JP3376341B2 - エレベータカーの振動低減装置 - Google Patents
エレベータカーの振動低減装置Info
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- JP3376341B2 JP3376341B2 JP2000065743A JP2000065743A JP3376341B2 JP 3376341 B2 JP3376341 B2 JP 3376341B2 JP 2000065743 A JP2000065743 A JP 2000065743A JP 2000065743 A JP2000065743 A JP 2000065743A JP 3376341 B2 JP3376341 B2 JP 3376341B2
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- JP
- Japan
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- car
- dielectric fluid
- counterweight
- symbol
- elevator
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B7/00—Other common features of elevators
- B66B7/06—Arrangements of ropes or cables
- B66B7/08—Arrangements of ropes or cables for connection to the cars or cages, e.g. couplings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B5/00—Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
- B66B5/28—Buffer-stops for cars, cages, or skips
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B1/00—Control systems of elevators in general
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
- Elevator Control (AREA)
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータに係る
もので、詳しくは、ビルの昇降路内で乗客若しくは荷物
を運搬するエレベータカーの振動を低減し得るエレベー
タカーの振動低減装置に関するものである。
もので、詳しくは、ビルの昇降路内で乗客若しくは荷物
を運搬するエレベータカーの振動を低減し得るエレベー
タカーの振動低減装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般のエレベータにおいては、図4 に示
したように、乗客または荷物が搭乗又は搭載され、下方
側に防振ゴム8 が付着されるカー1 と、ビル内に形成さ
れた昇降路（hoist ）2 の上部側に設置され、前記カー
1 が前記昇降路2 内で昇降駆動できるように駆動力を発
生する駆動装置3 と、前記カー1 の対応側に設置され
て、該カー1 の重量均衡を維持するカウンタウエイト
（counter weight ）4 と、前記駆動装置3 の駆動力に
より前記カー1 とカウンタウエイト4 とを連結するメイ
ンロープ（main rope）5 と、を備えて構成されてい
た。
したように、乗客または荷物が搭乗又は搭載され、下方
側に防振ゴム8 が付着されるカー1 と、ビル内に形成さ
れた昇降路（hoist ）2 の上部側に設置され、前記カー
1 が前記昇降路2 内で昇降駆動できるように駆動力を発
生する駆動装置3 と、前記カー1 の対応側に設置され
て、該カー1 の重量均衡を維持するカウンタウエイト
（counter weight ）4 と、前記駆動装置3 の駆動力に
より前記カー1 とカウンタウエイト4 とを連結するメイ
ンロープ（main rope）5 と、を備えて構成されてい
た。
【０００３】ここで、前記メインロープ5 は、前記駆動
装置3 に設置された巻上シーブ（lifting sheave ）6
と、該巻上シーブ6 とは所定距離離隔されて前記カウン
タウエイト4 の上方側に設置されるプーリ7 と、に巻回
