JP3384627B2 - 用紙検出装置 - Google Patents

用紙検出装置

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JP3384627B2 JP23112394A JP23112394A JP3384627B2 JP 3384627 B2 JP3384627 B2 JP 3384627B2 JP 23112394 A JP23112394 A JP 23112394A JP 23112394 A JP23112394 A JP 23112394A JP 3384627 B2 JP3384627 B2 JP 3384627B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ装置やカード
リーダ装置等で搬送される媒体を光学的なセンサを用い
て検出する用紙検出装置に関し、特に、センサ自身の汚
れを検出できるようにした用紙検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ装置及びカードリーダ装
置等で搬送される媒体を検出するため、発光ダイオード
等の発光部とフォトトランジスタ等の受光部を備えたセ
ンサが使用されている。このような光学的なセンサにあ
っては、使用中に用紙の紙粉やプリンタ装置で使用され
るトナー等によってセンサの発光面及び受光面が汚れて
塞がれ、用紙がない場合でも用紙があるように誤検出し
てしまう。そこで、センサ自身の汚れ具合を検出するた
め、例えば図8のような回路が用いられている。
【0003】図8において、センサ100は発光ダイオ
ード102とフォトトランジスタ104を備え、用紙の
通路を挟むように配置されている。センサ100からの
受光信号はコンパレータ106に入力され、用紙検出用
に抵抗R102,R103の分圧電圧で設定した第1基
準レベルVref1と比較される。用紙がセンサ100の位
置にあると、受光信号レベルは低く、第1基準レベルV
ref1以下となり、コンパレータ106の出力はHレベル
となり、表示部110で用紙の存在が表示される。
【0004】一方、センサ100の汚れを検出するコン
パレータ108が設けられる。コンパレータ108に
は、汚れ検出用の第2基準レベルVref2が抵抗R10
5,R106の分圧で設定される。汚れ検出用の第2基
準レベルVref2は、用紙検出用の第1基準レベルVref1
より低いレベルに設定される。センサ100の発光面及
び受光面が汚れると、用紙がないときの受光出力レベル
が低下してくる。汚れにより低下した受光出力レベルが
第1基準レベルVref2以下になると、コンパレータ10
8の出力がHレベルとなり、表示部110にセンサ10
0の汚れが表示される。この汚れ表示はサービスマン又
はオペレータに対する清掃の要求となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の汚れ検出機能を備えた用紙検出装置にあって
は、用紙検出と汚れ検出を別々のコンパレータによって
行っていたため、回路構成が複雑になる。特にプリンタ
装置にあっては、フィーダからホッパに至るまでの用紙
搬送経路に多数のセンサを配置しており、汚れ検出機能
を回路に設けると、回路規模がほぼ2倍となり、大幅な
コストアップを招く問題があった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、回路規模をほとんど増加させること
なくセンサ自身の汚れを確実に検出できるようにした用
紙検出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。尚、実施例図面中の符号
を併せて示す。本発明の用紙検出装置は、発光部62と
受光部64を備え光学的に用紙の有無を検出するセンサ
60と、センサ60の受光信号と所定の第1基準レベル
Vref1とを比較し、受光信号が第1基準レベルVref1以
下となった時に用紙検出信号を出力する比較回路66を
備える。
【0008】これに加え本発明にあっては、スイッチ6
5により比較回路66の第1基準レベルVref1を、それ
より低い汚れ検出のための第2基準レベルVref2に切り
替え、受光信号が第2基準レベルVref2以下となった時
に汚れ検出信号を出力させる基準レベル切替回路を備え
る。更に、用紙検出信号による用紙の有無と、汚れ検出
信号による汚れの有無と表示回路で表示する。
【0009】比較回路66は、用紙検出用の第1基準レ
