JP3388893B2 - パーソナル通信サービス装置 - Google Patents

パーソナル通信サービス装置

Info

Publication number
JP3388893B2
JP3388893B2 JP19240294A JP19240294A JP3388893B2 JP 3388893 B2 JP3388893 B2 JP 3388893B2 JP 19240294 A JP19240294 A JP 19240294A JP 19240294 A JP19240294 A JP 19240294A JP 3388893 B2 JP3388893 B2 JP 3388893B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
communication
user
terminal
personal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19240294A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0865390A (ja
Inventor
映二 鎌形
良成 熊木
克也 農人
岳文 坂本
睦 芹澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP19240294A priority Critical patent/JP3388893B2/ja
Publication of JPH0865390A publication Critical patent/JPH0865390A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3388893B2 publication Critical patent/JP3388893B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信サービス利用者に対
して呼の転送を行うパーソナル通信サービスを提供する
パーソナル通信サービス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通信網に加入してそのサービスを
受けるサービス利用者に対しては、加入者の識別子とし
て例えば電話番号が割り当てられ、この電話番号を用い
て通信の目的とする加入者へ呼を接続する要求を通信網
に対して行う。ところがこの電話番号はサービス加入時
に加入者回線あるいは端末に対して割り当てられるもの
であり、同一の加入者回線や端末を複数のサービス利用
者で共有する様な場合には必ずしも目的とする相手に接
続できるとは限らないといった問題があった。
【0003】また通信網として一般の電話網の他にも自
動車電話網や、PHS(Personal Handy Phone System)
網、ページャー網、企業内のLANなど、様々な管理主
体により運営される網が多数存在する。サービス利用者
は希望するサービスを提供する1つもしくは複数の通信
網に対して各々加入して、各々の通信網に接続するため
の加入者識別子および端末を持っている。このため、通
信をしようとする相手の持つ端末が接続される通信網お
よび加入者識別子を把握して、それらを明示的に指定し
て発呼する必要があった。さらには、発呼したにも関わ
らず通信接続がなされなかった場合には複数の通信網に
て再発呼を繰り返す必要が生じたりすることもあった。
これを解決する方法として従来より音声通話サービス利
用者に対して呼の転送サービスを提供するパーソナル通
信サービス装置が利用されている。図26に従来のパー
ソナル通信サービス装置の構成の一例を示す。
【0004】図26に示すパーソナル通信サービス装置
は、電話網A,Bに接続して通信を行う通信手段301
1 ,3012 と、電話網相互間の通信プロトコルの変換
を行うプロトコル変換手段302と、着信した呼の接続
制御手順を記憶する接続制御手順記憶手段304と、記
憶されている接続制御手順に従って通信接続を行う接続
制御手段303とから構成される。
【0005】パーソナル通信サービス利用者はパーソナ
ル通信サービス装置に転送を行いたい宛先端末の加入者
識別子などを接続制御手順として接続手順記憶手段30
4に記憶させる。電話網Aより利用者あての呼が着信し
た場合、接続制御手順に記載される手順に従って電話網
Bを経由して利用者の端末への接続を試みる。利用者の
端末へ接続がなされると2つの通信手段3011 ,30
2 どうしを装置内で接続することで呼の転送を行う。
この時に電話網Aと電話網Bで異なる通信プロトコルを
用いている場合には、2つの通信手段の間はプロトコル
変換手段302を介しての通信となる。この様に予め利
用者により設定される接続制御手順に従って着信した呼
の転送が実現できる。
【0006】しかしISDN(Integrated Services Dig
ital Network) の普及によって、サービス利用者が通信
する情報のメディアとして、音声による通話のみならず
コンピュータ間でのデータ通信やTV会議での動画像通
信など、様々なメディアにて通信を行うことができる様
になってきた。またこれらの様々なメディアの通信サー
ビスを受ける端末も、音声単機能の端末からマルチメデ
ィア端末まで多岐に渡っている。ところが音声による通
話に関しては、前述した各種の既存の通信網間での相互
接続サービスが提供されているが、画像などのメディア
で通信を行おうとした場合には、同じ動画像でも様々な
情報源符号化方式が実用化されており、それらの間の相
互接続性は十分ではない。
【0007】さらに、同じメディアの情報が扱えない端
末どうしで通信を行う場合の従来例を図27に示す。例
えば通信網からMPEG1標準で符号化された動画像デ
ータを受信した端末400がH.261標準の復号化手
段401しか持たない場合、サービス利用者は通信手段
406で受信した動画像データを一時的に情報蓄積手段
402に蓄える。そしてそのデータを通信網を利用し
て、あるいは磁気テープなどの蓄積媒体を経由してメデ
ィア変換手段403に送る。サービス利用者はこのデー
タをH.261標準の動画像データへの変換をメディア
変換手段403に指示し、変換された動画像データを再
度通信網を利用して、あるいは蓄積媒体を経由して端末
400に送る。端末400は受信した動画像データを
H.261標準の復号化手段を含んで成る再生手段40
4にて動画像情報に変換し、これを表示手段405によ
り表示する。
【0008】この様に、同じメディアを扱えない端末ど
うしが通信を行う場合には、送信あるいは受信される情
報を、通信に先だってあるいは通信終了の後に、サービ
ス利用者がメディア変換機能を利用して全ての情報をま
とめて明示的にメディア変換する必要があった。このた
め相互接続性の無い端末を持つサービス利用者どうしが
通信しようとした場合には、様々な情報のメディア相互
間のメディア変換機能を利用者が備える必要があった
り、適切なメディア変換手段を利用者が持っていない場
合など、単に通信回線が接続されても情報の通信ができ
ない場合があった。
【0009】また電話など実時間での通信を行うことを
主な目的とした通信網では、通信の要求に対して相手か
ら応答が無い場合には呼損として扱われてしまう。これ
を解決する方法として従来より図28に示す留守番電話
装置が一般的に知られている。
【0010】図28に示す留守番電話装置500の構成
の一例では、電話網に接続し音声情報を送受する通信手
段501と、着呼があった時にサービス利用者を呼び出
す呼び出し手段502と、入力される音声情報を蓄積す
る音声蓄積手段503と、蓄積された音声メッセージを
再生する再生手段504と、各手段や電話網のと接続の
制御手順を記憶する接続制御手順記憶手段505と、接
続制御手順を入力する入力手段506と、接続手順に基
づいた制御を実行する接続制御手段507とから成る。
留守番電話サービス利用者は、予め入力手段506を用
いて音声メッセージの蓄積を行うか否かの接続制御手順
を設定しておく。音声メッセージの蓄積を行う設定にな
っている場合、留守番電話装置に着呼があると留守番電
話サービス利用者の呼び出しを行うが、一定時間経過し
てもサービス利用者からの応答が無いと発信者に対して
音声メッセージの発信を促す。受信した音声メッセージ
は音声蓄積手段503に蓄積しておき、留守番電話サー
ビス利用者の指示に基づいて蓄積された音声メッセージ
を再生手段504を利用して再生する。
【0011】この様に、留守番電話装置では留守番電話
サービス利用者から応答が無い場合には、音声メッセー
ジを端末あるいはネットワークにある蓄積サービス装置
に対して蓄積することができるが、メッセージとしての
蓄積をするかどうかは受信者である留守番電話サービス
利用者が、端末あるいはネットワークにある蓄積サービ
ス装置に対して設定をする必要がある。しかも発信者に
応じてその切り換えをするなどの柔軟な設定をすること
ができなかった。また緊急な用件で留守番電話サービス
利用者との通信をしたい時には、別の通信手段を用いて
相手に接続する必要があり、発信側の通信サービス利用
者が自ら再度発呼をする煩わしさがあった。
【0012】またパーソナル通信サービスを複数の利用
者に提供する場合には、前述した音声メッセージを蓄積
する蓄積サービス装置の様に、情報処理に係わる機能を
複数の利用者で共通に使用することがある。しかしパー
ソナル通信サービスを、様々な通信網に跨って提供する
場合や、様々な付加サービスを多数の情報処理機能を用
いて提供することを考えると、従来の様に通信接続に係
わる通信処理資源の管理機能と、付加サービスを行うた
めの情報処理資源の管理機能が個別に作用していると、
通信接続は可能な状況でも必要となる情報処理を受ける
ことができない場合や、逆に情報処理資源に空きがあっ
ても通信資源に空きが無く接続ができない場合が起こり
得るため、総合的な資源利用効率が悪いという問題があ
った。
【0013】またパーソナル通信サービス利用者の持つ
端末の接続性情報、例えば自動車電話網の端末の場合に
はその端末の位置や電源投入、通話中、課金などの状態
情報を、その端末が接続される通信網の管理主体自身は
適宜網内で定められた手順を用いて収集し、それらを格
納するデータベースを持っている。そして端末との通信
接続制御などにその接続性情報を利用している。しか
し、その管理主体以外の一般加入者などが電話網などの
通信回線を経由して直接そのデータベースに格納された
情報を得ることはできない。このため、通信網の管理主
体以外の一般加入者であるサービス利用者が接続性情報
を利用しての呼接続制御を自ら行うことができないとい
う問題があった。
【0014】また各種の通信網毎に、例えば電話網であ
れば加入者回線への電話端末の接続の有無、オフフック
