JPS5931366Y2 - フインガ加工機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はフインガ力ロ工機に関し、さらに詳しくは鉛
直軸をもったフィンガカッタを具備するフインガ力ロ工
機に関する。

従来この種のフインガ力ロ王機にむいて短尺材を高能率
でカロ工し、かつフィンガが斜方向に加工されたトメフ
ィンガも加工可能なフィンガ加工機はなく、その開発が
要望されていた。

この考案は上述の要望に答えるフィンガ加工機を提供す
ることを目的とする。

この考案の構成要旨は直列的にかつ互に所定の間隔をお
いて配設した固定テーブルと調節テーブルのうち調節テ
ーブルの高さを固定テーブルに対してフィンガのピッチ
の１／２の寸法ずらし、これらのテーブル上にはそれぞ
れ定規が装着され、これらの定規はテーブルの配列方向
に列する取付角度が可変であり、両テーブル上に置かれ
たそれぞれの被削材料は定規に当接しかつ材料相互間の
間隔は板ストッパによって規定された状態でそれぞれの
テーブルに締付けられ、これら両材料の間を鉛直な軸心
を持ったフィンガカッタが回転しつつ進退して材料端に
フィンガを成形するものである。

地下図示された実施例に基いてこの考案の構成を説明す
る。

第１図〜第３図において、機枠１には右側に固定テーブ
ル２が固定され、左側には固定テーブル２と所定の間隔
をおいて調節テーブル３が機枠に対して上下調節可能に
装着され、調節テーブル３は・・ンドル４を回動して機
枠１に内蔵された図示しない昇降装置によって昇降する
ように形成されている。

固定チーフル２の上面の左端後部付近に定規５ａの一端
が枢着され、定規５ａの他端は固定テーブル上面に刻設
された円弧形のアリ溝２ａに係合するアンカボルト６ａ
によって、取付角度調整可能に固定テーブル２に固定さ
れている。

定規５ａにはブラケット１ａが固定され、ブラケット７
ａの先端には横押えクランプ８ａが枢着され、横押えク
ランプ８ａはブラケット７ａとの間に装着された第１シ
リンダ９ａによって駆動され、その先端部によって材料
Ｗを定規５ａに押付は可能に形成されている。

ブラケット７ａにはまた第２シリンダ１０ａが鉛直状に
固定され、そのピストンロンド下端には後押え１１ａが
取付けられ、固定テーブル２上の材料Ｗを圧下し固定す
るように形成されている。

調節チーフル３にも左右幻称的に、アリ溝３ ａ ＋定
規５ｂ、アンカボルト６ｂ、ブラケツ）７ｂ 、第１シ
リンダ９ｂ。

第２シリンダ１０ｂ、後押え１１ｂが設けられている。

１２はフィンガカッタであって、その軸心は鉛直で固定
テーブル２と調節テーブル３との中間を前後方向に進退
可能に配設され、その軸は軸受１３に支承鐸れ、モータ
２１によってＶベルト手段２２を介して回転し、モータ
２１及び軸受１３はサドル１４に取付けられ、サドル１
４は機枠１に形成された前後方向の案内部１５にアリ溝
手段によって前後に摺動可能に装着され、案内部１５の
後部には可逆モータ１６が装着され、モータ１６のモー
タ軸にはねじ棒１７が延設され、ねじ棒１１はサドル１
４に螺合している。

１８は板ストッパであって左右両側に調整ねじ１８ａが
螺着されその左右方向長σはフィンガカッタ１２の谷径
よりも所定寸法短かく形成され、かつその長さの中心は
フィンガカッタ１２の軸心の前方にあるように形威すれ
ている。

板ストッパ１８は上下案内部材１９に上下摺動可能に装
着賂れ、上下案内部材１９は軸受１３の突出部に固定さ
れ、板ストッパ１８は軸受１３に連結さｆ＋、た第３シ
リンダ２０によって昇降するように形成づれている。

次にこの考案のフインガ力ロエ機の操作態様について説
明する。

ハンドル４を操作して調節テーブル３の高すを固定テー
ブル２よりもフィンガカッタ１２のフィンガのピッチの
姉の寸法だケ低り調節する。

定規５ａｔ５ｂは製品４種に応じてテーブルの配列方向
と同方向すなわち左右方向とするか又は所定の角度に調
節してアンカボルト６ａ６ｂによってそれぞれのテーブ
ルに固定する。

サドル１４は後退した位置にあって、フィンガカッタ１
２は固定テーブル２の上面を規準としてその高さを調整
して軸に固定されている。

材料Ｗ、Ｗを定規５ａ、５ｂ及び板ストッパ１８に当接
させて固定テーブル２．調節テーブル３上にそれぞれ載
置する。

以上で準備を終了し、図示しない操作盤の操作釦を押す
と、次の順序で操作する。

（（１）第１シリンダ９ａ、９ｂが収縮し、横押えクラ
ンプ８ａ 、８ｂは材料Ｗを定規５．．５ｂに対してそ
れぞれ押付ける。

（ロ）第２シリンダ１０ａ、１０ｂが伸長して後押え１
１ａ、１１ｂが材料Ｗをそれぞれのテーブル上面に対し
て圧下して固定する。

←）可逆モータ１６が起動してねじ棒１７によってサド
ル１４が前進を開始すると共に第３シリンダ２０が収縮
して板ストッパ１８が下降し、回転しつつあるフィンガ
カッタ１２は前進し、両側の材料Ｗを切削してフィンガ
を成形する。

に）切削を終了すると可逆モータ１６は一旦停止し、次
に逆転を開始しサドル１４は後退する。

（→ サドルが後退して可逆モータ１６が停止し、横押
えクランプ８ａ、８ｂ１板押え１１ａ、１１ｂが復元し
て材料Ｗが解放される。

（→ 固定テーブル２上の材料Ｗを左方へ押して調節テ
ーブル３上へ移し、該テーブル３上にあった材料も後続
の材料に押されて左へ移動する。

この段階で第３シリンダ２０が伸長して板ストッパ１８
が上昇位置へ上昇する。

（ト）固定テーブル２上へ後続の材料Ｗを補給し、両テ
ーブル上の材料Ｗを定規５ａ、５ｂ及び板ストッパ１８
に当接させる。

ここで操作盤の操作釦を押すと上述の操作を繰返えして
連続してフインガ力ロ工し、材料の左端と右端とにそれ
ぞれフィンガが成形される。

そして左と右とのフィンガは恥ピッチ上下にずれている
ので、力ロ工順に材料を接合すれば、材料の表裏両面は
それぞれ平面を形成する。

定規５ａ、５ｂを傾げて固定して前述の操作をすると傾
斜したフィンガがカロエされトメフィンガが得うれる。

この考案によれば上述のように、固定チーフルと調節テ
ーブルとをフィンガのピッチの恥の寸法だけ互にずらせ
た高さとし、それぞれのテーブルには角度可変な定規が
装着され、又材料の間隔を規定する板ストッパがあって
横押えクランプと後押えとによって材料Ｗは正確な位置
に固定され、フィンガカッタによってカロエされた後は
横押えクランプと後押えとは材料を解放して移動させる
ことができるように横取したので短尺材料を連続して効
率よく力ロ工することができ、またトメフィンガも容易
にカロ工することができる。

【図面の簡単な説明】

図はこの考案の実施例を示し、第１図は平面図、第２図
は正面図、第３図は第２図におけるＡ−Ａ矢視断面側面
図である。 １・・・機枠、２・・・固定テーブル、３・・・調節チ
ーフル、５ａ、５ｂ・・・定規、８ａ、８ｂ・・・横押
えクランプ、１１ａ、１１ｂ・・・仮押え、１２・・・
フィンガカッタ、１８・・・板ストッパ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 固定テーブルと調節テーブルとは所定の間隔をふ・いて
   直列的に配設され、調節テーブルの高ては固定テーブル
   に利してフィンガのピッチの恥の寸法だけずらすことが
   可能に形成され、固定テーブル上調節テーブルとの上面
   にはチーフルの配列方向に利しての取付角度が調節可能
   な定規がそれぞれ装着寧れ、該定規に幻向して進退可能
   な横押えクランプがそれぞれ装設され、固定テーブルと
   調節テーブルとの上面に削向して昇降可能な後押えがそ
   れぞれ装設され、鉛直な軸心を有するフィンガカッタは
   固定テーブルと調節テーブルとの間を通って進退し、板
   ストッパはフィンガカツク進路前力にあって昇降可能に
   装着されたことを特徴とするフインガカロエ機。