JP3388083B2 - 舗装用透水性ブロックの施工方法 - Google Patents

舗装用透水性ブロックの施工方法

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JP3388083B2
JP3388083B2 JP06574296A JP6574296A JP3388083B2 JP 3388083 B2 JP3388083 B2 JP 3388083B2 JP 06574296 A JP06574296 A JP 06574296A JP 6574296 A JP6574296 A JP 6574296A JP 3388083 B2 JP3388083 B2 JP 3388083B2
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暁 池田
忠明 作道
東臣 多田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、舗装用透水性ブ
ロックを施工する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時自然環境との調和等のため、透水性
を有するブロックを敷並べて施工して歩道等の舗装を行
なうことがあり、このような透水性ブロックを用いての
歩道等の施工においても、不透水性ブロックを用いての
施工の場合と同様にブロック間の目地に砂を充填するこ
とが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、透水性ブロ
ックに限らず舗装用ブロックの目地幅が狭いほど目地へ
の砂の充填作業が困難となる。
【0004】また、とくに透水性ブロックにおいては、
透水性能を具現化するために、微細な透水孔が表面に多
数開口されており、これらの開口が閉塞されるとその透
水性ブロックの透水性能がその分低下することとなるの
で、透水性ブロックを用いた施工に際しては目地への砂
の充填作業は透水性ブロックの表面の開口を砂により閉
塞しないように慎重に行なうことが必要である。
【0005】そのため、透水性ブロックの施工の際に行
なわれる,砂を用いての目地処理作業の作業性は良好な
ものではない。
【0006】この発明は、このような事情に基づいてな
されたもので、透水性ブロックを用いた舗装の際の目地
処理作業の作業性を改善することを課題とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、多数の透水性ブロックを敷
設して舗装を形成する施工方法において、透水性ブロッ
クの側面に不透水性で帯状の目地材を該透水性ブロック
の下面より幾分上に位置させて予め貼着し、かかる透水
性ブロックの敷設に際し、敷設する透水性ブロックとこ
れに隣接して位置する透水性ブロックとの間には、当該
敷設する透水性ブロックあるいは隣接する透水性ブロッ
クの少なくとも一方に貼着された前記目地材が位置する
ように配列して敷設することを特徴とする舗装用透水性
ブロックの施工方法である。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の舗装用透水性ブロックの施工方法において、前記透
水性ブロックの平面形状を多角形とするとともに、前記
目地材は当該透水性ブロックの周長の概ね1/2の長さ
に設定して透水性ブロックの側面の周方向の一部に貼着
してあることを特徴とする舗装用透水性ブロックの施工
方法である。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の舗装用透水性ブロックの施工方法において、前記目
地材は可撓材料の押出材からなり、その幅寸法は前記透
水性ブロックの厚さ寸法に対して50%から95%の範囲内に
設定してあることを特徴とする舗装用透水性ブロックの
施工方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、まず、図1から図4によ
り、この発明の第1の実施の形態について説明する。
【0011】図1は、本願方法により施工した透水性ブ
ロックで形成した舗装の上面図である。
【0012】同図において、1は舗装、2は舗装用透水
性ブロック(以下、単に透水性ブロックという)を示
し、3は目地部であって後述する目地材4により形成さ
れている。
【0013】この実施の形態における透水性ブロック2
は、平面視正方形形状にされており、例えば、セメント
をバインダとして骨材同士を接合し、その表面には骨材
間に形成された空隙に連なる微細な透水孔を開口させた
ものであって、その透水性ブロック2の表面側を研削,
研磨したものである。
【0014】なお、本願は、合成樹脂をバインダとした
透水性ブロックであっても実施することができ、またそ
の表面側を研削しないものであってもよい。
【0015】一方、目地材4は、合成樹脂の押出材から
なる帯状体5と,粘着剤を備えた両面テープ6とからな
るものである(図2参照)。
【0016】そして、この目地材4は、例えば図1に示
すように、透水性ブロック2の4つの側面2aのうちの
隣接する2辺に渡ってL字状に付着させて配列施工する
ことによって最終的に各透水性ブロック2の全周を囲ん
だ目地部3を形成するものである。
【0017】この実施の形態において帯状体5は、可撓
性材料である半硬質PVC(ポリビニルクロライド)で
硬度が概ね80度程度の非発泡のものからなるのでこれ
自体は不透水性である。なお、帯状体5には、軟質PV
C,ポリエチレン,その他各種の合成樹脂やゴム材を用
いることができる。
【0018】この帯状体5は、押出成形機で連続的に成
形されたいわゆる押出材であって、巻き取り機に巻取ら
れた長尺の帯状素材から所要の長さで切り出したもので
ある。このように帯状体5を長尺の押出材から切り出し
て形成しているのは、各種の寸法,形状の透水性ブロッ
ク2に応じた目地材4を迅速に用意できるようにするた
めである。
【0019】この実施の形態において、帯状体5には、
図2,図4からわかるように、帯状の一方の表面(以
下、単に表面という)側に帯状体5の長手方向に連続す
る4本のリブ部7a,7b,7c,7dが帯状体5の幅
方向にそれぞれ離間して形成され、この表面に対する裏
側の表面(以下、単に裏面)側は平坦に形成されてい
る。
【0020】また、このような帯状体5は、前記透水性
ブロック2の隣接する二辺の長さ2Lに概ね対応する長
さに切断され、この帯状体5の長さ方向の中点,すなわ
ち帯状体5の一端から概ね長さLの位置には、前記4本
のリブ部7a,7b,7c,7dを帯状体2の幅方向に
切り欠いた切り欠き部8が形成されている。
【0021】なお、帯状体5に形成するリブ部は、4本
に限らず,3本あるいは5本等のように適宜の本数とし
てもよい。また、切り欠き部8は貼着手段としての両面
テープ6の設置される裏面側に形成してもよく、その場
合には、帯状体5の表面のリブ部がその切り欠き部8に
よって切り欠かれることを回避することができる。
【0022】この実施の形態の帯状体5においては、そ
の幅寸法Wは40mmであり、前記裏面からリブ部7a,7
dの先端までの厚さ寸法は2.5mm,リブ部7b,7cの
先端までの厚さ寸法は2.0mm,各リブ部7a,7b,7
c,7d間での厚さ寸法は1.5mmである。
【0023】このような帯状体5において、平坦に形成
されている前記裏面の幅方向中央部分には、両面テープ
6が帯状体5の長手方向に延びるように貼着されてい
る。
【0024】この実施の形態における両面テープ6は、
いわゆる工業用両面テープといわれるものであって、基
材の両面にアクリル樹脂系粘着剤を塗着したものであ
る。
【0025】そして、この実施の形態においては、帯状
体2の裏面に装着された両面テープ6の両側縁部は、前
記帯状体5の表面側の中央部の2本のリブ部7b,7c
の背後に位置しており、これによって両面テープ6の両
側縁部が透水性ブロック2の側面2aに押圧されて確実
に付着するようになっている。
【0026】なお、かかる帯状体5の裏面には、必要に
応じて適宜の凹凸を形成してもよく、その場合、それら
の凹凸は両面テープ6の貼着の妨げとならないようにす
ることが好ましい。
【0027】このような目地材4は、両面テープ6の設
置された裏面側を透水性ブロック2の側面2a側に向け
て前記切り欠き部8を透水性ブロック2の角部に合わせ
て透水性ブロック2の側面2aに押し付けて付着させる
(図3参照)。
【0028】このように目地材4の切り欠き部を8を透
水性ブロック2の角部に合わせて目地材4を貼着するよ
うにしたので、目地材4を透水性ブロック2に貼着する
際の合わせ基準位置が目地材4の中央位置で明確とな
り、目地材4の透水性ブロック2への装着作業性が良好
である。
【0029】そのうえ、目地材4の透水性ブロック2へ
の装着に伴って屈曲させるべき部分において、目地材4
の断面係数が小さいので目地材4を透水性ブロック2の
平面形状に沿って屈曲させることが容易であり、透水性
ブロック2の角部で目地材4が湾曲して透水性ブロック
2の側面2aから浮き上がって剥離するおそれが少な
く、この意味からも目地材4の透水性ブロックへ2の装
着作業性が良好である。
【0030】なお、このような目地材4を透水性ブロッ
ク2の側面2aへの貼着に際しては、その目地材4を長
手方向に引張り気味にして貼着することがあり、その場
合には目地材4が伸びて目地材4の端部が側面2aから
わずかに突出した状態に貼着されるおそれがある。その
