JP3387587B2 - マルチサブキャリア直交復調方法 - Google Patents

マルチサブキャリア直交復調方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、マルチサブキャリア直
交復調方法に関する。さらに詳しくいえば、本発明は、
異なる角周波数を有する複数のサブキャリアで複数のベ
ースバンド信号を直交変調し通信単位の先頭に既知信号
を付加したマルチサブキャリア直交変調信号から個々の
ベースバンド信号を復調するためのマルチサブキャリア
直交復調方法に関する。 【0002】本発明は、特に、M16QAMの使用が予
定される移動体通信の受信方法に適用可能であるが、そ
れのみに限定されない。 【0003】 【従来の技術】マルチサブキャリア直交変調信号からベ
ースバンド信号を復調するマルチサブキャリア直交復調
方法においては、マルチサブキャリア直交変調信号に搬
送波角周波数を有する第1回転複素ベクトルとサブキャ
リア角周波数を有する第2回転複素ベクトルとを順々に
乗じて所定帯域を濾過することが提案されている。 【0004】移動体通信を想定し、この復調方法を図6
に基づいて説明する。200 は送信信号である。マルチサ
ブキャリア直交変調信号である送信信号200 は、 Σi i (t) ・EXP(jωc ・t)・EXP(jωsi・t) で示される。ここで、 mi (t) :ベースバンド信号(i番目) ωc :搬送波角周波数 ωsi:サブキャリア角周波数(i番目) t:時間 である。なお、Σi はiについての総和、EXP (x) は自
然対数の底eのx乗、jは虚数単位を意味する。 【0005】送信信号200 は伝送路201 を伝搬する途中
でフェージングの影響を受けるため、受信信号202 は、 Σi i (t) ・mi (t) ・EXP(jωc ・t)・EXP(jωsi
・t) で示される。ここで、 fi (t) :フェージング成分(i番目のサブキャリアに
対する) である。 【0006】このような受信信号202 に、 EXP(−jωc ・t') で示される回転複素ベクトル203 を乗じると、その乗算
結果205 は、 Σi i (t) ・mi (t) ・EXP(jωsi・t)・EXP(j
φc ) となる。 【0007】ここで、前記回転複素ベクトル203 は前記
送信信号200 には同期していないので、 ΔTc =t −t' として、 EXP(jφc ) =EXP(jωc ・ΔTc ) とした。 【0008】この乗算結果205 に、 EXP(−jωsi・t'') で示される回転複素ベクトル206 を各サブキャリア毎に
乗じ、それぞれベースバンドフィルタ208 を通過させて
所定帯域を濾過すると、その結果得られる分離信号209
は、 fi (t) ・mi (t) ・EXP(jφc ) ・EXP(jωsi・Δ
T) となる。 【0009】ここで、前記回転複素ベクトル206 は前記
送信信号200 には同期していないので、 ΔT=t −t'' とした。なお、本明細書においては、前記回転複素ベク
トル206 をサブキャリア分離用ローカルと記す。また、
このようにして得られる分離信号209 を、サブキャリア
分離信号と記す。 【0010】このような手順を踏むと、各ベースバンド
信号mi (t) が混合しないように分離することが可能で
あるとされている。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】しかし、これだけで
は、このようにして各サブキャリア毎に得られるサブキ
ャリア分離信号209 には、ベースバンド信号mi (t) 以
外に、 fi (t) ・EXP(jφc ) ・EXP(jωsi・ΔT) が含まれてしまう。これらの成分は受信誤りを生じさせ
るものであって、除去することが望ましい。なお、本明
細書においては、EXP(jωsi・ΔT) を、(送受信間)
位相偏差と記す。 【0012】また、通信単位の先頭に既知信号が付加さ
れる変調信号の復調においては、最初に既知信号を検出
すれば容易に同期が確立できる。M16QAMを例にす
ると、通信単位はスロットと呼ばれ、その先頭に同期シ
ンボルと呼ばれる既知信号が付加される。既知信号検出
時刻のズレは受信誤りが生じる原因となるので、正確で
あることが望ましい。 【0013】このように、マルチサブキャリア直交復調
方法においては、 ・既知信号検出時刻を正確にすること ・位相偏差を求めること ・フェージング成分を求めること を行って、受信誤りを少なくすることが課題とされてい
る。なお、フェージング成分の検出においては、フェー
ジング成分にEXP(jφc ) が乗じられた成分を求めるこ
とが容易であり、従って、フェージング成分とEXP(jφ
c ) との影響を同時に除去することも容易であるので、
本明細書においては、フェージング成分とEXP(jφc )
とが乗じられた成分をフェージング成分と記す。 【0014】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、マルチサブキャリア直交復調方法において、受
信誤りを低下させることにある。 【0015】 【課題を解決するための手段】図1は、本発明の基本原
理を説明する信号フロー図である。なお、図1には、請
求範囲以外のものも図示されているが、それによって本
発明を限定するものではない。 【0016】本発明のマルチサブキャリア直交復調方法
は、サブキャリア分離信号にサブキャリア分離用ローカ
ルの複素共役を乗じる。同図においては、10がサブキャ
リア分離信号、7がサブキャリア分離用ローカル、11が
複素共役を発生するところである。 【0017】そして、本発明のマルチサブキャリア直交
復調方法は、その乗算結果に、サブキャリア角周波数を
有し、既知信号検出時刻における位相を所定位相に調整
する回転複素ベクトルを乗じる。なお、それら乗算順序
については限定しない。 【0018】同図においては、15がサブキャリア角周波
数を有する回転複素ベクトルを発生するところであり、
その位相が、既知信号を検出する既知信号検出手段14に
よって調整されることを示している。 【0019】 【作用】本発明のマルチサブキャリア直交復調方法は、
サブキャリア分離信号にサブキャリア分離用ローカルの
複素共役と既知信号検出時刻における位相を所定位相に
調整する回転複素ベクトルとを乗じることによって、位
相偏差を求める必要性自体をなくし、位相偏差を求める
ときに生じる誤差を除去してしまって受信誤りを低下さ
せる。 【0020】図1に基づいて詳しく説明すると、 Σi i (t) ・EXP(jωc ・t)・EXP(jωsi・t) で示される送信信号1に、伝送路2におけるフェージン
グが影響すると、その受信信号3は、 Σi i (t) ・mi (t) ・EXP(jωc ・t)・EXP(jωsi
・t) で示される。 【0021】これに、 EXP(−jωc ・t') t'=t −ΔTC で示される回転複素ベクトル4を乗じると、この乗算手
段5の乗算結果6は、 Σi i (t) ・mi (t) ・EXP(jωsi・t)・EXP(j
φc ) EXP(jφc ) =EXP(jωc ・ΔTC ) で示される。 【0022】この乗算結果6に、 EXP(−jωsi・t'') t'' =t−ΔT で示されるサブキャリア分離用ローカル7を乗じ、この
乗算手段8の乗算結果をベースバンドフィルタ9に通過
させると、 fi (t) ・mi (t) ・EXP(jφc ) ・EXP(jωsi・Δ
T) で示されるサブキャリア分離信号10が得られる。 【0023】11においては、前記サブキャリア分離用ロ
ーカル7の複素共役を発生することが行われる。この複
素共役11を前記サブキャリア分離信号10に乗じると、こ
の乗算手段12の乗算結果13は、 fi (t) ・mi (t) ・EXP(jφc ) ・EXP(jωsi・t) で示される。 【0024】14においては、既知信号を検出することが
行われる。15においては、既知信号検出時刻に位相を所
定位相に調整した回転複素ベクトル、 EXP(−jωsi・t''') を発生することが行われる。 【0025】いま、時刻t0において既知信号が検出され
たとすると、既知信号における、 EXP(jωsi・t) の位相が通信規約で規定されていれば、これを、 Ψ0 =EXP(jωsi・t0) とし、前記所定位相を−Ψ0 とすれば、 t'''= t とすることができる。 【0026】そのため、前記複素共役を乗じた乗算結果
12に前記回転複素ベクトル15をさらに乗じれば、この乗
算手段16の乗算結果17は、 fi (t) ・mi (t) ・EXP(jφc ) となり、受信誤りは、 ・既知信号検出時刻を正確にすること ・フェージング成分を求めること だけに依存し、位相偏差を求める必要はなくなる。な
お、本明細書においては、前記Ψ0 を、サブキャリア位
相と記す。 【0027】さらに付け加えれば、この乗算結果17に既
知信号の逆数18を乗じると、既知信号検出時刻t0におけ
るこの乗算手段19の乗算結果20は、 mi (t0)=Si i :既知信号 として、 fi (t) ・mi (t0)・EXP(jφc ) /Si =fi (t) ・EXP(jφc ) となり、このようにフェージング成分だけを抽出できる
ことから、フェージング予測手段21に連接することも容
易である。 【0028】そして、前記乗算結果17をこのフェージン
グ予測手段21の予測結果22で除算すれば、この除算手段
23の除算結果24は、 mi '(t)=mi (t) ・fi (t) /fi '(t) となる。ここで、fi '(t)は、フェージング成分の予測
値である。フェージング成分の予測値が十分な精度であ
れば、このようにして正確なベースバンド信号を復調す
ることが可能になる。 【0029】 【実施例】次に、本発明によるマルチサブキャリア直交
復調方法が、実際上どのように具体化されるのかを、実
施例で説明する。 【0030】〔 構成についての説明 〕先ず、M16
QAMを使用する移動無線受信機に本発明を適用する場
合を想定して、図2に示すブロック図に基づいて実施例
の構成について説明する。なお、本例においては、同期
シンボル送信時刻のサブキャリア位相は(1+j0)に
定められているものとする。 【0031】50はアンテナである。該アンテナ50におい
て受信される無線信号は、受信部51に入力する。該受信
部51においては、無線信号に同調して受信チャネルの信
号を抽出すること、抽出した受信チャネルの信号を直交
復調してサンプリングし、DSP52のポート52a に出力
することが行われる。 【0032】前記サンプリングの周期TM は、シンボル
の転送間隔をTS として、 TM =TS /KS S :定数 に設定される。 【0033】前記ポート52a に入力される前記サンプリ
ングデータはレジスタ52b に記憶され、該レジスタ52b
の記憶内容は演算部52c に読込まれる。該演算部52c に
おいては、後述する制御が実行される。 【0034】前記DSP52、ROM54、RAM55におい
ては、それらが接続するバス53を介して、相互にデータ
転送が行われる。前記ROM54には、前記演算部52c に
よって実行される制御の制御手順が記憶される。前記R
AM55には、該制御に必要なデータが記憶される。 【0035】なお、M16QAMでは、 ωsi=(2i−5)ωs (i=1,2,3,4) と表すことができ、前記ポート52a の入力信号は、図1
における前記受信信号3と同等である。 【0036】〔 マルチサブキャリア直交復調制御につ
いての説明 〕次に、図3に示すフローチャートに基づ
いて、前記演算部52c において実行されるマルチサブキ
ャリア直交復調制御について説明する。該制御は、前記
受信部51から出力されるサンプリングデータが前記レジ
スタ52b にセットされるたびに、上位制御によって起動
される。 【0037】ステップH60においては、後述する演算A
を計算することが行われる。続くステップH61において
は、前記RAM55に記憶される変数nに1が加えられ
る。なお、該変数nは別に実行される初期化制御(詳細
は説明せず)において0に初期設定される。 【0038】続くステップH62においては、前記変数n
と定数NC とが比較される。該定数NC は、 EXP(jωs ・NC ・TM ) =1 となるように設定される。ここで、ωs は各サブキャリ
アの基底となる角周波数である。 【0039】前記変数nが前記定数NC 以上であれば、
制御はステップH63に移行する。そうでなければ、制御
はステップH64に移行する。ステップH63においては、
前記変数nが0に設定される。そして、制御はステップ
H64に移行する。 【0040】ステップH64においては、同期シンボルを
検出する同期シンボル検出処理(詳細は説明せず)が行
われる。同期シンボルが検出されると、ステップH65の
判定により、制御はステップH66に移行する。同期シン
ボルが検出できないときは、同ステップH65の判定によ
り、制御はステップH67に移行する。 【0041】ステップH66においては、前記RAM55に
記憶される変数mに前記定数KS が代入される。また、
前記RAM55に記憶される変数nS に0が代入される。
そして、制御はステップH68に移行する。 【0042】ステップH67においては、前記変数mに1
が加えられる。そして、制御はステップH68に移行す
る。 【0043】ステップH68においては、前記変数mと前
記定数KS とが比較される。前記変数mが前記定数KS
以上であれば、制御はステップH69に移行する。そうで
なければ、該制御は終了する。 【0044】ステップH69においては、後述する演算B
を計算することが行われる。続くステップH70において
は、前記演算Bの計算結果をもとにフェージング補償を
計算するフェージング補償処理(詳細は説明せず)が行
われる。 【0045】続くステップH71においては、前記フェー
ジング補償処理の結果をもとにベースバンド信号を復号
する復号処理(詳細は説明せず)が行われる。続くステ
ップH72においては、前記nS に1を加えること、前記
変数mに0を代入することが行われる。そして、該制御
は終了する。 【0046】〔 マルチサブキャリア直交復調演算につ
いての説明 〕次に、前記ステップH60、H69で計算さ
れる演算A、演算Bについて、図4に示すデータフロー
図に基づいて説明する。 【0047】先ず、演算Aについて説明する。80におい
ては、 EXP(jωs ・n・TM ) で示される回転複素ベクトルが計算される。81において
は、80の複素共役、つまり、 EXP(−jωs ・n・TM ) が計算される。 【0048】乗算手段82においては、前記レジスタ52b
に記憶されるサンプリングデータと前記複素共役81との
乗算が行われる。該乗算結果は、LPF84に入力する。
該LPF84においては、ベースバンドフィルタ特性を有
する信号処理が行われる。 【0049】乗算手段86においては、前記LPF84の出
力と前記回転複素ベクトル80との乗算が行われる。該乗
算結果は、メモリM3 に記憶される。 【0050】乗算手段83においては、前記レジスタ52b
に記憶されるサンプリングデータと前記回転複素ベクト
ル80との乗算が行われる。該乗算結果は、LPF85に入
力する。該LPF85においては、ベースバンドフィルタ
特性を有する信号処理が行われる。 【0051】乗算手段87においては、前記LPF85の出
力と前記複素共役81との乗算が行われる。該乗算結果
は、メモリM2 に記憶される。 【0052】90においては、 EXP(j3ωs ・n・TM ) で示される回転複素ベクトルが計算される。91において
は、90の複素共役、つまり、 EXP(−j3ωs ・n・TM ) が計算される。 【0053】乗算手段92においては、前記レジスタ52b
に記憶されるサンプリングデータと前記複素共役91との
乗算が行われる。該乗算結果は、LPF94に入力する。
該LPF94においては、ベースバンドフィルタ特性を有
する信号処理が行われる。 【0054】乗算手段96においては、前記LPF94の出
力と前記回転複素ベクトル90との乗算が行われる。該乗
算結果は、メモリM4 に記憶される。 【0055】乗算手段93においては、前記レジスタ52b
に記憶されるサンプリングデータと前記回転複素ベクト
ル90との乗算が行われる。該乗算結果は、LPF95に入
力する。該LPF95においては、ベースバンドフィルタ
特性を有する信号処理が行われる。 【0056】乗算手段97においては、前記LPF95の出
力と前記複素共役91との乗算が行われる。該乗算結果
は、メモリM1 に記憶される。 【0057】次に、演算Bについて説明する。100 にお
いては、 EXP(jωs ・nS ・TS ) で示される回転複素ベクトルが計算される。101 におい
ては、100 の複素共役、つまり、 EXP(−jωs ・nS ・TS ) が計算される。 【0058】乗算手段102 においては、前記メモリM3
の記憶内容と前記複素共役101 との乗算が行われる。該
乗算結果は、メモリS3 に記憶される。乗算手段103 に
おいては、前記メモリM2 の記憶内容と前記回転複素ベ
クトル100 との乗算が行われる。該乗算結果は、メモリ
2 に記憶される。 【0059】110 においては、 EXP(j3ωs ・nS ・TS ) で示される回転複素ベクトルが計算される。111 におい
ては、110 の複素共役、つまり、 EXP(−j3ωs ・nS ・TS ) が計算される。 【0060】乗算手段112 においては、前記メモリM4
の記憶内容と前記複素共役111 との乗算が行われる。該
