JP3378930B2 - 温水センサ - Google Patents
温水センサInfo
- Publication number
- JP3378930B2 JP3378930B2 JP00964494A JP964494A JP3378930B2 JP 3378930 B2 JP3378930 B2 JP 3378930B2 JP 00964494 A JP00964494 A JP 00964494A JP 964494 A JP964494 A JP 964494A JP 3378930 B2 JP3378930 B2 JP 3378930B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermistor
- spacer
- resin
- hot water
- water sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーミスタを用いた温
水センサに関する。
水センサに関する。
【0002】
【従来の技術】サーミスタは、周囲の温度変化に伴って
抵抗値が変化する特性を有しており、各種の温度センサ
に用いられている。サーミスタを用いて温水の温度を測
定する従来の温水センサを図5,6に示す。
抵抗値が変化する特性を有しており、各種の温度センサ
に用いられている。サーミスタを用いて温水の温度を測
定する従来の温水センサを図5,6に示す。
【0003】従来、この種の温水センサは、図5に示す
ように、サーミスタ1から導出された2本のリード線2
a,2bにそれぞれ引出し線3a,3bをはんだ付け
し、サーミスタ1及びリード線2a,2b並びにリード
線2a,2bと引出し線3a,3bとの接続部の外周を
樹脂コート部4で樹脂被覆し、図6に示すようにこれら
を中空の金属ケース5内に組付け、樹脂6を充填してい
た。
ように、サーミスタ1から導出された2本のリード線2
a,2bにそれぞれ引出し線3a,3bをはんだ付け
し、サーミスタ1及びリード線2a,2b並びにリード
線2a,2bと引出し線3a,3bとの接続部の外周を
樹脂コート部4で樹脂被覆し、図6に示すようにこれら
を中空の金属ケース5内に組付け、樹脂6を充填してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サーミスタ
1の直径は約0.9mmであり、しかもサーミスタ1か
ら引き出されたリード線2a,2bの直径は約0.2m
mであるから、リード線2a,2bの外周を被覆してい
る樹脂コート部4の直径は約0.5mmと細く、これら
は機械的強度が弱い。
1の直径は約0.9mmであり、しかもサーミスタ1か
ら引き出されたリード線2a,2bの直径は約0.2m
mであるから、リード線2a,2bの外周を被覆してい
る樹脂コート部4の直径は約0.5mmと細く、これら
は機械的強度が弱い。
【0005】したがって、樹脂被覆されたサーミスタ1
をケース5内に組込む場合に、折損しやすく、リード線
2a,2bに断線を引起こしやすかった。
をケース5内に組込む場合に、折損しやすく、リード線
2a,2bに断線を引起こしやすかった。
【0006】また、リード線2a,2bは、中間部分が
フリーになっているため、樹脂充填時に樹脂注入圧を受
けて接触し、短絡事故を生じてしまうという欠点があっ
た。この問題点を解決するため、実開平2−67237
号では、リード線2a,2b間に絶縁部材を付加してい
るが、リード線の末端を絶縁部材を利用して該絶縁部材
に固定していないため、樹脂封止する際に、リード線2
a,2b間の間隔を押し拡げてサーミスタからのリード
線引出し端に無理な力を加えてサーミスタの封止用ガラ
スを破損させ、サーミスタの気密封止性を損なう可能性
があった。
フリーになっているため、樹脂充填時に樹脂注入圧を受
けて接触し、短絡事故を生じてしまうという欠点があっ
た。この問題点を解決するため、実開平2−67237
号では、リード線2a,2b間に絶縁部材を付加してい
るが、リード線の末端を絶縁部材を利用して該絶縁部材
に固定していないため、樹脂封止する際に、リード線2
a,2b間の間隔を押し拡げてサーミスタからのリード
線引出し端に無理な力を加えてサーミスタの封止用ガラ
スを破損させ、サーミスタの気密封止性を損なう可能性
があった。
【0007】また、サーミスタ1の外周を被覆する樹脂
6の肉厚が厚いため、サーミスタ1の熱応答性が悪いと
いう問題点があった。
6の肉厚が厚いため、サーミスタ1の熱応答性が悪いと
いう問題点があった。
【0008】本発明の目的は、機械的強度を高めた温水
センサを提供することにある。
センサを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る温水センサは、サーミスタと、スペー
サと、樹脂コート部と、ケースとを有する温水センサで
あって、サーミスタは、対をなすリード線を有し、測定
した水温の測定信号をリード線より出力するものであ
り、スペーサは、サーミスタの対をなすリード線間に挿
入される絶縁板であり、長さ方向の対向端縁に凹部とリ
ード折返部とを有し、凹部は、スペーサの長さ方向に位
置する一方の対向端縁に設けられ、対をなすリード線で
挾まれたサーミスタの端面にあてがわれ、サーミスタを
支える凹みであり、リード折返部は、スペーサの長さ方
向に位置する他方の対向端縁に対をなして設けられ、対
をなすリード線末端の折返部を緊張させて引掛ける切欠
きであり、サーミスタは、スペーサの凹部に支えられ、
スペーサの両面に分けて添せた対をなすリード線の末端
をスペーサのリード折返部に緊張させて引掛けることに
より、スペーサに取付けられたものであり、樹脂コート
部は、サーミスタとスペーサの外周を樹脂で被覆したも
のであり、ケースは、樹脂で被覆されたサーミスタとス
ペーサとを内部に収納したものである。
め、本発明に係る温水センサは、サーミスタと、スペー
サと、樹脂コート部と、ケースとを有する温水センサで
あって、サーミスタは、対をなすリード線を有し、測定
した水温の測定信号をリード線より出力するものであ
り、スペーサは、サーミスタの対をなすリード線間に挿
入される絶縁板であり、長さ方向の対向端縁に凹部とリ
ード折返部とを有し、凹部は、スペーサの長さ方向に位
置する一方の対向端縁に設けられ、対をなすリード線で
挾まれたサーミスタの端面にあてがわれ、サーミスタを
支える凹みであり、リード折返部は、スペーサの長さ方
向に位置する他方の対向端縁に対をなして設けられ、対
をなすリード線末端の折返部を緊張させて引掛ける切欠
きであり、サーミスタは、スペーサの凹部に支えられ、
スペーサの両面に分けて添せた対をなすリード線の末端
をスペーサのリード折返部に緊張させて引掛けることに
より、スペーサに取付けられたものであり、樹脂コート
部は、サーミスタとスペーサの外周を樹脂で被覆したも
のであり、ケースは、樹脂で被覆されたサーミスタとス
ペーサとを内部に収納したものである。
【0010】また、前記樹脂コート部は、アンダーコー
ト材が塗布されたスペーサとリード線との外周を樹脂で
被覆したものであり、アンダーコート材は、防水,耐水
性を付与するものである。
ト材が塗布されたスペーサとリード線との外周を樹脂で
被覆したものであり、アンダーコート材は、防水,耐水
性を付与するものである。
【0011】また、前記樹脂コート部は、サーミスタの
外形寸法に合わせて縮径した先端縮径部を有し、前記ケ
ースは、樹脂コート部の先端縮径部の外形寸法に合わせ
て縮径された先端縮径部を有するものである。
外形寸法に合わせて縮径した先端縮径部を有し、前記ケ
ースは、樹脂コート部の先端縮径部の外形寸法に合わせ
て縮径された先端縮径部を有するものである。
【0012】また、サーミスタ位置出し部を有する温水
センサであって、サーミスタ位置出し部は、ケースとス
ペーサとの嵌合部に設けられ、樹脂被覆されたサーミス
タをケースの先端縮径部内に定着させるものである。
センサであって、サーミスタ位置出し部は、ケースとス
ペーサとの嵌合部に設けられ、樹脂被覆されたサーミス
タをケースの先端縮径部内に定着させるものである。
【0013】
【作用】サーミスタの対をなすリード線間には、絶縁性
のスペーサが挿入されている。サーミスタは、スペーサ
の凹部に支えられ、スペーサの両面に分けて添せた対を
なすリード線の末端の折返部は緊張させてスペーサのリ
ード折返部に引掛けられ、サーミスタはスペーサに取付
けられる。スペーサは、機械的強度を高める芯材として
機能し、かつ、対をなすリード線間を電気的に絶縁す
る。
のスペーサが挿入されている。サーミスタは、スペーサ
の凹部に支えられ、スペーサの両面に分けて添せた対を
なすリード線の末端の折返部は緊張させてスペーサのリ
ード折返部に引掛けられ、サーミスタはスペーサに取付
けられる。スペーサは、機械的強度を高める芯材として
機能し、かつ、対をなすリード線間を電気的に絶縁す
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図により説明する。
【0015】図1において、本発明に係る温水センサ
は、サーミスタ1と、スペーサ7と、樹脂コート部4
と、ケース5とを有している。
は、サーミスタ1と、スペーサ7と、樹脂コート部4
と、ケース5とを有している。
【0016】サーミスタ1は、対をなすリード線2a,
2bを有し、測定した水温の測定信号をリード線2a,
2bより出力するものである。
2bを有し、測定した水温の測定信号をリード線2a,
2bより出力するものである。
【0017】スペーサ7は、サーミスタ1の対をなすリ
ード線2a,2b間に挿入される絶縁板である。図1に
示す実施例のスペーサ7は、例えばガラスエポキシ積層
板等からなり、厚味が0.2mmの絶縁板であり、長さ
方向の対向端縁に凹部7aとリード折返部7bとを有し
ている。凹部7aは、スペーサ7の長さ方向に位置する
一方の対向端縁7cに設けられ、対をなすリード線2
a,2bで挾まれたサーミスタ1の端面にあてがわれ、
サーミスタ1を支える凹みとなっている。リード折返部
7bは、スペーサ7の長さ方向に位置する他方の対向端
縁7dに対をなして設けられ、対をなすリード線末端の
折返部2c,2dを緊張させて引掛ける切欠きとなって
いる。
ード線2a,2b間に挿入される絶縁板である。図1に
示す実施例のスペーサ7は、例えばガラスエポキシ積層
板等からなり、厚味が0.2mmの絶縁板であり、長さ
方向の対向端縁に凹部7aとリード折返部7bとを有し
ている。凹部7aは、スペーサ7の長さ方向に位置する
一方の対向端縁7cに設けられ、対をなすリード線2
a,2bで挾まれたサーミスタ1の端面にあてがわれ、
サーミスタ1を支える凹みとなっている。リード折返部
7bは、スペーサ7の長さ方向に位置する他方の対向端
縁7dに対をなして設けられ、対をなすリード線末端の
折返部2c,2dを緊張させて引掛ける切欠きとなって
いる。
【0018】以上の構成のスペーサ7を用いて、サーミ
スタ1は、スペーサ7の凹部7aに支えられ、スペーサ
7の両面に分けて添せた対をなすリード線2a,2bの
末端折返部2c,2dをスペーサ7のリード折返部7b
に引掛けることにより、スペーサ7に取付けられる。ま
た、スペーサ7のリード折返部7bに引掛けたリード線
2a,2bの折返部2c,2dには、引出し線3a,3
bがはんだ付けられている。
スタ1は、スペーサ7の凹部7aに支えられ、スペーサ
7の両面に分けて添せた対をなすリード線2a,2bの
末端折返部2c,2dをスペーサ7のリード折返部7b
に引掛けることにより、スペーサ7に取付けられる。ま
た、スペーサ7のリード折返部7bに引掛けたリード線
2a,2bの折返部2c,2dには、引出し線3a,3
bがはんだ付けられている。
【0019】また、スペーサ7は、サーミスタ1を支え
る先端部の巾が狭くなっており、先端部と後端部との間
の段差にサーミスタ位置出部7eが設けられている。
る先端部の巾が狭くなっており、先端部と後端部との間
の段差にサーミスタ位置出部7eが設けられている。
【0020】樹脂コート部4は、サーミスタ7とスペー
サ1との外形形状に添い、スペーサ7とサーミスタ1と
を樹脂被覆しており、サーミスタ1の外形寸法に合わせ
て縮径した先端縮径部4aを有している。樹脂コート部
4には、リード線2a,2bと引出し線3a,3bとの
接続部が取り込まれて、これらも樹脂被覆される。樹脂
コート部4による樹脂被覆の際には、スペーサ7とサー
ミスタ1,リード線2a,2b,リード線2a,2bと
引出し線3a,3bの接続部に、防水及び耐水性のアン
ダーコート材が塗布される。
サ1との外形形状に添い、スペーサ7とサーミスタ1と
を樹脂被覆しており、サーミスタ1の外形寸法に合わせ
て縮径した先端縮径部4aを有している。樹脂コート部
4には、リード線2a,2bと引出し線3a,3bとの
接続部が取り込まれて、これらも樹脂被覆される。樹脂
コート部4による樹脂被覆の際には、スペーサ7とサー
ミスタ1,リード線2a,2b,リード線2a,2bと
引出し線3a,3bの接続部に、防水及び耐水性のアン
ダーコート材が塗布される。
【0021】ケース5は、樹脂被覆されたサーミスタ1
とスペーサ7とを収納したものである。図1に示すケー
スはステンレス製であり、樹脂コート部4の先端縮径部
4aの外形寸法に合わせて縮径した先端縮径部5aを有
し、先端縮径部5a内に樹脂被覆されたサーミスタ1を
収納している。また、ケース5は、先端縮径部5aから
後端部にかけてスペーサ7の外形形状に合わせて成型さ
れ、スペーサ7を樹脂被覆した樹脂コート部4がケース
5の内面に密着するようになっている。またケース5
は、先端部と後端部との間の段差にサーミスタ位置出し
部5bが設けられており、このサーミスタ位置出し部5
bをスペーサ7の位置出し部7eに位置合わせすること
により、サーミスタ1をケース5の先端縮径部5a内に
定着させるようになっている。また、ケース5には、周
面を外方向に張り出させて、抜止め用のリング溝5cが
設けられている。
とスペーサ7とを収納したものである。図1に示すケー
スはステンレス製であり、樹脂コート部4の先端縮径部
4aの外形寸法に合わせて縮径した先端縮径部5aを有
し、先端縮径部5a内に樹脂被覆されたサーミスタ1を
収納している。また、ケース5は、先端縮径部5aから
後端部にかけてスペーサ7の外形形状に合わせて成型さ
れ、スペーサ7を樹脂被覆した樹脂コート部4がケース
5の内面に密着するようになっている。またケース5
は、先端部と後端部との間の段差にサーミスタ位置出し
部5bが設けられており、このサーミスタ位置出し部5
bをスペーサ7の位置出し部7eに位置合わせすること
により、サーミスタ1をケース5の先端縮径部5a内に
定着させるようになっている。また、ケース5には、周
面を外方向に張り出させて、抜止め用のリング溝5cが
設けられている。
【0022】実施例において、本発明の温水センサを組
立てるには、まず図2に示すようにサーミスタ1の対を
なすリード線2a,2b間にスペーサ7を挿入し、スペ
ーサ7の凹部7aにサーミスタ1をあてがい、サーミス
タ1の対をなすリード線2a,2bをスペーサ7の表面
と裏面とに分けて添わせ、リード線2a,2bの末端を
スペーサ7の2つのリード折返部7bにそれぞれ別々に
緊張させて折返し、その折返部に引出し線3a,3bそ
れぞれはんだ付けする(図3参照)。
立てるには、まず図2に示すようにサーミスタ1の対を
なすリード線2a,2b間にスペーサ7を挿入し、スペ
ーサ7の凹部7aにサーミスタ1をあてがい、サーミス
タ1の対をなすリード線2a,2bをスペーサ7の表面
と裏面とに分けて添わせ、リード線2a,2bの末端を
スペーサ7の2つのリード折返部7bにそれぞれ別々に
緊張させて折返し、その折返部に引出し線3a,3bそ
れぞれはんだ付けする(図3参照)。
【0023】次に図4に示すようにサーミスタ1及びス
ペーサ7の外周を樹脂コート部4にて樹脂被覆する。
ペーサ7の外周を樹脂コート部4にて樹脂被覆する。
【0024】次に図1に示すように、樹脂被覆されたサ
ーミスタ1及びスペーサ7をケース5内に組み込む。こ
の場合、スペーサ7のサーミスタ位置出し部7eを基準
として、このサーミスタ位置出し部7eにケース5のサ
ーミスタ位置出し部5aを位置合わせし、サーミスタ1
をケース5の先端縮径部5aに定着させる。
ーミスタ1及びスペーサ7をケース5内に組み込む。こ
の場合、スペーサ7のサーミスタ位置出し部7eを基準
として、このサーミスタ位置出し部7eにケース5のサ
ーミスタ位置出し部5aを位置合わせし、サーミスタ1
をケース5の先端縮径部5aに定着させる。
【0025】図1に示すように、ケース5の開口側から
樹脂6を注入し、その一部をケース5のリング溝5b内
に充填し、ケース5の開口部を閉塞するとともに、樹脂
6の抜止めを防止する。
樹脂6を注入し、その一部をケース5のリング溝5b内
に充填し、ケース5の開口部を閉塞するとともに、樹脂
6の抜止めを防止する。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
ペーサにサーミスタを取付けているため、スペーサが芯
材として機能し、樹脂被覆されたサーミスタの機械的強
度を高めることができ、リード線の断線事故を防止でき
る。
ペーサにサーミスタを取付けているため、スペーサが芯
材として機能し、樹脂被覆されたサーミスタの機械的強
度を高めることができ、リード線の断線事故を防止でき
る。
【0027】さらに、サーミスタの対をなすリード線間
に絶縁性のスペーサを挿入しているため、リード線間を
電気的に絶縁することができ、サーミスタを樹脂被覆す
る際のリード線短絡事故を防止することができる。
に絶縁性のスペーサを挿入しているため、リード線間を
電気的に絶縁することができ、サーミスタを樹脂被覆す
る際のリード線短絡事故を防止することができる。
【0028】さらに、サーミスタの対をなすリード線の
末端は、それぞれスペーサのリード折返部に緊張して引
掛けられているため、サーミスタからのリード線引出し
端に無理な力が加わらず、サーミスタの封止用ガラスの
破損を防止でき、サーミスタの気密封止性を保持でき
る。
末端は、それぞれスペーサのリード折返部に緊張して引
掛けられているため、サーミスタからのリード線引出し
端に無理な力が加わらず、サーミスタの封止用ガラスの
破損を防止でき、サーミスタの気密封止性を保持でき
る。
【0029】また、サーミスタのリード線をスペーサの
両面に添わせているため、防水及び耐水用のアンダーコ
ート材の付き回りを良くすることができる。
両面に添わせているため、防水及び耐水用のアンダーコ
ート材の付き回りを良くすることができる。
【0030】また、サーミスタの外周を取り巻く樹脂コ
ート部及びケースは、縮径されているため、樹脂の肉厚
を薄くしてサーミスタの熱応答性を良くすることができ
る。
ート部及びケースは、縮径されているため、樹脂の肉厚
を薄くしてサーミスタの熱応答性を良くすることができ
る。
【0031】また、サーミスタ位置出し部により、サー
ミスタをケース内の位置に定着しているため、ケース内
でのサーミスタの位置決めを容易に行うことができ、し
かもケース挿入時の折損を防止できる。
ミスタをケース内の位置に定着しているため、ケース内
でのサーミスタの位置決めを容易に行うことができ、し
かもケース挿入時の折損を防止できる。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明に係る温水センサの組立順を示す断面図
である。
である。
【図3】本発明に係る温水センサの組立順を示す断面図
である。
である。
【図4】本発明に係る温水センサの組立順を示す断面図
である。
である。
【図5】従来例における樹脂コートのサーミスタを示す
断面図である。
断面図である。
【図6】従来例の温水センサを示す断面図である。
1 サーミスタ
2a,2b リード線
3a,3b 引出し線
4 樹脂コート部
5 ケース
6 樹脂
7 スペーサ
7a 凹部
7b リード折返部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G01K 7/22
G01K 1/08
Claims (4)
- 【請求項1】 サーミスタと、スペーサと、樹脂コート
部と、ケースとを有する温水センサであって、 サーミスタは、対をなすリード線を有し、測定した水温
の測定信号をリード線より出力するものであり、 スペーサは、サーミスタの対をなすリード線間に挿入さ
れる絶縁板であり、長さ方向の対向端縁に凹部とリード
折返部とを有し、 凹部は、スペーサの長さ方向に位置する一方の対向端縁
に設けられ、対をなすリード線で挾まれたサーミスタの
端面にあてがわれ、サーミスタを支える凹みであり、 リード折返部は、スペーサの長さ方向に位置する他方の
対向端縁に対をなして設けられ、対をなすリード線末端
の折返部を緊張させて引掛ける切欠きであり、 サーミスタは、スペーサの凹部に支えられ、スペーサの
両面に分けて添せた対をなすリード線の末端をスペーサ
のリード折返部に緊張させて引掛けることにより、スペ
ーサに取付けられたものであり、 樹脂コート部は、サーミスタとスペーサの外周を樹脂で
被覆したものであり、 ケースは、樹脂で被覆されたサーミスタとスペーサとを
内部に収納したものであることを特徴とする温水セン
サ。 - 【請求項2】 前記樹脂コート部は、アンダーコート材
が塗布されたスペーサとリード線との外周を樹脂で被覆
したものであり、 アンダーコート材は、防水,耐水性を付与するものであ
ることを特徴とする請求項1に記載の温水センサ。 - 【請求項3】 前記樹脂コート部は、サーミスタの外形
寸法に合わせて縮径した先端縮径部を有し、 前記ケースは、樹脂コート部の先端縮径部の外形寸法に
合わせて縮径された先端縮径部を有することを特徴とす
る請求項1又は2に記載の温水センサ。 - 【請求項4】 サーミスタ位置出し部を有する温水セン
サであって、 サーミスタ位置出し部は、ケースとスペーサとの嵌合部
に設けられ、樹脂被覆されたサーミスタをケースの先端
縮径部内に定着させるものであることを特徴とする請求
項3に記載の温水センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00964494A JP3378930B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 温水センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00964494A JP3378930B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 温水センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07218349A JPH07218349A (ja) | 1995-08-18 |
JP3378930B2 true JP3378930B2 (ja) | 2003-02-17 |
Family
ID=11725935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00964494A Expired - Fee Related JP3378930B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 温水センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3378930B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6944341B2 (ja) * | 2017-10-28 | 2021-10-06 | 株式会社立山科学センサーテクノロジー | 温度センサ及びその製造方法 |
WO2020175587A1 (ja) * | 2019-02-28 | 2020-09-03 | 株式会社村田製作所 | 温度センサおよび温度センサの製造方法 |
-
1994
- 1994-01-31 JP JP00964494A patent/JP3378930B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07218349A (ja) | 1995-08-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3378930B2 (ja) | 温水センサ | |
JP2019174135A (ja) | 温度センサ | |
JP3590157B2 (ja) | 電子体温計用プリント基板、それを用いた電子体温計、及びその製造方法 | |
JPH08219904A (ja) | サーミスタ式表面温度センサ | |
JP3559915B2 (ja) | 湿度センサ | |
JPH07239279A (ja) | 燃料温センサ | |
JP3388123B2 (ja) | 温度センサ | |
JPH0431721Y2 (ja) | ||
JP3028906U (ja) | サーミスタ温度センサ | |
JPH0328353Y2 (ja) | ||
JPH06802Y2 (ja) | サ−ミスタの組立構造 | |
JPS5932902Y2 (ja) | 測温抵抗体 | |
JPH049715Y2 (ja) | ||
JP3276196B2 (ja) | 温度センサ | |
JPH049563Y2 (ja) | ||
JP3051777B2 (ja) | 半導体圧力センサ | |
JPS64584Y2 (ja) | ||
JPH0395921U (ja) | ||
JPH019121Y2 (ja) | ||
JPS64583Y2 (ja) | ||
JPH0419498Y2 (ja) | ||
JPS6389201U (ja) | ||
JP3192204B2 (ja) | 接続装置 | |
JPH029507Y2 (ja) | ||
JPH082583Y2 (ja) | 温度センサ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |