JP3380741B2 - ビード取り上げ装置 - Google Patents
ビード取り上げ装置Info
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Description
ビードを一時的に保持し、かつ、運搬車に自動的に積み
込むビード取り上げ装置に関する。
用ビードを運搬車に積み込む際、その前段階として、整
列装置にてビードを一時的にストックし、その後、整列
装置に溜まったビードの束を作業者が取り上げ、運搬車
のビード吊下げ用の上下複数段段の水平杆に積み込んで
いた。
が1回で取り上げるビードの束は約13kgという重さであ
り、かつ、このビードの束を運搬車の上段の水平杆(例
えば176cm の高さ)まで積み込む作業はかなりの疲労度
を伴うものであり、1日7時間の作業で一人の作業者が
取り上げる(積み込む)ビードの束の総重量は、約2t
にも達していた。そのため、作業者の労力を軽減する手
段が求められていた。また、頻繁に積み込み作業を行わ
なければならないため、同作業に関わる前段取りなどの
時間が持てず、作業能率の点でも問題になっていた。
軽減すると共に、能率的に作業を行い得るビード取り上
げ装置を提供することを目的とする。
めに、本発明に係るビード取り上げ装置は、順次送られ
てくる複数個のタイヤ用ビードを一時的に保持し、運搬
車に自動的に積み込むビード取り上げ装置であって、鉛
直軸心廻りに回転可能に立設された回転柱部と、複数個
の上記ビードを串刺し状に吊下げ保持するビード吊下部
と該ビード吊下部に沿ってスライド可能に設けられた押
出板部とを有すると共に上記回転柱部の外周面に所定角
度ピッチでかつ独立して昇降可能に付設された複数の昇
降押出部と、上記回転柱部を上記所定角度にて間欠的に
回転させて複数の上記昇降押出部を順次運搬車側へ向け
る回転駆動部と、運搬車側へ向いた昇降押出部を昇降さ
せる昇降手段と、該昇降手段に設けられると共に運搬車
側へ向いた昇降押出部の上記押出板部をスライドさせて
上記ビード吊下部に吊下げられたビードを運搬車の水平
杆に押し渡す押圧手段と、を備え、上記押圧手段が、昇
降押出部の押出板部に突設された連結部材と、該連結部
材と係脱自在に係合して押出板部をスライドさせるスラ
イド部と、昇降手段に設けられると共に該スライド部を
往復動可能に保持する保持部と、を備え、さらに、昇降
押出部と共に水平回転する上記連結部材の一部と、上記
スライド部との間に、回転差込連結離脱機構を設けたも
のである。
用ビードを一時的に保持し、運搬車に自動的に積み込む
ビード取り上げ装置であって、鉛直軸心廻りに回転可能
に立設された回転柱部と、複数個の上記ビードを串刺し
状に吊下げ保持するビード吊下部と該ビード吊下部に沿
ってスライド可能に設けられた押出板部とを有すると共
に上記回転柱部の外周面に所定角度ピッチでかつ独立し
て昇降可能に付設された複数の昇降押出部と、上記回転
柱部を上記所定角度にて間欠的に回転させて複数の上記
昇降押出部を順次運搬車側へ向ける回転駆動部と、運搬
車側へ向いた昇降押出部を昇降させる昇降手段と、該昇
降手段に設けられると共に運搬車側へ向いた昇降押出部
の上記押出板部をスライドさせて上記ビード吊下部に吊
下げられたビードを運搬車の水平杆に押し渡す押圧手段
と、を備え、上記昇降手段が、モータにて鉛直軸心廻り
に回転すると共に雄ネジを有するスクリューシャフト
と、該スクリューシャフトの回転によって昇降するナッ
ト部を有する昇降部と、昇降押出部に突設された昇降伝
達部材と、を備え、さらに、昇降押出部と共に水平回転
する上記昇降伝達部材の一部と、上記昇降部との間に、
回転差込係合離脱機構を設けたものである。
上下位置を検知する複数個の近接センサを所定高さ位置
に設けたものである。
所定高さ位置に達すると上記昇降手段のモータを停止さ