乗算結果は、メモリS4 に記憶される。乗算手段113 に
おいては、前記メモリM1 の記憶内容と前記回転複素ベ
クトル110 との乗算が行われる。該乗算結果は、メモリ
1 に記憶される。 【0061】そして、前記メモリS1 、前記メモリ
2 、前記メモリS3 、前記メモリS4の記憶内容が前
記フェージング補償処理に渡される。 【0062】〔 作動についての説明 〕図5は、前記
マルチサブキャリア直交復調制御の作動を時間軸に沿っ
て説明するタイムチャートである。 【0063】縦線は、前記レジスタ52b に前記受信部51
から出力されるサンプリングデータがセットされ、前記
マルチサブキャリア直交復調制御が起動されることを意
味している。該起動間隔は、前記TM である。 【0064】同図(a) は、前記演算Aが実行されるとこ
ろを黒丸で示している。また、同図(b) は、前記同期シ
ンボル検出処理が実行されるところを白丸、または、黒
丸で示している。黒丸は、同期シンボルが検出されたと
ころである。また、同図(c)は、前記演算Bが実行され
るところを黒丸で示している。 【0065】前記演算Aは、同図(a) に示すように、前
記TM 間隔で実行される。前記同期シンボル検出処理
も、同図(b) に示すように、前記TM 間隔で実行され
る。 【0066】いま、同図(ア) のように同期シンボルが検
出されると、前記ステップH66、H68、H69が実行さ
れ、同図(イ) のように、前記演算Bが実行される。この
とき、前記ステップH66においては前記変数nS が0に
設定されるので、前記回転複素ベクトル100 、110 の値
は、同図(エ) のように、(1+j0)になる。 【0067】そして、前記演算Bは、同図(イ) 、(ウ) に
示すように、前記TS 間隔で実行される。なお、同図に
おいては、前記定数KS を8にして例示してある。 【0068】 【発明の効果】本発明のマルチサブキャリア直交復調方
法は、前記のように、サブキャリア分離用ローカルの共
役複素と既知信号検出時の位相を所定位相に調整する回
転複素ベクトルとをサブキャリア分離信号に乗じるの
で、従来とは異なって、送受信間位相偏差を求めること
が不要になった。 【0069】そして、送受信間位相偏差を求めることが
不要になったので、送受信間位相偏差の誤差に起因して
受信誤りが生じることはなくなり、その分、受信誤りは
低下した。 【0070】また、本発明のマルチサブキャリア直交復
調方法によると、前記のように、フェージンング成分を
抽出することができるので、復調手段とフェージング予
測手段との連接が容易になり、フェージング補償を行う
ことが容易になった。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の基本原理を示す信号フロー図である。 【図2】本発明の実施例を示すブロック図である。 【図3】マルチサブキャリア直交復調制御の制御手順の
一例を示すフローチャートである。 【図4】マルチサブキャリア直交復調演算の一例を示す
データフロー図である。 【図5】マルチサブキャリア直交復調制御の作動を説明
するタイムチャートである。 【図6】従来のマルチサブキャリア直交復調方法を説明
する信号フロー図である。 【符号の説明】 1 送信信号 2 伝送路 3 受信信号 7 サブキャリア分離用ローカル 10 サブキャリア分離信号 11 複素共役 12 乗算手段 15 回転複素ベクトル(既知信号検出時の位相を所定位
相に調整する) 16 乗算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/38 H04J 11/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 マルチサブキャリア直交変調信号にサブ
    キャリア角周波数を有するサブキャリア分離用ローカル
    を乗じ、所定周波数帯域を濾過してサブキャリア分離信
    号を得るマルチサブキャリア直交復調方法であって、 前記サブキャリア分離用ローカルの複素共役ベクトル
    と、 前記サブキャリア角周波数を有し、既知信号検出時刻に
    おける位相を所定位相に調整する回転複素ベクトルと
    を、前記サブキャリア分離信号に乗じることを特徴とす
    るマルチサブキャリア直交復調方法。
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