JPH0624164Y2 - 三角錐台形状木片の加工装置 - Google Patents

三角錐台形状木片の加工装置

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JPH0624164Y2
JPH0624164Y2 JP1735890U JP1735890U JPH0624164Y2 JP H0624164 Y2 JPH0624164 Y2 JP H0624164Y2 JP 1735890 U JP1735890 U JP 1735890U JP 1735890 U JP1735890 U JP 1735890U JP H0624164 Y2 JPH0624164 Y2 JP H0624164Y2
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wood
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triangular
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JP1735890U
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吉保 石川
隆久 石川
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大恵融合化協同組合
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、三角錐台形状木片の加工装置、特に原木丸
太を半割りした半割材を、左右45°の斜面をもった三
角錐台形状木片に加工する装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、小径の原木丸太を利用した集成材を構成する基材
としては、原木を製材した平板,角板が主なもので、そ
のほかに、断面が長方形,梯形などの部材が知られてい
る。これらの基材に共通していえることは、長さが比較
的短かい基材であり、一般的な基材としては、その断面
形状が、左右対称の60°の傾斜角をもった台形のもの
であった。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の加工装置においては、植林された
木の成長過程において、間引き伐採された間伐材の原木
丸太を半割りした半割材を加工するものであるから、た
とえば、長さが2mないし4mの長さをもつ集成材の基
本部材である基材を加工により得ようとするには、半割
材をたとえば長さが50cm程度の比較的短かく切断した
のち、平面部を有した基材をつくり、この短い基材を接
手加工するのであるが、これではそれだけ加工工数が多
くなり、歩留りが悪く、コストが高くなってしまい、量
産しにくく、しかも使用する加工装置が複雑で、工程ご
とにいろいろな装置を用いなければならないという難点
があった。
また、比較的短かい基材を用いた集成材は見ばえ上に少
々の問題があった。
この考案は、このような問題を解決するためになされた
もので、原木丸太を半割りした半割材を用いることによ
り、歩留りが良く、加工工数が少なく、生産能率が高
く、かつ加工精度が良く、原木長のままの三角錐台形状
木片を加工でき、しかも、この木片を組み合わせること
によって板状または角状にもすることができる三角錐台
形状木片の加工装置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、この考案の三角錐台形状木
片の加工装置は、被加工材を固着した送り台を、摺動往
復することができるスライドレールを設けた加工装置の
本体と、この被加工材の元口部側の幅決めの切削を行う
ための耳取り手段と、被加工材の厚さ決めの切削を往時
に可能に構成した回転切削手段と、送り台の先端または
後端を左右に摺動し、本体に固定するための角度転換ク
ランプ機構と、スライドレールの左右に円鋸をそれぞれ
45°傾けた斜面形成手段を備えたものである。
〔作用〕
上記の構成により、原木丸太の半割材の加工の効率を高
め、精度良く加工することができる。
〔実施例〕
以下に、この考案の一実施例の三角錐台形状木片の加工
装置について、図面に基づいて説明する。第1図ないし
第7図は、この考案の一実施例の三角錐台形状木片の加
工装置を示すもので、第1図は同加工装置の手前側部を
示す側断面図、第2図は同平面図、第3図は同中間部を
示す側断面図、第4図は同平面図、第5図は同前方部を
示す側断面図、第6図は同平面図、第7図は第3図VII
−VII断面図、第8図は半割材の耳取りと幅決め工程を
示す説明図である。
図において、1はこの加工装置によって加工される被加
工材であり、この一実施例では、この被加工材1とし
て、原木丸太を半割りした半割材を用いた場合について
説明する。2は支柱で、3はこの支柱2により保持され
ている加工装置の本体、この本体3は後出の被加工材1
を押え、逐次、加工を行うようになっている。4はスラ
イドレール5に取付けられたスライドブロック、6は前
記被加工材1を緊着した送り台、6aは送り台6の先
端、6bは同後端であり、この送り台6の下面と、スラ
イドレール5をスライドブロック4を介して固着して前
進と後退の過程において、被加工材1の切削加工を行う
ようになっている。7は送り台6にのせた被加工材1を
送り台6に固着するための被加工材クランプである。8
は前記本体3に設けたスプロケット、9はこのスプロケ
ット8に巻きつけたチェーンであり、前記送り台6は、
このチェーン9およびスプロケット8を介して減速機付
のモータ10によって、被加工材1の長さ、大きさに応
じた速度で、往復摺動するように駆動される送り装置が
構成されている。
11は被加工材1を加工時に押えるための押さえローラ
で、エアシリンダ14の圧力を調整して、被加工材1の
進行に合わせて押え付け、また、除圧することにより押
さえを解除するようになっている。12はこの押さえロ
ーラ11を支持する支軸、13はこの支軸12の支点で
あり、押さえローラ11はこの支点13を中心として押
さえローラ11をエアシリンダ14の圧力により回転す
るようになっている。15は前記本体3に、左右対象に
取り付けた幅決めのための耳取り手段である耳取り用の
円鋸16を駆動するモータ、17はこのモータ15のモ
ータベース、18は前記被加工材1を加工して得られる
三角錐台形状木片の根本部である元口の厚さ決め時、平
面切削するためのプレナーの刃物を互換可能に取り付け
た回転切削手段であるプレナーナイフブロック、19は
プレナーシャフト、20は同軸受、21は同駆動用のモ
ータ、22は軸受20と一体化したプーリで、このプー
リ22を介してプレナーシャフト19を回転駆動するよ
うになっている。24,24は本体3にそれぞれ斜面形
成手段である円鋸、この斜面形成用の円鋸24はそれぞ
れモータ23に直結して回転駆動され、スライドレール
25をはさんで、その左右から円鋸24をそれぞれ45
°傾けて、進行方向に前後した位置に、取り付けられ、
図示されないハンドル操作によって、1の加工幅を調整
できる摺動機構を有しており、25はモータ23のモー
タベースである。
つぎに、作用について説明する。
本体3には、送り台6を取り付け、スライドレール5上
を直線移動を正確に行うことができるようにしておき、
被加工材1を送り台6上に載置し、クランプ7により固
着することによって行う。加工の態様に応じて被加工材
1を押さえる押さえローラ11の圧力を調整し、加工の
進行に合わせて押さえ、または除圧して押さえを解除す
る。被加工材1の送りは、スプロケット8、チェーン9
を介して行い、被加工材1の送り速度は無段変速により
半割材の大きさ、寸法などに応じて調整することはもち
ろんである。
被加工材1を加工することにより三角錐台形状木片とす
る例として、 イ)被加工材1の元口部幅決めの耳取りのための円鋸を
用いた切断、 ロ)三角錐台形状木片の厚さを決める回転切削、 ハ)両側を45°傾斜した左右両斜面を形成する場合に
ついて簡単に述べる。
イ)被加工材1をセットした送り台6を、前記送り装置
により直進させ、第8図に示したように、被加工材1の
左右両端を被加工材1の大きさ、寸法に応じ、本体3の
左右対象に取り付けた一対の円鋸16により耳取りを行
い、三角錐台形木片の幅決めカットを行う。
ロ)つぎに、幅決めカットした被加工材1を、円鋸によ
る切断後に送り台6を後退したのち、プレナーナイフブ
ロック18により平面切削を行い厚さを決める。
この場合において、プレナーナイフブロック18の上下
調整は図示されないスクリューをハンドルにて回して吊
り上げ、下げする。
ハ)さらに、厚さ決め切削した被加工材1を45°傾け
て本体3に取り付けた円鋸24のうち一方の円鋸24に
より、たとえば、左側斜面を形成したのち、先端6aを
右側に移動させてから引き続き後退し、右側斜面を形成
することにより、所望の三角錐台形状木片が得られる。
この場合、モータ23の位置を図示されないハンドル操
作により摺動されて、適宜調整する。
そして、被加工材1の加工においては、間伐材を用い、
先細りの原木丸太を半割りしたものであるから、先端部
である末口Qへ指向した方向で次第に細くなり、また、
元口P側の太い部分は、長さ方向の中央部までに至る間
は、上面を平らに削って、一定の厚さとなるようにし、
かつ、たとえばその両側を厚さの2倍に相当する幅とな
るようにして余分を切断する。
第9図は、被加工材の加工例を示す背面図であり、同図
(a)は末口を送り台の長さ方向と平行にした場合、
(b)は同右側に移動した場合、(c)は同左側に移動
した場合、第10図は原木丸太を半割りした半割材を示
す斜視図、第11図はこの考案の実施例による三角錐台
形状木片の加工装置により加工した基材を示す斜視図、
第12図はこの加工例の三角錐台形状木片を基板として
用いた平板集成材を示す斜視図、第13図は同角材集成
材を示す斜視図であり、11図においてRは上面、Sは
下面、Tは側面、Uは斜面である。
この考案の一実施例によれば、被加工材1を固着した送
り台6を、摺動往復することができるスライドレール5
を本体に設け、スライドレール5の左右にそれぞれ回転
刃を45°傾けた斜面形成手段を備えたことにより、先
細りの原木丸太を用い、45°傾斜した斜面を形成で
き、歩留りが良く、加工工数が少なく、生産能率が高い
三角錐台形状木片の加工装置を安価に提供できるという
効果を奏する。
第14図および第15図は三角錐台形状木片の加工装置
により、左右の斜面を切削する工程の説明図、第15図
の(a)は左右の斜面を切削する状態を示す説明図で、
(b)はこの(a)の拡大説明図である。
第14図および第15図に示したように、送り台6に沿
って配置したエアシリンダ26により、送り台6の先端
6aを右または左に一定の幅だけ摺動し、また、クラン
プ機構である角度転換クランプ27によってそれぞれ自
動的に固定することができ、被加工材1の先細りとなっ
ている長さ方向の傾斜角に合せて送り台6の先端6aの
摺動幅を定め、送り台6を往路前進して斜面を形成する
ときには、先端6aを右方に摺動し、復路を後進して残
る斜面を形成するときには、先端6aを左方に摺動する
ことができるので、容易,短時間に精度良く被加工材1
を先細り形状とし、両側に45°傾斜した斜面を形成で
きる。
第16図に示したように、被加工材1を上下に摺動する
手段を有し、三角錐台形状木片の厚み決めのための切削
を、往時のみにおいて可能とした回転切削手段であるプ
レナーナイフブロック18の上下調整を、図示されない
スクリューをハンドルにて回して吊り上げ、吊り下げる
ようにしてもよく、このようにすることによって、加工
工数を少なく精度良く三角錐台形状木片を加工すること
ができる。
〔考案の効果〕
以上に、説明してきたように、この考案の三角錐台形状
木片の加工装置によれば、被加工材を固着した送り台
を、摺動往復することができるガイドレールを本体に設
け耳取り手段により、耳取りを行い、三角錐台木片の幅
決めカットし、角度転換クランプ機構、回転切削手段に
より厚み決めの切削を往時のみで可能とし、円鋸をそれ
ぞれ45°傾けた斜面形成手段により、左右両斜面を形
成できるので、先細りの原木丸太を用いて、45°傾斜
した斜面を形成でき、歩留りが良く、加工工数が少な
く、生産能率が高い三角錐台形木片の加工装置を安価に
提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図はこの考案の一実施例の三角錐台形
状木片の加工装置を示すもので、第1図は、同加工装置
の手前側部を示す側断面図、第2図は同平面図、第3図
は同中間部を示す側断面図、第4図は同平面図、第5図
は同前方部を示す側断面図、第6図は同平面図、第7図
は第3図VII−VII断面図、第8図は半割材の耳取りと幅
決め工程を示す説明図、第9図は被加工材の加工例を示
す背面図であり、同図(a)は末口を、送り台の長さ方
向と平行にした場合、(b)は同右側にした場合、
(c)は同左側にした場合である。第10図は原木丸太
を半割りした半割材を示す斜視図、第11図はこの考案
の実施例の三角錐台形状木片の加工装置により加工した
基材を示す斜視図、第12図はこの加工した基材を用い
た平板集成材を示す斜視図、第13図は同角材集成材を
示す斜視図、第14図および第15図はこの考案の実施
例の三角錐台形状木片の加工装置により左右の斜面を切
削する工程の説明図、第15図の(a)は左右の斜面を
切削する状態を示す説明図で、(b)はこの(a)の拡
大説明図、第16図はこの考案の実施例の三角錐台形状
木片の加工装置により三角錐台形状木片の厚み決めの切
削をする工程の説明図である。 図中、 1……被加工材 3……本体 5……スライドレール 6……送り台 6a……先端 6b……後端 7……被加工材クランプ 8……スプロケット 9……チェーン 15……モータ(耳取り手段) 16……耳取り用の円鋸(耳取り手段) 18……プレナーナイフブロック (回転切削手段) 23……モータ(斜面形成手段) 24……円 鋸(斜面形成手段) 27……角度転換クランプ機構 なお、各図中、同一符号は同一部分または相当部分を示
す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】原木丸太を半割りした被加工材を三角錐台
    形状木片に加工するための加工装置であって、被加工材
    を固着する送り台と、この送り台を摺動往復することが
    できるスライドレールを設けた加工装置の本体と、前記
    被加工材の全長の半分に相当する元口部の幅決めを行う
    ための耳取り手段と、送り台に取付けた被加工材の厚さ
    を決めるための切削を送り台の往時に可能に構成した回
    転切削手段と、前記送り台の先端もしくは後端を、左右
    に摺動できるようにし、本体に固定するための角度転換
    クランプ機構と、前記本体にスライドレールをはさんで
    その左右から円鋸をそれぞれ45°傾けて取り付けた斜
    面形成手段を備えた三角錐台形状木片の加工装置。
JP1735890U 1990-02-26 1990-02-26 三角錐台形状木片の加工装置 Expired - Lifetime JPH0624164Y2 (ja)

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