せるよう構成したものである。
めのストッパを設けると共に、上記下限位置よりも所定
小寸法だけ上方位置の昇降部を、最下位置の近接センサ
にて、検知するようにしたものである。
ド吊下部の先端を、運搬車の水平杆の先端よりも僅かに
上方位置に重ね状としたものである。
づき、本発明を詳説する。
施の一形態を示し、このビード取り上げ装置は、順次送
られてくる複数個のタイヤ用ビードG…(図4参照)を
一時的に保持し、運搬車Kに自動的に積み込むものであ
って、鉛直軸心廻り(矢印A方向)に回転可能に立設さ
れた回転柱部1と、回転柱部1の外周面に所定角度ピッ
チでかつ独立して昇降可能に付設された複数の昇降押出
部2…と、回転柱部1を所定角度にて間欠的に回転させ
て複数の昇降押出部2…を順次運搬車K側へ向ける回転
駆動部3と、運搬車K側へ向いた昇降押出部2を昇降さ
せる昇降手段4と、昇降手段4に設けられた押圧手段5
と、を備えている。
G…を串刺し状に吊下げ保持するビード吊下部6と、ビ
ード吊下部6に沿ってスライド可能に設けられた押出板
部7と、を有しており、運搬車K側へ向いた昇降押出部
2の押出板部7を、上記押圧手段5にて運搬車K側へス
ライドさせるように構成している。
うに、回転柱部1は横断面正方形状であり、その四つの
外側面8…夫々に沿ってガイドレール9…が付設されて
いる。ところで、基板25上には(駆動モータや減速機や
インデックス等を備えた)回転駆動部3が付設されてお
り、十文字型の取付部材10の中心部が鉛直軸心廻りに回
転可能に取付けられている。そして、この取付部材10上
面の中心部に、回転柱部1の下端が固着されている。ま
た、基板25上には、昇降手段4の固定柱部11が立設され
ており、固定柱部11の上部に付設された保持アーム12
に、回転柱部1の上端が回転可能に枢着されている。
は、回転柱部1のガイドレール9に沿って離脱不能に摺
動する被ガイド部材13と、被ガイド部材13に固着された
取付プレート14と、取付プレート14の端部から水平に突
設された上下一対のガイド杆15,15と、一対のガイド杆
15,15に沿ってスライド自在に取付けられたスライドプ
レート16と、スライドプレート16に突設された左右一対
の水平杆6a,6aから成る(上述の)ビード吊下部6
と、水平杆6a,6aに沿ってスライド自在に取付けら
れた(上述の)押出板部7と、を備えている。
(外側面8…)に90°の角度ピッチで4機、夫々独立に
昇降可能に取付けられている。なお、上下一対のガイド
杆15,15の先端を橋絡するストッパ部材21と、取付プレ
ート14に突設されたストッパ棒22によって、スライドプ
レート16のスライド規制が行われる。
摺動する筒部17a,17aを有する第1プレート17と、連
結杆18…を介して第1プレート17にかつ水平杆6a,6
aの先端19,19側に設けられた門型の第2プレート20
と、を有している。また、第1プレート17とスライドプ
レート16との間にはマグネット部23が設けられており、
マグネット部23を介して第1プレート17とスライドプレ
ート16とを相互に吸着させている。なお、マグネット部
23は、スライドプレート16側に設けられたマグネット
と、第1プレート17側に設けられた金属部を有している
が、マグネットを第1プレート17側とするにようにして
も良い。
述の)固定柱部11と、固定柱部11の上端に設けられたモ
ータ24と、モータ24にて鉛直軸心廻りに回転すると共に
雄ネジを有するスクリューシャフト26と、スクリューシ
ャフト26の回転によって昇降するナット部27を有する昇
降部28と、各昇降押出部2…に水平状に突設された昇降
伝達部材29…と、を備えている。
柱部11の一部に回転自在に枢着されると共に、上端がモ
ータ24に連結されて回転力を伝達される。なお、固定柱
部11に沿ってガイドレール34を設け、かつ、ガイドレー
ル34を摺動する摺動部材35を昇降部28に連結して、ナッ
ト部27とスクリューシャフト26にかかる負荷を軽減して
いる。
部1側へ突設されており、その先端は、押圧手段5の
(後述する)保持部38を取付けるための取付板部30と、
取付板部30よりも下方に設けられた突出ブロック31とを
有した二股形状とされている。
は、平板状の上記昇降伝達部材29が付設されている。そ
して、昇降押出部2と共に水平回転する昇降伝達部材29
の一部と、昇降部28との間に、回転差込係合離脱機構E
を設けている。即ち、昇降伝達部材29の先端33と、上記
突出ブロック31の先端に切込み形成した凹溝32とで、回
転差込係合離脱機構Eが構成されている。
運搬車K側へ向いた昇降押出部2に於て、回転差込係合
離脱機構Eは、昇降伝達部材29の先端33が上記凹溝32に
差込まれた係合状態にある。このとき、モータ24が回転
して昇降部28が上昇・下降することにより、昇降伝達部
材29を介して運搬車K側へ向いた昇降押出部2のみが昇
降する。
降手段4の昇降部28乃至昇降押出部2の上下位置を検知
する上下複数個の近接センサ(図示省略)を、例えば、
固定柱部11や回転柱部1の所定高さ位置に設け、昇降部
28乃至昇降押出部2が所定高さ位置に達すると昇降手段
4のモータ24を停止させるように構成している。
が上昇する際、運搬車Kの上下複数段のビード吊下用水
平杆47…(詳しくは後述する)に対応する位置に昇降押
出部2が停止するように、上記近接センサを設ける。
1と図5に示すように、昇降部28を下限位置に位置決め
するためのストッパZを設けると共に、下限位置よりも
所定小寸法だけ上方位置の昇降部28を、複数の上記近接
センサのうちの最下位置の近接センサにて、検知するよ
うにしている。ストッパZは、例えば、固定柱部11の下
部に設けられ、下降した昇降部28の下面に当接するよう
にされている。
出部2を下限位置に位置決めするためのストッパ48…を
設けると共に、下限位置よりも所定小寸法だけ上方位置
の昇降押出部2を、複数のうちの最下位置の上記近接セ
ンサにて、検知するよう構成するも、好ましい。
設けられた十文字型の(上述の)取付部材10の4つの突
出部の先端部位とされており、昇降押出部2が下降する
と、昇降押出部2に一体状に設けられた(後述する)連
結部材36の下端をストッパ48にて当止めするようにして
いる。なお、この当止め部分には、連結部材36の下端を
嵌め込む凹窪部48aが設けられている。
が下降する際、最下位置の近接センサが働いて昇降手段
4のモータ24が停止してモータ24がフリーの状態とな
り、後は昇降部28が自重により下降してストッパZに当
接して下限位置決めされ、かつ、昇降押出部2もストッ
パ48に当たって下限位置に止まる。これによって、モー
タブレーキをかけて昇降部28を高精度(例えば停止精度
は±2mm)に下限位置に位置決めするような困難さが解
消されると共に、モータ24に大きな負担を掛けることが
無くなる。
は、昇降押出部2の押出板部7に上下方向に突設された
棒状の上記連結部材36と、連結部材36と係脱自在に係合
して押出板部7をスライドさせるスライド部37と、昇降
手段4に設けられると共にスライド部37を往復動可能に
保持する保持部38と、を備えている。
板部30の下面に固着された直方体型のケーシング39と、
ケーシング39に設けられると共にケーシング39下面に沿
って運搬車K側へ往復移動する取付部材40を有する往復
駆動機構と、を備えている。そして、取付部材40に平面
視略くの字型の上記スライド部37が水平状に固着されて
いる。なお、往復駆動機構としては、例えば、伸縮シリ
ンダのロッド先端に取付部材40を固定したり、モータに
てラック上を回動するピニオンを取付部材40に枢着した
り等によって構成することができる。
連結部材36の一部と、スライド部37との間に、回転差込
