JP3382124B2 - スイング引き戸 - Google Patents
スイング引き戸Info
- Publication number
- JP3382124B2 JP3382124B2 JP12607097A JP12607097A JP3382124B2 JP 3382124 B2 JP3382124 B2 JP 3382124B2 JP 12607097 A JP12607097 A JP 12607097A JP 12607097 A JP12607097 A JP 12607097A JP 3382124 B2 JP3382124 B2 JP 3382124B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sliding door
- rack
- pinion
- lower rails
- moving body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Wing Frames And Configurations (AREA)
Description
て走行する引き戸をスイング自在としたスイング引き戸
に関するものである。
上下レールの端部においてスイング自在としたスイング
引き戸が知られている。この従来のスイング引き戸にお
いては、引き戸の一端部の上下に上下レールに走行自在
な主走行具を設けると共に引き戸の他端部の上下に上下
レールに走行自在な副走行具を設け、副走行具の上下レ
ールへのはめ込み深さを浅くし、上下レールの端部付近
の前面部に切欠部を設け、主走行具は該切欠部分から外
に飛び出すことなく上下レールを走行自在とし、副走行
具は切欠部において上下レールに出入り自在とし、副走
行具を切欠部で外部に飛び出させることで、上下レール
にはめ込まれた主走行具部分を回転中心として引き戸を
スイングさせるようになっている。
は、上下レールに副走行具が外部に飛び出すための切欠
部を設けるため外観が悪くなるという問題がある。ま
た、副走行具が切欠部から出た状態で上下レールにはめ
込まれた主走行具部分を回転中心として引き戸をスイン
グさせる際、上下の主走行具が横方向にずれて引き戸が
傾いてスムーズなスイングができにくいという問題があ
る。また、上下レールの前面に切欠部を設けて副走行具
を飛び出させるものにおいては、上下レールを2条以上
設ける場合には構造が複雑になるという問題がある。
明したものであって、その目的とするところは、上下レ
ールの前面に切欠部を設ける必要がなく、また、引き戸
を傾くことなくスムーズにスイングでき、また、簡単な
構成でスイングした状態でラックからピニオンが外れる
のが防止できて、スイング状態における傾きを確実に防
止できるスイング引き戸を提供することを課題とするも
のである。
め、本発明のスイング引き戸は、引き戸1の一端部の上
下に上下レール2、3に走行自在に装設される主走行具
4を設けると共に該主走行具4に引き戸1に対して回転
自在なピニオン5を設け、引き戸1の他端部に上下レー
ル2、3に走行自在にはめ込まれ且つ上下移動自在で上
下レール2、3から引き抜き自在となった補助走行具6
を設け、上下レール2、3の長手方向の一部にのみ主走
行具4のピニオン5が噛み合うラック7を設け、ピニオ
ン5の軸部60の端部に軸方向に移動自在で且つばね材
61により突出方向に弾性付勢された移動体62を設
け、上レール2内にピニオン5とラック7とが噛み合い
始めた時点で移動体62の先端部が弾接しながら乗り越
えるための下向き突部64を設けると共に下向き突部6
4と上レール2の端部との間に移動体62の先端部が弾
接するための下向き突部64よりも下方への突出長さが
短い圧接用台部66を設け、下向き突部64の圧接用台
部66と反対側の側面部を導入用傾斜面部63aとし、
下向き突部64の圧接用台部66側の側面部を脱出用傾
斜面部63bとして成るこことを特徴とするものであ
る。このような構成とすることで、ピニオン5がラック
7の入り口から噛み合い始めてラック7に沿って移動す
ると、移動体62が下向き突部64の導入用傾斜面部6
3aをガイドとしながらばね材61に抗して押し下げら
れながら下向き突部64を乗り越え、下向き突部64を
過ぎて後は圧接用台部66の下面に移動体62の先端部
が弾接するものであり、これにより、ピニオン5をラッ
ク7に噛合させるスイング状態においてピニオン5がラ
ック7から外れて引き戸1が傾くのを防止するようにな
っている。
部が入って移動する溝条部65を設けてあることが好ま
しい。このような構成とすることで、ピニオン5が上レ
ール2の幅方向に対してがたつくのを防止してスイング
状態においてピニオン5とラック7との噛合状態を確実
に保持できることになる。
形態に基づいて説明する。引き戸1の一端部の上下には
それぞれ図4に示すように上下レール2、3に走行自在
に装設される主走行具4が設けてある。主走行具4とし
ては上主走行具4bと下主走行具4aとがある。
具4bは上軸23と、上軸23に対して回転自在である
が上下方向には移動しない上水平ころ26と、上水平こ
ろ26の上方において上軸23の上端部に固着されたピ
ニオン5とで構成してある。また、引き戸1の一端部の
下部に設けた下主走行具4aは下軸20と、下軸20に
対して回転自在であるが上下方向には移動しない水平輪
10と、下軸20の水平輪10の取付け部分より下方位
置において下軸20に固着されたピニオン5とで構成し
てある。
けた凹部70の上部に取付ける上の保持ブロック19a
に回転自在であるが上下方向に移動しないように保持し
てあり、また、下軸20は引き戸1の一端部に取付ける
下の保持ブロック19bに回転自在であるが上下方向に
移動しないように保持してあり、また、上軸23と下軸
20とは連結軸で連結してあって両者は一体として回動
するように構成してある。
の側面部にはラック7が設けてある。また、上レール2
及び下レール3はそれぞれ2条ずつ並設してあって、図
4に示すように、並設した2条の上レール2を一体成型
により形成してあり、また、並設した2条の下レール3
を一体成型により形成してある。一体成型により形成し
た2条の下レール3の両レール用開口の側縁間の上面は
中央が高くなった山型形状をしており、この山型形状を
した上面の両片側半部がそれぞれ傾斜した走行面21と
なっている。そして、2条の下レール3の各レール用開
口の両側縁の上面のうち片側の上面である上記走行面2
1は各レール用開口の両側縁の上面のうちの他の片側の
上面よりも高くなっており、主走行具4に設けた水平輪
10が傾斜した走行面21に載置されて走行するように
なっている。つまり、水平輪10の下面は片側の走行面
21に接した部分のみが載置されるようになっていて、
水平輪10が抵抗を少なくしてスムーズに回転でき、走
行及びスイングがよりスムーズに行えるようになってい
る。また、上記傾斜した走行面21の傾斜はゆるい傾斜
となっていて、歩行の際に上記のように山型形状とした
ものであっても、歩行がしにくくなることがないように
してある。
たっては、下レール3内の両側面のうち上記走行面21
に対して遠い方の側面に沿ってラック7を配設してあ
る。このように構成することで、水平輪21により引き
戸1の荷重を下レール3に支持させる部分と、ピニオン
5がラック7と噛合する部分とが主走行具4の軸芯を挟
んで両側にバランスよく位置することとなって、主走行
具4が下レール3に対してがたつきなくバランスよくス
ムーズに走行したり回転したりできることになる。特
に、図4に示すように走行面21を傾斜面とすること
で、傾斜した走行面21に水平輪10が載置されると、
図4の矢印方向に下主走行具4aがずれようとするが、
このずれようとする力は下レール3内の両側面のうち上
記走行面21に対して遠い方の側面に沿ってラック7を
配設してあるからピニオン5がラック7と噛み合う方向
の力であって、このため、ピニオン5がラック7から離
れる方向に動いてがたつくという現象が防止できるもの
である。
ク7の入り口の近傍において下方に向けて下向き突部6
4が突設して取付けてある。該略台形状をした下向き突
部64と上レール2の端部との間の部分には上レール2
の上面部の下面に下向き突部64よりも下方への突出長
さが短い圧接用突台部66が設けてある。ここで、図8
の実施形態においては下向き突部64と圧接用突台部6
6とを一体化したストッパブロック67を構成し、これ
を上レール2の端部の上面部の下面に取付けてある。下
向き突部64の圧接用台部66と反対側の側面部が導入
用傾斜面部63aとなっており、また、下向き突部64
の圧接用台部66側の側面部が脱出用傾斜面部63bと
なっている。
は図8に示すように上下移動自在に移動体62がはめ込
んであり、この移動体62はばね材61により上方に向
けて弾性付勢してある。ここで、ピニオン5の軸部60
は前述の上軸23と一体に形成してあってもよく、又は
ピニオン5と一体に形成してあってもよく、又は上軸2
3やピニオン5とは別体の軸部60をピニオン5に取付
けたものでもよい。
部66部分においては上端部が下向き突部64や圧接用
突台部66に弾接しているが、下向き突部64や圧接用
突台部66がない部分においては上レール2の上面部の
下面に対して非接触状態となっている。引き戸1の他端
部には上下レール2、3に走行自在にはめ込まれ且つ上
下移動自在で上下レール2、3から引き抜き自在となっ
た補助走行具6が設けてある。補助走行具6としては後
で詳述するが上補助走行具6bと下補助走行具6aとが
ある。
部80が設けてあり、この凹部80の下部に取付けたガ
イド枠91aに対して支持ブロック94aが上下移動自
在に取付けてあり、支持ブロック94aに下軸体33が
上下移動はできないが回転自在に貫挿して取付けてあっ
て、この下軸体33の下端部よりやや上方位置に水平こ
ろ34が下軸体33に対して上下移動はできないが回転
自在に取付けてある。そして、下軸体33の下部が下ガ
イド35となっており、この下ガイド35と水平ころ3
4と下軸体33とで下補助走行具6aが構成してある。
に取付けたガイド枠91bに対して支持ブロック94a
が上下移動自在に取付けてあり、この支持ブロック94
aに上軸体39が上下動はできないが回転自在に貫挿し
て取付けてあって、この上軸体39の上端部には上ガイ
ド40が設けてあって、上補助走行具6bが構成してあ
る。
の上端部が連結してあり、下の支持ブロック94bには
下連結軸36の下端部が連結してある。引き戸1の他端
の側面部の凹部80内の上下方向の略中央部に図6のよ
うに中央枠99が取付けてある。この中央枠99は上下
の枠体45を接続することにより構成してある。上下の
枠体45に設けた各軸支部45aには図6に示すように
それぞれハンドル46が回動自在に軸支してある。ここ
で、ハンドル46の後端部よりもやや前方部分を軸支部
45dに軸46aにより軸支してある。そして、各枠体
45に軸支したハンドル46は軸46aを中心にして上
側のハンドル収納用溝部45bにハンドル46がはまり
込む状態から下側のハンドル収納用溝部45bにハンド
ル46がはまり込む状態の範囲で回動自在となってい
る。つまりハンドル46は垂直面内で略180°の回動
範囲で回動自在となっている。
体47が上下方向に移動自在に取付けてある。添付図面
に示す実施形態においては枠体45の背面部と枠体45
に取付けたピン54との間に移動体47が上下に移動自
在に配置してある。移動体47には前方が開口した有底
筒部47aが設けてあり、該有底筒部47a内にばね4
8を内装すると共に該ばね48により前方へのばね力が
付勢された押圧体49が前後方向に移動自在にはめ込ん
である。押圧体49の前端部は前述のハンドル46の後
端部に軸46bにより軸支してある。
48に抗して押圧体46を後方に移動させながら同時に
移動体47を上下方向に移動するようになっている。例
えば、図6のように下の枠体45に軸支した上のハンド
ル収納用溝部45bに収納してある状態で図6の矢印方
向にハンドル46を回動すると、押圧体46がばね48
に抗して後方に押されながら下の枠体45に取付けた移
動体47が図6において上方に移動し、軸46aと軸4
6bとが同一水平線上に位置するいわゆる中立位置を乗
り越えて、更にハンドル46が下のハンドル収納用溝部
45bに位置すると移動体47の移動が停止すると共に
ばね48力によりハンドル46が下のハンドル収納用溝
部45bに押し付けられて、移動体47の停止状態を保
持するようになっている。そして、ハンドル46を逆に
回動すると、上記と逆の動作を経て図6の状態に戻るも
のである。
の上下方向の略中央部に取付けた上下の枠体45のうち
下の枠体45の移動体47の下端部に下連結軸36の上
端部を連結し、また、上の枠体45の移動体47の上端
部に上連結軸41の下端部が連結してある。したがっ
て、下の枠体45のハンドル46を回動して上のハンド
ル収納用溝部45bにはめ込むように上に倒すことで移
動体47を下降させて下補助走行具4aを下方に突出さ
せ、逆に下の枠体45のハンドル46を回動して下のハ
ンドル収納用溝部45bにはめ込むように下に倒すこと
で移動体47を上昇させて下補助走行具4aを上方に引
き込むようになっている。
して下のハンドル収納用溝部45bにはめ込むように下
に倒すことで移動体47を上昇させて上補助走行具4b
を上方に突出させ、逆に上の枠体45のハンドル46を
回動して上のハンドル収納用溝部45bにはめ込むよう
に上に倒すことで移動体47を下降させて上補助走行具
4bを下方に引き込むようになっている。したがって、
