JP3376579B2 - 自動車用ドアトリム - Google Patents

自動車用ドアトリム

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JP3376579B2 JP18420898A JP18420898A JP3376579B2 JP 3376579 B2 JP3376579 B2 JP 3376579B2 JP 18420898 A JP18420898 A JP 18420898A JP 18420898 A JP18420898 A JP 18420898A JP 3376579 B2 JP3376579 B2 JP 3376579B2
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洋一 山口
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Honda Motor Co Ltd
Kasai Kogyo Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
Kasai Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明はアッパベースとセ
ンタベースの間に隙間が生じないようにした自動車用ド
アトリムに関する。 【0002】 【従来の技術】従来自動車のドア内面には、内装材とし
てドアトリムが取付けられている。 【0003】このドアトリムは、従来では塩化ビニール
などの樹脂を射出成形により一体成形したものが用いら
れていたが、最近では、複数の部材を組合わせたドアト
リムが多く採用されるようになっている。 【0004】図5及び図6は複数の部材を組合わせるこ
とにより構成された従来のドアトリムを示すもので、ド
アトリムの上部を構成するアッパベースaと、ドアトリ
ムaの中間部を構成するセンタベースbよりなり、アッ
パベースaのフランジ部cをセンタベースbの凹段部d
に上方より嵌合することにより、アッパベースaとセン
タベースbの間に段差が生じないように組合わされてい
る。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来のドア
トリムでは、アッパベースaに上方より外力が加わる
と、図6の仮想線で示すようにフランジ部cが外側に開
いて、アッパベースaとセンタベースbの間に隙間が発
生し、外観が損なわれるなどの不具合があった。 【0006】この発明はかかる従来の不具合を改善する
ためになされたもので、アッパベースに外力が作用して
も、アッパベースとセンタベースの間に隙間が生じるこ
とがない自動車用ドアトリムを提供することを目的とす
るものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、本発明は、複数の部材を組合わせることによりドア
トリム本体を構成した自動車用ドアトリムにおいて、上
記ドアトリム本体のアッパベースに設けられたフランジ
部に、フランジ部より薄肉な挿入部を形成し、またセ
ンタベースには、水平面にスリットが設けられた凹段部
を形成すると共に、上記凹段部の上記スリットに上記挿
入部を挿入することにより、上記アッパベースと上記
ンタベースを接合しており、更に、上記センタベース側
の上記凹段部の垂直面に、上記フランジ部の内面を押圧
することにより、上記挿入部を上記スリットの一方の内
面に押し付けるリブを突設したものである。 【0008】上記構成により、使用中アッパベースに上
方より強い外力が作用しても、アッパベースのフランジ
部が外側へ開くのをスリットが規制するため、アッパベ
ースとセンタベースの間に隙間が生じることがない。 【0009】 【0010】また、上記構成により、挿入部とスリット
の間にガタがあっても、リブによって挿入部がスリット
の一方の内面に押し付けられるために、ガタがなくなる
と共に、アッパベースとセンタベースの表面を同一平面
にできるため、アッパベースとセンタベースの間に段差
が生じることもない。 【0011】 【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図1
ないし図4に示す図面を参照して詳述する。 【0012】図1はドアトリムの正面図、図2はドアト
リム上部の一部切欠斜視図、図3は同分解斜視図、図4
は図2のA−A線に沿う断面図である。 【0013】これら図において1はドアトリム本体で、
アッパベース2と、センタベース3及びロアベース4よ
り構成されている。 【0014】上記アッパベース2は、ドアトリム本体1
の上部を構成するもので、下面側が開口した細長いカバ
ー状となっており、塩化ビニール樹脂などを射出成形す
ることにより、一体形状に形成されている。 【0015】上記アッパベース2の上面には、エアコン
などで調整された空気が噴出する空気吹き出し口5が開
口されていると共に、下面側開口部の周辺には、フラン
ジ部2a,2bが形成されていて、長辺側のフランジ部
2aはセンタベース3の上面に隙間なく当接できるよう
になっている。 【0016】また短辺側のフランジ部2bには、肉厚を
薄くした挿入部2cが形成されていて、この挿入部2c
をセンタベース3側に形成されたスリット3aに上方よ
り挿入できるようになっている。 【0017】上記センタベース3も、塩化ビニールなど
の樹脂を射出成形することにより一体形状に形成されて
いて、ドアトリム本体1のほぼ上半分を構成するパネル
状となっており、上部側にアームレスト3cが一体に
形成され、ほぼ中間部には、スピーカを取付けるための
取付け孔6が開口されている。 【0018】一方上記センタベース3の上面は、アッパ
ベース2の下面開口部とほぼ同じ大きさの平坦面3bと
なっていて、この平坦面3bに上方よりアッパベース2
を被冠した場合に、アッパベース2の長辺側のフランジ
部2aが平坦面3bの周辺部に上方より当接して、アッ
パベース2とセンタベース3の接合部に段差が生じない
ようになっている。 【0019】またセンタベース3の両端側上部には、ア
ッパベース2の短辺側のフランジ部2bに形成された挿
入部2cが挿入されるスリット3aが形成されている。 【0020】このスリット3aは、センタベース3に形
成された凹段部3dの水平面3eに、挿入部2cと平行
するように形成されていて、このスリット3aにアッパ
ベース2の挿入部2cを挿入することにより、アッパベ
ース2の表面とセンタベース3の表面が同一平面となる
ようになっていると共に、上記凹段部3dの垂直面3f
には、水平方向にリブ3gが突設されている。 【0021】上記リブ3gは図3に示すように、手前側
が高く、かつ奥側が順次低く傾斜するクサビ状となって
いて、スリット3aに挿入部2cが挿入されたアッパベ
ース2のフランジ部2b内面を押圧することにより、ス
リット3aの一方の内面とリブ3gの間でフランジ部2
bを挟着するようになっている。 【0022】次に上記構成されたドアトリムの作用を説
明すると、ドアトリム本体1をドアの内面に取付けるに
当っては、まずセンタベース3の上部にアッパベ−ス2
を被冠取付けた後、これらセンタベ−ス3およびアッパ
ベ−ス2を共にドアの所定位置に取付けるもので、アッ
パベース2を被冠するに当って、アッパベース2の短辺
側フランジ部2bに形成された挿入部2cを、センタベ
ース3の凹段部3dに形成されたスリット3aに挿入し
て、アッパベース2を上方より強く押し付ける。 【0023】これによって図4に示すように、フランジ
部2b端面が凹段部3dの水平面3eに当接して、アッ
パベース2とセンタベース3の間に隙間が生じることが
ないと共に、使用中にアッパベース2の上面に外力が加
わっても、スリット3aの一方の内面とリブ3gの間で
フランジ部2bが挟着されているため、フランジ部2b
が外側へ開くことがなく、これによってアッパベース2
とセンタベース3の間に隙間が発生することがない。 【0024】なお上記実施の形態では、ドアトリム本体
1がアッパベース2とセンタベース3及びロアベース4
の3部材より構成されている場合について説明したが、
アッパベース2とロアベース4の2部材により構成され
たドアトリム本体1についても適用できるものである。 【0025】この場合ロアベース4に凹段部3dとスリ
ット3aを形成して、アッパベース2の挿入部2cを上
記スリット3aに挿入することにより、アッパベース2
とロアベース4の間に隙間が生じるのを防止することが
できる。 【0026】 【発明の効果】この発明は以上詳述したように、ドアト
リム本体を構成するアッパベースのフランジ部に挿入部
を、そしてセンタベースに凹段部と、この凹段部にスリ
ットを形成して、このスリットにアッパベースの上記挿
入部を挿入するようにしたことから、使用中アッパベー
スの上面に外力が作用しても、アッパベースのフランジ
部が外側へ開くのをスリットが規制するため、アッパベ
ースとセンタベースの間に隙間が生じることがない。 【0027】これによって隙間によりドアトリムの外観
が損なわれるなどの不具合を解消することができる。 【0028】またセンタベースに形成した凹段部の垂直
面にリブを突設して、このリブによりアッパベースのフ
ランジ部内面を押圧することにより、挿入部とスリット
の間にガタがあっても、リブによって挿入部がスリット
の一方の内面に押し付けられるため、ガタがなくなると
共に、アッパベースの表面とセンタベースの表面を同一
平面とすることができ、これによってアッパベースとセ
ンタベースの間に段差が生じることがないので、ドアト
リムの外観がさらによくなるなどの効果もある。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の実施の形態になる自動車用ドアトリ
ムの正面図である。 【図2】この発明の実施の形態になる自動車用ドアトリ
ム上部の一部切欠斜視図である。 【図3】この発明の実施の形態になる自動車用ドアトリ
ム上部の分解斜視図である。 【図4】図2のA−A線に沿う断面図である。 【図5】従来の自動車用ドアトリムの分解斜視図であ
る。 【図6】従来の自動車用ドアトリムの断面図である。 【符号の説明】 1 ドアトリム本体 2 アッパベース 2a,2b フランジ部 2c 挿入部 3 センタベース 3a スリット 3b 平坦面 3c アームレスト部 3d 凹段部 3e 水平面 3f 垂直面 3g リブ 4 ロアベース 5 空気吹き出し口 6 スピーカ取付け孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−200053(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/00 B60R 13/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数の部材を組合わせることによりドア
    トリム本体を構成した自動車用ドアトリムにおいて、上
    記ドアトリム本体のアッパベースに設けられたフランジ
    部に、フランジ部より薄肉な挿入部を形成し、またセ
    ンタベースには、水平面にスリットが設けられた凹段部
    を形成すると共に、上記凹段部の上記スリットに上記挿
    入部を挿入することにより、上記アッパベースと上記
    ンタベースを接合しており、更に、上記センタベース側
    の上記凹段部の垂直面に、上記フランジ部の内面を押圧
    することにより、上記挿入部を上記スリットの一方の内
    面に押し付けるリブを突設したことを特徴とする自動車
    用ドアトリム。
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