/オンフック、通話/呼び出しなどの状態が、例えば企
業網などのLANであれば端末であるワークステーショ
ンの電源の入/切、利用者がログインしているかどう
か、空いている作業ウィンドウの有無などの状態があ
り、それぞれの通信網や端末の種類により固有の状態が
多数存在する。このため通信相手の持つ端末の種類によ
って得られる状態情報が異なり、サービス利用者自身が
これらの状態情報を接続性情報に変換した上で接続制御
を行わなければならないという問題があった。
【0015】また複数の通信網に加入して、各々の通信
網に接続するための加入者識別子および端末を持ってい
る通信サービス利用者との通信を行おうとする者は、相
手の持つ各々の端末が接続される通信網および加入者識
別子、各々の端末が扱うことのできるメディアを把握し
た上で、それぞれの端末の接続性情報を収集した後に、
接続に最適な端末を選択し、その端末の加入者識別子を
明示的に指定して発呼する煩わしさがあった。
【0016】また無線通信においては端末の移動性が向
上するという利点があるが、通信を開始した後に端末が
動くことによって、通信品質の劣化が生じたり、通信の
経路の変更により、最悪の場合には通信の切断が起こる
ことがある。これに対する方法として図29に示す自動
車電話方式が従来より知られている。以下に自動車電話
方式の概要を述べる。
【0017】自動車電話方式は、複数の移動電話交換機
603からなる有線通信網604により接続される複数
の無線基地局601と、無線端末602とからなる。無
線基地局601は、その各々の通信可能範囲の一部分を
重ねて配置される。無線端末602が移動することによ
り、通信をしている無線基地局との電波の到達範囲の境
界に近づくなどして通信品質が劣化した場合には、無線
端末602との通信を他の無線基地局との接続に切り換
えるハンドオフ動作が無線端末602と無線基地局60
1との連携によって行われる。しかしながらこのハンド
オフの際に無線端末602と無線基地局601間の無線
リソース、無線基地局601から有線通信網604への
通信リソースあるいは有線通信網604内の通信リソー
スの確保ができなかったり、無線基地局601の配置さ
れている通信サービスエリアの外に無線端末602が出
てしまった時などには、前述した通信の切断などの問題
は完全には解決されていない。
【0018】また同一の通信サービス利用者と通信を行
う場合でも、通信しようとする情報のメディアや、要求
する接続および通信の即時性、その通信に費やすことの
できるコストなど、発信者が自ら要求するサービスの内
容に適した通信網や端末を選択した上で、その端末の加
入者識別子を明示的に指定して発呼する煩わしさがあっ
た。
【0019】次に前述した留守番電話など、音声メッセ
ージを蓄積するサービスでの従来例を述べる。図30に
音声メッセージの蓄積および再生装置700の構成の例
を示す。図30の構成例は、音声メッセージ蓄積手段7
01、接続制御手段702、音声再生手段703、メッ
セージ間デリミタ検索手段704とから成る。音声メッ
セージA〜Cの間には各音声メッセージ入力時に接続制
御手段702により自動的にメッセージ間デリミタが挿
入されて蓄積される。
【0020】複数の蓄積された音声メッセージの内容を
知るには、全ての音声メッセージを初めから順に再生し
て聞くか、メッセージ間デリミタを検索して音声メッセ
ージの先頭の一定部分を聞いてその内容を推察すること
を各々の音声メッセージに対して繰り返すかの方法が行
われていた。しかしこの方法では多くの音声メッセージ
が蓄積されている場合には、それらの内容の概要を把握
することに多くの時間が費やされてしまうという問題が
あった。
【0021】一方、この種のパーソナル通信サービス装
置に適用されたシステムにおいて、入力した物理情報を
他のメディアの物理情報に変換して出力するメディア変
換システムでは、入力した物理情報を認識する認識シス
テムが必要である。音声認識システムや手書き文字認識
システムに代表されるような、人間が発生する物理情報
を認識する認識システムでは、物理情報に含まれる特徴
と、認識システムの出力情報とのマッピングのためのデ
ータベースを必要とする。
【0022】従来の認識システムの一手法としては、図
31のブロック図に示すように構成され、できるだけ多
くの利用者の物理情報を認識できるような特徴をあらか
じめ抽出して、物理情報データベース892に蓄積して
おき、認識サーバ890は、その特徴を用いて物理情報
の認識を行なう方法がある。この方法だと、各利用者ご
との最適な情報の蓄積が物理情報データベース892で
なされていないため、各利用者にとって最適な認識を行
なうことは不可能である。また、別の方法としては、図
32のブロック図に示すように構成され、各利用者ごと
に物理情報を認識する特徴をあらかじめ抽出して、個人
用認識情報896として物理情報データベース895に
蓄積しておき、認識サーバ890はその特徴を用いて各
利用者ごとに物理情報を認識する方法がある。この方法
だと、各利用者ごとの最適な情報の蓄積が同じ物理情報
データベース895に集中してなされるため、認識シス
テムの利用者の増加とともに、データベースに蓄積すべ
き情報も膨大となり、これにともないデータベースの大
規模化を図ることが必要となった。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた様に、従来
のこの種のパーソナル通信装置により、通信サービス利
用者に対して呼の転送を行うパーソナル通信サービスの
場合においては、複数の通信網間で相互接続性を常に良
好に保持することができないため、複数の通信網間に跨
ったマルチメディア通信サービスを提供することができ
なかった。
【0024】また、従来のこの種のパーソナル通信装置
に適用された認識システムの一例の場合においては、各
利用者ごとの最適な情報の蓄積がデータベースでなされ
ていないため、各利用者にとって最適な認識を行うこと
が不可能であった。また、その認識システムの別の一例
の場合においては、各利用者ごとの最適な情報の蓄積が
同じデータベースに集中してなされるため、認識システ
ムの利用者の増加とともに、データベースに蓄積すべき
情報も膨大となり、これにともないデータベースの大規
模化を図ることが必要となった。
【0025】本願の第1の目的は、複数の通信網間に跨
って通信サービス利用者に対してマルチメディア呼の転
送を行う、パーソナル通信サービスを提供できる様にす
ることにある。
【0026】また、本願の第2の目的は、認識システム
の利用者が著しく増加しても、データベースの大規模化
を図ることなく、各利用者ごとの最適な認識を行える様
にすることにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、本願第1の発明のパーソナル通信サービス
装置の第1の構成は、通信サービス利用者に対して呼の
転送サービスを提供するパーソナル通信サービス装置に
おいて、複数の通信網に接続して通信を行う複数の通信
手段と、入力される情報の構造情報ないし意味情報を認
識する情報認識手段と、該複数の通信手段が接続される
該複数の通信網相互間の通信プロトコルの変換を行うプ
ロトコル変換手段と、該パーソナル通信サービス利用者
の持つ少なくとも1つ以上の端末と該複数の通信網との
接続性情報を記憶する接続性情報記憶手段と、該利用者
の個人識別子と該複数の通信網での各々の該利用者の加
入者識別子との対応付けを行う識別子変換手段と、該利
用者と通信を行う通信手段を選択する通信選択手段と、
入力される情報のメディアを変換するメディア変換手段
と、該利用者毎の接続手順を記憶する接続手順記憶手段
と、該接続手順に従って通信接続を行う接続制御手段と
を具備することを要旨とする。
【0028】また本願第1の発明のパーソナル通信サー
ビス装置の第2の構成は、前記入力される情報、あるい
は前記情報認識手段により認識された該入力される情報
の構造情報ないし意味情報を蓄積する情報蓄積手段と、
前記パーソナル通信サービス利用者と通信を行う際に、
該情報蓄積手段を介しての情報転送を行うかどうかを選
択するサービス選択手段とを具備することを要旨とす
る。
【0029】また本願第1の発明のパーソナル通信サー
ビス装置の第3の構成は、前記複数の通信網の各々の通
信処理に係わる資源の使用状況を調査し記憶する通信処
理資源管理手段と、該複数の通信網内にある複数の情報
処理装置の各々の情報処理に係わる資源の使用状況を調
査し記憶する情報処理資源管理手段と、該各々の通信処
理資源管理手段と情報処理資源管理手段の間で通信を行
う通信手段とを具備することを要旨とする。
【0030】また本願第1の発明のパーソナル通信サー
ビス装置の第4の構成は、前記パーソナル通信サービス
利用者の持つ少なくとも1つ以上の端末と前記複数の通
信網との前記接続性情報を収集するために、自動的に該
利用者の端末に対して発呼を行う自動発呼手段と、呼が
接続あるいは該利用者の呼び出しを行っている時に該端
末の接続性情報を収集する接続性情報収集手段とを具備
することを要旨とする。
【0031】また本願第1の発明のパーソナル通信サー
ビス装置の第5の構成は、前記パーソナル通信サービス
利用者が用いる端末の種類の各々に対して、その端末に
固有の状態情報と前記接続性情報についての対応を記憶
する接続性情報変換手段を具備することを要旨とする。
【0032】また本願第1の発明のパーソナル通信サー
ビス装置の第6の構成は、前記パーソナル通信サービス
利用者に対して通信の必要が生じた時に、該利用者の持
つ少なくとも1つ以上の端末の接続性情報に応じて最初
に接続を試みる端末ならびにメディアを選択する端末メ
ディア選択手段を具備することを要旨とする。
【0033】また本願第1の発明のパーソナル通信サー
ビス装置の第7の構成は、通信中に前記パーソナル通信
サービス利用者の持つ少なくとも1つ以上の端末と前記
複数の通信網との接続性が変化をした場合に、該利用者
と通信するメディアあるいは通信手段を変更しての通信
を再設定する通信再接続設定手段を具備することを要旨
とする。
【0034】また本願第1の発明のパーソナル通信サー
ビス装置の第8の構成は、前記パーソナル通信サービス
装置において、該パーソナル通信サービス利用者の要求
する、接続の即時性または接続および通信に係わるコス
トまたは情報の透過性またはそれらの組み合わせなどの
サービス要求条件を記憶するサービス要求条件記憶手段
を具備し、前記通信選択手段が該サービス要求条件に基
づいて該パーソナル通信サービス利用者と通信を行う前
記通信手段を選択することを要旨とする。
【0035】また本願第1の発明のパーソナル通信サー
ビス装置の第9の構成は、前記入力される情報、あるい
は前記情報認識手段により認識された該入力される情報
