JP3379262B2 - 一成分現像装置 - Google Patents

一成分現像装置

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JP3379262B2 JP03124495A JP3124495A JP3379262B2 JP 3379262 B2 JP3379262 B2 JP 3379262B2 JP 03124495 A JP03124495 A JP 03124495A JP 3124495 A JP3124495 A JP 3124495A JP 3379262 B2 JP3379262 B2 JP 3379262B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装置本体に対し脱着自
在で、感光体上に形成された静電潜像をトナー粒子にて
顕画化する一成分現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高解像度,高画質の入出力装置が
開発されている。出力装置においては、従来から電子複
写機,レーザビームプリンタ等の各種電子写真記録装置
がありその現像装置として、一成分現像装置,二成分現
像装置が開発されている。ここで、一成分現像装置は、
二成分現像装置に比べてキャリアを使用しないため、現
像に際して、キャリアの劣化,キャリアとトナーの混合
比について現像液濃度の検知及び制御装置等の特別な考
慮を払う必要がないため、現像装置の構成を簡略化でき
るという利点がある。また、現像に際して感光体へのキ
ャリアの付着がないので、感光体表面に塗布される有機
光半導体上に顕像化されたトナー像を複写紙に転写後、
クリーニング装置により感光体表面の残留トナーをクリ
ーニングする際にも感光体表面を傷つけることがない。
このため、現在、一成分現像装置を使用する電子写真装
置が主流を占めている。
【0003】以下、従来の一成分現像装置について説明
する。図4は従来の一成分現像装置及び感光体ベルトの
構成を示す要部側面断面図であり、図5は従来の一成分
現像装置のシッピングカバー装着時の要部側面断面図で
ある。1″は従来の一成分現像装置、2は現像ローラで
あり、ステンレス等の金属を基材としてその外周面上に
ウレタン、シリコン等の導電性弾性部材(ゴムや発泡体
等)で層状に形成され抵抗性弾性を有する。3はトナー
補給ローラであり、ステンレス等の金属を基材としてそ
の外周面上にウレタン等の発泡弾性部材で層状に形成さ
れている。4はドクターブレードであり、シリコン又は
ウレタン等の導電性部材で形成されている。5はドクタ
ーブレード4を支持するバネ部材である。ドクターブレ
ード4は、このバネ部材5により現像ローラ2に均一を
押圧し、現像ローラ2上のトナーの量を規制するととも
にトナーを摩擦帯電させる。6はトナーを収納するトナ
ーホッパーで、工場出荷時においてトナーが充填されて
おり、この充填されたトナーは一部ドクターブレード4
の下部まで満たされている。7はワイヤー等により矩形
状に屈曲形成され両端を回転自在に軸支されたアジテー
タで、このアジテータ7はトナー補給ローラ3の回転と
ともに一点鎖線で示した円の軌跡を描き、トナーホッパ
ー6内に投入されているトナーの凝結を防ぐために撹半
すると共に、トナーをトナー補給ローラ3上へ搬送す
る。8はPET等のフィルムからなるリカバリーシート
で、ハウジング内のトナーが一成分現像装置1″の外へ
流出するのを防いでいる。9は、ハウジングを構成する
ハウジング上カバーである。10はアルミ等の金属を基
材とし、その外周面上にセレン(Se)あるいは有機光
導電体(OPC)等の感光性受容層が薄膜上に塗布され
た感光体ベルトである。11,12は感光体ベルト支持
搬送ローラであり、これにより感光体ベルト10が垂直
平面を形成するように調帯支持し、駆動モータ(図示せ
ず)によって感光体ベルト10を矢印A方向に周回動さ
せる。また、13は現像ローラ2の前面の一成分現像装
置1″のハウジングに設けられた現像ローラ開口部であ
る。14は樹脂等からなるシッピングカバー、15は発
泡ウレタン等からなるカバー弾性部材であり、このカバ
ー弾性部材15はシッピングカバー14の内側に配設さ
れる。ここで、シッピングカバー14は、工場出荷時に
おいて、一成分現像装置1″の現像ローラ開口部13を
塞ぐためのものである。これにより、搬送中における一
成分現像装置1″の現像ローラ開口部13からのトナー
漏れ防止と現像ローラ2の表面上を保護している。
【0004】以上のように構成された従来の一成分現像
装置の現像工程について、以下その動作を説明する。ま
ず、シッピングカバー14を取り外し、一成分現像装置
1″を電子写真装置本体(図示せず)へ装着する。電子
写真装置本体に電源が投入され、印字信号とともに現像
装置駆動部(図示せず)から一成分現像装置1″に駆動
が伝達され、現像ローラ2、トナー補給ローラ3、アジ
テータ7がそれぞれ矢印B方向に回転する。アジテータ
7の回転とともにトナーがトナー補給ローラ3上まで搬
送される。トナー補給ローラ3上まで搬送されたトナー
はトナー補給ローラ3と現像ローラ2の接触により摩擦
帯電され、現像ローラ2の表面に静電気力によってトナ
ーが付着しする。このトナー層は現像ローラ2の回転に
より現像ローラ2の表面上に担持されながら現像ローラ
2とドクターブレード4の圧接部まで搬送される。搬送
されたトナー層は現像ローラ2とドクターブレード4と
の圧力で摩擦作用を受け、更に摩擦帯電が増加し均一な
薄層状態に形成される。さらに、ドクターブレード4を
通過したトナーは摩擦帯電量を保持したまま薄い層をな
して感光体ベルト10に接触位置(現像領域)まで搬送
される。この接触位置においてトナー層が感光体ベルト
10に接触する。ここで、現像ローラ2と感光体ベルト
10の間に電位差が与えられており、感光体ベルト10
上に形成されている静電潜像部にトナーが転移付着し可
視像を形成して現像工程が終了する。また、感光体ベル
ト10上に転移付着しなかったトナーは、薄層状態のま
まリカバリーシート8と現像ローラ2との間を通過し、
トナー補給ローラ3によって掻き落とされ再びトナーホ
ッパー6内に戻される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、一成分現像装置1″を工場出荷後の搬送中
や装置本体から取り出した際等に、現像ローラ開口部1
3を下にしたまま落下させると、シッピングカバー14
を装着していてもドクターブレード4からトナーが洩れ
空間部25にトナーが溜まり、装置本体へ一成分現像装
置1″を装着する時にシッピングカバー14を取り外す
とトナーが漏れて、使用者の手、衣服及び装置本体等の
周囲を汚してしまうという問題点を有していた。この原
因はトナーを充填した状態で現像ローラ開口部13を下
に向けると、トナーホッパー6内のトナー重量の殆どが
ドクターブレード4を支持しているバネ部材5への負荷
となるため、落下の衝撃とともにバネ部材5とともにド
クターブレード4が図5の矢印A方向へ持ち上げられ、
空間部25ヘトナーが洩れ出すためである。
【0006】また、このような問題を低減するために、
バネ部材5の材質や板厚を変更したり、現像ローラ2に
対するドクターブレード4の当接角度を変更しドクター
ブレード4の押圧力を高くする方法が考えられるが、現
像ローラ2の外周表面部に弾性部材(ゴム等)を使用し
ているためドクターブレード4の押圧力を高くし長期保
存すると現像ローラ2の表面にクリープ跡が顕着に現
れ、この状態で印字させると画像上に現像ローラ2の周
期でドクターブレード4の接触跡が残ってしまうという
問題点を有していた。また、ドクターブレード4にトナ
ーが詰まり、バネ部材5の押圧により、長時間放置する
と、現像ローラ2は、クリープ変形を起こしてしまう。
この状態で現像ローラ2を動作させると、画像形成され
た複写紙上に黒筋が生じたり、トナーの非供給部が生じ
て、画像形成された複写紙上に白筋が生じたりするの
で、適正な画像品質が得られず、記録特性等の信頼性に
欠けるという問題点を有していた。
【0007】ここで、現像ローラ2に対するドクターブ
レード4の押圧力に対する、現像ローラ2表面上のトナ
ー層厚と、落下試験後のトナー漏れと、現像ローラ2表
面のクリープ跡の関係の確認実験を行った。この結果を
(表1)に示す。
【0008】
【表1】
【0009】この結果から明らかなように、所定のトナ
ー層厚0.50〜0.57mg/cm2では、落下試験
後のトナー漏れが発生しており、また落下試験後のトナ
ー漏れが生じないようにドクターブレード4の押圧力を
高めるとクリープ跡が発生している。このことから、ク
リープ跡が発生しないドクターブレード4の押圧力で
は、落下によりトナーが洩れざるおえないという問題点
を有していた。
【0010】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、ドクターブレードの現像ローラへの押圧力を安定に
保ち、その結果、現像ローラの表面上にクリープ跡も残
らず、また、ドクターブレードを押し上げて一成分現像
装置の外へのトナー漏れを防止でき、一成分現像装置を
電子写真装置本体に装着する際のハンドリング性を向上
させ、周囲へのトナー飛散がない信頼性の高い,高画質
の一成分現像装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載の一成分現像装置は、感光体
面に対向した前面に開口部を有するハウジングと、ハウ
ジングの開口部に向けてハウジング内に配設され前記感
光体表面にトナーを回転搬送する現像ローラと、現像ロ
ーラの後部に配設され現像ローラにトナーを回転補給す
るトナー補給ローラと、現像ローラの上部に配設され現
像ローラにトナーを介して圧接するドクターブレード
と、トナー補給ローラにトナーを供給するトナーホッパ
ーと、トナーホッパーに配設されたアジテータと、ハウ
ジングの開口部を塞ぎ現像ローラに対向するハウジング
に脱着自在に配設されたシッピングカバーと、を備えた
一成分現像装置であって、シッピングカバーがハウジン
グに装着時に、シッピングカバーが開口部周辺の現像ロ
ーラの表面に沿接してドクターブレードを緩接し又は緩
圧接するカバー突出部と、を備えた構成を有している。
【0012】本発明の請求項2に記載の一成分現像装置
は、請求項1において、カバー突出部が形成されたシッ
ピングカバーの内側とハウジングの開口部側の現像ロー
ラとドクターブレードとの間に配設されたカバー弾性部
材を備え、カバー弾性部材が2g/cm2以下の押圧力
でドクターブレードに緩圧接している構成を有してい
る。
【0013】
【0014】
【0015】ここで、カバー突出部にシート状のカバ−
弾性部材を配設することにより、ドクターブレードや現
像ローラの表面をより確実に保護することができる。ま
た、ドクターブレードを緩圧接する押圧力は、2g/c
2以下としたが、好ましくは、0.5g/cm2以下で
ある。これにより、ドクターブレードが現像ローラにク
リープ跡をより確実に防止することができる。また、カ
バー弾性部材は、発泡ウレタン、発泡シリコン等の材料
から形成される。また、羽根部材は、摺動性樹脂である
ポリアセタール等の材料から形成される。
【0016】
【作用】この構成によって、シッピングカバーがハウジ
ングに装着されている時に、前記シッピングカバーが開
口部周辺の現像ローラの表面に沿接してドクターブレー
ドを緩接し又は緩圧接するカバー突出部を備えたことに
より、シッピングカバーに具備したカバー突出部が現像
ローラとドクターブレードの接触部を適度に押圧又は接
することにより、現像ローラに対するドクターブレード
の押圧力を安定に保て、長期保存においても現像ローラ
表面上のクリープ跡を防止できる。さらに、落下の衝撃
等においてトナーホッパー内のトナー重量の殆どがドク
ターブレードのバネ材への負荷となってもシッピングカ
バーの突出部によりドクターブレードが保持され、トナ
ーが外部に洩れ出すことを防止できるとともに、ドクタ
ーブレードのバネ部材の弾性力を安定に保つことができ
る。
【0017】また、カバー突出部を形成したシッピング
カバーの内側とハウジングの開口部側の現像ローラとド
クターブレードとの間に配設されたカバー弾性部材を備
え、カバー弾性部材が2g/cm2以下の押圧力でドク
ターブレードに緩圧接していることにより、シッピング
カバーを強度のある樹脂等で形成でき、カバー弾性部材
により、現像ローラの保護、及びドクターブレードを安
定して現像ローラに緩圧接し、クリープ跡を残さず、ト
ナー洩れ等を防止することができる。
【0018】
【0019】
【0020】このことにより、ドクターブレードが現像
ローラに対して、適度な押圧で長期間安定して保つこと
ができるため、長時間放置されても現像ローラに生じる
クリープ変形等を防止し、画像形成された複写紙に生じ
る白筋や黒筋を防いだ高画質の印字を得ることができ
る。又、ドクターブレードを支持するバネ部材の弾性力
の安定性を保つことができ、高画質の画像を得ることが
でき、信頼性を向上させることができる。
【0021】
【実施例】以下本発明の一実施例における一成分現像装
置について、図面を参照しながら説明する。
【0022】(実施例1)図1は本発明の第1実施例に
おけるシッピングカバーを装着した一成分現像装置の要
部側面断面図である。1は本発明の一成分現像装置であ
る。2は現像ローラ、3はトナー補給ローラ、4はドク
ターブレード、5はバネ部材、6はトナーホッパー、7
はアジテータ、8はリカバリーシート、13は現像ロー
ラ開口部である。これらは、従来例と同様なものなの
で、同一の符号を付して説明を省略する。従来例と異な
るのは、16の樹脂等から形成されるシッピングカバー
であり、16aのカバー突出部がシッピングカバー16
の内側に形成されている点である。また、シッピングカ
バー16の内側のカバー突出部16aに沿接して配設さ
れている17の発泡ウレタンのカバー弾性部材を設けた
点である。シッピングカバー16が一成分現像装置1の
ハウジングに装着時、シッピングカバー16の内側のカ
バー突出部16aに沿って配設したカバー弾性部材17
が現像ローラ開口部13周辺の現像ローラの表面に沿接
して、さらにドクターブレード4に圧接している。この
カバー突出部16aは、現像ローラ2の表面を損傷を防
止するとともに、カバー弾性部材17とドクターブレー
ド4及び現像ローラ2との接触を安定良く支持してい
る。これにより、シッピングカバー16は、工場出荷の
際、又は本体からこの一成分現像装置1を取り出し搬送
又は保存する際に、一成分現像装置1の現像ローラ開口
部13を塞ぎ、落下等の衝撃に備え、一成分現像装置1
内のトナー重量によりドクターブレード4及びそのバネ
部材5が持ち上げられるのを防止する。
【0023】ここで、本発明の第1実施例の一成分現像
装置1が本体装着時の感光体ベルト等の周辺の側面断面
図は従来例で示した図4と同様である。
【0024】以上のように構成された本発明の第1実施
例の一成分現像装置は従来例と同様に動作する。
【0025】(実験例1)以上のように動作する本発明
の第1実施例の一成分現像装置1において、落下衝撃実
験及び長期保存実験を行った。落下衝撃実験として、高
さ1mの所から地面に自然落下させた。また、長期保存
実験として、本発明の第1実施例の一成分現像装置1に
おいて、トナーホッパー6側を上に現像ローラ2側を下
にして、3カ月間放置した。また、本実験で、カバー弾
性部材17のドクターブレード4への押圧力を測定した
結果、0.08g/cm2であった。これは、ドクター
ブレード4が現像ローラ2を押圧する力、80〜120
g/cm2に比べると僅かな値であるため、長期保存後
の印字確認でもクリープ跡は確認されなかった。また、
現像ローラ開口部13を下に向けた落下試験において
も、トナー漏れがなく、すなわち、シッピングカバー1
6を取り外しても一成分現像装置1からのトナー飛散は
発生しなかった。また、落下衝撃実験及び長期保存実験
後、現像ローラ2を装置に取り付けて、印字試験を行っ
た。その結果、印字した複写紙には黒筋や白筋は認めら
れず、高品質の印字を行うことができた。
【0026】以上のように本実施例によれば、シッピン
グカバー16のカバー突出部16aに沿って配設したカ
バー弾性部材17が現像ローラ開口部13周辺の現像ロ
ーラ2の表面に沿接してドクターブレード4を圧接する
することにより、シッピングカバー16が一成分現像装
置1のハウジングに装着した状態では、落下等の衝撃に
よっても、一成分現像装置1内のトナーがドクターブレ
ード4を押し上げることなく、外部にトナーが洩れるこ
とを確実に防止できる。また、長時間放置した時に現像
ローラ2にクリープ跡等の発生を防止できるので、画像
形成された複写紙上の印字に対して白筋や黒筋が生じな
い。また、現像ローラ2の回転動作時にドクターブレー
ド4が設定値の接触圧力を安定して保持できるため、感
光体ベルト10の表面の静電潜像部に転移付着するトナ
ー量を安定させることができ、複写紙等への高画質の画
像形成が実現できる。
【0027】ここで、本実施例では、シッピングカバー
16は樹脂等からなる材料で形成し、シッピングカバー
16の内側にカバー弾性部材17を配設したが、シッピ
ングカバー16、特にシッピングカバー16の内側のカ
バー突出部16aを発泡ウレタン等の材料で形成するこ
とによりカバー弾性部材17の機能を兼ねることがで
き、現像ローラ2の表面を直接保護することができる。
【0028】(実施例2)以下本発明の第2実施例にお
ける一成分現像装置について、図面を参照しながら説明
する。図2は本発明の第2実施例におけるシッピングカ
バーを装着した一成分現像装置の要部側面断面図、図3
は本発明の第2実施例におけるハウジングの上カバーを
外した一成分現像装置におけるアジテータの取り付け方
法を示す要部斜視図である。1′は本発明の第2実施例
の一成分現像装置である。2は現像ローラ、3はトナー
補給ローラ、4はドクターブレード、5はバネ部材、6
はトナーホッパー、8はリカバリーシート、13は現像
ローラ開口部、16はシッピングカバー、16aはカバ
ー突出部、17はカバー弾性部材である。これらは、実
施例1と同様なものなので、同一の符号を付して説明を
省略する。実施例1と異なるのは、18のアジテータ
と、19のアジテータ18の回転軸部と、20a,20
bの回転軸部に放射状に配設された2つの矩形状の羽根
部材を設けた点である。また、ハウジングがドクターブ
レード4を支持するバネ部材5を係止するハウジングの
位置に羽根部材20aの1つに対向する突状部により、
トナーホッパー6からトナーが流出することを防止して
いる。さらに、21はアジテータ18の回転軸の端部に
設けた回転角検出部である。22は、一成分現像装置
1′の外部に配設され、アジテータ18の回転軸部19
に嵌合され、回転駆動力を伝達する回転駆動ギヤであ
る。また、23は回転駆動ギヤ22の中心軸部に貫通さ
れ、回転軸部19を嵌合する孔部であり、回転角検出部
21と嵌合する切り込み部を有する回転駆動ギヤ受け部
である。また、24は、アジテータ18の回転軸部19
の端部を外部に出すためのアジテータ開口部である。
【0029】このように、本発明の第2実施例によるア
ジテータ18の構成によって、所定の回転角の位置に合
わせると、トナー補給ローラ3上の空間部25とトナー
ホッパー6を遮断することになるため、現像ローラ開口
部13を下に向け落下させると本発明の第1実施例より
もバネ部材5に作用する負荷が軽減されるため一層の効
果があり、実験ではシッピングカバー16を取り付けな
くてもトナー漏れは発生しなかった。この第2実施例は
トナーホッパー6のトナー充填容積が拡大してもバネ部
材5への影響が変わらないため更に効果的な手段とな
る。しかしながら、現像ローラ2の外周表面保護、及
び、トナー洩れ防止等の確実性のため、シッピングカバ
ー16と併用することが好ましい。また、アジテータ1
8を所定の回転角度に設定する方法として、図3のよう
にアジテータ18の回転軸部19の回転角検出部21を
設け、アジテータ18を回転させるための回転駆動ギア
22の切欠け部を備えた回転駆動ギヤ受け部23と嵌合
することにより、一成分現像装置1′の外側からアジテ
ータ18の矩形状の回転角度を容易に判断することがで
きる。
【0030】ここで、本発明の第2実施例の一成分現像
装置1′の本体装着時の感光体ベルト10周辺の側断面
図は従来例の図4と同様なので説明を省略する。
【0031】以上のように構成された本発明の第2実施
例の一成分現像装置は従来例と同様に動作する。
【0032】(実験例2)以上のように動作する第2実
施例の一成分現像装置1′について、実験例1と同様に
落下試験、長期保存試験を行った。その結果、実験例1
と同様な効果を得ることができた。第2実施例に対して
第1実施例と同様な印字テストを行ったところ、印字し
た複写紙には黒筋や白筋は全く発生せず、高画質の印字
を行うことができた。
【0033】ここで、本実施例では本発明の第1実施例
のシッピングカバー16を併用したことにより、より確
実にトナー洩れを防止し、ドクターブレード4の押圧の
安定性を増し、及び現像ローラ2へのクリープ跡を防止
でき、高画質の印字特性を得ることができた。
【0034】以上のように本実施例によれば、アジテー
タ18に設けた羽根部材20a,20bによりトナーホ
ッパー6内のトナー重量を羽根部材20a,20bによ
り支えることができるため、落下等の衝撃や現像ローラ
を下にしたままの長期保存において、全てのトナーがド
クターブレード4に押圧力をかけることがなく、ドクタ
ーブレード4を支持するバネ部材5の弾性力の安定性を
維持し、一成分現像装置1′の外へのトナー漏れを防止
することができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明は、シッピングカバ
ーの内側に設けたカバー突出部により、カバー突出部又
はカバー突出部と現像ローラ及びドクターブレードの間
に介したカバー弾性部材が、現像ローラの表面と現像ロ
ーラとドクターブレードの接触部を一成分現像装置の現
像ローラ開口部から適度に緩圧することにより、落下等
の衝撃においてトナーホッパー内のトナー重量の殆どが
ドクターブレード及びそれを支持するバネ部材への負荷
となっても、ドクターブレードが持ち上げられず、トナ
ーが一成分現像装置から漏れ出すことを防止できるた
め、一成分現像装置を電子写真装置等の本体に装着する
際のハンドリング性を向上させ、周囲へのトナー飛散が
ない、信頼性,印字品質の高い一成分現像装置を実現す
ることができる。また、現像ローラにクリープ跡の形成
を防止でき、高画質の一成分現像装置を実現することが
できる。
【0036】また、カバー弾性部材が2g/cm2以下
の押圧力でドクターブレードに緩圧接していることによ
り、シッピングカバーを強度のある樹脂等で形成でき、
カバー弾性部材により、現像ローラの保護、及びドクタ
ーブレードを安定して現像ローラに緩圧接し、クリープ
跡を残さずにトナー洩れ等を防止することができ、信頼
性のある一成分現像装置を実現することができる。
【0037】
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるシッピングカバー
を装着した一成分現像装置の要部側面断面図
【図2】本発明の第2実施例におけるシッピングカバー
を装着した一成分現像装置の要部側面断面図
【図3】本発明の第2実施例におけるハウジングの上カ
バーを外した一成分現像装置におけるアジテータの取り
付け方法を示す要部斜視図
【図4】従来の一成分現像装置及び感光体ベルトの構成
を示す要部側面断面図
【図5】従来の一成分現像装置のシッピングカバー装着
時の要部側面断面図
【符号の説明】
1,1′,1″ 一成分現像装置 2 現像ローラ 3 トナー補給ローラ 4 ドクターブレード 5 バネ部材 6 トナーホッパー 7,18 アジテータ 8 リカバリーシート 9 ハウジング上カバー 10 感光体ベルト 11,12 感光体ベルト支持搬送ローラ 13 現像ローラ開口部 14,16 シッピンッグカバー 15,17 カバー弾性部材 16a カバー突出部 19 回転軸部 20a,20b 羽根部材 21 回転角検出部 22 回転駆動ギア 23 回転駆動ギヤ受け部 24 アジテータ開口部 25 空間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井嶋 喜明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 岸山 信雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 松尾 直樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−255879(JP,A) 特開 平7−20706(JP,A) 特開 平3−18878(JP,A) 特開 平4−93966(JP,A) 特開 昭64−80977(JP,A) 特開 昭62−178283(JP,A) 実開 平4−44651(JP,U) 実開 平4−89966(JP,U) 実開 昭62−125762(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体面に対向した前面に開口部を有する
    ハウジングと、前記ハウジングの前記開口部に向けて前
    記ハウジング内に配設され前記感光体表面にトナーを回
    転搬送する現像ローラと、前記現像ローラの後部に配設
    され前記現像ローラに前記トナーを回転し補給するトナ
    ー補給ローラと、前記現像ローラの上部に配設され前記
    現像ローラに前記トナーを介して圧接するドクターブレ
    ードと、前記トナー補給ローラにトナーを供給するトナ
    ーホッパーと、前記トナーホッパーに配設されたアジテ
    ータと、前記ハウジングの前記開口部を塞ぎ前記現像ロ
    ーラに対向する前記ハウジングに脱着自在に配設された
    シッピングカバーと、を備えた一成分現像装置であっ
    て、前記シッピングカバーが前記ハウジングに装着時
    に、前記シッピングカバーが前記開口部周辺の前記現像
    ローラの表面に沿接して前記ドクターブレードを緩接し
    又は緩圧接するカバー突出部と、を備えたことを特徴と
    する一成分現像装置。
  2. 【請求項2】前記カバー突出部が形成された前記シッピ
    ングカバーの内側と、前記ハウジングの前記開口部側の
    前記現像ローラ及び前記ドクターブレードと、の間に配
    設されたカバー弾性部材を備え、前記カバー弾性部材が
    2g/cm2以下の押圧力で前記ドクターブレードに緩
    圧接していることを特徴とする請求項1に記載の一成分
    現像装置。
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