JP3385739B2 - Secam判別装置 - Google Patents
Secam判別装置Info
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- JP3385739B2 JP3385739B2 JP21359094A JP21359094A JP3385739B2 JP 3385739 B2 JP3385739 B2 JP 3385739B2 JP 21359094 A JP21359094 A JP 21359094A JP 21359094 A JP21359094 A JP 21359094A JP 3385739 B2 JP3385739 B2 JP 3385739B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
ー(以下、VTRと略す。)などに用いられるSECA
M判別装置に関するものである。
ー(以下、VTRと略す。)などに用いられるSECA
M判別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PAL信号の放送とSECAM信号の放
送とが混在している地域があり、VTRでは、PAL・
SECAMとも記録再生できる製品がある。SECAM
の記録方式には、本SECAMとMESECAMの2種
類ある。MESECAMは、PALの記録再生処理に若
干の回路追加で実現できるため、PAL・MESECA
Mの2方式VTRが多い。上記の2方式VTRでは、記
録時の放送方式の自動判別機能および再生するテープの
記録方式の自動判別機能の搭載が必要となる。
送とが混在している地域があり、VTRでは、PAL・
SECAMとも記録再生できる製品がある。SECAM
の記録方式には、本SECAMとMESECAMの2種
類ある。MESECAMは、PALの記録再生処理に若
干の回路追加で実現できるため、PAL・MESECA
Mの2方式VTRが多い。上記の2方式VTRでは、記
録時の放送方式の自動判別機能および再生するテープの
記録方式の自動判別機能の搭載が必要となる。
【0003】PALとSECAMの判別の基本的な考え
方は、バーストの周波数の違いを検出することである。
PALのバーストは、約4.43MHzであり、SEC
AMのバーストは、約4.25MHzと約4.406M
Hzの2種類あり、1水平走査期間(以下、1Hと略
す)ごとに交互に配置されている。2方式VTRでは、
PALでの使用がメインであるため、無信号やノイズの
状態の時には、SECAMと判別しないほうが望まし
い。
方は、バーストの周波数の違いを検出することである。
PALのバーストは、約4.43MHzであり、SEC
AMのバーストは、約4.25MHzと約4.406M
Hzの2種類あり、1水平走査期間(以下、1Hと略
す)ごとに交互に配置されている。2方式VTRでは、
PALでの使用がメインであるため、無信号やノイズの
状態の時には、SECAMと判別しないほうが望まし
い。
【0004】また、VTRは、信号処理のディジタル化
が進んできている。クロマ信号のメインの記録再生処理
においてもディジタル処理化されてきており、付加機能
であるSECAM信号とPAL信号の判別についてもデ
ィジタル化が望まれている。
が進んできている。クロマ信号のメインの記録再生処理
においてもディジタル処理化されてきており、付加機能
であるSECAM信号とPAL信号の判別についてもデ
ィジタル化が望まれている。
【0005】以下に、従来のSECAM判別装置につい
て説明する。図2は、従来のSECAM判別装置のブロ
ック図を示すものである。
て説明する。図2は、従来のSECAM判別装置のブロ
ック図を示すものである。
【0006】図2において、12はスイッチ回路、13
は入力される水平同期信号を基準にしてバーストゲート
が作成されるタイミング作成回路、14はスイッチ回路
12の出力信号を帯域制限する帯域通過フィルタ(以
下、BPFと略す。)、15は振幅検波回路、16はf
H /2ピーキング回路(fH は水平同期周波数)、17
は振幅検波回路、18は比較回路である。
は入力される水平同期信号を基準にしてバーストゲート
が作成されるタイミング作成回路、14はスイッチ回路
12の出力信号を帯域制限する帯域通過フィルタ(以
下、BPFと略す。)、15は振幅検波回路、16はf
H /2ピーキング回路(fH は水平同期周波数)、17
は振幅検波回路、18は比較回路である。
【0007】以上のように構成された従来のSECAM
判別装置について、以下図2を用いてその動作を説明す
る。
判別装置について、以下図2を用いてその動作を説明す
る。
【0008】まず、タイミング作成回路13で、入力さ
れる水平同期信号を基準にしてバーストゲートが作成さ
れる。搬送色信号と前記バーストゲートがスイッチ回路
12に入力され、前記バーストゲートによりバースト位
置のみスイッチがONになり、バースト信号だけが出力
される。スイッチ回路12の出力は、BPF14に入力
され、SECAMの4.25MHzバーストを通過さ
せ、SECAMの4.406MHzバーストやPALの
バーストが通過しないような急峻なフィルタ特性になっ
ている。BPF14の出力は、振幅検波回路15で包絡
線検波された後、fH /2ピーキング回路15に入力さ
れる。入力信号がSECAMの場合、4.25MHzバ
ーストが2Hおきに存在しているため、このピーキング
回路16で、振幅レベルが大きくなる。fH /2ピーキ
ング回路16の出力は振幅検波回路17でピーク検波さ
れた後、比較回路18で入力された検波レベルとある一
定の基準値とを比較し、検波レベルが基準値より大きけ
ればSECAMと判別し、検波レベルが基準値以下であ
ればSECAMでないと判別している。
れる水平同期信号を基準にしてバーストゲートが作成さ
れる。搬送色信号と前記バーストゲートがスイッチ回路
12に入力され、前記バーストゲートによりバースト位
置のみスイッチがONになり、バースト信号だけが出力
される。スイッチ回路12の出力は、BPF14に入力
され、SECAMの4.25MHzバーストを通過さ
せ、SECAMの4.406MHzバーストやPALの
バーストが通過しないような急峻なフィルタ特性になっ
ている。BPF14の出力は、振幅検波回路15で包絡
線検波された後、fH /2ピーキング回路15に入力さ
れる。入力信号がSECAMの場合、4.25MHzバ
ーストが2Hおきに存在しているため、このピーキング
回路16で、振幅レベルが大きくなる。fH /2ピーキ
ング回路16の出力は振幅検波回路17でピーク検波さ
れた後、比較回路18で入力された検波レベルとある一
定の基準値とを比較し、検波レベルが基準値より大きけ
ればSECAMと判別し、検波レベルが基準値以下であ
ればSECAMでないと判別している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の構成の回路をディジタル化することを考えた
時、BPF13は急峻な特性が必要なため、ディジタル
フィルタで構成しにくいという問題点があった。
うな従来の構成の回路をディジタル化することを考えた
時、BPF13は急峻な特性が必要なため、ディジタル
フィルタで構成しにくいという問題点があった。
【0010】また、従来の構成では、再生時の判別は、
低域変換色信号の再生処理を行い、色信号に戻した後、
SECAM判別回路に入力されるため、PALの再生処
理にバーストのすげかえ機能を入れることができないと
いう問題点があった。なぜなら、SECAM判別回路で
一度SECAMでないと判別して再生処理がPALモー
ドになると、常にすげかえられたPALの正規のバース
トが出力されるため、SECAM判別回路ではSECA
Mでないという判別結果しか出せなくなるからである。
低域変換色信号の再生処理を行い、色信号に戻した後、
SECAM判別回路に入力されるため、PALの再生処
理にバーストのすげかえ機能を入れることができないと
いう問題点があった。なぜなら、SECAM判別回路で
一度SECAMでないと判別して再生処理がPALモー
ドになると、常にすげかえられたPALの正規のバース
トが出力されるため、SECAM判別回路ではSECA
Mでないという判別結果しか出せなくなるからである。
【0011】さらに、従来の構成では、入力信号の振幅
が判別結果に大きな影響を与えるという問題点があっ
た。
が判別結果に大きな影響を与えるという問題点があっ