の構造情報ないし意味情報、あるいは前記情報蓄積手段
に蓄積された情報の中から、前記パーソナル通信サービ
ス利用者が指定する一部の領域または特定のキーワード
を含む一部の領域の情報を取り出す情報抽出手段を具備
し、該一部の領域の情報あるいは前記メディア変換手段
によりメディア変換された該一部の領域の情報を該利用
者の端末に転送することを要旨とする。
【0036】上記第2の目的を達成するために、本願第
2の発明のパーソナル通信サービス装置の第1の構成
は、人間が発生する物理情報を認識するシステムを構築
して成るパーソナル通信サービス装置において、前記認
識システムが、該認識システムの全利用者共通の、物理
情報に含まれる意味内容に関する情報を蓄積してある、
少なくとも1つ以上の共通情報データベースと、該共通
情報データベースに蓄積されている情報に対して、該認
識システムの各利用者ごとの付加的な情報を蓄積してあ
る、少なくとも1つ以上の個人情報データベースとを具
備し、全ての共通情報データベースと全ての個人情報デ
ータベースとの集合を、複数のグループに分割し、分散
して配置することを特徴とする。
【0037】本願第2の発明のパーソナル通信サービス
装置の第2の構成は、音声認識システムを構築して成る
パーソナル通信サービス装置において、前記音声認識シ
ステムが、音韻情報に関する少なくとも1つ以上の音韻
情報データベースと、該音韻情報データベースに蓄積さ
れた情報に対して、該音声認識システムの各利用者ごと
の付加的な情報を蓄積してある、少なくとも1つ以上の
個人情報データベースとを具備し、全ての音韻情報デー
タベースと全ての個人情報データベースとの集合を、複
数のグループに分割し、分散して配置することを特徴と
する。
【0038】本願第2の発明のパーソナル通信サービス
装置の第3の構成は、手書き文字認識システムを構築し
て成るパーソナル通信サービス装置において、前記手書
き文字認識システムが、手書き文字の構造に関する少な
くとも1つ以上の構造情報データベースと、構造情報デ
ータベースに蓄積された情報に対して、該手書き文字認
識システムの各利用者ごとの付加的な情報を蓄積してあ
る、少なくとも1つ以上の個人情報データベースとを具
備し、全ての構造情報データベースと全ての個人情報デ
ータベースとの集合を、複数のグループに分割し、分散
して配置することを特徴とする。
【0039】本願第2の発明のパーソナル通信サービス
装置の第4の構成は、本願第2の発明の第1の構成にお
ける認識システムと、該認識システムの認識結果の受信
者が、該認識システムに入力された物理情報よりも理解
しやすい物理情報に変換する手段とを具備するメディア
変換システムを有して成ることを特徴とする。
【0040】本願第2の発明のパーソナル通信サービス
装置の第5の構成は、本願第2の発明の第3の構成にお
ける認識システムと、該認識システムが認識した結果を
音声情報に変換する手段とを具備するメディア変換シス
テムを有して成ることを特徴とする。
【0041】本願第2の発明のパーソナル通信サービス
装置の第6の構成は、本願第2の発明の第2の構成にお
ける認識システムと、該認識システムが認識した結果を
文字情報に変換する手段とを具備するメディア変換シス
テムを有して成ることを特徴とする。
【0042】
【作用】本願第1の発明のパーソナル通信サービス装置
の第1の構成においては、サービス利用者の持つ端末と
の接続性情報をパーソナル通信サービス装置が保持して
おり、その時点で利用可能な端末種別やメディアなどが
自動的に認識されるため、通信を行う際にはサービス利
用者の個人識別子にて発呼するだけで、プロトコル変換
や発信者および着信者の要求する接続手順に応じてのメ
ディア変換などを適宜行った上で、その通信に最適な端
末にて通信することができる。
【0043】また本願第1の発明のパーソナル通信サー
ビス装置の第2の構成においては、即時的な通信あるい
は一時的に情報を蓄積しての通信を、発信者および着信
者の要求に応じて行うことができる。さらに、発信され
た情報のメディアを受信端末で扱えない場合などにはメ
ディアに変換を行っての通信を行うことができる。
【0044】また本願第1の発明のパーソナル通信サー
ビス装置の第3の構成においては、情報認識手段やメデ
ィア変換手段などの情報処理に係わる各種サーバー機能
を介しての通信をする際に、通信処理資源のみならず各
種サーバーなどの情報処理資源の使用状態を考慮しての
接続制御が行えるため、これら資源の効率的な利用と、
遅延の少ないサービスの提供が可能になる。
【0045】また本願第1の発明のパーソナル通信サー
ビス装置の第4の構成においては、既存の通信網に加入
する通信サービス利用者の持つ端末の接続性情報を、発
信者などの手を煩わすこと無しに自動的に収集でき、さ
らにその接続性情報を接続制御の際に利用することで、
発呼がなされた時の状況において最適な端末への接続が
可能になる。
【0046】また本願第1の発明のパーソナル通信サー
ビス装置の第5の構成においては、複数の通信網間に跨
ったパーソナル通信サービスを提供する場合において
も、様々な通信網に接続される端末毎に定義されている
様々な状態情報を、サービス利用者に意識させること無
く、接続性情報として統一的に扱うことができる。
【0047】また本願第1の発明のパーソナル通信サー
ビス装置の第6の構成においては、複数の端末を持って
いて、複数の通信網でサービスが受けられるサービス利
用者あての通信を、各々の端末の中からその通信に最適
であると考えられる端末ならびにメディアで最初に接続
を試みることによって、接続までの遅延や呼損を低減す
ることができる。
【0048】また本願第1の発明のパーソナル通信サー
ビス装置の第7の構成においては、端末の移動などに伴
って通信の品質や伝送容量などが変化した場合において
も、サービス利用者に対して代替サービスを提供するこ
とができるため、総合的にはサービス品質の大きな低下
を防ぐことができる。
【0049】また本願第1の発明のパーソナル通信サー
ビス装置の第8の構成においては、通信しようとする情
報のメディアや、要求する接続および通信の即時性、そ
の通信に費やすことのできるコストなど、発信者および
受信者の要求するサービスの内容と、実際にその状況で
提供することのできるサービスの内容の双方から判断さ
れる最適なサービスを、利用者の手を煩わせること無し
に提供することができる。
【0050】また本願第1の発明のパーソナル通信サー
ビス装置の第9の構成においては、連続して蓄積される
音声メッセージなどから、見出しとなる一部分あるいは
キーワードを抽出して、それらを文字などの情報にメデ
ィア変換することが可能になる。さらにそれを利用者の
端末に転送することで、蓄積された音声メッセージなど
の概要を端末より知ることができる。
【0051】本願第2の発明のパーソナル通信サービス
装置の第1の構成においては、認識システムの各利用者
ごとの固有な情報を各利用者ごとに保持することが複数
のデータベースによってなされるので、認識システムの
利用者が著しく増加してもデータベースの大規模化で対
応しなくても済む。
【0052】また、本願第2の発明のパーソナル通信サ
ービス装置の第2の構成においては、音声認識システム
の各利用者ごとの固有な情報を各利用者ごとに保持する
ことが複数のデータベースによってされるので、音声認
識システムの利用者が著しく増加してもデータベースの
大規模化で対応しなくても済む。
【0053】また、本願第2の発明のパーソナル通信サ
ービス装置の第3の構成においては、手書き文字認識シ
ステムの各利用者ごとの固有な情報を各利用者ごとに保
持することが複数のデータベースによってなされるの
で、手書き文字認識システムの利用者が著しく増加して
もデータベースの大規模化で対応しなくても済む。
【0054】また、本願第2の発明のパーソナル通信サ
ービス装置の第4の構成においては、上記第1の構成で
の認識システムと、該認識システムの認識結果の受信者
が、該認識システムに入力された物理情報よりも理解し
やすい物理情報に変換する手段とを具備するメディア変
換システムを有して成るので、該メディア変換システム
に入力した物理情報を、別のメディアの物理情報に変換
して出力する際、物理情報を入力した利用者の出力側の
メディアの物理情報を模擬して出力することが可能とな
る。
【0055】また、本願第2の発明のパーソナル通信サ
ービス装置の第5の構成においては、上記第3の構成の
認識システムと、該認識システムが認識した結果を音声
情報に変換する手段とを具備するメディア変換システム
を有して成るので、手書き文字を認識して音声情報とし
て出力することができる。
【0056】また、本願第2の発明のパーソナル通信サ
ービス装置の第6の構成においては、上記第2の構成の
認識システムと、該認識システムが認識した結果を文字
情報に変換する手段とを具備するメディア変換システム
を有して成るので、音声を認識して手書き文字情報とし
て出力することができる。
【0057】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。
【0058】図1は本願第1の発明の第1の構成の実施
例である。図1に示した実施例においては、パーソナル
通信サービス装置1000は様々な通信網A1 〜An
接続して通信を行う通信手段11 〜1n 、入力される情
報の構造情報ないし意味情報を認識する情報認識手段
2、複数の通信網相互間の通信プロトコルの変換を行う
プロトコル変換手段3、サービス利用者の持つ端末と通
信網との間の接続性情報を記憶している接続性情報記憶
手段4、個人識別子とそれぞれの通信網での加入識別子
との対応付けを行う識別子変換手段5、通信を行う通信
手段を選択する通信選択手段6、入力される情報のメデ
ィアを変換するメディア変換手段7、サービス利用者毎
の接続手順を記憶している接続手順記憶手段8、接続手
順に従って通信接続を行う接続制御手段9から構成され
る。
【0059】また、本願第1の発明の第1の構成による
パーソナル通信サービス装置1000と様々な通信網の
接続形態の一例を図2に示す。図2に示すパーソナル通
信サービス装置は企業での利用を想定したもので、PB
X(構内交換機)1001を介して電話網、ISDN
(サービス統合デジタル網)、自動車電話網、ページャ
ー網、PHS網に接続され、広帯域ISDNや既存LA
N、ATM−LANとの接続もなされる。
【0060】図1および図2を参照して本願第1の発明
の第1構成の実施例の詳細な動作を説明する。このパー
ソナル通信サービス装置を利用するパーソナル通信サー
ビス利用者は予め本装置に対して登録され、必要な接続
手順や接続性情報を本装置に入力しておく。本装置のサ
ービス利用者に対して通信を行う場合には、発信者は初
めに本装置に接続する。接続の時の識別子として、公衆
