JP3388398B2 - 可搬式シャーリング装置 - Google Patents
可搬式シャーリング装置Info
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- JP3388398B2 JP3388398B2 JP35635999A JP35635999A JP3388398B2 JP 3388398 B2 JP3388398 B2 JP 3388398B2 JP 35635999 A JP35635999 A JP 35635999A JP 35635999 A JP35635999 A JP 35635999A JP 3388398 B2 JP3388398 B2 JP 3388398B2
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- blade
- shearing device
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,切断精度の高い切
断が可能となり,かつ軽量化されて容易に移動できる可
搬式シャーリング装置に関するものである。
断が可能となり,かつ軽量化されて容易に移動できる可
搬式シャーリング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在使用されているシャーリング装置
は,大型機の分野で非常に発達し,機械に取付けられた
テレビの画面をボタン一つで寸法,切断,切断数量,厚
さへの対応等がコントロールされ,かつそれらが正確に
行われている。
は,大型機の分野で非常に発達し,機械に取付けられた
テレビの画面をボタン一つで寸法,切断,切断数量,厚
さへの対応等がコントロールされ,かつそれらが正確に
行われている。
【0003】しかしながら,小型機,すなわち,ハンド
シャーリングの分野ではその切り幅が狭く,厚さも市販
品では2.3mmまでの切断が限度で,それ以上の厚さ
の切断ができる機械は存在していない。これらの装置は
足踏み型か,卓上型,あるいは地上に置いて手動で切断
する固定型の機械であり,またメタルカッターと呼ばれ
る手持ちの電動式タイプのものであった。
シャーリングの分野ではその切り幅が狭く,厚さも市販
品では2.3mmまでの切断が限度で,それ以上の厚さ
の切断ができる機械は存在していない。これらの装置は
足踏み型か,卓上型,あるいは地上に置いて手動で切断
する固定型の機械であり,またメタルカッターと呼ばれ
る手持ちの電動式タイプのものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在,この種の小型化
されたシャーリング装置に対するニーズは,工業高校に
おけるロボットコンテスト等その課題研究のための工作
機械として,あるいは病院,リハビリテーションセンタ
ー等における各種矯正用具類を製作するための加工機械
として,また,その他自動車の修理工場,小規模な鉄工
所,精密機械工場で求められ,中小企業を始め広く研究
試作用に使用されている。中でも学校は安全の故に多用
され始めている。
されたシャーリング装置に対するニーズは,工業高校に
おけるロボットコンテスト等その課題研究のための工作
機械として,あるいは病院,リハビリテーションセンタ
ー等における各種矯正用具類を製作するための加工機械
として,また,その他自動車の修理工場,小規模な鉄工
所,精密機械工場で求められ,中小企業を始め広く研究
試作用に使用されている。中でも学校は安全の故に多用
され始めている。
【0005】一方,小型化されたシャーリング装置は,
その使用目的が細分化され,シャーリング機は必要であ
るがその設置場所がない,切断する材料が長過ぎて機械
まで持って入れない,使用頻度が少なく場所を固定する
と邪魔になる,切断加工品が小さいので限られた部屋の
中で使用したい,あるいは廊下等の通路で使用したいと
いった様々な要求や問題点が指摘されている。
その使用目的が細分化され,シャーリング機は必要であ