連結離脱機構Fが設けられている。即ち、連結部材36の
上端には、回転柱部1側に切込み形成された凹溝41を有
する円柱状の係止凸部42が設けられると共に、スライド
部37の先端には、上記係止凸部42と係合する係止凹部43
が設けられている。この係止凹部43は、スライド部37先
端の下面に付設された横断面L字型の押出片44と引戻片
45から形成され、押出片44は凹溝41に係合する係止片部
46を有している。
連結部材36が水平回転してくると、連結部材36の係止凸
部42がスライド部37に設けた凹溝41に差込まれて連結
し、さらに水平回転すると係止凸部42が凹溝41から離脱
するように、回転差込連結離脱機構Fは構成されてい
る。
K側へ向いた昇降押出部2に於て、回転差込連結離脱機
構Fが連結状態にあるとき、押圧手段5の保持部38の往
復駆動機構が駆動することにより、同図(ロ)に示す如
く、取付部材40及びスライド部37が運搬車K側(矢印B
方向)に前進し、それによって連結部材36と一体化され
た昇降押出部2の押出板部7が運搬車K側に前進する。
このとき、図6に示すように、スライド部37に設けた押
出片44が連結部材36を運搬車K側に押圧している。
すように、昇降押出部2に設けられたマグネット部23を
介して、スライドプレート16が押出板部7の第1プレー
ト17に吸着したままストッパ部材21に当接するまで(矢
印B方向に)スライド移動し、かつ、ビード吊下部6の
水平杆6a,6aの先端19,19が運搬車K側へ所定寸法
───即ち、スライドプレート16の移動距離───移動
する。
さらにスライド部37が前進すると、スライドプレート16
側に固着されたマグネット部23と第1プレート17とが離
間し、押出板部7がビード吊下部6に沿って前進する。
と図8(ロ)(イ)に示すように、回転差込連結離脱機
構Fの引戻片45が連結部材36を回転柱部1側へ押圧する
ことによって、昇降押出部2が後退する。
ビード取り上げ作業について説明する。図1と図9
(イ)と図11に示すように、先ず、ビード取り上げ装置
近傍の所定位置に設けられたセット装置49上に運搬車K
が設置される。
て簡単に説明すると、運搬車Kは、台車部50と、台車部
50の左右端の一方側に立設された枠部51と、枠部51に上
下複数段かつ前後複数列───本実施の形態では3段か
つ前後2列───として設けられた複数本の水平杆47…
と、を有している。なお、水平杆47の先端には、吊り下
げたビードGが落ちないように落止片47aが付設されて
いる。また、セット装置49は、例えば、運搬車Kを乗せ
る台部52と、台部52を前後移動させる移動手段53と、台
部52に乗せた運搬車Kを位置決めするロック部(図示省
略)と、を備えている。
搬車Kは、その前列Y1 側の水平杆47…が、ビード取り
上げ装置の昇降押出部2のビード吊下部6と対向するよ
うに位置決めされる。また、ビード取り上げ装置の操作
部にて、1機の昇降押出部2のビード吊下部6にて受け
取るビードGの本数(又はビードGと後述するスペーサ
Sとの合計)を所定数に設定する。
ード受取位置Qへ向いている1番目の昇降押出部2のビ
ード吊下部6にて、順次送られてくるビードG…の受け
取りが開始される。このとき、各昇降押出部2…は下限
位置とされている。なお、ビードG,G同士が密着しな
いように、ビードGとスペーサSとが交互にビード吊下
部6に吊下げられる。
ドG…が吊下げられると、図1と図9(ロ)に示す如
く、回転駆動部3(インデックス)の回転により回転柱
部1が矢印A方向に90°回転する。すると、2番目の空
のビード吊下部6がビード受取位置Qに移動し、(上述
の如く)所定本数のビードG…を受け取っていく。
部1がさらに90°回転すると、1番目の昇降押出部2が
運搬車K側へ向き、3番目の空の昇降押出部2がビード
