JP3387143B2 - カメラの表示装置 - Google Patents

カメラの表示装置

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JP3387143B2
JP3387143B2 JP07063493A JP7063493A JP3387143B2 JP 3387143 B2 JP3387143 B2 JP 3387143B2 JP 07063493 A JP07063493 A JP 07063493A JP 7063493 A JP7063493 A JP 7063493A JP 3387143 B2 JP3387143 B2 JP 3387143B2
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JP07063493A
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艶子 松下
勝 村松
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は分割測光が可能なカメラ
とその表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被写界を複数の領域に分割して測
光するカメラでは、その測光出力から露出値を演算する
際には、所定の演算式に基づいた1個の露出値が算出さ
れていた。このように算出された露出値は、一般に適性
露出値とよばれ、失敗の少ない写真を得るために有効で
あった。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術によれば、撮影者は、ただ1個の露出値のみを知るこ
とができるだけで、撮影された写真において露出オーバ
ーや露出アンダーになる部分が存在しているのか否かを
確認することができなかった。そこで、本発明では従来
の欠点を鑑み、撮影者が自分の意図する撮影に最適な露
出値を容易にうることが可能となるように、露出値に対
して撮影画面の各領域が分布する度合を知ることのでき
るカメラの表示装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1では、披写界を複数の領域に分割
して測光する測光手段と、撮影者が設定した露出値ある
いは前記測光手段からの出力に基づき算出された露出値
に対する、測光手段からの複数の出力の度数分布を演算
する演算手段と、演算手段により演算された値を、横軸
に露出値に対してオーバーかアンダーかを示す露出に関
する量、縦軸に度数に関する量からなるヒストグラムに
より表示し、前記ヒストグラムと撮影画面とを隣接させ
表示する表示手段とを有するようにカメラの表示装置
を構成した。
【0005】また請求項2の発明では、請求項1の表示
手段が、露出補正を行うことによって、横軸の露出に関
する量に対する縦軸の度数に関する量が変動するように
した。さらに請求項3の発明では、請求項1の表示手段
が、演算手段により演算された値のうち、設定された所
定値よりも大きい値だけを表示するようにした。
【0006】
【作用】本発明によれば、撮影者は、ファインダーを覗
くだけで、カメラの露出値に対する撮影画面内の輝度分
布を知ることができるので、自分の意図する撮影に最適
な露出値かどうかを容易に判断することが可能となる。
【0007】
【実施例】図1〜6は、本発明の実施例を示した図であ
る。以下、この図に基づいて本実施例について詳細に説
明する。図2は、本実施例のカメラの内部構成を示す断
面図である。図2において、撮影レンズ1を透過した光束
は、反射ミラー2で反射され、フォーカシングスクリー
ン4に結像される。フォーカシングスクリーン4で結像
した光束は、カメラ上部に設けられたペンタプリズム5
を透過して接眼レンズ6に届いて結像する。また、フォ
ーカシングスクリーン4、ペンタプリズム5を透過した
別の光束は集光レンズ7を介して多分割測光素子8に届
く。
【0008】また、フォーカシングスクリーン4の近傍
には表示装置10が設けられており、この表示はファイ
ンダー内で確認できるようになっている。多分割測光素
子8、表示装置10、および、後述する外部操作可能な
露出補正ダイヤル11は、それぞれカメラ底部に設けら
れたマイクロコンピュータ(CPU)9に接続されている。
【0009】図3は、図2の多分割測光素子8の形状を示
した図である。この多分割測光素子8は、横10行、縦
5列の計50のエリアに分割された2次元センサであ
り、それぞれのエリアに設けられた光電変換素子により
エリア毎の測光が公知の方法で行われる。それぞれの光
電変換素子は、全てCPU9に接続されている。
【0010】次に、図1を用いて本発明の表示装置の第
一の実施例について説明する。図1は、撮影者がファイ
ンダーを覗いたときに見える様子を示している。フォー
カシングスクリーン4に映し出された被写体像は、撮影
画面枠4で観察される。その下部には、本実施例の表示
装置であるヒストグラム101 が示され、またマルチパタ
ーン測光等の自動露出演算により演算された露出値ある
いはマニュアル設定により設定された露出値を確認でき
る露出値表示部102 が示されている。
【0011】ここで、図1のヒストグラム101 について
図4を用いて詳細に説明する。図4(a),(b)において、グ
ラフの横軸には露出制御に対する相対的な輝度値、縦軸
にはその輝度を示す被写体の領域の度合が示されてい
る。このヒストグラム101 には、カメラが制御する露出
値に対して、横軸の各輝度に相当する被写体の割合、す
なわち、被写体が前述の50の測光素子の示す輝度値の度
数分布が表示される。
【0012】ヒストグラム101 は、カメラが制御する露
出値に対して、右に行くほど大きい輝度値を有する被写
体の割合が、左に行くほど小さい輝度値を有する被写体
の割合が表示される。表示される輝度値の幅は本実施例
では、1/3 段ずつ、プラスマイナス3段まで表示される
ようになっている。また、プラスマイナス3段よりもア
ンダーあるいはオーバーである輝度値は、一括して、
「非常にオーバー」、「非常にアンダー」の部分に表示
される。この輝度値の幅は、要求される性能に基づいて
設定されるが、ユーザーが設定できるようにしてもよ
い。
【0013】図4(a) は、本発明の第一実施例の表示形
態の一例であり、最も度合の高い輝度値(この場合は−
1/3 段) における度数を1(すなわち縦軸の最大幅)と
して、他の輝度値における度数は上記最大度数に対する
相対的な割合で示されている。また、図4(b) は、本発
明の第一実施例の表示形態の別の例であり、全測光素子
数すなわち50領域を100 %(すなわち縦軸の最大幅)と
して表示している。つまり、図4(b) の縦軸は、最大を
50とした測光素子数に相当する。
【0014】また、縦軸の表示の仕方については、撮影
者が必要に応じて自分で設定できるようにしてもよい。
度数のカウントは、CPU9により行われる。CPU9は、ま
ず、50の測光領域のうち、輝度値が-3±1/6 段の範囲に
相当する素子の数をカウントする。次に、-8/3±1/6 段
の範囲に相当する素子の数をカウントする。このよう
に、順次輝度値の大きい方向へカウントを続け、最終的
に3 ±1/6 段の範囲に相当する素子の数までカウントす
る。
【0015】そして、全てのカウントが終了した時点
で、その結果を図4(a) 、図4(b) に示されたような表
示装置に出力し表示を行う。表示のさせ方自体は、公知
の方法と何ら変わりがないので、ここでは省略する。次
に、本発明の表示装置を備えたカメラにおいて、自動露
出時に露出補正を行った際の上記表示装置の表示につい
て説明する。
【0016】図4(a) の表示にあるように露出値が決定
されている場合に、図2に示された外部操作可能な露出
補正ダイヤル11を操作すると、図5(a), 図5(b)のように
表示が変化する。図5(a)は、露出補正ダイヤル11を1段
オーバー側に操作した際の表示の様子を示している。撮
影者は、この表示をみることにより、撮影画面内にとら
えられた被写体は、適性露出値よりもオーバーな部分が
大部分を占めていることを瞬時に確認することができ
る。
【0017】図5(b)は、露出補正ダイヤル11を1段アン
ダー側に操作した際の表示の様子を示している。撮影者
は、この表示をみることにより、撮影画面内にとらえら
れた被写体は、適性露出値よりもアンダーな部分が大部
分を占めていることを瞬時に確認することができる。図
6は、本発明の表示装置の第二の実施例を説明する図で
ある。
【0018】図6(a)は、図6(b)の実施例を説明する上で
使用するための図であり、図4(a)と全く同一の表示状態
である。図6(a)には、縦軸の度数にしきい値が設定され
ている様子が示されている。前述のCPU9は、表示装置の
縦軸に相当する度数に関するしきい値を有している。第
二の実施例である図6(b)は、図6(a)のしきい値よりも度
数が高い部分だけを表示している。CPU9は、まず、第一
の実施例と同様に50の測光領域の度数分布を演算する。
次に各輝度値において度数が最大度数の1/2以上に相
当するもののみを表示装置に表示するようにする。
【0019】なお、しきい値は、ここでは最大値の1/
2と設定したが、1個でも存在すれば表示するようにし
てもよい。これらのしきい値は、必要とされる性能に応
じて設定される。また、ユーザーが自由に設定できるよ
うにしてもよい。表示のさせ方自体は、公知の方法と何
ら変わりがないので、ここでは省略する。
【0020】この表示装置は、表示領域が広くとれない
場合や、よりコストを下げたい場合に採用される。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、露出制
御値に対して撮影画面内に占める被写体の輝度分布を知
ることが可能となり、撮影者は自分の意図する撮影に最
適な露出値を容易に得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるカメラのファインダー内
の様子を示した図である。
【図2】本発明の実施例であるカメラの基本構成を示し
た断面図である。
【図3】本発明の実施例である測光装置の分割形状を示
した図である。
【図4】(a)本発明の第一の実施例である表示装置の
第一の表示形態を示した図である。(b)本発明の第一
の実施例である表示装置の第二の表示形態を示した図で
ある。
【図5】本発明の第一の実施例である表示装置が露出補
正によって変化する様子を示した図である。
【図6】本発明の第二の実施例である表示装置を説明す
る図である。
【主要部分の符号の説明】
8…多分割測光素子 10、101、102…表示装置 11…露出補正ダイヤル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写界を複数の領域に分割して測光する
    測光手段と、 撮影者が設定した露出値あるいは前記測光手段からの出
    力に基づき算出された露出値に対する、前記測光手段か
    らの複数の出力の度数分布を演算する演算手段と、 前記演算手段により演算された値を、横軸に前記露出に
    対してオーバーかアンダーかを示す露出に関する量、縦
    軸に度数に関する量からなるヒストグラムにより表示
    し、前記ヒストグラムと撮影画面とを隣接させて表示す
    る表示手段とを有することを特徴とするカメラの表示装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記表示手段は、露出補正を行うことによって、前記横
    軸の露出に関する量に対する前記縦軸の度数に関する量
    が変動することを特徴とするカメラの表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記表示手段は、前記演算手段により演算された値のう
    ち、設定された所定値よりも大きい値だけを表示するこ
    とを特徴とするカメラの表示装置。
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JP5031342B2 (ja) * 2006-12-01 2012-09-19 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法
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