るがその設置場所がない,切断する材料が長過ぎて機械
まで持って入れない,使用頻度が少なく場所を固定する
と邪魔になる,切断加工品が小さいので限られた部屋の
中で使用したい,あるいは廊下等の通路で使用したいと
いった様々な要求や問題点が指摘されている。
【0006】また,回転砥石による電動切断機,レーザ
ー光線又は酸素による溶断のものもあるが切断の目的が
違うので対象にならない。
ー光線又は酸素による溶断のものもあるが切断の目的が
違うので対象にならない。
【0007】このため小型化のシャーリング装置におい
ては,装置全体が小型で軽量であって容易に移動できる
ことが求められ,そのためには上刃の両側に設けられた
垂直ボディを上下方向に安定してスライドさせて,上刃
と下刃の隙間,すなわち,クリアランスを厳密に押さえ
なければならない。
ては,装置全体が小型で軽量であって容易に移動できる
ことが求められ,そのためには上刃の両側に設けられた
垂直ボディを上下方向に安定してスライドさせて,上刃
と下刃の隙間,すなわち,クリアランスを厳密に押さえ
なければならない。
【0008】このようにしてクリアランスの拡大を防止
することにより,切り幅が広くかつ切断厚さが厚い金属
板の切断が可能となり,また切断する金属板の切断面で
身体が怪我することが防止される。
することにより,切り幅が広くかつ切断厚さが厚い金属
板の切断が可能となり,また切断する金属板の切断面で
身体が怪我することが防止される。
【0009】この発明は,上記に鑑みてなされたもの
で,上刃の両側に設けられた垂直ボディを上下方向に安
定してスライドさせて上刃と下刃とのクリアランスを厳
密に押さえた小型化されたシャーリング装置を提供する
ことを目的とするものである。
で,上刃の両側に設けられた垂直ボディを上下方向に安
定してスライドさせて上刃と下刃とのクリアランスを厳
密に押さえた小型化されたシャーリング装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に本発明に係わる可搬式シャーリング装置は,その上端
面側に下刃を設けたボディ本体と,前記下刃と相対向し
て右上りに間隔を有して上刃をその上端に設け,かつそ
の下半部にX字型架台を設けて前記ボディ本体の裏面側
に上下方向にスライド可能に取り付けられる垂直ボディ
と,その上部にガイドキー(2)を固定し,またその連
結部を前記ボディ本体にスライド可能に固定し,その動
力としてX字型架台の交差部に取付けられている油圧ジ
ャッキとよりなり,前記油圧ジャッキをジャッキアップ
して油圧ジャッキのストローク部でX字型架台を押圧
し,垂直ボディを下方に摺動し同時的に上刃を引き下げ
て,ボディ本体に設けられている下刃とにより材料を挟
み込まれて切断されることを特徴とするものである。
に本発明に係わる可搬式シャーリング装置は,その上端
面側に下刃を設けたボディ本体と,前記下刃と相対向し
て右上りに間隔を有して上刃をその上端に設け,かつそ
の下半部にX字型架台を設けて前記ボディ本体の裏面側
に上下方向にスライド可能に取り付けられる垂直ボディ
と,その上部にガイドキー(2)を固定し,またその連
結部を前記ボディ本体にスライド可能に固定し,その動
力としてX字型架台の交差部に取付けられている油圧ジ
ャッキとよりなり,前記油圧ジャッキをジャッキアップ
して油圧ジャッキのストローク部でX字型架台を押圧
し,垂直ボディを下方に摺動し同時的に上刃を引き下げ
て,ボディ本体に設けられている下刃とにより材料を挟
み込まれて切断されることを特徴とするものである。
【0011】さらに,本発明に係わる可搬式シャーリン
グ装置は,前記垂直ボディの下端方に垂直シャフトを連
設してボディ本体の下端方に設けられるストロークベア
リング部を挿通してなることを特徴とするものである。
グ装置は,前記垂直ボディの下端方に垂直シャフトを連
設してボディ本体の下端方に設けられるストロークベア
リング部を挿通してなることを特徴とするものである。
【0012】さらに,本発明に係わる可搬式シャーリン
グ装置は,前記ボディ本体の上端側にスライドキーを設
け,下端のストロークベアリング部の間隔が長いことに
よりクリアランスの拡大を最小限に押さえ得たことを特
徴とするものである。
グ装置は,前記ボディ本体の上端側にスライドキーを設
け,下端のストロークベアリング部の間隔が長いことに
よりクリアランスの拡大を最小限に押さえ得たことを特
徴とするものである。
【0013】さらに,本発明に係わる可搬式シャーリン
グ装置は,前記ボディ本体の下端にキャスターを設けて
移動可能とすることを特徴とするものである。
グ装置は,前記ボディ本体の下端にキャスターを設けて
移動可能とすることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】上記のように構成される本発明に
係わる可搬式シャーリング装置によれば,ボディ本体に
下刃がしっかりと固定され,この下刃と相対向して右上
りに間隔を有する上刃は,ボディ本体の裏面側に上下方
向にスライド可能に取り付けられる垂直ボディに固定さ
れるとともにこの垂直ボディの下半部にはX字型架台が
取り付けられ,油圧ジャツキはその連結部を有するボデ
ィ本体に,また油圧ジャッキの基礎部がX字型架台の交
差部に取り付けられて,油圧ジャツキをジャツキアップ
することによりX字型架台を押圧して垂直ボディを下方
に摺動して垂直ボディの上部に固定されている上刃を同
時的に引き下げてボディ本体に設けられている下刃とに
より材料を切断してなることにより,油圧ジャッキの圧
力がX字型架台に左右平均に分散されて垂直ボディに伝
わり,垂直ボディの上下方向への摺動が滑らかに行われ
る。
係わる可搬式シャーリング装置によれば,ボディ本体に
下刃がしっかりと固定され,この下刃と相対向して右上
りに間隔を有する上刃は,ボディ本体の裏面側に上下方
向にスライド可能に取り付けられる垂直ボディに固定さ
れるとともにこの垂直ボディの下半部にはX字型架台が
取り付けられ,油圧ジャツキはその連結部を有するボデ
ィ本体に,また油圧ジャッキの基礎部がX字型架台の交
差部に取り付けられて,油圧ジャツキをジャツキアップ
することによりX字型架台を押圧して垂直ボディを下方
に摺動して垂直ボディの上部に固定されている上刃を同
時的に引き下げてボディ本体に設けられている下刃とに
より材料を切断してなることにより,油圧ジャッキの圧
力がX字型架台に左右平均に分散されて垂直ボディに伝
わり,垂直ボディの上下方向への摺動が滑らかに行われ
る。
【0015】また,X字型架台で垂直ボディが補剛さ
れ,しかも,油圧ジャツキの圧力により垂直ボディには
引張応力として働き,切断する際垂直ボディに捩じれ等
の不本意の力が作用することがなく,垂直ボディ及びボ
ディ本体の材料が軽減されて装置全体が軽量化される。
れ,しかも,油圧ジャツキの圧力により垂直ボディには
引張応力として働き,切断する際垂直ボディに捩じれ等
の不本意の力が作用することがなく,垂直ボディ及びボ
ディ本体の材料が軽減されて装置全体が軽量化される。
【0016】さらに,垂直ボディはその下端方に垂直シ
ャフトを連設してボディ本体の下端方に設けられるスト
ロークベアリング部を挿通してなることにより,前後及
び左右方向の揺れを阻止して案内され,X字型架台によ
る左右方向の平均化と相俟って切断時における垂直ボデ
ィの下方向への摺動が円滑にかつ安定して行われ,上刃
と下刃とのクリアランスの拡大が防止されて,切断面に
よる怪我を防ぎ,安全にかつ容易に操作される。
ャフトを連設してボディ本体の下端方に設けられるスト
ロークベアリング部を挿通してなることにより,前後及
び左右方向の揺れを阻止して案内され,X字型架台によ
る左右方向の平均化と相俟って切断時における垂直ボデ
ィの下方向への摺動が円滑にかつ安定して行われ,上刃
と下刃とのクリアランスの拡大が防止されて,切断面に
よる怪我を防ぎ,安全にかつ容易に操作される。
【0017】さらに,垂直ボディは,その下端方に垂直
シャフトを連設してボディ本体の下端方に設けられるス
トロークベアリング部を挿通してなるとともにその上端
側にボディ本体が切断材の強圧に対抗して正確に下降す
るため,ボディガイドの上支点とストロークベアリング
部への挿通部分の下支点との間隔を長く形成されるた
め,垂直ボディのスライド精度を高めて上刃と下刃との
クリアランスの狂いが防止されるとともに切り幅が広く
かつ切断厚さが厚い金属板の切断が可能となる。
シャフトを連設してボディ本体の下端方に設けられるス
トロークベアリング部を挿通してなるとともにその上端
側にボディ本体が切断材の強圧に対抗して正確に下降す
るため,ボディガイドの上支点とストロークベアリング
部への挿通部分の下支点との間隔を長く形成されるた
め,垂直ボディのスライド精度を高めて上刃と下刃との
クリアランスの狂いが防止されるとともに切り幅が広く
かつ切断厚さが厚い金属板の切断が可能となる。
【0018】さらに,ボディ本体や垂直ボディを軽量化
するとともにボディ本体にはその下端にキャスターを設
けて移動可能とすることにより,使用場所が限定されず
またその保管が容易に行われる。
するとともにボディ本体にはその下端にキャスターを設
けて移動可能とすることにより,使用場所が限定されず
またその保管が容易に行われる。
【0019】以下,この発明に係わる可搬式シャーリン
グ装置につき,その実施の形態を添付図面に基づいて説
明する。
グ装置につき,その実施の形態を添付図面に基づいて説
明する。
【0020】この発明に係わる可搬式シャーリング装置
は,井桁状に枠組みされその上端面側に下刃5を設けた
ボディ本体1と,このボディ本体1の裏面側に上下方向
にスライド可能に設置され,その上端には前記下刃5と
相対向して右上りに間隔を有する上刃4を設けその下半
部にはX字型架台6を設けた垂直ボディ3と,前記ボデ
ィ本体1と垂直ボディ3の間に取り付けられる油圧ジャ
ツキ7とにより構成されている。
は,井桁状に枠組みされその上端面側に下刃5を設けた
ボディ本体1と,このボディ本体1の裏面側に上下方向
にスライド可能に設置され,その上端には前記下刃5と
相対向して右上りに間隔を有する上刃4を設けその下半
部にはX字型架台6を設けた垂直ボディ3と,前記ボデ
ィ本体1と垂直ボディ3の間に取り付けられる油圧ジャ
ツキ7とにより構成されている。
【0021】前記ジャツキ7は,ジャツキアップするこ
とによりX字型架台6を押圧して垂直ボディ3を下方に
摺動させ,垂直ボディ3の上端に設けられている上刃4
を同時的に引き下げてボディ本体1に設けられている下
刃5とにより,切断に供される金属板等の材料が切断さ
れるものである。
とによりX字型架台6を押圧して垂直ボディ3を下方に
摺動させ,垂直ボディ3の上端に設けられている上刃4
を同時的に引き下げてボディ本体1に設けられている下
刃5とにより,切断に供される金属板等の材料が切断さ
れるものである。
【0022】前記ボディ本体1には,その上端の裏面側
に下刃5が取り付けられ,その下刃5の後方には後部寸
法スケール19,ハンドル22を備えたリールが後方に
突出して設けられ,下端側には底板面25が設けられ,
またその下端縁にはキャスター10が取り付けられて移
動可能に形成されている。
に下刃5が取り付けられ,その下刃5の後方には後部寸
法スケール19,ハンドル22を備えたリールが後方に
突出して設けられ,下端側には底板面25が設けられ,
またその下端縁にはキャスター10が取り付けられて移
動可能に形成されている。
【0023】前記ボディ本体1の前面側において,その
上下方向にスライド可能に取り付けられる垂直ボディ3
は,4本の柱を有するボディ本体1の間にはその上端側
に前記ボディ本体1に取り付けられる下刃5に相体向し
て右上りに間隔を有する上刃4をその一端側を下刃5よ
り離し,かつ他端側を近接して傾斜状に取り付け,供給
載置台を形成している前記ボディ本体1の下側,すなわ
ち,その下半部にはX字型架台6が設けられている。
上下方向にスライド可能に取り付けられる垂直ボディ3