た。
【0012】本発明は、上記課題を解決するもので、デ
ィジタル化に適した回路構成になっており、かつ、色信
号のメインの記録再生処理で使用されている回路との共
用化を図ることによって回路追加が少なくてすむSEC
AM判別装置を提供することを目的としている。
ィジタル化に適した回路構成になっており、かつ、色信
号のメインの記録再生処理で使用されている回路との共
用化を図ることによって回路追加が少なくてすむSEC
AM判別装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のSECAM判別装置は、PALおよびSEC
AMの搬送色信号を入力とし、PALの副搬送波周波数
および2種類のSECAMの副搬送波周波数のいずれの
周波数とも0Hz以上500kHz以下の差に設定した
基準周波数の正弦波・余弦波を出力する正弦波・余弦波
作成手段と、搬送色信号と基準周波数の正弦波・余弦波
とから各水平走査期間ごとのバースト周波数と基準周波
数との周波数差である第1の信号を出力する第1の周波
数差演算手段と、第1の信号と前記第1の信号を1水平
走査期間遅延させた第2の信号との差である第3の信号
を出力する第2の周波数差演算手段と、第3の信号が0
Hz以上156kHz以下に設定した比較周波数と比較
し、第3の信号が比較周波数以上であれば搬送色信号が
SECAM信号であることを示す制御信号を出力し、第
3の信号が比較周波数より小さければ、搬送色信号がS
ECAM信号でないことを示す制御信号を出力する比較
手段とを備えている。
に本発明のSECAM判別装置は、PALおよびSEC
AMの搬送色信号を入力とし、PALの副搬送波周波数
および2種類のSECAMの副搬送波周波数のいずれの
周波数とも0Hz以上500kHz以下の差に設定した
基準周波数の正弦波・余弦波を出力する正弦波・余弦波
作成手段と、搬送色信号と基準周波数の正弦波・余弦波
とから各水平走査期間ごとのバースト周波数と基準周波
数との周波数差である第1の信号を出力する第1の周波
数差演算手段と、第1の信号と前記第1の信号を1水平
走査期間遅延させた第2の信号との差である第3の信号
を出力する第2の周波数差演算手段と、第3の信号が0
Hz以上156kHz以下に設定した比較周波数と比較
し、第3の信号が比較周波数以上であれば搬送色信号が
SECAM信号であることを示す制御信号を出力し、第
3の信号が比較周波数より小さければ、搬送色信号がS
ECAM信号でないことを示す制御信号を出力する比較
手段とを備えている。
【0014】
【作用】本発明は、上記した構成により、バースト信号
と近接して設定した基準周波数とバースト信号と乗算し
て、和周波数成分と差周波数成分を作り、これに低域通
過フィルタを通して、差周波数成分を取り出し、バース
ト部の瞬時位相の変化から差周波数の値を演算し、さら
に、水平走査線間のバースト部の周波数差を検出するこ
とにより、SECAM信号かPAL信号かの判別を行っ
ている。
と近接して設定した基準周波数とバースト信号と乗算し
て、和周波数成分と差周波数成分を作り、これに低域通
過フィルタを通して、差周波数成分を取り出し、バース
ト部の瞬時位相の変化から差周波数の値を演算し、さら
に、水平走査線間のバースト部の周波数差を検出するこ
とにより、SECAM信号かPAL信号かの判別を行っ
ている。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0016】図1は本実施例のSECAM判別装置のブ
ロック図である。図1において、1は第1の周波数差演
算回路、2は第1の乗算器、3は第2の乗算器、4は正
弦波余弦波作成回路、5は第1の低域通過フィルタ(以
下、LPFと記す)、6は第2のLPF、7は位相検出
回路、8は周波数検出回路、9は第2の周波数差検出回
路9、10は比較回路、11はタイミング作成回路で構
成されている。
ロック図である。図1において、1は第1の周波数差演
算回路、2は第1の乗算器、3は第2の乗算器、4は正
弦波余弦波作成回路、5は第1の低域通過フィルタ(以
下、LPFと記す)、6は第2のLPF、7は位相検出
回路、8は周波数検出回路、9は第2の周波数差検出回
路9、10は比較回路、11はタイミング作成回路で構
成されている。
【0017】以上のように構成されたSECAM判別装
置について、図1を用いてその動作を説明する。
置について、図1を用いてその動作を説明する。
【0018】図1に示す回路は、すべてディジタル処理
回路で構成されている。本実施例では、サンプリングク
ロックは、水平同期周波数の910倍(14.2187
5MHz)に設定されている。VTRの記録時にはディ
ジタル化された色信号が入力され、VTRの再生時に
は、ディジタル化された低域変換色信号が入力される。
回路で構成されている。本実施例では、サンプリングク
ロックは、水平同期周波数の910倍(14.2187
5MHz)に設定されている。VTRの記録時にはディ
ジタル化された色信号が入力され、VTRの再生時に
は、ディジタル化された低域変換色信号が入力される。
【0019】まず、記録時の動作から説明する。記録時
に、正弦波・余弦波作成回路4から出力される正弦波お
よび余弦波の基準周波数の設定は、PALモードでは、
PALバーストの周波数(約4.43MHz)であり、
MESECAMモードでは、約4.286MHzであ
る。この基準周波数の値は、色信号の記録再生処理と兼
用するために設定された値である。後述する周波数の検
出範囲を考慮すると、基準周波数とバーストとの差は、
約500kHz以下に設定する必要がある。
に、正弦波・余弦波作成回路4から出力される正弦波お
よび余弦波の基準周波数の設定は、PALモードでは、
PALバーストの周波数(約4.43MHz)であり、
MESECAMモードでは、約4.286MHzであ
る。この基準周波数の値は、色信号の記録再生処理と兼
用するために設定された値である。後述する周波数の検
出範囲を考慮すると、基準周波数とバーストとの差は、
約500kHz以下に設定する必要がある。
【0020】1は、第1の周波数差演算回路であり、そ
の中に第1の乗算器2、第2の乗算器3、第1の低域通
過フィルター(以下LPFと略す)5、第2のLPF
6、位相検出回路7、周波数検出回路8が含まれてい
る。第1の乗算器2には、入力色信号と正弦波が入力さ
れ、乗算された出力は第1のLPF5を通る。また、第
2の乗算器3には、入力色信号と余弦波が入力され、乗
算された出力は第2のLPF6を通る。乗算器によりバ
ーストと基準周波数との和の周波数と差の周波数とを作
り、LPFで和の周波数を除去している。第1のLPF
5と第2のLPF6の出力は、バースト部については、
バーストと基準周波数との差周波数の正弦値と余弦値に
なっており、この2つの入力から位相検出回路7ではバ
ースト区間内の2点をサンプリングして、それぞれ瞬時
位相を求めている。サンプリングタイミングは、水平同
期信号入力からタイミング作成回路11で作っている。
バーストの幅は約2.5μSECであるので本実施例の
サンプリングクロックでは、約36クロックの幅にな
る。瞬時位相を調べる2点の間隔はある程度広いほうが
検出周波数の精度がよくなるが、バーストの立ち上がり
エッジや立ち下がりエッジをサンプリングしてしまう
と、逆に誤差が大きくなるのでむやみに広くすることは
できない。
の中に第1の乗算器2、第2の乗算器3、第1の低域通
過フィルター(以下LPFと略す)5、第2のLPF
6、位相検出回路7、周波数検出回路8が含まれてい
る。第1の乗算器2には、入力色信号と正弦波が入力さ
れ、乗算された出力は第1のLPF5を通る。また、第
2の乗算器3には、入力色信号と余弦波が入力され、乗
算された出力は第2のLPF6を通る。乗算器によりバ
ーストと基準周波数との和の周波数と差の周波数とを作
り、LPFで和の周波数を除去している。第1のLPF
5と第2のLPF6の出力は、バースト部については、
バーストと基準周波数との差周波数の正弦値と余弦値に
なっており、この2つの入力から位相検出回路7ではバ
ースト区間内の2点をサンプリングして、それぞれ瞬時
位相を求めている。サンプリングタイミングは、水平同
期信号入力からタイミング作成回路11で作っている。
バーストの幅は約2.5μSECであるので本実施例の
サンプリングクロックでは、約36クロックの幅にな
る。瞬時位相を調べる2点の間隔はある程度広いほうが
検出周波数の精度がよくなるが、バーストの立ち上がり
エッジや立ち下がりエッジをサンプリングしてしまう
と、逆に誤差が大きくなるのでむやみに広くすることは
できない。
【0021】本実施例では、2点の間隔を12クロック
にしているので約840nSECの幅になる。この瞬時
位相出力から周波数検出回路8で、バーストと基準周波
数の差の周波数を求めている。具体的には、12クロッ
ク離れた瞬時位相の差をとっている。12クロック間の
周波数差をとっているため、差周波数の検出範囲は、約
±590kHz(14.21875MHz/12/2)
になる。周波数検出回路8の出力を第1の信号とする。
にしているので約840nSECの幅になる。この瞬時
位相出力から周波数検出回路8で、バーストと基準周波
数の差の周波数を求めている。具体的には、12クロッ
ク離れた瞬時位相の差をとっている。12クロック間の
周波数差をとっているため、差周波数の検出範囲は、約
±590kHz(14.21875MHz/12/2)
になる。周波数検出回路8の出力を第1の信号とする。
【0022】第1の信号は1Hごとにバーストと基準周
波数の差周波数を出力する。第2の周波数差演算回路9
は、第1の信号と第1の信号を1H遅延した信号との差
をとり、第2の信号として出力する。。これにより、基
準周波数の値はキャンセルされ1H間のバーストの周波
数差だけが取り出される。第2の信号は、比較回路10
に入り、一定の範囲に第2の信号があるかどうか比較
し、一定の範囲に入っていればSECAM信号であるこ
とを示す制御信号を出力し、一定の範囲に入っていなけ
ればSECAM信号でないことを示す制御信号を出力す
る。PAL信号の場合には、±0kHz付近になり、S
ECAM信号の場合には、+156kHz付近か−15
6kHz付近の値になる。ノイズや量子化誤差を考慮に
入れてSECAMと判別する範囲を設定している。な
お、位相検出回路7、周波数検出回路8、第2の周波数
差演算回路9、比較回路10では1H単位で動作するた
め、動作させるタイミングをタイミング作成回路11で
作成している。
波数の差周波数を出力する。第2の周波数差演算回路9
は、第1の信号と第1の信号を1H遅延した信号との差
をとり、第2の信号として出力する。。これにより、基
準周波数の値はキャンセルされ1H間のバーストの周波
数差だけが取り出される。第2の信号は、比較回路10
に入り、一定の範囲に第2の信号があるかどうか比較
し、一定の範囲に入っていればSECAM信号であるこ
とを示す制御信号を出力し、一定の範囲に入っていなけ
ればSECAM信号でないことを示す制御信号を出力す
る。PAL信号の場合には、±0kHz付近になり、S
ECAM信号の場合には、+156kHz付近か−15
6kHz付近の値になる。ノイズや量子化誤差を考慮に
入れてSECAMと判別する範囲を設定している。な
お、位相検出回路7、周波数検出回路8、第2の周波数
差演算回路9、比較回路10では1H単位で動作するた
め、動作させるタイミングをタイミング作成回路11で
作成している。
【0023】再生時も同様な動作を行う。記録時と異な
る点は、入力される信号が低域変換色信号となるため、
それに応じて基準周波数を変化させるだけでよい。基準
周波数の設定は、PALモードでは、水平同期周波数の
40.125倍(約627kHz)であり、MESEC
AMモードでは、約781kHzである。この基準周波
数の値は、記録時と同じく色信号の記録再生処理と兼用
するために設定された値である。
る点は、入力される信号が低域変換色信号となるため、
それに応じて基準周波数を変化させるだけでよい。基準
周波数の設定は、PALモードでは、水平同期周波数の
40.125倍(約627kHz)であり、MESEC
AMモードでは、約781kHzである。この基準周波
数の値は、記録時と同じく色信号の記録再生処理と兼用
するために設定された値である。
【0024】色信号の記録再生処理の基準周波数は、P
ALモードの場合には、LPF出力が色差出力になるよ
うに設定されており、MESECAMモードの場合に
は、LPFの0kHzの周波数がSECAM信号に戻し
たとき、ベルフィルタの中心周波数である4.286M
Hzになるように設定している。
ALモードの場合には、LPF出力が色差出力になるよ
