JP2975426B2 - 堆肥化装置 - Google Patents

堆肥化装置

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    • C05F17/00Preparation of fertilisers characterised by biological or biochemical treatment steps, e.g. composting or fermentation
    • C05F17/90Apparatus therefor
    • C05F17/921Devices in which the material is conveyed essentially horizontally between inlet and discharge means
    • C05F17/939Means for mixing or moving with predetermined or fixed paths, e.g. rails or cables
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の属する分野) 本発明は、板状堆積物の複数回の積替えによって種々
の成熟度の堆肥を製造するために腐食分解場所の上方を
長手及び横方向に走行可能である積替えユニットを有す
る堆肥化装置に関する。
(従来の技術) 堆肥装置は今までに種々改良された。今世紀の初めか
ら堆肥化は庭園所有者の好んだ仕事である。庭園ごみや
台所ごみは価値ある物質として再度自然の循環系に戻し
て堆肥化される。堆肥堆積物の採掘及び積替えは手作業
で行われ、その際種々様々な方法、付加物、時間経過等
が今日まで得られたし、推奨されたりしている。
公的機関により集められた堆肥化可能ないわゆる「ご
み」の価値回収のための要請は、やがて手作業では最早
処理できない大量の堆肥に対して機械化することを余儀
なくさせた。戦後に至り、堆積部を作ったり、積替えた
りするために建設機械器具を公知のパワーシャベルの形
式で投入する傾向が現れてきた。
堆肥成熟は専ら生物学的プロセスであるので、機械的
な取り扱い方法乃至はパワーシャベルで堆肥原料を適当
に処理する方法では、それに応じた失敗があたかも予め
プログラミングされているようであった。こうして得ら
れた堆肥土壌は何回も、今日まであちこちで堆肥設備に
対して公的機関によって拒絶されて受け入れられなかっ
た。
その結果いわゆる当業者は生物学的に目的に適った堆
肥を準備する研究に尽力した。堆肥化方法にかかる費用
を安く保つために、かなり無理された生物学的な種々の
採掘プロセスが開発された。しかしながら創作されたバ
イオ反応器は、ほんの僅かしか広がって行かなかった。
近年では互いに似た2種類の解決手段がある。多くが
小さな装置用の第1の手段は、これまた同様に旧くから
知られた三角形状の堆積部を利用するものである。これ
ら三角形状の堆積物は位置変え機で積替えられる。その
際それぞれ不必要に生産物を圧縮することが避けられ、
これに反して生産物は移し変える場合、その度毎に新鮮
に掘り起こされる。この方法の大きな長所は次の点にあ
る。即ち堆肥装置の管理者が極めて正確に目的に合わせ
て、堆積物の高さ、積替えサイクル、水の付与、種々の
物質との混合等を選択することによって腐食分解経過に
影響を与えることができる点にある。しかしこの長所は
同時に主な欠点でもある。腐食分解物を最適なものにす
るには、それを行うのに責任を有するいわゆる当業者に
高い要求が課せられる。腐食による周辺地域における作
業条件は周知の通り不快であり、特に悪臭のため不快で
ある。従って必要な職業上の前提条件を持つ人でも、こ
の仕事をする用意があるというのは極めてまれな場合で
しかない。この人は例えば経験のある庭師のような実務
上のかなりの能力を持つか、又は高度なバイオの知識を
自由に使える者でなければならないであろう。目下の努
力事項は、堆肥の製造を生物学的に正しく、しかしさら
に広く機械化して行う点にある。例えばヨーロッパ特許
第250 617号公報による相応した機械的解決手段は生物
学的経過をまだ充分に考慮していないので問題である。
主な腐食分解の間の生物学的なプロセスでは、2,3週間
内に50%までの体積減少が生ずる。特にこの装置が住宅
地の近くに設けられている場合には、臭いの発散は避け
られねばならない。これは、堆肥化設備及び排出空気の
清浄化を完全にハウス化することを要求するものであ
る。生物学的な採掘をより良くコントロールするために
は、付加的に腐食分解システムを換気することがしばし
ば有利である。その結果そのような装置は比較的大きな
設備投資を必要とする。腐食分解場所の第1の範囲で一
次堆積物が例えば2.5mの高さに積まれると、堆肥成熟に
おける腐食分解消失分は1.25mの堆積物高さにも成る。
費用のかかる室の建て替えは、この方法では不利であ
る。機械化されたこの種の駆動装置は、従って再び装置
管理者による前記機械積み替えに対して欠点を有する。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の課題は公知の解決手段の欠点を回避し、堆肥
成熟を同時に最適にかつ生物学的に導く場合に、特にで
きるだけ完全な自動化運転の際に最適で特有な場所利用
を可能にすることである。最善の科学的知識を実務的な
いわゆる当業者の多くの経験価値と最も良く結び付ける
ことが望ましい。
(課題を解決するための手段) 本発明による解決策は次のことに特徴がある。即ち、
板状堆積物が載置される腐食分解場所の上方を長手方向
及び横方向に走行可能である制御された積替えユニット
を備えた、板状堆積物の複数回の積替えにより種々の成
熟度の堆肥を製造するための堆肥化装置において、
(a)積替えユニットが互いに平行して走行可能で水平
な2個の横案内レールを有し、この横案内レールが主ブ
リッジを形成し、(b)この両横案内レール上に横案内
レール上を走行可能で互いに接続された平行な2個の長
手案内レールが配置されており、この長手案内レールが
積込みブリッジを形成し、(c)積込みブリッジの長手
案内レールに2個の掘出し及び搬送ホイールが可動アー
ムを用いて取付けられており、この両ホイールが前記横
案内レールに対して平行で水平な軸を中心に回転可能で
あり、(d)両搬送ホイールが両ホイールの間に配置さ
れている傾斜した持上げ・搬送ベルト上に板状堆積物物
質を搬送し、(e)積込ブリッジの両長手案内レールの
間に第一の水平な搬送ベルトが配置されており、持上げ
・搬送ベルトから来る板状堆積物物質がこの搬送ベルト
上に投捨てられ、(f)前記第一の水平な搬送ベルトの
下方で第二の水平な搬送ベルトが長手方向調整可能に積
込みブリッジに取付けられている、ことである。
本発明は前記のように、積替えユニットが水平な長手
案内レールと横案内レール、2個の搬送ホイール、この
両ホイール間に配置された持上げ・搬送ベルト及び2個
の水平な搬送ベルトを備えていることを特徴とするもの
である。この積替えユニットは機構的に極めて堅固に組
み立てられており、しかも高い製造能力に最適である。
特に当該両搬送ホイールは極めて迅速に大きな量の板状
堆積物物質を収容しかつ次に渡すことが出来、同時にこ
の搬送ホイールは搬送ベルトよりも堅固である。2個の
当該搬送ホイールと傾斜した当該持上げ・搬送ベルトと
が共働することによって、極めて高い板状堆積物も問題
なく処理出来る。
この新しい本発明は今まで不可能と思われてきた方法
で驚くほど簡単な手段で課題を解決する。生物学的経過
においてそれぞれの自動化の適用はほんの僅かしか利用
できないことは周知であり、若しくはその際生ずる生物
学的経過や物理的結果を充分に考慮しないとそれは障害
にもなる。プログラミングは、実行するために適用され
る手段が適当に目的に合わせてその作業方法で適用され
る場合に初めて意味を生ずる。この点は丁度新しい本発
明で初めて次のように可能とされる。即ち、コンベヤー
システムを長手方向に移動可能とすることによって必要
な遊び空間での採掘個所若しくは投捨て個所が自由に選
べることで可能とされる。従って腐食分解物の積替えが
予め決めたパターンで制御可能であり、特に例えば腐食
分解消失分が自動的に補償可能であり、従って一緒に崩
壊された「旧い堆積物」が最初の時と同じ高さに再び積
上げることができるように制御可能である。
生産物に条件付けられたまた季節的な最適のプログラ
ムが何時でも繰り返すことができ、さらにこの方法で成
熟プロセスのコントロールが連続的に改良されることが
できる。腐食分解物、季節、生産物湿度若しくは温度等
による供給能力に応じて決まった基本プログラムを与え
ることができ、運転中連続的に瞬間の付与条件に合わせ
ることもできる。時間的経過を修正し、空気と水の供給
量を最適にし、或いは天然物の収穫量が非常に多い場合
には板状堆積物の最大の高さが完全に利用できる。それ
に応じたプログラムは、腐食分解物が供給量と引渡し量
との間の変動に対して緩衝作用を持ちうるように構築し
うるもので、その際何時でも装置管理者による直接的な
操作により経過に影響を与えることができる。採掘手段
が上方に作用するコンベヤー手段で作動することによっ
て、「生産物取扱い」は極めて大事に行われ、このこと
により固まった原料がほぐされる。この原料はできるだ
け圧縮されないで持上げ、水平に移動しかつ下方へ自由
に放出される。コンベヤーは傾いて設けることができ、
特に第一のコンベヤーは腐食分解物を採掘手段から引き
受ける。少なくとも1つのコンベヤーにあっては投捨て
は採掘個所に関係なく水平方向に移動可能であることが
重要である。エネルギー的にも実際的な考えからもそれ
ぞれの不必要な高さの供給も、投捨て個所においてそれ
ぞれ不必要な落下高さも避けた方が良い。一般的に採掘
は下方から上へ、後続堆積部の提供を上から行う。
本発明は、なおさらに多数の特に遊離な実施形態思想
を許すものである。それゆえにコンベヤーシステムを長
手方向に移動できることによって、採掘個所と投捨て個
所との間の移動幅はLminとLmaxとの間で選択可能であ
り、その際Lmin:Lmaxの比は1:1.2から1:3、好ましくは
1:1.5から1:2.5、特に約1:2であるのが良い。
その結果殆どの場合腐食分解消失分は完全に補償され
る。しかも物が次から次へと取り込まれ、次に再びより
高く積重ねられることにより補償される。2つの長手方
向に相対的に移動可能な水平コンベヤーが設けられてい
る場合、特に多くの実際上の長所が生ずる。
新規な本発明の範囲内で更に、水平コンベヤーの範囲
に腐食分解物用の連続式の計量システムを設けることが
提案され、その際このシステムは連続式計量システムと
して、若しくはベルト計量器として形成される。このベ
ルト計量器は水平コンベヤーにおいて一体化することが
できる。
計量システムは同時に多くの大きな長所を持ってい
る。これは湿度測定の他にも正確に水を与えるための検
出技術の主要要素として役立つ。この装置は通常操作者
が居なくても駆動可能であるので、更にこのシステムは
装置の自動的な監視に寄与する。採掘装置に対する電流
需要を測定することによりそれぞれの積替え能力と共に
積替えがコントロールされる。連続的な含水量測定装置
が付属し並びに液体を制御して与えるために液体供給装
置を付属させることも特に有利である。液体の付与部は
投捨て個所の範囲に設けられることがより目的に合う。
更に別の重要な実施形態思想は、腐食分解設備の端部
領域において、投捨て個所が長手方向に一定でかつ採掘
個所が採掘行程に応じて選択可能であるという点にあ
る。この方法において新規な解決策の重要な長所の一つ
は積替えの時のみならず、腐食分解システムから取出す
時にも利用できるということである。
腐食分解はそれ自体周知の方法で2つの長手方向壁に
よって仕切られ、水平コンベヤーを有する腐食分解物採
掘装置は、積替えユニットとして、予め選択したプログ
ラムにより長手及び横方向にクレーン状に移動可能であ
る。さらに腐食分解システムの床は多数の個々に制御で
きる換気領域を備え、この腐食分解システムには屋根が
被され、そして腐食分解システムからの排気は、バイオ
フィルターを介して清浄にすることができることを提案
する。従って全部の腐食分解物は完全に自動的な手段で
制御下に保つことができる。内部へ人が入ることは、た
だ時折、故障の際、検査のため、また修理が必要になる
時だけである。装置の管理者は何時でもその者の判断に
応じて情報をキャッチすることができる。何時でも経済
的知識を基礎プログラムを周期的に改良するために利用
することができる。
本発明の詳細事項は、以下の図面から明らかである。
第1図は、従来の積替えユニットの側面図であり、 第2図は、板状堆積物の中央領域に配置した移動式積
替えユニットの縦断面図であり、 第3図は、第2図の移動式積替えユニットの拡大図で
あり、 第4図は、第3図の平面図であり、 第5,6,7図は、堆肥腐食分解物を積替える際の種々の
段階を示し、 第8図は、互いに並んでいる2列の腐食分解物を備え
た堆肥設備を示し、 第9図は、屋根で覆われた3つの板状堆積物を備えた
第8図の堆肥設備の断面IX−IXを示すものである。
第1図に示した従来の積替えユニットでは、腐食分解
場所1の上方において積込みブリッジ2は、図面平面に
対して垂直に延びる主ブリッジ3上を走行可能にされて
いる。この長手方向に走行可能な積込みブリッジ2は、
このブリッジに沿って(図示されていない方法で)走行
可能でかつ目的に合うよう軸4を中心として旋回可能な
バケット型コンベヤー5の案内装置として使用される。
何れにせよ暫くして板状堆積物6は、腐食分解過程を
促進するため、積替えと場合によっては付加的に湿らせ
ることとが必要となる程度に成熟される。このためにバ
ケット型コンベヤー5は上方に搬送する傾斜した掻取り
部分8を備えており、その際コンベヤー5はバケット型
掻取り機として作業する。コンベヤー5は転向領域9を
有する。その際部分8及び10の傾きは、搬送物がほぼバ
ケット内で上方に運ばれ、上方の傾向の領域で投げ落と
されるか或いは放出され、そしてベルトコンベヤーとし
て形成された別のコンベヤー11に移されるように選択さ
れている。
ベルトコンベヤー11は、図示していない方法で積込み
ブリッジ2に支承されてこのブリッジと共に走行可能に
されている。しかし、さらに少なくとも1つの別のベル
トコンベヤー12が設けられ、その際このコンベヤー12は
実践で示した作動位置から少なくとも一点鎖線で示した
静止位置12′へ伸縮自在に摺動可能にされている。第1
図に示した装置では、そのうえさらに第3のベルトコン
ベヤー13が図示されており、このコンベヤー13も伸縮自
在に静止位置(一点鎖線)に移動可能にされている。こ
のような配置構造は詳細を以下に述べるように、新たな
堆積部7或いは堆積物を高さ修正して積上げることがで
きるようにされており、その際ベルトコンベヤー12又は
13は、長さの差Lmax−Lminだけ動けなければならない。
堆積物の体積が堆肥成熟の途中に著しく減少すること
は周知である。例えば野菜くず及び生物くずの当初体積
が、腐食分解前には100%であるとすると、成熟した堆
肥の体積は、−約10から12週間の腐食分解の後−約40%
から60%に成る。
腐食分解消失分を補償しないと、腐食分解場所面積が
一定の時に板状堆積物の高さは次のように減少する(各
積替え間で約7%の腐食分解消失がある): −一次堆積物の板状の山の高さ =3.00m −約10日後(第1の積替え) =2.75m −約20日後(第2の積替え) =2.50m − −約70日後(第7の積替え) =1.50m このシステムは、体積が替わる場合の高さHは一定に
保たれ、これにより著しく所要面積が節約できるという
積極的効果を有する。
第2図に幾らか誇張して図示したように、新規な本発
明では、その都度の旧い堆積物6が、新たな堆積部7に
対して成熟の開始時と同じ高さまで積上げられる。ベル
トコンベヤーを伸縮自在に摺動することにより、板状の
山H′に対する板状の山Hの高さの差=約7%が再び補
償されるようになる。即ち板状の山は、各積替え時には
再び3mの高さにされる。これから一定幅での板状の山の
長さの全体が僅かに75%と計算される。即ち、必要な場
所面積は腐食分解損失分の補償の無い腐食分解装置に比
べて僅かに75%となる。
例えば板状堆積物の長さが100mであり、次の積替えま
でに7%の腐食分解消失をすると仮定すると、積替えの
際板状堆積物の長さが7mだけ短縮され、付加的に搬出方
向に7mだけずらされるので、さらに搬出側7mにある堆積
物が搬出ベルト14を介して搬出され、積替えの後の板状
体積物はしかし尚86mの長さを有し、従って搬入領域に
新しい14mの長さの一次堆積物を入れることができるよ
うになる。採掘から投捨てまで7mの最小の作業間隔を仮
定するとすると、最大の作業間隔は14mとなり、従って
比は1:2と成る。
堆肥化装置の自動的な経過を維持するために、原料は
腐食分解物の端部で自動的に腐食分解ホール20から搬出
できる場合にさらに有利である。
第1図に示した従来の積替えユニットでは、成熟した
堆肥(積上げ部7)が台形の堆積物として象徴的に図示
されている。この装置の重要な長所は、完成した成熟し
た堆肥がもはや腐食分解場所1に積上げられず、例えば
微細ふるい分け等の別の処理のために搬出されることに
ある。この目的のために腐食分解場所1の端部には、固
定の搬出ベルト14が設けられている。長手方向に移動可
能なコンベヤーシステム、即ちベルトコンベヤー11,12
及び13の伸縮自在性は、この例においては搬出ベルト14
がその外側の投捨て端部13′と不変の位置を保って長手
溝15の上方を横方向に移動可能であるように制御され
る。第1図に示した位置は、堆肥搬出段階の最後を表し
ている。このことは、腐食分解長さに関して投捨て個所
が一定の場合、常に比較的大きな間隔のコンベヤー5で
成熟した堆肥を取ってくるために、長さの変化の差Lmax
−Lminが利用されたことを意味する。コンベヤー5は完
全な横運動を行い、段階的に1ステップにより堆積物の
中へより深く次の横運動が行われる。間隔修正も同様に
段階的に行うことができる。
バケット型コンベヤー5は昇降可能であり、コンベヤ
ー5を積上げた板状の山を越えて遠くへ搬送するため
に、コンベヤー5は実線で図示した作業位置から一点鎖
線で示した位置5′へ動かせる。その際、軸4を中心と
した旋回運動が行われる。
それに対して、第2図以降に示す本発明においては、
長手方向に走行可能な積込みブリッジ2に少なくともひ
とつのピストンシリンダーユニット17が設けられてお
り、そのユニットを介して掘り出し及び搬送ホイール26
が軸4′を中心として旋回運動を行うことができる。第
2図に示す本発明の積替えユニットでは、持上げ・搬送
ベルト21は堆積物をベルト計量器として形成されている
第一の水平な搬送ベルト22に直接渡す。搬送ベルト22に
よって堆積物が連続的に計量される。連続的な計量は2
つの特別な長所の持っている。一方では堆肥の水分含有
量のための測定装置と一緒に不足の水の量を算出するこ
とができ、そして湿気装置24を介して直接投捨て個所の
範囲にそれぞれ所望の方法で足りない水が、それが水、
地下水又は泥みずであろうと堆肥成熟に応じて加えられ
る。長手方向の移動は、この例では長手方向に走行可能
な可逆の第二の水性は搬送ベルト25で行われる。可逆搬
送ベルト25は両側で投捨て可能であるので、長手方向に
走行可能にするための区間を減少することができ、それ
にも拘わらず完全に長さを変えることも行える。水を加
えることは可逆搬送ベルト25の両側の投捨て個所で可能
である。また、搬送ベルト25の下方に更に第三の水平な
搬送ベルトを長手方向に調整可能に配置することもでき
る。
採掘手段は、上方へ作動する掘出し及び搬送用ホイー
ル26として形成されている。このホイール26の作業方法
は、第1図に示した従来の積替えユニットのバケット型
コンベヤー5の機能とほぼ同一である。家庭用堆肥のよ
うな簡単に積替えができる堆積物では、ホイール26によ
り高い積替え能力が達成できる。第2図は本発明による
腐食分解場所の長手方向の中央領域にある積替えユニッ
トを示し、その際H′からHへの腐食分解消失分の補償
がはっきりと表されている。板状堆積物は積替えの後、
再び最大高さにもたらされる。旧い堆積物及び新しい堆
積物は、旧いものの領域はf,g,....kで、新しいものの
領域はl,m,...sで区分されている。従って水を加えるこ
と及び万一の場合には腐食分解物の床から空気を供給す
ること(第9図)に関して、全てに必要なパラメーター
が部分的に広く充分な意味を持って制御可能であるよう
にした方が良く、その際空気供給のために数個の領域が
統合できる。
第3図及び第4図から明らかなように、採掘装置が2
個の掘出し及び搬送ホイール26′及び26″として形成さ
れており、その際両方のホイールは持上げ・搬送ベルト
21の両側に付設されており、このベルト21の上に堆肥が
投捨てられる。掘出し及び搬送ホイール26がその上方へ
作動するシャベルで堆肥を中途まで持上げ、持上げ作業
の残り工程が持上げ・搬送ベルト21によって行われる。
積込みブリッジ2は、矢印27及び28の横方向に主ブリッ
ジ3上を走行できる。長手方向に移動可能なコンベヤー
システムを含んで積替えユニット全体は、中央計算機29
を介して遠隔制御可能な移動式積替えユニットとして採
掘の必要に応じて矢印31の長手方向に走行可能である。
その時全ての重要な制御指令は、中央計算機29内に記憶
可能にされているプログラムを介して行われるのみなら
ず、同様に現場で周辺制御器30を介して入力できること
が重要である。
従って所定の時間周期に渡って基本プログラムは、設
備管理者によって現場で調整され、同時に中央計算機29
で処理される。そのようにして季節のようなサイクル的
な変化と同様に特殊な条件が経験的に検出でき、さらに
プログラムを介して処理し、何時でも再び呼び出すこと
ができる。全く同様にしかしながらどんな理由からでも
全体の経過が常に現場でも設備管理者により直接制御で
きる。2個の掘出し及び搬送ホイール26は、持上げ・搬
送ベルト21と一緒に、角度αに渡ってピストンシリンダ
ーユニット17からなる腐食分解物採掘及び昇降装置32を
用いて持上げることができ、また床上に特別な場合には
それぞれ所望の作業高さに下降させられる。すなわち、
第3図で積込みブリッジ2に枢着された、装置32として
示したピストンシリンダーユニット17を持上げ方向に油
圧で作動させると、持上げ・搬送ベルト21が上方へ動
き、ベルト21の機構とリンク結合された掘出し及び搬送
ホイール26の機構は軸4′を中心として上方へ旋回し、
第7図に示す状態へと上昇し、またそれと反対の作動を
させることにより下降させることができる。
第5,6,7図には3つの違った作業段階が略図で示され
ている。第5図(段階A)では一次堆積物40が図の左側
で搬入ベルト42によって提供される。これは例えば2日
間に渡って行うことができる。移動式積替えユニット35
とは完全に独立していることが非常に重要な長所であ
る。というのは両方は概ね完全に別の作動リズムを持っ
ているからである。板状堆積物6の別の端部側で移動式
積替えユニット35は、固定された搬出ベルト14に自動的
に搬出するための作業位置にある。搬出ベルト14から成
熟した堆肥が微細調製ラインに供給される。その時最後
の堆積41だけが搬出される。投捨て個所用の場所は、こ
の例では搬出ベルト14の上に一定に形成される。それに
反して矢印31′に従って、移動式積替えユニット35は板
状堆積物6の方向へ動く。同時に投下用の搬送ベルト25
は移動式積替えユニット35に対して相対的に動き、その
結果作業間隔LAは採掘個所から投捨て個所まで採掘ステ
ップの度合いに応じて拡大される。
第6図は最初の段階における積替えを示す(段階
B)。その際、移動式積替えユニット35は位置LNを有
し、この位置は通常作業段階として表される。それに応
じて、第6図で開始と同じように内側への投捨てが行わ
れ、次に外側へと変化できる。両方の投捨て方向に水を
加えることが成されても良い。移動式積替えユニット35
は矢印31′の方向へ動く。
第7図は積替えの最後、若しくは移動式積替えユニッ
ト35の戻り運動の開始を示す。掘出し及び搬送ホイール
26は最高の位置へ持ち上げられ、そして移動式積替えユ
ニット35は矢印31′とは反対方向へ動かされ、板状堆積
物6を越えて第5図における如く位置へ戻され、また最
初から始められる。
第8図は、比較的大きな堆肥化設備の一部を概略的に
示し、互いに並んで位置する2つの板状堆積物を有して
いる。当然のことながら任意の数の板状堆積物を互いに
列を成して並べることができる。特に例えば5つの堆積
物が1つの比較的大きな自動的な堆肥化設備に纒められ
ていると有利である。その際積替えのために5日の積極
的な週間リズムが維持され、常に少なくとも1つの堆積
物から成熟した堆肥が搬出される。
各板状堆積物は2つの長手方向の壁50で側方を画定さ
れている。長手方向の壁50はクレーン路51(第9図も参
照)を装備しており、その上に移動式積替えユニット35
が長手方向に走行可能に配設されている。生の堆肥は受
入溝52内にひっくり返され、その溝は下方の出口領域に
ウォーム粉砕装置53を備えている。粗く砕かれた原料は
持上げコンベヤー54により分配ベルト55に移行され、そ
のベルトはそれぞれの使用されている搬入ベルト42に供
給する。搬出ベルト14は成熟した堆肥を微細ライン56に
移し、このラインの中でそれぞれの利用目的のために堆
肥材料がふるい分けられ、障害となる異物を除去され、
そして例えば袋の中に包装されて送り出される。特別な
利用の場合には堆肥材料は中間成熟度でそれ相応の利用
者へ送り出すこともできる。装置が完全自動的に駆動可
能となるように、全ての制御指令を調和するために中央
計算機29があり、また各移動式積替えユニット35には周
辺電子装置30が付属している。望ましい場合にこの方法
で堆肥設備全体が全自動的に駆動可能であり、それにも
拘わらず装置管理者はいずこでも情報をキャッチでき、
作業経過若しくはその為の最適化のための修正を行うこ
とができる。制御をしない場合にはこの装置は、各重要
な作業ユニットが特に固有の周辺電子制御装置30を有す
る移動式積替えユニット35をその都度中央計算機29とは
独立して制御可能であるようにも考えられる。
第9図には3つの完全に屋根で覆われた板状堆積物が
示されている。各板状堆積物の上には固有の走行可能な
移動式積替えユニット25が設けられ、その際必要である
横方向走行の可能性が示されている。何故なら重要なこ
とは採掘も投捨ても板状堆積物の幅の区分上でのみ行わ
れるからである。
腐食分解場所1は換気システム60を備え、そのシステ
ムは空気を床面から板状堆積物の中に吹き込む。好適に
は多数の領域a,b,c,d等に板状堆積物の長さが分割され
ており、その中にそれぞれ1つの制御された空気量が供
給される。排気空気は洗浄のための排出空気システム58
を介してそれ自体周知の換気フィルター59を通って導か
れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホーフェル・ヘルマン スイス国、ツェーハー―9244 ニーデル ウツヴィル、エッグストラーセ、9 ア ー (72)発明者 フォーゲル・ウエルネル オーストリア国、アー―6923 ラウテル アッハ、ベウムレガッセ、8 (72)発明者 モイレル・ペーテル オーストリア国、アー―6830 ランクヴ ァイル、ネーグレリィストラーセ、6 (56)参考文献 特開 昭57−160986(JP,A) 特開 昭50−39283(JP,A) 実開 昭61−25998(JP,U) 実開 昭59−145543(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C05F 1/00 - 17/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状堆積物が載置される腐食分解場所
    (1)の上方を長手方向及び横方向に走行可能である制
    御された積替えユニット(35)を備えた、板状堆積物の
    複数回の積替えにより種々の成熟度の堆肥を製造するた
    めの堆肥化装置において、 (a)積替えユニット(35)が互いに平行して走行可能
    で水平な2個の横案内レールを有し、この横案内レール
    が主ブリッジ(3)を形成し、 (b)この両横案内レール上に横案内レール上を走行可
    能で互いに接続された平行な2個の長手案内レールが配
    置されており、この長手案内レールが積込みブリッジ
    (2)を形成し、 (c)積込みブリッジ(2)の長手案内レールに2個の
    掘出し及び搬送ホイール(26)が可動アームを用いて取
    付けられており、この両ホイール(26)が前記横案内レ
    ールに対して平行で水平な軸を中心に回転可能であり、 (d)両搬送ホイール(26)が両ホイールの間に配置さ
    れている傾斜した持上げ・搬送ベルト(21)上に板状堆
    積物物質を搬送し、 (e)積込ブリッジ(2)の両長手案内レールの間に第
    一の水平な搬送ベルト(22)が配置されており、持上げ
    ・搬送ベルト(21)から来る板状堆積物物質がこの搬送
    ベルト(22)上に投捨てられ、 (f)前記第一の水平な搬送ベルト(22)の下方で第二
    の水平な搬送ベルト(25)が長手方向調整可能に積込み
    ブリッジ(2)に取付けられている、 ことを特徴とする堆肥化装置。
  2. 【請求項2】第二の水平な搬送ベルト(25)の下方に第
    三の水平な搬送ベルトが長手方向調整可能に配置されて
    いることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の堆肥化
    装置。
  3. 【請求項3】第一の水平な搬送ベルト(22)がベルト計
    量器として形成されていることを特徴とする請求の範囲
    第1項に記載の堆肥化装置。
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