場合には、その突出している目地材4の端部が透水性ブ
ロック2の整列を妨げることとなるので、この実施の形
態では目地材4の長さは前記透水性ブロック2の隣接す
る二辺の長さ2Lよりわずかに短く設定されていて、前
記のように目地材4に伸びを生じた際にその目地材4の
端部が当該側面2aの他端に一致するようになってい
る。例えば、一辺の長さLが300mmである透水性ブロッ
ク2に用いる目地材4においては、その一辺に対応する
目地材4の長さは自然長で295mmとされるが、目地材4
の全体の長さは概ねのところでは透水性ブロック2の周
長全体の1/2の長さである。
【0031】前記のようにして隣接する2つの側面2a
に目地材4が平面視L字状に貼着された透水性ブロック
2においては、当該透水性ブロック2の周長全体の1/
2の長さに渡る側面2aに不透水性の目地材4が貼着さ
れており、かかる透水性ブロック2は、この後、次のよ
うにして路床上で締め固められたクラッシャランからな
る路盤11にクッション砂12を介して配列施工される
(図4参照)。
【0032】すなわち、前記のように目地材4が貼着さ
れている各透水性ブロック2は、それぞれ前記目地材4
が貼着されている辺が、図1において上側と右側とにな
るようにそろえて一定の向きとして順次配列施工する。
【0033】これによって、配列施工された各透水性ブ
ロック2の周囲には当該透水性ブロック2に貼着された
目地材4あるいは隣接する透水性ブロック2に貼着され
た目地材4が位置することとなり、当該透水性ブロック
2の全周囲は目地材4で囲まれて目地部3が形成され
る。
【0034】このような施工方法により目地部3が形成
されるので、砂を用いる必要がなく,目地処理作業の作
業性を改善することができる。
【0035】このように目地材4を貼着した透水性ブロ
ック2を配列施工した舗装1の目地部3において、目地
材4は図4に示すように隣接する透水性ブロック2の側
面2aとの間に位置している。
【0036】この実施の形態において、透水性ブロック
2の厚さ寸法Tは60mmに設定されたものであり、帯状体
5の幅寸法Wは前記のように40mmに設定されており、こ
のような幅寸法の目地材4が透水性ブロック2の側面2
aの厚さ方向中央部分に貼着されている。
【0037】そのため、透水性ブロック2の側面2aに
貼着された目地材4について、目地材4の上端は透水性
ブロック2の上面より低い位置に位置し、目地材4の下
端は透水性ブロック2の下面より幾分上に位置してい
る。
【0038】このように目地材4の下端を透水性ブロッ
ク2の下面より幾分上に位置させてあるのは、後述する
ように透水性ブロック2の配列施工の便宜のためであ
る。
【0039】透水性ブロック2の側面2aに目地材4を
貼着すると、帯状体5が不透水性であるので、多数の配
列施工された透水性ブロック2間に渡る透水性ブロック
2内部での水の移動が規制されることになる。
【0040】そのため、例えば、透水性ブロック2を傾
斜した路盤11に施工した場合においても、透水性ブロ
ック2に貯えられた水が隣接する透水性ブロック2の内
部を経て高さの低い側に移動して集中することを軽減す
ることができるので、高さの低い側の透水性ブロック2
が水没することや透水性ブロック2の表面下での水の移
動に伴う舗装構造の損傷を抑制することができる。
【0041】目地材4のこのような効果を享受すること
を意図する場合には、透水性ブロック2の側面2aへの
目地材4の貼着位置をできるだけ低くしてクッション砂
12との間隙を小さくすることが好ましいが、この目地
材4においては貼着手段としての両面テープ3は粘着剤
を用いているので、貼着位置の調整の自由度が大きい利
点がある。
【0042】このような効果を奏するこの実施の形態に
おいて、目地材4の幅寸法Wは透水性ブロック2の厚さ
寸法Tの67%であるが、前記のような透水性ブロック2
内での水移動を規制する効果を目地材4により享受する
うえでは、目地材4の幅寸法Wは透水性ブロック2の厚
さ寸法Tの50%以上であればよい。
【0043】一方、この実施の形態において、目地材4
の下端を透水性ブロック2の下面より幾分上に位置させ
てあるのは、次のように透水性ブロック2の配列施工の
便宜をも考慮したためである。
【0044】すなわち、かかる透水性ブロック2を配列
施工する際には、クッション砂12上に載置した透水性
ブロック2をクッション砂12上でわずかにずらしてそ
の位置調整を行うことがある。
【0045】そのような場合に透水性ブロック2の前方
側にはやむをえず砂Sをすくい集めることとなり、この
ような砂Sが互いに隣在する透水性ブロック2の側面2
a間に存在する場合、この砂Sは透水性ブロック2の配
列施工を妨げるおそれがある。
【0046】そのため、この実施の形態においては、目
地材4の下方で両側の透水性ブロック2の側面2a間に
このような砂Sの収容空間を形成させて、目地材4を側
面2aに装着した透水性ブロック2の配列施工を比較的
容易にしている。
【0047】このような効果を享受するこの実施の形態
においては、前記したように目地材4の幅寸法Wは透水
性ブロック2の厚さ寸法Tの67%であるが、95%以下の範
囲であればかかる効果を享受することができる。
【0048】したがって、前記の透水性ブロック2内で
の水移動を規制する効果とこの配列施工の便宜の効果と
の双方を享受するためには、目地材4の幅寸法Wは透水
性ブロック2の厚さ寸法Tより幾分小さく,すなわち目
地材4の幅寸法Wを透水性ブロック2の厚さ寸法Tの50
%〜95%の範囲内に設定すればよい。
【0049】次に、図5により第2の実施の形態につい
て説明するが、透水性ブロック21の形状が正六角形で
ある点およびこれに関連する事項のみで前記した第1の
実施の形態と相違し、その他の点は同様である。そのた
め、以下においては、相違点についてのみ説明を行い、
同様の点についての説明は省略する。
【0050】図5に示す第2の実施の形態において、透
水性ブロック21は平面視正六角形に形成されており、
その透水性ブロック21の連続する3辺の側面21aに
は目地材4が前記と同様に貼着されている。
【0051】そして、この実施の形態に用いる目地材4
が連続する3辺に概ね対応するものであるので、この目
地材4を貼着した際に透水性ブロック21の角部に位置
する部分の2箇所には前記と同様の切欠き部8が形成さ
れている。
【0052】なお、図5において、目地材4は破線で表
示することとし、正六角形の形状線の内側に沿って記載
してあることは、当該透水性ブロック21においてその
破線が対応している辺に該当する側面21aに目地材4
が貼着されていることを意味するものである(後述する
図6,7においても、この点は同様に表示している)。
【0053】このように目地材4が貼着された透水性ブ
ロック21は、図5に示すように、その目地材4が貼着
された3辺部分を図上右側にして各透水性ブロック21
を配列施工することによって舗装1には前記目地材4に
よって亀甲模様状の目地部3が形成される。
【0054】このような形状に形成された目地部3であ
っても前記と同様の効果を奏する。
【0055】次に、図6により第3の実施の形態につい
て前記第2の実施の形態と同様の要領で説明する。
【0056】図6に示す第3の実施の形態は、平面視正
八角形の透水性ブロック22と,正方形の透水性ブロッ
ク23とが併用されたものである。
【0057】そして、平面視正八角形の透水性ブロック
22の連続する4辺の側面22aおよび正方形の透水性
ブロック23の隣接する2辺の側面23aには、それぞ
れ目地材4が前記と同様に貼着されている。
【0058】これらの目地材4において、透水性ブロッ
ク22,23の各角部に対応する部分にはそれぞれ切欠
き部8が形成されていることは前記と同様である。
【0059】このように目地材4が貼着された透水性ブ
ロック22,23も、図6に示すように、その目地材4
が貼着された4辺部分あるいは2辺部分を図上右側にし
て各透水性ブロック22,23を配列施工することによ
って舗装1には前記目地材4による目地部3が形成さ
れ、前記と同様の効果を奏する。
【0060】次に、図7により第4の実施の形態につい
ても前記第2の実施の形態と同様の要領で説明する。
【0061】図7に示す第4の実施の形態は、平面視正
三角形の透水性ブロック24としたものである。
【0062】そして、平面視正三角形の透水性ブロック
24の隣接する2辺の側面24aに目地材4が前記と同
様に貼着されている。
【0063】したがって、この透水性ブロック24にお
いては、透水性ブロック24の周長全体の67%の部分に
目地材4が貼着されている。
【0064】このように三角形の3辺のうちの2辺に対
応するように目地材4を設置した場合、目地材4を貼着
した前記の透水性ブロック24のみを配列施工すると、
目地部3の一部において隣接する透水性ブロック24に
貼着された目地材4が重複する部分を生じる。
【0065】このような目地材4の重複部分が生じたと
しても、前記と同様の効果を奏することには変わりがな
い。
【0066】図7に示す第4の実施の形態においては、
目地材4を有する前記透水性ブロック24と,同一形状
で目地材4を有しない透水性ブロック25(図中に斜線
で表示)を併用して、前記のような目地材4の重複部分
の発生を防止して、舗装1の外観性を高めている。
【0067】図7に示した第4の実施の形態によって
も、舗装1には前記目地材4による目地部3が形成さ
れ、前記と同様の効果を奏する。
【0068】以上説明したいずれの実施の形態において
も、帯状体5の裏面のみに両面テープ6からなる貼着手
段を設けたものであるが、アクリル樹脂系等の粘着剤層
を直接塗着形成してもよく、このような貼着手段は帯状
体5の表裏の両面に設けてもよい。また、貼着手段とし
ては、粘着剤に限らず接着剤を用いることとしてもよい
ことはいうまでもない。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、透水性ブロックの側面に不透水性で帯状の
目地材を予め貼着し、透水性ブロックの敷設に際して、
透水性ブロックに貼着された前記目地材が、互いに隣接
する透水性ブロック間に位置するように配列して施工す
るものであるので、砂を充填せずとも目地を形成するこ
とができ、目地処理作業の作業性を改善することができ
る。また、目地材の下端を透水性ブロックの下面より幾
分上に位置させてあるので、透水性ブロックの配列施工
が容易となる。
【0070】また、請求項2記載の発明によれば、透水
性ブロックの平面形状を多角形とするとともに、目地材
は当該透水性ブロックの周長の概ね1/2の長さに設定
して透水性ブロックの側面の周方向の一部に貼着してあ
るので、かかる透水性ブロックを所要の向きに配列して
敷設することにより、各透水性ブロックの全周を囲む目
地部を形成することが容易である。
【0071】また、請求項3記載の発明によれば、目地
材が可撓材料の押出材からなるものであるので、貼着す
べき透水性ブロックの形状や寸法に応じて適宜に切りだ
して用いることができ、各種の寸法,形状の透水性ブロ
ックに迅速に対応して使用することができる。
【0072】そのうえ、その目地材の幅寸法が透水性ブ
ロックの厚さ寸法に対して50%から95%の範囲内に設定し
てあるので、透水性ブロックの側面においてこれが貼着
された部分を通じての水の流通の規制に実効があるとと
もに、透水性ブロックの敷設の際の位置調整が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】透水性ブロックからなる第1の実施の形態の舗
装の上面図である。
【図2】目地材の斜視図である。
【図3】透水性ブロックへの目地材の貼着作業の説明図
である。
【図4】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図5】透水性ブロックからなる第2の実施の形態の舗
装の上面概略図である。
【図6】透水性ブロックからなる第3の実施の形態の舗
装の上面概略図である。
【図7】透水性ブロックからなる第4の実施の形態の舗
装の上面概略図である。
【符号の説明】
T 厚さ寸法 W 幅寸法 1 舗装材 2 舗装用透水性ブロック 2a 側面 4 目地材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−42010(JP,A) 実開 平2−29904(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01C 5/00 - 15/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の透水性ブロックを敷設して舗装を形
    成する施工方法において、透水性ブロックの側面に不透
    水性で帯状の目地材を該透水性ブロックの下面より幾分
    上に位置させて予め貼着し、かかる透水性ブロックの敷
    設に際し、敷設する透水性ブロックとこれに隣接して位
    置する透水性ブロックとの間には、当該敷設する透水性
    ブロックあるいは隣接する透水性ブロックの少なくとも
    一方に貼着された前記目地材が位置するように配列して
    敷設することを特徴とする舗装用透水性ブロックの施工
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の舗装用透水性ブロックの
    施工方法において、前記透水性ブロックの平面形状を多
    角形とするとともに、前記目地材は当該透水性ブロック
    の周長の概ね1/2の長さに設定して透水性ブロックの
    側面の周方向の一部に貼着してあることを特徴とする舗
    装用透水性ブロックの施工方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の舗装用透水性ブロックの
    施工方法において、前記目地材は可撓材料の押出材から
    なり、その幅寸法は前記透水性ブロックの厚さ寸法に対
    して50%から95%の範囲内に設定してあることを特徴とす
    る舗装用透水性ブロックの施工方法。
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