JP3378415B2 - 薄膜トランジスタとそれを用いた液晶表示装置 - Google Patents

薄膜トランジスタとそれを用いた液晶表示装置

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JP3378415B2 JP23639295A JP23639295A JP3378415B2 JP 3378415 B2 JP3378415 B2 JP 3378415B2 JP 23639295 A JP23639295 A JP 23639295A JP 23639295 A JP23639295 A JP 23639295A JP 3378415 B2 JP3378415 B2 JP 3378415B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄膜トランジスタお
よびそれを用いた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレクトロ・ルミネッセンス、発光ダイ
オード、プラズマ、蛍光表示、液晶等の表示デバイス
は、表示部の小型化、薄型化が可能であり、事務機器や
コンピュータ、携帯用情報端末等の表示装置あるいは特
殊な表示装置として用いられている。
【0003】これらの表示装置のなかでも、薄膜トラン
ジスタ(Thin Film Transistor:TFT)を画素スイッチン
グ素子として用いたアクティブマトリックス型液晶ディ
スプレイ(Active Matrix-Liquid Crystal Disply:AM-L
CD) は、高画質・高品位・低消費電力のディスプレイと
して幅広く用いられている。
【0004】AM−LCD用TFTのチャネル活性層と
して多結晶シリコン(poly−Si)を用いたpol
y−SiTFTは、キャリアの移動度が高く画素TFT
に適用した場合高精細化が可能であり、また画素スイッ
チング素子だけでなく画素TFTを制御するための周辺
駆動回路としても用いることができる。
【0005】したがって、poly−SiTFTは、周
辺駆動回路部を画素部と同時に形成することが可能であ
り(駆動回路一体型LCD)、駆動回路チップの実装コ
スト削減や狭額縁化が可能である。
【0006】現在、市販されている駆動回路一体型LC
Dは、プロジェクション型ディスプレイやビューファイ
ンダーに用いられる中小型ディスプレイが中心である。
その製造プロセスは、poly−Si膜形成に固相成長
法(約600℃のプロセス)や熱酸化膜(約900℃以
上のプロセス)を使用するため高温プロセスを用いるこ
とになる。このため高価な石英基板や高耐熱基板を使用
することが必要となりコストの面で問題があった。
【0007】そこで、高温プロセスと同等のpoly−
Si膜およびゲート酸化膜さらには不純物活性化工程
が、a−Si(アモルファスシリコン)TFTLCDで
用いている低コスト大面積ガラス基板が使用可能な 450
℃以下の低温プロセス(ガラス基板が耐える温度)にお
いて形成可能となれば、LCDパネルの多面取りなどが
可能になりコストダウン、スループット向上する。
【0008】このような課題に対応する低温プロセスで
のpoly−Si膜形成技術、不純物活性化技術とし
て、a−Si膜が瞬時溶融し結晶化するために基板の熱
損傷が少なく、低コストガラス基板の使用が可能となる
エキシマレーザーアニール(Excimer Laser Anneal:E
LA)によるa−Si膜の結晶化技術・活性化技術が知
られている。
【0009】poly−SiTFTの製造工程の一部に
ついて図16を用いて説明する。
【0010】透明絶縁性基板もしくは絶縁膜がコートさ
れた基板上1601に、a−Si:H膜1602をたと
えばプラズマCVD法により50nm形成し、その膜に
熱アニールを施すことによりそのa−Si:H膜から脱
水素を行ない、ついでELAによりpoly−Si化す
る(図16(a))。
【0011】次に、TFTの活性層となるpoly−S
i膜1602をパターニングする。その後ゲート絶縁膜
1603を形成する。
【0012】次いで、ゲート絶縁膜1603上に所定形
状のゲート電極1604を形成する(図16(b))。
【0013】次にゲート電極をマスクとして(セルフア
ライン工程)、半導体膜のソース・ドレインコンタクト
領域1605を形成するため、燐(P)をイオンドーピ
ング法などによりドープする(図16(c))。
【0014】このセルフアライン構造によりソース・ド
レインコンタクト領域1605を形成することは、ゲー
ト電極とソース・ドレインの間に寄生容量を形成しない
ために必要である。
【0015】次いで、エキシマレーザーを照射すること
によりドーピングされたソース・ドレインコンタクト領
域1605を活性化する(図16(d))。
【0016】そして、層間絶縁膜1606を形成しコン
タクトホールをパターニングする。ついで、ソース電極
1607、ドレイン電極1608となる金属膜を形成
し、パターニングし完成する(図16(e))。
【0017】このようにELAを用いれば低温プロセス
でpoly−Si膜形成、不純物活性化を行うことがで
きるが、一方ガラス基板からのNa拡散などを防止する
ためのアンダーコート層にクラックが発生するという問
題がある。
【0018】一方、ゲート絶縁膜の形成にECR−PE
CVD法を用いると、膜質は優れたものになるものの、
被覆性が劣るため特にコンタクト領域端部においてゲー
ト絶縁膜のステップカバレージ不良が発生し、またスト
イキオメトリからずれてしまい、リーク電流が発生した
り絶縁破壊を生じてしまうという問題がある。
【0019】これらの問題はスループットの低下、歩留
まりの低下を引き起こし生産性を向上する上で解決しな
ければならないものである。
【0020】ELAを用いる上で生ずる別の問題は、膜
剥がれの問題である。
【0021】ソース・ドレインコンタクト領域として用
いている半導体膜の低抵抗領域のシート抵抗は、一般に
不純物濃度とその活性化により決定される。図17にエ
キシマレーザー照射エネルギーとドーピング量、シート
抵抗の関係についての測定結果示した。測定は単層膜に
ついて行ったものである。これらの測定結果からわかる
ように、シ−ト抵抗を低下させるためにはレーザー照射
エネルギーを増加させるか、ドーズ量を増加させればよ
いことがわかる。
【0022】このうち、ドーズ量の増加は、注入時間の
増加を招き、スループットの低下を引き起こす。例え
ば、ドーズ量を1×1015cm-3から2×1016cm-3
にすると、抵抗は約1/2になるが、ドーピング時間は
4倍となり、スループットの低下につながる。
【0023】一方、照射エネルギーの増加によりコンタ
クト領域の低抵抗化では、デバイス製造工程において膜
剥がれを生じてしまうという問題がある。
【0024】そのひとつに、従来例の図16(d)で示
した工程において、照射エネルギーを増加させてELA
活性化を行うと、シ−ト抵抗はさがるもののセルフアラ
イン構造となっているゲート電極1801が、ある照射
エネルギー以上で剥がれてしまう(図18)。このよう
な膜剥がれを防止するために、ゲート電極1901形成
・不純物注入してコンタクト領域1902形成の後、E
LA活性化の前に、層間絶縁膜または保護膜1903を
形成し、その後ELA活性化工程を行う工程がある(図
19(a))。
【0025】しかし、このような工程でELA活性化を
行う場合、ゲート電極1901の膜剥がれは防止できる
が、層間絶縁膜または保護膜1903の膜質により、図
19(b)に示したようにゲート電極上の層間絶縁膜1
903が剥がれてしまうという問題がある。
【0026】また、図19(c)に示したようにゲート
電極1901と層間絶縁膜1903との界面に空間
“す”1904ができてしまうこという問題がある。こ
れはTFTの信頼性など特性を損なう原因となるもので
ある。
【0027】このように従来技術では次のような問題点
があった。すなわち、層間絶縁膜を介してELAを行な
う場合や下地に金属膜がある場合、その絶縁膜が剥がれ
てしまうので、薄膜トランジスタの信頼性が低下し、ま
た歩留まり向上やスループットも低下してしまうという
問題があった。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこれらの問題
点を解決するためになされたものである。すなわち、本
発明はゲート絶縁膜のステップカバレージが良好で、特
性が優れ、かつ生産性の高い薄膜トランジスタを提供す
ることを目的とする。
【0029】
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜トランジス
タは、透明絶縁性基板上に形成された第1の基板保護膜
と、この第1の基板保護膜上に凸状となるように形成さ
、かつ端面にテーパー状端面を有する第2の基板保護
膜と、この第2の基板保護膜が形成する台地上に形成さ
れたチャネル領域とこのチャネル領域を挟んで形成され
たコンタクト領域とを有する半導体膜と、この半導体膜
を覆い且つ半導体膜のコンタクト領域に開口部を有する
ように形成されたゲート絶縁膜と、このゲート絶縁膜上
の半導体膜のチャネル領域に対応する領域に形成された
ゲート電極と、ゲート電極が形成されたゲート絶縁膜を
覆い、且つ半導体膜のコンタクト領域に開口部を有する
ように形成された層間絶縁膜と、層間絶縁膜上に形成さ
れ、前記開口部を通じて半導体膜のコンタクト領域
された複数の電極とを具備することを特徴とする
【0031】また、本発明の他の薄膜トランジスタは、
透明絶縁性基板上に形成され、かつ凸状の膜厚領域を有
する基板保護膜と、この基板保護膜の膜厚領域が形成す
る台地上に形成されたチャネル領域とこのチャネル領域
を挟んで形成されたコンタクト領域とを有する半導体膜
と、この半導体膜を覆い且つ半導体膜のコンタクト領域
に開口部を有するように形成されたゲート絶縁膜と、こ
のゲート絶縁膜上の半導体膜のチャネル領域に対応する
領域に形成されたゲート電極と、このゲート電極が形成
されたゲート絶縁膜を覆い、且つ半導体膜のコンタクト
領域に開口部を有するように形成された層間絶縁膜と、
この層間絶縁膜上に形成され、前記開口部を通じて半導
体膜のコンタクト領域接続された複数の電極とを具備
し、前記基板保護膜の膜厚領域の端面はテーパー状端面
を有することを特徴とする。
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】なお、透明絶縁性基板上に、薄膜トランジ
スタが設けられており、該薄膜トランジスタは、高抵抗
半導体膜として、多結晶シリコンからなるチャネル領域
と、前記のチャネル領域に低抵抗半導体膜からなるドレ
イン領域およびソース領域が電気的に接し、前記チャネ
ル領域に対してゲート絶縁膜を介してゲート電極があ
り、前記ソース領域・ドレイン領域にそれぞれソース電
極・ドレイン電極が接続されており、前記ゲート電極
と、前記ソース電極・ドレイン電極を絶縁するための層
間絶縁膜が形成された薄膜トランジスタにおいて、前
記層間絶縁膜の膜中に、1×1020cm-3以上の濃度で水
存在させることも有効である
【0037】この層間絶縁膜中の水素は、例えばSi−
Hn(n=1、2、3)として存在させるようにしても
よい。
【0038】また、上記の薄膜トランジスタにおいて、
前記チャネル領域を形成する高抵抗半導体層の直下にあ
る基板保護膜の膜厚が、トランジスタに存在しない場所
における基板保護膜の膜厚よりも厚いことを特徴として
いる。
【0039】本発明の薄膜トランジスタにおいては、高
抵抗半導体層であるチャネル領域を結晶領域を有するよ
うに形成するようにしてもよい。
【0040】また、半導体膜を多結晶シリコン層で形成
するようにしてもよい。
【0041】また、層間絶縁膜は例えばシリコン酸化膜
を例えばプラズマCVD法で形成するようにしてもよ
い。
【0042】間絶縁膜の膜中に水素が少ない場合に
は、ゲート電極上の層間絶縁膜がELAにより剥がれる
場合があるため、この膜中の水素濃度を調節することに
より、金属薄膜と絶縁膜乃至は半導体膜の接合状態を良
好にすることができる
【0043】膜剥がれが発生する膜と発生しない膜につ
いて、赤外分光吸収スペクトルによる解析をおこなった
ところ、次のことが明らかとなった。
【0044】ELAにより剥がれる層間絶縁膜の代表的
赤外吸収スペクトルを図14に、剥がれない膜の代表的
赤外吸収スペクトルを図15にそれぞれ示した。このス
ペクトルから膜中のSiHボンドの水素量を算出したと
ころ、図14では1×1020個/cm3 、図15では2
×1020個/cm3 であった。
【0045】また、ソース・ドレインコンタクト領域の
活性化方法はレーザー照射によりアニーリングするよう
にしてもよい。
【0046】本発明の薄膜トランジスタにおいては、
地層(基板保護膜)を凸に加工し、ステップカバレー
ジの悪い部分を、下地絶縁層に接するようにして、活性
層部分のカバレージをよくすることにより、疑似的にス
テップカバレージをよくしている。結果として、リーク
電流・特性不良が少なく、スループットが上がる。po
ly−SiTFTを効率よく作成し、それによりコスト
の低下、歩留まりの向上を可能とする。かつ、活性層側
面の酸化膜のストイキオメトリも保たれる。そして層間
絶縁膜が水素の多い膜により形成したTFTとすること
により、不純物活性化などのELA工程による酸化膜・
ゲート電極のダメージをなくし、ELA法でpoly−
SiTFTを効率よく作成し、それによりコストの低下
・歩留まりの向上を可能とする。
【0047】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。
【0048】(実施例1)本発明に係る薄膜トランジス
タの断面図(図1)を参照して述べる。本発明の薄膜ト
ランジスタの構造について説明する。透明絶縁性基板1
上に基板保護膜2が形成され、この基板保護膜上に多結
晶の高抵抗半導体膜をチャネル領域とする薄膜トランジ
スタが設けられている。基板保護膜は所定形状の膜厚領
域を有するように形成するようにしてもよい。
【0049】薄膜トランジスタは、高抵抗半導体膜から
なるチャネル領域101と、前記のチャネル領域に低抵
抗半導体膜からなるコンタクト領域であるソース領域1
02およびドレイン領域103が電気的に接し、前記チ
ャネル領域101とゲート絶縁膜104を介してゲート
電極105があり、また前記ソース領域103・ドレイ
ン領域102にそれぞれソース電極106・ドレイン電
極107が接続されており、前記ゲート電極105と、
前記ソース電極106・ドレイン電極107を絶縁する
ための層間絶縁膜108が、形成された構造からなる薄
膜トランジスタであり、前記層間絶縁膜108の膜中の
水素が存在することを特徴とする薄膜トランジスタであ
る。そして膜108中の水素濃度は、1×1020個/c
3 以上である。このような構造とすることにより、エ
キシマレーザーなどの高エネルギービーム照射によるソ
ース領域・ドレイン領域の活性化工程において、層間絶
縁膜を形成したのちに、ELA活性化を施した場合の、
層間絶縁膜のゲート電極上での剥がれを防止することが
でき、薄膜トランジスタが効率よく生産できる。
【0050】(実施例2)上記第1の実施例の薄膜トラ
ンジスタの製造方法を図2に基づいて述べる。透明絶縁
性基板1または絶縁膜がコートされた透明基板1に、ア
モルファスシリコンをプラズマCVD法によりたとえば
50nm形成する。ついで、窒素雰囲気中で450℃程
度のアニールを1時間ほど施し、アモルファスシリコン
中の水素を減少させる。次いで、XeClまたはXeF
などエキシマレーザービームなどの高いエネルギーを照
射(たとえば200〜250mJ/cm2 の照射エネル
ギーが好適である)して、多結晶シリコン201とする
(図2(a))。
【0051】多結晶シリコン膜201の形成方法として
は、LPCVD法によってもよい。また、SiH4 ・S
iF4 ・H2 の混合ガスを用いたプラズマCVD法によ
り多結晶シリコンを形成してもよい。
【0052】次に、フォトリソグフラィーにより多結晶
シリコン201をパターニングしチャネル領域201a
を形成する図2(b)。
【0053】次いで、ゲート絶縁膜202をたとえばプ
ラズマCVD法やAPCVD法によりたとえば約70〜
100nmの膜厚に形成する。
【0054】次いで、ゲート電極となるメタルをスパッ
タ法などで成膜し、それをパターニングしてゲート電極
203を形成する。その後、ゲート電極をマスクとして
セルフアライン工程により例えばイオン注入などによ
り、不純物として燐を5×1015/cm3 注入し、低抵
抗のコンタクト領域であるソース領域204、ドレイン
領域205を形成する(図2(c))。ゲート電極用金
属材料としては、アルミニウム、タングステン、モリブ
デン、タンタル、銅、チタン、などを用いるようにして
もよい、その合金および積層でもよい。
【0055】ついで、層間絶縁膜206を形成する。こ
の層間絶縁膜206の膜形成について説明する。図2
(c)まで形成された基板を、適当な洗浄を施した後、
絶縁膜形成装置において成膜する図2(d)。絶縁膜形
成装置としては、例えば図4に示したようなプラズマC
VD装置を用いるようにしてもよい。その装置での成膜
法の一例について述べる。成膜される基板は、搬入・搬
出室411にセットされ排気装置により真空に排気され
る。所望の真空度まで排気された後、予備加熱・冷却室
412に搬送する。処理時間短縮のために予備加熱・冷
却室において所望の温度(たとえば、330℃)まで加
熱した後、成膜室413に搬送される。成膜室413に
搬送後は仕切弁を閉じた後、ターボ分子ポンプ、ロータ
リーポンプなどの排気装置により所望の真空度まで排気
し、その後絶縁膜の原料となるガス(SiH4 ・N
2 O)と必要であれば、N2 ・H2 ・Heなどの稀釈ガ
スの混合ガスを成膜室に導入する。また、ヒーターによ
り基板を所望の温度に加熱する。たとえば、その温度と
しては300〜400℃程度が望ましい。成膜に必要で
あり好ましいちょうどよい圧力(たとえば0.5Tor
r) に、排気装置およびガス導入量を調整する。ガスの
圧力および流れ、および基板温度が安定した後、たとえ
ば13.56MHzのRFを導入し、プラズマを発生さ
せ原料ガスを分解、基板上に絶縁膜を形成する。SiH
4 とN2 Oの流量比としては、1から50が好ましい。
たとえば、SiH4 :5sccmに対してN2 O:20
0sccmを導入するようにしてもよい。
【0056】所望の膜厚の成膜が終わったら、RF導入
を切り、成膜室を排気装置により所望の真空度まで排気
する。ついで仕切弁を開け、基板を成膜室から、必要で
あれば予備加熱・冷却室で所望の温度まで冷却する。つ
いで、搬入搬出室に基板を搬送し、基板を取り出す。こ
のようにして、基板上に絶縁膜を形成する。
【0057】ついで、エキシマレーザーによるアニール
を施し、ソース領域・ドレイン領域の活性化を行う。こ
のようにして形成された絶縁膜ではエキシマレーザーア
ニールによる金属上の剥がれもしくは“す”の形成が認
められない。その理由は、このように形成したTFTの
層間絶縁膜の膜中の水素は、1×1020個/cm3 以上
であるためである。
【0058】最後に、コンタクトホールをパターニング
し、ついでソース領域・ドレイン電極となる金属をたと
えばスパッタ装置により形成する。金属膜としてアル
ミ、モリブデン、タンタル、タングステン、チタン、
銅、およびこれらの合金あるいは積層膜でもよい。つい
で、必要であれば、450℃アニールを施しソース領域
・ドレイン領域とそれぞれの電極金属のコンタクト抵抗
を下げる処理を施す。207はソース電極、208はド
レイン電極である。
【0059】このようにしてTFTが完成する(図2
(e))。
【0060】(実施例3)駆動回路一体型液晶表示装置 図3は駆動一体型液晶表示装置に本発明を実施した1例
を概略的に示す図である。駆動回路としてCMOSを、
画素TFTとしてnチャンネルTFTを用いた例を示
す。
【0061】透明絶縁性基板1上に、活性層となるpo
ly−SiをLPCVD法により形成する。poly−
Siの形成方法としては、a−Siから固相成長により
形成する方法もある。もしくは、a−Siをレーザーア
ニールによりpoly−Siとする方法もある。つい
で、パターニングを施し、駆動回路部・画素部の活性層
部分301a、301b、301cを形成する。
【0062】ついで補助容量の電極となる低抵抗半導体
層302を形成する。ついで、シリコン酸化膜のような
ゲート酸化膜303を形成し、その上にゲート電極とな
る膜を形成し、パターニングを施しゲート電極304
a、304b、304c、補助容量電極304dを形成
する。ゲート電極としては、Al・W・Mo・Taなど
の金属やそれらの合金またはシリサイド、もしくは不純
物をドープされたpoly−Siなどが用いられる。
【0063】ついで、たとえばレジストを用いて、CM
OSの一方のトランジスタ部となる部分を保護し、イオ
ン注入により燐(P)をたとえば5×1015個導入し、
駆動回路のn−チャンネルTFTのソース領域305
a、ドレイン領域、306a、画素TFTのソース領域
305b、ドレイン領域306bを形成する。
【0064】次に、たとえばレジストを用いて、CMO
Sの他方のトランジスタとなる部分を保護して、イオン
注入によりホウ素(B)を1×1015のドーズ量で注入
し、駆動回路のp−チャンネルTFTのソース領域30
5c、ドレイン領域306cを形成する(図3
(a))。
【0065】ついで、実施例2と同様な形成方法、例え
ばプラズマCVD法により、膜中の水素濃度が1×10
20個/cm3 以上である層間絶縁膜307を形成する
(図3(b))。
【0066】ついで、図3(c)に示したように、エキ
シマレーザーアニールなどの高エネルギービームを照射
することにより、それぞれのソース領域・ドレイン領域
の不純物の活性化を行う。
【0067】ついで、画素電極となるITOなどの透明
電極308を形成し、パターニングする(図3
(d))。
【0068】ついで、コンタクトホールをパターニング
して、それぞれのソース電極・ドレイン電極309a、
309b、309c、310a、310b、310cを
形成する。必要であればさらに保護膜を形成する(図3
(e))。
【0069】なお、本発明では、コプラナ型TFTにつ
いて説明したが、本発明の主旨を逸脱しない範囲におい
て、さまざまに変形して実施することができる。
【0070】また、画素TFTについては、リーク電流
(TFTがOFFのとき流れてしまう電流)を低くする
ためにLDD構造でもよいし、ゲート電極を複数とする
マルチゲート(ダブルゲート)TFTでもよい。また、
画素電極(ITO)とソース・ドレイン電極用金属の形
成時期は逆でもよいことは言うまでもない。
【0071】(実施例4)図5は本発明の薄膜トランジ
スタの1例について概略的に示す断面図である。透明絶
縁性基板401上に第1の基板保護膜402が形成さ
れ、この第1の基板保護膜上に所定形状、膜厚の第2の
基板保護膜403が形成されている。この第2の基板保
護膜の厚さは例えば50nm〜300nmに形成するよ
うにしてもよい。
【0072】第2の基板保護膜403の上には高抵抗の
チャネル領域404と複数の低抵抗領域であるソース・
ドレインコンタクト領域405とを有する半導体膜40
6が形成されている。すなわち第2の基板保護膜403
上にチャネル領域404、ソース・ドレインコンタクト
領域405が形成されており、これら半導体膜406は
第2の基板保護膜403の膜厚分だけ第1の基板保護膜
401表面から高い位置に形成されている。半導体膜4
06は例えばpoly−Siで形成するようにしてもよ
い。
【0073】半導体膜406の上側からこの半導体膜4
06のコンタクト領域405に開口部を有するようにゲ
ート絶縁膜407が形成され、このゲート絶縁膜407
上には半導体膜406のチャネル領域に対応する領域に
形成された所定形状のゲート電極408が形成されてい
る。
【0074】ゲート電極408の上側からゲート絶縁膜
407上に、半導体膜406のコンタクト領域405に
開口部を有するように層間絶縁膜409が形成され、層
間絶縁膜409上に半導体膜406のコンタクト領域
と、ゲート絶縁膜407及び層間絶縁膜409に形成さ
れた開口部を通じて電気的に接続するようにソース電極
410およびドレイン電極411が形成されている。こ
の薄膜トランジスタが反転駆動される場合には、これら
の電極のうち電位の高い側の電極がソース電極となり、
電位の低い側の電極がドレイン電極となる。
【0075】層間絶縁膜409は実施例1〜3で述べた
ように、膜中の水素濃度が1×1020cm-3となるよう
に形成してもよい、このことは以下の各実施例について
も同様である。
【0076】図6は図5に例示した薄膜トランジスタの
半導体膜のコンタクト領域405端部を拡大して示す断
面図である。図5に例示した本発明の薄膜トランジスタ
は、このような構造をとることにより、例えばECR−
PECVD法での成膜のように被覆性が悪い膜でゲート
絶縁膜を成膜するような場合でも、コンタクト領域端面
の被覆性を良好に保つことができる。したがってリーク
電流、絶縁破壊を低減でき特性の優れた薄膜トランジス
タとなる。
【0077】(実施例5)図7は本発明の薄膜トランジ
スタの1例について概略的に示す断面図である。図7に
例示した薄膜トランジスタは、第1の基板保護膜701
上に形成される第2の基板保護膜702の端面703を
テーパー形状に形成し、この第2の基板保護膜702が
形成する台地上に半導体膜704を形成したものであ
る。第2の基板保護膜702をこのような形状に形成す
ることにより、半導体膜704、とくにコンタクト領域
705端部はゲート絶縁膜706により良好に被覆され
る。
【0078】また、図8に示すように半導体膜801の
端面802もテーパー形状に形成して、第2の基板保護
膜803の端面804と半導体膜端面802が滑らかな
平面を形成するようにしてもよい。また、これらのテー
パー形状は、膜酸化、RIE法等で形成するようにして
もよい。
【0079】(実施例6)図9は本発明の薄膜トランジ
スタの1例について概略的に示す断面図である。図9に
例示した薄膜トランジスタは、透明絶縁性基板901上
に所定形状の膜厚領域を有する基板保護膜902が形成
され、この基板保護膜902の膜厚領域903上に高抵
抗領域と複数の低抵抗領域とを有する半導体膜904が
形成されている。すなわち基板保護膜902の膜厚領域
903上にチャネル領域905、ソース・ドレインコン
タクト領域906が形成されており、これら半導体膜9
04は基板保護膜902の膜厚領域903の膜厚分だけ
基板保護膜902表面から高い位置に形成されている。
【0080】半導体膜904の上側からこの半導体膜9
04の低抵抗領域であるコンタクト領域906に開口部
を有するようにゲート絶縁膜907が形成され、このゲ
ート絶縁膜907上には半導体膜904の高抵抗領域で
あるチャネル領域905に対応する領域に形成された所
定形状のゲート電極908が形成されている。
【0081】ゲート電極908の上側からゲート絶縁膜
907上に、半導体膜904のコンタクト領域906に
開口部を有するように層間絶縁膜909が形成され、層
間絶縁膜909上に半導体膜904のコンタクト領域9
06と、ゲート絶縁膜907及び層間絶縁膜909に形
成された開口部を通じて電気的に接続するようにソース
電極910およびドレイン電極911が形成されてい
る。
【0082】前述のように、層間絶縁膜909は実施例
1〜3で述べたように、膜中の水素濃度が1×1020
-3となるように形成してもよく、また、この薄膜トラ
ンジスタが反転駆動される場合のソース電極とドレイン
電極との関係は前述同様である。 また、図10に例示
したように、基板保護膜1001に凸部として形成され
た膜厚領域1002の端部1003をテーパー形状に形
成し、この膜厚領域1002が形成する台地上に半導体
膜1004を形成したものである。基板保護膜1001
をこのような形状に形成することにより、半導体膜10
04、とくにコンタクト領域1005端部はゲート絶縁
膜1006により良好に被覆される。
【0083】さらに、図11に例示したように半導体膜
1004のコンタクト領域1005端部もテーパー形状
に形成し、テーパー形状の基板保護膜1001の膜厚領
域1002の端面1003とともになめらかな平面を形
成するようにしてもよい。
【0084】(実施例7)図12は本発明の薄膜トラン
ジスタを備える液晶表示装置を概略的に示す断面図であ
る。
【0085】透明絶縁性基板1201上に、第1の基板
保護膜1202が形成され、この第1の基板保護膜12
02上に所定形状の第2の基板保護膜1203が形成さ
れている。そして、第2の基板保護膜1203上にはp
oly−Si半導体膜をチャネル領域1204とする薄
膜トランジスタ1205と補助容量1206及び画素電
極1207が形成されている。
【0086】補助容量1206の部分は、透明絶縁性基
板1201上に下側の補助容量電極1208が形成さ
れ、この下側の補助容量電極1208上に補助容量を形
成するゲート絶縁膜1209が形成されている。絶縁膜
1209上には上側の補助容量電極1210が形成さ
れ、この電極1210上に層間絶縁膜1211、画素電
極が1207形成されている。液晶層1208が対向電
極が形成された対向基板1209との間に挟持されてい
る。
【0087】このように、薄膜トランジスタ1205部
分とともに補助容量1206部分の下層に第2の基板保
護膜1203を形成した構造とすることにより半導体膜
のコンタクト領域端部および下側の補助容量電極端部は
良好に被覆される。
【0088】また第1の基板保護膜1202を酸化珪素
で形成し、第2の基板保護膜1203を窒化珪素で形成
するようにしてもよい。このような構造にすれば、コン
タクト領域形成時のレーザーによる不純物活性化の際に
窒化珪素膜にレーザーが直接照射されないので、窒化珪
素にクラックが発生することはない。
【0089】また、第1の基板保護膜1202を窒化珪
素と酸化珪素の積層構造とし最上位の層は酸化珪素で形
成するようにしても同様の効果が得られる。
【0090】さらに図9に例示した薄膜トランジスタ同
様に、第1の基板保護膜1202と第2の基板保護膜1
203を1体にした所定形状の膜厚領域1301を有す
る基板保護膜1302を形成するようにしてもよい。図
13はこのような構造の1例である。
【0091】この場合も基板保護膜1302を窒化珪素
と酸化珪素の積層構造とし最上位の層は酸化珪素で形成
するようにすればクラックの発生を防止できる。
【0092】また、図12、13に例示した第2の基板
保護膜の端部、基板保護膜の膜厚領域の端部をテーパー
形状に形成するようにすればより被覆性が高まる。さら
に、半導体膜のコンタクト領域端部をテーパー形状に形
成し、基板保護膜のテーパー付き端面と滑らかな平面を
形成するようにしてもよい。
【0093】図1〜13に例示した薄膜トランジスタお
よび半導体装置は前述のように液晶表示装置に用いるよ
うにしてもよいし、また例えば密着センサ、X線センサ
などに用いるようにしてもよい。
【0094】
【発明の効果】本発明の薄膜トランジスタは第2の基板
保護膜または基板保護膜の膜厚領域を有する構造によ
り、ゲート絶縁膜のステップカバレージが良好で、特性
が優れ、かつ生産性の高い薄膜トランジスタとなる。
【0095】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄膜トランジスタの1例を概略的に示
す断面図。
【図2】本発明の薄膜トランジスタの製造工程を概略的
に示す断面図。
【図3】本発明の薄膜トランジスタの製造工程を概略的
に示す断面図。
【図4】本発明による層間絶縁膜の成形装置の一例を概
略的に示す図。
【図5】本発明の薄膜トランジスタの1例を概略的に示
す断面図。
【図6】本発明の薄膜トランジスタの半導体膜端面を拡
大して示す図。
【図7】本発明の薄膜トランジスタの1例を概略的に示
す断面図。
【図8】本発明の薄膜トランジスタの1例を概略的に示
す断面図。
【図9】本発明の薄膜トランジスタの1例を概略的に示
す断面図。
【図10】本発明の薄膜トランジスタの1例を概略的に
示す断面図。
【図11】本発明の薄膜トランジスタの1例を概略的に
示す断面図。
【図12】本発明の薄膜トランジスタの液晶表示装置へ
の適用例を概略的に示す断面図。
【図13】本発明の薄膜トランジスタの液晶表示装置へ
の適用例を概略的に示す断面図。
【図14】層間絶縁膜の赤外線吸収スペクトルを示す
図。
【図15】層間絶縁膜の赤外線吸収スペクトルを示す
図。
【図16】従来技術による薄膜トランジスタの製造工程
を概略的に示す図。
【図17】不純物活性化の際のELA照射エネルギーと
シート抵抗の関係を示す図。
【図18】従来技術による薄膜トランジスタの製造工程
概略図。
【図19】従来技術による薄膜トランジスタの製造工程
概略図。
【符号の説明】
1……透明絶縁性基板、2……基板保護膜、101……
チャネル領域 102……ソース領域、103……ドレイン領域、10
4……ゲート絶縁膜 105……ゲート電極、106……ドレイン電極、10
7……ソース電極 108……層間絶縁膜、201……多結晶シリコン膜、
202……ゲート絶縁膜 203……ゲート電極、204……ソース領域、205
……ドレイン領域 206……層間絶縁膜、401……透明絶縁性基板 402……第1の基板保護膜、403……第2の基板保
護膜 404……チャネル領域、405……コンタクト領域、
406……半導体膜 407……ゲート絶縁膜、408……ゲート電極、40
9……層間絶縁膜 410……ソース電極、411……ドレイン電極、70
1……第1の基板保護膜 702……第2の基板保護膜、703……端面、704
……半導体膜 705……コンタクト領域、706……ゲート絶縁膜 901……透明絶縁性基板、902……基板保護膜、9
03……膜厚領域 904……半導体膜、905……チャネル領域、906
……コンタクト領域 907……ゲート絶縁膜、908……ゲート電極、90
9……層間絶縁膜 910……ソース電極、911……ドレイン電極

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明絶縁性基板上に形成された第1の基
    板保護膜と、 前記第1の基板保護膜上に凸状となるように形成され
    かつ端面にテーパー状端面を有する第2の基板保護膜
    と、 前記第2の基板保護膜が形成する台地上に形成されたチ
    ャネル領域とこのチャネル領域を挟んで形成されたコン
    タクト領域とを有する半導体膜と、 前記半導体膜を覆い且つ前記半導体膜のコンタクト領域
    に開口部を有するように形成されたゲート絶縁膜と、 前記ゲート絶縁膜上の前記半導体膜のチャネル領域に対
    応する領域に形成されたゲート電極と、 前記ゲート電極が形成された前記ゲート絶縁膜を覆い、
    且つ前記半導体膜のコンタクト領域に開口部を有するよ
    うに形成された層間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜上に形成され、前記開口部を通じて前記
    半導体膜のコンタクト領域に接続された複数の電極とを
    具備することを特徴とする薄膜トランジスタ。
  2. 【請求項2】 前記半導体膜の端面は前記第2の基板保
    護膜のテーパー状端面と連続した平滑な面を形成するテ
    ーパー状端面を有することを特徴とする請求項記載の
    薄膜トランジスタ。
  3. 【請求項3】 透明絶縁性基板上に形成され、かつ凸状
    膜厚領域を有する基板保護膜と、 前記基板保護膜の前記膜厚領域が形成する台地上に形成
    されたチャネル領域とこのチャネル領域を挟んで形成さ
    れたコンタクト領域とを有する半導体膜と、 前記半導体膜を覆い且つ前記半導体膜のコンタクト領域
    に開口部を有するように形成されたゲート絶縁膜と、 前記ゲート絶縁膜上の前記半導体膜のチャネル領域に対
    応する領域に形成されたゲート電極と、 前記ゲート電極が形成された前記ゲート絶縁膜を覆い、
    且つ前記半導体膜のコンタクト領域に開口部を有するよ
    うに形成された層間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜上に形成され、前記開口部を通じて前記
    半導体膜のコンタクト領域に接続された複数の電極とを
    具備し、 前記基板保護膜の膜厚領域の端面はテーパー状端面を有
    する ことを特徴とする薄膜トランジスタ。
  4. 【請求項4】 前記半導体膜の端面は前記基板保護膜の
    膜厚領域のテーパー状端面と連続した平滑な面を形成す
    るテーパー状端面を有することを特徴とする請求項
    載の薄膜トランジスタ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の薄膜トランジスタを画素
    スイッチング素子としてマトリックス状に配置したこ
    を特徴とする液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の薄膜トランジスタを画素
    スイッチング素子としてマトリックス状に配置したこ
    を特徴とする液晶表示装置。
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