されて、前記駆動装置3 の駆動力による前記巻上シーブ
6 の正、逆回転により前記メインロープ5 を巻いたり若
しくは解いたりして、前記カー1 を前記昇降路2 上で昇
降駆動させるようになっている。
装置3 に設置された巻上シーブ（lifting sheave ）6
と、該巻上シーブ6 とは所定距離離隔されて前記カウン
タウエイト4 の上方側に設置されるプーリ7 と、に巻回
されて、前記駆動装置3 の駆動力による前記巻上シーブ
6 の正、逆回転により前記メインロープ5 を巻いたり若
しくは解いたりして、前記カー1 を前記昇降路2 上で昇
降駆動させるようになっている。
【０００４】一方、前記カー1 及びカウンタウエイト4
の各上部には、前記メインロープ5の端部側に一体に具
備されたシンボルロード9 がそれぞれ連結され、このよ
うな従来のシンボルロード連結構造においては、図5 に
示したように、前記カー1 及びカウンタウエイト4 の上
部側の前記クロスヘッド11には挿入孔11a が穿孔形成さ
れ、該挿入孔11a を介して外周縁にネジ線9aの形成され
たシンボルロード9 が挿入され、該挿入されるシンボル
ロード9 側にはスプリング12が設置され、該スプリング
12は前記シンボルロード9 が貫通される上、下部スプリ
ング安着台13a、13b 間に設置され、前記下部スプリン
グ安着台13b の外方側にネジ10が結合されて、前記カー
1 及びカウンタウエイト4 に連結固定されていた。
の各上部には、前記メインロープ5の端部側に一体に具
備されたシンボルロード9 がそれぞれ連結され、このよ
うな従来のシンボルロード連結構造においては、図5 に
示したように、前記カー1 及びカウンタウエイト4 の上
部側の前記クロスヘッド11には挿入孔11a が穿孔形成さ
れ、該挿入孔11a を介して外周縁にネジ線9aの形成され
たシンボルロード9 が挿入され、該挿入されるシンボル
ロード9 側にはスプリング12が設置され、該スプリング
12は前記シンボルロード9 が貫通される上、下部スプリ
ング安着台13a、13b 間に設置され、前記下部スプリン
グ安着台13b の外方側にネジ10が結合されて、前記カー
1 及びカウンタウエイト4 に連結固定されていた。
【０００５】このように構成された従来のエレベータ
は、操作者の運転指令に応じて制御盤（未図示）を制御
すると、駆動装置3 が駆動してエレベータカーが上、下
降されるが、このとき、メインロープ5 により前記エレ
ベータカー1 と連結されたカウンタウエイト4 も、前記
エレベータカー１の重量均衡を維持しながら相対的に
上、下降駆動される。
は、操作者の運転指令に応じて制御盤（未図示）を制御
すると、駆動装置3 が駆動してエレベータカーが上、下
降されるが、このとき、メインロープ5 により前記エレ
ベータカー1 と連結されたカウンタウエイト4 も、前記
エレベータカー１の重量均衡を維持しながら相対的に
上、下降駆動される。
【０００６】ここで、前記メインロープ5 により前記カ
ー1 が走行するとき、該カー1 が上方側に移動すると、
該カー1 側の前記メインロープ5 の長さは短くなって前
記カウンタウエイト4 側の前記メインロープ5 の長さは
長くなり、一方、前記カー1が下方側に移動すると、そ
の反対の状況になるが、前記メインロープ5 は弾性体で
あるため、長さが長くなると剛性が小さくなって、前記
巻上シーブ6 を中心にしたときに、前記カー1 が上方側
に位置するときは上、下振動するモードのノード点が前
記カウンタウエイト4 の近くに存在し、反対に、前記カ
ー1 が下方側に位置するときは、上、下振動するモード
のノード点が該カー1 の近くに存在するようになり、結
果的に、加振力が前記巻上シーブ6 を介して伝達される
とき、上層及び下層で前記カー1 の上、下振動モードが
発生する。
ー1 が走行するとき、該カー1 が上方側に移動すると、
該カー1 側の前記メインロープ5 の長さは短くなって前
記カウンタウエイト4 側の前記メインロープ5 の長さは
長くなり、一方、前記カー1が下方側に移動すると、そ
の反対の状況になるが、前記メインロープ5 は弾性体で
あるため、長さが長くなると剛性が小さくなって、前記
巻上シーブ6 を中心にしたときに、前記カー1 が上方側
に位置するときは上、下振動するモードのノード点が前
記カウンタウエイト4 の近くに存在し、反対に、前記カ
ー1 が下方側に位置するときは、上、下振動するモード
のノード点が該カー1 の近くに存在するようになり、結
果的に、加振力が前記巻上シーブ6 を介して伝達される