は,4本の柱を有するボディ本体1の間にはその上端側
に前記ボディ本体1に取り付けられる下刃5に相体向し
て右上りに間隔を有する上刃4をその一端側を下刃5よ
り離し,かつ他端側を近接して傾斜状に取り付け,供給
載置台を形成している前記ボディ本体1の下側,すなわ
ち,その下半部にはX字型架台6が設けられている。
【0024】前記ボディ本体1の下半分に形成されたX
字型架台6はその両端に垂直ボディ3が取り付けられ,
その上端にガイドキー2が固着され,ホディ本体1にス
ライド可能な状態になっていて垂直ボディ3を正確に上
下に導き,上刃4とのクリアランスの拡大を防止してい
る。
字型架台6はその両端に垂直ボディ3が取り付けられ,
その上端にガイドキー2が固着され,ホディ本体1にス
ライド可能な状態になっていて垂直ボディ3を正確に上
下に導き,上刃4とのクリアランスの拡大を防止してい
る。
【0025】前記X字型架台6はその左右両端の垂直ボ
ディ3に圧力を等分するための構造で,X字型架台6は
三角型が上下に連結する構造であり,圧力の均等配分に
適し,更に左右垂直ボディ3の上端にガイドキー2を固
着させたその下端のストロークベアリング部9と相俟っ
て強固に支持されている。
ディ3に圧力を等分するための構造で,X字型架台6は
三角型が上下に連結する構造であり,圧力の均等配分に
適し,更に左右垂直ボディ3の上端にガイドキー2を固
着させたその下端のストロークベアリング部9と相俟っ
て強固に支持されている。
【0026】さらに,後側のストッパー24はそのガイ
ド23により1mmから計測でき,前側の40mmから
の短所を補っている。垂直ボディ3は小径の垂直シャフ
ト8が一体的に垂設され,その垂直シャフト8の下端側
はボディ本体1の底面板25に設けられたストロークベ
アリング部9に挿通支持されている。
ド23により1mmから計測でき,前側の40mmから
の短所を補っている。垂直ボディ3は小径の垂直シャフ
ト8が一体的に垂設され,その垂直シャフト8の下端側
はボディ本体1の底面板25に設けられたストロークベ
アリング部9に挿通支持されている。
【0027】このように垂直ボディ3は,その上方側に
は垂直ボディの上部にガイドキー2が設けられて上支点
を形成し,また,下方側にはボディ本体1の底面板25
に設けられたストロークベアリング部9に挿通される垂
直シャフト8が下支点となって,その上下の支点間の距
離を長く形成することにより,スライドによる垂直ボデ
ィ3の左右や前後の揺れ,あるいは,ガタツキが防止さ
れて垂直ボディ3の動きを滑らかにしているものであ
る。
は垂直ボディの上部にガイドキー2が設けられて上支点
を形成し,また,下方側にはボディ本体1の底面板25
に設けられたストロークベアリング部9に挿通される垂
直シャフト8が下支点となって,その上下の支点間の距
離を長く形成することにより,スライドによる垂直ボデ
ィ3の左右や前後の揺れ,あるいは,ガタツキが防止さ
れて垂直ボディ3の動きを滑らかにしているものであ
る。
【0028】油圧ジャツキ7は,その頭部分が材料供給
載置台を形成しているボディ本体1の下面に固定され,
垂直ボディ3に設けられているX字型架台6の交差部に
取り付けられている。
載置台を形成しているボディ本体1の下面に固定され,
垂直ボディ3に設けられているX字型架台6の交差部に
取り付けられている。
【0029】このように取り付けられた油圧ジャツキ7
は,ハンドル操作により油圧をかけると圧力がX字型架
台6に均等に伝わり,両側の垂直ボディ3を均一に摺動
して,その上端側に設けられている上刃4を同時的に引
き下げてボディ本体1の下刃5とによりボディ本体1に
設けられた材料供給載置台上の材料が切断されるもので
ある。
は,ハンドル操作により油圧をかけると圧力がX字型架
台6に均等に伝わり,両側の垂直ボディ3を均一に摺動
して,その上端側に設けられている上刃4を同時的に引
き下げてボディ本体1の下刃5とによりボディ本体1に
設けられた材料供給載置台上の材料が切断されるもので
ある。
【0030】ボディ本体1の下端に取り付けられるキャ
スター10は市販のものが使用されるが,切断の際シャ
ーリング装置を固定するためストッパー(図示せず)が
設けられる。
スター10は市販のものが使用されるが,切断の際シャ
ーリング装置を固定するためストッパー(図示せず)が
設けられる。
【0031】次に,本発明に係わる可搬式シャーリング
装置を用いた材料の切断手順を説明すると,先ず,ボデ
ィ本体1に形成されている材料供給載置台に切断に供さ
れる金属板等の材料が載置され,前記材料供給載置台に
設けた前部寸法スケール18により,寸法が読み取られ
て迅速に切断の位置決めがなされる。
装置を用いた材料の切断手順を説明すると,先ず,ボデ
ィ本体1に形成されている材料供給載置台に切断に供さ
れる金属板等の材料が載置され,前記材料供給載置台に
設けた前部寸法スケール18により,寸法が読み取られ
て迅速に切断の位置決めがなされる。
【0032】材料がセットされると,油圧ジャツキ7を
ハンドル操作により油圧をかけるとその圧力がX字型架
台6に左右均等に配分して,両側の垂直ボディ3を均一
に下方に摺動させる。
ハンドル操作により油圧をかけるとその圧力がX字型架
台6に左右均等に配分して,両側の垂直ボディ3を均一
に下方に摺動させる。
【0033】垂直ボディ3を摺動させることにより,そ
の上端側に設けられている上刃4に同時的に引張応力が
働き,ボディ本体1に設けられた下刃5とにより前記材
料供給載置台にセットされた材料が正確に切断される。
の上端側に設けられている上刃4に同時的に引張応力が
働き,ボディ本体1に設けられた下刃5とにより前記材
料供給載置台にセットされた材料が正確に切断される。
【0034】このとき垂直ボディ3は,その上端方にガ
イドキー2を備え,かつ下方には垂直シャフト8が一体
的に連設されて,ボディ本体1に設けられているストロ
ークベアリング部9に挿通されて,その間隔が長く形成
されているため,左右方向への捩じれや前後方向のクリ
アランスがなく,寸法通り正確に切断されることができ
る。
イドキー2を備え,かつ下方には垂直シャフト8が一体
的に連設されて,ボディ本体1に設けられているストロ
ークベアリング部9に挿通されて,その間隔が長く形成
されているため,左右方向への捩じれや前後方向のクリ
アランスがなく,寸法通り正確に切断されることができ
る。
【0035】切断が終了すると,油圧ジャツキ7の油圧
を解除してスプリング作用により垂直シャフト8が元の
状態に戻るものである。
を解除してスプリング作用により垂直シャフト8が元の
状態に戻るものである。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように,この発明の可搬式
シャーリング装置によれば,ボディ本体の裏側に下刃が
固定され,この下刃と相対向して右上りに間隔を有して
設けられる上刃は,ボディ本体の裏面側にその上下方向
にスライド可能に取り付けられる垂直ボディに設けられ
るとともにこの垂直ボディの下半部にはX字型架台が設
けられ,X字型架台の交差部に取り付けられて,油圧ジ
ャッキをジャッキアップすることにより,油圧によりX
字型架台を均等に押圧してその両側の垂直ボディを下方
に摺動して,垂直ボディに設けられている上刃を引張応
力により引き下げてボディ本体に設けられている下刃と
により切断してなることにより,油圧ジャッキの圧力が
X字型架台に左右均等に分散されて垂直ボディに伝わ
り,垂直ボディの上下方向への摺動を滑らかに行うこと
ができる。
シャーリング装置によれば,ボディ本体の裏側に下刃が
固定され,この下刃と相対向して右上りに間隔を有して
設けられる上刃は,ボディ本体の裏面側にその上下方向
にスライド可能に取り付けられる垂直ボディに設けられ
るとともにこの垂直ボディの下半部にはX字型架台が設
けられ,X字型架台の交差部に取り付けられて,油圧ジ
ャッキをジャッキアップすることにより,油圧によりX
字型架台を均等に押圧してその両側の垂直ボディを下方
に摺動して,垂直ボディに設けられている上刃を引張応
力により引き下げてボディ本体に設けられている下刃と
により切断してなることにより,油圧ジャッキの圧力が
X字型架台に左右均等に分散されて垂直ボディに伝わ
り,垂直ボディの上下方向への摺動を滑らかに行うこと
ができる。
【0037】また,X字型架台で垂直ボディが補剛さ
れ,しかも,油圧ジャツキの圧力が均等に伝わることに
より,垂直ボディには引張応力として働き,切断する際
垂直ボディに捩じれ等の不用意な力が作用することがな
くなり,垂直ボディ及びボディ本体の材料が軽減されて
装置全体が軽量化されることができる。
れ,しかも,油圧ジャツキの圧力が均等に伝わることに
より,垂直ボディには引張応力として働き,切断する際
垂直ボディに捩じれ等の不用意な力が作用することがな
くなり,垂直ボディ及びボディ本体の材料が軽減されて
装置全体が軽量化されることができる。
【0038】さらに,垂直ボディはその下端方に垂直シ
ャフトを連設してボディ本体の下端方に設けられるスト
ロークベアリング部を挿通してなることにより,前後及
び左右方向の揺れを阻止して案内され,X字型架台によ
る圧力の左右方向の平均化と相俟って切断時における垂
直ボディの下方向へのスライドが円滑にかつ安定して行
われ,上刃と下刃とのクリアランスが防止されて,切断
面による怪我を防ぎ安全にかつ容易に操作することがで
きる。
ャフトを連設してボディ本体の下端方に設けられるスト
ロークベアリング部を挿通してなることにより,前後及
び左右方向の揺れを阻止して案内され,X字型架台によ
る圧力の左右方向の平均化と相俟って切断時における垂
直ボディの下方向へのスライドが円滑にかつ安定して行
われ,上刃と下刃とのクリアランスが防止されて,切断
面による怪我を防ぎ安全にかつ容易に操作することがで
きる。
【0039】さらに,垂直ボディは,その下端方に垂直
シャフトを連設してボディ本体の下端方に設けられるス
トロークベアリング部を挿通してなるとともにその上端
側には精密案内用のガイドキーを設けてなることによ
り,ガイドキーの上支点とストロークベアリング部への
挿通部分の下支点との間隔を長く形成でき,垂直ボディ
のスライド精度を高めて上刃と下刃とのクリアランスが
防止されて精度の高い切断ができるとともに切り幅が広
くかつ切断厚さが厚い金属板の切断が可能となる。
シャフトを連設してボディ本体の下端方に設けられるス
トロークベアリング部を挿通してなるとともにその上端
側には精密案内用のガイドキーを設けてなることによ
り,ガイドキーの上支点とストロークベアリング部への
挿通部分の下支点との間隔を長く形成でき,垂直ボディ
のスライド精度を高めて上刃と下刃とのクリアランスが
防止されて精度の高い切断ができるとともに切り幅が広
くかつ切断厚さが厚い金属板の切断が可能となる。
【0040】さらに,ボディ本体や垂直ボディを軽量化
するとともにボディ本体にはその下端にキャスターを設
けて移動可能とすることにより,使用場所が限定され
ず,また,その保管が容易に行うことができる。
するとともにボディ本体にはその下端にキャスターを設
けて移動可能とすることにより,使用場所が限定され
ず,また,その保管が容易に行うことができる。
【図1】本発明に係わる可搬式シャーリング装置の立面
図である。
図である。
【図2】本発明に係わる可搬式シャーリング装置の平面
図である。
図である。
1 ボディ本体
2 ガイドキー
3 垂直ボディ
4 上刃
5 下刃
6 X字型架台
7 油圧ジャツキ
8 垂直シャフト
9 ストロークベアリング
10 キャスター
11 上刃の取り付け台
12 切断板押さえ支持腕
13 切断板押さえのスプリング
14 寸法ストッパー固定用溝
15 ストッパー延長支持台
16 前部寸法ストッパー
17 切断板押さえ
18 前部寸法スケール
19 後部寸法スケール
20 寸法指示針
21 ベッドを保持する枠
22 ハンドル
23 ガイドシャフト
24 後部寸法ストッパー
25 底面板
26 ストローク部
Claims (3)
- 【請求項1】 その上端面側に下刃(5)を設けたボデ
ィ本体(1)と,前記下刃(5)と相対向して右上りに
間隔を有して上刃(4)を設け,かつその下半部にX字
型架台(6)を設け,前記ボディ本体(1)の裏面側に
その上下方向向にスライド可能に取付けられる垂直ボデ
ィ(3)と,その上部にガイドキー(2)を固定し,ま
たその連結部を前記ボディ本体(1)にスライド可能に
固定し,その動力としてX字型架台(6)の交差部に取
り付けられている油圧ジャッキ(7)とよりなり,前記
油圧ジャッキ(7)をジャッキアップして油圧ジャッキ
のストローク部でX字型架台(6)を押圧し,垂直ボデ
ィ(3)を下方に摺動し同時的に上刃(4)を引き下げ
て,ボディ本体(1)に設けられている下刃(5)とに
より挟み込まれて切断されることを特徴とする可搬式シ
ャーリング装置。 - 【請求項2】 前記垂直ボディ(3)はその下端方に垂
直シャフト(8)を連設してボディ本体(1)の下端方
に設けられるストロークベアリング部(9)を挿通して
なることを特徴とする請求項1記載の可搬式シャーリン
グ装置。 - 【請求項3】 前記ボディ本体(1)は,その左右上端
側にボディを上下方向のみガイドして前後の狂いを生ぜ
ぬように,下端のストロークベアリング部(9)との間
隔を大きく保って保持された機構の請求項1及び請求項
2記載の可搬式シャーリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35635999A JP3388398B2 (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 可搬式シャーリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35635999A JP3388398B2 (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 可搬式シャーリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001138126A JP2001138126A (ja) | 2001-05-22 |
JP3388398B2 true JP3388398B2 (ja) | 2003-03-17 |
Family
ID=18448639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35635999A Expired - Fee Related JP3388398B2 (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 可搬式シャーリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3388398B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112139581B (zh) * | 2020-09-16 | 2023-08-25 | 陕西北龙智造金属材料加工有限公司 | 一种钢卷开平机的多功能剪切机构 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3026019U (ja) | 1995-12-19 | 1996-07-02 | 豊 木村 | 長尺ガイドハンドシャー |
-
1999
- 1999-11-11 JP JP35635999A patent/JP3388398B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3026019U (ja) | 1995-12-19 | 1996-07-02 | 豊 木村 | 長尺ガイドハンドシャー |
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