JP3379406B2 - 経内視鏡的に挿入される超音波プローブ - Google Patents

経内視鏡的に挿入される超音波プローブ

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JP3379406B2
JP3379406B2 JP27494497A JP27494497A JP3379406B2 JP 3379406 B2 JP3379406 B2 JP 3379406B2 JP 27494497 A JP27494497 A JP 27494497A JP 27494497 A JP27494497 A JP 27494497A JP 3379406 B2 JP3379406 B2 JP 3379406B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡を介して体
腔内等に挿入されて超音波検査を行う超音波プローブに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】体内の組織状態の検査を行うための超音
波プローブとして、体腔内に挿入されるタイプのものは
従来から広く用いられている。この種の超音波プローブ
は、超音波走査部を可撓性コードに接続したものからな
り、この超音波プローブは直接体腔内に挿入されるもの
と、内視鏡等のガイド手段を介して体腔内に挿入される
ものとがある。内視鏡には鉗子等の処置具を挿通するた
めの処置具挿通チャンネルを備えているから、この処置
具挿通チャンネルが超音波プローブの挿入経路として用
いるのが一般的である。
【0003】内視鏡の処置具挿通チャンネルをガイドと
して挿入される、所謂経内視鏡的に挿入される超音波プ
ローブにあっては、超音波走査部には単板からなる超音
波振動子を設けることにより細径化を図るようにしてい
る。この超音波振動子により所定の範囲にわたって走査
するが、この走査としては超音波振動子を回転方向に駆
動するラジアル走査等が行われるものであり、走査を行
うには超音波振動子の駆動手段等が必要となる。駆動手
段を挿入部の先端に設けると太径化するので、超音波操
作部に装着するのが一般的であり、この超音波操作部は
超音波観測装置と一体的に設けられるか、または超音波
観測装置とは別個に設けるようにする。また、超音波プ
ローブは超音波操作部と一体化したものもあるが、使用
上の便宜等の観点から、超音波プローブを超音波操作部
に着脱可能に接続する構成とするのが一般的である。超
音波走査部に連結した可撓性コードは体腔内の曲がった
経路に沿って挿入できるように、自在に曲がるようにな
っており、その基端部には超音波操作部に着脱可能に接
続するためのコネクタ部が設けられる。
【0004】超音波プローブを内視鏡の処置具挿通チャ
ンネルに組み込んで、その基端側に設けたコネクタ部を
超音波操作部に接続し、内視鏡の挿入部を体腔内に挿入
して超音波走査部を体腔内における超音波検査を行うべ
き位置に配置させる。超音波振動子を動かす間に、超音
波パルスを体内に向けて送信すると、体内組織の断層部
分から反射エコーが得られ、この反射エコーは超音波振
動子により電気信号に変換されて、この信号が外部に取
り出される。そして、この反射エコー信号を所定の処理
を行うことにより超音波画像が得られる。
【0005】ラジアル超音波走査を行う超音波プローブ
にあっては、超音波操作部には少なくとも回転駆動手段
と回転角の検出手段とが設けられる。従って、この超音
波操作部からの遠隔操作により超音波振動子にまで回転
を伝達するために、可撓性コードは、可撓性のあるチュ
ーブ内にフレキシブルシャフトを挿通させることにより
構成される。フレキシブルシャフトの基端部に回転力を
与えると、チューブ内でフレキシブルシャフトが軸回り
に回転することになる。フレキシブルシャフトとして
は、密着コイル等で形成される中空のシャフトから構成
するのが一般的であり、さらにこのフレキシブルシャフ
ト内に超音波振動子に接続した同軸ケーブルが挿通され
る。
【0006】可撓性コードの先端に設けられる超音波走
査部としては、先端キャップ内に超音波振動子を設ける
ことにより構成される。超音波振動子は回転部材に装着
され、この回転部材にはフレキシブルシャフトの先端が
接続される。また、先端キャップは音響特性に優れた樹
脂材等から構成し、かつ少なくともこの先端キャップ内
には超音波伝達媒体を充満させておく。可撓性コードを
構成するチューブが先端キャップ側に連結されるが、先
端キャップは合成樹脂製のものであり、これに軟性部材
からなるチューブを直接連結すると、その間を強固に固
定できない。また、先端キャップは薄肉のもので構成さ
れるから、その形状を安定的に保持するのは困難であ
る。このために、先端キャップに金属材からなる連結部
材を連結して設け、この連結部材にチューブを連結す
る。そして、連結部材におけるチューブへの連結部は所
要の長さに形成して、チューブとの嵌合長を十分取り、
かつこの嵌合部を接着剤で固着すると共に、チューブの
外周側に糸巻きを施すようにしている。
【0007】以上のように、超音波プローブを体腔内に
挿入するに当って、内視鏡の処置具挿通チャンネルをガ
イド手段として挿入する場合には、細径化が必要とな
る。ただし、超音波振動子の送受信面を広くした方が、
低周波で高出力の超音波パルスを送信できるようにな
り、この超音波パルスの進達度が深く、また反射エコー
信号の強度も高いことから、外乱ノイズの影響を受けに
くく、S/N比が高く鮮明な超音波画像が得られる。従
って、超音波検査の観点からは、大型の超音波振動子を
用いる方が好ましい。このためには、超音波走査部の外
径が大きくなるが、可撓性コード及びコネクタ部を処置
具挿通チャンネルの内径より細くして、コネクタ部を処
置具挿通チャンネルの先端側から挿入すれば、大きな超
音波走査部を備えた超音波プローブを細い内径の処置具
挿通チャンネルに装着することはできる。従って、超音
波プローブは内視鏡の挿入部を体腔内に挿入する前の段
階で、予め処置具挿通チャンネルに組み込むようにす
る。
【0008】超音波プローブを内視鏡に組み込んだ状態
では、少なくとも超音波走査部が処置具挿通チャンネル
の先端開口から突出することになるが、この超音波走査
部に連結した可撓性コードの部分まで処置具挿通チャン
ネルから突出させると、超音波走査部を安定的に保持で
きないことから、内視鏡の体腔内への挿入操作に支障を
来すだけでなく、超音波走査部を超音波走査を行う部位
に正確に位置決め配置することができなくなる。このた
めに、超音波走査部を挿入部に対して固定的に保持する
必要がある。超音波走査部は処置具挿通チャンネルの内
径より太くなっているから、可撓性コードを処置具挿通
チャンネル内に引き込むようにすれば、超音波走査部が
内視鏡の挿入部の先端における処置具挿通チャンネルの
先端開口部の周縁部に当接することになるから、この超
音波走査部を固定的に保持できるようになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、チューブは
細径のものであり、チューブは軟性の合成樹脂で形成さ
れることから、このチューブを金属材からなる連結部材
に接着剤及び糸巻きで固着しても、必ずしも十分な固着
強度を持たせることができない。特に、前述したよう
に、超音波走査部を内視鏡の挿入部の先端に固定的に保
持するために、可撓性コードに強力な引っ張り力を作用
させると、超音波走査部が挿入部の先端に押し付けられ
ることになり、その反力で可撓性コードが連結部材から
離脱する方向の力が作用する。糸巻きはチューブを連結
部材に圧接させるが、この糸巻きによりチューブに作用
する力は、連結部材の軸線と直交する方向の圧縮力であ
り、前述した反力は連結部材の軸線方向の力である。し
かも、内視鏡の使用中はほぼ常時可撓性コードに対する
引っ張り力を作用させた状態に保持することになる。ま
た、超音波プローブは使用後には洗浄消毒が行われるこ
とから、洗浄消毒液により接着剤が劣化する可能性もあ
る。
【0010】以上のように、超音波プローブは過酷な条
件下に置かれるものであり、特に連結部材とチューブと
の連結を接着及び糸巻きで行うだけでは必ずしも十分な
強度を保てないことになる。特に、嵌合部における接着
部分の剥離が早期に進行することになり、糸巻きはチュ
ーブの引っ張り力に対しては必ずしも有効な固着手段と
はならないために、接着強度が低下すると、チューブが
連結部材から脱落するという可能性もある。
【0011】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、簡単な構成で、超音
波走査部と可撓性コードとの間の連結強度を向上させる
ようにすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明は、超音波振動子を内装した超音波走査部
に少なくとも軟性のチューブ内にケーブルを挿通させた
可撓性コードを連設し、この可撓性コードを内視鏡の挿
入部に設けたチャンネル内に挿通可能とすると共に、前
記超音波走査部を合成樹脂からなる先端キャップに、金
属部材からなる連結部材を連結したものから構成され
て、その外形を前記チャンネルの内径より大きくした超
音波プローブであって、その連結部材は、先端キャップ
に連結されるキャップ側連結部と、チューブが嵌合され
る細径筒状のコード側連結部とを連設したものから構成
され、このコード側連結部の外周面には突部が設けら
れ、またチューブのコード側連結部への嵌合部はこの突
部を通過した位置まで延在させ、かつこのチューブの嵌
合部にこの突部を挟んだ前後の位置に糸巻きを2箇所形
成する構成としたことをその特徴とするものである。
【0013】チューブの外周に設けられる糸巻きにより
チューブが連結部材に圧接する方向に力が及ぶことか
ら、コード側連結部に設けた突部はチューブにおける糸
巻きが施されている部位がこのコード側連結部の軸線方
向に動くのを規制するストッパとしての機能を発揮する
ことになる。突部はコード側連結部の円周方向の一部分
でも突出しておれば良いが、このストッパとしての機能
をより有効に発揮させるためには、突部は円環状とする
のが好ましい。また、突部はコード側連結部の端部以外
であれば任意の位置に形成できるが、キャップ側連結部
とは反対側の端部は開放端となっているから、この端部
近傍にまでチューブを糸巻きにより強力に締め付ける
と、コード側連結部を押し潰すように変形させるおそれ
がある。これを避けるには、糸巻きはコード側連結部の
端部にまで及ぼさないようにする。このためには突部は
コード側連結部のほぼ中間位置に形成すれば良い。ま
た、超音波プローブを内視鏡に組み込んだ状態では、可
撓性コードは超音波走査部から引き抜く方向に力が作用
するから、両側の糸巻きのうち、前記突部より先端側に
位置する糸巻きの方を他側の糸巻きより巻き数を多くす
るのが合理的である。このためには、コード側連結部は
突部を設けた位置よりキャップ側連結部への連設部の方
の長さをある程度長くする。さらに、可撓性コードの超
音波走査部への連結部に凹凸が生じるのを抑制するに
は、チューブの先端部分の糸巻きが施される部位を外周
側が薄肉となるように縮径すれば良い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。まず、図1に超
音波検査装置の全体構成を示す。この超音波検査装置
は、超音波プローブ1と、超音波操作部2及び超音波観
測装置3とそのモニタ4とから構成される。超音波プロ
ーブ1は内視鏡5を介して体腔内に挿入されるものであ
り、具体的には、内視鏡5の本体操作部5aに設けら
れ、鉗子その他の処置具を挿通させるための処置具導入
部6から挿入されて、この本体操作部5aから挿入部5
bを貫通するように形成した処置具挿通チャンネル7を
介して体腔内に導かれるようになっている。
【0015】超音波プローブ1は、図2乃至図5に示し
た構成となっている。まず、図2に示したように、超音
波プローブ1は、先端側から、超音波走査部1a,可撓
性コード1b及びコネクタ部1cから構成される。超音
波走査部1aの外径が最も太く、可撓性コード1b及び
コネクタ部1cはそれより細くなっており、これら可撓
性コード1b及びコネクタ部1cの外径寸法は処置具挿
通チャンネル7の内径より小さくなっている。そして、
図3及び図4から明らかなように、超音波走査部1aは
先端キャップ10を有し、この先端キャップ10は超音
波の透過性を良好な材質のもの、例えばシリコン樹脂,
ポリエチレンその他の合成樹脂で形成され、肉厚の薄い
ものから構成される。超音波走査部1aには可撓性コー
ド1bが連結されるが、先端キャップ10の保形性を良
好となし、また可撓性コード1bとの連結強度を良好に
するために、先端キャップ10には金属製の連結部材1
1を連結するように構成している。ここで、連結部材1
1は、一端が大径の先端キャップ10に連結され、他端
は細径の可撓性コード1bに連結されるものであるか
ら、大径のキャップ側連結部11aと小径のコード側連
結部11bとから構成され、キャップ側連結部11aと
コード側連結部11bとの間の移行部は、概略超音波走
査部1aの軸線と直交する段差壁11cとなっている。
【0016】先端キャップ10内には超音波振動子12
が回転基台13に装着され、回転基台13は先端キャッ
プ10の内面側に設けた軸受14により回転自在に支持
されており、超音波振動子12でラジアル走査を行える
ようになっている。ここで、先端キャップ10及び連結
部材11におけるキャップ側連結部11aを処置具挿通
チャンネル7の内径より大きくすることによって、先端
キャップ10の内部に広いスペースを確保している。こ
れによって、超音波振動子12は大型で、広い送受信面
を有し、低周波で高出力の超音波パルスを送信できるも
のを用いることができる。
【0017】可撓性コード1bは、軟性樹脂で可撓性を
有するチューブ15内にフレキシブルシャフト16を挿
通させたものから構成される。フレキシブルシャフト1
6は金属線材を密着螺旋状に巻回した密着コイル等から
構成され、その先端部は回転基台13に連結されてお
り、このフレキシブルシャフト16は超音波振動子12
を設けた回転基台13を遠隔操作で回転駆動するための
ものである。従って、この回転の伝達をより正確かつ効
率的に行うために、フレキシブルシャフト16は2重の
密着コイルから構成するのが好ましい。一方、チューブ
15の先端は連結部材11を構成するコード側連結部1
1bに所定の嵌合長をもって嵌合される。そして、この
嵌合部は接着剤で固着されると共に、このチューブ15
の先端部の外周に糸巻き17を施すことにより固着され
ている。ここで、チューブ15と連結部材11における
コード側連結部11bとの連結構造の詳細については後
述する。
【0018】さらに、超音波振動子12には一対からな
る電極19a,19bが設けられ、これら両電極19
a,19bには信号線20a,20bが接続されてお
り、これら信号線20a,20bは回転筒体18内で同
軸ケーブル20となり、同軸ケーブル20はフレキシブ
ルシャフト16の内部に挿通されて、コネクタ部1cま
で延在されている。
【0019】図5に可撓性コード1bとコネクタ部1c
との接続部を拡大して示す。コネクタ部1cは固定部と
回転部とから構成される。固定部は金属材からなる硬質
パイプ21を有し、チューブ15の基端部が嵌合固定さ
れる。また、回転部は回転部材22であり、この回転部
材22にはフレキシブルシャフト16の基端部が連結さ
れる。ここで、回転部材22は、軸線方向に4つの回転
部23〜26を順次ねじ結合等の手段で連結することに
より構成される。フレキシブルシャフト16に直接連結
される第1の回転部23は保形性を持たせるために金属
で形成されており、この第1の回転部23は、同様に剛
性の高い金属材からなる硬質パイプ21内に位置して、
この硬質パイプ21に対して摺動回転するようになって
おり、その間はシール部材27により気液密に保持され
ている。第1の回転部23に連結した第2の回転部24
はプラスチック等の電気絶縁部材からなり、第2の回転
部24に連結した第3の回転部25は金属等の導電部材
であり、さらに第3の回転部25に連結した第4の回転
部26は電気絶縁部材で構成される。
【0020】ここで、第1の回転部23を金属で形成し
ているのは、フレキシブルシャフト16と溶接等により
強固に固着すると共に、シール部材27によるシール性
を確保するためのものであり、また第3の回転部25が
導電部材で形成されているのは、電極として機能させる
ためのものである。従って、この第3の回転部25の前
後に電気絶縁部材からなる第2,第4の回転部24,2
6が配置されている。同軸ケーブル20は回転部材22
内に挿通されて、その芯線20cは絶縁部材からなる第
4の回転部24に挿通させた電極ピン28に接続されて
おり、シールド線20dは第3の回転部25に接続され
ている。
【0021】さらに、第3の回転部25には回転伝達ピ
ン29が植設されており、この回転伝達ピン29は、後
述するように、回転部材22に回転を伝達するためのも
のであり、第3の回転部25の周胴部に螺挿されて、所
定の長さ突出している。そして、回転部材22における
回転伝達ピン29の位置と硬質パイプ21が嵌合してい
る部位との間にはスペーサリング30が遊嵌されてい
る。このスペーサリング30の端面は回転伝達ピン29
の側部と硬質パイプ21の端面とに当接可能となってお
り、これにより回転部材22及びこの回転部材22に連
結したフレキシブルシャフト16と、可撓性コード1b
のチューブ15及び硬質パイプ21とが分離されないよ
うに保持される。また、回転伝達ピン29を第3の回転
部25から脱着することにより、チューブ15内のフレ
キシブルシャフト16は先端側に向けて抜き出すことが
できるようになる。そして、このスペーサリング30は
プラスチック等の絶縁部材から構成され、これと共に金
属材で形成した第3の回転部25及び回転伝達ピン29
と、硬質パイプ21との間を絶縁している。
【0022】超音波操作部2は、図6に示したように、
プラスチック等の絶縁部材から構成されるケーシング3
1を有し、このケーシング31内には回転軸32が設け
られている。回転軸32は軸受33によりケーシング3
1に回転自在に支承して設けられて、このケーシング3
1に設けた開口部31aから外部に突出しており、この
突出部分は大径化されている。また、回転軸32には一
対からなるギア34,35が取り付けられている。一方
のギア34には、電動モータ36の出力軸に設けた駆動
ギア37が噛合して設けられている。また、他方のギア
35はエンコーダ38の入力軸に設けた従動ギア39と
噛合している。そして、この回転軸32の内部には電極
部材40が配置されている。この電極部材40は内筒4
1と外筒42とを有し、これら内筒41と外筒42は導
電性部材で形成される。そして、内筒41には絶縁筒部
41aが設けられて、外筒42との間を電気的に絶縁し
ている。また、外筒42の外周側にも絶縁筒42aが固
着して設けられ、これによって外筒42と回転軸32と
の間を電気的に絶縁している。従って、同軸ケーブル2
0は、後述する接続アダプタ60を介して、その芯線2
0cが内筒41に、またシールド線20dが外筒42に
それぞれ電気的に接続される。
【0023】以上の構成を有する超音波操作部2は、内
視鏡5における本体操作部5aに設けた処置具導入部6
に着脱可能に装着されるようになっている。このため
に、図7に示したように、処置具導入部6を構成する導
入口部8に着脱可能に嵌入される嵌着ピース43が超音
波操作部2のケーシング31から延出させたアーム部4
4に装着されており、またこのアーム部44には導入口
部8のフランジ8aの部分に係脱可能に係合するフック
45(図1参照)が設けられている。このフック45は
図示しないばねの作用により、フランジ8aを抱持する
状態に付勢されており、これによって超音波操作部2は
内視鏡5の本体操作部5aに固定的に保持されるように
なっている。
【0024】超音波プローブ1は、図1からも明らかな
ように、その可撓性コード1bの基端側及びこの可撓性
コード1bに連結したコネクタ部1cが処置具挿通チャ
ンネル7から処置具導入部6に向けて通すようになし、
この処置具導入部6に装着した嵌着ピース43の挿通孔
43aを介して外部に導出されて、張力発生手段46に
連結され、ループ状に引き回した上で、コネクタ部1c
が接続アダプタ60を介して超音波操作部2に接続され
るようになっている。ここで張力発生手段46は、操作
杆46aを有し、この操作杆46aにはプローブクラン
プ46bが装着されている。
【0025】プローブクランプ46bは、図7からも明
らかなように、操作杆46aから延在された保持板50
に割の入った筒体51を係合させるように構成したもの
であり、この筒体51内に超音波プローブ1の可撓性コ
ード1bが挿通されるようになっている。また、筒体5
1には締め付けリング52が嵌合されており、この締め
付けリング52の両端には平坦な止着部52a,52a
が形成されて、両止着部52a,52aがねじ53で締
め付けられ。これによって、可動性コード1bはプロー
ブクランプ46bで任意の位置をクランプできるように
なっている。操作杆46aは超音波操作部2のケーシン
グ31に出没可能に装着されており、かつケーシング3
1内に設けたばね47の作用により常時には突出する方
向に付勢されると共に、この操作杆46aの先端に設け
た指掛け部46cで押し引き操作できるようになってい
る。従って、プローブクランプ46bで可撓性コード1
bをクランプさせると、ばね47は超音波プローブ1全
体が処置具挿通チャンネル7の基端側に引き出す方向に
付勢力が及ぶようになる。
【0026】回転軸32の一端は、前述したように、ケ
ーシング31の開口部31aに臨んでいるが、その他端
はケーシング31内に設けたロータリコネクタ48の回
転側部材48aに連結されている。また、このロータリ
コネクタ48の固定側部材48bにはコード9内のケー
ブル9aが接続されている。さらに、ロータリコネクタ
48の固定側部材48bは回転規制部材48cに嵌合さ
れており、これによってこの固定側部材48bが共回り
するのを規制し、かつ振れを防止するように構成してい
る。そして、この開口部31aの周囲には連結筒部49
が立設されており、この連結筒部49は回転軸32を囲
繞している。
【0027】超音波プローブ1のコネクタ部1cは超音
波操作部2に直接接続することもできるが、本実施の形
態においては、接続アダプタ60を介して接続されるよ
うに構成したものが示されている。即ち、接続アダプタ
60は、その一方側にコネクタ部1cへの接続機構が、
また他方側には超音波操作部2への接続機構が設けられ
ている。接続アダプタ60は、図8に示したように、最
外周側に略円筒状に形成したハウジング61と、このハ
ウジング61の先端側に螺挿された保持筒62とから構
成した固定側部材を有し、この固定側部材は超音波操作
部2に固定的に保持される。このために、ハウジング6
1の一端側は超音波操作部2のケーシング31に設けた
連結筒部49に着脱可能に連結され、かつ連結した状態
で相対回動しないように、連結筒部49には円周方向に
複数箇所の係合突起49aが設けられており、この係合
突起49aはハウジング61に設けられ、それに対応す
る係合溝61aと係合することによりハウジング61は
回転方向に固定した状態で、超音波操作部2に連結され
ることになる。
【0028】一方、保持筒62には、超音波プローブ1
のコネクタ部1cにおける硬質パイプ21が挿通できる
挿通孔62aが形成されている。そして、保持筒62に
はその端部側の外周面から挿通孔62aに臨む貫通孔6
2bが複数箇所穿設されており、これら貫通孔62bに
は固定用ビス63が出没可能に挿通されている。そし
て、固定用ビス63とばね受け64との間には、固定用
ビス63が突出する方向に付勢するばね65が弾装され
ている。固定用ビス63は先端が尖った係止部63aと
なっており、コネクタ部1cの硬質パイプ21の外周面
には軸線方向に向けての係止溝(図示せず)が形成され
て、コネクタ部1cを硬質パイプ21が挿通孔62a内
に位置するまで挿入されると、固定用ビス63の係止部
63aが硬質パイプ21の係止溝に係合して、フレキシ
ブルシャフト16を回転させて行う超音波振動子13に
よるラジアル超音波走査時に、硬質パイプ21及びこの
硬質パイプ21に連結したチューブ15の回り止め機能
を発揮するようになる。
【0029】接続アダプタ60におけるハウジング61
及び保持筒62からなる固定側部材の内部には回転側部
材が回転自在に設けられており、回転側部材は回転筒部
材66と中空回転体67とから構成される。中空回転体
67には超音波プローブ1のコネクタ部1cが挿入され
るソケット68が螺挿して設けられており、またこの中
空回転体67は保持リング69に螺挿され、この保持リ
ング69は袋ナット70で回転筒部材66に連結保持さ
れている。中空回転体67は絶縁部材から構成され、そ
の内部には第1の筒状電極71が螺挿されており、この
第1の筒状電極71の内側に絶縁部材72が螺挿されて
いる。さらに、絶縁筒72の内部に第2の筒状電極73
を装着する構成としたものである。ここで、これら第
1,第2の筒状電極71,73はそれぞれ軸線方向に割
りを入れたばね性を有するものである。さらに、中空回
転体67の周胴部には駆動ピン74が設けられており、
この駆動ピン74は超音波プローブ1のコネクタ部1c
が接続された時に、その回転伝達ピン29と当接可能と
なっている。これら駆動ピン74と回転伝達ピン29と
の間の係合によって、接続アダプタ60の回転側部材か
らの回転力がコネクタ部1cの回転部材22に伝達さ
れ、従ってこれら駆動ピン74と回転伝達ピン29とに
より連動回転手段が構成される。
【0030】一方、回転筒部材66の先端側の部位に
は、超音波操作部3における回転軸32の太径化された
部位の内面に形成した円環状凹部32aに係合して、接
続アダプタ60が超音波操作部3から逸脱しないように
保持するためのCリング75が嵌合されている。また、
このCリング75の嵌合部より先端側の部位にはスプラ
インを形成し、回転軸32の内面に形成したスプライン
部と係合する連結リング76が螺合されている。回転筒
部材66の内部にはコネクタ部材77が固定的に設けら
れ、コネクタ部材77はそれぞれ導電部材からなる外套
管78と電極棒79とを有し、これら外套管78,電極
棒79間には絶縁リング80が介装されている。そし
て、第1の筒状電極71と外套管78との間は配線81
により、また第2の筒状電極73と電極棒79との間は
配線82によりそれぞれ接続されている。外套管78及
び電極棒79はそれぞれ割りが入ったものから構成され
ており、これによって第1,第2の筒状電極71,73
と弾性的に接合されるようになっている。ここで、固定
側部材と回転側部材とは、軸受を介して連結するように
構成することもできるが、図示したように、ハウジング
61と回転筒部材66とを僅かな隙間を持たせて遊嵌さ
せるように構成することもできる。このように、回転筒
部材66をハウジング61に遊嵌させると、ハウジング
61を超音波操作部2における連結筒部49に係合させ
た状態で、そのコネクタ部材77が回転軸32に容易に
倣うようにして嵌合される。
【0031】以上のように構成することによって、超音
波プローブ1は、その先端側において、超音波振動子1
3を装着した先端キャップ10からなる超音波走査部1
aが内視鏡5に設けた処置具挿通チャンネル7の内径よ
り大径に形成されているから、超音波振動子13として
は、低い周波数で高い出力を有する超音波パルスを送信
できる大型のものを用いることができる。この結果、反
射エコー信号が外乱ノイズ等の影響を受けるのを極力抑
制できるようになり、S/N比の高い鮮明な超音波画像
が得られる。
【0032】超音波プローブ1は内視鏡5の挿入部5b
を体腔内に挿入する前の段階で、予め挿入部5bの先端
側から処置具挿通チャンネル7内に挿通させて、そのコ
ネクタ部1cを本体操作部5aに設けた処置具導入部6
から導出させる。また、このように処置具導入部6から
導出させたコネクタ部1c及び可撓性コード1bの基端
側の部位を超音波操作部2の嵌着ピース43の挿通孔4
3aに挿通させ、次いで張力発生手段46を構成するプ
ローブクランプ46bにより可撓性コード1bの所定の
位置をクランプさせた上で、コネクタ部1cを接続アダ
プタ60に接続する。そして、この接続アダプタ60を
超音波操作部2に接続する。これによって、図9に示し
たように、超音波プローブ1は、超音波操作部2に対し
て、接続アダプタ60を介して、超音波振動子12を回
転駆動可能に、しかも超音波振動子12と超音波観測装
置3との間で、信号の授受ができる状態になる。
【0033】即ち、接続アダプタ60の回転筒部材66
を超音波操作部2のケーシング31に設けた回転軸32
に連結し、またハウジング61を連結筒部49に連結す
ると、コネクタ部材77が超音波操作部2の電極部材4
0に接続される。これによって、回転軸32が接続アダ
プタ60の回転筒部材66及び中空回転体67を介して
超音波プローブ1の回転部材22に伝達され、この回転
部材22に連結したフレキシブルシャフト16に回転が
伝達される。また、超音波振動子13に接続した信号線
20a,20bからなる同軸ケーブル20は、電極ピン
28,回転伝達ピン29を介して接続アダプタ60のソ
ケット68における第1,第2の筒状電極71,73か
ら配線81,82を介してコネクタ部材77の内筒管7
9及び外套管78から超音波操作部2の内筒41,外筒
42からなる電極部材40に、さらにこの電極部材40
からロータリコネクタ48を経てコード9を介して超音
波観測装置3と電気的に接続される。
【0034】内視鏡5の挿入部5bを超音波検査を行う
べき部位にまで導いた上で、この挿入部5bの先端から
突出している超音波プローブ1の超音波走査部1aを体
腔内壁に押し当てるようにして超音波走査を行う。即
ち、超音波操作部2からの遠隔操作で超音波振動子12
を回転駆動すると共に、この超音波振動子12が所定角
度毎に超音波振動子12を駆動して、超音波パルスを体
内に向けて送信して、その反射エコーを受信させて、超
音波観測装置3にこの反射エコー信号を送信する。そし
て、超音波観測装置3において所定の信号処理を行うこ
とによって、モニタ4に超音波画像として体内組織の状
態に関する情報が表示される。
【0035】而して、内視鏡5の処置具挿通チャンネル
7に超音波プローブ1を挿通させた状態では、少なくと
もその超音波走査部1aが挿入部5bの先端から突出し
ている。ただし、この超音波走査部1aに連結した可撓
性コード1bが、その先端側の一部でも挿入部5bから
突出していると、この可撓性コード1bが任意の方向に
曲がるようになる結果、超音波走査部1aの位置規制が
行われず、不安定な状態になり、挿入部5bの体腔内へ
の挿入操作が円滑に行えなくなり、また超音波検査を行
うべき部位に超音波走査部1aを位置決めするのが困難
になる。従って、超音波走査部1aを挿入部5bの先端
に固定的に保持することにより実質的に一体化する必要
がある。特に、挿入部5bには、周知のように、本体操
作部5aへの連結側から所定の長さ分は挿入経路に沿っ
て任意の方向に曲がる軟性部で構成され、この軟性部に
はアングル部及び先端硬質部が順次連設されるが、アン
グル部はこの先端硬質部を所望の方向に向けるためのも
のであり、このアングル部を湾曲操作した時に、それに
超音波走査部1aを追従させるために、超音波走査部1
aと挿入部5bとの一体化を図るのはさらに重要であ
る。
【0036】そこで、超音波操作部2に設けた張力発生
手段46により可撓性コード1bに所定の引っ張り力を
作用させることによって、可撓性コード1bを処置具挿
通チャンネル7内に引っ張り込む。このためには、指掛
け部46cにより操作杆46aをケーシング31内に押
し込んだ状態で、プローブクランプ46bで可撓性コー
ド1bの所定の位置をクランプさせる。この状態から、
指掛け部46cに対する操作力を解除すると、ばね47
の付勢力により操作杆46aがケーシング31から突出
する方向に変位することになって、可撓性コード1bが
処置具挿通チャンネル7の基端側に引き出される方向に
ばね47の付勢力が作用するようになる。超音波走査部
1aの外径は処置具挿通チャンネル7の内径より大きく
なっているから、超音波走査部1aを構成する連結部材
11のコード側連結部11bとキャップ側連結部11a
との間に形成される段差壁11cが挿入部5bの先端に
おける処置具挿通チャンネル7の開口部の周縁部に押し
付けられ、これによって超音波走査部1aが固定的に保
持される。
【0037】ただし、超音波走査部1aが挿入部5bの
先端に直接押し付けられると、その反力で超音波走査部
1aが可撓性コード1bから引き抜かれる方向の力が作
用する。具体的には、連結部材11における段差壁11
cが直接挿入部5bの先端に圧接されるから、この連結
部材11において、可撓性コード1bを構成するチュー
ブ15のコード側連結部11bとの嵌合部分が離脱する
おそれがある。このために、チューブ15の連結部材1
1におけるコード側連結部11bとの嵌合部の固着強度
を向上させるようにする必要がある。本発明において
は、極めて簡単な構成によって、チューブ15とコード
側連結部11bとの間の連結強度を向上させるために、
この連結部は、図10に示したように構成される。
【0038】まず、内視鏡5の挿入部5bは、アングル
部に連設され、その最先端部分を構成する先端硬質部
は、対物レンズや固体撮像素子等の部材が装着される関
係から、軸線方向に所定の長さを有する。従って、超音
波プローブ1を処置具挿通チャンネル7内に挿通させた
状態で、先端硬質部内に位置する部位は可撓性を備えて
いなくても良い。超音波プローブ1の超音波走査部1a
は処置具挿通チャンネル7から常時突出しているから、
この超音波走査部1aの連結部材11における段差壁1
1cを挿入部5bの先端面に当接させた状態でも、少な
くともその先端硬質部内に位置する部位は曲げられるこ
とはない。そこで、金属で形成された連結部材11にお
けるコード側連結部11bの長さをできるだけ長くす
る。これによって、コード側連結部11bへのチューブ
15の嵌合長を長くすることができる。このように、嵌
合長を長くすることにより連結強度が高くなる。そし
て、チューブ15をコード側連結部11bに嵌合させ
て、この嵌合部に接着剤で固着させた上で、さらにチュ
ーブ15の外周に糸巻き17を施して、軟性部材からな
るチューブ15を圧縮させて、コード側連結部11bの
外周面に圧接させる。
【0039】しかも、コード側連結部11bの軸線方向
におけるほぼ中間部分で、僅かに先端側の位置に、その
外周面から所定の高さ突出する円環状の突部90を連設
し、チューブ15はこの突部90の位置を越えて、コー
ド側連結部11bとキャップ側連結部11aとの間の段
差部11cの位置まで延在させる。そして、前述した糸
巻き17は突部90の位置には施さず、チューブ15の
突部90に嵌合された部分を挟んで先端側糸巻き17a
と基端側糸巻き17bとの2箇所に分割している。
【0040】先端側糸巻き17aはチューブ15の先端
からコード側連結部11bの突部90の位置までとな
し、基端側糸巻き17bは突部90を越えた位置からコ
ード側連結部11bとの嵌合部における端部の手前の位
置までとする。糸巻き17bにより強力な圧迫力がコー
ド側連結部11bの先端部分に作用すると変形する可能
性があるので、基端側糸巻き17bを嵌合部の端部まで
延在させないのが好ましい。従って、先端側糸巻き17
aの方が基端側糸巻き17bより巻き数が多く、先端側
糸巻き17aの形成部の幅方向の寸法が大きくなってい
る。これによって、超音波プローブ1を内視鏡5に組み
込んだ状態では、主に図10の矢印方向の引っ張り力が
作用するが、この方向の強度が著しく高くなる。
【0041】糸巻き17が施された部位は、チューブ1
5が圧縮されてコード側連結部11bに圧接されるが、
それ以外の部位では圧接力が作用しない。そして、先端
側,基端側の糸巻き17a,17bによりチューブ15
が圧縮されている部位は、コード側連結部11bに設け
た突部90の段差壁に規制されて、突部90を乗り越え
ることができないようになり、この突部90がストッパ
としての機能を発揮して、チューブ15に対して強力な
引っ張り力等が作用しても、コード側連結部11bの表
面に沿って滑るようにずれる等のおそれはない。これに
よって、チューブ15とコード側連結部11bとの間の
連結強度が大幅に向上し、内視鏡5に超音波プローブ1
を組み込んだ状態で、可撓性コード1bに処置具挿通チ
ャンネル7内に引き込む方向の力を常時作用させたとし
ても、その間が分離してしまうことはない。
【0042】チューブ15のコード側連結部11bへの
嵌合部には、突部90及び先端側,基端側の糸巻き17
a,17bが施されているから、この部位に凹凸が生じ
ることになる。この嵌合部において一部でも太くなる
と、例えば処置具挿通チャンネル7内において可撓性コ
ード1bの外周面との間の隙間から液体等の供給を行う
場合に支障を来すおそれがある等、好ましくはない。そ
こで、この嵌合部分の一部が太くならないようにするた
めに、チューブ15のコード側連結部11bへの嵌合部
分のほぼ全長にわたって、外周側を薄肉化して縮径部9
1を形成する。この縮径部91により減じられる肉厚は
糸巻き17a,17bを構成する糸の直径より僅かに大
きいものとする。これによって、糸巻き17a,17b
を施した上で、これらの部位に接着剤92を塗布して
も、当該の部位が格別太くなることはない。また、突部
90の部位には糸巻きが施されていないから、この突部
90の突出量をほぼ縮径部91により減じられる肉厚と
同じとすれば、この部位も太くなることはない。従っ
て、チューブ15はその全長にわたってほぼ凹凸のない
形状となる。また、突部90には糸巻き17a,17b
を構成する糸の直径程度の段差を持たせておけば、この
ストッパとしての機能は十分発揮する。
【0043】
【発明の効果】本発明は以上のように、連結部材のコー
ド側連結部の外周面に突部を形成して、このコード側連
結部に可撓性コードを構成するチューブを嵌合させた上
で、このチューブにおける突部を挟んだ両側に糸巻きを
施すように構成したので、内視鏡の挿入部に設けた処置
具挿通チャンネル等のチャンネルに挿通され、かつ大型
の超音波振動子を用いる関係から、このチャンネルの先
端側から挿通されるタイプの超音波プローブにおいて、
簡単な構成により超音波走査部と可撓性コードとの連結
部分の強度を極めて高くすることができる等の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す超音波診断装置の
全体構成図である。
【図2】超音波プローブと接続アダプタとを示す外観図
である。
【図3】超音波プローブの先端部分の断面図である。
【図4】図3のX−X断面図である。
【図5】超音波プローブの基端側の部分の断面図であ
る。
【図6】超音波操作部の断面図である。
【図7】プローブクランプの構成説明図である。
【図8】接続アダプタの断面図である。
【図9】超音波操作部に接続アダプタ及び超音波プロー
ブを接続した状態の接続部分の断面図である。
【図10】超音波プローブにおける超音波走査部と可撓
性コードとの連結部分を示す断面図である。
【符号の説明】
1 超音波プローブ 1a 超音波走
査部 1b 可撓性コード 1c コネクタ
部 2 超音波操作部 3 超音波観測
装置 5 内視鏡 6 処置具導入
部 7 処置具挿通チャンネル 10 先端キャ
ップ 11 連結部材 11a キャッ
プ側連結部 11b コード側連結部 11c 段差壁 12 超音波振動子 15 チューブ 16 フレキシブルシャフト 17 糸巻き 17a 先端側糸巻き 17b 基端側
糸巻き 46 張力発生手段 60 接続アダ
プタ 90 突部 91 薄肉部 92 接着剤

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波振動子を内装した超音波走査部に
    少なくとも軟性のチューブ内にケーブルを挿通させた可
    撓性コードを連設し、この可撓性コードを内視鏡の挿入
    部に設けたチャンネル内に挿通可能とすると共に、前記
    超音波走査部を合成樹脂からなる先端キャップに、金属
    材からなる連結部材を連結したもので構成されて、その
    外形を前記チャンネルの内径より大きくした超音波プロ
    ーブにおいて、前記連結部材は、前記先端キャップに連
    結されるキャップ側連結部と、前記チューブが嵌合され
    る細径筒状のコード側連結部とを連設したものから構成
    され、このコード側連結部の外周面には突部が設けら
    れ、前記チューブのコード側連結部への嵌合部はこの突
    部を通過した位置まで延在させ、かつこのチューブの嵌
    合部にこの突部を挟んだ前後の位置に2箇所の糸巻きを
    形成する構成としたことを特徴とする経内視鏡的に挿入
    される超音波プローブ。
  2. 【請求項2】 前記突起は前記コード側連結部の軸線方
    向のほぼ中間位置に円環状に形成する構成としたことを
    特徴とする請求項1記載の経内視鏡的に挿入される超音
    波プローブ。
  3. 【請求項3】 前記両側の糸巻きのうち、前記突部より
    先端側に位置する糸巻きの方を基端側の糸巻きより巻き
    数を多くする構成としたことを特徴とする請求項1記載
    の経内視鏡的に挿入される超音波プローブ。
  4. 【請求項4】 前記チューブは、その糸巻きが形成され
    る部位の外周側が薄肉となった薄肉部を形成する構成と
    したことを特徴とする請求項1記載の経内視鏡的に挿入
    される超音波プローブ。
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