JP3386891B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP3386891B2
JP3386891B2 JP18110094A JP18110094A JP3386891B2 JP 3386891 B2 JP3386891 B2 JP 3386891B2 JP 18110094 A JP18110094 A JP 18110094A JP 18110094 A JP18110094 A JP 18110094A JP 3386891 B2 JP3386891 B2 JP 3386891B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号配線を介して論理
回路間で信号伝送を行う半導体集積回路装置にに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、特に半導体集積回路チップの高集
積化、大面積化に伴い、論理回路間を結ぶ信号伝送用配
線、つまり、信号配線の長さは増加しつつある。また、
これに加え、高集積化のため配線幅の微細化で、配線抵
抗も著しく増加している。このため、配線抵抗による遅
延時間(以下、配線抵抗遅延と略す)が著しく増加し、
この配線抵抗遅延が論理回路間の信号伝播時間の大きな
割合を占めるようになってきた。この配線抵抗遅延の短
縮が半導体集積回路装置の高速化の大きな課題となって
いる。
【0003】従来の半導体集積回路の信号伝送用配線と
しては、受端開放の伝送系と受端終端の伝送系がある。
論理回路間の信号配線には、配線の配線抵抗による信号
電圧の低下のない図12に等価回路で示した受端開放の
伝送方式が広く用いられている。101と1010は論
理回路で、101が駆動回路、1010が受信回路とな
る。一般的には駆動回路101、受信回路1010とし
て、バイポーラトランジスタを用いたものとしてはエッ
ミタ結合型論理回路、いわゆるECLが、MOSトラン
ジスタを用いたものとしてはCMOS回路が広く用いら
れる。どちらの回路を用いた場合にも、駆動回路101
は等価電圧源106と出力抵抗105で表せ、出力イン
ピーダンスは数十Ωである。また、受信回路1010の
入力インピーダンスは、ECLの場合はベース入力とな
り数百kΩ以上、CMOSの場合は無限大であり、配線
抵抗に比較して非常に大きく、受信回路も含め事実上受
端開放の伝送系となる。
【0004】また、一般的にLSI上の配線のように、
配線抵抗が比較的高い伝送系、つまりRCの分布定数線
路では、理論的には、受端開放時の受端における電圧波
形よりも、受端短絡時の受端における電流波形の方が立
上り時間が速い。この電流波形はトムソンの着流曲線と
呼ばれ、例えばオーム社「大学課程電気回路(2)」
(昭和44年5月30日発行)に詳しい解析が説明され
ている。ここでは、有限長線路に直流電圧を加えた場合
であり、いわば理想的な電圧源で駆動した場合をの解析
が示されている。
【0005】受端終端の伝送系を、上記のようなECL
を用いて実現しようとすると、一般的には配線の配線抵
抗によって受端の信号電圧振幅が送端にくらべて著しく
低下する。このために、図13に示すように駆動回路が
電流駆動回路で、受信回路が電流センス回路で構成され
た伝送方式が特開平02−265093号で開示されて
いる。この図は、メモリセルの情報をセンス回路で取り
出す信号配線の一部を示している。1301はメモリセ
ルで、メモリセルの情報によって、MOSトランジスタ
1308の電流供給能力に応じた読み出し電流Irを流
す電流駆動回路となる。この時、MOSトランジスタ1
308は電流源動作するため、出力抵抗はほぼ無限大と
なる。1302、1303は信号配線、1304、13
05は終端抵抗として働くトランジスタ、1306は読
みだし電流Irが抵抗1307に流れることで電圧に変
換する電流センス回路である。なお、Cは単位長当りの
配線容量、Rは単位長当りの配線抵抗を表している。ま
た、受端終端の伝送系の従来例としては、特開平4−2
07226で開示されているが、この従来例でも駆動回
路が電流源であり、出力抵抗が極めて大きい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】線路を電圧信号で駆動
し、受端側を開放状態とする伝送系では、配線抵抗遅延
は総配線容量と総配線抵抗の積に比例し、駆動回路の改
良で出力抵抗Rsをいくら下げてもある値以下に短縮さ
れない。また、前述の従来例、つまり電流源駆動(Rs
=〓Ω)の受端終端の伝送系でも、受信回路の改良で終
端抵抗Rtをいくら下げてもある値以下に短縮されな
い。図14に、前述の従来例における受端開放で駆動回
路の出力抵抗Rsを0Ωまで下げた理想的な場合と、受
端終端で終端抵抗Rtを0Ωまで下げた理想的な場合に
ついて、受端電圧波形、あるいは受端電流波形を示す。
前述の従来例の受端開放の伝送系でも受端終端の伝送系
においても、配線抵抗遅延tpdcr、つまり受端電
圧、あるいは受端電流が50%まで上昇する時間は、ど
ちらも理想的な場合(Rs=0Ω、あるいはRt=0
Ω)でも次式で示す値以下、
【0007】
【数1】 tpdcr=0.38×R×C×L×L つまり総配線容量と総配線抵抗の積の約4割以下に短縮
することができない。現実の半導体回路では、駆動回路
の出力抵抗Rsが有限であるため、この抵抗と配線容量
とによる遅延時間も問題となる。この出力抵抗に比べて
上記配線総抵抗が少ない場合、上記(数1)による遅延
は耐えられる。しかし、配線抵抗が増大すると上記(数
1)による遅延が耐えられなくなる。
【0008】また、前述のトムソンの着流曲線を得るに
は、理想的な電圧源で駆動し(Rs=0Ω)、かつ受端
を短絡(Rt=0Ω)しなければならない。しかしなが
ら、受端を短絡した場合、そこから信号を抽出するのは
容易ではない。さらに、Rs=0ΩおよびRt=0Ωの
理想にかなり近い条件が実現できたとしても、このとき
に電圧源から受端側に流れる電流は、通常は、半導体集
積回路としては非常に大きなものになってしまい、現実
的ではなくなる。例えば、ECLの信号振幅は500m
Vで、配線抵抗を100Ω(約2mm)とすると、受端
に流れる電流は5mAとなる。現在はバイポーラの回路
でも数百μAオーダとなっているため、消費電力の点で
このような伝送方法はそのままでは適用できない。さら
に現実的には、その速い電流波形を利用する手段、つま
り、一般的にはディジタル回路の信号は電圧波形である
ので、電圧に変換する手段を含めて考えなくては意味が
ない。
【0009】そこで本発明の目的は、配線長が長く、従
って配線抵抗が高い信号配線における配線遅延が短縮可
能な半導体集積回路装置を提供することにある。
【0010】そこで本発明の目的は、配線長が長く、従
って配線抵抗が高い信号配線と、配線長が短く、従って
配線抵抗が低い信号配線とが混在して使用する半導体集
積回路装置であって、前者における配線遅延が短縮可能
な半導体集積回路装置を提供することにある。
【0011】本発明のより具体的な目的は、異なるブロ
ック間の配線として配線長が長く、従って配線抵抗が高
い信号配線と、配線長が短く、従って配線抵抗が低い信
号配線とが必要とする半導体集積回路装置であって、前
者における配線遅延が短縮可能な半導体集積回路装置を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的のために、半導
体集積回路装置において、配線長が相対的に長く、した
がって配線抵抗が高い信号配線に対しては、信号配線の
始端を駆動する電圧駆動回路と、信号配線の終端に位置
する、信号配線から流入する電流をセンスし電圧に変換
する電流センス回路を使用し、かつ、電圧駆動回路の出
力抵抗と電流センス回路の入力抵抗とを信号線路の直流
抵抗よりも小さくする。一方、配線長が相対的に短く配
線抵抗が高い信号配線に対して、その始端に位置する電
圧駆動回路と、信号配線の終端に位置する電圧センス回
路を使用する。
【0013】特に、異なるブロックの跨る長さの異なる
複数の信号配線に対して上記電流センス回路、上記電圧
センス回路とを使い分ける。
【0014】さらに、同じ信号配線の途中から、信号を
受信する回路と、その信号配線の終端から信号を受信す
る場合に、上記電流センス回路、上記電圧センス回路と
を使い分ける。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図19は
本発明の実施例のチップ平面図を示したものである。
(a)では、半導体集積回路チップ104の上に、機能
ブロック1901、1902、1903、1904等が
配置される。これらの機能ブロック間は配線によって結
ばれるが、例えばブロック1901から隣のブロック1
900には、短距離配線1905が使われる。一方、ブ
ロック1901からブロック1903までは、長距離配
線1906が使われる。また、ブロック1902から1
904まではバス配線1907が設けられる。このバス
配線は、32ビットや64ビット等のデータやアドレス
信号を送るものであり、多数の配線が並行に走るが、配
線長の観点から長距離配線1906と同等に扱える。
【0016】短距離配線1905の駆動は従来と同様
に、図12の受端開放の伝送方式を用いる。また、長距
離配線1906やバス配線1907は、配線抵抗が大き
く、後に詳しく述べる電圧駆動の受端終端伝送系を用い
る。受端に流れる電流は、送端側の駆動電圧を、配線抵
抗と終端抵抗の和で割った値となるが、配線抵抗が大き
いため、電流値は比較的小さくすることができる。ま
た、駆動側は、短距離配線と長距離配線の両者で基本的
には同じ電圧駆動の回路方式を用いる。
【0017】なお、配線1906には、その途中から分
岐した配線1906aを介してブロック1900に接続
されていてもよい。この配線1906aは近距離配線の
例である。
【0018】図19(b)は、半導体集積回路チップ1
04がゲートアレイの場合を示している。基本セル19
08は複数の回路から成り立っており、チップ104は
複数の基本セル1908から成っている。個々の基本セ
ル1908内のトランジスタの配置は同様であるが、配
線等を変えることによっていろいろな異なった機能を持
たせることができる。従って、基本セル1908間の配
線は上記の(a)の場合と同じであり、短距離配線19
05や長距離配線1906のそれぞれの駆動方法につい
て上記と同様に考えることができる。
【0019】図1(a)は、本発明の実施例の基本構成
を示したもので、図19において使用する回路を示して
いる。10a,10b,10c,10d,10eは、こ
の半導体集積回路装置104内に存在する多数の論理回
路の一部を示す。この論理回路は、公知の回路、例え
ば、エミッタ結合論理回路を使用したもの(後に述べ
る、図6に示す電圧駆動回路101の構成と同じもの)
を使用することが出来る。
【0020】102,1011,1012はこれらの論
理回路の間で信号を伝送する配線の例であり、1011
は、論理回路10aと10bの間の短距離配線の例であ
り、1012は、論理回路10cと10eの間の短距離
配線の例である。各論理回路は、それぞれへ入力される
一つまたは複数の電圧信号に依存した電圧信号を出力す
る回路からなる。102は論理回路10cと10dの間
の長距離配線の例である。信号配線1012は信号配線
102の途中に接続されている配線で、信号配線101
2と102は、同じ論理回路10cの出力を伝送する例
でもある。信号配線1011は図19の短距離配線19
05に相当し、102は図19の長距離配線1906ま
たはバス配線1907に相当し、配線1012は、図1
9(a)の配線1906aに相当する。
【0021】101aは論理回路10aの出力に依存す
る電圧を信号配線1011に印加する電圧駆動回路、1
01は論理回路10cの出力に依存する電圧を信号配線
102に印加する電圧駆動回路である。場合によって
は、いずれかの論理回路をこれらの駆動回路として使用
することも可能である。
【0022】103は信号配線102の終端に設けられ
た受信回路として機能する電流センス回路である。
【0023】信号配線1011,1012の終端にはこ
のような電流センス回路が設けられていなく、論理回路
(例えばNOR回路)10b、10eが直接接続されて
いて、これらの論理回路がそれぞれ、配線1011,1
012に対する受信回路を兼ねる。
【0024】駆動回路101は、図1(b)の回路10
1に示すように、110が入力端子で、111が送端で
あり、等価的に電圧源106と出力抵抗105から成る
電圧駆動回路である。駆動回路101aも同様である。
【0025】電流センス回路103は、図1(b)に示
すように、受端112を終端する終端抵抗107と、こ
の終端抵抗107に流れる電流をセンスし電圧信号に変
換し、出力端子109に出力する回路108から成る。
ここで、駆動回路101の出力抵抗105と終端抵抗1
07は、信号配線102の総配線抵抗よりも小さく設定
する。この伝送系では、駆動回路101が電圧信号で駆
動すると、電圧信号振幅を出力抵抗105と信号配線1
02の総配線抵抗と終端抵抗107の和で割った信号電
流が終端抵抗107に流れ、受信回路103でこの電流
をセンスし電圧に変換し、信号伝送が行なわれる。この
伝送系の等価回路を図2に示す。配線102は抵抗と容
量の分布定数線路で扱う必要がある。ここで、Rは単位
長当りの配線抵抗を、Cは単位長当りの配線容量であ
る。
【0026】図1(b)には、受信回路10eと信号配
線1012が、102の途中から分岐する形で接続され
る場合も示してある。信号配線1012は、1011
(図1(a))と同じく短距離配線であるため、受信回
路も受端開放で通常のECL等で構成される。
【0027】ところで、ここで電流センスまたは電圧セ
ンスということについて若干言及する。本発明では、長
距離配線について受端を抵抗性素子で終端し、その抵抗
性素子に流れる電流をセンスする。一方、図12のよう
な受端開放の伝送系では、送信側から受信回路へ(また
は受信回路から)電流はほとんど流れない(正確にはE
CL回路では、バイポーラ・トランジスタのベースで信
号を受けるため、若干のベース電流が流れるが、ECL
ゲート回路の電流に比較し2桁程度小さいため、ほとん
ど流れないと考えてよい。また、CMOS回路では定常
的にはまったく電流は流れない。)。従って、受端にお
いては信号は電圧でセンスされ、また入力抵抗は非常に
高い。逆に、受端を終端する伝送系では、電荷の充放電
をすばやく行なうため、受端における電圧の振幅は極力
小さくし、受端で電流の変化を“センス”し回路内で大
きな電圧の変化に変換する。従って、受端における入力
抵抗は一般的に小さい。本発明においては、この受端終
端の回路の入力抵抗と配線抵抗の大小関係が重要であ
り、後者が前者より大なる条件で使用する。
【0028】また、駆動回路については、電圧駆動回路
は一定の電圧振幅を出すもので、出力電流の変化による
電圧の変化は小さいため、出力抵抗は一般的には小さ
い。しかし、出力電流が大きくなると有限の出力抵抗に
よって電圧振幅が低下する。一方、電流駆動回路は一定
の電流振幅を出すもので、出力電圧の変化による電流の
変化は小さいため、出力抵抗は一般的には大きい。従っ
て、両者の違いは出力抵抗の違いと見るのが、最も分か
りやすい方法のひとつである。そこで、本発明では、電
圧駆動回路の定義として、上記のように本発明を構成す
る条件であるところの、出力抵抗が配線抵抗より小なる
条件の駆動回路とする。
【0029】次に、図2の本発明の長距離配線の伝送系
における受端電流波形について述べる。
【0030】図3(a)は、駆動回路の出力抵抗Rsを
パラメータとして、理想的に受端112を短絡(終端抵
抗Rt=0Ω)し、駆動電圧源101の入力パルス波形
をステップパルスとした時の受端波形を表したものであ
る。この図は、単位長当りの配線抵抗Rが53.6Ω/
mm、単位長当りの配線容量Cが0.19pF/mm
で、配線長Lが10mmの場合の受端電流波形を、受端
開放時の受端波形と比較して示してある。この図からわ
かるように、受端終端の伝送系では、駆動回路の出力抵
抗Rsを小さくすればするほど、受端開放の伝送系に比
べ、受端波形の立上り時間が速くなる。特に出力抵抗R
sが配線の総配線抵抗(=R・L)程度以下で、より大
きな効果が得られることになる。ただし、配線長はLと
する。一方、前述の従来の受端終端では、電流源駆動の
ため出力抵抗Rsが非常に大きいため、この効果が得ら
れないこともわかる。
【0031】図3(b)は図3(a)と同様な系につい
て、受信回路の終端抵抗Rtをパラメータとして、理想
的に駆動回路の出力抵抗Rsをゼロ(Rs=0Ω)Ωと
し、駆動電圧源101の入力パルス波形をステップパル
スとした時の受端波形を表したものである。この場合で
も、受端終端の伝送系では、受信回路の終端抵抗Rtを
小さくすればするほど、受端開放の伝送系に比べ、受端
波形の立上り時間が速くなる。なお、図18は、横軸に
総配線抵抗RLと終端抵抗Rt、あるいは出力抵抗Rs
との比、縦軸に遅延時間を取り、本発明の高速化の効果
を示したものである。出力抵抗Rs、あるいは終端抵抗
Rtが配線の総配線抵抗(=R・L)程度以下で、より
大きな効果が得られることが分かる。
【0032】図20は、図19および図1の実施例にお
ける伝送方法の使い分けに関して、消費電力と高速化の
効果の点から説明したものである。横軸には配線長をと
っており、縦軸には遅延時間と消費電力をとっている。
従来回路で消費電力を一定にし、配線長を大きくしてい
くと2乗に近い特性となって、急激に遅延時間が増大す
る。
【0033】一方、本発明で、受端終端で終端抵抗を配
線抵抗と同じとし、配線長Lで従来回路と消費電力が同
じ設計を行なったとする。この配線長から短くしていっ
た場合を考える。終端抵抗と配線抵抗の比を一定にした
まま(例えば、1対2とした場合)とすると、駆動回路
から受端に流れる電流が段々増えるので消費電力が増大
する。しかし、遅延時間(特に配線遅延)の高速化の割
合はほぼ保たれるので、常に従来回路より速くなる。一
方、消費電力を一定に保ったまま、配線長をLから短く
していった場合には、配線抵抗がだんだん小さくなるた
め、終端抵抗を大きくしなくてはならず、図18から高
速化の効果は小さくなっていく。実際は電流から電圧に
変換する回路等があるため、従来回路より遅くなってし
まう配線長が存在する。この配線長が、本発明の信号伝
送方法と従来の信号伝送方法の使い分けの境界となる。
また、図19と図1における長距離配線と短距離配線が
それぞれに対応する。
【0034】図1においては、配線102は比較的長い
配線を表す。論理回路10cと10dの間でこの配線1
02を介して信号伝パンを行なうのには、電圧駆動回路
101と電流センス回路103が使用される。電圧駆動
回路101の出力抵抗と電流センス回路103の入力抵
抗は、いずれもこの配線の、電圧駆動回路101から電
流センス回路103までの部分の直流抵抗より小さくな
るようにする。配線1011は比較的短い配線を表す。
論理回路10aと10bの間でこの配線を介して信号の
伝パンを行なうには、電圧駆動回路101aが使用され
るが、電流センス回路は使用されない。配線1012
は、比較的長い配線102の途中に接続された他の比較
的短い配線を表す。この短い配線1012と長い配線1
02とは同じ電圧駆動回路101により駆動されるが、
短い配線1012の上の信号伝パンに対しては、電流セ
ンス回路は使用されない。ここでは、次の条件が当ては
まると仮定している。すなわち、配線1012の直流抵
抗と、配線102の内、この配線と配線1012との接
続点から電圧駆動回路101が接続されている点までの
一部の配線の直流抵抗との和が、配線102の直流抵抗
より小さい。
【0035】図4に、終端抵抗にトランジスタ401を
用い、受信回路103をベース接地型の電流電圧変換回
路で構成した本発明の実施例を示す。トランジスタ40
1は、ベース・エミッタ間電圧が約0.8v以上になる
ように、電流源403によってバイアス電流Istを流
しておけば、トランジスタ401のエミッタから見た抵
抗(入力抵抗)は数10Ωになる。したがって、たとえ
ば配線幅が数μmで、配線厚が1μm程度のアルミ配線
では、単位長当りの配線抵抗が数10Ω/mm程度とな
るため、数mmの配線でもトランジスタ401の抵抗
(終端抵抗)を総配線抵抗よりも小さくできる。なお、
総配線抵抗よりこの入力抵抗を小さくするために、この
入力抵抗をさらに下げる必要があるときには、例えば、
抵抗402をさらに小さくして電流Istを増やせばよ
い。
【0036】一方、この実施例による信号伝送は、駆動
回路101が電圧駆動すると、配線102に、電圧振幅
を出力抵抗Rsと終端抵抗と総配線抵抗の和で割った信
号電流△Idが流れ、この電流が受信回路103のトラ
ンジスタ401を介して抵抗402に流れることによっ
て行なわれる。つまりこの電流によって、抵抗402の
両端に信号電流△Idに比例した電圧降下が生じ、電圧
信号として出力端子109に取り出されることになる。
【0037】図5に、終端抵抗にトランジスタ501を
用い、受信回路103をカレントミラー型の電流電圧変
換回路で構成した本発明の実施例を示す。トランジスタ
501は、ベースとコレクタを接続しているためにダイ
オードとして働き、ベース・エミッタ間電圧が約0.8
v以上になるように、電流源503によってバイアス電
流Istを流しておけば、トランジスタ501の抵抗は
数10Ωになる。つまりこの伝送系の終端抵抗(回路1
03の入力抵抗)は数10Ω程度になり、前述の図4の
実施例と同様に終端抵抗を総配線抵抗よりも小さくでき
る。なお、この入力抵抗をさらに下げる必要があるとき
には、例えば、バイアス電流Istを増大させればよ
い。
【0038】一方、この実施例による信号伝送は、駆動
回路101が電圧駆動すると、配線102に、電圧振幅
を出力抵抗Rsと終端抵抗と総配線抵抗の和で割った信
号電流△Idが流れ、この電流が受信回路103のトラ
ンジスタ501に流れることによって行なわれる。この
時、トランジスタ501と502がカレントミラー回路
を構成しているために、この信号電流△Idと同じ電流
が、トランジスタ502と抵抗504に流れ、抵抗50
4の両端に信号電流△Idに比例した電圧降下が生じ、
電圧信号として出力端子109に取り出される。
【0039】図6に、駆動回路101にエミッタフォロ
ア回路付きエミッタ結合型論理回路を用いた本発明の実
施例を示す。受信回路103は、図4の実施例で示した
受信回路103で、電流源403をトランジスタQ6と
抵抗REで構成した。駆動回路101は、エミッタ結合
型のカレントスイッチ回路602とエミッタフォロア回
路601で構成されたエミッタフォロア回路付きエミッ
タ結合型論理回路である。エミッタ結合型のカレントス
イッチ回路602は、定電流源の電流Icsが入力11
0の電位と基準電圧VBBとの高低でトランジスタQ1
かQ2に流れる。たとえば入力の電位が基準電圧VBB
よりも高い場合にはトランジスタQ1を介して抵抗Rc
nに流れ、電圧降下が生じ603がローレベルになる。
逆に入力の電位が基準電圧VBBよりも低い場合には、
定電流源の電流IcsがトランジスタQ2に流れるため
に、抵抗Rcnには電流が流れないためにハイレベルに
なる。この信号のレベル差が電圧信号となり、エッミタ
フォロア回路601が信号伝送路(信号配線)102を
電圧駆動する。信号伝送動作は、図4の実施例と同様な
動作で行なわれる。この時、駆動回路101の出力抵抗
は、トランジスタQ3のエミッタから見た抵抗とプルダ
ウン抵抗RLの並列抵抗となる。
【0040】一方、エッミタフォロア回路601のトラ
ンジスタQ3は、ベース・エミッタ間電圧が約0.8v
程度にプルダウン抵抗RLと信号配線102に流れる電
流でバイアスされている。このため、トランジスタQ3
のエミッタから見た抵抗は数10Ω程度に低抵抗化さ
れ、駆動回路101の出力抵抗も数10Ω程度と小さ
い。この出力抵抗をさらに小さくするには、例えば、抵
抗RLを小さくしてトランジスタQ3に流れる電流を大
きくすればよい。トランジスタQ3のエミッタから見た
抵抗もその電流が大きくなれば小さくなる。なお、この
伝送系の構成で、受信回路103を図5の実施例で示し
た受信回路を用いることもできる。
【0041】図7に、図6の実施例を差動伝送の系にし
た本発明の実施例を示す。駆動回路102を差動出力に
するために、エミッタ結合型のカレントスイッチ回路7
01の肯定側出力703と否定側出力702のそれぞれ
にエミッタフォロア回路705と704を設けた。信号
伝送路102も差動信号をやり取りするために信号配線
707と706の2系統設けた。受信回路103も差動
信号のそれぞれ系統の信号を受信するために、図4の実
施例の受信回路を708と709の2回路設けた構成で
ある。駆動回路101のエミッタ結合型のカレントスイ
ッチ回路701の出力703と704には、相補電圧信
号が出力されるため、それぞれの伝送系を通って受信回
路103の出力710と711には、相補電圧信号が伝
送されることになる。ここでこの差動形電流センス回路
103に接続される論理回路には、このセンス回路が供
給する相補な関係の一対の電圧信号に応答する論理回路
を使用する。なお、この伝送系の構成で、受信回路10
3を図5の実施例で示した受信回路を用いることもでき
る。
【0042】図8に、駆動回路101にCMOSを用い
た本発明の実施例を示す。駆動回路110は、pMOS
トランジスタQ1とnMOSトランジスタQ2で構成さ
れる。受信回路103は、図4の実施例と同様な構成
で、異なる点はトランジスタ403にバイアス電流を流
すための電流源403をゲート803がバイアスされた
nMOSトランジスタで構成している。この伝送系は、
以下のように動作する。駆動回路101の入力110が
ハイレベルの時MOSトランジスタ802がオンし受信
回路103から信号配線102を介して電流Idlが流
れ込む。逆に入力110がローレベルの時MOSトラン
ジスタ801がオンし、電流IdhがMOSトランジス
タ801から信号配線102通して受信回路103のM
OSトランジスタ403に流れ込む。この結果、トラン
ジスタ401と抵抗402に流れる電流が、この電流差
だけ変化し、この変化が抵抗402の電位差として表
れ、受信電圧信号となる。終端抵抗は、トランジスタ4
01のエミッタから見た抵抗で図4の実施例と同様に数
10Ωと小さい。駆動回路101の出力ンピーダンス
は、MOSトランジスタのオン抵抗となるため、ゲート
幅を広くすれば、数100Ω以下にでき、配線長が長く
総配線抵抗が数100Ω以上となる場合に有効である。
さらに、この受信回路103の出力109にフリップフ
ロップ回路を接続し、受信信号は常にこのフリップフロ
ップ回路で保持できるように構成する。かつ、駆動回路
101が信号送信する時のみ、受信回路103の電流源
403であるMOSトランジスタのゲート電位を高く
し、送受信動作が行なわれない時には、このMOSトラ
ンジスタをオフさせるように制御すれば、消費電力をセ
ーブできる。
【0043】図9に、図5の実施例の受信回路103に
おける電流源503をMOSトランジスタで構成した本
発明の実施例である。図5の実施例の受信回路103の
電流源503をnMOSトランジスタ901と抵抗90
2で、抵抗504をnMOSトランジスタ903と抵抗
904で構成した。抵抗902と904は受端112及
び出力端子109の電位のフローティング状態を防止す
るためのものである。MOSトランジスタ901と90
3はゲートの電位を高くするとオンし、非線形抵抗素子
として働く。この実施例でも、送受信動作が行なわれな
い時には、このMOSトランジスタをオフさせるように
制御すれば、消費電力をセーブできる。
【0044】図10に、本発明の受信回路103の実施
例を示す。図8の実施例の受信回路103の抵抗402
をpMOSトランジスタ1001で構成し、かつ電圧増
幅回路1005を設けた構成である。信号電流Idが流
れると、接続点1006の電位が低下する。この結果、
pMOSトランジスタ1002のゲート電位が下がるた
めにこのpMOSトランジスタ1022の電流が増加
し、受信回路103の出力109の電位が上昇する。出
力109の電位が上昇するとnMOSトランジスタ10
04の電流が増加し、さらに接続点1006の電位が低
下することになり、接続点1006の電位変化が増幅さ
れる。この際、nMOSトランジスタ1004の電流供
給能力は、pMOSトランジスタ1002の電流供給能
力よりも小さく設定する。
【0045】図11に、終端抵抗107にMOSトラン
ジスタを用いた本発明の実施例を示す。受信回路103
は、電圧信号を取り出す抵抗1103と終端抵抗となる
nMOSトランジスタ1101とnMOSトランジスタ
1101にバイアス電流を流すnMOSトランジスタ1
102から構成する。ゲート幅の広いnMOSトランジ
スタ1101のゲート1104に一定電圧を印加し、ゲ
ート・ソース間電圧がMOSトランジスタのしきい値電
圧以上となるようにバイアス電流を流すと、ソースから
見た抵抗を数100Ω以下にできる。なお、nMOSト
ランジスタ1101に流すバイアス電流はnMOSトラ
ンジスタ1102のゲート電位で設定できる。抵抗11
03は、ゲートに電位を印加したnMOSトランジスタ
に置き換えることも可能である。
【0046】図15に、本発明をメモリに適用した実施
例を示す。各メモリセルに隣接してビット線負荷回路を
設けた構成である。ビット線負荷回路DC11は、負荷
RL1あるいはRR1をビット線負荷回路選択線WD1
の制御でビット線BL1、BR1に電気的に接続するス
イッチSL1、SR1から成る。つぎにメモリセルMC
11が選択され、メモリセルの情報が読みだされる場合
の動作を説明する。ビット線選択線VY1が選択される
と、ビット線選択スイッチSW1のスイッチSL1、S
R1がオンし、ビット線BL1、BR1がコモン線C
L、CRに接続される。さらにワード線W1とビット線
負荷回路選択線WD1が選択状態になると、メモリセル
MC11とビット線負荷回路DC11が選択される。
【0047】この結果、ビット線BL1とコモン線CL
とコモン線負荷CDLには読みだし電流IRとビット線
定常電流ISTの和の電流が流れ、ビット線BR1とコ
モン線CRとコモン線負荷CDRにはビット線定常電流
ISTが流れることになる。この電流差IRとコモン線
負荷によって、センスアンプSAの入力に電位差が生
じ、この電位差をセンスアンプSAを増幅し、メモリセ
ルMC11の情報が読みだされる。なお、ビット線定常
電流ISTはビット線負荷回路の抵抗RL1、RR1と
ビット線BL1、BR1の配線抵抗とコモン線CL、C
Rの配線抵抗、さらにはコモン線負荷抵抗によって決ま
る。この読みだし動作において、メモリセルMC11が
駆動回路に、コモン線CR、CLの負荷CDR、CDL
が終端抵抗として機能し、さらにビット線負荷回路DC
11がメモリセルMC11の出力抵抗として働くことに
なり、本発明の効果が得られる。つまり、上記のビット
線負荷回路の抵抗の抵抗とコモン線負荷の抵抗をビット
線とコモン線の配線抵抗よりも小さくすればするほど、
配線抵抗による遅延時間が短縮できる。
【0048】図16に、本発明をメモリに適用した実施
例を示す。この実施例は、ビット線負荷回路の負荷とス
イッチをトランジスタQSL1、QSR1で構成し、ビ
ット線選択スイッチSW1をバイポーラトランジスタで
構成した。このメモリの動作は、図15の実施例とほぼ
同様な動作となるが、以下の点が異なる。ビット線BL
1、BR1に流れる電流IST+IR、あるいはIST
は、ビット選択線VY1の電位がある固定の電位VBよ
りも高い時には、トランジスタQLC1、QRC1荷流
れ、ビット線BL1、BR1はコモン線CL、CRに接
続されない。一方、ビット選択線VY1の電位がある固
定の電位VBよりも低い時、つまりビット線BL1、B
R1が選択された時にはコモン線負荷抵抗RCL、RC
Rからコモン線CL、CRを経てトランジスタQLC
1、QRC1を介してビット線BL1、BR1に流れ込
むことになる。この結果、コモン線負荷抵抗RCL、R
CRに電圧降下が生じ、センスアンプSAの入力に電位
差が生じ、この電位差をセンスアンプSAを増幅し、メ
モリセルMC11の情報が読みだされる。この回路で
は、メモリセルMC11が駆動回路として、トランジス
タQLC1、QRC1が終端抵抗として機能することに
なる。またビット線負荷回路の負荷QSL1、QSR1
の抵抗が駆動回路の出力抵抗として機能する。したがっ
て、上記のビット線負荷回路の抵抗であるトランジスタ
QSL1、QSR1の抵抗とビット線選択回路SW1の
トランジスタQLC1、QRC1の抵抗をビット線の配
線抵抗よりも小さくすればするほど、ビット線の配線抵
抗による遅延時間が短縮できる。なお、トランジスタQ
LC1、QRC1は、ビット線が選択された時に定常的
に流す電流IBL1、IBR1によって低抵抗化でき
る。
【0049】図17は、図5の実施例をMOSトランジ
スタで構成した実施例を示す。駆動回路101をCMO
Sで構成し、受信回路103はMOSトランジスタ17
01、1702で構成したカレントミラー回路から成
る。駆動回路101の出力部は、トランジスタ801、
802から構成される。データを転送する時だけ、ゲー
ト端子1710、1711に信号を印加し、トランジス
タ801、802のどちらかのトランジスタをオンさせ
る。たとえば、ハイレベルを転送する場合は、ゲート端
子1710にローレベル(グランドレベル)を、ゲート
端子1711にローレベル(グランドレベル)を印加す
れば、トランジスタ801がオンし、配線102を通し
て受信回路103のトランジスタ1701に電流が流れ
込み、このトランジスタ1701に流れる電流に変化が
生じる。この結果、カレントミラー回路を構成するもう
一方のトランジスタ1702にもこの電流変化が生じ、
負荷1703の両端に電圧変化が発生することによっ
て、信号伝送が行われる。一方、通常の場合、つまりデ
ータを転送しない時間にはゲート端子1710にハイレ
ベル(電源端子VDDのレベル)を、ゲート端子171
1にはローレベル(グランドレベル)を印加するように
すれば、駆動回路101の出力はハイ抵抗状態のなり、
この部分での電力消費もない。トランジスタ1704
は、トランジスタ1701でバイアス電流を流すことで
低抵抗化される。したがって、駆動回路101のトラン
ジスタ801、802のゲート幅を広くすることで、駆
動回路101の出力抵抗の低抵抗化が可能となる。また
トランジスタ1704のゲート電位を変えて、バイアス
電流を大きくすれば、終端抵抗であるトタンジスタ17
01の低抵抗化が可能である。 本発明のどの実施例
も、受端終端の伝送系において、電圧駆動で電流センス
の伝送系を実現し、かつ駆動回路の出力抵抗と終端抵抗
の低抵抗化を実現できる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
受端終端の伝送系における終端抵抗に流れる電流波形を
センスするため、受端開放時の受端電圧波形の立上り時
間に比べ数倍速く立ち上がり、そのため配線での信号伝
送の遅延を減少させることが出来る半導体集積回路装置
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明による半導体集積回路の実施例の
概略構成を示す図、(b)上記実施例に使用する回路の
等価回路を示す図。
【図2】図1の装置の要部の等価回路を表す図。
【図3】(a)図1の半導体集積回路装置の配線におけ
る、送端の駆動回路の出力抵抗と受端での電流波形の変
化を示す図、(b)図1の半導体集積回路装置の配線に
おける、受端での終端抵抗による受端電流波形の変化を
示す図。
【図4】図1の装置の電流センス回路として使用するベ
ース接地型回路を示す図。
【図5】図1の装置の電流センス回路として使用するカ
レントミラー回路を示す図。
【図6】図1の駆動回路として使用するエミッタ結合型
論理回路を示す図。
【図7】差動伝送系を使用した、本発明による半導体集
積回路装置の他の実施例を示す図。
【図8】図1の装置に使用する、CMOSで構成した駆
動回路および電流センス回路を示す図。
【図9】図1の装置に使用する、バイポーラトランジス
タとMOSトランジスタで構成した電流センス回路を示
す図。
【図10】図1の装置に使用するCMOSで構成した電
流センス回路の他の例を示す図。
【図11】図1の装置に使用するMOSトランジスタで
構成した電流センス回路を示す図。
【図12】受端開放の回路の等価回路を示す図。
【図13】受端終端をした受信回路を有する従来例を示
す図。
【図14】受端解放と受端終端の場合における受端での
電流と電圧の波形を示す図。
【図15】図1の装置を適用したメモリの例を示す図。
【図16】図1の装置を適用した他のメモリの例を示す
図。
【図17】図1の装置をMOSトランジスタで構成した
本発明の他の実施例を示す図。
【図18】図1の装置における配線抵抗と電流センス回
路の入力抵抗との比と、信号伝送の遅延時間との関係を
示す図。
【図19】(a)本発明を適用する、複数のブロックか
らなる半導体集積回路装置の実施例の概略構成を示す
図。 (b)本発明を適用するマスタスライス型半導体集積回
路装置の実施例の概略構成を示す図。
【図20】本発明による電流センス回路と電圧センス回
路の使い分けを説明する示す図。
【符号の説明】
101…電圧駆動回路;102…信号配線;103…電
流センス回路;104…半導体集積回路チップ;105
…電圧駆動回路の出力抵抗;106…電圧駆動回路の等
価電圧源;107、401、501…終端抵抗;108
…電流センス回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川田 篤美 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 齊藤 達也 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 中西 敬一郎 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 石田 利恵子 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 千葉 常世 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−134440(JP,A) 実開 昭59−187254(JP,U) 朝倉書店昭和39年7月20日初版発行 「制御工学ハンドブック」第122〜123頁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板と、 その基板上に設けられた複数の論理回路であって、複数
    のブロックに分割されたものと、 該複数のブロックの内、相対的に相互に近距離にある第
    1、第2のブロックの間で信号を伝搬するための、該半
    導体基板上に形成された相対的に短い少なくとも一つの
    第1のブロック間配線と、 該複数のブロックの内、相対的に相互に遠距離にある第
    3、第4のブロックの間で信号を伝搬するための、該半
    導体基板上に形成された相対的に長い少なくとも一つの
    第2のブロック間配線と、 該第1の配線の一端に接続され、該第1のブロックに含
    まれた第1の論理回路が出力する電圧信号に応じた電圧
    信号を該第1の配線の該一端に印加するための第1の駆
    動回路と、 該第2の配線の一端に接続され、該第3のブロックに含
    まれた第3の論理回路の電圧出力に応じた電圧信号を該
    第2の配線の該一端に送出するための第2の駆動回路で
    あって、該第2の配線の、該一端と他端間の直流抵抗よ
    り小さな出力抵抗を有するものと、 該第2の配線の他端に接続され、その他端から流入する
    電流信号に応答して、その電流信号に依存する電圧信号
    を出力する電流センス回路であって、該直流抵抗より小
    さな入力抵抗を有するものとを有し、 該第2のブロックに含まれた第2の論理回路が、該第1
    の配線の他端に接続され、その他端の電圧信号を入力と
    して受け取り、 該第3のブロックに含まれた第4の論理回路が該電流セ
    ンス回路に接続され、そこから供給される該電圧信号を
    入力として受け取る半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】半導体基板と、 その基板上に設けられた複数の論理回路と、 該半導体基板上に形成され、該複数の論理回路の内の第
    1、第2の論理回路間で信号を伝搬するための少なくと
    も一つの第1の配線と、 該第1の配線の一端に接続され、該第1の論理回路が出
    力する電圧信号に応じた電圧信号を該第1の配線の該一
    端に印加するための駆動回路と、 該第1の配線の他端に接続され、その他端から流入する
    電流信号に応答して、その電流信号に依存する電圧信号
    を出力する電流センス回路と、 該半導体基板上に形成され、該複数の論理回路の内の該
    第1の論理回路と第3の論理回路との間で信号を伝搬す
    るための少なくとも一つの第2の配線とを有し、 該第2の配線は、該第1の配線の途中に位置する点にて
    該第1の配線に接続され、 該第2の論理回路は、該電流センス回路に接続され、そ
    こから供給される該電圧信号を入力として受け取り、 該第3の論理回路は、該第2の配線の他端に接続され、
    そこに生じる電圧信号を入力として受け取り、 該駆動回路は、該第1の配線の、該一端と該他端間の直
    流抵抗より小さな出力抵抗を有し、 該電流センス回路は、該直流抵抗より小さな入力抵抗を
    有し、 該第2の配線の直流抵抗と該第1の配線の内、該第2の
    配線と該第1の接続点から該第1の配線の該一端に至る
    部分の直流抵抗との和が該第1の配線の該直流抵抗より
    小さい半導体集積回路装置。
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