JP3381110B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置製造方法
に関し、特には異なる電源電圧によって駆動する高耐圧
トランジスタと低耐圧トランジスタとを同一基板上に形
成するCCD駆動IC,LCD駆動ICおよび高耐圧マ
イクロコンピュータのような半導体装置製造方法に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】異なる電源電圧によって駆動する高耐圧
トランジスタと低耐圧トランジスタは別々のプロセスに
よって形成していた。すなわち、異なる電源電圧に対し
て拡散層を最適に形成するために、高耐圧トランジスタ
と低耐圧トランジスタを同一基板に形成したCMOS型
の半導体装置は、ゲート電極を形成した後、それぞれ個
別にLDD(Lightly Doped Drain )拡散層を形成する
ためのイオン注入を行い、その後LDD用のサイドウォ
ールを形成し、続いてソース・ドレイン拡散層を形成す
るためのイオン注入およびアニーリング等を行ってい
た。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術で説明したようにして形成した高耐圧トランジ
スタと低耐圧トランジスタを同一基板に設けた半導体装
置は、特に高耐圧トランジスタの電界緩和のためのオフ
セット拡散層を形成する自由度が低い。すなわち、イオ
ン注入エネルギーの上限はイオン注入する不純物がゲー
トの突き抜けないような条件に制限される。またアニー
リング条件もゲート電極に用いているドープトポリシリ
コンからシリコン基板へ不純物が突き抜けを起こさない
条件、および短いチャネル長の低耐圧トランジスタのチ
ャネル部分に不純物が拡散して埋め込みチャネルとなる
側のトランジスタでショートチャネル効果を起こさない
ような条件に制限される。このため、高耐圧トランジス
タの耐圧および電流駆動能力を十分に確保することが困
難であった。 【0004】また高耐圧トランジスタおよび低耐圧トラ
ンジスタを別プロセスで形成するので工程数が多くな
る。そのため、製造コストが高くなるため、高耐圧トラ
ンジスタと低耐圧トランジスタを同一基板に形成する利
点の一つである低コスト性が失われる。 【0005】一方、ソース・ドレイン拡散層を形成する
際のイオン注入を共通化する製造方法もあるが、この方
法ではゲート酸化膜厚が高耐圧トランジスタで厚く、低
トランジスタで薄いため、結果として、ソース・ドレイ
ン拡散層の深さが高耐圧トランジスタで浅く、低耐圧ト
ランジスタで深くなる。これはスケーリング則に反する
ので、高耐圧トランジスタでは耐圧が低下し、低耐圧ト
ランジスタではショートチャネル効果が激しくなり、必
然的にゲート長が長くなる。 【0006】以上のように、高耐圧トランジスタと低耐
圧トランジスタとを一体に設けたCMOS型の半導体装
置では、高耐圧トランジスタと低耐圧トランジスタとの
電界緩和のための拡散層およびソース・ドレイン拡散層
の最適化(すなわちトランジスタの耐圧および電流駆動
能力の向上)とプロセスの簡略化とを同時に達成する
方法が求められている。 【0007】本発明は、耐圧および電流駆動能力に優
プロセスの簡略化に優れた半導体装置の製造方法を
提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされた半導体装置製造方法である。 【0009】本発明の半導体装置の製造方法は、高耐圧
トランジスタと低耐圧トランジスタとを同一基板上に形
成した半導体装置の製造方法であって、半導体基板上に
高耐圧トランジスタのゲート酸化膜と低耐圧トランジス
タのゲート酸化膜とを形成する第1工程と、前記高耐圧
トランジスタのゲート酸化膜上に高耐圧トランジスタの
ゲート電極を、前記低耐圧トランジスタのゲート酸化膜
上に低耐圧トランジスタのゲート電極をそれぞれ形成す
る第2工程と、前記第2工程後、イオン注入により前記
高耐圧トランジスタのゲート電極両側の半導体基板に
フセット拡散層を形成した後、高耐圧トランジスタおよ
び低耐圧トランジスタの各ソース・ドレイン拡散層を形
成する領域の半導体基板に形成されている膜を除去する
第3工程と、前記第工程の後に高耐圧トランジスタお
よび低耐圧トランジスタの各ソース・ドレイン拡散層を
形成する領域の半導体基板上に膜厚が同等の酸化膜を形
成する第4工程と、前記膜厚が同等の酸化膜を通して選
択的にイオン注入し高耐圧トランジスタと低耐圧トラン
ジスタの同一極性のソース・ドレイン拡散層を同時に形
成する第5工程とを有する。 【0010】 【作用】上記半導体装置の製造方法では、高耐圧トラン
ジスタおよび低耐圧トランジスタの各ソース・ドレイン
拡散層を形成する領域の半導体基板上に膜厚が同等の酸
化膜が形成されることから、イオン注入した際の不純物
の注入深さが各ソース・ドレイン拡散層で同等になる。
すなわち、各ソース・ドレイン拡散層の拡散層深さが同
等になる。またイオン注入によって、酸化膜を通して半
導体基板中にイオン注入する工程を行うことから、高耐
圧トランジスタと低耐圧トランジスタの同 一極性のソー
ス・ドレイン拡散層が同時に、しかも拡散層深さが同等
に形成される。上記製造方法によって形成される半導体
装置では、拡散層深さが同等なもので高耐圧トランジス
タおよび低耐圧トランジスタの同一極性の各ソース・ド
レイン拡散層が形成されていることから、高耐圧トラン
ジスタのソース・ドレイン拡散層の深さが浅くなり過ぎ
ることがなくなるので、耐圧の低下や電流駆動能力の低
下という問題が解決される。また低耐圧トランジスタの
ソース・ドレイン拡散層の深さが深くなり過ぎることが
なくなるので、ショートチャネル効果が起きる問題が解
決される。 【0011】 【実施例】発明の実施例を図1〜図3の製造工程図
よって説明する。図ではCMOS型の高耐圧トランジス
タとCMOS型の低耐圧トランジスタとを同一基板に搭
載した半導体装置の一例を示す。 【0012】図1の(1)に示すように、半導体基板1
にNウエル拡散層2,3を形成する。さらにNウエル拡
散層3の上層の一部分にPウエル拡散層4を形成する。
続いて、LOCOS酸化膜11を形成する。次いでチャ
ネル制御イオン注入を行ってから高耐圧トランジスタの
ゲート酸化膜56,66および低耐圧トランジスタのゲ
ート酸化膜76,86を形成(第1工程)し、さらに各
高耐圧,低耐圧トランジスタのゲート電極57,67,
77,87を形成(第2工程)する。次いで第工程を
行う。この工程では、高耐圧トランジスタ側にオフセッ
ト拡散層52,53およびオフセット拡散層62,63
を形成する。さらにLDD拡散層を形成するためのイオ
ン注入を行った後、LDD拡散層を残すためのサイドウ
ォール41を形成する。 【0013】このような半導体基板1においてこの工
程では、高耐圧トランジスタおよび低耐圧トランジスタ
の各ソース・ドレイン拡散層を形成する領域の半導体基
板1上に形成されている膜を除去する。ここでは、上記
ゲート電極57,67,77,87を形成するエッチン
グ工程および上記サイドウォール41を形成するエッチ
バック工程で、各ソース・ドレイン拡散層を形成する領
域の半導体基板1上に形成されている膜は除去される。
したがって、各ソース・ドレイン拡散層を形成する領域
で半導体基板1は露出している。 【0014】次いで図1の(2)に示す第工程を行
う。この工程では、上記各ソース・ドレイン拡散層を形
成する領域の半導体基板1上に膜厚が同等の酸化膜42
を形成する。この酸化膜42は、例えばCVD法または
熱酸化法によって形成する。 【0015】続いて図1の(3)に示す第工程を行
う。この工程は、まず、レジスト塗布技術により半導体
基板1上に全面にイオン注入マスク43を、例えばレジ
ストで形成する。その後リソグラフィー技術によって、
同一極性のチャネル(ここではPチャネル)の高耐圧,
低耐圧トランジスタを形成する領域上のイオン注入マス
ク43に開口部44,45,46を形成する。そしてイ
オン注入法によって、上記酸化膜42を通して半導体基
板1中にソース・ドレイン拡散層を形成する不純物〔例
えばホウ素(B+ )または二フッ化ホウ素(B
2 + )〕をイオン注入する。その後上記イオン注入
マスク43を除去する。 【0016】続いて図の(4)に示すように、レジス
ト塗布技術により半導体基板1上に全面にイオン注入マ
スク47を、例えばレジストで形成する。その後リソグ
ラフィー技術によって、Nチャネルの高耐圧,低耐圧ト
ランジスタを形成する領域上のイオン注入マスク47に
開口部48,49,50を形成する。そしてイオン注入
法によって、上記酸化膜42を通して半導体基板1中に
ソース・ドレイン拡散層を形成する不純物〔例えばヒ素
(As+ )〕をイオン注入する。その後上記イオン注入
マスク47を除去する。 【0017】その後図の(5)に示すように、半導体
基板1をアニーリングすることによって、高耐圧トラン
ジスタ5,6のソース・ドレイン拡散層54,55,6
4,65と低耐圧トランジスタ7,8のソース・ドレイ
ン拡散層74,75,84,85とを形成する。 【0018】上記説明した半導体装置の製造方法では、
高耐圧トランジスタ5,6および低耐圧トランジスタ
7,8の各ソース・ドレイン拡散層54,55,64,
65,74,75,84,85を形成する領域の半導体
基板1上に膜厚が同等の酸化膜42が形成されることか
ら、イオン注入した際の不純物の注入深さが各ソース・
ドレイン拡散層54,55,74,75および各ソース
・ドレイン拡散層64,65,84,85で同等にな
る。すなわち、拡散層深さが同等になる。またイオン注
入によって、酸化膜42を通して半導体基板1中にイオ
ン注入する工程を行うことから、高耐圧トランジスタ5
と低耐圧トランジスタ7の同一極性のソース・ドレイン
拡散層54,55,74,75が同時に、しかも拡散層
深さが同等に形成される。同様に、高耐圧トランジスタ
6と低耐圧トランジスタ8の同一極性のソース・ドレイ
ン拡散層64,65,84,85が同時に、しかも拡散
層深さが同等に形成される。 【0019】次にオフセット拡散層製造方法を図3の
製造工程図によって説明する。図では、上記図1で説明
したのと同様の構成部品には同一符号を付した。 【0020】図3の(1)に示すように、レジストでイ
オン注入マスクを形成した後、イオン注入を行う通常の
イオン注入法によって、半導体基板1にNウエル拡散層
2,3を形成する。そして上記イオン注入マスクを除去
する。さらに通常のイオン注入法によって、Nウエル拡
散層3の上層の一部分にPウエル拡散層4を形成する。
その後、このイオン注入で用いたイオン注入マスクを除
去する。続いて、LOCOS酸化膜11を形成する。次
いでチャネル制御イオン注入を行ってから高耐圧トラン
ジスタのゲート酸化膜56,66および低耐圧トランジ
スタのゲート酸化膜76,86を形成し、さらに各高耐
圧,低耐圧トランジスタのゲート電極57,67,7
7,87を形成する。 【0021】次いで図3の(2)に示すように、例えば
レジストでイオン注入マスク31を形成する。このイオ
ン注入マスク31は少なくとも4μmの膜厚に形成す
る。そしてリソグラフィー技術によって、Pチャネルの
高耐圧トランジスタのオフセット拡散層が半導体基板1
(Nウエル拡散層2)に形成される領域上のイオン注入
マスク31に開口部32,33を形成する。その後イオ
ン注入法によって、例えばホウ素(B+ )をイオン注入
する。このイオン注入は、500keV以上2MeV以
下の範囲における所定にエネルギーで行い、さらに10
0keV以上400keV以下の範囲における所定にエ
ネルギーで行う。このイオン注入はどちらを先に行って
もよい。その後上記イオン注入マスク31を除去する。 【0022】さらに図3の(3)に示すように、例えば
レジストでイオン注入マスク34を形成する。そしてリ
ソグラフィー技術によって、Nチャネルの高耐圧トラン
ジスタのオフセット拡散層が半導体基板1に形成される
領域上のイオン注入マスク34に開口部35,36を形
成する。その後イオン注入法によって、例えばリン(P
+ )をイオン注入する。このイオン注入は、1MeV以
上4MeV以下の範囲における所定にエネルギーで行
い、さらに200keV以上800keV以下の範囲に
おける所定にエネルギーで行う。このイオン注入はどち
らを先に行ってもよい。その後上記イオン注入マスク3
4を除去する。 【0023】そして図3の(4)に示すように、850
℃〜950℃の温度範囲の所定温度(例えば950℃)
で比較的短い時間(例えば30分程度)のアニーリング
を行って、上記半導体基板1中に導入した不純物を拡散
して、各高耐圧トランジスタのオフセット拡散層52,
53,62,63を形成する。上記条件でイオン注入と
アニーリングとを行えば、各オフセット拡散層52,5
3,62,63は2μm≦Xj ≦4μmの範囲の拡散層
深さに形成される。 【0024】次に低耐圧トランジスタのLDDを形成、
サイドウォールの形成を経て、ソース・ドレイン拡散層
の形成を行う。その前にソース・ドレイン拡散層の形成
予定領域上に酸化膜を形成する。この酸化膜は、同一極
性のソース・ドレイン拡散層の形成予定領域上では同等
の膜厚に形成される。その後、イオン注入によってソー
ス・ドレイン拡散層を形成する。 【0025】その後、図示はしないが、低耐圧トランジ
スタのLDDの形成、サイドウォールの形成を経てソー
ス・ドレイン拡散層を形成する。そして各低耐圧トラン
ジスタと各高耐圧トランジスタとを形成する。 【0026】上記製造方法では、各オフセット拡散層5
2,53,62,63がイオン注入法とアニーリングと
によって形成されることから、その拡散層深さXj は容
易に制御される。したがって、拡散層深さの設定の自由
度が高くなるので、耐圧の確保と電流駆動能力の確保が
容易になる。 【0027】なお、イオン注入マスク31,34が厚い
のでパターニング精度はよくはないが、高耐圧トランジ
スタのゲート長は長いためにゲート電極57,67上に
イオン注入マスク31,34が必ず載るようにしておけ
ば問題はない。また上記アニーリングは低耐圧トランジ
スタのチャネル部分の不純物濃度勾配に影響を与えない
範囲で行う必要がある。またセルフアラインとはならな
い部分のゲート酸化膜の劣化が懸念されるが、オフセッ
ト拡散層52,53,62,63のドーズ量が1×10
13/cm2 程度なので問題は起きない。もし経時劣化が
あるような場合には、例えばゲートとドレインとの間に
LOCOS酸化膜を形成してオフセットとした構造を採
用すればよい。 【0028】上記製造方法によって製造された半導体装
置を図4の概略構成断面図によって説明する。図では、
上記図1〜図3で説明したのと同様の構成部品には同一
の符号を付した。 【0029】図4に示すように、半導体基板1には、異
なる電源電圧によって駆動する高耐圧トランジスタ5,
6と低耐圧トランジスタ7,8とからなる半導体装置が
形成される。高耐圧トランジスタ5にはオフセット拡散
層52,53が形成され、高耐圧トランジスタ6にはオ
フセット拡散層62,63が形成されている。そして、
同一極性であるPチャネルの高耐圧トランジスタ5およ
びPチャネルの低耐圧トランジスタ7の各ソース・ドレ
イン拡散層54,55,74,75はその拡散層深さが
同等の拡散層で形成されている。また同一極性であるN
チャネルの高耐圧トランジスタ5およびNチャネルの低
耐圧トランジスタ7の各ソース・ドレイン拡散層64,
65,84,85はその拡散層深さが同等の拡散層で形
成されている。 【0030】上記半導体装置は、高耐圧トランジスタ5
および低耐圧トランジスタ7の同一極性の各ソース・ド
レイン拡散層54,55,74,75はその拡散層深さ
が同等に形成されていることから、高耐圧トランジスタ
5のソース・ドレイン拡散層54,55の拡散層深さが
浅くなり過ぎることがない。そのため、耐圧の低下や電
流駆動能力の低下という問題が解決される。また低耐圧
トランジスタ7のソース・ドレイン拡散層74,75の
拡散層深さが深くなり過ぎることがない。そのため、シ
ョートチャネル効果が起きる問題が解決される。また高
耐圧トランジスタ6および低耐圧トランジスタ8の各ソ
ース・ドレイン拡散層64,65,84,85について
も、上記同様のことが言える。 【0031】以上の説明は、オフセットドレイン構造の
高耐圧トランジスタ5,6とLDD構造の低耐圧トラン
ジスタ7,8との組み合わせの半導体装置で説明した
が、本発明はこの組み合わせに限定されることはなく、
例えばLDD構造の低耐圧トランジスタとLOD構造の
高耐圧トランジスタとの組み合わせのように、高耐圧ト
ランジスタと低耐圧トランジスタとを同一基板に設けた
半導体装置に適用することが可能である。 【0032】 【発明の効果】以上、説明したように発明によれば、
高耐圧トランジスタおよび低耐圧トランジスタの各ソー
ス・ドレイン拡散層を形成する領域の半導体基板上に膜
厚が同 等の酸化膜が形成されるので、イオン注入した際
の不純物の注入深さが各ソース・ドレイン拡散層の拡散
層深さを同等にできる。また高耐圧トランジスタと低耐
圧トランジスタの同一極性のソース・ドレイン拡散層を
同時にイオン注入するので、工程数の削減ができる。し
たがって、製造コストの低減が図れる。 【0033】本発明の製造方法で形成される半導体装置
によれば、高耐圧トランジスタおよび低耐圧トランジス
タの同一極性の各ソース・ドレイン拡散層が同等に拡散
層深さに形成されているので、高耐圧トランジスタのソ
ース・ドレイン拡散層の拡散層深さが浅くなり過ぎるこ
とがない。そのため、耐圧や電流駆動能力の低下が起き
ない。また低耐圧トランジスタのソース・ドレイン拡散
層の拡散層深さが深くなり過ぎることがない。そのた
め、ショートチャネル効果が起きなくなる。したがっ
て、高耐圧トランジスタおよび低耐圧トランジスタの性
能の向上が図れる
【図面の簡単な説明】 【図1】発明の実施例の製造工程(その1)であ
る。 【図2】発明の実施例の製造工程図(その2)であ
る。 【図3】オフセット拡散層の製造工程図である。 【図4】半導体装置の概略構成断面図である。 【符号の説明】 1 半導体基板 5,6 高耐圧トランジスタ 7,8 低耐圧トランジスタ 42 酸化膜 51,61 ゲート電極 52,53,62,63 オフセット拡散層 54,55,74,75 ソース・ドレイン拡散層 64,65,84,85 ソース・ドレイン拡散層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−112773(JP,A) 特開 平5−315561(JP,A) 特開 昭63−4668(JP,A) 特開 平3−248470(JP,A) 特開 平1−110760(JP,A) 特開 平8−167656(JP,A) 特開 平8−64688(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8234 - 21/8236 H01L 27/088

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 高耐圧トランジスタと低耐圧トランジス
    タとを同一基板上に形成した半導体装置の製造方法であ
    って、 半導体基板上に高耐圧トランジスタのゲート酸化膜と低
    耐圧トランジスタのゲート酸化膜とを形成する第1工程
    と、 前記高耐圧トランジスタのゲート酸化膜上に高耐圧トラ
    ンジスタのゲート電極を、前記低耐圧トランジスタのゲ
    ート酸化膜上に低耐圧トランジスタのゲート電極をそれ
    ぞれ形成する第2工程と、 前記第2工程後、イオン注入により前記高耐圧トランジ
    スタのゲート電極両側の半導体基板に オフセット拡散層
    を形成した後、高耐圧トランジスタおよび低耐圧トラン
    ジスタの各ソース・ドレイン拡散層を形成する領域の半
    導体基板に形成されている膜を除去する第工程と、 前記第工程の後に高耐圧トランジスタおよび低耐圧ト
    ランジスタの各ソース・ドレイン拡散層を形成する領域
    の半導体基板上に膜厚が同等の酸化膜を形成する第
    程と、 前記膜厚が同等の酸化膜を通して選択的にイオン注入し
    高耐圧トランジスタと低耐圧トランジスタの同一極性の
    ソース・ドレイン拡散層を同時に形成する第工程とを
    有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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