されたグループ
    識別子と複数の所望のメディア情報の種類とを指定した
    通信要求を、 前記ユーザからの入力データとして受け付
    ける通信要求受付手段と、 この通信要求受付手段で受け付けられた前記通信要求に
    て指定されたグループ識別子に対応するユーザグループ
    に属するユーザの中から、前記記憶手段に記憶された情
    報を基に、当該通信要求にて指定された種類のうちの一
    部または全部のメディア情報を現在取り扱うことが可能
    な通信端末を使用しているユーザを着信先候補として選
    択する選択手段と、 この選択手段で選択された着信先候補のユーザの使用す
    る前記通信端末へ着信要求を行い、着信応答を返した前
    記通信端末 と前記通信要求元の通信端末との間に通信路
    を設定する通信路設定手段と、 を具備したことを特徴とする通信制御システム。
  2. 【請求項2】 複数の通信端末を収容するネットワーク
    上に必要に応じて相互に通信路を提供する通信制御シス
    テムにおいて、 前記複数の通信端末のいずれかを使用する各ユーザは、
    複数のユーザグループのうちのいずれか1つに属し、各
    ユーザとそのユーザの属するユーザグループとの対応関
    係、各ユーザとそのユーザが使用する前記通信端末との
    対応関係、および各通信端末についてその通信端末が取
    り扱うメディア情報の種類と各メディア情報の現在の使
    用状態との対応関係を記憶する記憶手段と、 前記複数のユーザグループに対して付与されたグループ
    識別子と複数の所望のメディア情報の種類とを指定した
    通信要求を、 前記ユーザからの入力データとして受け付
    ける通信要求受付手段と、この通信要求受付手段で受け付けられた前記通信要求に
    て指定されたグループ識別子に対応するユーザグループ
    に属するユーザの中から、前記記憶手段で記憶された情
    報と、ユーザを選択するための予め与えられた規則とに
    基づき、着信先候補としてのユーザを選択する選択手段
    と、 この選択手段で選択された着信先候補のユーザの使用す
    る前記通信端末へ着信要求を行い、着信応答を返した前
    記通信端末と 前記通信要求元の通信端末との間に通信路
    を設定する通信路設定手段と、 を具備し、前記選択手段は、 前記規則に従い、当該通信要求にて指定されたグループ
    識別子に対応するユーザグループに予め定められた特定
    のユーザが含まれており、当該特定のユーザが使用して
    いる通信端末が、当該通信要求にて指定された種類のう
    ちの一部または全部のメディア情報を現在取り扱うこと
    が可能である場合には、当該特定のユーザを着信先候補
    として選択し、それ以外の場合には、当該ユーザグルー
    プに属するユーザのうち、当該通信要求にて指定された
    種類の全部のメディア情報を現在取り扱うことが可能な
    通信端末を使用しているユーザを着信先候補として選択
    することを特徴とする通信制御システム。
  3. 【請求項3】複数の通信端末を収容するネットワーク上
    に必要に応じて相互に通信路を提供する通信制御システ
    ムであって、 前記複数の通信端末のいずれかを使用する各ユーザは、
    複数のユーザグループのうちのいずれか1つに属し、各
    ユーザとそのユーザの属するユーザグループとの対応関
    係、各ユーザとそのユーザが使用する前記通信端末との
    対応関係、および各通信端末についてその通信端末が取
    り扱うメディア情報の種類と各メディア情報で用いてい
    る符号化方式の種類と各メディア情報の現在の使用状態
    との対応関係を記憶する記憶手段と、 前記複数のユーザグループに対して付与されたグループ
    識別子と複数の所望のメディア情報の種類と符号化方式
    の種類を指定した通信要求を、前記ユーザから の入力デ
    ータとして受け付ける通信要求受付手段と、 この通信要求受付手段で受け付けられた前記通信要求に
    て指定されたグループ識別子に対応するユーザグループ
    に属するユーザの中から、前記記憶手段で記憶された情
    報を基に、当該通信要求にて指定された種類のうちの一
    部または全部のメディア情報を現在取り扱うことが可能
    であって、しかも当該メディア情報に当該通信要求にて
    指定された符号化方式が適用可能な通信端末を使用して
    いるユーザを着信先候補として選択する選択手段と、 この選択手段で選択された着信先候補のユーザの使用す
    る前記通信端末へ着信要求を行い、着信応答を返した前
    記通信端末と前記通信要求元の通信端末との間に通信路
    を設定する通信路設定手段と、 を具備したことを特徴とする通信制御システム。
  4. 【請求項4】 複数の通信端末を収容するネットワーク
    上に必要に応じて相互に通信路を提供するための通信制
    御方法であって、 前記複数の通信端末のいずれかを使用する各ユーザは、
    複数のユーザグループのうちのいずれか1つに属し、各
    ユーザとそのユーザの属するユーザグループとの対応関
    係、各ユーザとそのユーザが使用する前記通信端末との
    対応関係、および各通信端末についてその通信端末が取
    り扱うメディア情報の種類と各メディア情報の現在の使
    用状態との対応関係を記憶手段に記憶し、 前記複数のユーザグループに対して付与されたグループ
    識別子と複数の所望のメディア情報の種類とを指定した
    通信要求を、前記ユーザからの入力データとして受け付
    けると、前記記憶手段に記憶されている情報と、当該通
    信要求にて指定されたメディア情報の種類と、ユーザを
    選択するための予め与えられた規則とに基づき、当該通
    信要求にて指定されたグループ識別子に対応するユーザ
    グループに属するユーザの中から、着信先候補としての
    ユーザを選択し、この選択された着信先候補のユーザの
    使用する前記通信端末へ着信要求を行い、着信応答を返
    した前記通信端末と前記通信要求元の通信端末との間に
    通信路を設定することを特徴とする通信制御方法。
  5. 【請求項5】前記規則に従い、当該通信要求にて指定さ
    れたグループ識別子に対応するユー ザグループに属する
    ユーザの中から、当該通信要求にて指定された種類のう
    ちの一部または全部のメディア情報を現在取り扱うこと
    が可能な通信端末を使用しているユーザを着信先候補と
    して選択することを特徴とする請求項4記載の通信制御
    方法。
  6. 【請求項6】前記規則に従い、当該通信要求にて指定さ
    れたグループ識別子に対応するユーザグループに予め定
    められた特定のユーザが含まれており、当該特定のユー
    ザが使用している通信端末が、当該通信要求にて指定さ
    れた種類のうちの一部または全部のメディア情報を現在
    取り扱うことが可能である場合には、当該特定のユーザ
    を着信先候補として選択し、それ以外の場合には、当該
    ユーザグループに属するユーザのうち、当該通信要求に
    て指定された種別の全部のメディア情報を現在取り扱う
    ことが可能な通信端末を使用しているユーザを着信先候
    補として選択することを特徴とする請求項4記載の通信
    制御方法。
  7. 【請求項7】複数の通信端末を収容するネットワーク上
    に必要に応じて相互に通信路を提供するための通信制御
    方法であって、 前記複数の通信端末のいずれかを使用する各ユーザは、
    複数のユーザグループのうちのいずれか1つに属し、各
    ユーザとそのユーザの属するユーザグループとの対応関
    係、各ユーザとそのユーザが使用する前記通信端末との
    対応関係、および各通信端末についてその通信端末が取
    り扱うメディア情報の種類と各メディア情報で用いてい
    る符号化方式の種類と各メディア情報の現在の使用状態
    との対応関係を記憶手段に記憶し、 前記複数のユーザグループに対して付与されたグループ
    識別子と複数の所望のメディア情報の種類と符号化方式
    の種類を指定した通信要求を、前記ユーザからの入力デ
    ータとして受け付けると、前記記憶手段に記憶されてい
    る情報を基に、当該通信要求にて指定されたグループ識
    別子に対応するユーザグループに属するユーザの中か
    ら、当該通信要求にて指定された種類のうちの一部また
    は全部のメディア情報を現在取り扱うことが可能であっ
    て、しかも当該メディア情報に当該通信要求にて指定さ
    れた符号化方式が適用可能な通信端末を使用しているユ
    ーザ を着信先候補として選択し、この選択された着信先
    候補のユーザの使用する前記通信端末へ着信要求を行
    い、着信応答を返した前記通信端末と前記通信要求元の
    通信端末との間に通信路を設定することを特徴とする通
    信制御方法。
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