ベルVref1の切替状態でヒステリシス特性をもち、セン
サ汚れ検出用の第2基準レベルVref2の切替状態ではヒ
ステリシス特性をもたない。また比較回路66は、用紙
検出用の第1基準レベルVref1の切替状態で第1ヒステ
リシス特性をもち、センサ汚れ検出用の第2の基準レベ
ルの切替状態では第1ヒステリシス特性より幅の狭い第
2ヒステリシス特性をもつようにしてもよい。
【0010】更に、センサ60、比較器66、及びレベ
ル切替回路を複数設けた場合、複数のレベル切替回路の
スイッチとして、共通化された単一のスイッチと、この
スイッチの操作に基づいて各レベル切替回路を切替動作
する回路を設ける。またレベル切替回路の切替動作をプ
ロセッサ78で指示するように構成し、プロセッサ78
は、用紙の非搬送状態で第1基準レベルVref1に切り替
えて比較回路66の出力信号から用紙の有無を判断し、
用紙が検出されなかった場合に、第2基準レベルVref2
に切り替えて比較回路66の出力信号からセンサ60の
汚れの有無を判断し、各判断結果を表示させる。
【0011】
【作用】本発明の用紙検出装置は、用紙を検出するセン
サの受光レベルを判断する比較回路に、通常の用紙の有
無を検出する第1基準レベルVref1とは別のセンサの汚
れ検出用の第2基準レベルVref2を設け、用紙がないと
きに、この汚れ検出用の第2基準レベルVref2とセンサ
受光出力を比較し、汚れを検出する。汚れを検出した場
合には、サービスマンまたはオペレータに通知するた
め、回路基板や表示パネル等にセンサの汚れを表示す
る。
【0012】このように用紙検出と汚れ検出に同じ比較
回路を使用していることから、汚れ検出機能を加えても
回路規模は2倍とはならず、特にプリンタ装置等で多数
のセンサを使用している場合に、有利である。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の用紙検出装置が使用される
プリンタ装置の概略である。プリンタ装置は、プリンタ
本体10、用紙供給ユニット12および用紙収納ユニッ
ト14で構成される。用紙供給ユニット12には、カセ
ットホッパ16、第1ホッパ18および第2ホッパ20
が設けられている。カセットホッパ16、第1ホッパ1
8および第2ホッパ20にはカット用紙が収納される。
【0014】プリンタ本体10の印刷機構には、感光ド
ラム22が設けられる。感光ドラム22の周囲には、上
部より前帯電器24、レーザビームにより露光を行う露
光ユニット26、現像器28、転写帯電器・AC除電器
30、更にクリーナ32が設けられる。感光ドラム22
の出口側には、用紙に転写されたトナーによる像を加熱
定着するための定着ユニット34が配置される。
【0015】このような印刷機構に対し、用紙供給ユニ
ット12の各ホッパから合流した用紙供給経路48によ
ってカット用紙が搬送される。定着ユニット34の出口
側から感光ドラム22側に逆向きに用紙を送る逆ループ
経路50が設けられる。この逆ループ経路50の途中に
は第1反転部36が設けられ、スイッチバック方式によ
り用紙面の裏表を入れ替えて、再度、感光ドラム22に
送って、表面に続いて裏面を印刷できるようにしてい
る。
【0016】用紙収納ユニット14には、第1スタッカ
40、第2スタッカ42が設けられる。また上部には、
パージトレイ44およびサンプルトレイ46が設けられ
る。また第2反転部38が設けられ、プリンタ本体10
から送られてきた印刷済みのカット用紙を反転した後
に、トレイ側に送るようにしている。このようなプリン
タ装置の用紙供給ユニット12からプリンタ本体10を
経由して用紙収納ユニット14に至る用紙供給経路4
8、更には逆ループ経路50のそれぞれには、2つの三
角形を対向した形で示す用紙検出用のセンサPK1〜
6、PS1〜9、SPS1〜3、SPSA〜Dが設置さ
れている。
【0017】図2は、図1のプリンタ装置に設置された
1つのセンサを例にとって本発明の用紙検出装置の回路
実施例を示す。センサ60には、発光部としての発光ダ
イオード62と、受光部としてのフォトトランジスタ6
4が設けられている。発光ダイオード62は、抵抗R1
を介して電源電圧の供給を受けて発光駆動される。フォ
トトランジスタ64は、抵抗R2を介して電源ラインに
プルアップされ、用紙が存在していないときには発光ダ
イオード62からの光を受光してオンし、受光信号Ei
をほぼ0Vとしている。用紙が存在すると発光ダイオー
ド62からの光が遮られ、フォトトランジスタ64は高
インピーダンス状態に切り替わり、受光信号Eiはほぼ
電源電圧のレベルに上昇する。更に、発光面および受光
面が汚れてくると、汚れ具合に応じ、用紙がない状態で
の受光信号Eiのレベルが増加するようになる。
【0018】センサ60からの受光信号Eiは、コンパ
レータ66の−入力端子に与えられる。コンパレータ6
6の+入力端子には、抵抗R3と(R4+R5)の直列
回路による分圧で、用紙検出のための基準レベル(基準
電圧)Vref1が設定されている。コンパレータ66の出
力は、抵抗R7を介して電源ラインにプルアップされて
いる。更にコンパレータ66は、出力から+入力側に抵
抗R6を備えた正帰還回路を設けている。
【0019】この抵抗R6による正帰還で、コンパレー
タ66はヒステリシス特性をもつことになる。図3
(A)は、コンパレータ66の用紙検出の際のヒステリ
シス特性である。入力となる受光信号Eiが増加し、予
め設定した用紙検出用の第1基準レベルVref1に達する
と、出力はHレベルに立ち上がる。一方、出力がHレベ
ルに立ち上がった後、入力を低下させてくると、第1基
準レベルVref1より下がっても出力はLレベルとなら
ず、Vref1´に達したときにLレベルに立ち下がるヒス
テリシス特性をもつ。この場合のヒステリシス幅ΔV
は、正帰還回路の抵抗R6による帰還電流が大きいほど
幅が広くなる。即ち、抵抗値R6が小さければヒステリ
シス幅ΔVは大きくなり、抵抗値R6が大きければヒス
テリシス幅ΔVは狭くなる。
【0020】このようにコンパレータ66にヒステリシ
ス特性をもたせたことで、一旦、受光電圧Eiが第1基
準レベルVref1を越えてコンパレータ66の出力がHレ
ベルとなる用紙検出が行われた後は、センサ部分を通過
する用紙によって受光信号Eiにレベル変動が起きて
も、このレベル変動はヒステリシス幅ΔVの範囲内に収
まることで、コンパレータ66の出力が誤ってLレベル
に戻ってしまうことを防ぎ、安定した用紙検出を可能と
する。
【0021】コンパレータ66の基準レベル設定回路に
は、更に抵抗R5と並列に汚れ検出スイッチ65を接続
している。汚れ検出スイッチ65をオンすると、抵抗R
5が短絡され、コンパレータ66に対する基準レベルは
抵抗R3とR4の分圧で決まる汚れ検出用の第2基準レ
ベル(第2基準電圧)Vref2に低下する。同時に、汚れ
検出スイッチ65をオンすると、コンパレータ66の正
帰還回路の抵抗R6も設置され、正帰還回路がない状態
となる。
【0022】したがって、汚れ検出スイッチ65をオン
した汚れ検出時には、コンパレータ66はヒステリシス
特性をもたないことになる。図3(B)は、汚れ検出ス
イッチ65をオンしたときのコンパレータ66の入出力
特性である。この状態で、受光信号Eiとなる入力を増
加させると、抵抗R3,R4の分圧電圧で決まる第2基
準レベルVref2に達したときにコンパレータ66の出力
がHレベルに立ち上がる。
【0023】Hレベルに立ち上がった後、入力を徐々に
下げてくると、第2基準レベルVref2を下回ったときに
Lレベルに立ち下がる。この入力増加時と入力減少時の
LレベルとHレベル間での出力反転は、同じ第2基準レ
ベルVref2であり、図3(A)のようなヒステリシスは
もたない。コンパレータ66の出力信号E0 は、出力端
子74より図示しないプリンタ装置の制御回路に与えら
れ、用紙検出に基づく各種の印刷処理に利用される。ま
たコンパレータ66の出力は、ドライバ68に供給され
る。ドライバ68は、抵抗R8を介してLED70を電
源ラインに接続している。コンパレータ66の出力信号
E0 がLレベルのとき、ドライバ68はLED70を非
駆動状態としている。これに対し、コンパレータ66の
出力信号E0 がHレベルになると、ドライバ68の動作
でLED70に電流を流して発光させる。
【0024】図2の実施例における汚れ検出の処理動作
を説明する。汚れ検出の際には、まず汚れ検出スイッチ
65を図示のようにオフした状態で、LED70が点灯
しているか否かチェックする。もしLED70が点灯し
ていれば、センサ60の部分に用紙が存在している場合
である。この場合には、センサ60の部分から用紙を取
り除く。LED70が点灯していなければ、センサ60
の部分に用紙が存在しないことから、汚れ検出が可能で
ある。
【0025】この状態で汚れ検出スイッチ65をオンす
ると、抵抗R5の短絡によりコンパレータ66の基準電
圧が、それまでの用紙検出用の第1基準レベルVref1か
ら抵抗R3,R4の分圧電圧で決まる汚れ検出用の第2
基準レベルVref2に低下する。センサ60の発光面およ
び受光面の汚れが多い場合には、受光信号Eiは汚れの
度合に応じた信号レベルをもっている。
【0026】この受光信号Eiがコンパレータ66の第
2基準レベルVref2以上であると、コンパレータ66の
出力信号E0 がHレベルとなり、ドライバ68によりL
ED70が点灯する。この汚れ検出スイッチ65をオン
したときのLED70の点灯で、センサ60に汚れがあ
ることが判る。したがって、この場合には、汚れセンサ
の清掃をオペレータあるいはサービスマンが行うことに
なる。汚れ検出スイッチ65をオンしてもLED70が
点灯しなければ、センサ60に汚れがないことが判る。
【0027】ここで汚れ検出スイッチ65としては、ノ
ンロックタイプのスイッチを用いることが望ましい。ノ
ンロックタイプのスイッチを汚れ検出スイッチ65に用
いることで、汚れ検出スイッチ65の戻し忘れを防止す
ることができる。図4は、本発明の第2実施例の回路図
である。この第2実施例にあっては、汚れ検出スイッチ
65をオンした際のコンパレータ66のヒステリシス幅
を狭くするようにしたことを特徴とする。コンパレータ
66の帰還回路には、用紙検出用のヒステリシス幅を与
える抵抗R9と、汚れ検出用のヒステリシス幅を与える
抵抗R10が設けられ、ヒステリシス幅切替スイッチ7
5により選択できるようにしている。
【0028】ヒステリシス幅切替スイッチ75は、汚れ
検出スイッチ65に連動している。用紙検出時にあって
は、汚れ検出スイッチ65は図示のようにオフ状態にあ
り、このときヒステリシス幅切替スイッチ75はa側に
閉じて、正帰還抵抗R9を接続している。汚れ検出スイ
ッチ65をオンすると、ヒステリシス幅切替スイッチ7
5はb側に切り替わり、汚れ検出用のヒステリシス幅を
決める帰還抵抗R10を接続する。用紙検出時のヒステ
リシス幅を決める抵抗R9については、図3(A)と同
じである。
【0029】一方、汚れ検出時については、図3(C)
のように、抵抗R10に切り替えることで、正帰還電流
を抵抗値の増加で減少させ、その結果、ヒステリシス幅
をΔV´と小さくすることができる。このように汚れ検
出についてもある程度小さなヒステリシス幅をもたせる
ことで、第2基準レベルVref2の検出点付近での汚れ検
出を安定化させることができる。
【0030】図5は本発明の第3実施例であり、複数の
センサを用いた場合を例にとっている。即ち図5にあっ
ては、2つのセンサ60−1,60−2を設けている。
センサ60−1,60−2に対しては、コンパレータ6
6−1,66−2およびLED70−1,70−2を駆
動するためのドライバ68−1,68−2が設けられて
おり、それぞれの回路構成は、汚れ検出スイッチの部分
を除いて図2の回路を使用している。
【0031】コンパレータ66−1,66−2における
汚れ検出時の第2基準レベルVref2への切替えは、抵抗
R5,R15のそれぞれに並列接続したトランジスタ7
4−1,74−2により行われる。トランジスタ74−
1,74−2のベースは、抵抗R31,R30および抵
抗R41,R40の各ベースバイアス回路を介して、共
通の汚れ検出スイッチ65に接続されている。汚れ検出
スイッチ65の他端は、電源ラインに接続される。
【0032】通常の用紙検出状態にあっては、汚れ検出
スイッチ65は図示のようにオフしており、トランジス
タ74−1,74−2もオフとなっている。このため、
コンパレータ66−1,66−2の基準レベルは、抵抗
R3と抵抗(R4+R5)の分圧電圧で決まる第1基準
レベルVref1にあり、用紙検出を行っている。一方、汚
れ検出時には、汚れ検出スイッチ65をオンするとトラ
ンジスタ74−1,74−2がオンし、抵抗R5,R1
5をそれぞれ短絡する。同時に、正帰還抵抗R6,R1
6が設置されてヒステリシス特性が解除される。このた
め、抵抗R3,R4および抵抗R13,R14の分圧電
圧による第2基準レベルVref2がコンパレータ66−
1,66−2に設定され、センサ60−1,60−2の
汚れ検出ができる。
【0033】図6は、図5の実施例に設けた汚れ検出ス
イッチ65および汚れ表示用のLED70−1,70−
2の実装例である。この実施例にあっては、図6のよう
に、プリント基板76上に汚れ検出スイッチ65とLE
D70−1,70−2を設けている。汚れ検出スイッチ
65としては、ノンロックスイッチを用いることが望ま
しい。
【0034】このためオペレータあるいはサービスマン
は汚れ検出の際にはプリンタ装置のカバーを外してプリ
ント基板76を見ながら汚れ検出を行う。即ち、汚れ検
出スイッチ65を操作しない状態でLED70−1,7
0−2を見て、センサ60−1,60−2に用紙が存在
しているかどうか、まずチェックする。用紙が存在して
いなければLED70−1,70−2は消灯しているの
で、汚れ検出ができる。
【0035】そこで、汚れ検出スイッチ65をオンす
る。センサ60−1,60−2に清掃を必要とするよう
な汚れがある場合には、それぞれの受光信号は第2基準
レベルVref2を越え、この結果、LED70−1,70
−2が点灯し、汚れがあることを知らせる。したがっ
て、点灯したLEDに対応する汚れセンサを清掃して汚
れを除去する。
【0036】図7は本発明の第4実施例であり、汚れ検
出処理をMPU(プロセッサ)78の制御により行うよ
うにしたことを特徴とする。MPU78に対しては、図
5の第3実施例と同じ2つのセンサ60−1,60−2
の対応回路が設けられており、汚れ検出スイッチ65を
もたない以外は、同じ回路構成である。そして、センサ
60−1,60−2のコンパレータ66−1,66−2
の出力信号E01,E02がMPU78に入力されている。
【0037】汚れ検出スイッチとしての機能は、MPU
78の指示に置き替えられることから、トランジスタ7
4−1,74−2のベース側はトランジスタ80のコレ
クタに共通接続される。トランジスタ80はエミッタを
電源ラインに接続し、抵抗R50を介してベースを電源
ラインにプルアップすると同時に、抵抗R51を介して
MPU78からの汚れ検出指示信号を入力している。
【0038】MPU78からは、ドライバ68−1,6
8−2に対しセンサ60−1,60−2の汚れ判断結果
に基づく表示駆動信号が供給され、LED70−1,7
0−2を発光駆動可能としている。図7のMPU78に
よる汚れ検出処理は次のようになる。オペレータあるい
はサービスマンが操作パネルに設けたスイッチなどによ
り汚れ検出処理を指示すると、MPU78は、まずトラ
ンジスタ80に対する汚れ検出指示信号をオフした状態
でコンパレータ66−1,66−2からの出力信号E0
1,E02を取り込み、センサ60−1,60−2に用紙
が存在するか否かチェックする。
【0039】用紙が存在すると、出力信号E01,E02は
Hレベルになり、この場合には、操作パネルに対しセン
サ60−1,60−2の位置の用紙を取り除くよう、メ
ッセージを表示する。コンパレータ66−1,66−2
の出力信号E01,E02が共にLレベルの場合には、セン
サ60−1,60−2の部分に用紙が存在しないことか
ら、MPU78は用紙検出処理が可能と判断し、用紙検
出指示信号をHレベルとし、トランジスタ80をオンす
る。
【0040】トランジスタ80がオンするとトランジス
タ74−1,74−2がオンして、抵抗R5,R15を
短絡することで、コンパレータ66−1,66−2に汚
れ検出用の第2基準レベルVref2が設定される。同時に
正帰還抵抗R6,R16が設置されて、ヒステリシス特
性が解除される。この状態でMPU78は、コンパレー
タ66−1,66−2の出力信号E01,E02を取り込
み、例えばコンパレータ66−1の出力信号E01がHレ
ベルであった場合には、MPU78はセンサ60−1の
汚れを判断し、ドライバ68−1に表示制御信号を出力
してLED70−1を点灯する。同時に、図示しない操
作パネルに対し、汚れ検出をメッセージ表示してもよ
い。
【0041】尚、上記の実施例は、説明を簡単にするた
め、2つのセンサの場合を例にとっているが、実際には
図1のように、プリンタ装置には多数のセンサが設けら
れており、これらのセンサについて、各実施例それぞれ
の回路が設けられることになる。また上記の実施例はプ
リンタ装置を例にとるものであったが、これ以外に、用
紙あるいはカードを搬送して、その位置を光学的に検出
するセンサを用いたカードリーダ装置などの用紙検出装
置についても、そのまま適用できる。
【0042】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、用紙検出用のセンサに設けられたコンパレータを有
する回路をそのまま利用して、簡単な基準レベルの回路
を付加するだけで、同じ回路でセンサの汚れを検出する
ことができ、汚れ検出機能を加えても回路規模は2倍に
ならず、多数のセンサを使用したプリンタ装置などの回
路規模の増加を抑えると同時に大幅なコスト低減を図る
ことができ、汚れ検出機能を備えたことで、装置の保守
性と信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙検出装置が使用されるプリンタ装
置の概略図
【図2】本発明の基本的な実施例を示した回路図
【図3】図2のヒステリシス特性の説明図
【図4】汚れ検出時のヒステリシス幅を抑えた実施例の
回路図
【図5】センサを複数設けた場合の実施例の回路図
【図6】プリント基板上でのスイッチと表示部の配置の
説明図
【図7】MPUで汚れ検出を指示する実施例の回路図
【図8】従来装置の回路図
【符号の説明】
10:プリンタ本体 12:用紙供給ユニット 14:用紙収納ユニット 16:カセットホッパ 18:第1ホッパ 20:第2ホッパ 22:感光ドラム 24:前帯電器 26:露光ユニット 28:現像器 30:転写帯電器・AC除電器 32:クリーナ 34:定着ユニット 36:第1反転部 38:第2反転部 40:第1スタッカ 42:第2スタッカ 44:ページトレイ 46:サンプルトレイ 48:用紙供給経路 50:逆ループ経路 60,60−1〜60−2:センサ 62:発光ダイオード 64:フォトトランジスタ 65:汚れ検出スイッチ 66,66−1,66−2:コンパレータ(比較回路) 68,68−1,68−2:ドライバ 70,70−1,70−2:LED 72,72−1,72−1:出力端子 74−1,74−2,80:トランジスタ 75:ヒステリシス幅切替スイッチ 78:MPU(プロセッサ)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 7/14 B41J 11/42 B41J 13/00 G01V 9/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光部と受光部を備え光学的に用紙の有無
    を検出するセンサと、 前記センサの受光信号と所定の第1基準レベルとを比較
    し、前記受光信号が前記第1基準レベル以下となった時
    に用紙検出信号を出力する比較回路と、 スイッチにより前記比較回路の第1基準レベルを、それ
    より低い汚れ検出のための第2基準レベルに切り替え、
    前記受光信号が前記第2基準レベル以下となった時に汚
    れ検出信号を出力させる基準レベル切替回路と、 前記用紙検出信号による用紙の有無と、前記汚れ検出信
    号による汚れの有無とを表示する表示回路と、を備えた
    ことを特徴とする用紙検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の用紙検出装置に於いて、前
    記比較回路は、用紙検出用の第1の基準レベルの切替状
    態でヒステリシス特性をもち、センサ汚れ検出用の第2
    の基準レベルの切替状態ではヒステリシス特性をもたな
    いことを特徴とする用紙検出装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の用紙検出装置に於いて、前
    記比較回路は、用紙検出用の第1の基準レベルの切替状
    態で第1ヒステリシス特性をもち、センサ汚れ検出用の
    第2の基準レベルの切替状態では前記第1ヒステリシス
    特性より幅の狭い第2ヒステリシス特性をもつことを特
    徴とする用紙検出装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の用紙検出装置に於いて、前
    記センサ、比較器、及びレベル切替回路を複数有し、前
    記複数のレベル切替回路のスイッチとして、共通化され
    た単一のスイッチと、該スイッチの操作に基づいて前記
    各レベル切替回路を切替動作する回路を設けたことを特
    徴とする用紙検出装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の用紙検出装置に於いて、前
    記レベル切替回路の切替動作をプロセッサで指示し、該
    プロセッサは、用紙の非搬送状態で前記第1基準レベル
    に切り替えて前記比較回路の出力信号から用紙の有無を
    判断し、用紙が検出されなかった場合に、前記第2基準
    レベルに切り替えて前記比較回路の出力信号からセンサ
    の汚れの有無を判断し、各判断結果を表示させることを
    特徴とする用紙検出装置。
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