JP3378858B2 - 有機廃棄物処理方法および設備 - Google Patents

有機廃棄物処理方法および設備

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JP3378858B2 JP2000538814A JP2000538814A JP3378858B2 JP 3378858 B2 JP3378858 B2 JP 3378858B2 JP 2000538814 A JP2000538814 A JP 2000538814A JP 2000538814 A JP2000538814 A JP 2000538814A JP 3378858 B2 JP3378858 B2 JP 3378858B2
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lane
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fermentation lane
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勇美 福永
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機物を含む下水
処理汚泥、おから等の食品汚泥、あるいは、残さ(残
飯)等の食品廃棄物(これらを総称してこの明細書では
「下水処理汚泥等の有機廃棄物」という)を、園芸、農
業に有用な有機肥料に処理するための有機廃棄物処理方
法と、該方法を実施するための設備に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近年
全国的に下水処理設備が完備し、該設備から発生する下
水処理汚泥の処理に各自治体とも苦慮しているのが現状
である。また、豆腐の製造過程で生成されるおから又は
食品加工時に発生する澱粉質等の食品汚泥、あるいはレ
ストラン等で発生する残さ等の食品廃棄物の処理も、上
記下水処理汚泥の場合と同様に各メーカあるいは自治体
を苦慮させているのが現況である。
【0003】その一方において、農業あるいは園芸等に
必要不可欠の有機肥料は、別途高価な原料を外国から輸
入等をすることによって肥料メーカが製造したものが主
流をなしているのが現状である。
【0004】本発明は、このような現況に鑑みおこなわ
れたもので、一方で不要となった有機廃棄物を、おが
屑、藁、籾殻、枝木、木皮、木材チップ、バーク、ダク
ト等あるいはこれらの中から選択された混合物からなる
炭素質基材と、有機物の醗酵分解作用を有する活性混合
微生物を利用して、有用な有機肥料に生成することがで
きる有機廃棄物処理方法および設備を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本第1の発明にかかる有
機廃棄物処理方法は、下水処理汚泥等の有機廃棄物を微
生物を使用して処理する有機廃棄物処理方法において、
以下の(a)〜(f)の工程を有することを特徴とする
有機廃棄物処理方法。 (a)上記有機廃棄物に、略等重量の、おが屑、藁、籾
殻、枝木、木皮、木材チップ、バーク等あるいはこれら
の中から選択された混合物からなる炭素質基材を加える
とともに、有機物の醗酵分解作用を有する活性混合微生
物を、下水処理汚泥等の有機廃棄物に炭素質基材を加え
たもの(実施例で被処理物と言う)1tに対して、概ね
100gの割合で添加する、 (b)上記(a)の処理がなされたものが概ね含水率7
0%程度になるよう必要に応じて水分調整をおこなう、 (c)次に、(b)の処理が完了したものを、深さが2
〜3m程度の醗酵レーンに醗酵時の内部温度が概ね65
〜85℃になる深さに堆積するとともに、上記堆積した
内部に充分酸素が供給されるよう堆積した内部にエアー
レーションを(e)の醗酵処理が完了するまでおこな
う、 (d)上記醗酵レーン内に堆積されたものの湿度が概ね
含水率70%程度を維持するよう水分調整をおこなうと
ともに、概ね1日に1〜2回の割合で、醗酵レーンの底
部から表面まで充分に攪拌されるよう、切り返し作業を
おこなう、 (e)上記(d)の工程を醗酵が完了する略2ケ月間お
こなう、 (f)醗酵が完了すると、上記醗酵レーンから取り出
し、熟成ヤードにおいて、さらに、略2ケ月間にわたり
含水率50〜65%程度を維持しつつ10〜20日に1
回の割合で切り返し作業を付与しながら熟成する。
【0006】しかして、この有機廃棄物処理方法によれ
ば、汚泥に炭素質基材と活性混合微生物を加え且つ水分
調整されたものを、醗酵レーンに、上記深さになるよう
堆積すれば、その中に空気が強制的に供給されて、有機
分解が時間の経過とともに、促進される。そして、その
ような状態において、概ね1日に1〜2回の割合で、切
り返し作業をおこなって、醗酵レーンの底部と表面まで
充分に攪拌して、堆積したものを充分に大気と接触させ
て有機分解を促進するとともに、醗酵が底部と表面等各
部において均等に促進されるようにする。そして、好ま
しくは、この切り返し作業中に水等を散布して水分調整
すると、各部分へ均等な含水率の調整をおこなうことが
できる。そして、このような水分調整と切り返し作業を
略2ケ月間おこなうことによって、下水処理汚泥等の有
機廃棄物と炭素質基材が、活性混合微生物によって完全
に有機分解される。次に、上記有機分解されたものを、
熟成ヤードにおいて、略2ケ月間上記含水率を維持しつ
つ且つ上記割合で切り返し作業をおこなうことによっ
て、熟成がなされ、園芸あるいは農業用として有用な有
機肥料が生成される。
【0007】また、本第2の発明にかかる有機廃棄物処
理設備は、下水処理汚泥等の有機廃棄物を微生物を使用
して処理する有機廃棄物処理設備であって、この設備
が、長手方向に延びる左右一対の壁面によって構成され
る醗酵レーンと、この醗酵レーンの左右一対の壁面上部
に長手方向に沿って配設された走行レールと、前記醗酵
レーンの床面および壁面あるいはそのいずれかから空気
を吹き出すエアーレーション設備と、上記走行レール上
を走行しながら醗酵レーンの底部から表面まで充分に攪
拌しながらレーンの先端方に先送りする切り返し装置
と、上記醗酵レーンの基端方部もしくはその近傍に設け
られた汚泥搬入ヤードと、上記醗酵レーンの先端方部も
しくはその近傍に設けられた熟成ヤードと、上記汚泥搬
入ヤード、醗酵レーンおよび熟成ヤードに設けられた散
水装置を具備することを特徴とする。
【0008】また、本第3の発明にかかる別の有機廃棄
物処理設備は、下水処理汚泥等の有機廃棄物を微生物を
使用して処理する有機廃棄物処理設備であって、この設
備が、長手方向に延びる各左右一対の壁面によって構成
される複数列の醗酵レーンと、この複数列の醗酵レーン
の右端と左端の壁面上部に長手方向に沿って配設された
走行レールと、この走行レール上を自走し該走行レール
に直交する方向に延設された横行レールを備えた走行桁
装置と、前記醗酵レーンの床面および壁面あるいはその
いずれかから空気を吹き出すエアーレーション設備と、
上記移動桁装置の横行レール上に横行自在に配置され該
移動桁装置の走行によって、醗酵レーンの底部から表面
まで充分に攪拌しながら該醗酵レーンの先端方に先送り
して醗酵レーン内の堆積されたものを切り返し、一つの
醗酵レーンの切り返しが終了するとその側方の醗酵レー
ンに横行しそこの醗酵レーンで同様の切り返しをおこな
う切り返し装置と、上記醗酵レーンの基端方部もしくは
その近傍に設けられた汚泥搬入ヤードと、上記醗酵レー
ンの先端方部もしくはその近傍に設けられた熟成ヤード
と、上記汚泥搬入ヤード、醗酵レーンおよび熟成ヤード
に設けられた散水装置を具備することを特徴とする。
【0009】しかして、上記第2あるいは第3の有機廃
棄物処理設備によれば、上述した本発明にかかる有機廃
棄物処理方法を実施することが可能となる。即ち、醗酵
レーンの基端方部に、炭素質基材を敷いて、その上に下
水処理汚泥等の有機廃棄物を空け、そこに活性混合微生
物を添加したものを散水装置によって水分調整して、シ
ョベルローダあるいはクレーンのバケット等を使用して
醗酵レーンに投入すると、醗酵レーンの底面および壁面
あるいはそのいずれかから空気が供給されて、該醗酵レ
ーンにおいて活性混合微生物の有機分解が始まる。そし
て、1日に1〜2回の割合で切り返し装置を稼働させ
て、底部から表面のものが切り返すとともに、醗酵レー
ン中を先送りする。つまり、順次、醗酵レーンの先端方
に切り返されながら送られる。そして、この醗酵レーン
においても、上述した湿度が維持されるように散水装置
によって水が散布される。このように、略2ケ月にわた
って上記切り返し装置によって切り返しと先送りがおこ
なわれると、上記活性混合微生物によって下水処理汚泥
等の有機廃棄物および炭素質基材は完全に有機分解され
た状態となって、醗酵レーンから取り出される。そし
て、醗酵レーンの先端方部の熟成ヤードに取り出され
て、ここで散水装置によって上述した含水率を維持する
よう水分調整がなされ、略2ケ月かけて、熟成され、有
用な有機肥料が生成される。
【0010】また、上記第1の発明にかかる有機廃棄物
処理方法において、醗酵レーンでの切り返し作業が、切
り返し装置によっておこなわれ、且つこの切り返し作業
が、前記醗酵レーンの先端方への先送りを伴う攪拌作業
であると、醗酵レーンを先送りされる量と醗酵程度が比
例し、醗酵レーンの先端まで先送りされると有機分解、
つまり醗酵が完了しているように構成することができ、
有機廃棄物の連続処理を実施することができる。
【0011】さらに、第1の発明にかかる有機廃棄物処
理方法において、前記(a)の工程が、有機廃棄物と略
等重量の前記炭素質基材を敷きつめ、この上に有機廃棄
物を略均等になるよう加え、それらに前記活性混合微生
物を添加する手順でおこなわれると、下水処理汚泥等の
有機廃棄物が流体状のものでも、床面を汚すことなく、
且つ醗酵レーンへの搬送がショベルローダあるいはクレ
ーン等のバケットを用いておこない易くなる。つまり、
機械処理がし易くなる上で好ましい構成となる。
【0012】さらに、第1の発明にかかる有機廃棄物処
理方法の、(f)の熟成ヤードにおいて、醗酵完了した
ものが山積み状に積み上げた状態で、10〜20日に1
回の割合で切り返し作業を付与しながら熟成すると、略
2ケ月間で、良質の有機肥料を生成することができる。
【0013】また、上記第2の発明にかかる有機廃棄物
処理設備において、前記切り返し装置が、(a)醗酵レ
ーンの底部近傍に該レーンの両側に少なくとも一対設け
られた下端スプロケットと、醗酵レーンの上端部近傍に
該レーンの両側に上記下端スプロケットに対応して設け
られた上端スプロケットと、該一対の下端スプロケット
とこれに対応する上端スプロケット間に無端状に配設さ
れた桟付搬送帯状体と、からなる切り返し機構と、
(b)上記切り返し機構を支持するフレームと、(c)
上記フレーム下部に配設され前記走行レール上を走行す
る車輪と、(d)この装置を醗酵レーンの長手方向に駆
動する駆動装置と、から構成されていると、醗酵レーン
内での切り返し作業と先送り作業をおこなう上で優れた
構成となる。
【0014】さらに、上記有機廃棄物処理設備におい
て、前記醗酵レーンが複数列設けられ、これらの各レー
ンの基端部にこれらのレーンに直交する方向に走行し、
上方に前記走行レールの幅と同じ幅を該走行レールと同
じ方向に有し前記切り返し装置を載置する載置部を具備
したトラバーサ装置が設けられていると、切り返し作業
に要する時間に鑑みて、切り返し装置の稼働率が上が
り、非常に効率的な有機廃棄物処理設備となる。
【0015】また、上記第3の発明にかかる有機廃棄物
処理設備において、前記切り返し装置が、(a)醗酵レ
ーンの底部近傍に該レーンの両側に少なくとも一対設け
られた下端スプロケットと、醗酵レーンの上端部近傍に
該レーンの両側に上記下端スプロケットに対応して設け
られた上端スプロケットと、該一対の下端スプロケット
とこれに対応する上端スプロケット間に無端状に配設さ
れた桟付搬送帯状体と、からなる切り返し機構と、
(b)上記切り返し機構を支持するフレームと、(c)
上記フレームおよび切り返し機構の先端が、上記醗酵レ
ーンの床面近傍から前記壁面より上方の位置まで昇降さ
せる昇降装置と、からなることに起因して、醗酵レーン
の基端方にトラバーサ装置が横行しないため、作業線が
平面的に干渉することなく効率の高い設備となり、また
自動運転をおこなう場合に最適な構成を提供することに
なる。
【0016】さらに、上記有機廃棄物処理設備の、有機
廃棄物処理設備が、前記走行桁装置と前記切り返し装置
を自動運転可能な制御装置を有し、この制御装置が、切
り返し装置を醗酵レーンの真上まで横行レール上を移動
させ、この位置で、前記昇降装置を作動させて切り返し
装置の先端が醗酵レーンの床面近傍に位置するように
し、次に走行桁装置を走行レール上を移動させて醗酵レ
ーンの端から端まで切り返し作業をおこなわせ、次に上
記昇降装置を作動させて切り返し装置の先端が壁面の上
方に位置するようにし、次に切り返し装置を側方の醗酵
レーンの真上まで横行レール上を移動させ、その位置
で、前記昇降装置を作動させて切り返し装置の先端が醗
酵レーンの床面近傍に位置するようにし、次に走行桁装
置を走行レール上を移動させて醗酵レーンの端から端ま
で切り返し作業をおこなわせる、上記一連の動作を、全
ての醗酵レーンの切り返し作業が完了するまで、自動的
に行わせると、大幅に省力化が達成できる設備となり、
請求項1記載の有機廃棄物処理方法を安価に実施するこ
とができる。
【0017】さらに、上記有機廃棄物処理設備の、有機
廃棄物処理設備が、前記エアーレーション設備と散水装
置を自動運転可能な制御装置と、前記醗酵レーン中の酸
素量を検出する酸素検出センサーと、該醗酵レーン中の
湿度を検出する湿度センサーとを有し、この制御装置
が、上記湿度センサーが所定の湿度より低くなると散水
装置を所定時間作動し、且つ酸素検出センサーが所定の
酸素含有値より低くなるとエアーレーション設備を作動
させるよう自動制御を行わせると、上記第1の発明にか
かる有機廃棄物処理方法がより均質に実施でき、しかも
完全無人化で請求項1記載の有機廃棄物処理方法が実施
でき、且つ安価に実施することができることになる。上
記有機廃棄物処理設備において、前記熟成ヤードの先端
方に、熟成して生成された有機肥料を所定の粗さに形成
する篩い装置と、この篩い装置先端方に、袋詰め装置が
配設されていると、下水処理汚泥等の有機廃棄物の搬入
から、袋詰めされた製品としての有機肥料まで、一貫し
た有機廃棄物処理設備を構築することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる有機廃棄物
処理方法とその方法を実施する設備について、図面を参
照しながら説明する。
【0019】図1において、1は長さが45mの醗酵レ
ーンで、この実施例では醗酵レーン1は、10列(レー
ン)並設されている。この醗酵レーン1は、図2に図示
するように、両側に壁面1aが形成され、断面が箱樋形
になり、且つ、該醗酵レーン1の幅、つまり両側の壁面
1a間の有効幅は、本実施例の場合、約3mで、有効深
さは約2mとなっている。そして、図2に拡大して図示
するように、上記醗酵レーン1の床面1bは平面状で、
該床面1bには、図1に図示するように、各醗酵レーン
1を横切るように溝が形成され、図2に拡大して図示す
るように、この溝内に、100φの塩化ビニール製の所
謂「塩ビ管」10が埋設されている。この「塩ビ管」の
表面には、複数の吹き出し穴が形成され、基端部に設け
られた送風装置11から、外気が圧送されるよう構成さ
れて、エアーレーション設備を形成している。この実施
例の場合、約0.5気圧に加圧した空気が供給される。
なお、図示しないが、上記「塩ビ管」は、床面の他に
も、上記壁面にも埋設されてよく、あるいは床面に代え
て壁面にのみ埋設されて醗酵レーンの両側方から空気を
噴出するような構成であってもよい。また、上記壁面1
aの上端には、醗酵レーン1に沿って、走行レール2が
配設され、この走行レール2上には、図3,図4に図示
する切り返し装置Mが走行可能に構成されている。この
切り返し装置Mは、図1に図示するように、各醗酵レー
ン1を選択的に走行できるよう、上記醗酵レーン1の基
端方部に、該レーン1に直交するよう走行レール13が
埋設され、この走行レール13上を電動自走式のトラバ
ーサ14が各醗酵レーン1に上記切り返し装置Mを運搬
できるよう構成されている。つまり、このトラバーサ1
4の上端には、上記走行レール2と、一致するように、
同じ幅で同じ高さにレール14aが配設され、このレー
ル14a上に切り返し装置Mを一時的に搭載して、1つ
の醗酵レーン1から収容して並設されている他の醗酵レ
ーン1に切り返し装置Mを搬送する。ところで、上記切
り返し装置Mは、図3,図4に図示するように、箱形に
組まれたフレーム20の両側部に、腕部材21が枢支軸
21Aを中心に揺動可能に対になって取着されている。
そして、この各腕部材21の両端(上端と下端)には、
スプロケットが対になってそれぞれ回転可能に配設さ
れ、この両端のスプロケットには、左右それぞれチェー
ン23が無端状に回転可能に配設されている。そして、
左右のチェーン23間には、細幅のスラット板24があ
たかもスラットコンベヤの搬送帯の如く連続して配設さ
れ、且つ、このスラット板24の表面には、それぞれ掻
き板25が立設されている。そして、腕部材21の上側
のスプロケットの軸は、フレーム20上端に配設されて
いる電動モータ26とチェーン27及びスプロケットを
介して連結され、該電動モータ26によって上記スラッ
トコンベヤの搬送帯の如き、スラット板24が腕部材2
1の上側と下側のスプロケット間を回転するよう構成さ
れている。また、上記腕部材21の中程には、基端が電
動機22側のスプロケット28に巻装されたチェーン2
8aの一端が取着され、このチェーン28aを伸縮させ
ることによって、所望の位置に上記腕部材21の先端を
下げることができるよう構成されている。また、上記フ
レーム20の下端の四隅には、走行用の車輪29が配設
され、先端側(図4において左端側)の車輪29がフレ
ーム20上端に配設された電動モータ30によって駆動
されるよう構成されている。つまり、この電動モータ3
0によって、切り返し装置Mが走行レール2上を走行で
きるよう構成されている。この実施例の場合には、この
切り返し装置Mの走行速度は、毎分1mに設定されてい
る。
【0020】ところで、上記醗酵レーン1の基端方部、
つまり、図1において上端の部分には、前醗酵レーン1
にわたって形成された汚泥搬入ヤード9が形成されてい
る。この汚泥搬入ヤード9は、下水処理汚泥等の有機廃
棄物を積載した車両が通行できる道路と接続され、床面
はコンクリート製の平面で構成されている。一方、上記
醗酵レーン1の先端方部、つまり、図1において下方の
部分には、10m程度隔てて、隔壁40が形成され、こ
の隔壁40の一方、図1において隔壁40の左側の部位
に、熟成ヤード3が配置されている。そして、この実施
例では、熟成ヤード3は、グランドレベルの平坦な床面
上に形成されている。
【0021】また、上記隔壁40の反対側、つまり、図
1において右側の部位には、熟成し終えた、つまり生成
された有機肥料が一時的に貯蔵されるストックヤード4
が形成されている。
【0022】そして、上記ストックヤード4に隣接し
て、生成された有機肥料を、所望の粗さに生成するため
の、図5に示す篩い装置5が配設され、ホッパー51の
底部から延設されたベルトコンベヤ52,53によっ
て、周囲に所定粗さの金網が円筒状に張られた篩いケー
ジ54に、上記ストックヤード4の有機肥料が供給さ
れ、下方に所望の粗さに生成された有機肥料が落下する
よう構成されている。そして、この実施例では、上記篩
いケージ54の上方には平行軸状の回転軸55aが配設
され、この回転軸55aに適宜間隔で細幅状のゴム板5
5bの一端が固着され、その先端が上記篩いケージ54
の金網部分での有機肥料の目詰まりを防止すべく該金網
部分を叩くように構成されている。
【0023】そして、図1において、上記篩い装置5の
下方には、所望の粗さに生成された有機肥料を、自動的
に、ビニール袋に袋詰めして、パレット上にパレタイズ
する袋詰め装置6が設けられている。この袋詰め装置6
は、図6に図示するように、ホッパー61の底部から延
設されたベルトコンベヤ62,63によって、下方に周
知の縦型の包装装置64の供給口(図示せず)に供給さ
れ、この包装装置64で袋詰めされた有機肥料は、ベル
トコンベヤ69(ベルトコンベヤ63の下方に隠れてい
る)およびスラットコンベヤ65によって、待機ステシ
ョン66まで搬送され、この待機ステーション66か
ら、パレタイジング用の多関節型ロボット67によっ
て、隣接するパレット68上に所定量積み上げられるよ
う構成されている。
【0024】また、上記ホッパー51及びホッパー61
は、上方がホイールローダのバケットからの投入が可能
なように大きな開口部を有し、下端の後続のコンベヤに
向けて空けられた開口部には、粒状の有機肥料が詰まる
ことがないように、図7に図示する如き、強制的に有機
肥料を切り出す切り出し装置69が配設されている。即
ち、この切り出し装置69は、プロペラ状の切り出し羽
根69aと、この切り出し羽根69aを回転自在に支持
する枢支軸69bと、この枢支軸69bは駆動チェーン
69cを介して、それぞれ後続のコンベヤ52あるいは
62の駆動軸に接続され、駆動されるよう構成されてい
る。
【0025】しかして、このように構成される有機廃棄
物処理設備を使用して、以下の如く有機廃棄物処理方法
を実施することができる。即ち、下水処理汚泥等の有機
廃棄物を搭載した車両(トラック)が到着する前に、汚
泥搬入ヤード9にそのトラックに積載されている有機廃
棄物の量と等量(重量比において等量)のおが屑、藁、
籾殻、枝木、木皮、木材チップ、バーク等あるいはこれ
らの中から選択された混合物からなる炭素質基材を略フ
ラットな状態に敷きつめておく。この炭素質基材には、
活性混合微生物((株)福永微生物研究所(所在地 兵
庫県姫路市船津町2705番地)において入手)を被処
理物1tに対して概ね100gの割合で添加しておく。
なお、この活性混合微生物の組成の分析例を本明細書の
本項の末尾に記載した。そして、有機廃棄物を搭載した
車両は、上記炭素質基材の上に拡げるような状態で、有
機廃棄物を排出する。次に、ショベルローダ等(クレー
ンのバケット等の他の装置であってもよい)のバケット
を使用して、上記炭素質基材と有機廃棄物及び活性混合
微生物が概ね均等に存在するように掻き混ぜ、しかる
後、全体の含水率が略65〜75%(好ましくは70
%)になるよう水を散布して、水分調整をおこなう。そ
して、このように前処理したものを、基端部が空いてい
る醗酵レーン1に上記ショベルローダ等のバケットを使
用して投入する。そして、醗酵レーン1に投入される
と、底面方からエアレーション設備により新鮮な空気
が、上記炭素質基材と有機廃棄物及び活性混合微生物が
掻き混ぜられたもの(被処理物という)の中に供給され
る。そして、この実施例の場合、1日に1回の割合で、
上述した切り返し装置Mが、新鮮な空気と接触するよ
う、且つ醗酵レーン1の底部のものから表面にあるもの
までが切り返されるよう、作業員の遠隔操作によって、
切り返し処理する。このように被処理物を切り返し処理
する際に、上記切り返し装置Mは、被処理物を醗酵レー
ン1の先端方側に1〜2m程度搬送する。そして、醗酵
レーン1中で上記活性混合微生物が醗酵作用を奏する状
態では、該醗酵レーン1の内部では、概ね75〜85℃
程度の温度となっている。つまり、被処理物の厚みが、
醗酵処理中に内部の上記温度になるように設定すること
が要求される。また、醗酵作用の熱によって、水分が蒸
発するため、被処理物の含水率が常に65〜75%(望
ましくは70%)になるよう、水を噴霧して水分調整が
なされる。この水分調整は、噴霧ノズルを配置すること
によって噴霧するように構成してもよく、あるいは上記
切り返し装置Mに噴霧ノズルと水タンク(あるいは水源
とホース等の配管により接続して供給してもよい)を設
けることによってもよい。そして、上述のように、エア
レーションと水分調整及び切り返し処理をおこなって、
略2ケ月、この醗酵レーン1で醗酵処理される。この
間、活性混合微生物が、有機廃棄物および炭素質基材
を、有用な有機物に分解処理する。そして、この実施例
の場合、上述した45mの長さの醗酵レーン1の先端に
被処理物が、略2ケ月かけて上記切り返し装置Mによっ
て先送りされる。それ自体悪臭がしていた有機廃棄物
も、上記醗酵レーン1において、この活性混合微生物が
有機分解するため、全くと言えるほど悪臭を放つことは
ない。そして、醗酵レーン1の先端に送られてきた、醗
酵処理が完了した被処理物は、ショベルローダによっ
て、熟成ヤード3に搬送され、この熟成ヤード3におい
て、略50〜65%(望ましくは60%程度)になるよ
うに水分調整がおこなわれるとともに、10〜20日に
一回の割合でショベルローダによる切り返し作業がおこ
なわれる。そして、この熟成ヤード3において、熟成さ
れることによって、農業あるいは園芸用として使用でき
る有機肥料となる。そして、このように、有機肥料に生
成された被処理物は、隣接するストックヤード4に、シ
ョベルローダ等の搬送装置によって、搬送され、ここで
貯蔵される。ところで、この有機廃棄物処理設備では、
園芸あるいは農業において、適正な性能が発揮できるよ
う、上述した篩い装置5によって、その用途にあった所
定のメッシュ(粒状)に処理される。つまり、ストック
ヤード4に貯蔵されている有機肥料は、ショベルローダ
によって、篩い装置5のホッパー51に投入すると、こ
こからベルトコンベヤ52,53によって、篩いケージ
54に供給され、所望の粒度に処理されて下方に落下す
る。次に、この落下した有機肥料を、ショベルローダに
よって、袋詰め装置6のホッパー61に投入すると、ベ
ルトコンベヤ62,63によって、包装装置64の供給
口に搬送され、ここで袋詰めされる。そして、袋詰めさ
れた有機肥料は、ベルトコンベヤ64,スラットコンベ
ヤ65によって、待機ステーション66まで搬送され、
続いて、多関節型ロボット67によって、隣接して配置
されたパレット上に積み上げられて、出荷待ちの状態と
なる。
【0026】ところで、上述した実施例の切り返し装置
Mに代えて、トラバーサ14が不要な、つまり、各醗酵
レーン1間を横行可能に切り返し装置を配置すると、醗
酵レーン1の基端方部の汚泥搬入ヤード9から醗酵レー
ン1に至る作業線がトラバーサ14の走行軌跡と干渉す
ることがないため、作業の自由度が増すとともに、作業
性が向上し、また作業安全性も向上させることができ
る。また、切り返し作業の無人化運転を促進することも
可能となる。即ち、図8〜図10に基づいて説明する
と、この実施例では、走行レール2は、複数列ある醗酵
レーン1のうち、それらの最右端の右側の壁面1aと最
左端の左側の壁面1aの上端に、各1本左右に対になっ
て配設されている。そして、これらの壁面1aの間に
は、自走式の走行桁装置100が、該壁面1a上の走行
レール2上を醗酵レーン1の長手方向(図8の矢印X参
照)に沿って走行可能に配設されている。そして、この
この走行桁装置100には、各醗酵レーン1を横切る方
向、つまり、上記走行レール2と直交する方向に、横行
レール101が一対配設され、この横行レール101上
には、切り返し装置Mが横行自在に配置されている。即
ち、この切り返し装置Mは、切り返し装置Mに配設され
た横行用の電動モータ130によって、上記横行レール
101上を、各醗酵レーン1を横切る方向に走行するよ
う構成されている。この切り返し装置M自体は、上述し
た図3、4に記載されているものと、電動モータ30が
電動モータ130に代わっている点を除いて、基本的に
同じ構成を具備するものが使用されている。図3、図4
と同じ構成については図8〜図10に同じ番号を付して
いる。また、図示しないが、上記走行桁装置100は、
上記切り返し装置Mの横行動作を邪魔しない箇所に、上
記走行レール2上を走行するための電動駆動装置が配設
されている。そして、上記の如く構成された走行桁装置
100と切り返し装置Mは、制御装置(図示せず)と接
続することによって、以下のように自動運転することが
できる。具体的には、図11のフローチャートに図示す
るように、開始釦をONにすると、制御装置が働き、ま
ず、走行桁装置100および切り返し装置Mが、初期ポ
ジションに位置するか否かチェックする。つまり、最初
の醗酵レーン1の先端に走行桁装置100が、そしてそ
の走行桁装置100の右端(あるいは左端)に切り返し
装置Mが位置しているか否かチェックする。そして、初
期ポジションに走行桁装置100および切り返し装置M
が位置していると、切り返し装置Mの電動モータ22が
作動して、腕部材21の先端を醗酵レーン1の床近傍に
降ろす。次に、電動モータ26が作動して、スラット板
24が腕部材21の上側と下側のスプロケット間を回転
するととともに、図示しない走行桁装置100の電動駆
動装置の電動モータが作動して、該走行桁装置100が
走行レール2に沿って走行を開始する。そして、制御装
置は、走行桁装置100が当該醗酵レーン1の基端まで
走行するとそれを検出して、上記走行桁装置100の走
行を停止するとともに、上記電動モータ26を停止さ
せ、次に上記電動モータ22を作動させて、腕部材21
の先端を上方に持ち上げ、水平にする。そして、電動モ
ータ130を作動させて切り返し装置Mを横方向に横行
させて次の醗酵レーン1上に切り返し装置Mを移動させ
るとともに、上記走行桁装置100を醗酵レーン1の先
端まで復帰させる。そして、この醗酵レーン1でも上記
同様の切り返し作業をおこない、該醗酵レーン1での切
り返し作業が完了すると、さらに次の醗酵レーン1に移
動し、同様の作業をおこなう。そして、上記動作を繰り
返して、最終的に、全ての醗酵レーン1の切り返し作業
を終了すると、走行桁装置100および切り返し装置M
は最初のポジション(別に待機ポジションが設定されて
いる場合にはその待機ポジション)の戻って、次の切り
返し作業まで待機する。
【0027】そして、この走行桁装置100および切り
返し装置Mととともに、上記エアーレーション設備およ
び散水装置を制御装置に接続し、且つ、醗酵レーン1内
に湿度センサーおよび酸素検出センサーを配置してこれ
らと制御装置とを接続することによって、上述した走行
桁装置100および切り返し装置Mの自動運転に加え
て、湿度センサーが水分の不足を検出すると散水装置を
ONにして水分を噴霧して水分調整をおこない、また、
堆積した内部が酸素不足になっているときには上記エア
ーレーション設備をONにして新鮮な空気を供給して酸
素調整をおこなうよう構成すると、完全自動化の有機廃
棄物処理設備とすることができる。
【0028】しかして、上述した有機廃棄物処理方法お
よび設備によれば、活性混合微生物による有機醗酵分解
作用を利用する際、醗酵に必要な温度条件を、被処理物
を上述のような深さに堆積することによって、醗酵時に
生じる熱を有効に利用するため、いかなる熱源も必要と
しない。つまり、エネルギー的には、エアレーションの
ための動力と、切り返しのための動力さえ、供給すれ
ば、従来廃棄に苦慮していた下水処理汚泥等の有機廃棄
物と、木材加工によってあるいは古木処理によって生じ
るチップとを、植物の育成に必要な有機肥料に変換する
ことができる。また、基部が空いている醗酵レーンに順
次新たな被処理物を投入してゆくと、醗酵レーンの先端
から有機醗酵分解されたものが順次生成されるという、
連続処理が行われるため、1醗酵レーンにつき1月当た
り100t程度の有機廃棄物を処理することが可能とな
る。 表 1 [細菌分離用培地:肉汁寒天培地] 肉エキス 10g ペプトン 10g 塩化ナトリウム 5g 寒 天 20g 蒸 留 水 1000ml 培地pH 7.2 [カビ分離用培地:麦芽エキス寒天培地] 麦芽エキス 20g D−グルコース 20g ペプトン 1g 寒 天 20g 蒸 留 水 1000ml [放線菌分離用培地:蔗糖・硝酸寒天培地] 蔗糖 30g NaNO3 2g K2HPO4 1g MgSO4・7H2O 0.5g 塩化カリウム 0.5g FeSO4・7H2O 0.01g 寒 天 20g 蒸 留 水 1000ml 培地pH 7.0〜7.3 [酵母分離用培地:MY培地] ペプトン 5g 酵母エキス 3g 麦芽エキス 3g D−グルコース 10g 蒸 留 水 1000ml そして、段階希釈法によりシャーレ中に出現したコロニ
ーを釣菌して、それらを同定用の試験菌株とした。
【0029】なお、細菌、カビ、放線菌および酵母の菌
種の同定にあたっては、表2に記載の分類書に従って、
菌種の同定を行った。 表 2 細菌: Bergey′s Manual of Determinative Bacterio
logy (第8版、第9版) 酵母: The yeasts a taxonomic study (Kreger-van
Rij) カビ/放線菌: The Fungi IVA、The Fungi IVB、菌類
図鑑(上)、菌類図鑑(下)、微生物の分類と同定 上記手順を踏んで分離および同定された活性混合微生物
に含まれる細菌、カビ、放線菌および酵母の主要菌種
を、以下の表3に例示した。 表 3 細菌: Bacillus subtilis Bacillus stearothermophilus Clostridium thermocellum カビ: Aspergillus oryzae Aspergillus niger Aspergillus fumigatus Chaetomium thermophile Humicola lanuginosa Rhizopus javanicus 酵母: Candida glabrata Debaryomyces hansenii Hansenula anomala Pichia membranaefaciens Rhodotorula glutinis Saccharomyces cerevisiae 放線菌: Actinobifida dichotom Streptomyces griseus Streptomyces thermophilus Thermoactinomyces vulgaris Thermomonospora glaucus
【0030】
【発明の効果】本発明にかかる有機廃棄物処理方法およ
び設備によれば、処理に苦慮している下水処理汚泥ある
いは食品廃棄物を、さらに、材木加工工場あるいは古木
処理によって発生するチップ等を、外部に悪臭および廃
液等を全く排出することなく、且つ、全体で4ケ月とい
う短期間で、且つ熱源を必要とせず醗酵分解処理して、
農業、園芸に有用な有機肥料を生成することがことがで
きる。つまり、廃棄処理が難しく、各自治体あるいはメ
ーカによって、悩みの種となっている下水処理汚泥ある
いは食品廃棄物などの有機廃棄物に、メーカあるいは古
木処理業者とって焼却処理するしか無かった炭素質基材
を添加するとともに、活性混合微生物を添加することに
よって、省エネルギーのもとで、比較的狭いスペースを
用いて、短時間で、極めて合理的に、農業および園芸等
に有用な有機肥料を生成することができる。
【0031】また、上記有機廃棄物処理設備によれば、
有機廃棄物処理方法を完全自動化することもでき、ごく
僅かな管理者のみで、極めて合理的に、農業および園芸
等に有用な有機肥料を生成することができる。 [図面の簡単な説明]
【図1】 本発明にかかる有機廃棄物処理設備の配置構
成を示す平面図である。
【図2】 醗酵レーンの構成を示す図1のI−I矢視方
向から見た拡大図である。
【図3】 図1に示す有機廃棄物処理設備で使用する切
り返し装置の構成を示す側面図である。
【図4】 図3に示し切り返し装置の平面構成を示す図
3のII−II矢視図である。
【図5】 図1に示す生成された有機肥料を所定の粗さ
(粒度)に生成する篩い装置の構成を示す斜視図であ
る。
【図6】 袋詰め装置とパレタイザーの構成を示す平面
図である。
【図7】 ホッパーの下端に配設される切り出し装置の
構成を示す斜視図である。
【図8】 別の実施例にかかる有機廃棄物処理設備の醗
酵レーン部分の要部の構成を示す斜視図である。
【図9】 図8に示す切り返し装置部分の構成を示す平
面図である。
【図10】 図8に示す切り返し装置部分の構成を示す
側面図である。
【図11】 図8に示す有機廃棄物処理設備の制御装置
の自動制御プロセスを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…醗酵レーン 3…熟成ヤード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C05F 17/00 C05F 17/02 17/02 B09B 3/00 A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 3/00 C02F 11/02 C05F 3/00 - 17/02

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下水処理汚泥等の有機廃棄物を微生物を
    使用して処理する有機廃棄物処理方法において、 以下の(a)〜(f)の工程を有することを特徴とする
    有機廃棄物処理方法。 (a)上記有機廃棄物に、略等重量の、おが屑、藁、籾
    殻、枝木、木皮、木材チップ、バーク等あるいはこれら
    の中から選択された混合物からなる炭素質基材を加える
    とともに、有機物の醗酵分解作用を有する活性混合微生
    物を、下水処理汚泥等の有機廃棄物に炭素質基材を合わ
    せたもの1tに対して、概ね100gの割合で添加す
    る、ここで、上記活性混合微生物が下記の群から選択さ
    れる1以上の菌である、 記 細菌: Bacillus subtilis Bacillus stearothermophilus Clostridium thermocellum カビ: Aspergillus oryzae Aspergillus niger Aspergillus fumigatus Chaetomium thermophile Humicola lanuginosa Rhizopus javanicus 酵母: Candida glabrata Debaryomyces hansenii Hansenula anomala Pichia membranaefaciens Rhodotorula glutinis Saccharomyces cerevisiae 放線菌: Actinobifida dichotom Streptomyces griseus Streptomyces thermophilus Thermoactinomyces vulgaris Thermomonospora glaucus (b)上記(a)の処理がなされたものが概ね含水率が
    70%程度になるよう必要に応じて水分調整をおこな
    う、 (c)次に、(b)の処理が完了したものを、深さが2
    〜3m程度の醗酵レーンに醗酵時の内部温度が概ね65
    〜85℃になる深さに堆積するとともに、上記堆積した
    内部に充分酸素が供給されるよう堆積した内部にエアー
    レーションを(e)の醗酵処理が完了するまでおこな
    う、 (d)上記醗酵レーン内に堆積されたものの湿度が概ね
    含水率が70%程度を維持するよう水分調整をおこなう
    とともに、概ね1日に1〜2回の割合で、醗酵レーンの
    底部から表面まで充分に攪拌されるよう、切り返し作業
    をおこなう、 (e)上記(d)の工程を醗酵が完了する略2ケ月間お
    こなう、 (f)醗酵が完了すると、上記醗酵レーンから取り出
    し、熟成ヤードにおいて、さらに、略2ケ月間にわたり
    含水率が50〜65%程度を維持しつつ10〜20日に
    1回の割合で切り返し作業を付与しながら熟成する。
  2. 【請求項2】 前記醗酵レーンでの切り返し作業が、切
    り返し装置によっておこなわれ、且つこの切り返し作業
    が、前記醗酵レーンの先端方への先送りを伴う攪拌作業
    であることを特徴とする請求項1記載の有機廃棄物処理
    方法。
  3. 【請求項3】 前記(a)の工程が、有機廃棄物と略等
    重量の前記炭素質基材を敷きつめ、この上に有機廃棄物
    を略均等になるよう加え、それらに前記活性混合微生物
    を添加する手順でおこなわれることを特徴とする請求項
    1又は2記載の有機廃棄物処理方法。
  4. 【請求項4】 前記(f)の熟成ヤードにおいて、醗酵
    完了したものが山積み状に積み上げた状態で、10〜2
    0日に1回の割合で切り返し作業を付与しながら熟成す
    ることを特徴とする請求項1〜3までのいずれか1の項
    に記載の有機廃棄物処理方法。
  5. 【請求項5】 下水処理汚泥等の有機廃棄物を微生物を
    使用して処理する請求項1記載の有機廃棄物処理方法を
    実施する有機廃棄物処理設備であって、 この設備が、長手方向に延びる左右一対の壁面によって
    構成される醗酵レーンと、この醗酵レーンの左右一対の
    壁面上部に長手方向に沿って配設された走行レールと、
    前記醗酵レーンの床面および壁面あるいはそのいずれか
    から空気を吹き出すエアーレーション設備と、上記走行
    レール上を走行しながら醗酵レーンの底部から表面まで
    充分に攪拌しながらレーンの先端方に先送りする切り返
    し装置と、上記醗酵レーンの基端方部もしくはその近傍
    に設けられ、処理しようとする有機廃棄物を搬入し前記
    活性混合微生物及び炭素質基材を添加すると共に水分調
    整を行う汚泥搬入ヤードと、上記醗酵レーンの先端方部
    もしくはその近傍に設けられた熟成ヤードと、上記汚泥
    搬入ヤード、醗酵レーンおよび熟成ヤードに設けられた
    散水装置を具備することを特徴とする有機廃棄物処理設
    備。
  6. 【請求項6】 前記切り返し装置が、(a)醗酵レーン
    の底部近傍に該レーンの両側に少なくとも一対設けられ
    た下端スプロケットと、醗酵レーンの上端部近傍に該レ
    ーンの両側に上記下端スプロケットに対応して設けられ
    た上端スプロケットと、該一対の下端スプロケットとこ
    れに対応する上端スプロケット間に無端状に配設された
    桟付搬送帯状体と、からなる切り返し機構と、(b)上
    記切り返し機構を支持するフレームと、(c)上記フレ
    ーム下部に配設され前記走行レール上を走行する車輪
    と、(d)この装置を醗酵レーンの長手方向に駆動する
    駆動装置と、からなることを特徴とする請求項5記載の
    有機廃棄物処理設備。
  7. 【請求項7】 前記醗酵レーンが複数列設けられ、これ
    らの各レーンの基端部にこれらのレーンに直交する方向
    に走行し、上方に前記走行レールの幅と同じ幅を該走行
    レールと同じ方向に有し前記切り返し装置を載置する載
    置部を具備したトラバーサ装置が設けられていることを
    特徴とする請求項5又は6記載の有機廃棄物処理設備。
  8. 【請求項8】 下水処理汚泥等の有機廃棄物を微生物を
    使用して処理する請求項1記載の有機廃棄物処理方法を
    実施する有機廃棄物処理設備であって、 この設備が、 長手方向に延びる各左右一対の壁面によって構成される
    複数列の醗酵レーンと、 この複数列の醗酵レーンの右端と左端の壁面上部に長手
    方向に沿って配設された走行レールと、 この走行レール上を自走し該走行レールに直交する方向
    に延設された横行レールを備えた走行桁装置と、 前記醗酵レーンの床面および壁面あるいはそのいずれか
    から空気を吹き出すエアーレーション設備と、 上記移動桁装置の横行レール上に横行自在に配置され該
    移動桁装置の走行によって、醗酵レーンの底部から表面
    まで充分に攪拌しながら該醗酵レーンの先端方に先送り
    して醗酵レーン内の堆積されたものを切り返し、一つの
    醗酵レーンの切り返しが終了するとその側方の醗酵レー
    ンに横行しそこの醗酵レーンで同様の切り返しをおこな
    う切り返し装置と、 上記醗酵レーンの基端方部もしくはその近傍に設けら
    れ、処理しようとする有機廃棄物を搬入し前記活性混合
    微生物及び炭素質基材を添加すると共に水分調整を行う
    汚泥搬入ヤードと、上記醗酵レーンの先端方部もしくは
    その近傍に設けられた熟成ヤードと、上記汚泥搬入ヤー
    ド、醗酵レーンおよび熟成ヤードに設けられた散水装置
    を具備することを特徴とする有機廃棄物処理設備。
  9. 【請求項9】 前記切り返し装置が、(a)醗酵レーン
    の底部近傍に該レーンの両側に少なくとも一対設けられ
    た下端スプロケットと、醗酵レーンの上端部近傍に該レ
    ーンの両側に上記下端スプロケットに対応して設けられ
    た上端スプロケットと、該一対の下端スプロケットとこ
    れに対応する上端スプロケット間に無端状に配設された
    桟付搬送帯状体と、からなる切り返し機構と、(b)上
    記切り返し機構を支持するフレームと、(c)上記フレ
    ームおよび切り返し機構の先端が、上記醗酵レーンの床
    面近傍から前記壁面より上方の位置まで昇降させる昇降
    装置と、からなることを特徴とする請求項8記載の有機
    廃棄物処理設備。
  10. 【請求項10】 前記有機廃棄物処理設備が、前記走行
    桁装置と前記切り返し装置を自動運転可能な制御装置を
    有し、この制御装置が、切り返し装置を醗酵レーンの真
    上まで横行レール上を移動させ、その位置で、前記昇降
    装置を作動させて切り返し装置の先端が醗酵レーンの床
    面近傍に位置するようにし、次に走行桁装置を走行レー
    ル上を移動させて醗酵レーンの端から端まで切り返し作
    業をおこなわせ、次に上記昇降装置を作動させて切り返
    し装置の先端が壁面の上方に位置するようにし、次に切
    り返し装置を側方の醗酵レーンの真上まで横行レール上
    を移動させ、その位置で、前記昇降装置を作動させて切
    り返し装置の先端が醗酵レーンの床面近傍に位置するよ
    うにし、次に走行桁装置を走行レール上を移動させて醗
    酵レーンの端から端まで切り返し作業をおこなわせる、
    上記一連の動作を、全ての醗酵レーンの切り返し作業が
    完了するまで、自動的に行わせることを特徴とする請求
    項9記載の有機廃棄物処理設備。
  11. 【請求項11】 前記有機廃棄物処理設備が、前記エア
    ーレーション設備と散水装置を自動運転可能な制御装置
    と、前記醗酵レーン中の酸素量を検出する酸素検出セン
    サーと、該醗酵レーン中の湿度を検出する湿度センサー
    とを有し、この制御装置が、上記湿度センサーが所定の
    湿度より低くなると散水装置を所定時間作動し、且つ酸
    素検出センサーが所定の酸素含有値より低くなるとエア
    ーレーション設備を作動させるよう自動制御をおこなう
    ことを特徴とする請求項9又は10記載の有機廃棄物処
    理設備。
  12. 【請求項12】 前記熟成ヤードの先端方に、熟成して
    生成された有機肥料を所定の粗さに形成する篩い装置
    と、この篩い装置先端方に、袋詰め装置が配設されてい
    ることを特徴とする請求項5〜11 までのいずれか1の
    項に記載の有機廃棄物処理設備。
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