網で個人ID機能が提供される場合にはサービス利用者
あての呼をパーソナル通信サービス装置へ転送する機能
は公衆網での機能に依存する。公衆網で個人ID機能が
提供されない場合においても、本装置の移動性は無いの
で、サービス利用者に対して一意である本装置の加入識
別子に対して発呼すれば良い。
【0061】着信した呼に対しての制御は、接続性情報
や接続手順に基づいて、接続制御手段9が行う。サービ
ス利用者が複数の通信網に加入する端末を複数持つ場
合、それぞれの端末の加入識別子や、扱えるメディアお
よび伝送速度などを接続性情報として接続性情報記憶手
段4に登録しておく。端末の状態や接続性(接続の可否
や接続までの遅延時間)などに関する接続性情報を逐次
更新することにより、その時の状況において最適な接続
制御を行うこともできる。個人毎の接続手順に関する詳
細な設定は予めサービス利用者が接続手順記憶手段8に
入力し記憶させる。なお接続手順に関する設定のうち、
一般的に利用される様な手順に関してをサブセットとし
ていくつか予め本装置に搭載しておく実施でも良い。こ
の場合には利用者が全ての手順を自ら記述すること無し
に、容易に接続手順を設定できる。
【0062】以下に接続手順についての具体例を述べ
る。例えばサービス利用者の生活行動様式の基本が毎週
あるいは毎日一定している場合には、曜日や時間帯によ
ってサービス利用者へ接続することができる端末に統計
的に偏りが生じる。その様な場合には、利用者の生活行
動様式の基本を接続手順に記述しておき、それに基づい
て接続が予想される端末への優先的な接続を試みること
で、接続に要する遅延時間の減少が図れる。また接続手
順にサービス利用者のスケジュールを記述しておくこと
で、さらに細かく接続の制御を行うことができる。この
サービス利用者のスケジュールを個人の持つ計算機など
に記述し、本装置がサービス利用者の計算機からスケジ
ュールデータを受け取る方法でも良い。この場合には図
3に示す様に、例えば従来より利用されている通信機能
付きの電子手帳10との通信手段11を本装置に搭載す
ることで実施が可能である。なお、図3中、図1の符号
と同一符号で示す部分は図1のそれと対応する部分を示
している。また、Anxは電子手帳10と通信手段11と
の間に介在する通信網である。
【0063】次に着信した呼の情報メディアを、サービ
ス利用者が持つ端末では扱えない場合の接続手順につい
て説明する。例えば動画像情報の通信を行う際に通信さ
れる動画像情報をサービス利用者が持つ端末で扱える動
画像情報で符号化方式が異なる場合には、接続性情報か
らサービス利用者が持つ端末が扱える動画像符号化方式
を調べる。入力される動画像情報をメディア変換手段で
の符号化方式変換を行った後に通信手段を介して利用者
の端末へ送信する。メディア変換手段の情報処理資源を
着呼時に確保することで、実時間でメディア変換を行い
ながらの動画像通信も可能となる。図4に動画像情報発
信者が持つ端末21において符号化手段22によりMP
EG1標準で符号化された動画像データを受信した端末
23の再生手段24がH.261標準の復号化手段25
しか持たない場合の実施例を示す。なお、図4中、図1
と同一符号で示す部分は図1のそれと対応する部分を示
している。
【0064】本装置がサービス利用者へのMPEG1標
準で符号化された動画像データの通信を着信すると、接
続性情報記憶手段4を参照してMPEG1標準の復号化
手段を持つ端末への接続を優先的に試みる。しかしこの
時にサービス利用者の持つ端末がMPEG1標準の復号
化手段を持たない場合や、接続制御手順にメディア変換
を指示している場合などは、着信した呼をメディア変換
手段7に転送すると共にメディア変換手段7から利用者
の持つ端末の間に通信接続をする。そしてサービス利用
者の持つ端末の例えば端末23のようにH.261標準
の復号化手段25を持つならばメディア変換手段7に対
してMPEG1標準の符号からH.261標準の符号へ
の変換を指示する。但し、メディア変換手段7はMPE
G1標準の符号からH.261標準の符号への変換手段
26を持つ。この場合、端末21から送られてくる動画
像データはメディア変換手段7にて実時間で変換され、
変換された動画像データは先に設定した通信接続により
通信網A2aを介して端末23に送られる。端末23は受
信した動画像データをH.261標準の復号化手段25
を含んで成る再生手段24にて動画像情報に変換し、こ
れを表示手段27により表示する。
【0065】また例えば文字コードの入力、送受信およ
び表示しかできない端末のみを持つサービス利用者に対
して音声通信の接続要求があった場合には、情報認識手
段を介しての通信接続をすることにより、音声端末から
発信される音声情報を文字情報に変換して表示する通信
が可能となる。図5に情報認識手段2を利用した通信接
続の実施例を示す。なお、図5中、図1の符号と同一符
号で示す部分は図1のそれと対応する部分を示してい
る。
【0066】本装置が音声端末31から発信された音声
データに基づくサービス利用者への音声通信を着信する
と、接続性情報記憶手段4を参照してサービス利用者の
持つ音声端末への接続を優先的に試みる。しかしこの時
にサービス利用者の持つ端末が音声通話手段を持たない
場合や、接続手順に情報認識を指示している場合など
で、サービス利用者の持つ端末が例えば文字端末32で
あり、文字コードの入力、送受信および表示手段を持つ
ならば、着信した呼を音声の音韻あるいは単語の意味情
報を認識して結果を文字コードとして出力する情報認識
手段2に転送すると共に、情報認識手段2から利用者の
持つ端末の間に通信接続をする。情報認識手段2は音声
認識手段33及び文字コード発生手段34を有してお
り、この情報認識手段2に対して音声を認識してその結
果を文字コードで出力する様に指示する。情報認識手段
2に送られてくる音声データは実時間で認識処理され、
出力される文字コードは先に設定した通信接続により通
信網A2bを介して文字端末32に送られる。文字端末3
2は受信した文字コードを表示手段(不図示)により表
示する。
【0067】以上に述べた通信接続をする時に、発信者
の接続している通信網での通信プロトコルと着信者の接
続している通信網での通信プロトコルが異なるために各
々の通信網に接続される通信手段の間で通信ができない
場合には、各々の通信手段11 〜1n の間にプロトコル
変換手段3を接続する。プロトコル変換手段3は各々の
通信網A1 〜An 間の接続制御やフロー制御、輻輳制御
など各種の網制御プロトコルの変換を行う他に、通信に
先だってコネクションを設定する通信網とコネクション
レスな通信網とを接続するためのバッファーメモリやア
ドレス変換機能を持つ。図6にプロトコル変換手段3の
実施例を示す。図6のプロトコル変換手段3は、各々の
通信手段と接続する入力通信路41と出力通信路42、
データの送受信を行う送信手段44と受信手段43、接
続制御手段8との制御信号のやりとりをする制御入出
力、プロトコル変換の主体であるプロトコル翻訳手段4
5、一時的にデータを蓄えるバッファメモリ46、アド
レス体系の異なる通信網間でアドレスの翻訳およびアド
レスの付け変えを行うアドレス変換手段47、受信手段
43と送信手段44とプロトコル翻訳手段45で動作す
るプロトコルを設定する設定手段48、各種のプロトコ
ルを記憶しておくプロトコル記憶手段49とから構成さ
れる。
【0068】図6のプロトコル変換手段3を介しての通
信を行う時の手順を以下に説明する。呼の接続を行う時
に、制御入出力より入力通信路41と出力通信路42で
用いる通信プロトコルを指示する。設定手段48はこの
指示に基づき、プロトコル記憶手段49に記憶されてい
る各種のプロトコルの中から適するプロトコル群を送信
手段44と受信手段43、プロトコル翻訳手段45に載
せる。入力通信路と出力通信路の各々に接続される通信
網でコネクション設定の方式が異なる場合や伝送速度が
違う場合には、入力側でのデータの到着が出力側での伝
送能力を越えることが起こる。この様な時には一時的に
データをバッファメモリに蓄える。また、通信に先だっ
てコネクションを設定する通信網ではデータ中に宛先の
絶対アドレスが付加されない場合が多く、これをコネク
ションレスの通信網中に送出する際には、例えばアドレ
ス変換手段47にて絶対アドレスの付加を行う。
【0069】次に接続制御手段9の実施例について述べ
る。図7に示す接続制御手段9の実施例では、情報の高
速伝送と交換機能を持つ伝送交換手段51、サービス利
用者の位置登録管理あるいは統計的な位置推測とサービ
ス利用者のスケジュール管理機能との連携動作などを行
う個人情報管理手段52、通信処理資源と情報処理資源
の使用状況などを管理する資源管理手段53、サービス
の遅延あるいは遅延の分散あるいは伝送誤りなどの品質
を検査する品質管理手段54とから構成される。伝送交
換手段としては従来より知られている交換機ないしAT
M(Asynchronous Transfer Mode)交換機ないしATM−
LANなどを用いての実施が可能である。接続制御手段
9とその他の手段の接続にはこれらの伝送交換方式で用
いられている標準的なインターフェースを利用する。個
人情報管理手段および資源管理手段および品質管理手段
は、集中的あるいは分散的に配置されたコンピュータお
よび、それに搭載されるソフトウェアを用いての実現が
可能である。
【0070】図8は本願第1の発明の第2の構成の実施
例である。図8に示した実施例においては、パーソナル
通信サービス装置2000は図1に示した構成手段なら
びに、入力される情報を一時的に蓄積する情報蓄積手段
61と情報蓄積手段61を利用するかどうかを選択する
サービス選択手段62とから構成される。図8を参照し
て実施例の詳細な動作を説明する。なお、図8中、図1
の符号と同一符号で示す部分は、図1のそれと対応する
部分を示している。
【0071】パーソナル通信サービス利用者が、通信サ
ービスを受けられない、メディアが異なるなど通信に適
当な端末を持っていない、他に優先する事項がある、な
どの理由によって実時間での通信が行えない場合には、
利用者が記述する接続制御手順や利用者からの命令の入
力、発信者からの命令の入力などに基づいて、サービス
選択手段62は着信した呼を情報蓄積手段61に転送
し、発信者からの情報を一時的に情報蓄積手段61に蓄
積する。サービス利用者が通信を行える状況になると、
本装置と利用者の端末間に通信接続をして、情報蓄積手
段61に蓄積されている情報を受信する。この際に利用
者の持つ端末と情報発信者とで符号化の方式が異なるな
ど端末の種別による制限によって発信者からの情報をそ
のまま蓄えることが不都合な場合がある。この場合には
情報認識手段2あるいはメディア変換手段7との間に接
続を設定して入力情報を情報認識手段2あるいはメディ
ア変換手段7に入力し、情報認識手段2あるいはメディ
ア変換手段7から出力される情報を情報蓄積手段61に
蓄える実施も可能である。逆に情報蓄積手段61に蓄積
された情報をサービス利用者に送信する際に情報認識手
段2あるいはメディア変換手段7を介しての通信接続を
設定して、情報認識手段2あるいはメディア変換手段7
から出力される情報を利用者の端末に送信する実施も可
能である。
【0072】また、この実施例では情報蓄積手段61と
の接続の制御は利用者が記述する接続手順や発信者、着
信者からの命令入力などに基づいて接続制御手段9やサ
ービス選択手段62が行う。このためサービス利用者は
予め接続手順に記述することで、発信者に応じて実時間
での通信と情報を一時蓄積しての通信を選択したり、着
呼した時の状況に応じての選択をしたりすることができ
る。この際に前述した情報認識やメディア変換を行いな
がらの情報の一時蓄積も利用者の要求に応じて選択的に
行うことができる。さらに情報を一時蓄積しての通信の
設定がなされていた場合においても、発信者が通信の緊
急性に応じてサービス選択手段62に対して実時間での
通信を要求することができる。この際にも情報認識やメ
ディア変換を行いながらの通信が発信者の要求などに応
じて行える。
【0073】図9は本願第1の発明の第3の構成の実施
例である。図9に示した実施例においては、パーソナル
通信サービス装置3000は図1に示した構成手段なら
びに、複数の通信網の各々および本装置内の通信処理に
係わる資源の使用状況を調査し、その結果を記憶してお
く通信処理資源管理手段71と、複数の通信網内および
本装置内に集中的あるいは分散的に配置されている情報
処理装置の各々の情報処理に係わる資源の使用状況を調
査し、その結果を記憶しておく情報処理資源管理手段7
2とから構成される。図9を参照して実施例の詳細な動
作を説明する。なお、図9中、図1の符号と同一符号で
示す部分は図1のそれと対応する部分を示している。
【0074】通信処理資源管理手段71は図2に示した
様な、本装置に接続される各種の通信網に対して通信手
段11 〜1n を介して定期的に通信処理資源の使用状況
を問い合わせ、その応答結果を記憶する。問い合わせに
対して情報提供が得られない通信網に対しては、試験呼
を設定して呼の設定が可能かどうかを調べるなどの実施
が可能である。また本装置内の例えば接続制御手段9を
構成する伝送交換手段51やプロトコル変換手段3に対
しても定期的にその資源の利用状況を問い合わせてその
応答結果を記憶する。一方で様々な通信網に接続される
各種の情報処理装置や本装置における情報認識手段2や
メディア変換手段7などの情報処理装置は、複数のサー
ビス利用者の間で共通に用いられることが考えられる。
情報処理資源管理手段72は通信手段11 〜1n を介し
てこれらの情報処理装置に情報処理資源の使用状況を問
い合わせ、その応答結果を記憶する。問い合わせに対し
て情報提供が得られない情報処理装置に対しては、試験
的な処理要求を送出しそれが受け付けられるかどうかを
調べるなどの実施が可能である。また本装置内の例えば
情報認識手段2やメディア変換手段7にその資源の利用
状況を問い合わせてその応答結果を記憶する。この様に
各種の情報処理装置の処理能力がどの程度使用中である
かを把握し、呼の設定時やサービスの実行時に情報処理
資源の使用状況を加味した上での通信接続を設定するこ
とで、利用者の要求するサービスを提供することができ
るかどうかの判断が迅速に行える上に、情報処理資源を
有効に利用することができ、またサービスの遅延を抑え
ることができる。図9では通信処理資源管理手段71な
らびに情報処理資源管理手段72の間での直接的な通信
路が示されているが、接続制御手段9を介しての実施も
可能である。さらにはこれらの管理手段を接続制御手段
9の一部として構成する実施も可能である。
【0075】図10は本願第1の発明の第4の構成の実
施例である。図10に示した実施例においては、パーソ
ナル通信サービス装置4000は図1に示した構成手段
ならびに、パーソナル通信サービス利用者の持つ端末に
対して定期的に発呼する自動発呼手段81と、通信網が
その呼に対して利用者の呼び出しを行っている間ないし
その呼が利用者の端末に接続されている間にその端末と
の接続性情報を収集して、その情報を接続性情報記憶手
段4に通知する接続性情報収集手段82とから構成され
る。図10を参照して実施例の詳細な動作を説明する。
なお、図10中、図1の符号と同一符号で示す部分は、
図1のそれと対応する部分を示している。
【0076】サービス利用者は複数の通信網に対して加
入して、各々の通信網に接続する加入者識別子および端
末を持っている。この様な状況において接続制御手段9
はサービス利用者に対して通信要求があった時にその利
用者のどの端末に通信設定をするかの判断材料として接
続性情報を利用する。サービス利用者の持つ端末と通信
網との接続性の情報が提供される通信網に対しては直接
その接続性を問い合わせることが適当だと考えられる
が、この様な情報を提供しない通信網に接続する端末に
対しては以下の手順で接続性情報を収集する。
【0077】自動発呼手段81は、本装置の利用者の持
つ端末に対して一定時間毎に通信手段11 〜1n を介し
て通信の要求を行う。通信網は端末に対しての接続を試
みるが、例えば自動車電話網の端末の場合には、端末の
電源が入っていないか端末がサービスエリア外にいる場
合にはその旨メッセージが発信者に告げられ、あるいは
端末との接続が行われる時には呼び出し音が発信者に告
げられるので、接続性情報収集手段82が通信網より得
られるこれらの端末の情報を接続性情報に変換してそれ
を接続性情報記憶手段4に記憶させる。この自動発呼手
段81による呼び出しがサービス利用者を煩わせないた
めに、端末側では、自動発呼手段81による着呼である
と予想される時には一定時間呼び出し音を鳴らさないな
どの実施も可能である。
【0078】図11は本願第1の発明の第5の構成の実
施例である。図11に示した実施例においては、パーソ
ナル通信サービス装置5000は図1に示した構成手段
ならびに、パーソナル通信サービス利用者が持つ各々の
端末に固有の状態情報を統一的に記述される接続性情報
へ変換を行う接続性情報変換手段83とから構成され
る。図11を参照して実施例の詳細な説明を行う。な
お、図11中、図1の符号と同一符号で示す部分は、図
1のそれと対応する部分を示している。
【0079】本装置が接続を行う端末として、従来の電
話機の他にも例えば自動車電話機、携帯電話機、コード
レス電話機、PHS端末、ページャー、マルチメディア
端末、パーソナル携帯端末、ワークステーションなど様
々な端末がある。これらの端末は各々で接続を行う通信
網が異なり、それぞれの通信網や端末の種類により固有
の状態が多数存在する。接続性情報変換手段83は、こ
れら通信相手の持つ端末毎に異なる状態情報を、全ての
種類の端末に対して統一的に記述される接続性情報に変
換して、それを接続性情報記憶手段4に記憶させる。例
えば接続性情報として、「接続不可」、「待ち受け
中」、「呼び出し中」、「通信中」を定義した時の端末
の状態情報と接続性情報記憶手段の対応の例を表とした
図12に示す。
【0080】図13は本願第1の発明の第6の構成の実
施例である。図13に示した実施例においては、パーソ
ナル通信サービス装置6000は図1に示した構成手段
ならびに、接続性情報に応じて最初に接続を試みる端末
およびメディアを選択する端末メディア選択手段91と
から構成される。図13を参照して実施例の詳細な説明
をする。なお、図13中、図1の符号と同一符号で示す
部分は、図1のそれと対応する部分を示している。
【0081】パーソナル通信サービス利用者は複数の通
信網に対して加入して、各々の通信網に接続する端末を
持っており、これらの端末毎に扱えるメディアが異な
る。この様な状況において端末メディア選択手段91は
一定時間毎あるいは予め定められた時間に、接続性情報
記憶手段4に対してその利用者の持つ端末の各メディア
毎の接続性情報を求める。端末メディア選択手段91は
得られた結果から、その時点で最も接続できる可能性の
高い端末およびメディアを求めて、それを記憶してお
く。接続制御手段9から端末メディア選択手段91に対
して、サービス利用者への着呼通知があると、端末メデ
ィア選択手段91は最初に接続を試みるべき端末および
メディアの情報を通知する。接続制御手段9はその情報
に基づいた端末およびメディアの通信接続を行う。
【0082】図14は本願第1の発明の第7の構成の実
施例である。図14に示した実施例においては、パーソ
ナル通信サービス装置7000は図1に示した構成手段
ならびに、通信中にサービス利用者の持つ端末と通信網
との接続性が変化した場合に、サービス利用者と通信す
るメディアあるいは通信手段を変更しての通信を再設定
する通信再接続設定手段92とから構成される。図14
を参照して実施例の詳細な説明をする。なお、図14
中、図1の符号と同一符号で示す部分は、図1のそれと
対応する部分を示している。
【0083】パーソナル通信サービス利用者の持つ端末
と通信網との接続性情報は定期的に収集され、何らかの
変更がある場合には接続性情報記憶手段4により記憶さ
れている情報が更新される。通信中の端末が移動してそ
の通信を継続するための通信処理資源あるいは情報処理
資源の確保が困難になった時などには、通信再接続設定
手段92が発信者とサービス利用者である受信者との間
で交渉をして、通信を再度設定する。この時に通信網側
で提供のできる通信処理資源や情報処理資源を利用者の
持つ端末(発信者の端末93及び受信者の端末94)に
表示して、利用者からの指示を得る実施でも良い。以下
に通信を再度設定する手順の例を述べる。
【0084】既に行っていた通信よりも情報伝送の帯域
を下げることで通信を継続できる状況においては、帯域
の低下による通信の継続を提案する。帯域の低下のため
には例えば端末が情報源符号化の復号器として圧縮率の
高いものを実装しており、それがユーザーの要求品質を
満足できる場合には、そのアルゴリズムに切り換えるこ
とで情報伝送の帯域を下げて通信を継続する。この手順
について、具体的な例を上げて述べる。MPEG2標準
の動画像通信を行っていた端末が通信網との接続性が変
化してそれまで行っていた通信は行えないが、情報伝送
の帯域を下げたMPEG4標準の動画像通信ならば通信
が継続できる状況では、利用者の端末にMPEG4標準
の復号化手段が実装されているかを調べる、実装されて
いてかつ利用者の要求しているサービス品質が満足され
る場合にはMPEG4での動画像通信への切り換えを発
信者と受信者に指示して通信を継続する。この時に発信
者がMPEG4標準の符号化手段を実装していない場合