上下のハンドル46を回動してハンドル46を下に倒す
か、又は上に倒すことで、下補助走行具6a、上補助走
行具6bが下レール3、上レール2の開口から抜けた
り、あるいは内部に挿入されたりするものである。
設けた主走行具4をそれぞれ上下レール2、3に走行自
在に装設し、また、引き戸1の他端部の上下から補助走
行具6を突出させて該上下の補助走行具6を上下レール
2、3に走行自在にはめ込むものであり、この状態が引
き戸1を上下レール2、3に沿ってスライド自在に取付
けた状態である。
の上下の主走行具4に設けたピニオン5は上下レール
2、3の一方の端部に位置するラック7に噛合してい
る。なお、補助走行具6を上下レール2、3にはめ込ん
だ状態では引き戸1は上下レール2、3と平行となるも
のであるが、図5の説明図では上下レール2、3に上下
の補助走行具6をはめ込んだ状態を示している説明する
に当たって補助走行具6のはめ込みを理解し易いように
便宜上上下レール8に対して引き戸1を直交するように
図示して説明しているが、実際は補助走行具6を上下レ
ール2、3にはめ込んだ状態では引き戸1は上下レール
2、3と平行である。
開く場合には、まず、図1において第1の引き戸1aの
上下のハンドル46を操作して上下の補助走行具6を上
下レール2、3から外し、この状態で上下の主走行具4
部分を回動中心として第1の引き戸1aを図2に示すよ
うに回動する(上下レール2、3に対して略90°回動
する)ものである。次に、第2の引き戸1bをラック7
側に移動し、第2の引き戸1bの上下のピニオン5を上
下のラック7に噛み合わせた状態でラック7の任意の位
置まで移動し、この位置で、第2の引き戸1bの補助走
行具6を上下レール2、3から外し、第2の引き戸1を
上下の主走行具4部分を回動中心として回動する。同様
にして第3の引き戸1cもラック7側に移動し、第3の
引き戸1cの上下のピニオン5を上下のラック7に噛み
合わせた状態でラック7の任意の位置まで移動し、この
位置で、第3の引き戸1cの補助走行具6を上下レール
2、3から外し、第3の引き戸1cを上下の主走行具4
部分を回動中心として回動する。
開くのであるが、この場合、走行具6を上下レール2、
3から外して引き戸1を回動するに当たり、同調して回
転する上下のピニオン5が上下のラック7に噛み合って
いる状態で引き戸1を回動するので、引き戸1が傾くの
を防止した状態で正確に回動させることができることに
なる。
グ)して開く際、ピニオン5がラック7の入り口まで来
て噛み合い始めると、ほぼこのピニオン5とラック7と
の噛み合いの開始と同時にピニオン5の軸部60の端部
に移動自在に設けた移動体62が下向き突部64の導入
用傾斜面部63aに当たってばね材61のばね力に抗し
下方に押圧されながら下向き突部64を乗り越え、脱出
用傾斜面部63bを経て圧接用突台部66の下面に弾接
するものである。この圧接用突台部66の下面に移動体
62の先端部(つまり上端部)が圧接している状態で引
き戸1を回動して上記のようにスイングさせるものであ
るが、スイング動作時及びスイング後において、圧接用
突台部66の下面に移動体62の先端部(つまり上端
部)がばね材61のばね力で圧接しているので、ピニオ
ン5がラック7に対して移動しにくく、また、ピニオン
5がラック7から外れようとするには更に圧接用突台部
66よりも下方への突出長さが短い下向き突部64を乗
り越えなければならないので、スイングの際に圧接用突
台部66への圧接と下向き突部64の乗り越えという2
段階でピニオン5がラック7から外れるのが防止できる
ようになってる。したがって、スイング状態においては
ピニオン5がラック7から外れることがなく、引き戸1
が傾くことなく正確な姿勢を保持できることになる。
にするには上記と逆の順序で操作するのであるが、この
場合、スイング状態から引き戸1を回動してピニオン5
をラック7に対して離脱させる方向に移動させるために
引き戸1を引いて力を加えることで移動体62が圧接用
突台部66の下面に弾接した状態で下向き突部64側に
移動し、脱出用傾斜面部63bにガイドされながら下向
き突部64を乗り越えることで、移動体62の先端部が
フリーの状態となり、上主走行具4bが上レール2内を
スムーズに走行できるのである。
態につき説明する。本実施形態においては、圧接用台部
66の下面部に溝条部65を上レール2の長手方向と平
行な方向に形成してある。また、本実施形態において
は、移動体62の上端部に小突部62aと突設してあ
る。しかして、本実施形態においては、移動体62が下
向き突部64を乗り越えて圧接用台部66に至った状態
で、移動体62の小突部62aが溝条部65内に弾入す
る(この場合、小突部62aが溝条部65内に入ると共
に小突部62aの上端部が溝条部65の上底面に弾接し
てもよく、あるいは、小突部62aが溝条部65内に入
ると共に移動体62の小突部62aを突出している上面
部が溝条部65の開口縁部に弾接してもよい)ようにな
っている。つまり、移動体62が圧接用台部66に位置
するスイング状態において、移動体62の上端部が圧接
用台部66に圧接すると共に小突部62aが溝条部65
に入っていてピニオン5がラック7に対して上レール2
の幅方向(上レール2の長手方向と直交する方向)にが
たついてずれるのが防止され、この点でもスイング状態
における引き戸1の姿勢を正確な姿勢に保持できるもの
である。
レール2、3を2条並設した例が示してあり、1列目の
複数枚の引き戸1を上記のようにラック7部分で回動し
て開き、更に、同様にして2列目の引き戸1を上記のよ
うにしてラック7部分で回動して開くものである。図3
には第1列目の複数枚の引き戸1、第2列目の複数枚の
引き戸1をぞれぞれラック7部分で回動して全開にした
状態を示している。
した場合、例えば、図1(a)のように2条並設した上
下レール2、3にそれぞれ引き戸1を配置することで、
引き違い戸のようにできるものである。上記実施形態に
おいては上下レール2、3を2条設けた例を示したが、
上下レール2、3を3条以上設けてもよいものである。
もちろん上下レール2、3を1条だけ設けたものであっ
てもよいものである。
設ける位置は上下レール2、3の長手方向の一端部のみ
に設けるだけでなく、上下レール2、3の長手方向の両
端部に設けてもよい。この場合、例えば、上下レール
2、3を2条設けた場合、1条目の上下レール2、3に
は長手方向の一端部側にラック7を設け、2条目の上下
レール2、3には長手方向の他端部側にラック7を設け
て1条目の上下レール2、3を走行する引き戸1と2条
目の上下レール2、3を走行する引き戸1とを上下レー
ル2、3の長手方向の両側に別けて回動して開くことが
できるようにしてもよい。
を設けて上下のピニオン5を噛合させることも考えられ
るが、この場合、引き戸1を回動させない箇所において
も、ラック7とピニオン5とが噛み合うことで、引き戸
1を上下レール2、3に沿って移動させる場合には移動
がスムーズにしにくいという問題がある。しかしなが
ら、本発明は引き戸1を回動する箇所のみにラック7を
設け、それ以外の部分にはラック7を設けないので、回
動箇所以外の部分、つまり、引き戸1を上下レール2、
3に沿って走行させる箇所においては、ラック7とピニ
オン5との噛合がなくてスムーズに引き戸1が走行でき
るのである。
は、上述のように、引き戸の一端部の上下に上下レール
に走行自在に装設される主走行具を設けると共に該主走
行具に引き戸に対して回転自在なピニオンを設け、引き
戸の他端部に上下レールに走行自在にはめ込まれ且つ上
下移動自在で上下レールから引き抜き自在となった補助
走行具を設け、上下レールの長手方向の一部にのみ主走
行具のピニオンが噛み合うラックを設けてあるので、補
助走行具を上下させて上下レールから離脱させることに
より、従来のように、上下レールの前面に切欠を設けな
くても補助走行具を上下レールから離脱させることがで
きて、外観が良いものであり、また、上下レールの長手
方向の一部にのみ主走行具のピニオンが噛み合うラック
を設けてあるので、このラックの位置まで引き戸を移動
させて、ピニオンをラックに噛み合わせた状態でラック
の任意の位置で引き戸を回動することで、上下のピニオ
ンがラックに噛合して引き戸が傾かない状態で正確にス
イングさせることができるものである。また、ラックは
上下レールの長手方向の一部にしか設けてないので、ラ
ックがない部分においては上下レールに沿って主走行具
及び補助走行具をスムーズに移動させて走行させること
ができるものであり、また、上レール内にピニオンとラ
ックとが噛み合い始めた時点で移動体の先端部が弾接し
ながら乗り越えるための下向き突部を設けると共に下向
き突部と上レールの端部との間に移動体の先端部が弾接
するための下向き突部よりも下方への突出長さが短い圧
接用台部を設け、下向き突部の圧接用台部と反対側の側
面部を導入用傾斜面部とし、下向き突部の圧接用台部側
の側面部を脱出用傾斜面部としてあるので、ピニオンが
ラックの入り口から噛み合い始めてラックに沿って移動
すると、移動体が下向き突部の導入用傾斜面部をガイド
としながらばね材に抗して押し下げられながら下向き突
部を乗り越え、下向き突部を過ぎて後は圧接用台部の下
面に移動体の先端部が弾接するものであり、これによ
り、移動体の圧接用台部への圧接と下向き突部乗り越え
という2段階の脱落防止手段によりスイング状態におい
てピニオンがラックから外れて引き戸が傾くのを防止で
きるものであって、スイング状態における引き戸の姿勢
を正確な状態に保持できるものである。
は、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、圧接用台
部に移動体の上端部が入って移動する溝条部を設けてあ
るので、ピニオンが上レールの幅方向に対してがたつく
のを防止してスイング状態においてピニオンとラックと
の噛合状態を確実に保持できるものであって、この結
果、スイング状態における引き戸の姿勢を正確な状態に
保持できるものである。
の一部切欠概略平面図であり、(b)は同上の一部切欠
概略正面図である。
し、(a)は一部省略平面図であり、(b)は一部省略
正面図である。
面図である。
戸を回動した状態を示す断面図である。
いる状態を示す説明図である。
分の一部破断した側面図である。
台部に至る動作を説明する動作説明図である。
(b)は溝条部に移動体の上端部に設けた小突部が入っ
た状態を示す断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 引き戸の一端部の上下に上下レールに走
行自在に装設される主走行具を設けると共に該主走行具
に引き戸に対して回転自在なピニオンを設け、引き戸の
他端部に上下レールに走行自在にはめ込まれ且つ上下移
動自在で上下レールから引き抜き自在となった補助走行
具を設け、上下レールの長手方向の端部にのみ主走行具
のピニオンが噛み合うラックを設け、ピニオンの軸部の
端部に軸方向に移動自在で且つばね材により突出方向に
弾性付勢された移動体を設け、上レール内にピニオンと
ラックとが噛み合い始めた時点で移動体の先端部が弾接
しながら乗り越えるための下向き突部を設けると共に下
向き突部と上レールの端部との間に移動体の先端部が弾
接するための下向き突部よりも下方への突出長さが短い
圧接用台部を設け、下向き突部の圧接用台部と反対側の
側面部を導入用傾斜面部とし、下向き突部の圧接用台部
側の側面部を脱出用傾斜面部として成ることを特徴とす
るスイング引き戸。 - 【請求項2】 圧接用台部に移動体の上端部が入って移
動する溝条部を設けて成ることを特徴とする請求項1記
載のスイング引き戸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12607097A JP3382124B2 (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | スイング引き戸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12607097A JP3382124B2 (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | スイング引き戸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10317826A JPH10317826A (ja) | 1998-12-02 |
JP3382124B2 true JP3382124B2 (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=14925878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12607097A Expired - Fee Related JP3382124B2 (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | スイング引き戸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3382124B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150131691A (ko) * | 2014-05-16 | 2015-11-25 | 전주대학교 산학협력단 | 미닫이여닫이 일체형 창호 |
KR101829589B1 (ko) * | 2017-09-18 | 2018-02-19 | 정창보 | 개별 이동 및 개폐 가능한 복수의 도어를 구비한 창호 시스템 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102514611B1 (ko) * | 2022-04-29 | 2023-03-24 | 박석화 | 패닉 자동 도어 |
-
1997
- 1997-05-15 JP JP12607097A patent/JP3382124B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150131691A (ko) * | 2014-05-16 | 2015-11-25 | 전주대학교 산학협력단 | 미닫이여닫이 일체형 창호 |
KR101829589B1 (ko) * | 2017-09-18 | 2018-02-19 | 정창보 | 개별 이동 및 개폐 가능한 복수의 도어를 구비한 창호 시스템 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10317826A (ja) | 1998-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
FR2662681A1 (fr) | Cabines de vehicules lourds avec une vitre avant ouvrante et un dispositif de verrouillage pour celle-ci. | |
JP3505307B2 (ja) | スライドチルトルーフ装置 | |
JP3382124B2 (ja) | スイング引き戸 | |
CA2284448C (fr) | Siege tournant a mouvement perfectionne, notamment pour vehicule ferroviaire | |
JPH0154208B2 (ja) | ||
JPH0712789B2 (ja) | 自動車のスライドドア開閉方法 | |
JP3242348B2 (ja) | スイング引き戸 | |
JP2724789B2 (ja) | 扉押し込み収納装置 | |
JPH0310526B2 (ja) | ||
JPH10325275A (ja) | スイング引き戸のスイング状態における保持構造 | |
JP3210882B2 (ja) | スイング引き戸 | |
JP2003129759A (ja) | スイング引き戸 | |
JP3232250B2 (ja) | スイング引き戸 | |
JP4374697B2 (ja) | スライディングルーフ装置 | |
JP3242347B2 (ja) | スイング引き戸 | |
JP2002166727A (ja) | サンルーフ装置 | |
JPH07236657A (ja) | 車両用担架台装置 | |
JP3242334B2 (ja) | スイング引き戸 | |
JP2621043B2 (ja) | 車両のサイドウインド | |
JP3551021B2 (ja) | スイング引き戸 | |
JPH0238816Y2 (ja) | ||
JP2736488B2 (ja) | フラップ扉等に用い得るヒンジ | |
JPH11343766A (ja) | 収納家具における扉の収納装置 | |
JPH0328919U (ja) | ||
JPH0428817Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20021203 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071220 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081220 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081220 Year of fee payment: 6 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081220 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091220 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |