JP4685203B2 - 撮像機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ、ビデオなどの撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
スチールカメラやビデオカメラ等の撮像装置において、そのファインダ画面内部に、焦点調節エリア、露出測定エリアまたは視線入力用の視線目標等の表示の為に、スーパーインポーズ表示を行うものがある。例えば、焦点検出エリア表示用のものであれば、測距用として作動中のエリアが光ったり色が濃くなったりして点灯表示するものである。
【0003】
これらの撮像装置には測距機能や測光機能等の各種機能があり、ムービー撮影時や連写時にも被写体の動きに追従した撮像動作を行う為に、測距や露出測定値をあらかじめ定められたタイミングの時間内に行い、ピントや露出の制御を行う機能がある。
【0004】
これらの連続した制御にあたり、被写体の挙動が撮像装置のソフトウェア上の想定を越えるものがあり、撮像装置がその挙動に対してピントや露出を調節仕切ることが不可能になったり、あるいは撮像装置の作動部分が不調になった為に通常ならば連続制御可能な動作の被写体に対して、測距や測光および制御が追い付かなくなる場合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
制御が追いつかなくなっても撮像装置が正常作動時と同様の動作を続けている場合には、撮影者がその制御の不調を即座に気付くことが出来なくなる。また、撮影時の撮影者は撮影中のファインダー画面に集中していて、画面外の各種表示は意識して確認する以外は眼に入らない確率が極めて高い。仮に、画面外や画面周辺の表示部材を用いて警告表示を行っても、撮影者が即座には気が付きにくく、場合によっては最後まで気が付かないことも考えられる。
【0006】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、撮影者に見落とされる確率の極めて少ない、確実で、かつリアルタイムな警告を行うことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、第1発明の撮像機器は、ファインダ内の撮影視野枠内において観察される被写体の焦点状態の測定対象領域を示す複数の測定領域のうちの、撮影視野内の中央部に配置された第1測定領域を被写体に対してスーパーインポーズ表示する第1表示部と、
撮像視野枠内における複数の測定領域のうちの、第1測定領域とは異なる測定領域であって第1測定領域の上下および左右に配置された複数の第2測定領域を、被写体に対してスーパーインポーズ表ホする第2表示部と、
被写体を撮像装置で撮像する際の露出状態または調光状態、および焦点調節状態を含む、該撮像装置の各種機能に関する状態を検知する検知手段と、
検知手段による検知結果に基づいて、撮像装置が各種機能の作動異常または制御不調に陥っている異常状態であるか否かを判別する判別手段と、
判別手段により異常状態であることが判別されると、第1表示部および第2表示部に警告動作を実行せしめる制御手段と、を有し、
制御手段は、
露出状態または調光状態における警告動作を行う際には、第1、第2表示部で表示される複数の測定領域の中から、該露出状態又は該調光状態がオーバーであるかアンダーであるかの方向性を表示するための測定領域であって、その方向性に応じて第2測定領域のうちの第1測定領域の上下に配置された測定領域の何れか一方を含む複数の測定領域を選択し、その選択された複数の測定領域を用いた表示形態での警告表示を行い、
焦点調節状態における警告動作を行う際には、第1、第2表示部で表示される複数の測定領域の中から、焦点調節状態のずれの方向性を表示するための測定領域であって、その方向性に応じて、第2測定領域のうちの第1測定領域の左右に配置された測定領域の何れか一方を含む複数の測定領域を選択し、その選択された複数の測定領域を用いた、表示形態とは異なる表示形態での警告表示を行うように、第1表示部および第2表示部を制御する。
【0008】
第2発明の撮像機器は、請求項1において、制御手段は、第1表示部および第2表示部の点灯動作、消灯動作、点滅動作、表示濃度変化動作のうちのいずれか1つの動作により、または2つ以上の動作の組合せにより、警告動作を実行せしめることを特徴とする。第3発明の撮像機器は、請求項1乃至請求項2のいずれか1項において、制御手段は、第1表示部または第2表示部の点滅周期を制御することにより、第1表示部または第2表示部に警告動作を実行せしめることを特徴とする。
【0009】
第4発明の撮像機器は、請求項1乃至請求項3において、検知手段は、前記各種機能の状態として、焦点検出状態、露出状態、調光状態、フィルム給送状態の少なくとも1つの状態を検知することを特徴とする。
【0010】
第5発明の撮像機器は、請求項1乃至請求項4において、第1表示部および第2表示部は、写真の縦横比を示す写真サイズ表示部材および/または撮影視野枠内における被写体の輝度または焦点状態の測定領域を示す測定領域表示部材であることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に関わる撮像装置の画面内スーパーインポーズ部材を用いた各種作動異常や制御不調の警告方法を、複数の測距エリアを有するオートフォーカスー眼レフカメラを例に挙げて説明する。
【0012】
図1は、複数の測距エリアを画面内に有する一眼レフカメラのファインダ視野の一例を示す正面図である。図1は、中央測距エリア表示部1aが反転表示されて、選択された測距エリアが画面中心に有る状況を示す正面図である。図2は、図1に示した複数の測距エリアを有するカメラにおいて、中央測距エリア表示部1aが点滅することで、オートフォーカス制御が不調になった表示状況を示す正面図である。
【0013】
図1および図2に示す本発明に関わるファインダ表示の例では、測距エリアが中心と上下左右合計5カ所を有するカメラの例である。これらの測距エリアの選択は不図示の選択用ボタンもしくはダイヤルを以て手動で行うか、カメラに内蔵された自動選択ソフトウェアの作動によって自動選択される。
【0014】
図1には、撮影者が上述のように5点ある測距エリアの中から中央の測距エリア1aを選択した場合のファインダ画面2内の状態を示す。図2には図1に示した本発明に関わるファインダにて焦点調節動作に支障が生じた場合のスーパーインポーズ表示を示す。選択された測距エリア表示1aが点滅してピント調節不調を警告表示している。
【0015】
上述の図1および図2では、撮影者が中央の測距エリア1aを選択した場合を示したが、他のいづれの測距エリアを選択しても、選択された各測距エリア表示部1a〜1eは同様の動作を行うものである。
【0016】
図3は、本発明に関わる警告表示を行うソフトウェアの動作フローチャートを示す。図4は、本発明に関わる警告表示を行うカメラの外観操作部材を示す外観図である。
【0017】
図3には本発明に関わるオートフォーカスカメラのオートフォーカス(以下、AFと称す)制御不調警告表示のアルゴリズムを示すフローチャートである。
【0018】
カメラのAF撮影が開始されると同時に、ステップS1にてAF制御不調検出ソフトが起動してからステップS2に進む。AF制御不調検出ソフトはカメラがAF撮影を完了するまで動作し続けるものである。なお、AF撮影の開始は、図4に示すカメラのシャッタボタン41の半押し開始時点、もしくはAF作動ボタン42を押し始めた時点である。AF撮影の中止は、シャッタボタン41の半押しを終了したか、もしくはAF作動ボタン42を押すことを止めた時点である。
【0019】
AF制御不調検出ソフトがAF動作不調と判断する場合としては、第1に、動体に対して連続的にAF動作を行っている最中に、被写体が急激に不規則な挙動を示したことが原因となり、カメラの被写体像面予想位置に対して実際の被写体の像面位置が急激に異なる状態に陥った場合や、測距センサが被写体像面位置を見失って連続AF制御の続行が出来なくなった場合である。第2に、第1の場合のような連続動体追尾AF制御が不可能になった訳ではないが、連写しながらの動体追尾撮影の場合に連写中のカットで撮影はしたものの、焦点調節を規定の精度以内のレベルで行えなかった場合などが考えられる。
【0020】
ステップS2ではAF制御の動作を判定するタイミングであるか否かを判断する。判定タイミングであると判断した場合はステップS3に進み、未だに判定タイミング前と判断されればステップS11に進む。ステップS11ではAF撮影が終了したか否かを判断する。AF撮影が続行していると判断した場合には、ステップS2に戻る。AF撮影が終了していると判断した場合には、AF制御不調検出ソフトの動作も終了する。
【0021】
ステップS3では、AF制御が不調に陥っているか否かを判断する。AF制御が不調に陥っていると判断した場合にはステップS4に進み、正常であると判断されればステップS21に進む。ステップS21では、既に後述のAF制御不調警告である測距エリア表示部の点減が行われているか否かを判断する。AF制御不調警告が行われていなければそのままステップS23に進み、AF撮影が終了したか否かを判断する。AF撮影が終了していればAF制御不調検出ソフトの動作も終了する。AF撮影が続行していると判断した場合には、ステップS2に戻る。ステップS21において、AF制御不調警告が行われていると判断したときは、ステップS22に進んでAF制御不調警告の測距エリア表示部の点減を停止し通常の連続点灯に復帰させる。
【0022】
ステップS3からステップS4に進んだ場合には、図2に示すようにファインダ内の選択された測距エリア表示を通常の連続点灯状態ではなく点滅表示とする。動体連続追尾AF撮影においては、撮影者は常に選択した測距エリアを被写体像に重ね合わせとようとしているので、選択された測距エリア表示は常に注視されている状態にあるので、選択された測距エリア表示部1a〜1eが通常の連続点灯から点滅表示になる瞬間に、撮影者は必ず焦点調節エリアの表示の変化が判るので、確実な警告表示となるのである。なお、図2においては警告表示を選択された測距エリア表示部1aだけとしたが、より目立つ警告を行う為に5カ所全ての測距エリア1a〜1eで点滅を行っても良い。
【0023】
ステップS4にて警告動作が開始されるとステップS5に進み、AF撮影が終了したか否かを判断し、終了していればステップS6に進んで測距エリア表示の点減を停止してからプログラムを終了し、AF撮影が終了していないのであればステップS2に戻り、上述の動作を繰り返す。
【0024】
図5は、本発明による撮像機器の一実施例を示すブロック結線図である。
【0025】
CPU回路20には、AFセンサ21、測光センサ22、調光センサ23、シャッタモニタ、フィルム給送センサ25、絞り制御センサ26が接続されており、CPU回路20は撮像装置の動作状態を検知することができる。検知結果は、表示27において表示され、撮影者に知らされる。
【0026】
図6〜図8までは、フィルム給送不良表示の例を示すファインダ画面2の正面図である。図6、図7、図8の順で、各状態において、測距エリア表示部1d、測距エリア表示部1a、測距エリア表示部1bが、それぞれ点減を繰り返し行う。また、逆方向の点減でも、あるいは上記と正方向・逆方向の点滅の組み合わせの表示を行って、内容(フィルム途中引っかかり・フィルムEND・フィルム引出力量異常等)を区別する表示を行ってもよい。
【0027】
図9は、フラッシュ調光が正常に適正露出で行われたことを表示するファインダ画面2の正面図である。4個の測距エリア表示部1b、1c、1d、1eが、同時に点滅を繰り返すことでフラッシュ調光が正常に適正露出で行われたことを表示している。
【0028】
図10は、フラッシュ調光異常(露出過度もしくは露出不足)を表示するファインダ画面2の正面図である。5個の測距エリア表示部1a、1b、1c、1d、1eが、同時に点滅を繰り返すことでフラッシュ調光が異常(露出過度もしくは露出不足)であることを表示している。
【0029】
図11〜図13は、ピントを手動調節する場合のフォーカスエイド表示である。図11〜図13は、3角形の頂点に位置する3個の測距エリア表示部1b、1c、1eが、同時に点滅を繰り返す状態(図11)、縦に並んだ3個の測距エリア表示部1b、1a、1eが、同時に点滅を繰り返す状態(図12)、3角形の頂点に位置する3個の測距エリア表示部1b、1d、1eが、同時に点滅を繰り返す状態(図13)を示している。即ち、測距センサ21からのピント情報を利用して、どちらの方向へレンズもしくはボディのピント調節リングもしくはダイアルを回すべきかを指示している。図11は「右に回せ」、図12は「ピント合焦、止まれ」、図13は「左に回せ」と指示している。
【0030】
図14は、露出調節可能範囲外のアンダー状態を示す。シャッタ速度および絞り調節範囲外または露出計連動範囲外で、そのまま撮影すると露出アンダーになってしまう場合を示す。下向き3角形の頂点に位置する3個の測距エリア表示部1d、1e、1bが、同時に点滅を繰り返すことで、アンダー状態であることを示している。
【0031】
図15は、露出調節可能範囲外の露出オーバー状態を示す。シャッタ速度および絞り調節範囲外または露出計連動範囲外でそのまま撮影すると露出オーバーになってしまう場合を示す。上向き3角形の頂点に位置する3個の測距エリア表示部1d、1c、1bが、同時に点滅を繰り返すことで、オーバー状態であることを示している。
【0032】
図16は、フラッシュ調光結果が露出アンダーであることを示す。下向き3角形の頂点に位置する3個の測距エリア表示部1d、1e、1bと、中心の測距エリア表示部1aの合計4個の測距エリア表示部が、同時に点滅を繰り返すことで、フラッシュ調光結果が露出アンダー状態であることを示している。
【0033】
図17は、フラッシュ調光結果が露出オーバーであることを示す。上向き3角形の頂点に位置する3個の測距エリア表示部1d、1c、1bと、中心の測距エリア表示部1aの合計4個の測距エリア表示部が、同時に点滅を繰り返すことで、フラッシュ調光結果が露出オーバー状態であることを示している。
【0034】
図18は、パノラマ撮影機能を有するカメラのパノラマ撮影時のファインダー表示である。上下の非撮影部分1fおよび1gは、液晶やエレクトロクロミックなどによって斜線エリアとして表示される。
【0035】
図19は、パノラマ撮影表示部を利用したフラッシュ調光結果がアンダーであった旨の表示、あるいは露出調節可能範囲外の露出アンダー警告である。下側の非撮影部分1gのみを斜線エリアとして表示することにより、露出アンダーであることを警告している。
【0036】
図20は、パノラマ撮影表示部を利用したフラッシュ調光結果がオーバーであった旨の表示、あるいは露出調節可能範囲外の露出オーバー警告である。上側の非撮影部分1fのみを斜線エリアとして表示することにより、露出オーバーであることを警告している。
【0037】
図21は、APSカメラにおける標準サイズ撮影時の非撮影希望範囲を示すファインダー表示である。左右の非撮影希望部分1hおよび1iは、液晶やエレクトロクロミック等によって斜線エリアとして表示される。
【0038】
図22および図23のように、左右の非撮影希望部分1hまたは1iが交互に点減表示を行うことで、フィルム給送不良事故の警告表示を行っている。
【0039】
図24は、フラッシュ調光の概念を示す。時刻0にて発光を開始したフラッシュ光の強さは、図24に示すような曲線で描かれる。フィルムに与えられる露出光量は、この曲線と時間軸に囲まれた面積で表される。フラッシュが発光を開始してからの発光量を調光センサで積分測定し、適正発光量となった時点Tsにて発光を停止させることをフラッシュ調光と称する。この場合、図24の斜線部が発光量となる。なお、被写体が遠方で発光の途中停止を行わなかったにも関わらず適正発光量に達さない場合を調光アンダー、また被写体が近すぎて適正発光量に達するまでの時間が余りにも短い為、調光動作を行う時間すらなく、発光停止した時点(Ts)においては既に露出オーバーになっている場合を調光オーバーと称する。図9、図10、図16、図17、図19、図20で説明した表示例が関連する。
【0040】
図25は、連続動体追尾オートフォーカス時のピントの合い方の説明図であり、図3で説明した表示例が関連する。
【0041】
連続追尾オートフォーカスとは、被写体の近い過去の動作から、近い未来のある時点における被写体の予想像面位置を算出して、予想時点において予想被写体像面位置にAF像面位置が一致するように制御するオートフォーカスのことを指す。図25では、動く被写体の像面が太い実線で示され、その上下には被写界深度が二点鎖線で示されている。時刻0からカメラの連続動体追尾オートフォーカス機能が働き始め、カメラのピント像面は、図25の破線のように被写体像面に追い付いて行く。
【0042】
時刻T1にて被写界深度内に達し、カメラは「合焦状態」と判断する。次いで、被写体が時刻T2にてカメラに対して時刻T2以前とは異なる運動を開始したと仮定する。すると、直後の時刻T3に於いて、カメラのピント面は被写体に対する被写界深度から外れ、「ピント外れ」とカメラは判断する。しかし、依然として被写体追尾オートフォーカス機能が作動しているので、時刻T4以後には「合焦状態」に復帰する。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明の撮像機器によれば、ファインダ内の撮影視野枠内の所定領域をスーパーインポーズ表示する第1表示部(1a〜1e、1f〜1g、1h〜1i)と、撮像視野枠内の所定領域とは異なる領域をスーパーインポーズ表示する第2表示部(第1表示部とは異なる1a〜1e、1f〜1g、1h〜1i)とにより、ファインダ内スーパーインポーズ表示を用いて撮像装置の動作状態を表示するようにしている。
【0044】
これにより、撮影者が撮影時に画面に集中している状況で常に注視している画面内部のスーパーインポーズ表示部を利用して撮影者に警告が出来るので、撮影者に見落とされる確率の極めて少ない、確実で、かつリアルタイムな撮像装置の警告が、部品点数や実装スペースの増加無しに達成可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による撮像機器の一実施例を示す正面図である。
【図2】本発明による撮像機器の一実施例を示す正面図である。
【図3】本発明による撮像機器の一実施例を示すフローチャートである。
【図4】本発明による撮像機器の一実施例を示す斜視図である。
【図5】本発明による撮像機器の一実施例を示すブロック結線図である。
【図6】本発明による撮像機器の一実施例を示す正面図である。
【図7】本発明による撮像機器の一実施例を示す正面図である。
【図8】本発明による撮像機器の一実施例を示す正面図である。
【図9】本発明による撮像機器の一実施例を示す正面図である。
【図10】本発明による撮像機器の一実施例を示す正面図である。
【図11】本発明による撮像機器の一実施例を示す正面図である。
【図12】本発明による撮像機器の一実施例を示す正面図である。
【図13】本発明による撮像機器の一実施例を示す正面図である。
【図14】本発明による撮像機器の一実施例を示す正面図である。
【図15】本発明による撮像機器の一実施例を示す正面図である。
【図16】本発明による撮像機器の一実施例を示す正面図である。
【図17】本発明による撮像機器の一実施例を示す正面図である。
【図18】本発明による撮像機器の一実施例を示す正面図である。
【図19】本発明による撮像機器の一実施例を示す正面図である。
【図20】本発明による撮像機器の一実施例を示す正面図である。
【図21】本発明による撮像機器の一実施例を示す正面図である。
【図22】本発明による撮像機器の一実施例を示す正面図である。
【図23】本発明による撮像機器の一実施例を示す正面図である。
【図24】本発明による撮像機器の一実施例を示す特性図である。
【図25】本発明による撮像機器の一実施例を示す特性図である。
【符号の説明】
1a 中央測距エリア表示部
1b 右方測距エリア表示部
1c 上方測距エリア表示部
1d 左方測距エリア表示部
1e 下方測距エリア表示部
1f 非撮影部分
1g 非撮影部分
1h 非撮影希望部分
1i 非撮影希望部分
2 ファインダ視野枠
4 カメラ
41 シャッタボタン
42 AF作動ボタン
43 測距エリア選択ボタン
Claims (3)
- ファインダ内の撮影視野枠内において観察される被写体の焦点状態の測定対象領域を示す複数の測定領域のうちの、前記撮影視野内の中央部に配置された第1測定領域を前記被写体に対してスーパーインポーズ表示する第1表示部と、
前記撮像視野枠内における前記複数の測定領域のうちの、前記第1測定領域とは異なる測定領域であって前記第1測定領域の上下および左右に配置された複数の第2測定領域を、前記被写体に対してスーパーインポーズ表ホする第2表示部と、
前記被写体を撮像装置で撮像する際の露出状態または調光状態、および焦点調節状態を含む、該撮像装置の各種機能に関する状態を検知する検知手段と、
前記検知手段による検知結果に基づいて、前記撮像装置が前記各種機能の作動異常または制御不調に陥っている異常状態であるか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段により前記異常状態であることが判別されると、前記第1表示部および前記第2表示部に警告動作を実行せしめる制御手段と、を有し、
前記制御手段は、
前記露出状態または前記調光状態における警告動作を行う際には、前記第1、第2表示部で表示される前記複数の測定領域の中から、該露出状態又は該調光状態がオーバーであるかアンダーであるかの方向性を表示するための測定領域であって、その方向性に応じて前記第2測定領域のうちの前記第1測定領域の上下に配置された測定領域の何れか一方を含む複数の測定領域を選択し、その選択された複数の測定領域を用いた表示形態での警告表示を行い、
前記焦点調節状態における警告動作を行う際には、前記第1、第2表示部で表示される前記複数の測定領域の中から、前記焦点調節状態のずれの方向性を表示するための測定領域であって、その方向性に応じて、前記第2測定領域のうちの前記第1測定領域の左右に配置された測定領域の何れか一方を含む複数の測定領域を選択し、その選択された複数の測定領域を用いた、前記表示形態とは異なる表示形態での警告表示を行うように、前記第1表示部および前記第2表示部を制御することを特徴とする撮像機器。 - 前記制御手段は、前記第1表示部および前記第2表示部の点灯動作、消灯動作、点滅動作、表示濃度変化動作のうちのいずれか1つの動作により、または2つ以上の動作の組合せにより、前記警告動作を実行せしめることを特徴とする請求項1に記載の撮像機器。
- 前記制御手段は、前記第1表示部または前記第2表示部の点滅周期を制御することにより、該第1表示部または前記第2表示部に前記警告動作を実行せしめることを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれか1項に記載の撮像機器。
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