には、本装置内のメディア変換手段7にMPEG2から
MPEG4へのメディア変換を指示してメディア変換手
段7を介しての通信接続を設定する。
【0085】また音声端末の通信中に通信網との接続が
行えなくなった時、サービス利用者が別の通信網に接続
できる文字端末を持っておりかつ通信の緊急性が高い場
合には、利用者と接続する通信手段を文字端末の接続さ
れる通信網に接続ができる通信手段に切り換えた上、本
装置内にある情報認識手段2との接続の設定をして、先
に述べた様に音声を認識させて文字コードに変換し、こ
の文字コードを利用者の端末に通信網を介して送る様に
切り換える。
【0086】以上に述べた例で、接続性の変化した後に
も通信を継続しようとすると、サービス利用者の要求品
質に満たなくなり、かつサービス利用者が即時性を要求
していない場合には情報蓄積手段に対して接続を設定
し、発信者からの情報を一時的に蓄積する様に指示す
る。サービス利用者との間で、そのメディアでの通信が
行える様になると再度通信接続の設定をし、先に蓄積さ
れた情報を送出する。
【0087】図15は本願第1の発明の第8の構成の実
施例である。図15に示した実施例においては、パーソ
ナル通信サービス装置8000は図1に示した構成手段
ならびに、パーソナル通信サービス利用者の要求する、
接続の即時性または接続および通信に係わるコストまた
は情報の透過性またはそれらの組み合わせなどのサービ
ス要求条件を記憶するサービス要求条件記憶手段101
とから構成される。図15を参照して実施例の詳細な説
明をする。なお、図15中、図1の符号と同一符号で示
す部分は、図1のそれと対応する部分を示している。
【0088】サービス利用者は、発着信呼の相手の識別
子や情報の内容などに対して、その呼を発着信した場合
の接続に関する即時性の要求度や、接続したい情報のメ
ディアや、情報の透過性の要求度など、サービスについ
ての要求条件を予めサービス要求条件記憶手段101に
記憶させておく。接続制御手段9は利用者に対しての発
着呼があった場合にこのサービス要求条件記憶手段10
1を参照し、その呼の発着信相手の識別子や情報の内容
などから判断して、最適な端末およびメディアに対して
の接続を行う。
【0089】例えば一般の電話を用いての通話と自動車
電話を用いての通話とを比較すると一般的に自動車電話
の方がコストが高いが、サービス利用者への接続を試み
る時に一般の電話での接続ができない上、そのサービス
利用者が自動車電話端末を持っている場合、通信コスト
が高くても良い旨がサービス要求条件記憶手段101に
記述がしてある呼については、自動車電話を利用しての
接続を行う。反対に一般の電話での接続ができない上、
そのサービス利用者がページャー端末を持っている場
合、通信コストが高いことが許容されない旨がサービス
要求条件記憶手段101に記述がしてある呼について
は、一般的に通信コストが低いページャーを利用してメ
ッセージの送信を行う。さらにメディア変換を禁止して
いるかメディア変換の制限をされているなど、情報の透
過性に対しての要求が高い通信について、そのメディア
での実時間伝送が行えない場合でも、その通信の即時性
に関しての要求が低い場合には、その情報を情報蓄積手
段102に一時的に蓄積してメッセージ化してから伝送
するなどの実施が可能である。
【0090】図16は本願第1の発明の第9の構成の実
施例である。図16に示した実施例においては、パーソ
ナル通信サービス装置9000は図1に示した構成手段
ならびに、入力される情報を一時的に蓄積する情報蓄積
手段111と、入力される情報や情報認識手段2により
認識された構造情報ないし意味情報や情報蓄積手段11
1に蓄積された情報の中からサービス利用者が指定する
一部の領域または特定のキーワードを含む一部の領域の
情報を取り出す情報抽出手段112とから構成される。
図16を参照して実施例の詳細を説明する。なお、図1
6中、図1の符号と同一符号で示す部分は、図1のそれ
と対応する部分を示している。
【0091】音声メッセージが蓄積される場合を例に本
発明の実施例について説明する。通信手段11 〜1n
り入力された音声メッセージを情報蓄積手段111に入
力して蓄積すると共に、同じメッセージを情報認識手段
2により認識させて文字情報に変換する。情報抽出手段
112は、この文字情報からキーワードとなる単語を抽
出して、その前後の予め定めた領域内の文を見出しとし
て別に情報蓄積手段111に蓄積する。あるいは認識に
よって得られた文字情報の先頭の一定部分を見出しとし
て同様に情報蓄積手段111に蓄積する。そして利用者
からの要求に対してこの見出し情報を利用者の端末に送
出する。情報蓄積手段111によって見出し情報にはそ
れぞれの情報の間のデリミタが設定されており、利用者
は次々に見出しを検索することができる。この実施例に
よってたくさんの音声メッセージが蓄積されている場合
においても、その見出しをページめくりしてゆくこと
で、それらメッセージの概要を短時間で把握することが
できる。利用者からは、必要となる情報や緊急の情報な
どを選択して聞くことが容易になる。
【0092】図17は本願第2の発明のパーソナル通信
サービス装置に適用された第1の構成の第1実施例に係
わる認識システムの概略を示すブロック図である。本実
施例の認識システムは、物理情報認識サーバ201と、
該認識システムの全利用者に共通な、物理情報に含まれ
る意味内容に関する情報を蓄積してある共通情報データ
ベース202と、少くとも一つ以上の、各利用者が所持
している情報処理端末203と、情報を伝送する通信網
204とを含んで構成されている。また、情報処理端末
203は、共通情報データベース202に蓄積されてい
る情報に対する、各利用者ごとの付加的な個人情報を蓄
積してある個人情報データベース205と、情報を送信
する送信器206と、利用者が情報を入力する入力装置
207とを含んで構成されている。
【0093】次に以上のように構成された認識システム
の動作について説明する。利用者は情報処理端末203
の送信器206により、通信網204を経て物理情報の
認識の要求を物理情報認識サーバ201に送信する。そ
の後該利用者は入力装置207により物理情報を入力
し、送信器206により通信網204を経て物理情報認
識サーバ201に送信する。物理情報認識サーバ201
は、共通情報データベース202と、該利用者の情報処
理端末203の個人情報データベース205とから、通
信網204を経由して物理情報の認識に必要な情報を受
信し、この情報を用いて物理情報の認識を行なう。以上
の動作により、各利用者に適した物理情報の認識を行な
うことが可能となる。
【0094】図18は本願第2の発明のパーソナル通信
サービス装置に適用された第1の構成の第2実施例に係
わる認識システムの概略を示すブロック図である。本実
施例の認識システムは、入力された音声と動画像とから
利用者の行動を認識する認識システムである。該システ
ムは、音声と動画像とにより入力された入力情報を認識
する行動認識サーバ211と、該認識システムの全利用
者に共通な、入力情報から行動を示す行動情報へのマッ
ピング情報を蓄積してある行動情報データベース212
と、少くとも一つ以上の、各利用者が所持している個人
情報カード213と、少くとも一つ以上の情報処理端末
214と、情報を伝送する通信網215とを含んで構成
されている。個人情報処理カード213には、行動情報
データベース212に蓄積されている情報に対する、各
利用者ごとの付加的な個人情報を蓄積してある。また、
情報処理端末214は、情報を送信する送信器216
と、通信網215を介して情報を受信する受信器A21
7と、利用者が情報を入力する入力装置218と、利用
者に対して情報を出力する出力装置219と、個人情報
カード213から情報を受信する受信器B220とを含
んで構成されている。
【0095】次に、以上のように構成された認識システ
ムの動作について説明する。情報処理端末214は、入
力装置218により入力された、該認識システムの利用
者の、音声と動画像とからなる入力情報を、送信器21
6により通信網215を経て行動認識サーバ211に送
信する。また、情報処理端末214は個人情報カード2
13から、受信器B220により該利用者の個人情報を
受信する。行動認識サーバ211は、行動情報データベ
ース212と、情報処理端末214とから、通信網21
5を経由して、行動認識に必要な情報を受信し、この情
報を用いて行動認識を行なう。行動認識サーバ211
は、認識結果を通信網215を経て、情報処理端末21
4へ送信する。情報処理端末214は受信器A217に
より該認識結果を受信し、出力装置219により出力す
る。以上の動作により、各利用者に適した行動認識を行
なうことが可能となる。
【0096】図19は本願第2の発明のパーソナル通信
サービス装置に適用された第2の構成の実施例に係わる
認識システムの概略を示すブロック図である。本実施例
の認識システムは、入力された音声の音韻情報を認識す
る音声認識サーバ221と、該認識システムの全利用者
に共通な、音声波から音韻情報へのマッピング情報を蓄
積してある音韻情報データベース222と、少くとも一
つ以上の、各利用者が所持している情報処理端末223
と、情報を伝送する通信網224とを含んで構成されて
いる。また、情報処理端末223は、音韻情報データベ
ースに蓄積されている情報に対する、各利用者ごとの付
加的な個人情報を蓄積してある個人情報データベース2
25と、情報を送信する送信器226と、利用者が情報
を入力する入力装置227とを含んで構成されている。
【0097】次に、以上のように構成された認識システ
ムの動作について説明する。利用者は情報処理端末22
3の送信器226により、通信網224を経て音声認識
の要求を音声認識サーバ221に送信する。その後該利
用者は入力装置227により音声波を入力し、送信器2
26により通信網224を経て音声認識サーバ221に
送信する。音声認識サーバ221は、音韻情報データベ
ース222と、該利用者の情報処理端末223の個人情
報データベース225とから、通信網224を経由して
音声認識に必要な情報を受信し、この情報を用いて音声
認識を行なう。以上の動作により、各利用者に適した音
声認識を行なうことが可能となる。
【0098】図20は本願第2の発明のパーソナル通信
サービス装置に適用された第3の構成の実施例に係わる
認識システムの概略を示すブロック図である。本実施例
の認識システムは、入力された手書き文字の構造を認識
する文字認識サーバ231と、該認識システムの全利用
者に共通な、手書き入力情報から文字へのマッピング情
報を蓄積してある文字情報データベース232と、少く
とも一つ以上の、各利用者が所持している情報処理端末
233と、情報を伝送する通信網234とを含んで構成
されている。また、情報処理端末233は、文字情報デ
ータベース232に蓄積されている情報に対する、各利
用者ごとの付加的な個人情報を蓄積してある個人情報デ
ータベース235と、情報を送信する送信器236と、
利用者が情報を入力する入力装置237とを含んで構成
されている。
【0099】次に、以上のように構成された認識システ
ムの動作について説明する。利用者は情報処理端末23
3の送信器236により、通信網234を経て文字認識
の要求を文字認識サーバ231に送信する。その後該利
用者は入力装置237により手書き文字を入力し、送信
器236により通信網234を経て文字認識サーバ23
1に送信する。文字認識サーバ231は、文字情報デー
タベース232と、該利用者の情報処理端末233の個
人情報データベース235とから、通信網234を経由
して手書き文字認識に必要な情報を受信し、手書き文字
認識を行なう。以上の動作により各利用者に適した文字
認識を行なうことが可能である。
【0100】図21は本願第2の発明のパーソナル通信
サービス装置に適用された第5の構成の実施例に係わる
メディア変換システムの概略を示すブロック図である。
本実施例のメディア変換システムは、音声認識サーバ2
41と、音韻情報データベース242と、文字情報デー
タベース243と、音声認識の結果から文字情報に変換
するメディア変換サーバ244と、少くとも一つ以上
の、各利用者が所持している情報処理端末245と、情
報を伝送する通信網246とを含んで構成されている。
また、情報処理端末245は、図22のブロック図に示
すように、音韻情報データベース242に蓄積されてい
る情報に対する、各利用者ごとの付加的な音韻個人情報
251と、文字情報データベース243に蓄積されてい
る情報に対する、各利用者ごとの付加的な文字個人情報
252を蓄積してある個人情報データベース253と、
送信器254と、受信器255と、入力装置256と、
出力装置257とを含んで構成されている。
【0101】次に、以上のように構成されたメディア変
換システムの動作について説明する。ここでは、送信者
は情報処理端末Aから、受信者の情報処理端末Bに情報
を送信する場合の動作について説明する。送信者は、情
報処理端末Aの入力装置256により音声波を入力し、
送信器254により通信網246を経て音声認識サーバ
241に送信する。該音声認識サーバは、音韻情報デー
タベース242と、情報処理端末A内の個人情報データ
ベース253の音韻個人情報251とから、通信網24
6を経由して音声認識に必要な情報を受信し、音声認識
を行なう。音声認識サーバ241は、認識結果を通信網
246を経て、メディア変換サーバ244へ送信する。
メディア変換サーバ244は、文字情報データベース2
43と、該送信者の情報処理端末A内の個人情報データ
ベース253の文字個人情報252とへ、通信網246
を経由してアクセスし、該認識結果からメディア変換結
果を求める。該メディア変換サーバ244は、情報処理
端末Bへ通信網246を経由して送信する。受信者側に
おいては、情報処理端末Bが受信器255により該メデ
ィア変換結果を受信し、出力装置257により出力す
る。以上の動作により、送信者の音声をその送信者に適
した音声認識を行ない、その結果を文字情報に変換し、
送信者の文字に似た文字で受信者の情報処理端末の出力
装置に出力することが可能となる。
【0102】図23は本願第2の発明のパーソナル通信
サービス装置の第6の構成の実施例に係わるメディア変
換システムの概略を示すブロック図である。本実施例の
メディア変換システムは、図21のブロック図における
音声認識サーバ241の代わりに文字認識サーバ261
を含み、またメディア変換サーバ244の代わりに、文
字認識の結果から音声情報に変換するメディア変換サー
バ262を含んで構成される。なお、図21の符号と同
一符号で示す部分は、図21のそれと対応する部分を示
している。また、図22に示すように情報処理端末24
5が構成されている。
【0103】次に、以上のように構成されたメディア変
換システムの動作について説明する。ここでは、送信者
は情報処理端末Aから、受信者の情報処理端末Bに情報
を送信する場合の動作について説明する。送信者は、情
報処理端末Aの入力装置256により手書き文字を入力
し、送信器254により通信網246を経て文字認識サ
ーバ261に送信する。該文字認識サーバは、文字情報
データベース243と、情報処理端末A内の個人情報デ
ータベース253の文字個人情報252とから、通信網
246を経由して手書き文字認識に必要な情報を受信
し、手書き文字認識を行なう。文字認識サーバ261
は、認識結果を通信網246を経て、メディア変換サー
バ262へ送信する。メディア変換サーバ262は、音
韻情報データベース242と、該送信者の情報処理端末
A内の個人情報データベース253の音韻個人情報25
1とへ、通信網246を経由してアクセスし、該認識結
果からメディア変換結果を求める。該メディア変換サー
バ262は、情報処理端末Bへ通信網246を経由して
送信する。受信者側においては、情報処理端末Bが受信
器255により該メディア変換結果を受信し、出力装置
257により出力する。以上の動作により、送信者の手
書き文字をその送信者に適した文字認識を行ない、その
結果を音声情報に変換し、送信者の音声に似た音声で受
信者の情報処理端末の出力装置に出力することが可能と
なる。
【0104】図24は本願第2の発明のパーソナル通信
サービス装置に適用された第4の構成の実施例に係わる
メディア変換システムの概略を示すブロック図である。
本実施例のメディア変換システムは、物理情報認識サー
バ271と、共通情報データベース272と、物理情報
の認識結果を、該結果を受信する受信者がより理解しや
すい情報に変換するメディア変換サーバ273と、少く
とも一つ以上の、各利用者が所持している情報処理端末
274と、情報を伝送する通信網275とを含んで構成
されている。また、情報処理端末274は、図25のブ
ロック図に示すように、各利用者ごとの語彙情報281
を蓄積してある個人情報データベース282と、送信器
283と、受信器284と、入力装置285と、出力装
置286とを含んで構成されている。
【0105】次に、以上のように構成されたメディア変
換システムの動作について説明する。ここでは、送信者
は情報処理端末Aから、受信者の情報処理端末Bに情報
を送信する場合の動作について説明する。送信者は、情
報処理端末Aの入力装置285により物理情報を入力
し、送信器283により通信網275を経て物理情報認
識サーバ271に送信する。該物理情報認識サーバは、
共通情報データベース272と、情報処理端末A内の個
人情報データベース282の語彙情報281とから、通
信網275を経由して物理情報の認識に必要な情報を受
信し、物理情報の認識を行なう。物理情報認識サーバ2
71は、認識結果を通信網275を経て、メディア変換
サーバ273へ送信する。メディア変換サーバ273
は、受信者の情報処理端末B274内の個人情報データ
ベース282の語彙情報281を、通信網275を経由
して利用して、該認識結果を、受信者がより理解しやす
い情報に変換を行ない、メディア変換結果を求める。該
メディア変換サーバ273は、情報処理端末Bへ通信網
275を経由して該メディア変換結果を送信する。受信
者側においては、情報処理端末Bが受信器284により
該メディア変換結果を受信し、出力装置286により出
力する。以上の動作により、送信者の送信する物理情報
を、受信者がより理解しやすい情報に変換して、情報処
理端末の出力装置に出力することが可能となる。
【0106】
【発明の効果】以上に説明した様に、本発明によれば発
着信する呼の接続制御やメディア変換、情報認識などの
高度付加機能の柔軟な設定がパーソナル通信サービス利
用者主体に行うことができる。
【0107】また、本発明の認識システムにより、各利
用者に適した認識システムの構築が可能となる。また、
本発明のメディア変換システムにより、物理情報の出力
側の利用者にとって、違和感のない物理情報を出力する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1の発明の第1の構成の実施例を示す図
である。
【図2】パーソナル通信サービス装置と様々な通信網と
の接続形態の一例を示す図である。
【図3】本願第1の発明の第1の構成においてスケジュ
ールデータに基づく接続制御を行う一例を示す図であ
る。
【図4】本願第1の発明の第1の構成において同じメデ
ィア情報が扱えない端末どうしでの通信を行う一例を示
す図である。
【図5】本願第1の発明の第1の構成において情報認識
手段を利用した通信を行う一例を示す図である。
【図6】プロトコル変換手段の実施例を示す図である。
【図7】接続制御手段の実施例を示す図である。
【図8】本願第1の発明の第2の構成の実施例を示す図
である。
【図9】本願第1の発明の第3の構成の実施例を示す図
である。
【図10】本願第1の発明の第4の構成の実施例を示す
図である。
【図11】本願第1の発明の第5の構成の実施例を示す
図である。
【図12】状態情報と接続性情報との対応の例を表とし
た図である。
【図13】本願第1の発明の第6の構成の実施例を示す
図である。
【図14】本願第1の発明の第7の構成の実施例を示す
図である。
【図15】本願第1の発明の第8の構成の実施例を示す
図である。
【図16】本願第1の発明の第9の構成の実施例を示す
図である。
【図17】本願第2の発明の第1の構成の第1実施例を
示す図である。
【図18】本願第2の発明の第1の構成の第2実施例を
示す図である。
【図19】本願第2の発明の第2の構成の実施例を示す
図である。
【図20】本願第2の発明の第3の構成の実施例を示す
図である。
【図21】本願第2の発明の第5の構成の実施例を示す
図である。
【図22】情報処理端末の実施例を示す図である。
【図23】本願第2の発明の第6の構成の実施例を示す
図である。
【図24】本願第2の発明の第4の構成の実施例を示す
図である。
【図25】情報処理端末の実施例を示す図である。
【図26】従来のパーソナル通信サービス装置の構成の
一例を示す図である。
【図27】従来における同じメディアの情報を扱えない
端末どうしで通信を行う場合の一例を示す図である。
【図28】従来の留守番電話装置の構成の一例を示す図
である。
【図29】従来の自動電話方式の構成の一例を示す図で
ある。
【図30】従来の音声メッセージの蓄積および再生装置
の構成の一例を示す図である。
【図31】従来の認識システムの構成の一例を示す図で
ある。
【図32】従来の認識システムの構成の他の一例を示す
図である。
【符号の説明】
