JP3387732B2 - バルコニー手摺の補強構造 - Google Patents

バルコニー手摺の補強構造

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JP3387732B2 JP12172296A JP12172296A JP3387732B2 JP 3387732 B2 JP3387732 B2 JP 3387732B2 JP 12172296 A JP12172296 A JP 12172296A JP 12172296 A JP12172296 A JP 12172296A JP 3387732 B2 JP3387732 B2 JP 3387732B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築物のバルコニー
に設けられた手摺部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のものとしては、例えば図
7(実公昭62−24662号公報参照)に示すような
ものがある。この図7においては、バルコニーの手摺部
材1が床部材(デッキ)2の縁部から起立していると共
に、手摺部材1と床部材2との間に手摺部材1の倒れ防
止用の控え部材3が介装されている。この控え部材3は
図7(b)の如く、控え体前枠3aと控え体後枠3b,控
え体下枠3c及び中枠3dから床部材1の幅方向に幅広
に形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、控え部材3が床部材1の幅
方向(平面視で手摺の長手方向に直交する方向)に幅広
に形成されていると共に大型であるため、床面のスペー
スが制限されてしまい、床部材2上を歩行等したり、床
部材2上に物を置いたりする場合の邪魔になると同時
に、外観品質の低下を招くものであった。
【0004】また、控え部材3は、大型であるために嵩
張り、保管,運搬上の物理的に制約があるという問題が
ある。
【0005】更に、控え部材3は、控え体前枠3a,控
え体後枠3b,控え体下枠3c及び中枠3d等から形状
が複雑に形成されているために、成形で形状を出しにく
い上に、溶接点が多くなると共に、多くの材料を必要と
するため、コストが高くなるという問題があった。
【0006】そこで、この発明は、小型で嵩張らず保
管,運搬が容易であり、外観品質の向上が図られ、歩行
や物を置いたりするのに邪魔にもならず、しかも、構成
が簡単で、形状出しが容易であると共に少ない材料で形
成できるバルコニー手摺の補強構造を提供することを課
題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1の発明は、床部材から起立する手摺パネル
と前記床部材との間に、前記手摺パネル倒れ防止用の控
柱を介装したバルコニー手摺の補強構造において、前記
控柱は前記手摺パネルに近接して前記床部材から鉛直に
起立し、上記手摺パネル上端に係止する接合部材を有す
ことを特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明は、前記控柱は、床
部材に沿って前記床部材の幅方向に延び且つ前記床部材
に固定された柱支持体と、前記手摺パネルに近接して前
記柱支持体から鉛直に起立する控柱本体とから構成され
ていることを特徴とする。
【0009】更に、請求項3の発明は、前記床部材は床
板支持枠と床板支持枠上に配設された床板を備え、前記
柱支持体は前記床板支持枠に固定されていると共に前記
床板で覆われていることを特徴とする。
【0010】
【作用】この様な請求項1の発明では、控柱が手摺パネ
に近接して前記床部材から鉛直に起立し、上記手摺パ
ネル上端に係止する接合部材を有しているために、控柱
の外観品質の向上が図られ、控柱が歩行や物を置いたり
するのに邪魔になるのを防止できる。しかも、控柱の構
成が簡単であるために、形状出しが容易であると共に少
ない材料で安価に形成できる。また、控柱は小型で嵩張
らないために、大量に製造しても保管,運搬が容易であ
る。
【0011】また、請求項2の発明では、控柱の柱支持
体が床部材に沿って前記床部材の幅方向に延び且つ前記
床部材に固定されているために、邪魔にならず、又、控
柱の控柱本体が前記手摺パネルに近接して柱支持体から
鉛直に起立しているために、控柱本体を柱支持体で確実
に床部材に支持できる。
【0012】更に、請求項3の発明では、前記床部材が
床板支持枠と床板支持枠上に配設された床板を備え、前
記柱支持体が前記床板支持枠に固定されていると共に前
記床板で覆われているので、控柱支持体が床板上の歩行
の邪魔になるのを確実に防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1〜図6に基づいて説明する。
【0014】図1,図2において、10はバルコニーの
床部材、20は床部材10の縁部から起立する手摺部
材、40は床部材10と手摺部材20との間に介装され
た控柱である。
【0015】この床部材10は、床フレーム11(床板
支持枠)と、床フレーム11上に載置固定される床板1
2を有する。また、この床フレーム11は、床部材10
の自由端縁に沿って延びる縁フレーム13と、縁フレー
ム13と直交する方向(床部材10の幅方向すなわち手
摺部材20の長手方向に直交する方向)に延びる交差フ
レーム14,14と、縁フレーム13に取り付けられた
パネル固定金具15を備えている。
【0016】手摺部材20は、手摺パネル21,下手摺
笠木22,上手摺笠木23,束24,中桟25等を有す
る。この手摺パネル21は、パネルフレーム21aと、
パネルフレーム21aに固定されたパネル本体21bか
ら構成されている。
【0017】そして、パネルフレーム21aは下端がタ
ッピンネジ26でパネル固定金具15に固定され、下手
摺笠木22はタッピンネジ27でパネルフレーム21a
の上端部に固定され、束24の下端部はタッピンネジ2
8で下手摺笠木22に固定され、上手摺笠木23は束2
4の上端部に固定ネジ29で固定され、中桟25はリベ
ット30で束24の中間部に固定されている。尚、束2
4は下手摺笠木22の長手方向に間隔をおいて複数設け
られていて、複数の束24を中桟25及び上手摺笠木2
3が連設している。
【0018】この手摺部材20の手摺パネル21は、図
3,図4に示した様に、縁フレーム13に沿って複数枚
連設される。そして、上述した控柱40が、複数の手摺
パネル21間の接合部に対応して控柱40が配設され
て、手摺部材20の倒れ防止を行う補強部材として用い
られている。
【0019】この控柱40は、床部材10に沿って床部
材10の幅方向に延び柱支持体41と、手摺部材20に
近接して柱支持体41から鉛直に起立する控柱本体42
を備えている。この柱支持体41は、図3に示した様
に、交差フレーム14,14間に配設されると共に、交
差フレーム14,14及び柱支持体41を貫通するボル
ト43とナット44で、交差フレーム14,14に固定
されている。この柱支持体41の左右の壁41a,41
bは、図4に示した様に、ボルト45,ナット46で各
交差フレーム14に個別に固定してもよい。
【0020】この柱支持体40及び床フレーム11は床
板12で覆われている。従って、柱支持体41は、床板
12から突出しないので、床板12上を歩く際の邪魔に
なることはないが、控柱本体42を交差フレーム14に
確実に固定して支持することになる。しかも、控柱本体
42は、手摺部材20に近接させて鉛直に起立している
ので、床板12上を歩く際の邪魔になることはない。
【0021】また、控柱本体42の中間部及び上端部に
は、接合部材47,48がそれぞれ一体に設けられてい
る。この接合部材47は、控柱本体42に固定された接
合部材本体49と、接合部材本体49の先端部に一体に
設けられた係止フック部50を有する。この係止フック
部50は、接合体本体49から起立する起立壁50a
と、起立壁50aから水平に延びる上壁50bと、上壁
50aの先端から下方に若干延びる先端壁50cから側
面形状が逆U字状(鈎状)に形成されている。しかも、
接合部材48は、控柱本体32の上端部に固定された接
合部材本体51と、接合体本体51の先端部両側に設け
られた取付片52,52を有する。
【0022】そして、この係止フック部50は、手摺パ
ネル21の上端部と下手摺笠木22との間に介装されて
いると共に、手摺パネル21の上端部に係止させられて
いる。この係止は、下手摺笠木22を手摺パネル21に
取り付ける前に、図3(a)又は図4(a)の如く係止フック
部50を上方から隣接する手摺パネル21,21の上部
に接合部分で係合させることで行われる。この係合によ
り隣接する手摺パネル21,21の上部が合わせられ
る。この後、柱支持体41が、図3(b),図4(b)に示し
た様に、交差フレーム14,14間に配設されると共
に、ボルト43,ナット44又はボルト45,ナット4
6で交差フレーム14,14に固定される。
【0023】しかも、係止フック部50は、上壁50b
を貫通するタッピンネジ53で下手摺パネル21のパネ
ルフレーム21aに固定されている。尚、下手摺笠木2
2をパネルフレーム21aに固定しているタッピンネジ
27は係止フック部50の起立壁50aをもパネルフレ
ーム21aに固定している。また、接合部材48の取付
片52,52は、束24の上端部両側に配設されている
と共に、取付片52,52及び束24を貫通するボルト
54とナット55で束24の上端部に固定されている。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、床部材から起立する手摺パネルと前記床部材との間
に前記手摺パネル倒れ防止用の控柱を介装したバルコニ
ー手摺の補強構造において、前記控柱は前記手摺パネル
に近接して前記床部材から鉛直に起立し、上記手摺パネ
ル上端に係止する接合部材を有する構成としたので、控
柱の外観品質の向上が図られ、控柱が歩行や物を置いた
りするのに邪魔になるのを防止できる。しかも、控柱の
構成が簡単であるために、形状出しが容易であると共に
少ない材料で安価に形成できる。また、控柱は小型で嵩
張らないために、大量に製造しても保管,運搬が容易で
ある。
【0025】また、請求項2の発明は、前記控柱を、床
部材に沿って前記床部材の幅方向に延び且つ前記床部材
に固定された柱支持体と、前記手摺パネルに近接して前
記柱支持体から鉛直に起立する控柱本体とから構成した
で、控柱本体を柱支持体で確実に床部材に支持できる。
【0026】更に、請求項3の発明は、前記床部材が床
板支持枠と床板支持枠上に配設された床板を備え、前記
柱支持体が前記床板支持枠に固定されていると共に前記
床板で覆われている構成としたので、控柱支持体が床板
上の歩行の邪魔になるのを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るバルコニー手摺の補強構造の部
分断面図である。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】図1,2に示した控柱の取付作業の一例を示す
説明図である。
【図4】図1,2に示した控柱の取付作業の他の例を示
す説明図である。
【図5】(a)は図1に示した控柱の側面図、(b)は(a)の
右側面図である。
【図6】(a)は図5(a)に示した控柱の上端の平面図、
(b)は図5(a)に示した控柱の上端部の拡大図、(c)は図
5(a)のA−A線に沿う断面図、(d)は図5(a)の矢印B
部の部分拡大図である。
【図7】(a)は従来のバルコニーの一例を示す斜視図、
(b)は(a)の控柱のの部分の説明図である。
【符号の説明】
10…床部材 11…床フレーム(床板支持枠)21…手摺パネル 40…控柱 41…柱支持体 42…控柱本体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床部材から起立する手摺パネルと前記床
    部材との間に前記手摺パネル倒れ防止用の控柱を介装し
    たバルコニー手摺の補強構造において、前記控柱は前記
    手摺パネルに近接して前記床部材から鉛直に起立し、上
    記手摺パネル上端に係止する接合部材を有することを特
    徴とするバルコニー手摺の補強構造。
  2. 【請求項2】 前記控柱は、床部材に沿って前記床部材
    の幅方向に延び且つ前記床部材に固定された柱支持体
    と、前記手摺パネルに近接して前記柱支持体から鉛直に
    起立する控柱本体とから構成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のバルコニー手摺の補強構造。
  3. 【請求項3】 前記床部材は床板支持枠と床板支持枠上
    に配設された床板を備え、前記柱支持体は前記床板支持
    枠に固定されていると共に前記床板で覆われていること
    を特徴とする請求項2に記載のバルコニー手摺の補強構
    造。
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