うに設定されており、MESECAMモードの場合に
は、LPFの0kHzの周波数がSECAM信号に戻し
たとき、ベルフィルタの中心周波数である4.286M
Hzになるように設定している。
【0025】このような構成により、バースト信号と近
接して設定した基準周波数とバースト信号と乗算して、
和周波数成分と差周波数成分を作り、これに低域通過フ
ィルタを通して、差周波数成分を取り出し、バースト部
の瞬時位相の変化から差周波数の値を演算し、さらに、
水平走査線間のバースト部の周波数差を検出することに
より、SECAM信号かPAL信号かの判別を行ってい
る。
接して設定した基準周波数とバースト信号と乗算して、
和周波数成分と差周波数成分を作り、これに低域通過フ
ィルタを通して、差周波数成分を取り出し、バースト部
の瞬時位相の変化から差周波数の値を演算し、さらに、
水平走査線間のバースト部の周波数差を検出することに
より、SECAM信号かPAL信号かの判別を行ってい
る。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明のSECAM判別装
置は、ディジタル化に適した回路構成になっており、か
つ、色信号のメインの記録再生処理で使用されている回
路との共用化を図ることによって回路追加が少なくてす
むSECAM判別回路を提供することができる。
置は、ディジタル化に適した回路構成になっており、か
つ、色信号のメインの記録再生処理で使用されている回
路との共用化を図ることによって回路追加が少なくてす
むSECAM判別回路を提供することができる。
【0027】また、色信号のPAL再生処理にバースト
すげかえ機能を入れることを可能とするため、再生時の
判別は、低域変換色信号に対して動作するSECAM判
別回路を提供することができる。
すげかえ機能を入れることを可能とするため、再生時の
判別は、低域変換色信号に対して動作するSECAM判
別回路を提供することができる。
【0028】また、入力信号の振幅が判別結果に影響を
与えにくいSECAM判別回路を提供することができ
る。
与えにくいSECAM判別回路を提供することができ
る。
【図1】本発明の一実施例のSECAM判別装置のブロ
ック図
ック図
【図2】従来のSECAM判別装置のブロック図
1 第1の周波数差演算回路
2 第1の乗算器
3 第2の乗算器
4 正弦波余弦波作成回路
5 第1の低域通過フィルタ
6 第2の低域通過フィルタ
7 位相検出回路
8 周波数検出回路
9 第2の周波数差検出回路
10 比較回路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04N 9/44 - 11/24
Claims (7)
- 【請求項1】 PALおよびSECAMの搬送色信号を
入力とし、PALの副搬送波周波数および2種類のSE
CAMの副搬送波周波数のいずれの周波数とも0Hz以
上500kHz以下の差に設定した基準周波数の正弦波
・余弦波を出力する正弦波・余弦波作成手段と、前記搬
送色信号と前記基準周波数の正弦波・余弦波とから各水
平走査期間ごとのバースト周波数と前記基準周波数との
周波数差である第1の信号を出力する第1の周波数差演
算手段と、前記第1の信号と前記第1の信号を1水平走
査期間遅延させた第2の信号との差である第3の信号を
出力する第2の周波数差演算手段と、前記第3の信号が
0Hz以上156kHz以下に設定した比較周波数と比
較し、前記第3の信号が比較周波数以上であれば前記搬
送色信号がSECAM信号であることを示す制御信号を
出力し、前記第3の信号が比較周波数より小さければ、
前記搬送色信号がSECAM信号でないことを示す制御
信号を出力する比較手段とを備えたことを特徴とするS
ECAM判別装置。 - 【請求項2】 第1の周波数差演算手段が、入力信号で
ある搬送色信号と正弦波・余弦波作成手段から出力する
正弦波とを乗算する第1の乗算器と、前記第1の乗算器
出力から前記入力信号と前記正弦波との和周波数成分を
除去する第1の低域通過フィルタと、前記入力信号と前
記正弦波・余弦波作成手段から出力する余弦波とを乗算
する第2の乗算器と、前記第2の乗算器出力から前記入
力信号と前記余弦波との和周波数成分を除去する第2の
低域通過フィルタと、前記第1の低域通過フィルタの出
力と前記第2の低域通過フィルタの出力とからバースト
区間内で1水平走査期間につき2カ所のサンプリング位
置での瞬時位相を出力する位相検出回路と、前記位相検
出回路から出力された位相信号から各水平走査期間ごと
にバーストと前記基準周波数との差周波数を出力する周
波数検出回路とを備えたことを特徴とする請求項1記載
のSECAM判別装置。 - 【請求項3】 入力される搬送色信号が、PAL方式の
信号、SECAM方式の信号で、基準周波数がPALの
副搬送波周波数に設定されていることを特徴とする請求
項1記載のSECAM判別装置。 - 【請求項4】 入力される搬送色信号が、PAL方式の
信号、SECAM方式 の信号で、基準周波数がSECA
Mのベルフィルタの中心周波数に設定されていることを
特徴とする請求項1記載のSECAM判別装置。 - 【請求項5】 入力される搬送色信号が低域変換されて
おり、PALの低域変換搬送波周波数が水平同期信号の
40.125倍の周波数で、SECAMの低域変換搬送
波周波数がPALの副搬送波周波数からSECAMの副
搬送波周波数を減算し水平同期信号の40.125倍を
加算した周波数で、基準周波数が水平同期周波数の4
0.125倍に設定されていることを特徴とする請求項
1記載のSECAM判別装置。 - 【請求項6】 入力される搬送色信号が低域変換されて
おり、PALの低域変換搬送波周波数が水平同期信号の
40.125倍の周波数で、SECAMの低域変換搬送
波周波数がPALの副搬送波周波数からSECAMの副
搬送波周波数を減算し水平同期信号の40.125倍を
加算した周波数で、基準周波数がPALの副搬送波周波
数からSECAMのベルフィルタの中心周波数を減算し
水平同期周波数の40.125倍を加算した周波数に設
定されていることを特徴とする請求項1記載のSECA
M判別装置。 - 【請求項7】 第1の動作モード時には搬送色信号が入
力されて基準周波数が第1の基準周波数に設定して動作
し、第2の動作モード時には低域変換搬送色信号が入力
されて基準周波数が第2の基準周波数に設定して動作す
ることを特徴とする請求項1記載のSECAM判別装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21359094A JP3385739B2 (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | Secam判別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21359094A JP3385739B2 (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | Secam判別装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0879793A JPH0879793A (ja) | 1996-03-22 |
JP3385739B2 true JP3385739B2 (ja) | 2003-03-10 |
Family
ID=16641723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21359094A Expired - Fee Related JP3385739B2 (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | Secam判別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3385739B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-07 JP JP21359094A patent/JP3385739B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0879793A (ja) | 1996-03-22 |
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