1 通信手段 2 情報認識手段 3 プロトコル変換手段 4 接続性情報記憶手段 5 識別子変換手段 6 通信選択手段 7 メディア変換手段 8 接続手順記憶手段 9 接続制御手段 10 電子手帳 201 物理情報認識サーバ 202 共通情報データベース 203 情報処理端末 204 通信網 205 個人情報データベース 206 送信器 207 入力装置 1000〜9000 パーソナル通信サービス装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 岳文 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式 会社東芝 研究開発センター内 (72)発明者 芹澤 睦 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式 会社東芝 研究開発センター内 (56)参考文献 特開 平2−222356(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/00 H04M 3/16 - 3/20 H04M 3/38 - 3/58 H04M 7/00 - 7/16 H04M 11/00 - 11/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信サービス利用者に対して呼の転送サ
    ービスを提供するパーソナル通信サービスにおいて、 複数の通信網に接続して通信を行う複数の通信手段と、 入力される情報の構造情報ないし意味情報を認識する情
    報認識手段と、 前記複数の通信手段が接続される前記複数の通信網相互
    間の通信プロトコルの変換を行うプロトコル変換手段
    と、 前記パーソナル通信サービス利用者の持つ少なくとも1
    つ以上の端末と前記複数の通信網との現在接続可能か否
    かを示す状態情報を含む接続性情報を記憶する接続性情
    報記憶手段と、 前記パーソナル通信サービス利用者の個人識別子と前記
    複数の通信網での各々の前記パーソナル通信サービス利
    用者の加入者識別子との対応付けを行う識別子変換手段
    と、 前記パーソナル通信サービス利用者との通信を行う通信
    手段を選択する通信選択手段と、 入力される情報のメディアを変換するメディア変換手段
    と、 前記パーソナル通信サービス利用者毎の接続手順を記憶
    する接続手順記憶手段と、 前記接続手順に従って通信接続を行う接続制御手段と、 を具備することを特徴としたパーソナル通信サービス装
    置。
  2. 【請求項2】 前記入力される情報、あるいは前記情報
    認識手段により認識された前記入力される情報の構造情
    報ないし意味情報を蓄積する情報蓄積手段と、 前記パーソナル通信サービス利用者と通信を行う際に、
    前記情報蓄積手段を介しての情報転送を行うかどうかを
    選択するサービス選択手段と、 をさらに具備することを特徴とした請求項1記載のパー
    ソナル通信サービス装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の通信網の各々の通信処理に係
    わる資源の使用状況を調査し記憶する通信処理資源管理
    手段と、 前記複数の通信網内にある複数の情報処理装置の各々の
    情報処理に係わる資源の使用状況を調査し記憶する情報
    処理資源管理手段と、 前記通信処理資源管理手段と前記情報処理資源管理手段
    の間で通信を行う通信手段と、 をさらに具備することを特徴とした請求項1記載のパー
    ソナル通信サービス装置。
  4. 【請求項4】 前記パーソナル通信サービス利用者の持
    つ少なくとも1つ以上の端末の接続性情報に応じて最初
    に接続を試みる端末およびメディアを選択する端末メデ
    ィア選択手段をさらに具備することを特徴とした請求項
    1記載のパーソナル通信サービス装置。
  5. 【請求項5】 前記パーソナル通信サービス利用者の要
    求する、接続の即時性、接続および通信に係わるコス
    ト、情報の透過性の中の1つまたはその組み合わせをサ
    ービス要求条件として記憶するサービス要求条件記憶手
    段をさらに具備することを特徴とした請求項1記載のパ
    ーソナル通信サービス装置。
  6. 【請求項6】 前記入力される情報、前記情報認識手段
    により認識された前記入力される情報の構造情報ないし
    意味情報を蓄積する情報蓄積手段と、 前記情報蓄積手段に蓄積された情報の中から、前記パー
    ソナル通信サービス利用者が指定する一部の領域または
    特定のキーワードを含む一部の領域の情報を取り出す情
    報抽出手段をさらに具備することを特徴とした請求項
    1記載のパーソナル通信サービス装置。
JP19240294A 1994-08-16 1994-08-16 パーソナル通信サービス装置 Expired - Fee Related JP3388893B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19240294A JP3388893B2 (ja) 1994-08-16 1994-08-16 パーソナル通信サービス装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19240294A JP3388893B2 (ja) 1994-08-16 1994-08-16 パーソナル通信サービス装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0865390A JPH0865390A (ja) 1996-03-08
JP3388893B2 true JP3388893B2 (ja) 2003-03-24

Family

ID=16290724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19240294A Expired - Fee Related JP3388893B2 (ja) 1994-08-16 1994-08-16 パーソナル通信サービス装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3388893B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3866793B2 (ja) * 1996-05-21 2007-01-10 ヒューレット・パッカード・カンパニー ネットワークシステム
JP4220203B2 (ja) 2002-09-10 2009-02-04 ブラザー工業株式会社 電話端末
JP2004222009A (ja) 2003-01-16 2004-08-05 Nec Corp 異種網接続ゲートウェイおよび異種網間通信課金システム
JP6182935B2 (ja) * 2013-03-29 2017-08-23 株式会社リコー 通信管理システム、通信管理方法、プログラム、及び通信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0865390A (ja) 1996-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6643291B1 (en) Multimedia information communication system
JP3695563B2 (ja) データ網通信通話の処理方法およびデータ網通信通話処理用ネットワークノード
JP4944415B2 (ja) コミュニケーションシステム、プレゼンスサーバ及びそれらに用いるコミュニケーション方法
US20050089040A1 (en) Method for providing service of multimedia mail box to support user mobility
US6724869B2 (en) Multimodal telephone numbers
JP2001186240A (ja) 通話者情報表示方式及び記録媒体
JP2001078271A (ja) 移動通信網での発信者情報提供装置及び発信者情報伝送方法
JPH10336325A (ja) ネットワーク独立型通信システム
WO2003030471A1 (en) Packetized voice messaging
US20090041213A1 (en) System and method for transferring voice messages
JP3776537B2 (ja) 計算機網から電話への着信方法,接続装置,発信装置および電話端末
US20030140145A1 (en) Communication system and method therein
CN101110786B (zh) 一种基于软交换网络实现的统一消息系统
JP3388893B2 (ja) パーソナル通信サービス装置
US20020128003A1 (en) Telecommunication gateway between a private network and mobile network
JP2008085901A (ja) 電話交換システム及びこの電話交換システムで使用されるサービス提供方法
KR100710138B1 (ko) 유무선 통신망에서의 통화 내용 처리 시스템 및 처리 방법
JP2001186262A (ja) 留守番サービス機能を備えた移動通信システムとその網側装置
JP3737627B2 (ja) 音声サービス機能を備えた通信システム
JP3539319B2 (ja) インターネット電話装置
KR101065672B1 (ko) 멀티미디어 자동응답 시스템
US6631180B1 (en) System and method for transferring a message responding to an answer phone through a packet network
KR100275474B1 (ko) 디지털 이동통신망에서의 음성 페이징 서비스 방법
JP3365035B2 (ja) 留守番電話装置
KR100710137B1 (ko) 무선 인터넷을 이용한 통화 내용 전송 방법

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080117

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090117

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100117

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees