JP6182935B2 - 通信管理システム、通信管理方法、プログラム、及び通信システム - Google Patents
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Description
前記第1の通信方式を利用して通信データを送受信する第1の通信端末から、前記第1の通信方式を利用して通信データを送受信する他の通信端末と前記第1の通信端末との間で通信セッションを開始するための第1の開始要求情報を受信可能であり、また、前記第1の通信端末から、当該第1の通信端末と前記第2の通信方式を利用して通信データを送受信する第2の通信端末との間で該第2の通信端末と通信セッションを確立する他の通信管理システムを介することによって通信セッションを開始するための第2の開始要求情報を受信可能な受信手段と、
前記受信手段によって前記第1の開始要求情報が受信された場合には、前記中継装置へ、当該中継装置が前記変換システムを介さずに前記第1の通信端末と前記他の通信端末との間で通信セッションを確立するための要求を送信し、前記受信手段によって前記第2の開始要求情報が受信された場合には、前記中継装置へ、当該中継装置が前記第1の通信端末との間で通信セッションを確立する一方で、前記中継装置が前記他の通信管理システムとの間で前記変換システムを介して通信セッションを確立するための要求を送信する第1の送信手段と、
を有することを特徴とする通信管理システムである。
まず、図1乃至図26を用いて、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る通話システムの概略図である。図1に示されているように、通話システム1は、複数の通話端末(10aa,10ab,…)、各通話端末(10aa,10ab,…)用のディスプレイ(120aa,120ab,…)、複数の中継装置(30a,30b,30c)、専用通話管理システム50、変換システム80、非専用通話管理システム90a、及び非専用通話管理システム90bによって構築されている。この通話システム1によって、通話データの一例としての画像データ及び音データの通信が行われることで、遠隔地間のテレビ会議等を実現することができる。なお、複数のルータ(70a,70b,70c,70d,70ab,70cd)は、通話データの最適な経路の選択を行う。
次に、本実施形態のハードウェア構成を説明する。図6は、本実施形態に係る通話端末の外観図である。図6に示されているように、端末10は、筐体1100、アーム1200、及びカメラハウジング1300を備えている。このうち、筐体1100の前側壁面1110には、複数の吸気孔によって形成された不図示の吸気面が設けられており、筐体1100の後側壁面1120には、複数の排気孔が形成された排気面1121が設けられている。これにより、筐体1100に内蔵された冷却ファンの駆動によって、不図示の吸気面を介して端末10の後方の外気を取り込み、排気面1121を介して端末10の後方へ排気することができる。筐体1100の右側壁面1130には、収音用孔1131が形成され、後述する内蔵型のマイク114によって音声、物音、雑音等の音が収音可能となっている。
次に、本実施形態の機能構成について説明する。図9は、本実施形態の通話システム1の一部を構成する端末10、中継装置30、専用管理システム50、変換システム80、及び非専用管理システム90の機能ブロック図である。図9では、端末10、中継装置30、専用管理システム50、変換システム80、及び非専用管理システム90が、通信ネットワーク2を介してデータ通信することができるように接続されている。
端末10は、送受信部11、操作入力受付部12、ログイン要求部13、撮像部14、音入力部15a、音出力部15b、表示制御部16、遅延検出部17、及び記憶・読出処理部19を有している。これら各部は、図7に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ104からRAM103上に展開された端末10用のプログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、端末10は、図7に示されているRAM103、及び図7に示されているフラッシュメモリ104によって構築される記憶部1000を有している。
次に、図7及び図9を用いて、端末10の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、端末10の各機能構成を説明するにあたって、図7に示されている各構成要素のうち、端末10の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
中継装置30は、送受信部31、状態検知部32、データ品質確認部33、変更品質管理部34、データ品質変更部35、及び記憶・読出処理部39を有している。これら各部は、図8に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された中継装置30用のプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、中継装置30は、図8に示されているRAM203、及び/又は図8に示されているHD204によって構築される記憶部3000を有している。
図10は、変更品質管理テーブルを示す概念図である。記憶部3000には、図10に示されているような変更品質管理テーブルによって構成されている変更品質管理DB(Data Base)3001が構築される。変更品質管理テーブルでは、画像データの中継先(宛先)としての端末10のIPアドレス、及びこの中継先に中継装置30が中継する画像データの画質が関連付けられて管理される。
次に、中継装置30の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、中継装置30の各機能構成を説明するにあたって、図8に示されている各構成要素のうち、中継装置30の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
専用管理システム50は、送受信部51、端末認証部52、状態管理部53、抽出部54、判断部55、セッション管理部56、品質決定部57、遅延時間管理部58、及び記憶・読出処理部59を有している。これら各部は、図8に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された専用管理システム50用のプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、専用管理システム50は、図8に示されているHD204により構築される記憶部5000を有している。
図11は、中継装置管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図11に示されているような中継装置管理テーブルによって構成されている中継装置管理DB5001が構築されている。この中継装置管理テーブルでは、各中継装置30の中継装置ID毎に、各中継装置30の稼動状態、稼動状態が示される状態情報が専用管理システム50で受信された受信日時、中継装置30のIPアドレス、及び中継装置30における最大データ通話速度(Mbps)が関連付けられて管理される。例えば、図11に示されている中継装置管理テーブルにおいて、中継装置IDが「111a」の中継装置30aは、稼動状態が「オンライン」で、専用管理システム50で状態情報が受信された日時が「2011年11月10日の13時00分」で、この中継装置30aのIPアドレスが「1.2.1.2」で、この中継装置30aにおける最大データ通話速度が100Mbpsであることが示されている。
図12は、端末情報管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図12に示されているような端末情報管理テーブルによって構成されている端末情報管理DB5002が構築されている。この端末情報管理テーブルでは、専用管理システム50によって管理される全ての端末10の各端末IDに対して、認証用のパスワード、端末10のモデル番号、端末10のシリアル番号、端末10の通信方式が関連付けられて管理される。例えば、図12に示されている端末情報管理テーブルにおいて、端末10aaの端末IDは「01aa」で、パスワードは「aaaa」、モデル番号は「9001」、シリアル番号は「2001」、及び通信方式は「専用」であることが示されている。
図13は、端末状態管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図13に示されているような端末状態管理テーブルによって構成されている端末状態管理DB5003が構築されている。この端末状態管理テーブルでは、各端末10の端末ID毎に、各端末10を宛先とした場合の端末名、各端末10の稼動状態、後述のログイン要求情報が専用管理システム50で受信された受信日時、及び端末10のIPアドレスが関連付けられて管理される。例えば、図13に示されている端末状態管理テーブルにおいて、端末IDが「01aa」の端末10aaは、端末名が「日本 東京事業所 AA端末」で、稼動状態が「オンライン(通話可能)」で、専用管理システム50でログイン要求情報が受信された日時が「2011年11月10日の13時40分」で、この端末10aaのIPアドレスが「1.2.1.3」であることが示されている。
図14は、宛先リスト管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図14に示されているような宛先リスト管理テーブルによって構成されている宛先リスト管理DB5004が構築されている。この宛先リスト管理テーブルでは、通話の開始を要求する要求元端末の端末IDに対して、宛先端末の候補として登録されている宛先端末の端末IDが全て関連付けられて管理される。例えば、図14に示されている宛先リスト管理テーブルにおいて、端末IDが「01aa」である要求元端末(端末10aa)から通話の開始を要求することができる宛先端末の候補は、端末IDが「01ab」の端末10ab、端末IDが「01ba」の端末10ba、及び端末IDが「01bb」の端末10bb等であることが示されている。この宛先端末の候補は、任意の要求元端末から専用管理システム50に対する追加又は削除の要請により、追加又は削除されることで更新される。なお、端末状態管理テーブル(図13参照)では、専用端末A以外の端末10のIPアドレスは管理対象外であったが、宛先リスト管理テーブル(図14参照)では、専用端末A以外の端末10の端末IDは管理対象になっている。
図15は、セッション管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図15に示されているようなセッション管理テーブルによって構成されているセッション管理DB5005が構築されている。このセッション管理テーブルでは、画像データ及び音データの中継に使用される中継装置30の中継装置ID、要求元端末の端末ID、宛先端末の端末ID、宛先端末において画像データが受信される際の受信の遅延時間(ms)、及びこの遅延時間を示す遅延時間情報を宛先端末から送られて来て専用管理システム50で受信された受信日時が関連付けられて管理される。例えば、図15に示されているセッション管理テーブルにおいて、中継装置30a(中継装置ID「111a」)は、端末IDが「01aa」の要求元端末(端末10aa)と、端末IDが「01ca」の宛先端末(端末10ca)との間で、画像データ及び音データを中継しており、宛先端末(端末10ca)において「2011年11月10日の14時00分」時点における画像データの遅延時間が200(ms)であることが示されている。なお、2つの端末10の間で通話を行う場合には、上記宛先端末ではなく要求元端末から送信されてきた遅延時間情報に基づいて、遅延時間情報の受信日時を管理してもよい。但し、3つ以上の端末10の間で通話を行う場合には、画像データ及び音データの受信側の端末10から送信されてきた遅延時間情報に基づいて、遅延時間情報の受信日時を管理する。
図16は、変換管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図16に示されているような変換管理テーブルによって構成されている変換管理DB5006が構築されている。この変換管理テーブルでは、非専用端末(非専用1及び非専用2の端末を含む)の端末ID、変換システム80のIPアドレス、及び非専用管理システムのホスト名が関連付けて管理されている。
図17は、品質管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図17に示されているような品質管理テーブルによって構成されている品質管理DB5007が構築されている。この品質管理テーブルでは、要求元端末又は宛先端末における画像データの遅延時間(ms)が長い程、中継装置30で中継させる画像データの画質を下げるように、画像データの遅延時間を示す遅延時間情報と画像データの画質(画像の品質)を示す画質情報とが関連付けられて管理される。
次に、専用管理システム50の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、専用管理システム50の各機能構成を説明するにあたって、図8に示されている各構成要素のうち、専用管理システム50の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
変換システム80は、送受信部81、通信方式変換部82、及び記憶・読出処理部89を有している。これら各部は、図8に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された変換システム80用のプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、変換システム80は、図8に示されているRAM203、及び/又は図8に示されているHD204によって構築される記憶部8000を有している。この記憶部8000には、通信データを変換するために利用される変換規則データが記憶されている。
次に、図8及び図9を用いて、変換システム80の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、変換システム80の各機能構成を説明するにあたって、図8に示されている各構成要素のうち、変換システム80の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
非専用管理システム90は、送受信部91、記憶・読出処理部99を有している。これら各部は、図8に示されている各構成要素のいずれかが、HD204からRAM203上に展開された非専用管理システム90用のプログラムに従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能又は手段である。また、非専用管理システム90は、図8に示されているRAM203、及び/又は図8に示されているHD204によって構築される記憶部9000を有している。
図18(a)は、宛先情報管理テーブルaを示す概念図であり、図18(b)は、宛先情報管理テーブルbを示す概念図である。図18(a)は、上記SIP用の非専用通話管理システム90aに構築されているテーブルを示し、図18(b)は、上記H323用の非専用通話管理システム90bに構築されているテーブルを示している。記憶部9000には、図18(a)に示されているような宛先情報管理テーブルa又は図18(b)に示されているような宛先情報管理テーブルbによって構成されている宛先情報管理DB9001が構築されている。これらの宛先情報管理テーブル(a,b)では、非専用端末Dの端末ID毎に、各非専用端末Dの宛先情報(ここでは、IPアドレス)、及び各宛先情報が非専用管理システム90に登録された登録日時が関連付けて管理されている。
次に、図8及び図9を用いて、非専用管理システム90の各機能構成について詳細に説明する。なお、以下では、非専用管理システム90の各機能構成を説明するにあたって、図8に示されている各構成要素のうち、非専用管理システム90の各機能構成を実現させるための主な構成要素との関係も説明する。
次に、図19乃至図23を用いて、2つの専用端末Aの間で通話を行う第1の通信パターンについて説明する。具体的には、専用端末Aとしての端末10aaと、専用端末Aとしての端末10caとの間で、通話を行う場合について説明する。なお、図19は、端末間で通話を開始する準備段階の処理を示すシーケンス図である。また、図19では、全て図2に示されている管理用の通信セッションseiによって、各種管理情報が送受信される。
以上説明したように本実施形態によれば、専用管理システム50から中継装置30aへ送信されるセッション初期化要求情報には、要求元端末(専用端末A)のIPアドレス、変換システム80のIPアドレス、宛先端末(非専用端末D)の端末ID、及び非専用管理システム90のホスト名が含まれている。これにより、中継装置30は、要求元端末のIPアドレスに対してセッション開始指示情報を送信し、変換システム80のIPアドレスに基づいて、変換システム80に、宛先端末(非専用端末D)の端末ID、及び非専用管理システム90aのホスト名を含んだセッション開始指示情報を送信することができる。更に、変換システム80は、非専用管理システム90のホスト名に基づいて、非専用管理システム90に、宛先端末(非専用端末D)の端末IDを含んだセッション開始指示情報を送信することができる。更にまた、非専用管理システム90は、宛先端末(非専用端末D)の端末IDに対応する宛先端末(非専用端末D)のIPアドレスに基づいて、宛先端末(非専用端末D)に、変換システム80のIPアドレスを含んだセッション開始指示情報を送信することができる。また、非専用管理システム90は、変換システム80に、宛先端末(非専用端末D)のIPアドレスを含んだセッション開始指示情報を送信することができる。
次に、図27乃至図29を用いて、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、上記第1の実施形態では、要求元端末(専用端末A)側で、非専用管理システム90のホスト名を入手していなかった場合について説明したが、本実施形態では、非専用管理システム90のホスト名を入手している場合について説明する。また、以下では、上記第1の実施形態におけるテーブル(図16参照)及び処理(図20)と異なるテーブル(図27参照)及び処理(図28、図29)のみを説明する。
図27は、本実施形態の変換管理テーブルを示す概念図である。記憶部5000には、図16に示されているような変換管理テーブルに代わって、図27に示されているような変換管理テーブルが構成されている。本実施形態の変換管理テーブルは、図16に示されている変換管理テーブルのうち、「非専用管理システムのホスト名」のフィールドが省略されている点以外は同じ構成である。
次に、図28及び図29を用いて、本実施形態の専用管理システム50´が通信方式を判断する処理について説明する。なお、図28は、第2の実施形態に係る通話の開始要求を示すシーケンス図である。図29は、第2の実施形態に係る通信方式の判断を示すフローチャートである。
以上説明したように、本実施形態によれば、上記第1の実施形態の効果に加えて、専用管理システム50´は、非専用管理システム90のホスト名を管理する必要がないため、新たな非専用管理システム90が導入された場合であっても、非専用管理システム90の管理者は、図27に示されている変換管理テーブルを更新する手間を省くことができるという効果を奏する。
上記では、第1の通信端末の一例として要求元端末又は専用端末Aを説明し、第2の通信端末の一例として宛先端末又は非専用端末Dを説明したが、これに限るものではなく、第1の通信端末の一例として宛先端末又は非専用端末Dとし、第2の通信端末の一例として要求元端末又は専用端末Aとしてもよい。
10 通話端末(通信端末の一例)
11 送受信部
30 中継装置
50 専用通話管理システム(通信管理システムの一例)
51 送受信部(送信手段の一例、受信手段の一例)
54 抽出部(抽出手段の一例)
55 判断部(判断手段の一例)
80 変換システム
81 送受信部
82 通信方式変換部(変換手段の一例)
90 非専用通話管理システム(他の通信管理システムの一例)
90´ 非専用通話管理システム(他の通信管理システムの一例)
1000 記憶部
3000 記憶部
3001 変更品質管理DB
5000 記憶部(記憶手段の一例)
5001 中継装置管理DB
5002 端末情報管理DB(端末情報管理手段の一例)
5003 端末状態管理DB(端末状態管理手段の一例)
5004 宛先リスト管理DB
5005 セッション管理DB
5006 変換管理DB(変換管理手段の一例)
5007 品質管理DB
8000 記憶部
9000 記憶部
9001 宛先情報管理DB(宛先情報管理手段の一例)
Claims (21)
- 第1の通信方式と当該第1の通信方式とは異なる第2の通信方式との間で通信データを相互変換する変換システムと通信ネットワークを介して接続される中継装置であり前記第1の通信方式を利用して通信データを中継する前記中継装置と通信可能である、通信管理システムであって、
前記第1の通信方式を利用して通信データを送受信する第1の通信端末から、前記第1の通信方式を利用して通信データを送受信する他の通信端末と前記第1の通信端末との間で通信セッションを開始するための第1の開始要求情報を受信可能であり、また、前記第1の通信端末から、当該第1の通信端末と前記第2の通信方式を利用して通信データを送受信する第2の通信端末との間で該第2の通信端末と通信セッションを確立する他の通信管理システムを介することによって通信セッションを開始するための第2の開始要求情報を受信可能な受信手段と、
前記受信手段によって前記第1の開始要求情報が受信された場合には、前記中継装置へ、当該中継装置が前記変換システムを介さずに前記第1の通信端末と前記他の通信端末との間で通信セッションを確立するための要求を送信し、前記受信手段によって前記第2の開始要求情報が受信された場合には、前記中継装置へ、当該中継装置が前記第1の通信端末との間で通信セッションを確立する一方で、前記中継装置が前記他の通信管理システムとの間で前記変換システムを介して通信セッションを確立するための要求を送信する第1の送信手段と、
を有することを特徴とする通信管理システム。 - 前記通信管理システムは、
前記第1の通信端末の宛先を示す宛先情報と、前記変換システムの宛先を示す宛先情報と、前記第2の通信端末を識別するための端末識別情報と、を記憶する記憶手段を有し、
前記他の通信管理システムは、
前記端末識別情報と、当該端末識別情報で示される前記第2の通信端末の宛先を示す宛先情報とを関連付けて管理する管理手段と、
前記変換システムから、前記第2の通信端末の端末識別情報及び前記変換システムの宛先情報を受信する受信手段と、
前記管理手段において前記受信された端末識別情報に関連付けて管理されている前記第2の通信端末の宛先情報に基づき、当該第2の通信端末に前記受信された前記変換システムの宛先情報を送信する第2の送信手段と、を有し、
前記第2の送信手段は、前記受信された前記変換システムの宛先情報に基づき、当該変換システムに、前記管理手段において前記受信された端末識別情報に関連付けて管理されている前記第2の通信端末の宛先情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の通信管理システム。 - 前記通信方式は、前記通信の宛先と接続又は切断をするための呼制御方式と、前記通信
データをIPパケット化するための符号化方式とで示され、
前記第1の通信方式と前記第2の通信方式とは、前記呼制御方式と前記符号化方式のうち少なくとも一方が異なることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信管理システム。 - 前記第1の通信方式に含まれる符号化方式はH.264/SVCの映像符号化標準規格に準拠しており、前記第2の通信方式に含まれる符号化方式はH.264/AVCの映像符号化標準規格に準拠していることを特徴とする請求項3に記載の通信管理システム。
- 前記第1の送信手段は、前記通信管理システムが有する前記受信手段によって前記第2の開始要求情報が受信された場合には、前記中継装置へ、当該中継装置が前記第1の通信端末との間で通信セッションを確立する一方で、前記他の通信管理システムのホスト名の情報に基づいて前記中継装置が該他の通信管理システムとの間で前記変換システムを介して通信セッションを確立するための要求を送信することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信管理システム。
- 前記第2の開始要求情報は、前記第1の通信端末において入力された前記他の通信管理システムのホスト名の情報を含むことを特徴とする請求項5に記載の通信管理システム。
- 前記通信管理システムは前記他の通信管理システムのホスト名の情報を記憶することを特徴とする請求項5に記載の通信管理システム。
- 前記第2の開始要求情報は、前記第2の通信端末が利用する前記第2の通信方式の情報を含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の通信管理システム。
- 前記通信管理システムは、前記第1の通信端末が通信を開始する宛先に対応する通信端末で利用される通信方式が所定の通信方式であるかを判断する判断手段を有し、
前記判断手段は、前記第2の開始要求情報に含まれる前記第2の通信方式の情報に基づいて前記第2に通信端末で利用される前記第2の通信方式が前記第1の通信方式と同じであるかを判断し、
前記判断手段によって同じでないと判断された場合には、前記第1の送信手段は、前記中継装置へ、当該中継装置が前記第1の通信端末との間で通信セッションを確立し、更に、前記他の通信管理システムのホスト名の情報に基づいて前記中継装置が該他の通信管理システムとの間で前記変換システムを介して通信セッションを確立するための要求を送信することを特徴とする請求項8に記載の通信管理システム。 - 前記通信管理システムは、
前記第1の通信端末が通信を開始する宛先に対応する通信端末で利用される通信方式が所定の通信方式であるかを判断する判断手段と、
前記通信端末の識別情報毎に、当該通信端末で利用される前記通信方式を示す通信方式情報を管理する端末情報管理手段と、
を有し、
前記通信管理システムが有する前記受信手段によって、前記第2の開始要求情報と共に前記第1の通信端末を識別するための第1の識別情報及び前記第2の通信端末を識別するための前記第2の識別情報を受信した場合には、前記判断手段は、前記端末情報管理手段において前記第2の識別情報に対応する通信方式情報で示される通信方式が、前記端末情報管理手段において前記第1の識別情報に対応する通信方式情報で示される通信方式と同じであるかを判断し、
前記判断手段によって前記通信方式が同じでないと判断された場合には、前記第1の送信手段は、前記中継装置へ、当該中継装置が前記第1の通信端末との間で通信セッションを確立し、更に、前記他の通信管理システムのホスト名の情報に基づいて前記中継装置が該他の通信管理システムとの間で前記変換システムを介して通信セッションを確立するための要求を送信することを特徴とする請求項5に記載の通信管理システム。 - 前記第2の通信方式によって示される呼制御方式は、SIP又はH.323のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の通信管理システム。
- 前記通信管理システム、前記他の通信管理システム及び前記変換システムは、それぞれ1以上のコンピュータによって構築されることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の通信管理システム。
- 第1の通信方式と当該第1の通信方式とは異なる第2の通信方式との間で通信データを相互変換する変換システムと通信ネットワークを介して接続される中継装置であり前記第1の通信方式を利用して通信データを中継する前記中継装置と通信可能である、通信管理システムが実行する通信管理方法であって、
前記通信管理システムは、
前記第1の通信方式を利用して通信データを送受信する第1の通信端末から、前記第1の通信方式を利用して通信データを送受信する他の通信端末と前記第1の通信端末との間で通信セッションを開始するための第1の開始要求情報を受信し、又は前記第1の通信端末から、当該第1の通信端末と前記第2の通信方式を利用して通信データを送受信する第2の通信端末との間で該第2の通信端末と通信セッションを確立する他の通信管理システムを介することによって通信セッションを開始するための第2の開始要求情報を受信する受信ステップと、
前記受信ステップによって前記第1の開始要求情報が受信された場合には、前記中継装置へ、当該中継装置が前記変換システムを介さずに前記第1の通信端末と前記他の通信端末との間で通信セッションを確立するための要求を送信し、前記受信ステップによって前記第2の開始要求情報が受信された場合には、前記中継装置へ、当該中継装置が前記第1の通信端末との間で通信セッションを確立する一方で、前記中継装置が前記他の通信管理システムとの間で前記変換システムを介して通信セッションを確立するための要求を送信する送信ステップと、
を実行することを特徴とする通信管理方法。 - コンピュータに、請求項13に記載の方法を実行させることを特徴とするプログラム。
- 第1の通信方式と当該第1の通信方式とは異なる第2の通信方式との間で通信データを相互変換する変換システムと通信ネットワークを介して接続される中継装置であり前記第1の通信方式を利用して通信データを中継する前記中継装置と通信可能である通信管理システムと、前記第1の通信方式を利用して通信データを送受信する第1の通信端末とを含む通信システムであって、
前記第1の通信端末は、
前記第1の通信方式を利用して通信データを送受信する他の通信端末と前記第1の通信端末との間で通信セッションを開始するための第1の開始要求情報、又は、
前記第1の通信端末と前記第2の通信方式を利用して通信データを送受信する第2の通信端末との間で該第2の通信端末と通信セッションを確立する他の通信管理システムを介することによって通信セッションを開始するための第2の開始要求情報
を前記通信管理システムへ送信する送信手段を有し、
前記通信管理システムは、
前記第1の開始要求情報又は前記第2の開始要求情報を受信する受信手段を有し、
前記受信手段によって前記第1の開始要求情報が受信された場合には、前記中継装置に対して前記変換システムを介さずに前記第1の通信端末と前記他の通信端末との間で通信セッションを確立させ、
前記受信手段によって前記第2の開始要求情報が受信された場合には、前記中継装置に対して前記第1の通信端末との間で通信セッションを確立させる一方で、前記中継装置に対して前記他の通信管理システムとの間で前記変換システムを介して通信セッションを確立させること
を特徴とする通信システム。 - 前記通信方式は、前記通信の宛先と接続又は切断をするための呼制御方式と、前記通信データをIPパケット化するための符号化方式とで示され、
前記第1の通信方式と前記第2の通信方式とは、前記呼制御方式と前記符号化方式のうち少なくとも一方が異なることを特徴とする請求項15に記載の通信システム。 - 前記第1の通信方式に含まれる符号化方式はH.264/SVCの映像符号化標準規格に準拠しており、前記第2の通信方式に含まれる符号化方式はH.264/AVCの映像符号化標準規格に準拠していることを特徴とする請求項16に記載の通信システム。
- 前記第2の通信方式によって示される呼制御方式は、SIP又はH.323のいずれかであることを特徴とする請求項15乃至17のいずれか一項に記載の通信システム。
- 前記受信手段によって前記第2の開始要求情報が受信された場合には、前記中継装置に対して前記第1の通信端末との間で通信セッションを確立させる一方で、前記他の通信管理システムのホスト名の情報に基づいて前記中継装置が該他の通信管理システムとの間で前記変換システムを介して通信セッションを確立させることを特徴とする請求項15乃至18のいずれか一項に記載の通信システム。
- 前記第2の開始要求情報は、前記第1の通信端末において入力された前記他の通信管理システムのホスト名の情報を含むことを特徴とする請求項19に記載の通信システム。
- 前記通信管理システム、前記他の通信管理システム及び前記変換システムは、それぞれ1以上のコンピュータによって構築されることを特徴とする請求項15乃至20のいずれか一項に記載の通信システム。
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