受取位置Qへ移動する。このとき、図4と図6に示すよ
うに、1番目の昇降押出部2が運搬車K側へ水平回転す
る際、連結部材36が係止凹部43に差し込まれて昇降押出
部2が押圧手段5のスライド部37と連結し、かつ、昇降
伝達部材29が凹溝32に差し込まれて昇降押出部2が昇降
手段4の昇降部28と連結する。
のビード吊下部6にビードG…及びスペーサS…(以下
ビードの束G′という)が吊下げ保持されているか否か
が、例えば、昇降手段4のスライド部37の先端に設けら
れたセンサによって確認される。このセンサにてビード
の束G′が検知されると、昇降手段4のモータ24の駆動
により昇降部28と共に昇降押出部2が所定高さまで上昇
する。即ち、図5と図11に示す如く、ビード吊下部6の
水平杆6a,6aが、運搬車Kの前列Y1 下段の水平杆
47の落止片47aよりも僅かに上方位置に達したところ
で、(上述した)近接センサが出力してモータ24が停止
する。
圧手段5のスライド部37が前進すると、昇降押出部2の
水平杆6a,6aの先端19,19が前進して、運搬車Kの
水平杆47の先端よりも僅かに上方位置に重ね状(オーバ
ーラップする状態)とされ、さらに、押出板部7が(矢
印B方向に)前進して水平杆6a,6aに吊下げられた
ビードの束G′が、運搬車Kの水平杆47に押し渡され
る。このとき、押出板部7の第2プレート20がビードの
束G′を押しながら運搬車Kの水平杆47の落止片47aに
当接することなく水平杆6a,6aの先端19,19まで前
進すると共に、ビードG及びスペーサSの孔の内周縁が
落止片47aに引っ掛かることなくビードの束G′が水平
杆47へ落ちながら押し込まれていく。
7が前進するにつれて、押出板部7とビードの束G′の
重みによって、ビード吊下部6の水平杆6a,6aは垂
れ下がろうとするが、スライド部37に設けた押出片44の
係止片部46が連結部材36に設けた係止凸部42の凹溝41を
引掛けているため、水平杆6a,6aを水平状に維持す
ることができ、確実にビードの束G′を運搬車Kの水平
杆47に積み込むことができる。
降押出部2による運搬車Kへのビードの束G′の積込作
業の間に、ビード受取位置Q側の3番目の昇降押出部2
ではビードGとスペーサSとを交互に受け取っている。
Kへのビードの束G′の積込作業が完了すると、押圧手
段5のスライド部37が後退して昇降押出部2が後退し、
昇降手段4の昇降部28が下降して昇降押出部2が下限位
置まで下降する。そして、回転柱部1が90°回転して2
番目の昇降押出部2が運搬車K側へ向き、(上述したよ
うに)運搬車Kへのビードの束G′の積込みが行われる
と共に、4番目の空の昇降押出部2がビード受取位置Q
に移動して、ビードGとスペーサSとを交互に受け取
る。このように、各昇降押出部2…が順次回転して、ビ
ードGの受け取りと積み込みが繰り返して行われる。
段の水平杆47…に積み込まれたビードの束G′が満杯に
なったことを検知するセンサ(図示省略)が、運搬車K
の裏側(枠部51側)に立設された柱体(図示省略)にか
つ上下複数個設けられており、例えば、前列Y1 下段の
水平杆47への2回目の積込み時点でこのセンサが働け
ば、この水平杆47には3回目の積込みを行わないよう制
御している。つまり、その上の中段の水平杆47に3回目
の積み込みが行われる。
47…がビードの束G′で満杯になると、セット装置49の
台部52が所定間隔W───即ち、前列Y1 の水平杆47と
後列Y2 の水平杆47との相互間隔───だけ(矢印C方
向に)前進し、運搬車Kの後列Y2 側の水平杆47…がビ
ード取り上げ装置の昇降押出部2に対向するよう運搬車
Kがセットし直される(図1参照)。そして、(上述し
たように)前列Y1 側の上中下段の水平杆47…にビード
の束G′を積込むのと同様にして、後列Y2 側の上中下
段の水平杆47…にビードの束G′を積込んでいく。
ードの束G′で満杯になると、ブザーが鳴って作業者に
知らせ、それによって作業者はロック部を解除して運搬
車Kをセット装置49から所定の場所に移動させると共
に、新たな空の運搬車をセット装置49にセットし、ビー
ド取り上げ装置にて(上述の如く)ビードの束を運搬車
に積み込んでいく。
れず、例えば、横断面正三角形状や横断面正五角形状等
の回転柱部1を設け、この回転柱部1の外周面に3機又
は5機等の昇降押出部2…を付設するようにしても良
い。
に記載する効果を奏する。
り上げて運搬車Kのビード吊下用の水平杆47…に積込む
作業が自動化されるので、作業者の労力が大幅に軽減さ
れる。即ち、重い(約13kg)ビードの束G′を取り上げ
て運搬車Kに積込む過酷な肉体労働───特に、運搬車
Kの高い位置にある水平杆47への積込作業───から作
業者が解放される。また、積込作業の自動化により、空
の運搬車Kを用意したり、ビードの束G′で満杯になっ
た運搬車Kを所定の場所に移動させたりする段取りがで
き、能率的である。さらに、回転柱部1が間欠的に回転
する状態に於て、回転差込連結離脱機構Fを設けること
によって、各昇降押出部2…とスライド部37との連結・
離脱を自動的に繰り返し行うことができる。また、回転
差込連結離脱機構Fは簡単な構造とすることができ、製
作も容易である。
り上げて運搬車Kのビード吊下用の水平杆47…に積込む
作業が自動化されるので、作業者の労力が大幅に軽減さ
れる。即ち、重い(約13kg)ビードの束G′を取り上げ
て運搬車Kに積込む過酷な肉体労働───特に、運搬車
Kの高い位置にある水平杆47への積込作業───から作
業者が解放される。また、積込作業の自動化により、空
の運搬車Kを用意したり、ビードの束G′で満杯になっ
た運搬車Kを所定の場所に移動させたりする段取りがで
き、能率的である。 さらに、回転柱部1が間欠的に回転
する状態に於て、回転差込係合離脱機構Eを設けること
によって、各昇降押出部2…と昇降部28との係合・離脱
を自動的に繰り返し行うことができる。また、回転差込
係合離脱機構Eは簡単な構造とすることができ、製作も
容易である。
47…を有する運搬車Kに対応することができる。即ち、
上昇させた昇降押出部2を各段の水平杆47…に対応する
位置に確実に停止させ、かつ、ビードの束G′を積込む
ことができる。
24に大きな負担を掛けること無く、下降する昇降押出部
2を下限位置に確実に停止させることができる。
下げ保持されたビードの束G′を、確実に運搬車Kに積
込むことができる(積みこぼしが無い)。
示す斜視図である。
である。
面図である。
ある。
作用説明図である。
説明図である。
状態を示す説明図である。
明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 順次送られてくる複数個のタイヤ用ビー
ドGを一時的に保持し、運搬車Kに自動的に積み込むビ
ード取り上げ装置であって、鉛直軸心廻りに回転可能に
立設された回転柱部1と、複数個の上記ビードGを串刺
し状に吊下げ保持するビード吊下部6と該ビード吊下部
6に沿ってスライド可能に設けられた押出板部7とを有
すると共に上記回転柱部1の外周面に所定角度ピッチで
かつ独立して昇降可能に付設された複数の昇降押出部2
…と、上記回転柱部1を上記所定角度にて間欠的に回転
させて複数の上記昇降押出部2…を順次運搬車K側へ向
ける回転駆動部3と、運搬車K側へ向いた昇降押出部2
を昇降させる昇降手段4と、該昇降手段4に設けられる
と共に運搬車K側へ向いた昇降押出部2の上記押出板部
7をスライドさせて上記ビード吊下部6に吊下げられた
ビードGを運搬車Kの水平杆47に押し渡す押圧手段5
と、を備え、上記押圧手段5が、昇降押出部2の押出板
部7に突設された連結部材36と、該連結部材36と係脱自