とき、上層及び下層で前記カー1 の上、下振動モードが
発生する。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】然るに、このような従
来エレベータにおいては、ロープを伝わって降りる振動
はカーの下方部に設置された防振ゴムを通過しながら低
減されるが、防振ゴムの特性上、高周波成分のみを低減
することが可能であるため、カー全体の上、下振動に対
する防止装置は具備されてないという不都合な点があっ
た。
来エレベータにおいては、ロープを伝わって降りる振動
はカーの下方部に設置された防振ゴムを通過しながら低
減されるが、防振ゴムの特性上、高周波成分のみを低減
することが可能であるため、カー全体の上、下振動に対
する防止装置は具備されてないという不都合な点があっ
た。
【０００８】特に、カー全体が上、下振動する周波数
は、人間の感じる縦振動の敏感帯域である低周波領域に
あるため、エレベータ走行中、上、下振動により乗客に
不快感を与えるという不都合な点があった。本発明は、
このような従来の課題に鑑みてなされたもので、エレベ
ータの走行中、カーの振動を除去して乗車感を向上し得
るエレベータカーの振動低減装置を提供することを目的
とする。
は、人間の感じる縦振動の敏感帯域である低周波領域に
あるため、エレベータ走行中、上、下振動により乗客に
不快感を与えるという不都合な点があった。本発明は、
このような従来の課題に鑑みてなされたもので、エレベ
ータの走行中、カーの振動を除去して乗車感を向上し得
るエレベータカーの振動低減装置を提供することを目的
とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明に係るエレベータカーの振動低減装置に
おいては、エレベータカー及びカウンタウエイトの各ク
ロスヘッドを介してそれぞれ挿入固定されるシンボルロ
ードと、それら挿入されるシンボルロード側に設置され
るスプリングと、前記クロスヘッドとスプリング間に設
置される電気誘電性流体と、前記カーの位置を感知する
駆動調節部と、該駆動調節部から得た前記カーの位置情
報に従って前記電気誘電性流体側に供給される電源量を
調節するシンボルロード調節部と、該シンボルロード調
節部により量が調節された電源を前記電気誘電流体側に
直接供給する電源供給部と、を備えて構成されている。
るため、本発明に係るエレベータカーの振動低減装置に
おいては、エレベータカー及びカウンタウエイトの各ク
ロスヘッドを介してそれぞれ挿入固定されるシンボルロ
ードと、それら挿入されるシンボルロード側に設置され
るスプリングと、前記クロスヘッドとスプリング間に設
置される電気誘電性流体と、前記カーの位置を感知する
駆動調節部と、該駆動調節部から得た前記カーの位置情
報に従って前記電気誘電性流体側に供給される電源量を
調節するシンボルロード調節部と、該シンボルロード調
節部により量が調節された電源を前記電気誘電流体側に
直接供給する電源供給部と、を備えて構成されている。
【００１０】ここで、前記電気誘電流体は、ゴムチュー
ブ内の上、下部側に電源を供給する電極をそれぞれ備
え、それらの間に誘電流体が充填されて構成されてい
る。
ブ内の上、下部側に電源を供給する電極をそれぞれ備
え、それらの間に誘電流体が充填されて構成されてい
る。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に対
し、図面を用いて説明する。本発明に係るエレベータカ
ーの振動低減装置が適用されたエレベータにおいては、
図１に示したように、乗客または荷物が搭乗又は搭載さ
れ、下方側に防振ゴム8 が付着されるカー1 と、ビル内
に形成された昇降路2 の上部側に設置され、前記カー1
が前記昇降路2 内で昇降駆動できるように駆動力を発生
する駆動装置3 と、前記カー1 の対応側に設置されて、
該カー1 の重量均衡を維持するカウンタウエイト（coun
ter weight ）4 と、前記駆動装置3 の駆動力により前
記カー1 とカウンタウエイト4 とを連結するメインロー
プ（main rope）5 と、該メインロープ5 の両方端部に
一体に具備され、前記カー1 及びカウンタウエイト4 の
上部側にそれぞれ固定されるシンボルロード9 と、前記
カー1 の位置を検出する駆動調節部300 と、前記シンボ
ルロード9 側に設置され、前記駆動調節部300 から得た
前記カー1 の位置情報によって後述する電気誘電性流体
200 側に供給される電源量を調節するシンボルロード調
節部310 と、該シンボルロード調節部310から供給され
た電源供給量の信号によって、前記電気誘電性流体200
側に電源を供給する電源供給部320 と、を備えて構成さ
れている。
し、図面を用いて説明する。本発明に係るエレベータカ
ーの振動低減装置が適用されたエレベータにおいては、
図１に示したように、乗客または荷物が搭乗又は搭載さ
れ、下方側に防振ゴム8 が付着されるカー1 と、ビル内
に形成された昇降路2 の上部側に設置され、前記カー1
が前記昇降路2 内で昇降駆動できるように駆動力を発生
する駆動装置3 と、前記カー1 の対応側に設置されて、
該カー1 の重量均衡を維持するカウンタウエイト（coun
ter weight ）4 と、前記駆動装置3 の駆動力により前
記カー1 とカウンタウエイト4 とを連結するメインロー
プ（main rope）5 と、該メインロープ5 の両方端部に
一体に具備され、前記カー1 及びカウンタウエイト4 の
上部側にそれぞれ固定されるシンボルロード9 と、前記
カー1 の位置を検出する駆動調節部300 と、前記シンボ
ルロード9 側に設置され、前記駆動調節部300 から得た
前記カー1 の位置情報によって後述する電気誘電性流体
200 側に供給される電源量を調節するシンボルロード調
節部310 と、該シンボルロード調節部310から供給され
た電源供給量の信号によって、前記電気誘電性流体200
側に電源を供給する電源供給部320 と、を備えて構成さ
れている。
【００１２】ここで、前記メインロープ5 は、前記駆動
装置3 に設置された巻上シーブ（lifting sheave ）6
と、該巻状シーブ6 とは所定距離離隔されて前記カウン
タウエイト4 の上方側に設置されるプーリ7 と、に巻回
されて、前記駆動装置3 の駆動力による前記巻上シーブ
6 の正、逆回転により前記メインロープ5 を巻いたり若
しくは解いたりして、前記カー1 を前記昇降路2 上で昇
降駆動させるようになっている。
装置3 に設置された巻上シーブ（lifting sheave ）6
と、該巻状シーブ6 とは所定距離離隔されて前記カウン
タウエイト4 の上方側に設置されるプーリ7 と、に巻回
されて、前記駆動装置3 の駆動力による前記巻上シーブ
6 の正、逆回転により前記メインロープ5 を巻いたり若
しくは解いたりして、前記カー1 を前記昇降路2 上で昇
降駆動させるようになっている。
【００１３】一方、前記カー1 及びカウンタウエイト4
の各上方側には、前記メインロープ5 の端部側に一体に
具備されたシンボルロード9 がそれぞれ連結され、この
ような本発明に係るシンボルロード連結構造において
は、図2 に示したように、前記カー1 及びカウンタウエ
イト4 のクロスヘッド11には挿入孔11a が穿孔形成さ
れ、該挿入孔11a を介して外周縁にネジ線9aの形成され
たシンボルロード9 が挿入され、該挿入されるシンボル
ロード9 側にはスプリング12が設置され、該スプリング
12は前記シンボルロード9 が貫通される上、下部スプリ
ング安着台13a 、13b 間に設置され、前記下部スプリン
グ安着台13b の外方側にネジ10が結合されて、前記カー
1 及びカウンタウエイト4 に連結固定されている。
の各上方側には、前記メインロープ5 の端部側に一体に
具備されたシンボルロード9 がそれぞれ連結され、この
ような本発明に係るシンボルロード連結構造において
は、図2 に示したように、前記カー1 及びカウンタウエ
イト4 のクロスヘッド11には挿入孔11a が穿孔形成さ
れ、該挿入孔11a を介して外周縁にネジ線9aの形成され
たシンボルロード9 が挿入され、該挿入されるシンボル
ロード9 側にはスプリング12が設置され、該スプリング
12は前記シンボルロード9 が貫通される上、下部スプリ
ング安着台13a 、13b 間に設置され、前記下部スプリン
グ安着台13b の外方側にネジ10が結合されて、前記カー
1 及びカウンタウエイト4 に連結固定されている。
【００１４】且つ、前記クロスヘッド11の下面及び前記
上部スプリング安着台13a の上面には、前記シンボルロ
ード9 が貫通される上、下部プレート100a、100bが所定
空間を有してそれぞれ設置され、それら上、下部プレー
ト100a、100b間には前記シンボルロード9 を中心に左右
側に電気誘電性流体（dielectric fluid ）200 がそれ
ぞれ設置される。
上部スプリング安着台13a の上面には、前記シンボルロ
ード9 が貫通される上、下部プレート100a、100bが所定
空間を有してそれぞれ設置され、それら上、下部プレー
ト100a、100b間には前記シンボルロード9 を中心に左右
側に電気誘電性流体（dielectric fluid ）200 がそれ
ぞれ設置される。
【００１５】ここで、前記電気誘電性流体200 は、ゴム
チューブ210 の内部上、下部側に電源の供給を受ける電
極220 がそれぞれ具備され、それら電極220 間に誘電性
流体230 を充填して形成されている。以下、このように
構成された本発明に係るエレベータの振動低減装置を有
するエレベータの動作に対して説明する。
チューブ210 の内部上、下部側に電源の供給を受ける電
極220 がそれぞれ具備され、それら電極220 間に誘電性
流体230 を充填して形成されている。以下、このように
構成された本発明に係るエレベータの振動低減装置を有
するエレベータの動作に対して説明する。
【００１６】先ず、操作者の運転指令に応じて制御盤
（未図示）を制御すると、駆動装置3が駆動してエレベ
ータカー1 が上、下降されるが、このとき、メインロー
プ5 によりエレベータカー1 と連結されたカウンタウエ
イト4 も前記エレベータカー1の重量均衡を維持しなが
ら相対的に上、下降駆動される。このように前記カー1
が上、下降駆動するとき、駆動調節部300 からの前記カ
ー1 の位置情報によって、シンボルロード調節部310 は
前記カー1 及びカウンタウエイト4 側の電気誘電性流体
200 に加える電源量を調節するが、このとき、前記電気
誘電性流体200 の電極220 に供給される電源量によっ
て、前記電気誘電性流体200 の剛性が変化する。
（未図示）を制御すると、駆動装置3が駆動してエレベ
ータカー1 が上、下降されるが、このとき、メインロー
プ5 によりエレベータカー1 と連結されたカウンタウエ
イト4 も前記エレベータカー1の重量均衡を維持しなが
ら相対的に上、下降駆動される。このように前記カー1
が上、下降駆動するとき、駆動調節部300 からの前記カ
ー1 の位置情報によって、シンボルロード調節部310 は
前記カー1 及びカウンタウエイト4 側の電気誘電性流体
200 に加える電源量を調節するが、このとき、前記電気
誘電性流体200 の電極220 に供給される電源量によっ
て、前記電気誘電性流体200 の剛性が変化する。
【００１７】従って、前記カー1 の位置によって前記電
気誘電性流体200 の剛性を調節することにより、前記カ
ー1 の位置に拘わらず、前記メインロープ5 及びカー1
による上、下振動モードのノード点を常に巻上シーブ6
に位置させて、上、下振動モードによる前記カー1 の振
動を防止することができる。例えば、前記カー1 が上層
部に位置するときは、前記カウンタウエイト4 側の前記
電気誘電性流体200 の剛性を増加させて、前記カウンタ
ウエイト4 側の前記シンボルロード9 のスプリング9 の
剛性を増加させると共に、前記カー1 側の前記電気誘電
性流体200 の剛性を減少させて、前記カー1 側の前記シ
ンボルロード9 のスプリング12の剛性を減少させること
により、前記カー1 の上、下振動モードのノード点を前
記巻上シーブ6 に移動させることができる。
気誘電性流体200 の剛性を調節することにより、前記カ
ー1 の位置に拘わらず、前記メインロープ5 及びカー1
による上、下振動モードのノード点を常に巻上シーブ6
に位置させて、上、下振動モードによる前記カー1 の振
動を防止することができる。例えば、前記カー1 が上層
部に位置するときは、前記カウンタウエイト4 側の前記
電気誘電性流体200 の剛性を増加させて、前記カウンタ
ウエイト4 側の前記シンボルロード9 のスプリング9 の
剛性を増加させると共に、前記カー1 側の前記電気誘電
性流体200 の剛性を減少させて、前記カー1 側の前記シ
ンボルロード9 のスプリング12の剛性を減少させること
により、前記カー1 の上、下振動モードのノード点を前
記巻上シーブ6 に移動させることができる。
【００１８】反対に、前記カー1 が下層部に位置すると
きは、前記カウンタウエイト4 側の前記電気誘電性流体
200 の剛性を減少させて、前記カウンタウエイト4 側の
前記シンボルロード9 のスプリング9 の剛性を減少させ
ると共に、前記カー1 側の前記電気誘電性流体200 の剛
性を増加させて、前記カー1 側の前記シンボルロード9
のスプリング12の剛性を増加させることにより、前記カ
ー1 の上、下振動モードのノード点を前記巻上シーブ6
に移動させることができる。
きは、前記カウンタウエイト4 側の前記電気誘電性流体
200 の剛性を減少させて、前記カウンタウエイト4 側の
前記シンボルロード9 のスプリング9 の剛性を減少させ
ると共に、前記カー1 側の前記電気誘電性流体200 の剛
性を増加させて、前記カー1 側の前記シンボルロード9
のスプリング12の剛性を増加させることにより、前記カ
ー1 の上、下振動モードのノード点を前記巻上シーブ6
に移動させることができる。
【００１９】なお、巻上シーブ6 の加振力によるカー1
の加速度を比較したシミュレーション結果を見ると、図
3 に示したように、従来のエレベータで発生する振動の
結果と、本発明に係る振動低減装置を利用して、カー1
の位置によってシンボルロード9 のスプリング12常数を
調整したときに発生する振動の結果と、を比較すると、
本発明のスプリングの振動が著しく減少し、よって、カ
ー1 の振動も減少することが分かる。
の加速度を比較したシミュレーション結果を見ると、図
3 に示したように、従来のエレベータで発生する振動の
結果と、本発明に係る振動低減装置を利用して、カー1
の位置によってシンボルロード9 のスプリング12常数を
調整したときに発生する振動の結果と、を比較すると、
本発明のスプリングの振動が著しく減少し、よって、カ
ー1 の振動も減少することが分かる。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るエレ
ベータの振動低減装置においては、スプリングが弾力設
置されたシンボルロードの連結部分に電源供給量によっ
て変化する電気誘電性流体を設置して、カーの振動を防
止して、乗客の乗車感を向上し得るという効果がある。
ベータの振動低減装置においては、スプリングが弾力設
置されたシンボルロードの連結部分に電源供給量によっ
て変化する電気誘電性流体を設置して、カーの振動を防
止して、乗客の乗車感を向上し得るという効果がある。
【図１】本発明に係るエレベータを示した概略構成図で
ある。
ある。
【図２】図1 のシンボルロード連結構造を示した断面図
である。
である。
【図３】巻上シーブの加振力によるカーの速度を比較し
たシミュレーション結果を示したグラフである。
たシミュレーション結果を示したグラフである。
【図４】従来のエレベータを示した概略構成図である。
【図５】図4 のシンボルロード連結構造を示した断面図
である。
である。
1 …エレベータカー
2 …昇降路
3 …駆動装置
4 …カウンタウエイト
5 …メインロープ
6 …巻上シーブ
7 …プーリ
8 …防振ゴム
9 …シンボルロード
10…ボルト
11…クロスヘッド
11a …クロスヘッド貫通孔
12…スプリング
13a 、13b …上下部スプリング安着台
100a、100b…上下部プレート
200 …電気誘電性流体
210 …ゴムチューブ
220 …電極
230 …誘電性流体
300 …駆動調節部
310 …シンボルロード調節部
320 …電源供給部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平３−120188（ＪＰ，Ａ)
特開 平９−240930（ＪＰ，Ａ)
特開 平10−67476（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−3790（ＪＰ，Ａ)
特開 平８−21478（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B66B 1/06
B66B 7/08
Claims (2)
- 【請求項１】 外周縁にネジ溝の形成されたシンボルロ
ードをエレベータカー及びカウンタウエイトの各クロス
ヘッドにそれぞれ挿入させ、それら挿入させたシンボル
ロードにはスプリングを設置すると共にボルトで締結し
て、メインロープに前記カー及びカウンタウエイトを連
結することにおいて、 前記クロスヘッドとスプリング間に設置される電気誘電
流体と、 前記カーの位置を感知する駆動調節部と、 該駆動調節部から得た前記カーの位置情報に従って前記
電気誘電流体側に供給される電源量を調節するシンボル
ロード調節部と、 該シンボルロード調節部により量が調節された電源を前
記電気誘電流体側に直接供給する電源供給部と、を備え
て構成されることを特徴とするエレベータカーの振動低
減装置。 - 【請求項２】 前記電気誘電流体は、ゴムチューブ内の
上、下部側にそれぞれ電極を備え、それら間に誘電流体
を充填して形成されることを特徴とする請求項1 記載の
エレベータカーの振動低減装置。
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