在に係合して押出板部7をスライドさせるスライド部37
と、昇降手段4に設けられると共に該スライド部37を往
復動可能に保持する保持部38と、を備え、さらに、昇降
押出部2と共に水平回転する上記連結部材36の一部と、
上記スライド部37との間に、回転差込連結離脱機構Fを
設けたことを特徴とするビード取り上げ装置。 - 【請求項2】 順次送られてくる複数個のタイヤ用ビー
ドGを一時的に保持し、運搬車Kに自動的に積み込むビ
ード取り上げ装置であって、鉛直軸心廻りに回転可能に
立設された回転柱部1と、複数個の上記ビードGを串刺
し状に吊下げ保持するビード吊下部6と該ビード吊下部
6に沿ってスライド可能に設けられた押出板部7とを有
すると共に上記回転柱部1の外周面に所定角度ピッチで
かつ独立して昇降可能に付設された複数の昇降押出部2
…と、上記回転柱部1を上記所定角度にて間欠的に回転
させて複数の上記昇降押出部2…を順次運搬車K側へ向
ける回転駆動部3と、運搬車K側へ向いた昇降押出部2
を昇降させる昇降手段4と、該昇降手段4に設けられる
と共に運搬車K側へ向いた昇降押出部2の上記押出板部
7をスライドさせて上記ビード吊下部6に吊下げられた
ビードGを運搬車Kの水平杆47に押し渡す押圧手段5
と、を備え、上記昇降手段4が、モータ24にて鉛直軸心
廻りに回転すると共に雄ネジを有するスクリューシャフ
ト26と、該 スクリューシャフト26の回転によって昇降す
るナット部27を有する昇降部28と、昇降押出部2に突設
された昇降伝達部材29と、を備え、さらに、昇降押出部
2と共に水平回転する上記昇降伝達部材29の一部と、上
記昇降部28との間に、回転差込係合離脱機構Eを設けた
ことを特徴とするビード取り上げ装置。 - 【請求項3】 昇降手段4の昇降部28乃至昇降押出部2
の上下位置を検知する複数個の近接センサを所定高さ位
置に設け、昇降部28乃至昇降押出部2が所定高さ位置に
達すると昇降手段4のモータ24を停止させるよう構成し
た請求項2記載のビード取り上げ装置。 - 【請求項4】 昇降部28を下限位置に位置決めするため
のストッパZを設けると共に、上記下限位置よりも所定
小寸法だけ上方位置の昇降部28を、最下位置の近接セン
サにて、検知するようにした請求項3記載のビード取り
上げ装置。 - 【請求項5】 運搬車K側へ向いた昇降押出部2のビー
ド吊下部6の先端19を、運搬車Kの水平杆47の先端より
も僅かに上方位置に重ね状とした請求項1,2,3又は
4記載のビード取り上げ装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10052798A JP3380741B2 (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | ビード取り上げ装置 |
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JPH11278605A JPH11278605A (ja) | 1999-10-12 |
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JP10052798A Expired - Fee Related JP3380741B2 (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | ビード取り上げ装置 |
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- 1998-03-26 JP JP10052798A patent/JP3380741B2/ja not_active Expired - Fee Related
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